JPH11244086A - 大人小児兼用椅子 - Google Patents

大人小児兼用椅子

Info

Publication number
JPH11244086A
JPH11244086A JP5227498A JP5227498A JPH11244086A JP H11244086 A JPH11244086 A JP H11244086A JP 5227498 A JP5227498 A JP 5227498A JP 5227498 A JP5227498 A JP 5227498A JP H11244086 A JPH11244086 A JP H11244086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
link
child
children
support bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5227498A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Ono
大輔 小野
Kouji Mishina
昊嗣 三品
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP5227498A priority Critical patent/JPH11244086A/ja
Publication of JPH11244086A publication Critical patent/JPH11244086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に小児使用状態でしっかりして安定性のよ
い、大人小児兼用椅子を提供する。 【解決手段】 シートクッション10の後半部上面に形
成した凹所14に小児用クッション20を出没可能に設
ける。左右1対の平行リンク機構40は、同一長さの前
後のリンク41,42の各一端部を連結リンク43によ
り連結してなり、前後のリンクの他端部は小児用クッシ
ョン20のベースフレーム21の側板部21aに連結
し、連結リンク43の両端部は凹所の底面14aに設け
た支持ブラケット30両側の立上り部30aに形成した
スリット溝31に摺動自在に案内支持する。側板部と立
上り部は左右1対の拘束リンク32によっても連結す
る。連結リンク前端部のロッド44を操作ストラップ4
8により引くことにより、平行リンク機構40を作動さ
せて小児用クッションを上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大人用と小児用と
に切り換えて使用することができる大人小児兼用椅子に
関する。
【0002】
【従来の技術】大人と小児が共に使用できる椅子として
は、例えば図8に示すようなものがある。これは背部2
を有する座部1に支持脚4を設け、座部1の両側に肘掛
け部3を設けた大人用椅子(図8(a) 参照)と、小児用
の補助椅子5よりなるもので、小児が使用する場合に
は、図8(b) に示すように、補助椅子5の小児用座部7
の両側に設けた支持部6を肘掛け部3に引っ掛けて小児
用座部7の位置を大人用の座部1よりも高くしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のものは大人用椅子と別体の小児用補助椅子を別
途購入する必要があり、また大人が使用している状態で
は小児用補助椅子を保管しておく置き場を必要とすると
いう問題がある。
【0004】本発明はこのような各問題を解決して、特
に小児使用状態でしっかりして安定性のよい大人小児兼
用椅子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による大人小児兼
用椅子は、クッションフレーム上に設けたパッドをクッ
ションカバーにより覆ってなり後半部の上面に凹所を形
成したシートクッションと、凹所の底面に固定され左右
両側に互いに平行な1対の立上り部を形成した支持ブラ
ケットと、立上り部とほゞ同一の間隔をおいて左右1対
の側板部が形成されたベースフレーム上に設けた小児用
クッションパッドを小児用クッションカバーにより覆っ
てなり凹所に出没可能な小児用クッションと、ほゞ同一
長さの前後のリンクとその各一端部を連結する連結リン
クよりなり前後のリンクの各他端部が側板部と立上り部
の何れか一方に連結されると共に前後のリンクの各一端
部に連結された連結リンクの両端部が側板部と立上り部
の他方に前後方向に沿って形成されたスリット溝に摺動
可能に案内支持されて小児用クッションを支持ブラケッ
トに対しほゞ平行に昇降するように連結する左右1対の
平行リンク機構と、前後のリンクよりも長く両端部が側
板部と立上り部に連結されて支持ブラケットに対する小
児用クッションの前後動を拘束する左右1対の拘束リン
クと、小児用クッションが上昇した状態でスリット溝に
対する連結リンクの移動を離脱可能に係止する係止機構
を備えたことを特徴とするものである。スリット溝に案
