JPH11247435A - 挟持具 - Google Patents

挟持具

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JPH11247435A
JPH11247435A JP6778798A JP6778798A JPH11247435A JP H11247435 A JPH11247435 A JP H11247435A JP 6778798 A JP6778798 A JP 6778798A JP 6778798 A JP6778798 A JP 6778798A JP H11247435 A JPH11247435 A JP H11247435A
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JP
Japan
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cam member
holding
holding pieces
tip
operation rod
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Pending
Application number
JP6778798A
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English (en)
Inventor
Michiaki Kondou
理昭 近藤
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CHUO BUILD INDUSTRY CO Ltd
Original Assignee
CHUO BUILD INDUSTRY CO Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性に優れるとともに作業が簡単に行え、
且つ高所での使用に際しても地上においてその作業を行
なえる安全性に優れたものを提供する。 【解決手段】 一対の挟持片3を基部材2に所定間隔を
以って対向状態に軸支し、各挟持片は先端が拡開方向に
付勢され、挟持片間の下部にはカム部材4を配置し、カ
ム部材の周面は挟持片の後端付近の内側に当接され、カ
ム部材が回動時に挟持片の後端を拡開してこの挟持片の
先端を付勢に抗して閉じさせるように構成する。また、
カム部材4は、カム部材に設けた嵌合受け部9に操作棒
の先端に設けた嵌合部13を嵌合させて操作棒10を回
動することにより回動させるように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は挟持具、詳しくは建
設現場等においてコンクリ−ト床を構築するときに仮設
の二つの基礎部材を挟持して動かないように固定するた
めの挟持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二つの部材を挟持して動かないよ
うに固定する挟持具としては、例えばしゃこ万力のよう
な形状及び構造を有するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような
形状及び構造を有する挟持具にあっては、ハンドルを回
転させて挟持部間の幅を広げたり狭めたりして調整する
構造のものであるから、その操作が面倒であるととも
に、作業の能率も低下する。また、この挟持具を高所で
使用するときには脚立等のような足場を用いてその上に
乗って作業を行なわなければならないために危険性が伴
う等の問題点があった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、特に、操作
性に優れるとともに作業を簡単に行なうことができるの
に加え、高所での使用に際しても地上においてその作業
を行なうことができる安全性に優れるとともに便利な挟
持具を提案することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る挟持具は、一対の挟持片を
基部材に所定間隔を以って対向状態に軸支するととも
に、前記各挟持片は先端が拡開方向に付勢され、この挟
持片間の下部にはカム部材を配置し、且つこのカム部材
の周面は前記挟持片の後端付近の内側に当接されてお
り、前記カム部材が回動時に挟持片の後端を拡開してこ
の挟持片の先端を付勢に抗して閉じさせるように構成し
たことを特徴とする。
【0006】前記カム部材は、カム部材に設けた嵌合受
け部に操作棒の先端に設けた嵌合部を嵌合させて前記操
作棒を回動することによって回動させるように形成した
ものであってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実地
の形態の一例について説明する。
【0008】図1において、符号1は本発明に係る挟持
具を示し、この挟持具1は金属製の基部材2と、この基
部材2に軸支される金属製の一対の挟持片3と、金属製
のカム部材4とによって主に構成されている。
【0009】基部材2は矩形状を有する平担部2aと、
この平担部2aの長手両側に上方に向かって垂直に設け
られた側部2bとによって形成されるとともに、この各
側部2bの前後部の下方には先端が外方に向かって開い
ている拡開片2cが連続して設けられている。また、前
記各側部2bの上部中央には突片2dが連続して設けら
れている。さらに、前記平担部2aの中央にはリベット
軸用の軸孔5が穿設されている。
【0010】次に、一対の挟持片3は平面視チャンネル
状を有するとともに、上部の一側には対向するように挟
持爪3aが、中央より稍下方の一側には対向するように
軸承部3bがそれぞれ突設されている。そして、前記軸
承部3bには軸孔7が穿設されている。
【0011】カム部材4は平面視略S字状を有するとと
もに、その中央部にはリベット軸用の軸孔8が穿設され
ている。また、この軸孔8の周囲の前記カム部材4には
所定間隔を以って四つの矩形状を有する貫通孔9(嵌合
受け部)が穿設されている。なお、前記貫通孔9は必ず
しも四つに限定されるものではなく、少なくとも二つ穿
設されていればよい。
【0012】操作棒10の先端には金属製で円形の板状
部材11が溶着されるとともに、この板状部材11の周
囲にはカム部材4に設けられている四つの貫通孔9に嵌
合される四つの切り起こし片13(嵌合部)が形成され
ている。また、前記板状部材11の上面中央部には位置
決め凸部14が設けられている。そして、前記操作棒1
0を回転させることによってカム部材4を回動させるこ
とができる。
【0013】次に、一対の挟持片3は基部材2の平担部
2aの長手両側に上方に向かって垂直に設けられた側部
2b間の前後部の略中央に軸支されている。すなわち、
各側部2bの前後部の略中央に穿設された軸孔16に前
記側部2b間に配された一対の挟持片3の軸承部3bに
