JPH11243759A - コンバインのフィードチエンクラッチ装置 - Google Patents
コンバインのフィードチエンクラッチ装置Info
- Publication number
- JPH11243759A JPH11243759A JP5076098A JP5076098A JPH11243759A JP H11243759 A JPH11243759 A JP H11243759A JP 5076098 A JP5076098 A JP 5076098A JP 5076098 A JP5076098 A JP 5076098A JP H11243759 A JPH11243759 A JP H11243759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed chain
- threshing
- chamber
- clutch
- grain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱穀装置6のフィードチエン11のフィード
チエンクラッチ14を断接操作するクラッチ操作モータ
Mを、わら屑や塵埃等の少い個所で、メンテナンスの容
易な個所に設置する。 【解決手段】 車体1上に、扱胴2を軸装する脱穀室3
及び処理胴4を軸装する二番処理室5とこの穀稈移送口
10に沿うフィードチエン11と後側の脱穀排塵室12
とを有する脱穀装置6と、この脱穀装置6で脱穀選別さ
れた穀粒を収容すると共に外側方へ展開可能のグレンタ
ンク7とを搭載し、該脱穀排塵室12乃至二番処理室5
のグレンタンク7側の排塵室壁13乃至処理室壁8上部
に、該フィードチエン11後部のスプロケット14の伝
動を断接するフィードチエンクラッチ15操作用のクラ
ッチ操作モータMを配置してなるコンバインのフィード
チエンクラッチ装置の構成。
チエンクラッチ14を断接操作するクラッチ操作モータ
Mを、わら屑や塵埃等の少い個所で、メンテナンスの容
易な個所に設置する。 【解決手段】 車体1上に、扱胴2を軸装する脱穀室3
及び処理胴4を軸装する二番処理室5とこの穀稈移送口
10に沿うフィードチエン11と後側の脱穀排塵室12
とを有する脱穀装置6と、この脱穀装置6で脱穀選別さ
れた穀粒を収容すると共に外側方へ展開可能のグレンタ
ンク7とを搭載し、該脱穀排塵室12乃至二番処理室5
のグレンタンク7側の排塵室壁13乃至処理室壁8上部
に、該フィードチエン11後部のスプロケット14の伝
動を断接するフィードチエンクラッチ15操作用のクラ
ッチ操作モータMを配置してなるコンバインのフィード
チエンクラッチ装置の構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインのフ
ィードチエンクラッチ装置に関し、このフィードチエン
クラッチを入り切り(断接)するクラッチ操作モータを
脱穀装置後部の排塵室壁上部に配置するものである。
ィードチエンクラッチ装置に関し、このフィードチエン
クラッチを入り切り(断接)するクラッチ操作モータを
脱穀装置後部の排塵室壁上部に配置するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】コンバインのフィード
チエンは穀稈を挾持搬送しながら脱穀させるものである
から、このフィードチエンのスプロケット部の伝動を入
り切りするフィードチエンクラッチは、わら屑の降りか
かり易い個所に配置されることが多く、このフィードチ
エンクラッチを操作するクラッチ操作モータを同位置に
配置するのは好ましくない。又、構成も煩雑化してメン
テナンスに手数を要する。
チエンは穀稈を挾持搬送しながら脱穀させるものである
から、このフィードチエンのスプロケット部の伝動を入
り切りするフィードチエンクラッチは、わら屑の降りか
かり易い個所に配置されることが多く、このフィードチ
エンクラッチを操作するクラッチ操作モータを同位置に
配置するのは好ましくない。又、構成も煩雑化してメン
テナンスに手数を要する。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、車体1上
に、扱胴2を軸装する脱穀室3及び処理胴4を軸装する
二番処理室5とこの穀稈移送口10に沿うフィードチエ
ン11と後側の脱穀排塵室12とを有する脱穀装置6
と、この脱穀装置6で脱穀選別された穀粒を収容すると
共に外側方へ展開可能のグレンタンク7とを搭載し、該
