JP6005975B2 - 内視鏡の送気・送水ノズルと内視鏡 - Google Patents

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本発明は、流体を噴出する内視鏡の送気・送水ノズルに関する。
内視鏡の挿入部は、挿入部の先端部に配設される観察窓と送気・送水ノズル(以下、ノズル)とを有している。ノズルは、観察窓を洗浄するために、観察窓に流体を噴出する。
ノズルの先端部側において、体液等の流体が挿入部の外部から挿入部の内部へ浸入することを防止するために、水密が確保されていることが求められている。
またノズルの基端部側において、洗浄のための流体が意図せず挿入部の内部から挿入部の外部へ流出することを防止するために、水密が確保されていることが求められている。
また、リペアのために、ノズルは容易に交換可能であることが求められている。
このようなノズルは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているノズルは、洗浄・修理・交換等のメンテナンスが容易であり、ゴム等の弾性体で形成されている。
特開平9−75297号公報
特許文献1においては、ノズルが弾性体のため、ノズルの噴出位置が安定せず、更に弾性体の経時変化に伴い、噴出位置が変化し、安定した噴出性能が得られない虞が生じる。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、噴出性能が安定し、容易に交換できる内視鏡の送気・送水ノズルを提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、内視鏡の挿入部の先端部に嵌め込まれ、前記先端部に配設されている観察窓に流体を噴出する内視鏡の送気・送水ノズルであって、前記観察窓に前記流体を噴出する噴出口を有する硬質部材によって形成されるノズル本体部と、前記ノズル本体部を支持する軟質部材によって形成されるノズル支持部材と、前記ノズル本体部の外周面と前記ノズル支持部材の内周面との少なくとも一方に配設され、前記ノズル支持部材に圧入された前記ノズル本体部を前記ノズル支持部材に接着する接着部と、を具備し、前記ノズル本体部は、水密を確保するように前記ノズル支持部材を介して前記先端部に密着固定することを特徴とする内視鏡の送気・送水ノズルを提供する。
本発明は目的を達成するために、上記に記載の内視鏡の送気・送水ノズルを先端部に有する挿入部と、前記挿入部の基端部と連結する操作部と、を具備することを特徴とする内視鏡を提供する。

本発明によれば、噴出性能が安定し、容易に交換できる内視鏡の送気・送水ノズルを提供することができる。
図1は、本発明に係る第1の実施形態の内視鏡の概略構成図である。 図2Aは、先端硬質部の正面図である。 図2Bは、図2Aに示す2B−2B線における断面図である。 図2Cは、ノズル本体部とノズル支持部材と送気・送水開口部と送気・送水貫通孔部との大きさを説明する図である。 図2Dは、送気・送水ノズルの組立を説明する図である。 図2Eは、送気・送水ノズルの組立を説明する図である。 図2Fは、送気・送水ノズルの先端部側における水密を説明する図である。 図2Gは、送気・送水ノズルの基端部側における水密を説明する図である。 図3は、第1の変形例における送気・送水ノズルを説明する図である。 図4Aは、第2の変形例における送気・送水ノズルの組立を説明する図である。 図4Bは、第2の変形例における送気・送水ノズルの組立を説明する図である。 図4Cは、第2の変形例における送気・送水ノズルの組立を説明する図である。 図5Aは、第3の変形例における送気・送水ノズルの組立を説明する図である。 図5Bは、第3の変形例における送気・送水ノズルの組立を説明する図である。 図5Cは、第3の変形例における送気・送水ノズルの組立を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1と図2Aと図2Bと図2Cと図2Dと図2Eと図2Fと図2Gとを参照して第1の実施形態について説明する。なお一部の図面では、図示の明瞭化のために一部の部材の図示を省略している。
[内視鏡10]
図1に示すように内視鏡10は、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部20と、挿入部20の基端部と連結し、内視鏡10を操作する操作部30とを有している。
[挿入部20]
挿入部20は、挿入部20の先端部側から挿入部20の基端部側に向かって、先端硬質部21と、湾曲部23と、可撓管部25とを有している。先端硬質部21の基端部は湾曲部23の先端部と連結し、湾曲部23の基端部は可撓管部25の先端部と連結している。