内支持された連結リンクを一方向に摺動することによ
り、小児用クッションは支持ブラケットに対し上昇し、
他方向に摺動することにより下降する。小児用クッショ
ンが上昇した状態で係止機構により連結リンクを係止す
ることにより小児用クッションは上昇位置に保持され、
その前後動は拘束リンクにより拘束される。また、拘束
リンクの長さ並びにその両端部の小児用クッションのベ
ースフレーム及び支持ブラケットに対する取付位置を変
えれば、上昇位置における小児用クッションの前後位置
は変化する。
【0006】前項の発明は、スリット溝は支持ブラケッ
トの立上り部に形成し、拘束リンクはこの立上り部の前
端上部と小児用クッションのベースフレームの側板部の
後部を連結するように構成することが望ましい。このよ
うにすれば、小児用クッションは上昇と同時に多少前向
きに移動する。
【0007】前項の発明は、左右の前側リンクの一端部
と連結リンクの前端部とは左右に連続する1本のロッド
の両端部により互いに回動可能に連結すると共に同両端
部をスリット溝に摺動可能に案内支持し、前側リンクの
他端部は側板部の前端部に連結し、ロッドの中間部に後
端が連結されて前方に延び前端がシートクッションの前
縁よりも前側に達する操作ストラップを更に備えてなる
ものとするのが好ましい。このようにすれば、操作スト
ラップの前端を引いてロッドを前向きに摺動させること
により、小児用クッションは上昇される。
【0008】また前項の発明は、係止機構が、支持ブラ
ケットに回動可能に設けられ前進したロッドの一部と自
動的に係合されるようにスプリングにより付勢されたフ
ックと、このフックの一部に後端が連結されて前方に延
び前端がシートクッションの前縁よりも前側に達し同前
端を引くことにより同フックをスプリングに抗してロッ
ドから離脱する向きに回動させる解除ストラップよりも
のとするのが好ましい。このようにすれば、解除ストラ
ップの前端を引くことによりフックが回動してロッドか
ら離脱される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図1〜図7により本発明の
説明をする。この実施の形態の大人小児兼用椅子は、下
側に4本の支持脚17が固定されたシートクッション1
0と、その後部から立ち上がるシートバック19を備え
ている。図1、図2、図4、図5及び図7に示すよう
に、シートクッション10の後部中央の上面には深い凹
所14が形成され、この凹所14内に出没可能な小児用
クッション20は、凹所14の底面14aに固定した支
持ブラケット30に左右1対の平行リンク機構40を介
して、昇降可能に連結されている。小児用クッション2
0と支持ブラケット30は、平行リンク機構40とは別
に左右1対の拘束リンク32によっても連結されてお
り、また小児用クッション20を上昇した状態に保持す
る係止機構50が設けられている。
【0010】図1、図2、図4及び図7に示すように、
シートクッション10は、クッションフレーム11上に
載せたパッド12をシートクッションカバー13により
覆ったものである。クッションフレーム11は板金製
で、その四周には下向きのフランジ部が形成されてい
る。パッド12は発泡ウレタン等の柔軟な合成樹脂発泡
体の成形品で、後部には凹所14となる四角い大きな開
口が形成され、凹所14の両側となる部分12a(図2
参照)は前後部よりも低くなっている。シートクッショ
ンカバー13は、織物あるいはレザー等の表皮材の裏面
に柔軟な薄い発泡材のカバーパッドを一体的に設けた、
伸張方向の弾性に富んだ素材よりなり、所望の形状とな
るように複数の部分に分割したものを縫製したものであ
る。シートクッションカバー13の外周部は、外周部に
縫い付けた合成樹脂製のプレートをクッションフレーム
11のフランジ部に設けた切り起し部(何れも図示省
略)に差し込むなどにより取り付けられる。またシート
クッションカバー13の内周部は、下縁に通されたワイ
ヤをホグリングによりクッションフレーム11から切り
起こした鼻輪(何れも図示省略)に引っ掛けるなどによ
り取り付けられる。
【0011】支持ブラケット30は板金製で、図1〜図
5に示すように、左右両側に互いに平行な1対の立上り
部30aを折曲形成した浅いチャンネル状で、凹所14
の底面14aに固定されている。各立上り部30aに
は、前後方向ほゞ全長にわたって延びるスリット溝31
が形成され、前端部は上方に突出している。
【0012】図1〜図5に示すように、小児用クッショ
ン20は、ベースフレーム21上に載せた小児用クッシ
ョンパッド22を小児用クッションカバー23により覆
ったものである。ベースフレーム21は板金製で、支持
ブラケット30の立上り部30aよりもわずかに狭い間
隔をおいて左右1対の側板部21aが上向きに折曲形成
されている。小児用クッションパッド22はパッド12
と同様な柔軟な合成樹脂発泡体の成形品で、平面形状は
長方形であり、上半部はパッド12の両側部12a上に
重なるように左右に張り出している(図2参照)。クッ
ションカバー13と同様な素材を縫製してなる小児用ク