脱穀排塵室12乃至二番処理室5のグレンタンク7側の
排塵室壁13乃至処理室壁8上部に、該フィードチエン
11後部のスプロケット14の伝動を入り切りするフィ
ードチエンクラッチ15操作用のクラッチ操作モータM
を配置してなるコンバインのフィードチエンクラッチ装
置の構成とする。
に、扱胴2を軸装する脱穀室3及び処理胴4を軸装する
二番処理室5とこの穀稈移送口10に沿うフィードチエ
ン11と後側の脱穀排塵室12とを有する脱穀装置6
と、この脱穀装置6で脱穀選別された穀粒を収容すると
共に外側方へ展開可能のグレンタンク7とを搭載し、該
脱穀排塵室12乃至二番処理室5のグレンタンク7側の
排塵室壁13乃至処理室壁8上部に、該フィードチエン
11後部のスプロケット14の伝動を入り切りするフィ
ードチエンクラッチ15操作用のクラッチ操作モータM
を配置してなるコンバインのフィードチエンクラッチ装
置の構成とする。
【0004】
【発明の作用、及び効果】刈取装置から刈取搬送される
穀稈は、脱穀装置6の脱穀室3内で扱胴2の回転で脱穀
される。脱穀室3で脱穀された脱穀物のうち選別された
穀粒はグレンタンク7に取出されて収容される。脱穀室
3又は選別部等から横側の二番処理室5内へ供給される
二番物は、処理胴4の回転によって脱穀処理される。
又、車体1の操向旋回時で刈取装置と共にフィードチエ
ン11の伝動を停止するときは、クラッチ操作モータM
の駆動によってフィードチエンクラッチ15を切りに
し、スプロケット14及びフィードチエン11を停止で
きる。又、このクラッチ操作モータMの駆動でフィード
チエンクラッチ15を入り作動できる。
穀稈は、脱穀装置6の脱穀室3内で扱胴2の回転で脱穀
される。脱穀室3で脱穀された脱穀物のうち選別された
穀粒はグレンタンク7に取出されて収容される。脱穀室
3又は選別部等から横側の二番処理室5内へ供給される
二番物は、処理胴4の回転によって脱穀処理される。
又、車体1の操向旋回時で刈取装置と共にフィードチエ
ン11の伝動を停止するときは、クラッチ操作モータM
の駆動によってフィードチエンクラッチ15を切りに
し、スプロケット14及びフィードチエン11を停止で
きる。又、このクラッチ操作モータMの駆動でフィード
チエンクラッチ15を入り作動できる。
【0005】このような脱穀穀稈の搬送を行うフィード
チエン11のフィードチエンクラッッチ15を断接する
クラッチ操作モータMのメンテナンス時は、脱穀装置6
横側のグレンタンク7を外側へ回動させて展開すること
により、車体1上の脱穀装置6のグレンタンク7側の間
隔を広くすることができる。この脱穀装置6のグレンタ
ンク7側上部の処理室壁8又は排塵室壁13の上部で、
フィードチエン11と反対の側でわら屑や排塵物の降り
かかり難い位置に、クラッチ操作モータMが設けられた
めに、防塵効果を良くすることができ、メンテナンスを
容易に行うことができる。
チエン11のフィードチエンクラッッチ15を断接する
クラッチ操作モータMのメンテナンス時は、脱穀装置6
横側のグレンタンク7を外側へ回動させて展開すること
により、車体1上の脱穀装置6のグレンタンク7側の間
隔を広くすることができる。この脱穀装置6のグレンタ
ンク7側上部の処理室壁8又は排塵室壁13の上部で、
フィードチエン11と反対の側でわら屑や排塵物の降り
かかり難い位置に、クラッチ操作モータMが設けられた
めに、防塵効果を良くすることができ、メンテナンスを
容易に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】コンバインは、クローラ走行装置
17を有する車体1上に、穀稈引起装置18や刈刃装置
19及び穀稈搬送装置20等を有した刈取装置21を昇
降自在にして支架する。この後側には、扱胴2を軸装し
た脱穀室3や処理胴4を軸装した二番処理室5、脱穀室
3の穀稈移送口10に沿うフィードチエン11と挾扼杆
22、脱穀物を受けて揺動移送しながら選別する揺動選
別棚16、選別風路23へ選別風を送る唐箕24、脱穀
済排稈を排送する排稈装置25を上部に設け、吸引排塵
機26を後方に配置し、脱穀室3の排稈口27や排塵処
理胴28内装の排塵処理室12、下側の揺動選別棚16
等に連通する排塵室29を設けた脱穀装置6を搭載す
る。
17を有する車体1上に、穀稈引起装置18や刈刃装置
19及び穀稈搬送装置20等を有した刈取装置21を昇
降自在にして支架する。この後側には、扱胴2を軸装し
た脱穀室3や処理胴4を軸装した二番処理室5、脱穀室