先端硬質部21は、挿入部20の先端部であり、硬く、曲がらない。先端硬質部21の詳細な構成については、後述する。
湾曲部23は、後述する湾曲操作部37の操作によって、例えば上下左右といった所望の方向に湾曲する。湾曲部23が湾曲することにより、先端硬質部21の位置と向きとが変わり、図示しない照明光が観察対象物に照明され、観察対象物が観察視野内に捉えられる。
可撓管部25は、所望な可撓性を有している。よって可撓管部25は、外力によって曲がる。可撓管部25は、操作部30における後述する本体部31から延出されている管状部材である。
[操作部30]
操作部30は、可撓管部25が延出している本体部31と、本体部31の基端部と連結し、内視鏡10を操作する操作者によって把持される把持部33と、把持部33と接続しているユニバーサルコード41とを有している。
[本体部31]
本体部31は、処置具挿入口35aを有している。処置具挿入口35aは、図示しない処置具挿通チャンネルの基端部と連通している。処置具挿通チャンネルは、挿入部20の内部に配設され、可撓管部25から先端硬質部21に渡って配設されている。処置具挿通チャンネルの先端部は、先端硬質部21に配設されている先端開口部35b(図2A参照)と連通している。処置具挿入口35aは、図示しない内視鏡用処置具を処置具挿通チャンネルに挿入するための挿入口である。図示しない内視鏡用処置具は、処置具挿入口35aから処置具挿通チャンネルに挿入され、先端硬質部21側まで押し込まれる。そして内視鏡用処置具は、先端開口部35bから突出される。
[把持部33]
把持部33は、湾曲部23を湾曲操作する湾曲操作部37と、スイッチ部39とを有している。
[湾曲操作部37]
湾曲操作部37は、湾曲部23を左右に湾曲操作させる左右湾曲操作ノブ37aと、湾曲部23を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ37bと、湾曲した湾曲部23の位置を固定する固定ノブ37cとを有している。
[スイッチ部39]
スイッチ部39は、吸引スイッチ39aと、送気・送水スイッチ39bと、内視鏡撮影用の各種スイッチ39cとを有している。吸引スイッチ39aと送気・送水スイッチ39bと各種スイッチ39cとは、把持部33が操作者に把持された際に、操作者の手によって操作される。
吸引スイッチ39aは、吸引開口部を兼ねる先端開口部35bから吸引チャンネルを兼ねる処置具挿通チャンネルを介して、粘液や流体等を内視鏡10が吸引するときに操作される。
送気・送水スイッチ39bは、図2Aに示す先端硬質部21において撮像ユニット21bの観察視野を確保するために、図示しない送気チャンネルと送気・送水チャンネル140(図2B参照)とから流体を送気するときと、図示しない送水チャンネルと送気・送水チャンネル140とから流体を送水するときに操作される。送気・送水チャンネル140の基端部は2股にわかれており、一方が送気チャンネルと連通するように接続し、他方が送水チャンネルと連通するように接続している。流体は、水や気体を含む。
吸引チャンネルと、送気チャンネルと、送水チャンネルと、送気・送水チャンネル140とは、内視鏡10の内部において、挿入部20から本体部31と把持部33とを介してユニバーサルコード41にまで配設されている。
[ユニバーサルコード41]
ユニバーサルコード41は、図示しない制御装置と図示しない表示装置と図示しない光源装置とに接続する図示しない接続コネクタを有している。
[先端硬質部21の詳細な構成]
図2Aに示すように、先端硬質部21は、図示しない処置具挿通チャンネルと連通している先端開口部35bと、照明光を出射する1対の照明ユニット21aと、体腔内を撮像する撮像ユニット21bと、流体を噴出する送気・送水ノズル130とを有している。
照明ユニット21aは、図示しない照明ケーブルと接続している。照明ケーブルは、内視鏡10の内部に配設され、挿入部20から操作部30を介して接続コネクタに渡って配設されている。照明ケーブルは、接続コネクタが制御装置と接続した際に、制御装置と接続する。これにより照明ユニット21aは、照明光を出射する。
図2Aに示すように、照明ユニット21aは、先端硬質部21の平面方向において撮像ユニット21bを挟み込むように配設されている。つまり照明ユニット21aは、撮像ユニット21bを中心に対称に配設されている。
