JPH11245279A - 共押出用tダイ - Google Patents

共押出用tダイ

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Publication number
JPH11245279A
JPH11245279A JP10050262A JP5026298A JPH11245279A JP H11245279 A JPH11245279 A JP H11245279A JP 10050262 A JP10050262 A JP 10050262A JP 5026298 A JP5026298 A JP 5026298A JP H11245279 A JPH11245279 A JP H11245279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
manifold
molten
film
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10050262A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Shimizu
明 清水
Hiroyuki Osanai
浩之 小山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Modern Ltd
Original Assignee
Modern Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Modern Machinery Co Ltd filed Critical Modern Machinery Co Ltd
Priority to JP10050262A priority Critical patent/JPH11245279A/ja
Publication of JPH11245279A publication Critical patent/JPH11245279A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共押出多層樹脂フィルム,シート等を製造す
る共押出用Tダイを提供する。 【解決手段】 共押出多層樹脂フィルムを製造する共押
出用Tダイであって、多層フィルムを形成する複数(本
実施の形態では3種類)の溶融樹脂A,B,Cを導入す
る導入通路12A,12B,12Cを有してなるダイ本
体13と、該ダイ本体13内に形成されたマニホールド
14の直前の上流部に配置され、上記複数の導入通路1
2A,12B,12Cと各々連通する断面形状が矩形の
流路15A,15B,15Cを有する合流ユニット16
とを備えてなり、溶融樹脂A,B,Cを導入通路12
A,12B,12Cに導入すると共に、上記合流ユニッ
ト16で合流させ、直ちにマニホールド14に流入させ
てフィルム状に所要の幅に広げた後、リップ17から多
層溶融フィルム或いはシートとして押し出すようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共押出多層樹脂フィ
ルム,シート等を製造する共押出用Tダイに関する。
【0002】
【従来の技術】Tダイの共押出積層方法として、従来よ
り種々のものが提案されている。図5,図6に従来のフ
ィードブロック方式の装置の一例を示す。図5及び図6
に示すように、従来の装置は、複数の溶融樹脂A,B,
Cを合流積層させる第1本体01及び第2本体02並び
にこれらを固定保持するクランプ03からなるフィード
ブロック04と、当該フィードブロック04に隣接して
結合してなり上記合流積層した溶融樹脂A,B,Cを目
的の寸法に広げて押し出すTダイ05とが独立して構成
されている。溶融樹脂A,B,Cはフィードブロックの
第1本体01に形成された溶融樹脂導入路06A,06
B,06Cから流入して合流積層され、流路07を通っ
て、隣接して結合されたTダイ05の溶融樹脂導入路0
8に流入し、さらにマニホールド09で所要の幅に広げ
られ、リップ010から多層溶融フィルム或いはシート
として押し出される。
【0003】図7に従来のマルチマニホールド方式のT
ダイの一例を示す。図7に示すように、従来のマルチマ
ニホールド方式のTダイ020は、複数の溶融樹脂A,
B,Cを流入させる溶融樹脂導入路021A,021
B,021Cを有しており、該溶融樹脂導入路021
A,021B,021Cから溶融樹脂A,B,Cは各々
流入し、各マニホールド022A,022B,022C
で所要の幅に広げられた後、合流積層され、リップ02
3から多層溶融フィルム或いはシートとして押し出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィー
ドブロック方式の押出し装置で多層フィルム,シート等
を成形する場合、フィードブロックの合流部とTダイの
マニホールド09までの流路距離が長いため、積層した
溶融樹脂が上記流路を通過する間に各層の厚さプロファ
イルの不良や、境界層の流れの乱れによる製品の外観不
良が発生する、という問題がある。この不良の解決は困
難であり、各層の均一した多層フィルム押出し装置の出
現が望まれている。
【0005】また、上記マルチマニホールド方式のTダ
イでは装置が大がかりとなると共に、合流部品の交換は