3の穀稈移送口10に沿うフィードチエン11と挾扼杆
22、脱穀物を受けて揺動移送しながら選別する揺動選
別棚16、選別風路23へ選別風を送る唐箕24、脱穀
済排稈を排送する排稈装置25を上部に設け、吸引排塵
機26を後方に配置し、脱穀室3の排稈口27や排塵処
理胴28内装の排塵処理室12、下側の揺動選別棚16
等に連通する排塵室29を設けた脱穀装置6を搭載す
る。
【0007】前記車体1の一側部には、前部から後部に
亘って、操縦台や操縦席等を覆うキャビン30、操縦席
下側のエンジン、脱穀装置6で脱穀選別された穀粒を穀
粒取出揚穀機31で取出して収容するグレンタンク7、
及び、このグレンタンクレンタンク7の収容穀粒を機外
へ取出搬送する排穀オーガ32等を配置搭載する。前記
脱穀室2は、前側に穀稈供給口33を有して、前側に穀
稈供給漏斗34が設けられて、フィードチエン11の前
端部を横側に沿わせる。又、後側には前記の排稈口27
が設けられて、該穀稈移送口10はこれら穀稈供給口3
3から排稈口27に亘って下側のフィードチエン11と
上側の挾扼杆22との間で挾持した穀稈を移送させ脱穀
させることができる。
亘って、操縦台や操縦席等を覆うキャビン30、操縦席
下側のエンジン、脱穀装置6で脱穀選別された穀粒を穀
粒取出揚穀機31で取出して収容するグレンタンク7、
及び、このグレンタンクレンタンク7の収容穀粒を機外
へ取出搬送する排穀オーガ32等を配置搭載する。前記
脱穀室2は、前側に穀稈供給口33を有して、前側に穀
稈供給漏斗34が設けられて、フィードチエン11の前
端部を横側に沿わせる。又、後側には前記の排稈口27
が設けられて、該穀稈移送口10はこれら穀稈供給口3
3から排稈口27に亘って下側のフィードチエン11と
上側の挾扼杆22との間で挾持した穀稈を移送させ脱穀
させることができる。
【0008】前記フィードチエン11は、脱穀室3の穀
稈移送口10の下側に着脱可能の移送口カバー35の外
側に張設される。36はこのフィードチエン11を摺動
案内するチエンレール、14,37はこのフィードチエ
ン11の前後端部を掛け渡して駆動するスプロケット、
39は張圧スプロケットである。該移送口カバー35及
びチエンレール36等は、フィードチエン11を掛け渡
した状態で、前端下部の脱穀装置6に一体の支持フレー
ム40に対して、上下方向のチエン展開ピン41の回り
に回動させて、該フィードチエン11等を穀稈移送口1
0から外方へ回動展開できる。
稈移送口10の下側に着脱可能の移送口カバー35の外
側に張設される。36はこのフィードチエン11を摺動
案内するチエンレール、14,37はこのフィードチエ
ン11の前後端部を掛け渡して駆動するスプロケット、
39は張圧スプロケットである。該移送口カバー35及
びチエンレール36等は、フィードチエン11を掛け渡
した状態で、前端下部の脱穀装置6に一体の支持フレー
ム40に対して、上下方向のチエン展開ピン41の回り
に回動させて、該フィードチエン11等を穀稈移送口1
0から外方へ回動展開できる。
【0009】42はサブチエンで、前記フィードチエン
11の前端部の穀稈供給漏斗34側に沿って設けられ、
該フィードチエン11前端のスプロケット37と同スプ
ロケット軸43で駆動される。このサブチエン42は後
端を穀稈供給口33近くに接近させている。44はこの
サブチエン42のチエンレールである。このサブチエン
42は、フィードチエン11と一体としてチエン展開ピ
ン41の回りに回動展開できる。該穀稈供給漏斗34は
このサブチエン42部を切欠部45として位置させてい
る。この切欠部45の穀稈供給漏斗34側縁部にはゴム
板の如き弾性体46を設けて、サブチエン42の回動展
開時等の移動によって接触しても破損しないように構成
している(図5)。
11の前端部の穀稈供給漏斗34側に沿って設けられ、
該フィードチエン11前端のスプロケット37と同スプ
ロケット軸43で駆動される。このサブチエン42は後
端を穀稈供給口33近くに接近させている。44はこの
サブチエン42のチエンレールである。このサブチエン
42は、フィードチエン11と一体としてチエン展開ピ
ン41の回りに回動展開できる。該穀稈供給漏斗34は
このサブチエン42部を切欠部45として位置させてい
る。この切欠部45の穀稈供給漏斗34側縁部にはゴム
板の如き弾性体46を設けて、サブチエン42の回動展
開時等の移動によって接触しても破損しないように構成
している(図5)。
