JPH11246373A - 除毛剤 - Google Patents
除毛剤Info
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- JPH11246373A JPH11246373A JP7342198A JP7342198A JPH11246373A JP H11246373 A JPH11246373 A JP H11246373A JP 7342198 A JP7342198 A JP 7342198A JP 7342198 A JP7342198 A JP 7342198A JP H11246373 A JPH11246373 A JP H11246373A
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- hair
- depilatory
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Abstract
合しても経日による変色がなく、除毛効果が損なわれな
い除毛剤を提供する。 【解決手段】 チオール化合物とアスコルビン酸、アス
コルビン酸塩及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる一
種又は二種以上とを配合する。
Description
つ、除毛効果に優れた除毛剤に関するものである。
として、チオグリコール酸又はチオグリコール酸塩等の
除毛薬剤を配合したクリームタイプやエアゾールフォー
ムタイプの除毛製品が提供されている。
合した除毛製品にあっては、除毛効果を高めるためにp
Hを高めに調製するのが一般的であるが、高いpH領域
でチオグリコール酸等のチオール化合物の還元剤を配合
した製剤は保存状態により経日で黄色や褐色に変色し、
著しい場合には除毛効果を損ねるという問題点があっ
た。
オール化合物の還元剤を配合しても経日で変色せず、除
毛効果も損なわれない除毛剤を提供することを技術的課
題として、その具現化をはかるべく研究、実験を重ねた
結果、チオール化合物とアスコルビン酸、アスコルビン
酸塩及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる一種又は二
種以上とを配合すれば、従来以上の除毛効果が得られ、
黄色や褐色への変色や除毛効果の低下が生じないという
刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したもので
ある。
通りの本発明によって解決できる。即ち、本発明に係る
除毛剤は、チオール化合物とアスコルビン酸、アスコル
ビン酸塩及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる一種又
は二種以上とを配合してなるものである。
スコルビン酸、アスコルビン酸塩又はアスコルビン酸誘
導体の配合量を0.01〜5重量%としたものである。
いて、pHを9.5 〜12.5の範囲としたものである。
おいて、チオール化合物として、チオグリコール酸又は
チオグリコール酸塩を採用したものである。
リコール酸、チオ乳酸、システイン、システアミン等や
これらの無機又は有機塩を用いればよいが、特に、チオ
グリコール酸及びチオグリコール酸塩が好ましい。
二種以上を任意に選択して用いてもよい。なお、チオー
ル化合物の配合量は一般的使用量である8重量%以下で
ある。
スコルビン酸誘導体の配合量は0.01〜5重量%が好まし
く、0.01重量%未満では安定性が充分に得られず、5重
量%を越える量では、基剤のpHが低下することにより
体毛の膨潤が充分でなくなり、除毛効果が妨げられるの
で、好ましくない。なお、アスコルビン酸はL体、D体
のいずれでもよく、L体とD体との混合物であってもよ
い。
H9.5 未満では充分な除毛効果が得られず、pH12.5を
越える値では、安定性が得られにくい。
状、ジェル状或いは泡状等、いずれの形態であってもよ
く、調製に当たって、除毛剤の形態に必要な成分を配合
すればよい。また、除毛剤又は皮膚外用剤で一般に使用
される他の成分を適宜配合してよく、例えば、流動パラ
フィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール
等の高級アルコール、ツバキ油、オリーブ油、大豆油等
の植物油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル等の非イオン性界面活性
剤、亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸
カルシウム等の還元剤、プロピレングリコール、グリセ
リン、尿素等の保湿剤、着色剤、香料等から選ばれる一
種または二種以上を任意に配合すればよい。なお、これ
らは、本発明の効果を損なわない質的、量的条件下で配
合されることは当然である。
に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではないことはいうまでもない。なお、表中、成
分単位は重量%であり、「適量」及び「残量」は常法に
より調製される一般的範囲の量を示す。
POE(20) ステアリルエーテル及びL−アスコルビン酸
(実施例14においてはL−アスコルビン酸ナトリウ
ム、実施例15においてはアスコルビン酸パルミテート
エステル)を加熱し、均一に混合して混合液1を得た。
次に、約70℃の温水にチオグリコール酸カルシウム(実
施例3においてはチオグリコール酸)を溶解し、この溶
解液に予め精製水に溶解した水酸化ナトリウム、ワセリ
ン、香料及び色素を加えて攪拌混合して混合液2を得
た。混合液1に混合液2を加えて乳化させた後、冷却し
てクリーム状除毛剤を得た。なお、各配合量は表1〜表
