JPH11244222A - 内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造 - Google Patents

内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造

Info

Publication number
JPH11244222A
JPH11244222A JP10066015A JP6601598A JPH11244222A JP H11244222 A JPH11244222 A JP H11244222A JP 10066015 A JP10066015 A JP 10066015A JP 6601598 A JP6601598 A JP 6601598A JP H11244222 A JPH11244222 A JP H11244222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal end
fluid
ejection nozzle
fluid ejection
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10066015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4182560B2 (ja
Inventor
Shuji Komi
修二 小見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP06601598A priority Critical patent/JP4182560B2/ja
Publication of JPH11244222A publication Critical patent/JPH11244222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4182560B2 publication Critical patent/JP4182560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端構成部の外皮層で覆った部分より先端側
の位置にねじ孔を穿設して、このねじ孔に先端が流体噴
射ノズルの接続筒部の外周面に当接して、この流体噴射
ノズルを固定する止めねじを螺挿するようにして、先端
構成部に着脱可能に装着される流体噴射ノズルを容易に
着脱でき、かつ装着時には強固に、しかも安定した状態
で固定する。 【解決手段】 観察窓33を洗浄するための流体噴射ノ
ズル36は、接続筒部37と噴射部38とから構成さ
れ、先端部本体10に穿設したねじ孔41に止めねじ4
2を螺挿することにより固定的に保持される。止めねじ
42の先端部には係着部42bが連設されて、接続筒部
37の凹部43に係合される。先端カバー30の嵌合部
30bのねじ孔41が設けた部位には透孔44が穿設さ
れて、この透孔44を介して止めねじ43を螺回できる
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の挿入部の
先端に設けた観察窓を洗浄するために、この観察窓に向
けて洗浄水や加圧エア等の流体を噴射する流体噴射ノズ
ルを挿入部の先端部分の所定の位置に固定的に装着する
内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、一般に、図11に示したよう
に、本体操作部1に体腔等の内部に挿入される挿入部2
を連設すると共に、この本体操作部1からユニバーサル
コード3を引き出すように構成したものである。ユニバ
ーサルコード3は光源装置等に着脱可能に接続されるも
のであり、挿入部2は、本体操作部1への連設部側から
大半の長さは挿入経路に沿って任意の方向に曲がる軟性
部2aから構成され、この軟性部2aの先端にはアング
ル部2bが、またアングル部2bの先端には先端構成部
2cが順次連設されている。先端硬質部2cには、少な
くとも照明窓及び観察窓が設けられている。
【0003】挿入部2は体腔内等に挿入される関係か
ら、観察窓に体液その他の汚損物が付着するおそれがあ
る。汚損物が観察窓に付着すると、良好な観察視野が得
られなくなるので、体腔内等で観察窓を洗浄する洗浄機
構を備えている。そこで、図12に、観察窓と共に洗浄
機構の構成を示す。
【0004】同図において、10は先端部本体、11は
先端カバーをそれぞれ示す。先端部本体10は強度及び
加工の容易性等の観点から金属部材で形成されており、
従ってこの先端部本体10は導電部材である。従って、
電気メス等を使用する時の安全性を確保するために、先
端部本体10は直接体内に触れないようにする必要があ
り、先端カバー11で先端部本体10を覆うように装着
するのはこのためであり、この先端カバー11は硬質の
