JPH11245620A - タイヤ - Google Patents
タイヤInfo
- Publication number
- JPH11245620A JPH11245620A JP10053047A JP5304798A JPH11245620A JP H11245620 A JPH11245620 A JP H11245620A JP 10053047 A JP10053047 A JP 10053047A JP 5304798 A JP5304798 A JP 5304798A JP H11245620 A JPH11245620 A JP H11245620A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread layer
- tire
- layer
- tread
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】溝の減り具合が特別な器具等を使わずに一目で
解かるタイヤを提供すること。 【解決手段】ビードワイヤと、カーカス層と、スチール
ベルトと、トレッド層とから成るタイヤにおいて、前記
トレッド層を少なくとも3層構造とし、且つそれぞれの
層に異なった色を付けたことにある。
解かるタイヤを提供すること。 【解決手段】ビードワイヤと、カーカス層と、スチール
ベルトと、トレッド層とから成るタイヤにおいて、前記
トレッド層を少なくとも3層構造とし、且つそれぞれの
層に異なった色を付けたことにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の移動体
のタイヤに関するものである。
のタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、自動二輪車、自転車等の移動体
では、エンジン等からの動力を地面に伝えて移動体を円
滑に進ませるために、タイヤは必要不可欠なものであ
る。一般的に、タイヤは、ゴム練り工程、トレッド押出
し工程、コード工程、圧延工程、カレンダー工程、裁断
工程、ビード工程、タイヤ成型工程、加硫工程、検査工
程の各工程を経て完成する。
では、エンジン等からの動力を地面に伝えて移動体を円
滑に進ませるために、タイヤは必要不可欠なものであ
る。一般的に、タイヤは、ゴム練り工程、トレッド押出
し工程、コード工程、圧延工程、カレンダー工程、裁断
工程、ビード工程、タイヤ成型工程、加硫工程、検査工
程の各工程を経て完成する。
【0003】図2は、以上の工程を経て完成した従来の
タイヤの一部断面図である。タイヤは、第一トレッド層
11、第二トレッド層12、スチールベルト13、ナイ
ロン層14、カーカス層15、ビードフィラー16、ビ
ードワイヤ17とから構成されている。第一トレッド層
11の表面には溝が設けられており、この面が地面と接
触する。そして一般に、この溝のパターンはタイヤの使
用される環境に応じた最適のパターンが設けられる。
タイヤの一部断面図である。タイヤは、第一トレッド層
11、第二トレッド層12、スチールベルト13、ナイ
ロン層14、カーカス層15、ビードフィラー16、ビ
ードワイヤ17とから構成されている。第一トレッド層
11の表面には溝が設けられており、この面が地面と接
触する。そして一般に、この溝のパターンはタイヤの使
用される環境に応じた最適のパターンが設けられる。
【0004】図3は、タイヤの使用状況、つまり溝の減
り具合を判別するために設けられているプラットホーム
18の説明図である。図2と同じ方向から見ており、タ
イヤの第一トレッド層11の一部断面図でもある。タイ
ヤの側面の円周方向には、このプラットホーム18の存
在する位置を示す印が付けられており、使用者は素早く
プラットホーム18を見つけることができる。図3の上
図は新品時であり、タイヤを使用してから溝の深さが半
分になった時の様子を図3の下図に示す。使用者は、こ
のプラットホーム18の溝の深さ、および第一トレッド
層11の溝の深さを調べることで、どのくらいタイヤを
使用したか判断することができる。
り具合を判別するために設けられているプラットホーム
18の説明図である。図2と同じ方向から見ており、タ
イヤの第一トレッド層11の一部断面図でもある。タイ
ヤの側面の円周方向には、このプラットホーム18の存
在する位置を示す印が付けられており、使用者は素早く
プラットホーム18を見つけることができる。図3の上
図は新品時であり、タイヤを使用してから溝の深さが半
分になった時の様子を図3の下図に示す。使用者は、こ
のプラットホーム18の溝の深さ、および第一トレッド
層11の溝の深さを調べることで、どのくらいタイヤを
使用したか判断することができる。
【0005】タイヤの溝の深さは、タイヤ溝ゲージを用
いても知ることができる。使用者はタイヤ溝ゲージを第
一トレッド層11の溝に当てて溝の深さを測定すること
により、使用状況を判断することができる。
いても知ることができる。使用者はタイヤ溝ゲージを第
一トレッド層11の溝に当てて溝の深さを測定すること
により、使用状況を判断することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のタイヤには以下
の問題点があった。
の問題点があった。
【0007】(1)タイヤの溝の減り具合が一目で解ら
ないため、タイヤ溝が無くなっている状態に気づかずに
移動体を運行し、事故に至る場合が多い。事故に至らな
くても車検時あるいは定期点検時に、業者から交換を勧
告されることがある。
ないため、タイヤ溝が無くなっている状態に気づかずに
移動体を運行し、事故に至る場合が多い。事故に至らな
くても車検時あるいは定期点検時に、業者から交換を勧
告されることがある。
【0008】(2)タイヤ溝ゲージを用いて溝の減り具
合を判断する方法は、少なくともタイヤ溝ゲージを購入
する必要があり費用が掛かる。さらに、測定することが
日常の運行時には面倒である。
合を判断する方法は、少なくともタイヤ溝ゲージを購入
する必要があり費用が掛かる。さらに、測定することが
日常の運行時には面倒である。
【0009】(3)移動体のトーイン、キャンバ、キャ
スタが狂うと、タイヤの内側が著しく減る場合がある
が、従来のタイヤではそのような状況を発見するのが容
易ではなく、時には移動体の運行に異常を来たすまで知