ッションカバー23は小児用クッションパッド22を覆
い、その周辺はシートクッション10の場合と同様な手
段によりベースフレーム21に取り付けられている。小
児用クッション20の両側部下側となる小児用クッショ
ンカバー23には、カバーシート25の上縁が縫い付け
られ、カバーシート25の下縁は面ファスナ(マジック
テープ(登録商標))などによりパッド12の両側部1
2aとなるクッションカバー13の上面外縁に着脱可能
に取り付けられている。
【0013】次に小児用クッション20を昇降可能に支
持する左右1対の平行リンク機構40の説明をする。各
平行リンク機構40は、図1〜図5に示すように、同一
長さの前後のリンク41,42とその各一端部を連結す
る連結リンク43よりなり、前後のリンク41,42の
各他端部は、小児用クッション20のベースフレーム2
1の側板部21aの前部及び後部に連結されている。主
として図3及び図5に示すように、左右に延びる1本の
ロッド44は両端部が支持ブラケット30の立上り部3
0aのスリット溝31により摺動自在に案内支持され、
各前側リンク41の一端部と各連結リンク43の前端部
は、支持ブラケット30の立上り部30aの両側面に接
してロッド44に回動自在に挿入され、各連結リンク4
3の外側に設けたE形止め輪44aによりロッド44は
抜け止めされている。これにより前側リンク41と連結
リンク43の連結部は、支持ブラケット30のスリット
溝31により摺動自在に案内支持される。また主として
図2に示すように、各後側リンク42の内側から回動自
在に挿入した連結ピン46は、スリット溝31を通り連
結リンク43の後端部に挿入されてE形止め輪46aに
より抜け止めされ、これにより後側リンク42と連結リ
ンク43の連結部も支持ブラケット30のスリット溝3
1により摺動自在に案内支持される。
【0014】前側リンク41の他端部は、主として図3
及び図5に示すように、かしめ止めされる連結ピン45
により、ベースフレーム21の側板部21aの前端部に
揺動可能に連結される。また後側リンク42の他端部
は、主として図2に示すように、ねじ止め固定される連
結機構47により、ベースフレーム21の側板部21a
の後部に揺動可能に連結される。連結機構47はブッシ
ュ47bをベースフレーム21の側板部21aにボルト
47aにより固定したもので、ブッシュ47bには後側
リンク42のほかに後述する拘束リンク32の後端部も
揺動可能に連結されている。連結ピン45と連結機構4
7の間隔はロッド44と連結ピン46の間隔と同一であ
る。
【0015】主として図1及び図3に示すように、小児
用クッション20と支持ブラケット30は、平行リンク
機構40とは別に左右1対の拘束リンク32によっても
連結されている。拘束リンク32の長さは前後のリンク
41,42よりも大でその前端部は、図5に示すように
かしめ止めされる連結ピン33により、支持ブラケット
30の立上り部30a前端部の上方突出部に揺動可能に
連結されている。また拘束リンク32の後端部は、主と
して図2に示すように、前述した連結機構47によりベ
ースフレーム21の側板部21aの後部に揺動可能に連
結されている。拘束リンク32の後端部と後側リンク4
2の他端部の間にはスペーサ47cが介装されている。
【0016】図4及び図5に示すように、支持ブラケッ
ト30の後端中央部に形成した切り起し部30bとロッ
ド44の中央部との間には、連結リンク43を後向きに
付勢する引張りスプリング49が設けられている。ま
た、図4及び図6に示すように、シートクッション10
のパッド12とクッションカバー13には、凹所14の
下部からシートクッション10の前下部に達する貫通孔
15が設けられている。図1、図5及び図6に示すよう
に、ロッド44の中間部に後端が連結された可撓性のあ
る帯状の操作ストラップ48は貫通孔15を通って前方
に延び、スリット溝31に案内支持されるロッド44が
最も後退した状態でもシートクッション10の前側より
外に出ている操作ストラップ48の前端には手掛け48
aが形成されている。
【0017】スプリング49により後向きに付勢されて
いる連結リンク43は、自由な状態では、図1に示すよ
うに最も後退した位置にあり、前後のリンク41,42
は最も寝た状態となって小児用クッション20は下降し
ている。この状態から操作ストラップ48前端の手掛け
48aをつかんで引っ張れば、ロッド44及び連結リン
ク43はスプリング49に抗して前進し、一方小児用ク
ッション20の前後動は連結ピン33により拘束されて
いるので、図4に示すように前後のリンク41,42が
立ち上がって小児用クッション20が上昇する。この上
昇に伴い連結ピン33は傾斜するので、小児用クッショ
ン20は図1の二点鎖線20A及び図4に示すように、
多少前方に移動する。図示の実施の形態では拘束リンク
32の後端は、後側リンク42の他端部と共通の位置で
小児用クッション20のベースフレーム21の側板部2
1aに連結したが、拘束リンク32の後端は別の位置で