プラスチック材等の電気絶縁部材から構成される。そし
て、先端カバー11は先端部本体10の先端面を覆う端
板部11aと、この端板部11aに連設され、先端部本
体10の外周面を覆う嵌合部11bとから構成される。
ただし、この嵌合部11bは先端部本体10の全長を覆
うものではなく、先端側の僅かな部分を覆うようにして
いる。また、アングル部2b側から軟性樹脂からなる外
皮層12を先端部本体10側に延在させて、先端カバー
11の嵌合部11bと突き合わせるようになし、その端
部を糸巻き及び接着剤からなる固着部13で固着してい
る。
【0005】先端部本体10には、その軸線方向に複数
の貫通孔が形成されており、これら各貫通孔には所定の
部材が接続乃至装着されている。また、先端カバー11
の端板部11aにも、先端部本体10の貫通孔に対応す
る位置にそれぞれ開口が形成されている。これら貫通孔
から開口にかけての部位に装着されるものとしては、対
物レンズユニット14がある。対物レンズユニット14
は内視鏡の観察機構を構成するものであって、この対物
レンズユニット14の結像位置には固体撮像装置15が
設けられている。ここで、対物レンズユニット14を構
成する最先端のレンズ14aは平凹レンズからなり、カ
バーガラスを兼ねるものであって、このレンズ14aが
観察窓を構成する。なお、対物レンズユニット14にお
ける最先端側にはレンズではなく、平行平面板からな
り、レンズ効果を有しないカバーガラスが装着される場
合もある。
【0006】観察窓を構成するレンズ14aは、外部に
露出しているので、体内に挿入した時には、体液等の汚
損物が付着するおそれがあり、観察に支障を来すことに
なる。このように、レンズ14aに汚損物が付着した時
に、それを除去して良好な観察視野を確保するための洗
浄機構としては、アングル部2b側から延在させた送気
・送水チューブ16を有し、この送気・送水チューブ1
6の先端部は先端部本体10に穿設した流体通路17に
挿嵌させた接続パイプ18に接続されている。流体通路
17の先端側は大径化されており、この大径化された部
位はノズル挿嵌部17aとなっており、このノズル挿嵌
部17aに流体噴射ノズル19が装着される。
【0007】流体噴射ノズル19は、接続筒部20と、
この接続筒部20の上部に連設した噴射部21とから構
成され、噴射部21は平面状の板体の両側部を曲成した
ものであり、この両側の曲成部は先端カバー11の表面
に当接する当接部21a,21aとなり、これによって
噴射部21の内面と先端カバー11との間に流体の噴射
通路が形成され、先端の開口している部位が噴射口とな
る。従って、この噴射口を観察窓を構成するレンズ14
aに向けた状態に組み付けることにより、洗浄水や加圧
エアからなる洗浄用流体をレンズ14aに向けて噴射さ
せることができる。そして、当接部21aが先端カバー
11から浮いた状態になっていると、その隙間から流体
が漏れることになるから、この側部側の隙間を塞ぐため
に噴射部21の噴射口以外の外周縁部にはシール材また
は接着剤を供給することによりシールしている。
【0008】流体噴射ノズル19は、その噴射通路等に
汚損物が固着して詰まりを生じる場合があるので、流体
噴射ノズル19は先端構成部2cから取り外し可能に装
着されていなければならない。このために、図13に示
したように、先端部本体10には、流体噴射ノズル19
を構成する接続筒部20の軸線と直交する方向にねじ孔
22を穿設しておき、このねじ孔22に先端が尖った止
めねじ23を螺挿して締め付けることによって、先端部
を接続筒部20の外周面に押し付けるようにして流体噴
射ノズル19を先端構成部2cに固定的に保持するよう
にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術による流体噴射ノズル19を固定するための止め
ねじ23が螺挿されるねじ孔22は、先端部本体10に
おいて、外皮層12で覆われている部位に穿設されてい
る。従って、詰まり解除等のために、流体噴射ノズル1
9を先端構成部2cから脱着して洗浄を行うには、外皮
層12を先端部本体10から剥離しなければならない。
このためには、糸巻き及び接着剤からなる固着部13を
取り外す必要があり、かつ流体噴射ノズル19を再組み
付けを行う際には、再び糸巻きを行って、接着剤を塗布
する必要がある。このために、流体噴射ノズル19の着
脱作業が著しく面倒になるという問題点がある。
【0010】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、先端構成部に着脱可
能に装着される流体噴射ノズルを容易に着脱でき、かつ
装着時には強固に固定できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、アングル部を有する挿入部の先端