ることができない。従って、非常に危険である。
スタが狂うと、タイヤの内側が著しく減る場合がある
が、従来のタイヤではそのような状況を発見するのが容
易ではなく、時には移動体の運行に異常を来たすまで知
ることができない。従って、非常に危険である。
【0010】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、溝の減り具合が特別な器具等を使わず
に一目で解かり、移動体の運行を安全に行なうことがで
きるタイヤを提供することにある。
の欠点を解消し、溝の減り具合が特別な器具等を使わず
に一目で解かり、移動体の運行を安全に行なうことがで
きるタイヤを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、ビードワイヤと、カーカス層と、スチール
ベルトと、トレッド層とから成るタイヤにおいて、前記
トレッド層を少なくとも3層構造とした。
現するため、ビードワイヤと、カーカス層と、スチール
ベルトと、トレッド層とから成るタイヤにおいて、前記
トレッド層を少なくとも3層構造とした。
【0012】そして、前記の3層から成るトレッド層に
は、それぞれ異なった色を付けた。
は、それぞれ異なった色を付けた。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のタイヤの一実施
例を示した一部断面図である。タイヤは、第一トレッド
層1、第二トレッド層2、第三トレッド層3、スチール
ベルト4、ナイロン層5、カーカス層6、ビードフィラ
ー7、ビードワイヤ8とから構成されている。第一トレ
ッド層1の表面には溝が設けられており、この面が地面
と接触する。そして一般に、この溝のパターンはタイヤ
の使用される環境に応じた最適のパターンが設けられ
る。
例を示した一部断面図である。タイヤは、第一トレッド
層1、第二トレッド層2、第三トレッド層3、スチール
ベルト4、ナイロン層5、カーカス層6、ビードフィラ
ー7、ビードワイヤ8とから構成されている。第一トレ
ッド層1の表面には溝が設けられており、この面が地面
と接触する。そして一般に、この溝のパターンはタイヤ
の使用される環境に応じた最適のパターンが設けられ
る。
【0014】第一トレッド層1と第二トレッド層2の厚
さはおおよそ同じであり、タイヤ溝の深さは第一トレッ
ド層1と第二トレッド層2とを合わせた寸法になってい
る。そして、第一トレッド層1と第二トレッド層2と第
三トレッド層3とには、それぞれ異なる色が付けられて
おり、第二トレッド層2の色がタイヤの表面に現れた時
に、溝の深さが新品時の半分になったことを素早く理解
することができる。本実施例では、第一トレッド層1は
黒色、第二トレッド層2は茶色、第三トレッド層3は赤
色とした。なお、着色はゴム練り工程で着色剤を添加す
る等、様々な方法があり、適宜選択することができる。
さはおおよそ同じであり、タイヤ溝の深さは第一トレッ
ド層1と第二トレッド層2とを合わせた寸法になってい
る。そして、第一トレッド層1と第二トレッド層2と第
三トレッド層3とには、それぞれ異なる色が付けられて
おり、第二トレッド層2の色がタイヤの表面に現れた時
に、溝の深さが新品時の半分になったことを素早く理解
することができる。本実施例では、第一トレッド層1は
黒色、第二トレッド層2は茶色、第三トレッド層3は赤
色とした。なお、着色はゴム練り工程で着色剤を添加す
る等、様々な方法があり、適宜選択することができる。
【0015】また、タイヤの表面全体に亘って、第二ト
レッド層2の色の出現状況を調べることで、タイヤが一
様に減っているのか、あるいは一部が偏って減っている
のかも一目で素早く理解することができる。さらに、タ
イヤの内側が異常に減った場合には、タイヤの内側に第
三トレッド層3の色が出現するので、この色を見つける
ことで異常な状態にあることを理解することができる。
レッド層2の色の出現状況を調べることで、タイヤが一
様に減っているのか、あるいは一部が偏って減っている
のかも一目で素早く理解することができる。さらに、タ
イヤの内側が異常に減った場合には、タイヤの内側に第
三トレッド層3の色が出現するので、この色を見つける
ことで異常な状態にあることを理解することができる。
【0016】なお、トレッド層が3層構造の場合につい
て説明したが、さらにトレッド層を4層構造にして各層
の色を違えることで、タイヤの減り具合をより細かく知
ることができる。
て説明したが、さらにトレッド層を4層構造にして各層
の色を違えることで、タイヤの減り具合をより細かく知
ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のタイヤは、トレッド層を多層構
造にして、各層に異なる色を付けたことにより、タイヤ
の溝の減り具合を一目で知ることができ、移動体等の運
行を安全に行なうことができる。
造にして、各層に異なる色を付けたことにより、タイヤ
の溝の減り具合を一目で知ることができ、移動体等の運
行を安全に行なうことができる。
【図1】本発明のタイヤの一実施例を示した一部断面図
である。
である。
【図2】従来のタイヤの一部断面図である。
【図3】従来のタイヤに係わり、プラットホームの説明
図である。
図である。
1、11 第一トレッド層 2、12 第二トレッド層 3 第三トレッド層 4、13スチールベルト 5、14 ナイロン層 6、15 カーカス層 7、16 ビードフィラー 8、17 ビードワイヤ 18 プラットホーム
Claims (2)
- 【請求項1】ビードワイヤと、カーカス層と、スチール
ベルトと、トレッド層とから成るタイヤにおいて、前記
トレッド層が少なくとも3層から成ることを特徴とする
タイヤ。 - 【請求項2】3層から成るトレッド層は、それぞれの層
が異なった色を有していることを特徴とする請求項1記