図2Bに示すように、撮像ユニット21bは、観察窓21cを有する例えばCCDなどによって形成されている。観察窓21cは、撮像ユニット21bの先端部に配設されている。また図2Bに示すように、撮像ユニット21bは、撮像ケーブル21dと接続している。撮像ケーブル21dは、内視鏡10の内部に配設され、挿入部20から操作部30を介して接続コネクタに渡って配設されている。撮像ケーブル21dは、接続コネクタが制御装置と接続した際に、制御装置と接続する。これにより撮像ユニット21bが撮像した撮像画像は、表示装置に表示される。
図2Aと図2Bとに示すように、このような先端硬質部21は、例えば金属などの硬質部材によって形成されている本体部121と、例えば樹脂などの軟質部材によって形成され、本体部121の先端部を覆うカバー部123とによって形成されている。
[本体部121の構成]
図2Bに示すように、本体部121は、撮像ユニット21bが挿入される撮像挿入孔部121bと、送気・送水ノズル130と送気・送水チャンネル140とが互いに連通するように嵌り込む送気・送水貫通孔部121cとを有している。
図2Bに示すように、撮像挿入孔部121bと送気・送水貫通孔部121cとは、本体部121の軸方向において本体部121を貫通している。また送気・送水貫通孔部121cは、本体部121の径方向において、撮像挿入孔部121bと隣り合うように配設されている。
なお図示は、省略するが、本体部121は、先端開口部35bと連通し、処置具挿通チャンネルと連通するように接続する処置具貫通孔部と、照明ユニット21aが挿入される1対の照明挿入孔部とをさらに有する。処置具貫通孔部と照明挿入孔部とは、本体部121の軸方向において本体部121を貫通している。
[カバー部123]
図2Aと図2Bとに示すように、カバー部123は、撮像挿入孔部121bと送気・送水チャンネル140と照明挿入孔部と処置具貫通孔部との先端部と本体部121の先端面とを含む本体部121の先端部を覆う。
図2Aに示すように、カバー部123は、処置具貫通孔部に対応する位置に配設され、カバー部123が本体部121の先端部を覆う際に、外部と処置具貫通孔部とに連通する先端開口部35bと、照明ユニット21a(照明挿入孔部)に対応する位置に配設されている1対の照明窓123aとを有している。
先端開口部35bは、内視鏡処置具が内視鏡10の内部を示す処置具挿通チャンネルから外部に向けて突出するために配設されている。
図2Aに示すように、照明窓123aは、観察窓21cを挟み込むように配設されている。つまり照明窓123aは、観察窓21cを中心に対称に配設されている。照明窓123aは、レンズを有していても良い。
また図2Bと図2Cとに示すように、カバー部123は、送気・送水貫通孔部121cに対応する位置に配設され、カバー部123が本体部121の先端部を覆う際に、外部と送気・送水貫通孔部121cとに連通する送気・送水開口部123cを有している。
図2Bと図2Cとに示すように、送気・送水開口部123cは、本体部121の径方向において、観察窓21cと隣り合うように配設されている。
なお図2Bに示すように、観察窓21cがカバー部123に配設されるように、カバー部123は開口部を有している。
[送気・送水ノズル130]
図2Bと図2Cとに示すように、送気・送水ノズル130は、送気・送水チャンネル140と連通するように、挿入部20の先端部である先端硬質部21、詳細には先端硬質部21の送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれる。送気・送水ノズル130は、先端硬質部21に配設されている観察窓21cに流体を噴出する。
図2Bと図2Cとに示すように、送気・送水ノズル130は、流体を噴出する噴出口131aを有する硬質部材によって形成されるノズル本体部131と、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれ、嵌め込まれた後にノズル本体部131が圧入され、ノズル本体部131を支持する軟質部材によって形成される筒状のノズル支持部材133とを有している。
[ノズル本体部131]
図2Bに示すように、ノズル本体部131は、ノズル本体部131の先端部に配設され、ノズル本体部131の長手軸に対して直交する方向に屈曲している屈曲部131bを有している。そして噴出口131aは、噴出口131aがノズル本体部131の径方向において観察窓21cと略同一直線上に配設され、流体がノズル本体部131の径方向において直線状に噴出口131aから観察窓21cに向かって噴出されるように、屈曲部131bに配設されている。このようなノズル本体部131は、流体が本体部121の径方向において直線状に噴出口131aから観察窓21cに向かって噴出されるように、ノズル支持部材133に支持される。そしてノズル本体部131は、水密を確保するようにノズル支持部材133を介して送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに密着固定する。