に、硬質部材からなる先端構成部を設けて、この先端構
成部には、少なくとも照明窓と観察窓とを形成し、かつ
この観察窓に向けて洗浄用流体を供給する流体噴射ノズ
ルを装着し、前記アングル部側から先端構成部の一部に
まで外皮層を装着したものであって、前記流体噴射ノズ
ルを、前記先端構成部に形成した流体通路に挿嵌される
接続筒部と、この接続筒部の先端に設けられ、前記先端
構成部の表面との間に流体の噴射通路を形成するための
噴射部とから構成し、前記先端構成部の前記外皮層で覆
った部分より先端側の位置に、前記接続筒部の軸線とほ
ぼ直交する方向のねじ孔を穿設して、このねじ孔に先端
が前記接続筒部の外周面に当接して、前記流体噴射ノズ
ルを固定するための止めねじを螺挿する構成としたこと
をその特徴とするものである。
【0012】ここで、先端構成部としては、先端部本体
と、この先端部本体を覆う先端カバーとから構成されて
いるものがある。この場合には、先端部本体に穿設した
ねじ孔は先端カバーで覆うようにする。即ち、先端カバ
ーはこの先端部本体の側面に回り込む嵌合部をねじ孔を
覆う位置まで延在させて、このねじ孔の形成部と対応す
る位置に透孔を形成する。これによって、先端カバーを
取り外さなくても、流体噴射ノズルを着脱できるように
なる。
【0013】噴射部はそれ自体単独で通路を構成するよ
うに構成することもできるが、先端構成部に装着した時
に、この先端構成部の表面との間に噴射通路が形成され
るようにするのが先端構成部からの突出部分の高さ寸法
を短縮する上で望ましい。この場合には、噴射部は上面
部の左右両側に先端構成部の表面に当接する当接部を形
成する。このように構成した場合には、当接部を先端カ
バーの表面等に確実に当接させる必要があるので、流体
噴射ノズルを固定する止めねじは、外周面にねじ溝を設
けたねじ杆部の先端に係着部を連設する構成となし、流
体噴射ノズルにおける接続筒部の外周面に、この止めね
じの係着部が嵌入する凹部を形成して、この凹部におけ
る基端側の側壁に係合させる。そして、基端側の側壁ま
たは止めねじの係着部の少なくともいずれか一方に傾斜
面を設けて、これら係着部と側壁とを当接させることに
よって、噴射部の当接部を先端構成部の表面に確実に圧
接させることができる。
【0014】止めねじを装着した部位はアングル部側か
ら延在させた外皮層により覆われていない。先端カバー
を先端部本体から取り外さないで流体噴射ノズルに係脱
させるように構成した場合にあっては、この止めねじが
緩んで脱落しないように保持する必要がある。このため
には、止めねじのねじ杆部の基端部に、締め付け治具が
挿入される凹溝を備えた締め込み作用部を連設し、この
締め込み作用部の外径をねじ杆部より細径とする。ま
た、先端カバーに設けられる透孔は、その開口径をねじ
杆部の外径と締め込み作用部の外径との中間の寸法とす
る。このように構成すれば、先端カバーを取り外さない
限りは止めねじが脱落するおそれはなく、かつ先端カバ
ーを装着したままで流体噴射ノズルの着脱を行える。そ
して、この透孔には止めねじにより流体噴射ノズルを固
定した後に、シール材を充填することにより内部を気密
に保持する。
【0015】観察窓を確実に洗浄するには、噴射部が確
実に観察窓に向くように配置しなければならない。この
ためには、噴射部の位置決め機構を設ける。この位置決
め機構としては、先端カバーの表面にその流体噴射ノズ
ルの噴射部の当接部の側部に当接する壁面を持った凹陥
部で構成することができる。例えば、この凹陥部は流体
噴射ノズルの外周部を囲繞する位置決め壁で形成するこ
とができ、また流体噴射ノズルの先端カバー表面への当
接部の部位が配置される溝等であっても良い。さらに、
この凹陥部に弾性部材を貼着すれば、シール材や接着剤
を用いなくても、当接部部と先端カバーとの間に隙間が
生じないようにでき、さらに流体噴射ノズルの前記弾性
部材の表面への当接部にエッジを有する構成とすれば、
弾性部材に食い込むことから、さらに密閉性が良好にな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明におい
て、前述した従来技術の構成と同一または均等な構成に
ついては、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0017】而して、図1に内視鏡の挿入部2における
先端部分の断面を示す。先端構成部2cは、先端部本体
10と先端カバー30とから構成される点については、
従来技術と格別の差異はないが、先端カバー30の端板
部30aに連設される嵌合部30bは、その先端部本体
10への嵌合部を従来技術による先端カバー11より長
くなし、後述するねじ孔41を完全に覆うような位置に
まで延在されている。従って、アングル部2b側から延
在させた外皮層31は、この先端カバー30の嵌合部3
