JPH11243630A - 電源ポール - Google Patents

電源ポール

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JPH11243630A
JPH11243630A JP10042335A JP4233598A JPH11243630A JP H11243630 A JPH11243630 A JP H11243630A JP 10042335 A JP10042335 A JP 10042335A JP 4233598 A JP4233598 A JP 4233598A JP H11243630 A JPH11243630 A JP H11243630A
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JP
Japan
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pole
power
casing
supply
buried
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Withdrawn
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JP10042335A
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English (en)
Inventor
Yasushi Nomura
泰 野村
Nobuyuki Shibue
伸之 渋江
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポールの下端の深さ位置を変えずに地中埋設
配線工事を従来よりも浅くできるようにする。 【解決手段】 下部を地中Gに埋設して立設するポール
2と、ポールに設けられる器具本体3とを備える電源ポ
ール1において、ポールに下端から上方に切り欠き状に
形成した電源引込部21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置される
電源ポールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外で電気器具を設置する場合ま
たは一時的に使用する場合、建物の外壁などに配設され
た防水コンセントや、あるいは屋外に設置された分電盤
から電源をとっていた。しかしながら、防水コンセント
は建物の外壁などにしか設けることができないため、建
物から離れた場所のような任意の場所で電源をとること
が難しかった。そこで、上述のような課題を解決するも
のとして、特願平9−028100号のようなものが提
案されているものの、このものにあっては以下のような
課題があった。
【0003】すなわち、従来の電源ポールにあっては、
夜間、屋外で電気器具を使用しようとして、電気器具か
らの電源プラグを電源ポールに設けられているコンセン
トに差し込もうとしても暗くて差し込み難く、また、電
源ポールに設けられているコンセントに、庭園灯などの
夜間の屋外照明器具の電源を接続する場合が多く、屋外
照明器具を必要に応じて簡単に取り付け得る電源ポール
が望まれていると言う課題があった。
【0004】そこで、本発明者等は、図10に示すよう
な、必要に応じて適宜屋外照明器具を簡単に取り付け得
る電源ポール1の試作開発を行った。この電源ポール1
は、地中Gに埋設して立設するポール2と、ポール2の
上部に設けられる器具本体3とを備え、器具本体3内に
は1乃至複数のコンセントが配設されている。なお、器
具本体3は、詳しくは、ポール2の上部に取り付け可能
なベース4の上部にケーシング5を一体に組み付けたも
のであり、1乃至複数のコンセントはケーシング5内に
配設されている。
【0005】そして、本発明者等は、商品化するに先駆
けて、この電源ポール1の試験的な設置施工を試みて、
その施工性と組み立て性との検討を行ったことろ、その
結果として次のような不具合点のあることが分かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、先ず器具本
体3の取り付けに先立って、ポール2を地中Gに埋設し
て立設するとともに、地中埋設配線工事を行って、入力
電源ケーブルWinと送り電源ケーブルWout とを、ポー
ル2の下端からポール2の内部に引き込んで、ポール2
の上端から引き出す作業が必要である。ところで、地中
埋設する電力用ケーブルは、保護のために波付硬質合成
樹脂管(FEP管)Fに通して配設する必要がある。し
かも、波付硬質合成樹脂管Fは屈曲させることはできる
ものの曲率半径がかなり大きなものであるため、直立し
て埋設されるポール2の下端から、波付硬質合成樹脂管
Fに通した電源ケーブルWin, Wout を、波付硬質合成
樹脂管Fごとポール2の内部に引き込んでポール2の上
端から引き出すことになると、波付硬質合成樹脂管Fを
ポール2の下端位置よりも波付硬質合成樹脂管Fの曲率
半径分深く埋設しなければならず、地中埋設配線工事が