載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10053047A JPH11245620A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10053047A JPH11245620A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11245620A true JPH11245620A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12931964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10053047A Pending JPH11245620A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11245620A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002019416A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 重荷重用空気入りスタッドレスタイヤ |
ES2204227A1 (es) * | 2001-04-23 | 2004-04-16 | Jose Novella Del Toro | Perfeccionamientos en la fabricacion de ruedas con seguridad integral para vehiculos. |
US7291237B2 (en) | 2005-03-24 | 2007-11-06 | O'brien John Michael | Method of making tire having wear indicators |
EP1902868A1 (en) * | 2006-09-21 | 2008-03-26 | Po-Han Chen | Tire tread with colored inserts for indicating tread wear |
CN102616088A (zh) * | 2011-01-27 | 2012-08-01 | 建大工业股份有限公司 | 防穿刺外胎及其制造方法以及防穿刺轮胎、轮式车辆 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP10053047A patent/JPH11245620A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002019416A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 重荷重用空気入りスタッドレスタイヤ |
ES2204227A1 (es) * | 2001-04-23 | 2004-04-16 | Jose Novella Del Toro | Perfeccionamientos en la fabricacion de ruedas con seguridad integral para vehiculos. |
US7291237B2 (en) | 2005-03-24 | 2007-11-06 | O'brien John Michael | Method of making tire having wear indicators |
EP1902868A1 (en) * | 2006-09-21 | 2008-03-26 | Po-Han Chen | Tire tread with colored inserts for indicating tread wear |
CN102616088A (zh) * | 2011-01-27 | 2012-08-01 | 建大工业股份有限公司 | 防穿刺外胎及其制造方法以及防穿刺轮胎、轮式车辆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3156256B1 (en) | Pneumatic tire | |
EP3845396B1 (en) | Pneumatic tire | |
US20150336428A1 (en) | Pneumatic Tire | |
CN104768776B (zh) | 轮胎 | |
US20160137009A1 (en) | Pneumatic Tire | |
EP2803505A1 (en) | Heavy duty pneumatic tire | |
JPH11245620A (ja) | タイヤ | |
EP3885167B1 (en) | Tire | |
JP6350131B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその劣化判定方法 | |
EP1584493A4 (en) | PNEUMATIC | |
JP2007076529A (ja) | タイヤ | |
JP2005193758A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4070308B2 (ja) | トレッド・パターンから延長して延びる溝がサイドウオールの表面に形成された空気入りタイヤ | |
US6487900B1 (en) | Method of tire bead flange profiling | |
JP3869051B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤの製造方法 | |
JP2008213660A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7306954B2 (ja) | 試験用タイヤ製作方法、及びトレッド除去形状設定方法 | |
JP7522338B2 (ja) | タイヤおよびタイヤ状態監視システム | |
JP5098797B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH1095052A (ja) | タイヤの製造方法及びタイヤ | |
JP2023080490A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
JPH0624210A (ja) | 重荷重用バイアスタイヤ | |
JPH0671771B2 (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
JP3051456B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤの更生方法 | |
JPH05229317A (ja) | 空気入り安全ラジアルタイヤ |