0bの端部に当接する位置にまで延在されており、糸巻
き及び接着剤の塗布による固着部32aにより先端部本
体10に固着されている。
【0018】先端カバー30には所要箇所に複数の開口
が形成されており、これによって図2に示したように、
対物レンズユニット14のレンズ14aが臨む観察窓3
3が形成されており、また照明用レンズが臨む照明窓3
4が2箇所形成されており、さらに処置具挿通チャンネ
ル35が開口している。そして、流体噴射ノズル36
は、先端カバー30における端板部30aの表面に露出
して、観察窓33に近接する位置にまで延在されてお
り、先端部本体10に設けた流体通路17から供給され
る洗浄水や加圧エアといった洗浄用流体を観察窓33に
向けて噴射できるようになっている。そして、流体通路
17には接続パイプ18を介して送気・送水チューブ1
6が接続されている。
【0019】流体噴射ノズル36はポリスルフォンその
他、高い強度を有し、かつ耐薬品性,耐熱性等に優れた
電気絶縁性を有するプラスチック等から形成され、流体
通路17における大径化されたノズル挿嵌部17aに挿
嵌される円筒形の接続筒部37と、この接続筒部37に
連設される噴射部38とから構成され、接続筒部37の
内部には流体通路17に通じる流通路39が形成され、
噴射部38はほぼ平面形状となった板体部の左右両側部
を曲成して先端カバー30の先端面に当接する当接部3
8a,38aを形成して、その間の内面を先端カバー3
0から所定の間隔だけ離間させることにより噴射通路4
0が形成され、この噴射通路40の先端は、観察窓33
に向けて流体を噴射させる噴射口40aとなっている。
【0020】以上の構成を有する流体噴射ノズル36
は、先端部本体10に穿設したねじ孔41に止めねじ4
2を螺挿することにより固定的に保持される。この止め
ねじ42は、図3及び図4に示したように、外周面にね
じ溝を設けたねじ杆部42aの先端部には先細となった
裁頭円錐形状の係着部42bが連設されており、また基
端側にはドライバ等の締め付け治具が係合する溝を設け
た締め付け作用部42cが連設されている。ここで、締
め付け作用部42cはねじ杆部42aより細径化されて
おり、ねじ杆部42aと締め付け作用部42cとの間に
は段差が生じている。止めねじ42により流体噴射ノズ
ル36が固定的に保持されるが、この流体噴射ノズルを
構成する接続筒部37の外周面には止めねじ42の係着
部42bが挿嵌される凹部43が設けられている。この
凹部43は、加工の都合等の観点から、円環状に形成さ
れており、その側壁は底部側から拡開する方向に傾斜す
る傾斜面43a,43bとなっている。そして、係着部
42bは、この凹部43における基端側、即ち噴射部3
8への連設側とは反対側の傾斜面43aに係合する。な
お、止めねじ42におけるねじ杆部42aから係着部4
2bの先端面に至るまでの長さは、先端部本体10に形
成したねじ孔41の全長とほぼ一致する長さとするのが
好ましく、またねじ孔41より僅かに長い寸法とするこ
ともできる。
【0021】先端カバー30を構成する嵌合部30bに
おけるねじ孔41が設けた部位には透孔44が穿設され
ており、この透孔44は締め付け治具を挿入するための
ものである。そして、この透孔44の開口径は、止めね
じ42における締め付け作用部42cの外径より大き
く、ねじ杆部42aの外径より小さくなっている。これ
により、止めねじ42をねじ孔41に螺挿した状態で、
先端カバー30を先端部本体10に嵌合させると、この
止めねじ42は脱落できない状態になる。しかも、止め
ねじ42のねじ杆部42aと締め付け作用部42cとの
間の段差部分を先端カバー30の内面に当接する位置に
配置すると、係着部42bは流体噴射ノズル36の接続
筒部37に形成した凹部43から離間するので、先端カ
バー30を先端部本体10から分離しないでも、流体噴
射ノズル36を先端構成部2cから脱着できるようにな
る。さらに、この透孔44には、止めねじ42で流体噴
射ノズル36を固定した後に、シール材45が充填され
るようになっている。
【0022】本実施の形態は以上のように構成されるも
のであって、流体噴射ノズル36を先端構成部2cに組
み込むことによって、観察窓33を構成するレンズ14
aの表面に汚損物が付着すると、まず洗浄水を噴射し
て、このレンズ14aの表面を洗い流し、次いで加圧エ
アを噴射させることによりレンズ14aの表面に付着し
ている水滴等を除去することができる。この点について
は、従来技術によるものと格別の差異はない。
【0023】そこで、この流体噴射ノズル36の装着方
法について、図5に基づいて説明する。即ち、同図
(a)に示したように、先端カバー30を先端部本体1
0に装着する前の段階で、まず止めねじ42をねじ孔4
1に螺挿し、その締め付け作用部42cがねじ孔42内
に完全に入り込んだ状態とする。従って、止めねじ42