困難であるという問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、ポールの下端
から挿入されて、ポールの上端に取り付く器具本体へ電
力供給する電源ケーブルの地中埋設配線工事を、ポール
の下端の深さ位置を変えずに従来よりも浅く行うことの
可能な、施工性に優れる電源ポールを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、下部を地中に埋設して立設するポール
と、ポールに設けられる器具本体とを備える電源ポール
において、前記ポールに下端から上方に切り欠き状に形
成した電源引込部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電源ポールの
一実施の形態を図1乃至図9に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明に係る電源ポールを示す概略図であ
り、図1(a)は電源ポールの正面図、図1(b)は電
源ポールの側面図である。図2は電源ポールのポールを
示す分解斜視図、図3は電源ポールの器具本体のベース
を示す分解斜視図、図4は電源ポールの器具本体内に内
蔵される内器ユニットを示す分解斜視図、図5は電源ポ
ールの器具本体のケーシング本体を示す分解斜視図、図
6は電源ポールの器具本体のケーシング蓋を示す分解斜
視図、図7は電源ポールの内部回路を示す回路図、図8
は電源ポールに取着される屋外照明器具を示す斜視図、
図9は電源ポールに屋外照明器具を取着した状態を示す
概略図である。
【0010】図1に示すように、電源ポール1は、下部
を地中Gに埋設して立設するポール2と、ポール2の先
端に設けられる器具本体3とを含んで構成される。ま
た、器具本体3は、ベース4と、ベース4の上部に設け
られるケーシング5とを含んで構成される。
【0011】ポール2は、外径120φで長さ500m
mの円筒鋼管であり、上端部には内部から突出する張力
止固定板20を備え、下端には下端から上方に縦長に切
り欠き状に形成した互いに対向する電源引込部21,2
1を備える。なお、地中埋設配線では、電源線などは波
付硬質合成樹脂管Fに通して配線されるので、電源引込
部21は波付硬質合成樹脂管Fが挿入できる寸法にされ
ている。
【0012】ポール2は、図2に詳しく示すように、上
端近傍には、張力止固定板20を取着するための貫通孔
22,22と、ベース4を載置して取着するための貫通
孔23,23とが穿設されている。張力止固定板20
は、略矩形板状の板金物であり、ポール1に取着するた
めの折曲成形したポール取着部20aと、張力止24を
ビス止めするねじ孔20b,20bとを備える。なお、
張力止24はコ字状の両足を更に折曲開脚したような形
状の板金金具である。
【0013】ベース4は、図3に示すように、例えばア
ルミニウムのダイカスト製のもので、ポール2と同様に
外径を120φにされ、下部はポール2の上端に嵌入可
能にするために一段細くした嵌合段部40が形成してあ
る。この嵌合段部40には、ポール2の上端近傍に設け
た貫通孔23,23に対応するねじ孔40a,40aが
穿設してある。また、ベース4の上端部には、ケーシン
グ5を載置するための載置段部41と、ケーシング5を
嵌合載置するときに位置決めや水切りとして機能する複
雑な形状の嵌合リブ42とが形成されている。
【0014】また、嵌合リブ42の上面には、半円板形
の防水パッキン43を取着するための4個のねじ孔44
と、ケーシング5を固定するためのねじ孔45,45と
を備える。更に、防水パッキン43の下方になるベース
4側部には、コンセントに接続するキャブタイヤケーブ
ルなどを引き出すためのケーブル引出溝46,46が形
成される。ケーブル引出溝46の下端は、雨水などが流
出し易いように、また、ケーブルに無理な屈曲力が加わ
らないように、なだらかな外側に曲がる下り曲面に形成
されている。防水パッキン43はゴム製であり、ケーブ
ル引出のための切れ目43a,43aが入れられてい
る。
【0015】ケーシング5は、図5に示すケーシング本
体Aと、図5に示すケーシングキャップCと、図6に示
すケーシング蓋Bとから構成される。ケーシング本体A
は、例えばアルミニウムのダイカスト製のもので、天部
A1と底部A2と側部A3とを含んで一体成形される。
【0016】天部A1はポール2と同様にその外径を1
20φにされている。天部A1の上面には、ケーシング
キャップCを被せて載置する載置段部A10と、ケーシ
ングキャップCを被せて載置する場合の位置決め機能と
水切り機能とを兼ねる環帯状の嵌合リブA11とが形成
される。嵌合リブA11には、ケーシングキャップCを
ビス止めするねじ孔A101,A101が穿設されてい
る。
【0017】天部A1の嵌合リブA11に囲まれる天面
には、取付金具A12をもって取着される中間接続端子
A13が固定され、アースビスA14,A14をもって
接地線E,Eが接続され、また通線のための略半円形の
開口部A12が設けられている。中間接続端子A13
は、前面にアース線速結端子孔A131と電源線速結端
子孔A132,A132とを備え、後部からは、アース