【0010】前記挾扼杆22は、脱穀室3上をカバー軸
47の回りに上下回動して開閉する脱穀カバー48の穀
稈移送口10側端部に沿って設けられ、脱穀カバー48
の開放によってフィードチエン11から離間させること
ができる。49は脱穀室3下側の脱穀網で、前記移送口
カバー35の開放で着脱して交換できる。50は脱穀装
置6各部を伝動する脱穀入力プーリ、51はギヤケー
ス、52は穀稈供給漏斗34の下方に設けたプーリで、
前記扱胴2の扱胴軸53を伝動する伝動ケース54の伝
動プーリ55と、処理胴4の処理胴軸56との間に亘っ
てベルト57を掛け渡して連動する。58は脱穀フレー
ムの後端部に軸装されたクランク軸で、前記揺動選別棚
16を揺動させる。
47の回りに上下回動して開閉する脱穀カバー48の穀
稈移送口10側端部に沿って設けられ、脱穀カバー48
の開放によってフィードチエン11から離間させること
ができる。49は脱穀室3下側の脱穀網で、前記移送口
カバー35の開放で着脱して交換できる。50は脱穀装
置6各部を伝動する脱穀入力プーリ、51はギヤケー
ス、52は穀稈供給漏斗34の下方に設けたプーリで、
前記扱胴2の扱胴軸53を伝動する伝動ケース54の伝
動プーリ55と、処理胴4の処理胴軸56との間に亘っ
てベルト57を掛け渡して連動する。58は脱穀フレー
ムの後端部に軸装されたクランク軸で、前記揺動選別棚
16を揺動させる。
【0011】前記排塵室29のフィードチエン11側後
部の排塵室壁71には、伝動ケース59が設けられ、こ
の入力軸60を前記ギヤケース51側からベルト61で
連動して、この伝動ケース59には、吸引排塵機26の
ファン軸62を軸装し、フィードチエン11のスプロケ
ット14を駆動するスプロケット駆動軸63を軸装し、
このフィードチエン11の伝動を入り切りする前記フィ
ードチエンクラッチ15のクラッチ軸64等を軸装し
て、該入力軸60の回転で、吸引排塵機26やフィード
チエン11を伝動できる。65はチエンカバーで、前記
移送口カバー35の外側に設けられるて、フィードチエ
ン11やベルト61等の外側を覆うものであり、フィー
ドチエン11等と共にチエン展開ピン41の回りに展開
できる。
部の排塵室壁71には、伝動ケース59が設けられ、こ
の入力軸60を前記ギヤケース51側からベルト61で
連動して、この伝動ケース59には、吸引排塵機26の
ファン軸62を軸装し、フィードチエン11のスプロケ
ット14を駆動するスプロケット駆動軸63を軸装し、
このフィードチエン11の伝動を入り切りする前記フィ
ードチエンクラッチ15のクラッチ軸64等を軸装し
て、該入力軸60の回転で、吸引排塵機26やフィード
チエン11を伝動できる。65はチエンカバーで、前記
移送口カバー35の外側に設けられるて、フィードチエ
ン11やベルト61等の外側を覆うものであり、フィー
ドチエン11等と共にチエン展開ピン41の回りに展開
できる。
【0012】前記チエンレール36の後端部に回転自在
にスプロケット軸66で軸装されるスプロケット14
は、該スプロケット駆動軸63に対して嵌脱自在のカッ
プリングを構成して、このスプロケット駆動軸63に嵌
合して一体回転しうる。前記チエンレール36等を外方
へ展開するときは、このスプロケット14がスプロケッ
ト駆動軸63から外れる。
にスプロケット軸66で軸装されるスプロケット14
は、該スプロケット駆動軸63に対して嵌脱自在のカッ
プリングを構成して、このスプロケット駆動軸63に嵌
合して一体回転しうる。前記チエンレール36等を外方
へ展開するときは、このスプロケット14がスプロケッ
ト駆動軸63から外れる。
【0013】又、このフィードチエン11のフィードチ
エンクラッチ15は、排塵室29を左右に横断するクラ
ッチ連動軸67及びリンク機構68等を介して連動され
るシフター69によって入り切り操作される。このクラ
ッチ連動軸67は、グレンタンク7側の処理室壁8部に
取付られるクラッチ操作モータMによってリンク機構7
0を介して駆動されて入り切りされる。
エンクラッチ15は、排塵室29を左右に横断するクラ
ッチ連動軸67及びリンク機構68等を介して連動され
るシフター69によって入り切り操作される。このクラ
ッチ連動軸67は、グレンタンク7側の処理室壁8部に
取付られるクラッチ操作モータMによってリンク機構7
0を介して駆動されて入り切りされる。
【0014】前記二番処理室5と排塵処理室12とは前
後に直列に配置されて、脱穀機壁よりも外側へ一部突出