の先端における係着部42bは流体通路17のノズル挿
嵌部17a内に入り込ませる。
【0024】次に、同図(b)に示したように、先端カ
バー30を先端部本体10に装着する。この先端カバー
30は、その透孔44がねじ孔41の延長線上に位置す
る状態とする。そして、同図(c)に示したように、一
度止めねじ42を螺回して係着部42bを流体通路17
から退避させる。この操作は、透孔44からドライバ等
の治具を挿入して、締め付け作用部42cと係合させる
ことにより行うようにする。これによって、流体通路1
7に流体噴射ノズル36を装着するスペースが確保され
る。
【0025】この状態で、同図(d)に示したように、
流体噴射ノズル36の接続筒部37を先端カバー30の
表面側からノズル挿嵌部17a内に挿入する。そして、
止めねじ42を螺回して、その先端の係着部42bを流
体噴射ノズル36の接続筒部37の外周面に形成した凹
部43に係合して流体噴射ノズル36が脱落しない状態
になる。そして、係着部42bと凹部43を構成する傾
斜壁43bとが当接するが、さらに止めねじ42を追い
込むと、係着部42bにより流体噴射ノズル36の接続
筒部37がノズル挿嵌部17aに引き込まれる方向に変
位する。これにより、噴射部38の当接部38aが先端
カバー30の表面に圧接されて、図3に示したようにな
る。この結果、流体噴射ノズル36が固定されると共
に、噴射部38の当接部38aが先端カバー30と密着
するから、シール材等を供給しなくても、噴射通路40
の側部が密閉されることになる。従って、図3から明ら
かなように、係着部42bの先端面が凹部43の底面か
ら離間している状態で、噴射部38の当接部38aが先
端カバー30の表面に十分圧接されるようにすることに
より、流体噴射ノズル36の固定性及び噴射通路40の
側部の密着性を確保できる。そして、この状態で、透孔
44にシール材45を充填することによりシールを行う
ようにする。
【0026】ここで、止めねじ42は外皮層31により
覆われておらず、また治具を接続するために、先端カバ
ー30には透孔44が形成されているが、この透孔44
の開口径は止めねじ42におけるねじ杆部42aの外径
より小さくなっているので、たとえ止めねじ42が緩ん
だとしても、脱落するといった事態が発生することはな
い。また、止めねじ42は、その係着部42bが所定の
嵌合長をもって凹部43に嵌合しているので、この止め
ねじ42のねじ杆部42aの基端部が先端カバー30の
嵌合部30bの内面と当接する位置まで移行しない限り
は、流体噴射ノズル36が先端構成部2cから脱落する
こともない。そして、止めねじ42をねじ孔41の長さ
より僅かに長くしておけば、止めねじ42が嵌合部30
bの内面と当接する位置まで移行しても、流体噴射ノズ
ル36が脱落することはなくなる。この場合には、止め
ねじ42とねじ孔41との寸法差にもよるが、止めねじ
42の先端部分は裁頭円錐形状の係着部42bとなって
いるので、流体噴射ノズル36に外力を加えると、その
接続筒部38が弾性変形することから、先端カバー30
を先端部本体10に連結したままでも流体噴射ノズル3
6の着脱を行うことができる。
【0027】ところで、挿入部2を体腔内に挿入する
と、流体噴射ノズル36も汚損物等と接触する可能性が
ある。この流体噴射ノズル36における噴射口40aは
細い開口部となっているから、汚損物がこの噴射口40
aに入り込むと、こびりついて目詰りを起こす可能性が
ある。このように噴射口40aが目詰りすると、観察窓
33の洗浄に支障を来すことになるから、流体噴射ノズ
ル36を取り外して、その洗浄を行い、目詰りを解除し
なければならず、また流体噴射ノズル36が損傷した時
に、それを交換しなければならない。流体噴射ノズル3
6は、止めねじ42により先端部本体10に固定されて
いる。
【0028】そこで、まず透孔44に充填されているシ
ール材45を取り除いた後に、止めねじ42と流体噴射
ノズル36との係合を解除することによって、即ち図5
(c)の状態にすることによって、この流体噴射ノズル
36を取り外すことができる。また、流体噴射ノズル3
6を再装着する場合には、流体噴射ノズル36の接続筒
部37をノズル挿嵌部17aに挿入して、止めねじ42
を所定の締め付け力が作用する状態にまで締め付けて、
シール材45を再充填することにより行える。従って、
流体噴射ノズル36の着脱操作は極めて簡単になる。
【0029】而して、流体噴射ノズル36は、その噴射
通路40の噴射口40aが正確に観察窓33を向くよう
にして固定されていなければならない。この流体噴射ノ
ズル36の接続筒部37は円筒形のものであるから、流
体通路17のノズル挿嵌部17a内に挿嵌させた状態
で、噴射部38は任意の方向に向けることができる。ま
た、流体噴射ノズル36を固定的に保持するための止め
ねじ42は接続筒部37の外面に設けた凹部43を構成