線速結端子孔A131に対応する接地線Eと電源線速結
端子孔A132,A132に対応する電源線L12
がそれぞれ引き出されている。
【0018】また、必要に応じて電源ポール1の天部
に、図8に示すような屋外照明器具8を取り付ける場
合、屋外照明器具8から引き出されるアース線80はア
ース線速結端子孔A131に、屋外照明器具8から引き
出される電源線81,81は電源線速結端子孔A13
2,A132に、それぞれ挿入して接続される。
【0019】底部A2は、ケーシング5をベース4の上
に載置した場合、ベース4の嵌合リブ42を嵌入できる
スペースを確保するために、ケーシング5の下端からあ
る程度浮き上がった位置に設けられている。底部A2
は、略半円板状に成形されており、ねじ止用切欠A2
0,A20と、電源線挿通切欠A21とを備える。ねじ
止用切欠A20,A20は、ケーシング5をベース4に
載置した上でビス止め固定するためのもので、嵌合リブ
42の上面に設けられたねじ孔45,45の対応位置に
設けられている。電源線挿通切欠A21は、地中埋設配
線されてポール2の下端から引き込まれる電源線を、引
き込み挿通するためのものである。
【0020】側部A3は半円筒状に形成されており、一
方の側辺部の両端近傍部には凸状係止金具A30,A3
0がそれぞれ取着されるとともに、下側の凸状係止金具
A30の直上近傍にはロックピンA31が取着される。
また、図示しないが、他方の側辺両端近傍には、ケーシ
ング蓋Bの回動軸を開閉自在に軸支する軸受部(図示せ
ず)が形成されている。
【0021】ところで、側部A3の内側には、図4に示
すような内器ブロック6が取り付けられる。合成樹脂に
より略箱形に形成されるパネル60は、取付ビス61,
61により側部A3の内側に取り付けられる。このパネ
ル60は、下側略半分に凹所60aが設けられ、残りの
上側半分の内部には、一対のコンセント62a,62b
と、周囲照度を感知して暗くなるとスイッチをオンにす
る自動点滅器63を取り付けるための自動点滅器ソケッ
ト63aと、コネクタ64,64,64と、漏電ブレー
カ(図示せず)とが収納される。自動点滅器ソケット6
3aは固定ビス65,65によってパネル60の内側面
に固定される。
【0022】凹所60aの上側壁面には透孔(図示せ
ず)が設けてあって、この透孔の周囲に内側から矩形の
取付枠66が取付ビス67,67によって取り付けてあ
る。そして、この取付枠66に一対のコンセント62
a,62bが並べて取り付けられ、一対のコンセント6
2a,62bの栓刃挿入口62a1 ,62b1 がパネル
60の前面側に露出する。本実施の形態のコンセント6
2a,62bは、所謂抜け止め型の接地極付きコンセン
トであるが、これに限定されるものではなく、他のタイ
プのコンセントであっても良い。また、パネル60の上
部前面には、漏電ブレーカ(図示せず)の操作レバーを
露出させる矩形の露出孔68と、自動点滅器63を自動
点滅器ソケット63aに取り付けるための自動点滅器挿
着孔69とが設けてある。
【0023】漏電ブレーカ(図示せず)は地中埋設配線
にて引き込まれた電源線と接続される。また、コンセン
ト62a,62bと自動点滅器ソケット63aと中間接
続端子A13とは、速結端子構造を有するコネクタ6
4,64,64を介して漏電ブレーカ(図示せず)に接
続される。また、電源ポール1は図7に示すような内部
回路を有しており、接地線Eはコンセント52a,52
bの接地極と中間接続端子A13の接地極とにそれぞれ
接続され、残りの電源線L1,2 はコンセント62a,
62bと自動点滅器ソケット63aと中間接続端子A1
3とにそれぞれ接続している。
【0024】従って、この電源ポール1にあっては、地
中Gから引き出した電源線を先ず漏電ブレーカ(図示せ
ず)に接続し、この漏電ブレーカ(図示せず)から各コ
ンセント62a,62bと自動点滅器ソケット63aと
中間接続端子A13とに給電しているので、漏電事故を
防止することができて安全性の向上が図れる。なお、図
5に示すように、側部A3の内側には、平板状の絶縁シ
ートA32が取付ビスによって取着されており、パネル
60内に収納されるコンセント62a,62bや自動点
滅器ソケット63aや漏電ブレーカ(図示せず)などの
充電部に対する絶縁を図っている。また、パネル60の
凹所60a底部にはアースターミナルねじ70が取着さ
れており、このアースターミナルねじ70に接地線を接
続しても接地できるようになっている。
【0025】ケーシング蓋Bは、図6に示すようにアル
ミニウムのダイカスト製の半円筒状のもので、ケーシン
グ本体Aの半円筒状側部A3と合わさって略円筒を形成
する。ケーシング蓋Bの一方の側辺両端近傍部には凹状
係止金具B10がそれぞれ取着される。また、この凹状
係止金具B10には、凸状係止金具A30の凸部が着脱
自在に挿着できるようになっている。更に、下側の凹状
係止金具B10の直上近傍には、ロック金具B11がE
リングB12を介して貫通孔B13に回動自在に取着さ
れる。
【0026】ロック金具B11は、円柱頭部と頭部より
も細い円柱足部とからなり、頭部端面には割溝が形成さ
れており、足部の端面にはフック金具B14が取着され