4に示す。
日安定性(変色)試験は、調製した製剤を50mlの透明ガ
ラス容器に入れ、−5〜50℃の恒温漕に1ヶ月間保存し
た後、外観を評価した。なお、エアゾール泡状のものに
ついては、噴射剤を除いた原液として評価した。表中、
「経日安定性(変色)」評価基準「◎」は外観及び製剤
の色調が調製直後と比べて変化しなかったことを示し、
「○」は外観及び製剤の色調が調製直後と比べてほぼ変
化しなかったことを示し、「△」は外観及び製剤の色調
(淡黄色)が調製直後と比べて若干、濃い色に変化した
ことを示し、「×」は外観及び製剤の色調(淡黄色)が
調製直後と比べて著しく、濃い色に変化したことを示
す。
を50mlの透明ガラス容器に入れ、50℃の恒温漕に1ヶ月
間保存した後、還元量をヨウ素滴定法を用いてチオグリ
コール酸として定量した。表中、「経日安定性(薬
剤)」評価基準「○」は還元剤量が調製直後の値に対し
て95%以上であったことを示し、「△」は還元剤量が調
製直後の値に対して90〜94%であったことを示し、
「×」は還元剤量が調製直後の値に対して89%以下であ
ったことを示す。
部に使用して使用後の腕の除毛状態を視覚的に比較し
た。表中、「除毛効果」評価基準「◎」はきれいに除毛
されていると答えた人が18人以上であったことを示し、
「○」はきれいに除毛されていると答えた人が14〜17人
であったことを示し、「△」はきれいに除毛されている
と答えた人が8〜13人であったことを示し、「×」はき
れいに除毛されていると答えた人が7人以下であったこ
とを示す。
足いく結果が得られ、特に、実施例1〜8,14,15
においては、より満足いく結果が得られた。
せず、実施例1〜15と同様の方法によりクリーム状除
毛剤を得た。なお、各配合量は表5に示す。
なかった。
1〜15と同様の方法により調製して乳液状除毛剤を得
た。
剤量の低下がなく、安定性に優れ、除毛効果に優れたも
のであった。
1〜15と同様の方法により調製してエアゾール泡状除
毛剤を得た。
変色や薬剤量の低下がなく、安定性に優れ、除毛効果に
優れたものであった。
実施例1〜15と同様の方法により調製して除毛剤を得
た。
同様の効果が得られた。
スコルビン酸、アスコルビン酸塩又はアスコルビン酸誘
導体を配合するようにしたので、黄色や褐色への変色や
除毛効果の低下が生じない安定性に優れた除毛剤を提供
することができる。
いといえる。
Claims (4)
- 【請求項1】 チオール化合物とアスコルビン酸、アス
コルビン酸塩及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる一
種又は二種以上とを配合してなる除毛剤。 - 【請求項2】 アスコルビン酸、アスコルビン酸塩又は
アスコルビン酸誘導体の配合量が0.01〜5重量%である
請求項1記載の除毛剤。 - 【請求項3】 pHが9.5 〜12.5である請求項1又は2
記載の除毛剤。 - 【請求項4】 チオール化合物がチオグリコール酸又は
チオグリコール酸塩である請求項1乃至3のいずれかに
記載の除毛剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7342198A JPH11246373A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 除毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7342198A JPH11246373A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 除毛剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11246373A true JPH11246373A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13517752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7342198A Pending JPH11246373A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 除毛剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11246373A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024366A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Suzuki Yushi Kogyo Kk | 洗浄剤 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP7342198A patent/JPH11246373A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024366A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Suzuki Yushi Kogyo Kk | 洗浄剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031216 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031224 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040219 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040323 |