また図2Bと図2Cと図2Dと図2Eとに示すように、ノズル本体部131が送気・送水チャンネル140と連通するように、ノズル本体部131はノズル支持部材133に圧入される。このようにノズル本体部131は、ノズル支持部材133の芯部材として形成される。
ノズル本体部131は、例えば、金属または硬質な樹脂などを含む硬質部材によって形成される。図2Cに示すように、ノズル本体部131の外径をD1とする。
[ノズル支持部材133]
前記したように、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれるノズル支持部材133において、図2Cに示すように、ノズル支持部材133の外径d2は、送気・送水開口部123cの内径d3と送気・送水貫通孔部121cの内径d4とよりも大きい。なお内径d3は、内径d4よりも小さい。このため図2Bと図2Cと図2Dと図2Eとに示すように、ノズル本体部131は、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込み可能となるように、自在に変形する軟質部材によって形成される。このような軟質部材は、例えば、ゴムや軟性の樹脂や弾性体を有している。
また図2Dに示すように、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた後、ノズル本体部131が水密を確保するように本体部121とカバー部123とに密着し、ノズル支持部材133が密着することによって、ノズル支持部材133の径方向と軸方向との位置が決まる。
また図2Cに示すように、ノズル支持部材133は、ノズル支持部材133の外周面に凹設されている凹部133aを有している。凹部133aは、リング形状を有しており、ノズル支持部材133の外周面を全周に渡って配設されている。凹部133aは、図2Dに示すように、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた際に送気・送水開口部123cにおけるカバー部123の内周縁に該当する凸部123eと係合する。凹部133aは、凸部123eと係合することによって、ノズル支持部材133の長手軸方向においてノズル支持部材133を位置決めする。なお内径d3が内径d4よりも小さくなるように送気・送水開口部123cが形成されることによって、凸部123eは形成される。
また図2Cに示すように、ノズル本体部131が圧入される筒状のノズル支持部材133において、ノズル支持部材133の内径D5は、圧入のためにノズル本体部131の外径D1よりも小さい。このため本実施形態では、ノズル支持部材133は、ノズル本体部131がノズル支持部材133をノズル支持部材133の径方向において外側に押し広げてノズル支持部材133に圧入されるように、例えばノズル支持部材133の径方向に伸縮自在な前記した軟質部材によって形成されている。言い換えると、ノズル支持部材133は、ノズル本体部131がノズル支持部材133に圧入されることによって、ノズル支持部材133の径方向において外側に向かって広がるように押圧される。
本実施形態では、図2Dに示すように、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた後、ノズル本体部131がノズル支持部材133に圧入される。このためノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた状態で、前記したノズル本体部131の圧入によって、前記したようにノズル支持部材133が外側に向かって押圧される。そして、ノズル支持部材133は、押圧によって水密を確保し、ノズル支持部材133が挿入部20の先端部である先端硬質部21の本体部121とカバー部123とに密着するように、ノズル支持部材133は軟質部材によって形成されている。
また図2Eに示すように、ノズル支持部材133は、ノズル本体部131の圧入によって本体部121とカバー部123とにさらに密着する。
また図2Eに示すように、ノズル本体部131がノズル支持部材133に圧入された際、ノズル本体部131の圧入によって、ノズル支持部材133に対してノズル本体部131の径方向と軸方向との位置が決まる。またノズル本体部131がノズル支持部材133に圧入された際、ノズル本体部131は、屈曲部131bがノズル支持部材133に当接することで、ノズル本体部131の長手軸方向の位置が決まる。またノズル支持部材133は、ノズル本体部131が送気・送水チャンネル140と連通するように、ノズル本体部131を支持する。