設けせけられた軸孔7を対応させ、この軸孔7、16に
軸部材17が抜脱不可能に挿入されている。
【0014】この場合、一対の挟持片3の挟持爪3aは
互いに向き合っている状態にあり、また、前記各挟持片
3の先端は軸部材17に巻装され、且つその一端18a
が挟持片3の上部裏側に当接し、他端18bが基部材2
の平担部2aに当接されている捩りコイルバネ18の弾
発力によって拡開方向に常に付勢されている。また、前
記各挟持片3の後端付近の内側は後述するカム部材4の
周囲に当接されている。
【0015】カム部材4は基部材2の平担部2aの底部
に軸支されている。すなわち、前記平担部2aの底部に
座金20を配置するとともに、この座金20の底部にカ
ム部材4が配置されている。そして、前記平担部2aの
底部に設けた軸孔5と座金20に設けた軸孔21とカム
部材4に設けた軸孔8とを対応させ、この軸孔5、8、
21にリベット軸23が抜脱不可能に挿入され、且つこ
のリベット軸23の先端は前記カム部材4に設けた軸孔
8から突出されるとともに外側にカシメられている。
【0016】リベット軸23の先端には凹部25が形成
されるとともに、この凹部25は操作棒10の先端に溶
着された板状部材11の上面中央部に設けた位置決め凸
部14と対応している。
【0017】挟持具1は上述のように構成されているの
で、その使用にあたっては、図3に示すように建設現場
においてコンクリ−ト床を構築するときの一つの例につ
いて説明する。
【0018】すなわち、仮設する多数の基礎部材30を
ジャッキサポ−ト(図示せず)を介して水平を維持させ
ながら並設させるとともに、前記基礎部材30の上部に
は合板31を敷設する。そして、この状態で前記合板3
1の上にコンクリ−ト32を打設することによって床を
構築することができる。このときに、隣接する基礎部材
30間の当接面30aから打設したコンクリ−ト32が
漏れるのを防ぐために前記基礎部材30同志の下部を挟
持具1によって挟持する。
【0019】挟持具1は操作棒10の先端に設けた板状
部材11の四つの切り起こし片13をカム部材4に設け
られている四つの貫通孔9に嵌合させた後、前記操作棒
10を回転させることによってカム部材4を回動させ、
このカム部材4の回動によって前記挟持具1の一対の挟
持片3の後端がおされて軸部材17を支点に拡開するの
と相俟ってこの挟持片3の先端が付勢に抗して閉じ、隣
接する基礎部材30同志の下部を挟持させることができ
る。
【0020】コンクリ−ト床を構築後は挟持具1を基礎
部材30から取り外すとともに、この基礎部材30を支
持しているジャッキサポ−ト(図示せず)を緩めて前記
基礎部材30を解体すればよい。
【0021】上述のように挟持具1によれば、隣接する
基礎部材30同士を挟持具1によって挟持することで前
記基礎部材30同士の当接面30aから打設したコンク
リ−ト32が漏れるのを確実に防ぐことができる。
【0022】また、挟持具1の一対の挟持片3は操作棒
10によって開いたり閉じたりさせることができるの
で、前記挟持具1を高所において使用するに際しても地
上においてその作業を行なうことができるので安全性に
も優れている。
【0023】さらに、操作棒10の上部に設けた板状部
材11の上面中央部には位置決め凸部14が設けられて
いるので、この凸部14をリベット軸23の先端の凹部
25に嵌合するだけで、前記板状部材11の四つの切り
起こし片13とカム部材4に所定間隔を以って設けた四
つの矩形状を有する貫通孔9との位置決めが簡単にでき
て嵌合を容易にすることができる。
【0024】
【発明の効果】前記構成のように、請求項1の発明によ
れば、カム部材を回動させるだけの簡単な操作によって
前記カム部材の周面が当接されている一対の挟持片の後
端を拡開するのと相俟って前記挟持片の拡開されている
先端を付勢に抗して確実に閉じることができる。
【0025】また、請求項2の発明によれば、カム部材
の回動は、このカム部材に設けた嵌合受け部に操作棒の
先端に設けた嵌合部を嵌合させた後、前記操作棒を回動
することで前記カム部材を回動させるように形成したも
のであるから、挟持具を高所において使用する場合に、
地上においてその作業を行なうことができるので安全性
に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る挟持具の一部破断した状態の正面
【図2】前記挟持具の底面図
【図3】前記挟持具の使用状態を示す説明図
【符号の説明】
1 挟持具 2 基部材 3 挟持片 4 カム部材 10 操作棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の挟持片を基部材に所定間隔を以っ
    て対向状態に軸支するとともに、前記各挟持片は先端が
    拡開方向に付勢され、この挟持片間の下部にはカム部材
    を配置し、且つこのカム部材の周面は前記挟持片の後端
    付近の内側に当接されており、前記カム部材が回動時に
    挟持片の後端を拡開してこの挟持片の先端を付勢に抗し
    て閉じさせるように構成したことを特徴とする挟持具。
  2. 【請求項2】 前記カム部材は、カム部材に設けた嵌合
    受け部に操作棒の先端に設けた嵌合部を嵌合させて前記
    操作棒を回動することによって回動させるように形成し
    たことを特徴とする前記請求項1記載の挟持具。
JP6778798A 1998-03-03 1998-03-03 挟持具 Pending JPH11247435A (ja)

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JP6778798A JPH11247435A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 挟持具

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JP6778798A JPH11247435A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 挟持具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200447082Y1 (ko) 2009-09-09 2009-12-23 윤병주 거푸집 데스크빔 고정장치
CN107355074A (zh) * 2017-08-09 2017-11-17 中国水利水电第十四工程局有限公司 一种用于模板工程的夹爪式支撑
CN114809598A (zh) * 2022-03-02 2022-07-29 晟通科技集团有限公司 模板固定装置及楼面支撑结构

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