して設けられる。この二番処理室5の処理胴56と同軸
上に、排塵処理室12の排塵処理胴28が軸装されて一
体回転する。これら各処理室5,12の下側部には処理
網72,73が設けられて、供給される二番物やわら屑
等を脱穀処理しながら、これらの処理網72,73や排
出口から下側の揺動選別棚16上面に落下させる。
後に直列に配置されて、脱穀機壁よりも外側へ一部突出
して設けられる。この二番処理室5の処理胴56と同軸
上に、排塵処理室12の排塵処理胴28が軸装されて一
体回転する。これら各処理室5,12の下側部には処理
網72,73が設けられて、供給される二番物やわら屑
等を脱穀処理しながら、これらの処理網72,73や排
出口から下側の揺動選別棚16上面に落下させる。
【0015】前記選別風路23の底部には、選別穀粒を
集送する一番樋74と、未脱粒を含む二番物を集送する
二番樋75とを配置し、一番樋74は一番物取出揚穀機
31に連設して、横側のグレンタンク7上に揚穀するよ
うにのぞませる。又、二番樋75は二番揚穀機77に連
設して、上部の二番処理室5に二番物を還元するように
構成する。
集送する一番樋74と、未脱粒を含む二番物を集送する
二番樋75とを配置し、一番樋74は一番物取出揚穀機
31に連設して、横側のグレンタンク7上に揚穀するよ
うにのぞませる。又、二番樋75は二番揚穀機77に連
設して、上部の二番処理室5に二番物を還元するように
構成する。
【0016】前記脱穀装置6のフィードチエン11とは
反対の側に搭載されるグレンタンク7は、底部に前後方
向に沿う移送樋78を有し、この移送樋78の後端部を
のぞませる縦オーガ79と横オーガ80とからなる排穀
オーガ32に連設される。グレンタンク7はこの縦オー
ガ79の回りに外側方へ回動させて、脱穀装置6の背面
との間隔を開くことができる。
反対の側に搭載されるグレンタンク7は、底部に前後方
向に沿う移送樋78を有し、この移送樋78の後端部を
のぞませる縦オーガ79と横オーガ80とからなる排穀
オーガ32に連設される。グレンタンク7はこの縦オー
ガ79の回りに外側方へ回動させて、脱穀装置6の背面
との間隔を開くことができる。
【0017】前記処理胴4を軸装する二番処理室5のグ
レンタンク7側の処理室壁8には、処理室口76を広く
開口し、この処理室口76の外側に処理室カバー9で開
閉可能に設け、この処理室口76を開くことによって、
二番処理室5内の掃除やメンテナンスを行うことができ
る。このような処理室口や処理室カバーの構成は、後部
の排塵処理胴28を軸装する排塵処理室12の室壁13
に設けて、掃除等を行い易く構成するもよい。このよう
な処理室カバー9の開閉や、前記クラッチ操作モータM
のメンテナンス時等では、グレンタンク7を縦オーガ7
9の回りに外側方へ回動させておく。
レンタンク7側の処理室壁8には、処理室口76を広く
開口し、この処理室口76の外側に処理室カバー9で開
閉可能に設け、この処理室口76を開くことによって、
二番処理室5内の掃除やメンテナンスを行うことができ
る。このような処理室口や処理室カバーの構成は、後部
の排塵処理胴28を軸装する排塵処理室12の室壁13
に設けて、掃除等を行い易く構成するもよい。このよう
な処理室カバー9の開閉や、前記クラッチ操作モータM
のメンテナンス時等では、グレンタンク7を縦オーガ7
9の回りに外側方へ回動させておく。
【0018】前記クラッチ操作モータMは、二番処理室
5又は排塵処理室12の上側に位置する処理室壁8や排
塵室壁71の外側面に取付けるもので、邪魔になり難
く、高位置にあって塵埃等を受けることが少く、衛生的
である。又、このモータMは、前記刈取装置19の上昇
によって、この刈取装置19の伝動クラッチの切りと同
時に電動されて前記フィードチエンクラッチ15を切
り、フィードチエン11の伝動を停止するものである。
又、刈取装置19の下降によって逆にフィードチエンク
ラッチ15を入りにする。
5又は排塵処理室12の上側に位置する処理室壁8や排
塵室壁71の外側面に取付けるもので、邪魔になり難
く、高位置にあって塵埃等を受けることが少く、衛生的
である。又、このモータMは、前記刈取装置19の上昇
によって、この刈取装置19の伝動クラッチの切りと同
時に電動されて前記フィードチエンクラッチ15を切
り、フィードチエン11の伝動を停止するものである。
又、刈取装置19の下降によって逆にフィードチエンク
ラッチ15を入りにする。