る。ロック金具B11は、頭部端面に形成された割溝に
マイナスドライバーを挿入して回動すると、フック金具
B14がケーシング本体AのロックピンA31にちょう
ど引っ掛かるように構成されており、ケーシング蓋Bが
不用意に開かないようにしている。
【0027】また、ケーシング蓋Bの他方の側辺近傍に
はパッキン挿着部B152が上下方向に、ケーシング蓋
Bの上端部近傍にはパッキン挿着部B151が横方向に
円弧状に設けられている。パッキン挿着部B151とパ
ッキン挿着部B152とは、その断面がそれぞれコ字形
溝状に形成されている。そして、このパッキン挿着部B
151とパッキン挿着部B152とには、断面長方形の
細長いパッキンB17が半分程度露出させて挿着され
る。なお、パッキンB17はスポンジゴム製にされてい
る。
【0028】そして、ケーシング本体Aにケーシング蓋
Bを施蓋した場合、パッキン挿着部B151に挿着され
ているパッキンB17はケーシング本体Aの天部A1の
下面とすり合わされて当接するとともに、パッキン挿着
部B152に挿着されているパッキンB17はケーシン
グ本体Aの側部A3の外側面とすり合わされて当接する
ことにより、ケーシング本体Aとケーシング蓋Bとの隙
間が閉塞されて防水が行われる。しかも、ケーシング蓋
Bの内面とパッキン挿着部B151との間には樋状の溝
B16が形成してあり、この溝B16がケーシング5内
への浸入を阻止された雨水の流れる経路となり、雨樋の
ように雨水を外へ排出させる。
【0029】ところで、ケーシング蓋Bの上部前面には
円形の採光窓としての開口窓B18が設けてある。この
開口窓B18には、透明アクリル樹脂製の湾曲円板状の
開口窓カバーB180が取付ビスによって取着される。
この開口窓B18から差し込む外光は自動点滅器63に
当たるようにされている。
【0030】また、ケーシング蓋Bの他方の側辺両端部
には、軸B19を挿通する軸挿通孔B20を有する一対
の軸受部B21,B21が突設されている。そして、軸
受部B21,B21の軸挿通孔B20,B20に挿通さ
れた軸B19の上端部をケーシング本体Aの天部A1の
周縁に軸支するとともに、軸B19の下端部をケーシン
グ本体Aの底部A2の周縁に軸支することによって、ケ
ーシング蓋Bはケーシング本体Aに開閉自在に軸着され
る。
【0031】ここで、軸B19には一対のコイルスプリ
ングB22,B22が挿通されており、コイルスプリン
グB22,B22の両端部B220がケーシング蓋Bに
係止されるとともに、コイルスプリングB22,B22
の中央部B221はケーシング本体Aに係止され、これ
らのコイルスプリングB22,B22によってケーシン
グ蓋Bが開く向きに弾性付勢されている。なお、必要に
応じてケーシング蓋Bをケーシング本体Aに閉じる向き
に弾性付勢することも可能である。
【0032】ケーシングキャップCは、図5に示すよう
に、偏平な略有天円筒状のアルミニウムのダイカスト製
のもので、側面に段孔C1,C1を備える。ケーシング
キャップCは、ケーシング本体Aの天部A1に形成され
た載置段部A10に載置され、止めビスC2,C2によ
り段孔C1,C1を介してねじ孔A101,A101に
固定される。
【0033】従って、上述の電源ポール1は、下部を地
中Gに埋設して立設するポール2と、ポール2の上部に
設けられるベース4と、ベース4の上部に設けられるケ
ーシング5とを組み立てると、図1(a)に示すような
姿になる。
【0034】ところで、夜間屋外照明器具8の設置の要
望があった場合は、先ず、止めビスC2,C2を外して
ケーシングキャップCをケーシング5の天部A1から取
り外す。すると、天部A1に形成された嵌合リブA11
と、嵌合リブA11に囲まれた内部に配設されている中
間接続端子A13とが露出する。そこで、例えば図8に
示すようなポールヘッドタイプの屋外照明器具8を準備
して、屋外照明器具8下部から引き出されている接地線
80を中間接続端子A13のアース線速結端子孔A13
1に、電源線81,81を電源線速結端子孔A132,
A132に、それぞれ挿入接続する。
【0035】そして、接地線80と電源線81,81と
を旨く屋外照明器具8の円筒状の取付台部82に収納す
るとともに、取付台部82をケーシング5の天部A1に
形成される嵌合リブA11に嵌合し、取付台部82に設
けられた段孔82a,82aを嵌合リブA11に形成さ
れたねじ孔A101,A101に一致させる。その上
で、止めビス83,83を段孔82a,82aを介して
ねじ孔A101,A101にビス止めすることにより、
屋外照明器具8をケーシング5の上部すなわち電源ポー
ル1の頂部に固定することができ、図9に示すような姿
になる。
【0036】このようにして取り付けられた屋外照明器
具8にあっては、自動点滅器63の動作によって夜間の
暗いときにのみ点灯して周囲を照らすので電力の無駄が
無く、且つ、夜間、屋外で電気器具を使用するために、
電気器具からの電源プラグを電源ポール1に設けられて
いるコンセント62a,62bに差し込むとき、コンセ
ント62a,62bの差し込み口が明るくはっきり見え
て具合が良い。
【0037】また、上述のような電源ポール1にあって