側板部21aに連結してもよく、また支持ブラケット3
0の立上り部30aに拘束リンク32を連結する連結ピ
ン33の位置を変えてもよく、そのようにして上昇位置
における小児用クッション20の前後位置を調節するこ
とができる。また、拘束リンク32の前端部を小児用ク
ッション20側に、後端部を支持ブラケット30側に連
結すれば、小児用クッション20は上昇により後方に移
動する。小児用クッション20が上昇した状態では、シ
ートクッション10と小児用クッション20の間の側面
に生じる隙間はカバーシート25により隠される(図7
(b) 参照)。
【0018】支持ブラケット30の中央前部には、最も
前進した状態においてロッド44に離脱可能に係合して
小児用クッション20を上昇状態に保持する係止機構5
0が設けられている。主として図4〜図6に示すよう
に、この係止機構50は支持ブラケット30の前側とな
るクッションフレーム11上に固定したロックベース5
1に、横向きの枢支ピン53により揺動可能に支持され
て後側にロッド44と係合可能な下向きの折欠き部52
aが形成されたフック52を主要な部材としている。フ
ック52はその下部に設けたピン52bとロックベース
51に設けたピン51aの間に張設したスプリング54
により図4において時計回転方向に弾性的に付勢され、
自由状態では図4に示す位置から多少時計回転方向に移
動した位置でストッパにより停止されている。また枢支
ピン53の上側となるフック52の上部には左右に突出
する突出ピン52cが固定され、この突出ピン52cに
後端が連結された可撓性のある帯状の解除ストラップ5
5はシートクッション10の貫通孔15を通って前方に
延び、シートクッション10の前側より外に出ている解
除ストラップ55の前端には取手55aが設けられてい
る(図1及び図7参照)。
【0019】小児用クッション20が下降した状態から
操作ストラップ48前端の手掛け48aを引っ張れば、
前述のようにロッド44及び連結リンク43はスプリン
グ49に抗して前進し、小児用クッション20は上昇す
る。ロッド44が前進してスリット溝31の前端に近づ
けば、傾斜面52dに接してフック52を押し上げ、図
4に示すようにスリット溝31の前端に達すればロッド
44は折欠き部52a内に入って連結リンク43と共に
後退しなくなる。これにより小児用クッション20は図
4、図5及び図7(b) に示す上昇位置に保持されて、小
児使用状態となる。このように小児用クッション20の
昇降は平行リンク機構40により行い、前後位置は拘束
リンク32により拘束しているので、上昇位置における
小児用クッション20はしっかりと安定して保持され
る。
【0020】この状態から解除ストラップ55前端の取
手55aを引っ張れば、フック52はスプリング54に
抗して反時計回転方向に回転し、折欠き部52aによる
ロッド44の係止は解除される。従ってロッド44及び
連結リンク43はスプリング49により後退し、小児用
クッション20は下降して図1、図2、図7(a) などに
示す下降位置となり、大人使用状態となる。
【0021】上記実施の形態では、小児用クッション2
0を昇降させる平行リンク機構40の連結リンク43の
両端部を摺動自在に案内支持するスリット溝31をシー
トクッション10のクッションフレーム11側に設けた
例につき説明したが、本発明は平行リンク機構の上下を
逆にし、連結リンクの両端部を摺動自在に案内支持する
スリット溝を小児用クッション20のベースフレーム2
1側に設けて実施することも可能である。また、スプリ
ング49を除き、手動にて小児用クッション20を凹所
14へ格納することも可能である。
【0022】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、小児用
クッション20の昇降は平行リンク機構40により行
い、前後位置は拘束リンク32により拘束しているの
で、上昇位置における小児用クッション20はしっかり
した安定性がよいものとなり、また上昇位置における小
児用クッション20の前後位置は、拘束リンク32の長
さ並びにその両端部の小児用クッション20のベースフ
レーム21及び支持ブラケット30に対する取付位置を
変えることにより調節可能である。
【0023】スリット溝31を支持ブラケット30の立
上り部30aに形成し、立上り部30aの前端上部と小
児用クッション20のベースフレーム21の側板部21
aの後部を拘束リンク32により連結したものによれ
ば、小児用クッション20は上昇と同時に多少前向きに
移動するので、シートクッション10の後部にシートバ
ック19を設ける場合に適している。。
【0024】また、左右に連続する1本のロッド44の
両端部により左右の前側リンク41の一端部と連結リン
ク43の前端部とを互いに回動可能に連結すると共に同
両端部を支持ブラケット30のスリット溝31に摺動可
能に案内支持し、前側リンク41の他端部は小児用クッ
ション20のベースフレーム21の側板部21aの前端
部に連結し、ロッド44の中間部に後端が連結されて前