【0019】図4、図10、図11において、前記フィ
ードチエン11の駆動スプロケット14及びスプロケッ
ト軸63に巻付くわら屑を掻き落すスクレパー109を
設ける。伝動ケース59を一体に取付ける脱穀フレーム
の前記フィードチエン11側排塵室壁71に、チエン展
開ピン41の回りに開閉回動するチエンレール36及び
チエンカバー65等とに体に取付けられるフック110
を係合させるロックピン111を、ブラケット112を
介在させてボルト113で取付ける。スクレパー109
はこのブラケット112に対してボルト114で取付け
られる。スクレパー109には長孔115が形成され
て、ボルト114の締付けによってスクレパー109の
長さを調節できる。
ードチエン11の駆動スプロケット14及びスプロケッ
ト軸63に巻付くわら屑を掻き落すスクレパー109を
設ける。伝動ケース59を一体に取付ける脱穀フレーム
の前記フィードチエン11側排塵室壁71に、チエン展
開ピン41の回りに開閉回動するチエンレール36及び
チエンカバー65等とに体に取付けられるフック110
を係合させるロックピン111を、ブラケット112を
介在させてボルト113で取付ける。スクレパー109
はこのブラケット112に対してボルト114で取付け
られる。スクレパー109には長孔115が形成され
て、ボルト114の締付けによってスクレパー109の
長さを調節できる。
【0020】前記スクレパー109の先端部は、伝動ケ
ース59のスプロケット軸63の回転周面に接近させ
る。又、この伝動ケース59の外側には前記入力軸60
を伝動のベルト61等を覆う伝動ケースカバー116が
設けられるが、スクレパー109はこの伝動ケースカバ
ー116の外側でスプロケット軸63に嵌脱するスプロ
ケット14との間に介入される。
ース59のスプロケット軸63の回転周面に接近させ
る。又、この伝動ケース59の外側には前記入力軸60
を伝動のベルト61等を覆う伝動ケースカバー116が
設けられるが、スクレパー109はこの伝動ケースカバ
ー116の外側でスプロケット軸63に嵌脱するスプロ
ケット14との間に介入される。
【0021】又、前記フィードチエン11と共に開閉す
るチエンカバー65の後端部には位置決用のガイドピン
117を設け、前記伝動ケースカバー116の下部外側
に形成したテーパー状のピン穴118に嵌合案内するこ
とにより、閉鎖時のフィードチエン11の後端スプロケ
ット14のスプロケット軸63に対する嵌合を正確に行
わせるものである。
るチエンカバー65の後端部には位置決用のガイドピン
117を設け、前記伝動ケースカバー116の下部外側
に形成したテーパー状のピン穴118に嵌合案内するこ
とにより、閉鎖時のフィードチエン11の後端スプロケ
ット14のスプロケット軸63に対する嵌合を正確に行
わせるものである。
【図1】脱穀装置部の右側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その正面図。
【図4】その左側面図。
【図5】フィードチエン部の作動をを示す正面図。
【図6】その左側断面図。
【図7】排塵処理室部の側面図と、正面図。
【図8】その右側面図と、一部の正面図。
【図9】その背面図。
【図10】フィードチエン開閉部の側面図と、その平面
図。
図。
【図11】チエンカバー部の斜視図。
【図12】コンバインの側面図。
【図13】その平面図。
1 車体 2 扱胴 3 脱穀室 4 処理胴 5 二番処理室 6 脱穀装置 7 グレンタンク 8 処理室壁 10 穀稈移送口 11 フィードチエン 12 脱穀排塵室 13 排塵室壁 14 スプロケット 15 フィードチエンクラッチ M クラッチ操作モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 水島 淳 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項1】車体1上に、扱胴2を軸装する脱穀室3及
び処理胴4を軸装する二番処理室5とこの穀稈移送口1
0に沿うフィードチエン11と後側の脱穀排塵室12と
を有する脱穀装置6と、この脱穀装置6で脱穀選別され
た穀粒を収容すると共に外側方へ展開可能のグレンタン
ク7とを搭載し、該脱穀排塵室12乃至二番処理室5の
グレンタンク7側の排塵室壁13乃至処理室壁8上部
に、該フィードチエン11後部のスプロケット14の伝
動を入り切りするフィードチエンクラッチ15操作用の