ノズル支持部材133は、ノズル本体部131と略同一の長さを有している。またノズル支持部材133は、ノズル支持部材133が送気・送水貫通孔部121cに嵌め込まれた際に、送気・送水チャンネル140が送気・送水貫通孔部121cに嵌め込み可能となるように、送気・送水貫通孔部121cよりも短い長さを有している。
[組立方法]
ノズル支持部材133は、軟質部材によって形成されるため変形可能である。このため外径d2が内径d3と内径d4とよりも大きいノズル支持部材133であっても、図2Dに示すように、ノズル支持部材133は、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれる。このとき、ノズル支持部材133は、本体部121とカバー部123とに密着する。これにより、ノズル支持部材133は、水密を確保する。この水密は、図2Fに示すように送気・送水ノズル130の先端部側において体液等の流体が挿入部20の外部から挿入部20の内部へ浸入することを防止し、図2Gに示すようにノズルの基端部側において洗浄用の流体が意図せず挿入部20の内部から挿入部20の外部へ流出することを防止することを示す。
図2Dに示すように、ノズル支持部材133は、本体部121とカバー部123とに密着する。
また図2Dに示すように、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた際、凹部133aは凸部123eと係合する。
図2Dに示すように、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれ、本体部121とカバー部123とに密着しているノズル支持部材133において、ノズル本体部131は、噴出口131aがノズル本体部131の径方向において観察窓21cと同一直線上に配設され、ノズル本体部131が送気・送水チャンネル140と連通するように、ノズル支持部材133に圧入される。
内径D5は外径D1よりも小さいが、ノズル支持部材133は軟質部材によって形成されているため、ノズル本体部131は、ノズル支持部材133に圧入可能である。このとき、ノズル支持部材133は、圧入されるノズル本体部131によってノズル支持部材133の径方向において外側に押し広げられる。つまりノズル支持部材133は、ノズル本体部131によって押圧される。これにより、ノズル支持部材133は、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた状態で、ノズル本体部131の圧入によって外側に向かって押圧され、押圧によって水密を確保するように本体部121とカバー部123とにさらに密着する。よって、ノズル支持部材133は、水密をさらに確保する。この水密は、前記したように、図2Fに示すように送気・送水ノズル130の先端部側において体液等の流体が挿入部20の外部から挿入部20の内部へ浸入することを防止し、図2Gに示すようにノズルの基端部側において洗浄用の流体が意図せず挿入部20の内部から挿入部20の外部へ流出することを防止することを示す。
またノズル支持部材133は、ノズル本体部131の圧入によって本体部121とカバー部123とにさらに密着する。
また凹部133aはノズル本体部131の圧入によって凸部123eとさらに係合する。
またノズル本体部131の圧入によって、ノズル支持部材133に対してノズル本体部131の径方向と軸方向との位置が決まる。また屈曲部131bがノズル支持部材133に当接することで、ノズル本体部131の長手軸方向の位置が決まる。
送気・送水ノズル130が交換される場合、ノズル本体部131がノズル支持部材133から抜去される。次に、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとから抜去される。
[効果]
このように本実施形態では、図2Bに示すように、送気・送水ノズル130は、噴出口131aを有する例えば金属などの硬質なノズル本体部131と軟質なノズル支持部材133とによって形成されている。これにより、本実施形態では、噴出口131aを含むノズル本体部131の劣化を防止でき、送気・送水ノズル130の噴出性能の低下を防止でき、安定した噴出性能を得ることができる。
また本実施形態では、ノズル本体部131をノズル支持部材133から抜去し、次にノズル支持部材133を送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとから抜去する。このように本実施形態では、交換のために、送気・送水ノズル130を容易に抜去できる。よって本実施形態では、送気・送水ノズル130を容易に交換できる。