は、ポール2の下端に、下端から上方に切り欠いたよう
な縦長形状の電源引込部21を設けてあり、しかも電源
引込部21は波付硬質合成樹脂管Fを挿通できるととも
に、波付硬質合成樹脂管Fの最小曲率半径程度の長さの
切り欠き寸法にしてあるので、埋設して立設するポール
2の下端から、波付硬質合成樹脂管Fに通した電源ケー
ブルWin, Wout を、波付硬質合成樹脂管Fごとポール
2の内部に引き込んでポール2の上端から引き出すよう
にしたとしても、従来のようにポール2の下端位置より
も波付硬質合成樹脂管Fの曲率半径分深く波付硬質合成
樹脂管Fを埋設する必要はなくなり、それでいて、通
常、コンクリート基礎を施してポール2を埋設するので
埋設強度は殆ど低下することはなく、従来の電源ポール
に比べて地中埋設配線工事が浅くて済むので配線工事が
楽で施工性に優れるものになる。
【0038】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、器具本体は電源を必要とするもので
あってポールに取り付けられるものであれば、コンセン
ト器具であろうと、照明器具であろうと、何でも良いこ
とは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、下部を地中に埋設して
立設するポールと、ポールに設けられる器具本体とを備
える電源ポールにおいて、前記ポールに下端から上方に
切り欠き状に形成した電源引込部を設けてあるので、埋
設して立設するポールの下端から、波付硬質合成樹脂管
に通した電源ケーブルを、波付硬質合成樹脂管ごとポー
ルの内部に引き込んで、ポールの上端から引き出すよう
にしたとしても、従来のようにポールの下端位置よりも
波付硬質合成樹脂管の曲率半径分深く波付硬質合成樹脂
管を埋設する必要はなく、電源引込部を切り欠き状に設
けるだけなので構造が簡単である上に、それでいてポー
ルの埋設強度は殆ど低下することはなく、従来の電源ポ
ールに比べて地中埋設配線工事が浅くて済むのでその分
配線工事が楽で、施工性に優れる電源ポールを提供でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の電源ポールを示す
概略図である。
【図2】上記電源ポールのポールを示す分解斜視図であ
る。
【図3】上記電源ポールの器具本体のベースを示す分解
斜視図である。
【図4】上記電源ポールの器具本体内に内蔵される内器
ユニットを示す分解斜視図である。
【図5】上記電源ポールの器具本体のケーシング本体を
示す分解斜視図である。
【図6】上記電源ポールの器具本体のケーシング蓋を示
す分解斜視図である。
【図7】上記電源ポールの内部回路を示す回路図であ
る。
【図8】上記電源ポールに取着される屋外照明器具を示
す斜視図である。
【図9】上記電源ポールに屋外照明器具を取着した状態
を示す概略図である。
【図10】従来の電源ポールを説明する要部の一部を破
砕した正面図である。
【符号の説明】
1 電源ポール 2 ポール 21 電源引込部 3 器具本体 G 地中

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部を地中に埋設して立設するポール
    と、ポールに設けられる器具本体とを備える電源ポール
    において、前記ポールに下端から上方に切り欠き状に形
    成した電源引込部を設けたことを特徴とする電源ポー
    ル。
JP10042335A 1998-02-24 1998-02-24 電源ポール Withdrawn JPH11243630A (ja)

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JP10042335A JPH11243630A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 電源ポール

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JP10042335A JPH11243630A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 電源ポール

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JP10042335A Withdrawn JPH11243630A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 電源ポール

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277710A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具および照明器具の設置方法
JP2012085471A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Panasonic Corp 充電スタンド

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