する傾斜壁43bに当接することから、やはり円周方向
の任意の位置で固定することができる。そこで、噴射口
40aが確実に観察窓33を向くように位置決めするに
は、図6及び図7に示した構成とすれば良い。
【0030】即ち、先端カバー50の端板部50aの表
面に、流体噴射ノズル36の平面形状の外形に沿うよう
な凹陥部51を形成する。そして、この凹陥部51を少
なくとも観察窓33が形成されている部位にまで延在さ
せる。これによって、先端カバー50には流体噴射ノズ
ル36の外径に沿った立ち上がり壁52が形成されるこ
とになる。従って、流体噴射ノズル36を装着した時
に、その噴射部38における外側面が先端カバー50の
立ち上がり壁52と当接することになるから、この立ち
上がり壁52が流体噴射ノズル36の位置決め壁として
機能するようになって、噴射口40aを正確に観察窓3
3に向けた状態に装着できる。なお、このように先端カ
バー50の表面に段差を形成していることから、観察窓
33及びレンズ14aを装着した鏡筒の先端部は、凹陥
部51の底面とほぼ一致する位置に臨ませるのが好まし
い。
【0031】さらに、図8に示したように、凹陥部51
内にゴム等の弾性シート60を貼着するように構成する
こともできる。これによって、流体噴射ノズル36を止
めねじ42で固定するに当って、その噴射部38の当接
部38aはこの弾性シート60に圧接されることになる
から、その密着力がより向上することになり、シール材
等を供給しなくても、噴射通路40の側部における隙間
をなくすことができる。また、図9に示したように、流
体噴射ノズル36′の噴射部38′における左右の当接
部38a′,38a′をその長手方向に向けてエッジを
有する構成とすれば、弾性シート60への食い込みがさ
らに良好となり、その間のシール性を著しく高めること
ができる。
【0032】なお、流体噴射ノズルの脱落を防止するた
めには、図10に示したように、流体噴射ノズル70の
接続筒部71の基端側が太径部71a先端側が細径部7
1bとなるように段差を設け、先端部本体10側に形成
される凹部72を流体噴射ノズル70の太径部71aが
嵌入する開口径となし、また先端カバー30に設けられ
る開口73の開口径を流体噴射ノズル70の太径部71
aの外径寸法と細径部71bの外径寸法との間の寸法と
なるように設定することができる。このように構成すれ
ば、止めねじ74は流体噴射ノズル70の脱落防止を図
る機能を持たせる必要がなくなるので、その全長を短縮
できることになる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、先端構
成部の外皮層で覆った部分より先端側の位置にねじ孔を
穿設して、このねじ孔に先端が流体噴射ノズルの接続筒
部の外周面に当接して、この流体噴射ノズルを固定する
止めねじを螺挿する構成としたので、先端構成部に着脱
可能に装着される流体噴射ノズルを容易に着脱でき、か
つ装着時には強固に、しかも安定した状態で固定できる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す流体噴射ノズルを
装着した内視鏡の挿入部における先端部分の断面図であ
る。
【図2】挿入部の先端部の外観図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図1のX−X断面図である。
【図5】流体噴射ノズルの装着方法を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す先端カバーの平
面図である。
【図7】図6の実施の形態における流体噴射ノズルの装
着部の断面図である。
【図8】本発明におけるさらに別の実施の形態を示す流
体噴射ノズルの装着部の断面図である。
【図9】流体噴射ノズルの噴射部の他の例を示す正面図
である。
【図10】本発明におけるさらに他の実施の形態を示す
流体噴射ノズルの装着部の断面図である。
【図11】内視鏡の全体構成図である。
【図12】従来技術を示す流体噴射ノズルを装着した内
視鏡の挿入部における先端部分の断面図である。
【図13】図12のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 本体操作部 2 挿入部 2a 軟性部 2b アング
ル部 2c 先端構成部 10 先端部
本体 14 対物レンズユニット 14a レン
ズ 16 送気・送水チューブ 17a ノズ
ル挿嵌部 18 接続パイプ 30,50
先端カバー 30a,50a 端板部 30b 嵌合
部 31 外皮層 33 観察窓 36,70 流体噴射ノズル 37 接続筒
部 38,38′ 噴射部 38a,38
a′ 当接部 39 流通路 40 噴射通
路 40a 噴射口 41 ねじ孔 42,74 止めねじ 42a ねじ