困難であり、層数を三層以上とすることは現実的ではな
かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の共押出用Tダイは、共押出多層樹脂フィルムを製造
する共押出用Tダイであって、多層を形成する複数の溶
融樹脂をマニホールドの直前の上流部に配置した複数の
流路を設けた合流ユニットに導入し、マニホールドに流
入する直前で各溶融樹脂を合流させることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0008】図1及び図2に本実施の形態の共押出用T
ダイを示す。これらの図面に示すように、本実施の形態
の共押出用Tダイ11は、共押出多層樹脂フィルムを製
造する共押出用Tダイであって、多層フィルムを形成す
る複数(本実施の形態では3種類)の溶融樹脂A,B,
Cを導入する導入通路12A,12B,12Cを有して
なるダイ本体13と、該ダイ本体13内に形成されたマ
ニホールド14の直前の上流部に配置され、上記複数の
導入通路12A,12B,12Cと各々連通する断面形
状が矩形の流路15A,15B,15Cを有する合流ユ
ニット16とを備えてなり、溶融樹脂A,B,Cを導入
通路12A,12B,12Cに導入すると共に、上記合
流ユニット16で合流させ、直ちにマニホールド14に
流入させてフィルム状に所要の幅に広げた後、リップ1
7から多層溶融フィルム或いはシートとして押し出すよ
うにしたものである。
【0009】本実施の形態にかかるTダイ11は、上記
ダイ本体13の上部に上部ブロック18が分配プレート
19を介して設けられており、該上部ブロック18内及
び分配プレート19内には、上記ダイ本体13内に形成
された導入通路12A,12B,12Cと連通する樹脂
流入路20A,20B,20C、樹脂流入路21A,2
1B,21Cが各々形成されている。
【0010】また、図3に示すように、上記上部ブロッ
ク18内の樹脂流入路20A,20B,20Cより流入
した樹脂A,B,Cは分配プレート19に導かれ、ここ
で上記分配プレート19内に形成された通路21A,2
1B,21Cにより、上記ダイ本体13内に形成された
導入通路12A,12B,12Cの幅まで拡げるように
しており、その後、所定幅dの導入通路12A,12
B,12Cを通って、合流ユニット16に導かれてい
る。
【0011】この合流ユニット16は、図4に示すよう
に、スライドプレート22に形成された凹部23内に挿
通自在としている。該合流ユニット16の内部には、分
解可能な仕切り部材16a,16bにより区分けされた
断面形状が矩形の流路15A,15B,15Cが形成さ
れており、上記ダイ本体13内に形成された導入通路1
2A,12B,12Cと連通する上記スライドプレート
22に形成された断面形状が矩形の通路23A,23
B,23Cから流入した樹脂A,B,Cを、該流路15
A,15B,15Cに導入している。
【0012】また、上記合流ユニット16の下面は、マ
ニホールド14の上面と略同一高さとなっている。そし
て、該流路15A,15B,15Cから流出された後に
は直ちに層状に合流され、マニホールド14内で所要の
幅に拡げられた後、リップ17から多層溶融フィルムを
押し出すようにしている。
【0013】生産する多層プラスチックフィルム,シー
ト等の製品が変わる場合には、ダイ本体13からスライ
ドプレート22を引き出し、合流ユニット16に挿入さ
れる仕切り板を製品の条件に合わせた形状のものに交換
し、再度ダイ本体13にスイライドプレート22を組み
込むようにすればよい。
【0014】本実施の形態では、図3に示すように分配
プレート19に形成された樹脂流入路21A,21B,
21Cの順に樹脂A,B,Cが積層されるが、樹脂流入
通路の導入形態を適宜変更することで、樹脂の積層順序
を変更することができる。
【0015】上記構成の共押出用Tダイ11によれば、
多層プラスチックフィルム,シート等を形成する複数の
溶融樹脂がマニホールドの直前まで合流せずに、それぞ
れ独立して導入され、マニホールドに流入する箇所で溶
融樹脂を合流積層させるため、合流積層後マニホールド
に至る距離が零となり、合流後に生じる各層の厚さプロ
ファイルの不良や境界層の流れの乱れを著しく向上する
ことができる。また、従来Tダイに隣接した結合してい
たフィードブロックを省くことができるので、省スペー
ス化でき、装置の製作費用の低廉を図ることができる。
さらに、Tダイに組み込まれた合流ユニットを引き出し
て、Tダイ自体を分解することなく、容易に抜き差しで
きるため、合流ユニットを引き出して、交換可能な構造
を有した仕切り板を任意の形状の別の仕切り板に交換す
ることで、各仕切り板間に形成された溶融樹脂流路のギ
ャップや形状を変えることができるので、従来のフィー
ドブロック方式やマルチマニホールド方式の共押出積層
方式よりも良品質の共押出多層プラスチックフィルム,
シート等を経済的に製造することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】(第1実施例)図1及び図2に本実施の形
態の共押出用Tダイを用い、リップ17開口長さ100
0mmと、従来の図5及び図6に示すフィードブロック
方式のTダイを使用し、LLDPE(直鎖状低密度ポリ
エチレン),LDPE(低密度ポリエチレン),EVA
(エチレン・酢酸ビニル共重合体)の3種類の樹脂で多