クラッチ操作モータMを配置してなるコンバインのフィ
ードチエンクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076098A JPH11243759A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | コンバインのフィードチエンクラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076098A JPH11243759A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | コンバインのフィードチエンクラッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11243759A true JPH11243759A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12867800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5076098A Pending JPH11243759A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | コンバインのフィードチエンクラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11243759A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103355057A (zh) * | 2013-08-05 | 2013-10-23 | 兴化市利源农业装备制造有限公司 | 一种谷物联合收割机 |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP5076098A patent/JPH11243759A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103355057A (zh) * | 2013-08-05 | 2013-10-23 | 兴化市利源农业装备制造有限公司 | 一种谷物联合收割机 |
CN103355057B (zh) * | 2013-08-05 | 2015-04-15 | 兴化市利源农业装备制造有限公司 | 一种谷物联合收割机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4010181B2 (ja) | 脱穀機 | |
JPH11243759A (ja) | コンバインのフィードチエンクラッチ装置 | |
JP2002125441A (ja) | コンバインの穀稈移送装置 | |
JP6731880B2 (ja) | コンバイン | |
JPH11127677A (ja) | コンバインのフィードチエン伝動装置 | |
JP7190382B2 (ja) | コンバイン | |
WO2018179635A1 (ja) | コンバイン | |
JP6827356B2 (ja) | コンバイン | |
JP3629715B2 (ja) | コンバインの動力伝達装置 | |
JP4952819B2 (ja) | 脱穀機 | |
JPH11243760A (ja) | コンバインの二番処理装置 | |
JP4670155B2 (ja) | コンバイン | |
JPH0745Y2 (ja) | コンバインの脱穀装置 | |
JP6775459B2 (ja) | コンバイン | |
JP2010187696A5 (ja) | ||
JP3982031B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP2001169656A (ja) | コンバイン | |
JP2000037133A (ja) | 汎用コンバインのグレンタンク | |
JP2004337070A (ja) | コンバイン | |
JP2001245528A (ja) | コンバイン | |
JP4952855B2 (ja) | 脱穀機 | |
JP4670945B2 (ja) | コンバイン | |
JP5293855B2 (ja) | 脱穀機 | |
JP4670982B2 (ja) | コンバイン | |
JP2004290106A (ja) | 脱穀機の選別装置 |