杆部 42b 係着部 42c 締め
付け作用部 43,72 凹部 43b 傾斜
面 44 透孔 45 シール
材 51 凹陥部 52 立ち上
がり壁 60 弾性シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アングル部を有する挿入部の先端に、硬
    質部材からなる先端構成部を設けて、この先端構成部に
    は、少なくとも照明窓と観察窓とを形成し、かつこの観
    察窓に向けて洗浄用流体を供給する流体噴射ノズルを装
    着し、前記アングル部側から先端構成部の一部にまで外
    皮層を装着したものにおいて、前記流体噴射ノズルを、
    前記先端構成部に形成した流体通路に挿嵌される接続筒
    部と、この接続筒部の先端に設けられ、前記先端構成部
    の表面との間に流体の噴射通路を形成するための噴射部
    とから構成し、前記先端構成部の前記外皮層で覆った部
    分より先端側の位置に、前記接続筒部の軸線とほぼ直交
    する方向のねじ孔を穿設して、このねじ孔に先端が前記
    接続筒部の外周面に当接して、前記流体噴射ノズルを固
    定するための止めねじを螺挿する構成としたことを特徴
    とする内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記先端構成部は、先端部本体と、この
    先端部本体を覆う先端カバーとから構成し、前記ねじ孔
    は先端部本体に形成され、また前記先端カバーはこの先
    端部本体の側面に回り込む嵌合部を有し、この嵌合部を
    ねじ孔を覆う位置まで延在させると共に、このねじ孔の
    形成部と対応する位置に透孔を形成する構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載の内視鏡の流体噴射ノズルの
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記噴射部は左右両側に前記先端構成部
    の表面と当接する当接部を形成すると共に、両当接部の
    間の部位を先端構成部の表面から離間させて、その間に
    形成される隙間で前記噴射通路を形成するようになし、
    また前記止めねじは、外周面にねじ溝を設けたねじ杆部
    と、このねじ杆部の先端から突出する係着部とを連設す
    る構成となし、前記流体噴射ノズルを構成する接続筒部
    の外周面には、この止めねじの係着部が嵌入する凹部を
    形成し、この凹部を構成する両側の側壁のうち、基端側
    の側壁または前記止めねじの係着部の少なくともいずれ
    か一方に傾斜面を設けて、これら係着部と側壁とを当接
    させることによって、前記噴射部の当接部を前記先端構
    成部に圧接させる構成としたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の内視鏡の流体噴射ノズルの取付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ねじ杆部の基端部に凹溝を備えた締
    め込み作用部を連設し、この締め込み作用部の外径を前
    記ねじ杆部より細径となし、また前記透孔の開口径を前
    記ねじ杆部の外径と締め込み作用部の外径との中間の寸
    法となし、この透孔には止めねじにより前記流体噴射ノ
    ズルを固定した後に、シール材を充填する構成としたこ
    とを特徴とする請求項3記載の内視鏡の流体噴射ノズル
    の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記先端カバーの表面には、前記噴射部
    の両側の当接部と当接することによって、前記流体噴射
    ノズルの噴射通路を前記観察窓に向くように位置決めす
    る位置決め部を設ける構成としたことを特徴とする請求
    項2記載の内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記位置決め部は前記先端カバーの表面
    に設けた凹陥部の壁面から構成したことを特徴とする請
    求項5記載の内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記凹陥部には弾性部材を設ける構成と
    したことを特徴とする請求項5記載の内視鏡の流体噴射
    ノズルの取付構造。
  8. 【請求項8】 前記流体噴射ノズルの前記弾性部材の表
    面への当接部にエッジを有する構成としたことを特徴と
    する請求項7記載の内視鏡の流体噴射ノズルの取付構
    造。