方に延び前端がシートクッション10の前縁よりも前側
に達する操作ストラップ48を更に備えたものによれ
ば、操作ストラップ48の前端を引くだけで小児用クッ
ション20は上昇されるので、小児用にする場合の操作
はきわめて簡単である。
【0025】また係止機構50が、支持ブラケット30
に回動可能に設けられ前進したロッド44の一部と自動
的に係合されるようにスプリング54により付勢された
フック52と、このフック52の一部に後端が連結され
て前方に延び前端がシートクッション10の前縁よりも
前側に達し同前端を引くことにより同フック52をスプ
リング54に抗してロッド44から離脱する向きに回動
させる解除ストラップ55よりなるものによれば、解除
ストラップ55の前端を引くだけでフック52はロッド
44から離脱するので、大人用に戻すために小児用クッ
ション20を下降させる場合の操作はきわめて簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による大人小児兼用椅子の一実施形態
の長手方向断面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った部分拡大断面図であ
る。
【図3】 図1の3−3線に沿った部分拡大断面図であ
る。
【図4】 図1の実施の形態の、小児使用状態における
長手方向部分拡大断面図である。
【図5】 図4の5−5線に沿った部分拡大断面図であ
る。
【図6】 図4の6−6線に沿った部分拡大断面図であ
る。
【図7】 図1に示す実施形態の全体斜視図である。
【図8】 従来技術による大人と小児が共に使用できる
椅子の全体斜視図である。
【符号の説明】
10…シートクッション、11…クッションフレーム、
12…パッド、13…クッションカバー、14…凹所、
14a…底面、20…小児用クッション、21…ベース
フレーム、21a…側板部、22…小児用クッションパ
ッド、23…小児用クッションカバー、30…支持ブラ
ケット、30a…立上り部、31…スリット溝、32…
拘束リンク、40…平行リンク機構、41,42…前後
のリンク、43…連結リンク、44…ロッド、48…操
作ストラップ、50…係止機構、52…フック、54…
スプリング、55…解除ストラップ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッションフレーム上に設けたパッドを
    クッションカバーにより覆ってなり後半部の上面に凹所
    を形成したシートクッションと、前記凹所の底面に固定
    され左右両側に互いに平行な1対の立上り部を形成した
    支持ブラケットと、前記立上り部とほゞ同一の間隔をお
    いて左右1対の側板部が形成されたベースフレーム上に
    設けた小児用クッションパッドを小児用クッションカバ
    ーにより覆ってなり前記凹所に出没可能な小児用クッシ
    ョンと、ほゞ同一長さの前後のリンクとその各一端部を
    連結する連結リンクよりなり前記前後のリンクの各他端
    部が前記側板部と立上り部の何れか一方に連結されると
    共に前記前後のリンクの前記各一端部に連結された前記
    連結リンクの両端部が前記側板部と立上り部の他方に前
    後方向に沿って形成されたスリット溝に摺動可能に案内
    支持されて前記小児用クッションを前記支持ブラケット
    に対しほゞ平行に昇降するように連結する左右1対の平
    行リンク機構と、前記前後のリンクよりも長く両端部が
    前記側板部と立上り部に連結されて前記支持ブラケット
    に対する前記小児用クッションの前後動を拘束する左右
    1対の拘束リンクと、前記小児用クッションが上昇した
    状態で前記スリット溝に対する前記連結リンクの移動を
    離脱可能に係止する係止機構を備えたことを特徴とする
    大人小児兼用椅子。
  2. 【請求項2】 前記スリット溝は前記支持ブラケットの
    立上り部に形成し、前記拘束リンクはこの立上り部の前
    端上部と前記小児用クッションのベースフレームの前記
    側板部の後部を連結してなる請求項1に記載の大人小児
    兼用椅子。
  3. 【請求項3】 前記左右の前側リンクの前記一端部と前
    記連結リンクの前端部とは左右に連続する1本のロッド
    の両端部により互いに回動可能に連結すると共に同両端
    部を前記スリット溝に摺動可能に案内支持し、前記前側
    リンクの前記他端部は前記側板部の前端部に連結し、前
    記ロッドの中間部に後端が連結されて前方に延び前端が
    前記シートクッションの前縁よりも前側に達する操作ス
    トラップを更に備えてなる請求項2に記載の大人小児兼
    用椅子。
  4. 【請求項4】 前記係止機構が、前記支持ブラケットに
    回動可能に設けられ前進した前記ロッドの一部と自動的
    に係合されるようにスプリングにより付勢されたフック
    と、このフックの一部に後端が連結されて前方に延び前