また本実施形態では、外径d2が内径d3と内径d4とよりも大きく、ノズル支持部材133は、軟質部材によって形成されるため変形可能であり、本体部121とカバー部123とに密着する。これにより、本実施形態では、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれることで、容易に水密を確保できる。
また本実施形態では、ノズル支持部材133は、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた状態で、ノズル本体部131の圧入によって本体部121とカバー部123とにさらに密着する。これにより本実施形態では、さらに容易に水密をより強固に確保できる。
また本実施形態では、ノズル支持部材133がノズル支持部材133は、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた際、ノズル支持部材133は本体部121とカバー部123とに密着できる。
また本実施形態では、ノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた際、凹部133aは凸部123eと係合できる。
また本実施形態では、ノズル支持部材133は、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた状態で、ノズル本体部131の圧入によって本体部121とカバー部123とにさらに密着できる。
また本実施形態では、凹部133aはノズル本体部131の圧入によって凸部123eとさらに係合できる。
また本実施形態では、前記したように密着しているため、送気・送水時において、ノズル本体部131がノズル支持部から抜けることを防止でき、送気・送水ノズル130が先端硬質部21から抜けることを防止できる。
また本実施形態では、前記したように硬質材料からなるノズル本体部131がノズル支持部材133に密着することで、送気・送水時において、ノズル本体部131の噴出口131aの向きを確実に固定でき、観察窓21cを確実に洗浄できる。
[第1の変形例]
第1の実施形態ではノズル本体部131は、ノズル本体部131の圧入のみによって、ノズル支持部材133に対してノズル本体部131の径方向と軸方向との位置が決まるが、これに限定する必要はない。
図3に示すように、送気・送水ノズル130は、例えば、ノズル本体部131の外周面とノズル支持部材133の内周面との少なくとも一方に配設され、ノズル支持部材133に圧入されたノズル本体部131をノズル支持部材133に接着する接着部135をさらに有していてもよい。
これにより、本変形例では、より確実に、ノズル本体部131がノズル支持部材133から抜けることを防止できる。
[第2の変形例]
第1の実施形態では、ノズル支持部材133が凹部133aを有し、カバー部123が凸部123eを有しているが、これに限定する必要はない。図4Cに示すように、例えば、ノズル支持部材133が凸部133eを有し、本体部121が凹部121eを有していてもよい。
以下に、ノズル支持部材133が凸部133eを有する場合について説明する。
図4Aに示すようにノズル支持部材133が送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれた際、図4Aと図4Bとに示すようにノズル支持部材133の平坦な一部が凹部121eに係合するように変形することで、凸部133eは形成される。
なおノズル支持部材133の平坦な一部がノズル本体部131の圧入によって凹部121eに係合するように変形することで、凸部133eが形成されてもよい。また凸部133eは、予めノズル支持部材133の外周面に配設されていてもよい。
このようにノズル支持部材133は、図2Cと図4Cとに示すように、ノズル支持部材133の外周面に配設されている凹部133aと凸部133eとの少なくとも一方を有していてればよい。図2Cに示すようにノズル支持部材133が凹部133aを有している場合、凹部133aが係合する凸部123eは、挿入部20の先端部であるカバー部123と本体部121との少なくとも一方に形成される。また図4Cに示すようにノズル支持部材133が凸部133eを有している場合、凸部133eが係合する凹部121eは、挿入部20の先端部である本体部121に形成される。
これにより本変形例では、ノズル支持部材133に対するノズル本体部131の抜け止めにおいて、設計の自由度を向上できる。
[第3の変形例]
[構成]
図5Aと図5Bと図5Cとに示すように、ノズル支持部材133は、ノズル本体部131が圧入され、ノズル本体部131の圧入方向の前方に向かって先細な凸形状を有する圧入孔133bを有している。
圧入孔133bは、ノズル本体部131の圧入方向において基端部側に配設されている大径孔部と、圧入方向において先端部側に配設され、大径孔部と連通し、大径孔部よりも小さい径を有する小径孔部とを有している。このように圧入孔133bは、縮径している。大径孔部の径は、ノズル本体部131の外径よりも小さい。
圧入孔133bの先端部である小径孔部の周囲に配設されているノズル支持部材133の肉厚部133cにおいて、肉厚部133cは、ノズル本体部131が圧入孔133bに圧入されることによって、ノズル支持部材133が凸形状に変形し、肉厚部133cが凸部133eとして形成されて凹部133aに係合するように、ノズル支持部材133の径方向において外側に向かって押圧される。肉厚部133cが凹部133aと係合することで、水密が実施される。
[作用]
図5Aと図5Bとに示すように、ノズル支持部材133は、ノズル支持部材133の外周面が平坦な状態で、第1の実施形態と同様に圧入方向において基端部側から先端部まで一定の太さを有する状態で送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとに嵌め込まれる。
次に図5Bと図5Cとに示すように、ノズル支持部材133は、ノズル本体部131が圧入孔133bに圧入されることによって、圧入方向において基端部側が細く、圧入方向において先端部側に太くなるように、凸形状に変形する。これにより、肉厚部133cは、外側に向かって押圧され、凸部133eとして形成され、凹部121eに係合する。
ノズル本体部131がノズル支持部材133から抜去されると、図5Bに示すように、凸部123eとして形成される肉厚部133cは、ノズル支持部材133の径方向において内側に向かって引っ込む。これにより、ノズル支持部材133は、圧入方向において基端部側から先端部まで一定の太さを有する状態に戻る。ノズル支持部材133は、この状態で、送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとから抜去される。
[効果]
これにより本変形例では、抜け止めを容易に実施できる。
また本変形例では、ノズル本体部131がノズル支持部材133から抜去されると、ノズル支持部材133は、図5Bに示すように、圧入方向において基端部側から先端部まで一定の太さを有する状態に戻る。このため本変形例では、ノズル支持部材133を容易に送気・送水開口部123cと送気・送水貫通孔部121cとから抜去できる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
10…内視鏡、20…挿入部、21…先端硬質部、21b…撮像ユニット、21c…観察窓、121…本体部、121c…送気・送水貫通孔部、123…カバー部、123c…送気・送水開口部、130…送気・送水ノズル、131…ノズル本体部、131a…噴出口、131b…屈曲部、133…ノズル支持部材。

Claims (4)

  1. 内視鏡の挿入部の先端部に嵌め込まれ、前記先端部に配設されている観察窓に流体を噴出する内視鏡の送気・送水ノズルであって、
    前記観察窓に前記流体を噴出する噴出口を有する硬質部材によって形成されるノズル本体部と、
    前記ノズル本体部を支持する軟質部材によって形成されるノズル支持部材と、
    前記ノズル本体部の外周面と前記ノズル支持部材の内周面との少なくとも一方に配設され、前記ノズル支持部材に圧入された前記ノズル本体部を前記ノズル支持部材に接着する接着部と、
    を具備し、
    前記ノズル本体は、水密を確保するように前記ノズル支持部材を介して前記先端部に密着固定することを特徴とする内視鏡の送気・送水ノズル。
  2. 前記ノズル支持部材は、
    前記ノズル支持部材の外周面に配設され、前記先端部に形成される凸部に嵌めこまれる凹部と、
    前記ノズル支持部材の外周面に配設され、前記先端部に形成される凹部に嵌めこまれる凸部と、
    の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の送気・送水ノズル。
  3. 前記硬質部材は、金属または樹脂を含み
    前記軟質部材は、ゴムまたは軟性の樹脂によって形成されることを特徴とする請求項1乃または請求項2に記載の内視鏡の送気・送水ノズル。
  4. 請求項1に記載の内視鏡の送気・送水ノズルを先端部に有する挿入部と、
    前記挿入部の基端部と連結する操作部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡。
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