層フィルムを成形した。 その結果を下記「表1」に示
す。
【0018】
【表1】
【0019】(第2実施例)図1及び図2に本実施の形
態の共押出用Tダイを用い、リップ17開口長さ100
0mmと、従来の図5及び図6に示すフィードブロック
方式のTダイを使用し、LLDPE,接着樹脂,EVO
H(エチレン・ビニルアルコール共重合体),接着樹
脂,LDPEの5種類の樹脂で多層フィルムを成形し
た。その結果を下記「表2」に示す。
【0020】
【表2】
【0021】第1及び第2実施例の結果より、全厚の厚
み精度には変化がないものの、各層の厚み精度には顕著
な差があることが判明し、本発明のTダイによれば、各
層の精度の高いフィルムを製造することができることを
確認した。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の共押出
用Tダイによれば、多層プラスチックフィルム,シート
等を形成する複数の溶融樹脂がマニホールドの直前まで
合流せずに、それぞれ独立して導入され、マニホールド
に流入する箇所で溶融樹脂を合流積層させるため、合流
積層後マニホールドに至る距離が零となり、合流後に生
じる各層の厚さプロファイルの不良や境界層の流れの乱
れを著しく向上することができる。
【0023】また、従来Tダイに隣接した結合していた
フィードブロックを省くことができるので、省スペース
化でき、装置の製作費用の低廉を図ることができる。
【0024】さらに、Tダイに組み込まれた合流ユニッ
トを引き出して、Tダイ自体を分解することなく、容易
に抜き差しできるため、合流ユニットを引き出して、交
換可能な構造を有した仕切り板を任意の形状の別の仕切
り板に交換することで、各仕切り板間に形成された溶融
樹脂流路のギャップや形状を変えることができるので、
従来のフィードブロック方式やマルチマニホールド方式
の共押出積層方式よりも良品質の共押出多層プラスチッ
クフィルム,シート等を経済的に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する共押出用Tダイの概略断面図で
ある。
【図2】本発明に関する共押出用Tダイの要部概略断面
図である。
【図3】本発明に関する分配プレートの平面図である。
【図4】本発明に関するスライドプレート及び合流ユニ
ットの斜視図である。
【図5】従来技術に関するフィードブロック方式のTダ
イの概略図である。
【図6】従来技術に関するフィードブロック方式のTダ
イの概略図である。
【図7】従来技術に関するマルチマニホールド方式のT
ダイの概略図である。
【符号の説明】
11 共押出用Tダイ 12A,12B,12C 導入通路 13 ダイ本体 14 マニホールド 15A,15B,15C 流路 16 合流ユニット 17 リップ 18 上部ブロック 19 分配プレート 20A,20B,20C 樹脂流入路 21A,21B,21C 樹脂流入路 22 スライドプレート 23 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共押出多層樹脂フィルムを製造する共押
    出用Tダイであって、 多層を形成する複数の溶融樹脂をマニホールドの直前の
    上流部に配置した複数の流路を設けた合流ユニットに導
    入し、マニホールドに流入する直前で各溶融樹脂を合流
    させることを特徴とする共押出用Tダイ。
JP10050262A 1998-03-03 1998-03-03 共押出用tダイ Withdrawn JPH11245279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10050262A JPH11245279A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 共押出用tダイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10050262A JPH11245279A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 共押出用tダイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11245279A true JPH11245279A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12854072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10050262A Withdrawn JPH11245279A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 共押出用tダイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11245279A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101013510B1 (ko) * 2008-12-02 2011-02-10 구승회 단섬유를 함유하는 고무시트 및 그 압출장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20050510