    端が前記シートクッションの前縁よりも前側に達し同前
    端を引くことにより同フックを前記スプリングに抗して
    前記ロッドから離脱する向きに回動させる解除ストラッ
    プよりなる請求項3に記載の大人小児兼用椅子。
JP5227498A 1998-03-04 1998-03-04 大人小児兼用椅子 Pending JPH11244086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227498A JPH11244086A (ja) 1998-03-04 1998-03-04 大人小児兼用椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227498A JPH11244086A (ja) 1998-03-04 1998-03-04 大人小児兼用椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11244086A true JPH11244086A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12910215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5227498A Pending JPH11244086A (ja) 1998-03-04 1998-03-04 大人小児兼用椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11244086A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012001A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry Science & Technology 大人・子供兼用椅子
CN111990831A (zh) * 2016-07-14 2020-11-27 明门瑞士股份有限公司 婴儿座椅

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012001A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry Science & Technology 大人・子供兼用椅子
CN111990831A (zh) * 2016-07-14 2020-11-27 明门瑞士股份有限公司 婴儿座椅
CN111990831B (zh) * 2016-07-14 2024-05-28 明门瑞士股份有限公司 婴儿座椅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6428099B1 (en) Child vehicle seat with adjustable and removable base
US4230366A (en) Automotive seat with built-in child restraint
US3669492A (en) Reclining car seat
US4653805A (en) Foldable high chair
KR101851415B1 (ko) 아기 받침대 및 장착 장치
US5505519A (en) Leg rest attachments for child car seats
US20050241064A1 (en) Convertible infant care apparatus
JPH042599Y2 (ja)
JPH11198694A (ja) チャイルドシート
JP2521301Y2 (ja) 座位保持用車椅子
JPH11244086A (ja) 大人小児兼用椅子
JP4145982B2 (ja) 子守帯
JP4006675B2 (ja) シートベルトの取付構造
JP4118443B2 (ja) チャイルドシート
US11344137B1 (en) Convertible infant seat
JP4475490B2 (ja) 椅子
JPH1095346A (ja) 幼児用着座装置
JP2691122B2 (ja) 幼児用座席付き車両用シート
JPH0534471Y2 (ja)
JP3631164B2 (ja) 幼児用着座装置
JP3449044B2 (ja) 自動車用幼児拘束シートベルトガイド装置
JP3114412B2 (ja) 子供用シート付き車両用シート
JP2001169854A (ja) シートに着脱自在に取付けるクッションの構造
JP2000219101A (ja) ベルト締結機構および該機構を用いた安全ガード装置
JPH08337138A (ja) 収納式チャイルドシート

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20041018

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712