JP06601598A 1998-03-03 1998-03-03 内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造 Expired - Fee Related JP4182560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06601598A JP4182560B2 (ja) 1998-03-03 1998-03-03 内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06601598A JP4182560B2 (ja) 1998-03-03 1998-03-03 内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11244222A true JPH11244222A (ja) 1999-09-14
JP4182560B2 JP4182560B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=13303697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06601598A Expired - Fee Related JP4182560B2 (ja) 1998-03-03 1998-03-03 内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4182560B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212391A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Hoya Corp 内視鏡装置及び送気送液ノズル
JP2014014389A (ja) * 2012-07-05 2014-01-30 Hoya Corp 内視鏡の可撓管先端部の構造
US10542867B2 (en) 2015-01-27 2020-01-28 Olympus Corporation Endoscope

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212391A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Hoya Corp 内視鏡装置及び送気送液ノズル
JP2014014389A (ja) * 2012-07-05 2014-01-30 Hoya Corp 内視鏡の可撓管先端部の構造
US10542867B2 (en) 2015-01-27 2020-01-28 Olympus Corporation Endoscope

Also Published As

Publication number Publication date
JP4182560B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3272516B2 (ja) 内視鏡の先端部
JP2000279370A (ja) 内視鏡の観察窓洗浄装置
JP2004141305A (ja) 内視鏡の送液装置
JPH11244222A (ja) 内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造
JP2009028198A (ja) 内視鏡の先端部
JP6675993B2 (ja) 内視鏡挿入部の先端部構造及び内視鏡
JP3423499B2 (ja) 内視鏡
JP4087937B2 (ja) 内視鏡
JPH0345682Y2 (ja)
JPH10248792A (ja) 内視鏡用フード
JPH08140924A (ja) 内視鏡の先端部
JPH0595891A (ja) 内視鏡用洗浄カテーテル装置
JP4260947B2 (ja) 内視鏡の先端部
JPH07171091A (ja) 内視鏡の先端部
JP3493998B2 (ja) 内視鏡の流体噴射ノズル
JPH07136102A (ja) 内視鏡の先端部
JPH08140923A (ja) 内視鏡の先端部
JP3987842B2 (ja) エアガン用極細フレキシブルノズル
JP6005975B2 (ja) 内視鏡の送気・送水ノズルと内視鏡
JPH08238214A (ja) 内視鏡の副送水装置
JPH1199122A (ja) 内視鏡の観察窓洗浄用ノズル
JPH08140925A (ja) 内視鏡の先端部
JP2002177204A (ja) 内視鏡
JP2000051141A (ja) 内視鏡
JP3331063B2 (ja) 内視鏡の掃除ブラシ挿入補助具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080825

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees