JPH1124325A - 電子写真用液体現像剤 - Google Patents

電子写真用液体現像剤

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JPH1124325A
JPH1124325A JP9179739A JP17973997A JPH1124325A JP H1124325 A JPH1124325 A JP H1124325A JP 9179739 A JP9179739 A JP 9179739A JP 17973997 A JP17973997 A JP 17973997A JP H1124325 A JPH1124325 A JP H1124325A
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liquid
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JP9179739A
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Yuzo Horikoshi
裕三 堀越
Katsura Sakamoto
桂 阪本
Takahiro Aikawa
貴弘 相川
Katsuji Ko
勝治 胡
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体上に形成された静電潜像を現像するた
めのものであって、良好な定着性と良好な耐オフセット
性を両立させることのできる電子写真用液体現像剤を提
供することを目的とする。 【解決手段】 3以下の誘電率及び109 Ωcm以上の体
積抵抗率を有する絶縁性の有機液体と、該有機液体中に
分散せしめられた、顔料及び(又は)染料で着色せしめ
られた結着樹脂とを含み、その際、前記結着樹脂が、1
×106 Pa以上の、25℃における曲げ弾性率、そし
て1×103dyn/cm2 以下の、130℃における貯蔵弾
性率を有しているように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体現像剤に関し、
さらに詳しく述べると、電子写真法で感光体上に形成さ
れた静電潜像を現像するための液体現像剤に関する。本
発明の液体現像剤は、良好な定着性と良好な耐オフセッ
ト性とを与えるので、電子写真複写機、電子写真プリン
タ、静電印刷機などの電子写真装置において有利に使用
することができる。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置において、その感光体上に
形成された静電潜像を現像するために従来から広く用い
られている現像剤には、周知の通り、固体のもの及び液
体のものの2種類がある。ここで、液体現像剤は、通
常、キャリア液(担体液ともいう)として作用する絶縁
性の有機液体と、この有機液体中に分散せしめられた、
トナーと呼ばれる着色粒子とから構成され、また、着色
粒子は、一般に、顔料、染料等の着色剤で着色された結
着樹脂(バインダともいう)からなっている。着色トナ
ー粒子は、現像時、有機液体との接触面で帯電し、その
液体側にある対イオンを吸引し、界面に電気二重層を形
成することができる。そして、このトナー粒子が電界に
そって電気泳動する結果、感光体上の静電潜像を現像す
ることができる。
【0003】従来の一般的な液体現像剤において、その
絶縁性の有機液体としては、3以下の低い誘電率及び1
9 Ωcm以上の高い体積抵抗率を有する非極性の有機液
体が用いられている。かかる有機液体の典型例を示す
と、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ベンゼン等
の有機液体、パーフルオロ化合物系の有機液体、シリコ
ーンオイルなどがある。
【0004】また、着色トナー粒子の調製に用いること
のできる樹脂も多岐にわたり、例えば、特開昭55−3
6847号公報は、長鎖アルキルエステル基を有する共
重合性モノマーとアクリル酸又は短鎖アルキルエステル
基を有する共重合性モノマーとのグラフト重合により形
成されたグラフト重合体を結着樹脂として使用すること
を教示している。この公開公報に記載の方法によると、
顔料又は染料と、上記の結着樹脂とを主成分とするトナ
ーを高絶縁性、低誘電率の担体液、例えばイソパラフィ
ン系有機液体中にボールミルなどで分散せしめることに
よって、分散安定性、定着性及び再分散性に優れている
上、オフセット印刷版用トナーとしても適した液体現像
剤を提供することができる。
【0005】さらに、特開昭61−180248号公報
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのような熱可塑
性重合体を結着樹脂として使用することを教示してい
る。この公開公報に記載の方法によると、熱可塑性重合
体及び顔料を例えばイソパラフィン系有機液体などのよ
うな無極性液体とともに可塑化して海綿状体を生成し、
この海綿状体を細片に粉砕し、さらに湿式磨砕するなど
してファイバーを形成することによって、静電潜像を増
大した濃度及び高い解像度をもつように現像できる液体
現像剤を提供することができる。
【0006】一方、静電潜像を表面に保持する感光体
は、一般的に、金属ドラム、導電性シート、表面を導電
性処理したガラス板などの形態を有していて、その表面
に、アモルファスシリコン、Se−As、光導電性有機
物等の感光性物質が塗被されている。このような感光体
の表面の静電潜像に液体現像剤を接触させると、静電的
に電荷を有する着色トナー粒子が電気泳動によって潜像
に引きつけられ、付着する。さらに、潜像に付着したト
ナー粒子を紙などの受理シートに転写し、例えば圧力、
加熱、放射線、放射光等の手段によりこれに定着させ
る。このようにして、いろいろな受理シートに所望とす
る電子写真画像を記録することができる。
【0007】ところで、満足すべき画像記録を行うた
め、上記した定着工程が重要である。例えば、加熱ロー
ラを用いてトナー粒子を紙に定着させる場合、トナー粒
子がよく紙にしみ込まないと、定着性が悪く、したがっ
て、指などで擦るだけで画像が剥離してしまうので、良
好な定着性を有することが必要である。また、定着工程
の完了後に画像が冷えた後は、指で擦ってもにじんだり
崩れたりしないような、強靱な固さを有する定着画像が
必要である。さらに、定着手段として熱圧ロールなどを
使用する場合には、従来の定着工程で屡々認められるよ
うな、ロール表面に対するトナー粒子の好ましくない付
着(いわゆるオフセット現象)を生じないこと、換言す
ると、耐オフセット性に優れていることが必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、した
がって、良好な定着性と良好な耐オフセット性を両立さ
せることのできる改良された電子写真用液体現像剤を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、感光体
上に形成された静電潜像を現像するためのものであっ
て、3以下の誘電率及び109 Ωcm以上の体積抵抗率を
有する絶縁性の有機液体と、該有機液体中に分散せしめ
られた、顔料及び(又は)染料で着色せしめられた結着
樹脂とを含んでなる電子写真用液体現像剤において、前
記結着樹脂が、106 Pa以上の、25℃における曲げ
弾性率、そして1×103dyn/cm2 以下の、130℃に
おける貯蔵弾性率を有していることを特徴とする電子写
真用液体現像剤が提供される。
【0010】本発明による液体現像剤は、その結着樹脂
が特定の軟化温度、曲げ弾性率、そして貯蔵弾性率を有
していることを特徴とし、また、この特徴的な樹脂特性
により、従来から提案されている同様な樹脂と区別可能
である。従来の液体現像剤についてみると、使用可能な
結着樹脂は、先に「従来の技術」の項で公開特許公報を
参照して具体的に列挙したものや、その他の公開特許公
報に記載されているもの、例えば特開昭62−2665
64号公報において提案されているような、10μmよ
りも小さい平均粒子面積サイズを有する熱可塑性樹脂粒
子、例えば(メタ)アクリル酸−エチレン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体などがあ
る。しかしながら、現在に至るまで、液体現像剤中で用
いる結着樹脂に関して、良好な定着性を示す定着画像を
得ることを目的とした系統的な検討も、あるいはそれに
ついての技術開示も、全くなされていない。
【0011】本発明者らは、このたび、この結着樹脂の
定着性に及ぼす影響について着目し、従来から提案され
てきた樹脂について、それが溶融した時の動的粘弾性と
定着性あるいは耐オフセット性との関係について研究を
行ってきた。その結果、室温(25℃)においては高い
曲げ弾性率(E' ) を呈し、トナーを定着させる温度
(例えば130℃)においては低い貯蔵弾性率(G' )
及び(又は)損失弾性率(G'')を呈すことのできる樹
脂を結着樹脂として使用することが必要であるというこ
とを見い出した。すなわち、本発明者らのこのたびの知
見によれば、25℃における曲げ弾性率(E' ) を1×
106 Pa以上にし、130℃における貯蔵弾性率(G
' ) を1×103dyn/cm2 以下にし、そしてさらに、1
30℃における損失弾性率(G'')を1×104dyn/cm
2 以下にすることによって、良好な定着性を達成するこ
とができる。25℃における曲げ弾性率は、定着画像を
指などで擦った際に、定着画像が滲む現象に対応してお
り、例えば、液体現像剤で用いられる結着樹脂の曲げ弾
性率が1×106 Paを下回った場合、得られる定着画
像において滲みを生じるようになる。また、定着温度に
おける貯蔵弾性率及び損失弾性率はトナーが紙などにし
み込む際の浸透性に対応しており、例えば、樹脂の貯蔵
弾性率が1×103dyn/cm2 を上回るか、さらに、ある
いは、樹脂の損失弾性率が1×104dyn/cm2 を上回る
と、トナーが紙などに浸透しにくくなり、また、したが
って、得られた定着画像を指などで擦った時に、剥がれ
易くなる。なお、このような事実は、下記の例1に示す
第1表に記載の結果からさらに明瞭になるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施において、3以下の
誘電率及び109 Ωcm以上の体積抵抗率を有する絶縁性
の有機液体、すなわち、高絶縁性低誘電率のキャリア液
の使用が必須である。キャリア液は、この技術分野で一
般的に用いられているものをそのまゝ、あるいは任意に
変更して使用することができる。適当なキャリア液とし
ては、以下に列挙するものに限定されるわけではないけ
れども、例えば鎖状あるいは分岐鎖状脂肪族系炭化水
素、芳香族系炭化水素などが挙げられ、具体的には、例
えばN−ペンタン、シクロヘキサン、イソパラフィン、
塩素化パラフィン、ナフサ、ケロシン軽油などである。
特に、イソパラフィンを有利に使用することができる。
例えば、脂肪族系炭化水素は、エクソール、アイソパ
ー、ノルパー(エクソン化学社製)、IPソルベント
(出光石油化学社製)、シェルゾル(シエル化学社製)
などとして商業的に入手可能である。また、パーフルオ
ロ有機液体を用いることもでき、かかる有機液体は、例
えば、フロリナートFC−72、FC−77(住友3M
社製)などとして商業的に入手可能である。さらに、シ
リコーンオイルを使用することもでき、かかるオイル
は、例えば、KF−96L−0.65CS、KF−96
L−1CS、KF−96L−1.5CS、KF−96L
−5CS(信越シリコーン社製)などとして商業的に入
手可能である。
【0013】キャリア液中に分散せしめられる着色トナ
ー粒子において、その主成分たる結着樹脂は、この技術
分野において一般的に用いられている結着樹脂をそのま
ゝ、あるいは任意に変更して使用することができる。し
かし、ここで使用する結着樹脂は、 (1)25℃における曲げ弾性率 1×106 Pa以上 (2)130℃における貯蔵弾性率 1×103dyn/cm2 以下 を有することが必須であり、また、好ましくは、これらの特性に加えて、 (3)130℃における損失弾性率 1×104dyn/cm2 以下 を有するべきである。
【0014】上記したような特性要件を満足させること
のできる適当な結着樹脂は、以下に列挙するものに限定
されるわけではないけれども、例えば、ポリスチレン樹
脂、スチレン−アクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド
樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂である。これ
らの結着樹脂は、単独で使用してもよく、さもなけれ
ば、2種類もしくはそれ以上の樹脂を混合して使用して
もよい。これらの結着樹脂は、一般的に、着色トナー粒
子の全量を基準にして80〜99重量部で使用するのが
好ましい。
【0015】さらに、本発明の好ましい1態様に従う
と、使用する結着樹脂がポリエステル樹脂あるいはポリ
アミド樹脂である場合、それらの樹脂の酸成分の80モ
ル%以上を芳香族系ジカルボン酸(ポリアミド樹脂の場
合、芳香族系テトラカルボン酸)が占めるのが有利であ
る。これは、フタル酸系ジカルボン酸が記載の量で樹脂
中に含まれる場合、25℃における曲げ弾性率を高める
と同時に、130℃における貯蔵弾性率及び損失弾性率
を低下させることができ、よって、シャープメルト性が
高められるからである。シャープメルト性が高められる
と、例えば、加熱ローラを用いて画像の定着を行う場合
に、トナーの紙などへの浸透を著しく促進することがで
き、かつ、指などで画像を擦っても、滲みを生じなくな
るからである。適当なフタル酸系ジカルボン酸として
は、以下に列挙するものに限定されないというものの、
テレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸などある
いはその無水物又はエステル類、好ましくは1〜4個の
炭素原子を有している低級アルキルエステル類を挙げる
ことができる。より好ましくは、テレフタル酸とイソフ
タル酸である。これらの酸は、単独で使用してもよく、
あるいは2種類以上の酸を組み合わせて使用してもよ
い。
【0016】着色トナー粒子の調製のため、上記した結
着樹脂の着色に用いられる顔料及び染料は、それぞれ、
市販されているもののなかから本発明の目的に適合した
適当なものを任意に選択して使用することができる。例
えば、顔料は、有機及び無機のいずれの顔料であっても
よい。適当な有機顔料としては、以下に列挙するものに
限定されるわけではないけれども、例えばフタロシアニ
ンブルー、フタロシアニングリーン、ローダミンレー
キ、ピーコックブルーレーキ、スカイブルー、ナフトー
ルグリーンB、ナフトールグリーンY、ナフトールイエ
ローS、リソールファーストイエロー2G、パーマネン
トレッド4R、ブリリアントファストスカーレット、ハ
ンザイエロー、ベンジジンイエロー、リソールレッド、
レーキレッドC、レーキレッドD、ブリリアントカーミ
ン6B、パーマネントレッドF5Rなどを挙げることが
できる。また、適当な無機顔料として、カーボンブラッ
ク、ベンガラ、フェライト、マグネタイト、酸化チタ
ン、シリカなどを挙げることができる。
【0017】また、必要に応じて、これらの顔料に代え
て、あるいはこれらの顔料と組み合わせて、着色剤とし
て常用されている染料を使用してもよい。適当な染料の
一例として、例えば、アシッドブルー9、ソルベントレ
ッド27などを挙げることができる。さらに、本発明の
実施において、キャリア液中に分散せしめるトナー粒子
には、上記した結着樹脂や顔料などの他に、この技術分
野で常用の各種の添加剤を必要に応じて含ませることが
できる。適当な添加剤として、例えば、有機脂肪酸、両
性イオン化合物及びその塩類、有機アミン、ピリジン、
アミノピリジン等の塩基性有機化合物、ワックス類、天
然及び合成の油、その他を挙げることができる。
【0018】本発明による液体現像剤は、この技術分野
において一般的に用いられている技法に基づいて調製す
ることができる。好ましい一調製例を示すと、次の通り
である。結着樹脂としての重合体又は共重合体(途中で
重合を行うのであるならば、結着樹脂形成性モノマ
ー)、着色剤としての顔料等及び必要に応じて任意の添
加剤を例えば加圧ニーダ、ロールミルなどにより溶融混
練して均一に分散させ、そして得られた分散体を例えば
ジェットミルによって微粉砕する。得られた微粉末を例
えば風力分級機などにより分級すると、所望の粒径を有
する着色トナー粒子が得られる。
【0019】引き続いて、得られたトナー粒子をキャリ
ヤ液としての有機液体、例えばイソパラフィン及び必要
に応じて任意の添加剤と混合する。さらに、得られた混
合物を必要に応じてボールミル等の分散手段により均一
に分散させる。分散処理の結果、所望とする組成を有す
る液体現像剤が得られる。本発明による液体現像剤は、
従来の湿式現像法を用いた電子写真装置にそのまゝ使用
することができ、よって、ここでは装置の詳細な説明を
省略する。
【0020】
【実施例】以下、本発明をその実施例を参照して説明す
る。しかし、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではないことを理解されたい。なお、以下の実施
例において結着樹脂の性質を記載するが、それぞれの性
質は、下記の手法に従って測定した。
【0021】曲げ弾性率の測定:弾性率測定装置、DM
A(デュポン社製)を使用して、室温(25℃)及び
0.1mmの歪み条件下で測定した。単位はPa(パスカ
ル)。 溶融粘弾性(貯蔵弾性率及び損失弾性率)の測定:レオ
メータ、RDS−2(レオメトリックス社製)を使用し
て、130℃で測定した。フィクスチャはパラレルプレ
ート、測定に当たっての周波数は1Hzであった。単位
は dyn/cm2 調製例1 本発明による液体現像剤1の調製 100gのスチレン−アクリル樹脂(UNI3500、
三洋化成社製)、150gのトルエン及び50gのイソ
プロパノールをガラス容器に入れ、室温で1時間にわた
って攪拌した。ここで使用したスチレン−アクリル樹脂
の性質は、次の通りであった。
【0022】 曲げ弾性率(25℃で): 1×108 Pa 貯蔵弾性率(130℃で): 7×102dyn/cm2 損失弾性率(130℃で): 4×103dyn/cm2 十分に攪拌した後、得られた混合物に対して5gの顔料
(B2G、ヘキスト社製)を添加し、さらに1時間にわ
たって入念に攪拌した。粘性のある溶液が得られた。次
いで、得られた溶液に対して1000gのイソパラフィ
ン(アイソパーL、エクソン社製)を約1時間をかけて
徐々に添加し、さらに約30分間にわたって攪拌を継続
した。得られた着色分散液を光学顕微鏡で観察したとこ
ろ、その分散液中に着色樹脂粒子が存在することが確認
された。
【0023】得られた着色分散液を一昼夜放置した後、
透明になった上澄みを捨て、さらに500gのイソパラ
フィン及び1gのステアリン酸バリウムを添加し、軽く
攪拌した。固形分濃度5重量%の液体現像剤1が得られ
た。引き続いて、得られた液体現像剤1について、それ
に含まれる着色樹脂粒子の粒径を市販の粒径測定器(C
IS−1、ガライ社製)で測定したところ、約2〜10
μmの粒径を有していることが判明した。調製例2 本発明による液体現像剤2の調製 4.6モルのテレフタル酸、4.6モルのイソフタル
酸、5モルのポリオキシエチレン(2.2)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン及び5モルの
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンをこれらのモル比率で重
合させてポリエステル樹脂を調製した。得られたポリエ
ステル樹脂の性質は、次の通りであった。
【0024】 曲げ弾性率(25℃で): 1×108 Pa 貯蔵弾性率(130℃で): 5×102dyn/cm2 損失弾性率(130℃で): 3×103dyn/cm2 次いで、1000gのポリエステル樹脂(上記のように
して調製)及び50gの顔料(B2G、ヘキスト社製)
をエクストルーダ、S−1(栗本工業社製)で溶融混練
し、冷却した。次いで、得られたトナー塊をロートプレ
ックス粉砕機で約1mmメッシュを通過する粒子に粉砕し
た。得られた粒子を引き続いてジェット粉砕機で粉砕し
た。粒径2〜8μmの着色樹脂粒子が得られた。引き続
いて、10gの着色樹脂粒子、190gのイソパラフィ
ン及び0.1gのステアリン酸バリウムをボールミルに
入れて攪拌下に均一に混合した。固形分濃度5重量%の
液体現像剤2が得られた。
【0025】引き続いて、得られた液体現像剤2につい
て、それに含まれる着色樹脂粒子の粒径を市販の粒径測
定器(CIS−1、ガライ社製)で測定したところ、約
2〜8μmの粒径を有していることが判明した。調製例3 本発明による液体現像剤3の調製 100gのポリアミド樹脂(ポリマイドS−1525、
三洋化成社製)、150gのトルエン及び50gのイソ
プロパノールをガラス容器に入れ、室温で1時間にわた
って攪拌した。ここで使用したポリアミド樹脂の性質
は、次の通りであった。
【0026】 曲げ弾性率(25℃で): 1×107 Pa 貯蔵弾性率(130℃で): 2×102dyn/cm2 損失弾性率(130℃で): 1×103dyn/cm2 十分に攪拌した後、得られた混合物に対して5gの顔料
(B2G、ヘキスト社製)を添加し、さらに1時間にわ
たって入念に攪拌した。粘性のある溶液が得られた。次
いで、得られた溶液に対して1000gのイソパラフィ
ン(アイソパーL、エクソン社製)を約1時間をかけて
徐々に添加し、さらに約30分間にわたって攪拌を継続
した。得られた着色分散液を光学顕微鏡で観察したとこ
ろ、その分散液中に着色樹脂粒子が存在することが確認
された。
【0027】得られた着色分散液を一昼夜放置した後、
透明になった上澄みを捨て、さらに500gのイソパラ
フィン及び1gのステアリン酸バリウムを添加し、軽く
攪拌した。固形分濃度5重量%の液体現像剤3が得られ
た。引き続いて、得られた液体現像剤3について、それ
に含まれる着色樹脂粒子の粒径を市販の粒径測定器(C
IS−1、ガライ社製)で測定したところ、約2〜10
μmの粒径を有していることが判明した。調製例4 比較のための液体現像剤4の調製 100gのエチレン−酢酸ビニル共重合体(N−152
5、デュポン社製)、10gの顔料(B2G、ヘキスト
社製)及び500gのイソパラフィン(アイソパーL、
エクソン社製)をガラス容器に入れ、攪拌下に80℃ま
で昇温した。ここで使用したエチレン−酢酸ビニル共重
合体の性質は、次の通りであった。
【0028】 曲げ弾性率(25℃で): 1×106 Pa 貯蔵弾性率(130℃で): 8×103dyn/cm2 損失弾性率(130℃で): 2×104dyn/cm2 80℃まで昇温した状態で1時間にわたって攪拌を継続
した後、攪拌を継続したまま、溶液の温度を6時間をか
けて徐々に常温まで低下させた。得られた溶液は、0.
5〜15μmの着色微粒子を含んだ着色分散液であっ
た。
【0029】得られた着色分散液を一昼夜放置した後、
透明になった上澄みを捨て、さらに500gのイソパラ
フィン及び1gのステアリン酸バリウムを添加し、軽く
攪拌した。固形分濃度5重量%の液体現像剤4が得られ
た。調製例5 比較のための液体現像剤5の調製 5gのアクリル酸、20gのメチルメタクリレート、7
5gのラウリルメタクリレート、5gのAIBN(アゾ
イソブチロニトリル)及び500gのイソパラフィン
(アイソパーL、エクソン社製)をガラス容器に入れ、
インペラで攪拌しながら加熱した。80℃に保持したま
ま攪拌を続け、6時間にわたって重合反応を行わせた。
反応前後の赤外(IR)スペクトルを比較したところ、
ビニル基の吸収ピークの消失が観察され、ビニル重合が
完全に進行したことが確認された。得られたビニル樹脂
の性質は、次の通りであった。
【0030】 曲げ弾性率(25℃で): 1×104 Pa 貯蔵弾性率(130℃で): 3×101dyn/cm2 損失弾性率(130℃で): 1×102dyn/cm2 次いで、50g(固形分)のビニル樹脂(上記のように
して調製)、5gの顔料(B2G、ヘキスト社製)及び
250gのイソパラフィンをジルコニアビーズとともに
ボールミルで6時間にわたって磨砕した。固形分濃度5
重量%の液体現像剤5が得られた。
【0031】引き続いて、得られた液体現像剤5につい
て、それに含まれる着色樹脂粒子の粒径を市販の粒径測
定器(CIS−1、ガライ社製)で測定したところ、約
0.1〜2μmの粒径を有していることが判明した。例1 本例では、液体現像剤で用いられる結着樹脂の曲げ弾性
率、貯蔵弾性率及び損失弾性率の、液体現像複写機で得
られる定着画像の定着性に及ぼす影響に関して試験し
た。
【0032】本例で使用した結着樹脂は、従来から提案
されてきた結着樹脂A〔エチレン−酢酸ビニル共重合
体〕及び結着樹脂B〔ラウリルメタクリレート−メチル
メタクリレート−アクリル酸共重合体〕ならびに前記調
製例1で液体現像剤1の調製に用いられた結着樹脂(便
宜的に結着樹脂Cと記す)の3種類である。曲げ弾性
率、貯蔵弾性率及び損失弾性率のそれぞれを上記のよう
な手順に従って測定し、そして定着画像の定着性は下記
のようなテープ剥離試験及び指擦り試験によって測定し
た。 テープ剥離試験:それぞれの結着樹脂を含む液体現像剤
を使用して市販の液体現像複写機(9050i、SAVIN
社製)で複写画像の作成を行った。使用した原稿は、
「電子写真学会テキストチャート、No.1−R、19
75」であり、記録紙は普通紙であった。次いで、得ら
れた複写画像のベタ角部分に接着テープ、スコッチTM
ンディングテープ810(住友3M社製)を軽く貼り付
け、その上で鉄製円柱(重さ1kg)を転がし、1往復さ
せた。接着テープを引き剥がし、テープを除いた後の複
写画像の状態を目視で評価した。評価基準は、次の通り
とし、○および△の場合を良好とした。
【0033】 ○…画像の状態は、試験前と同様もしくはほぼ同様であ
る。 △…画像の一部にトナー濃度の僅かな低下が認められた
けれども、全体的には問題がない。 ×…許容し得ない程度の画像の剥がれがある。 指擦り試験:テープ剥離試験と同様な手法に従って複写
画像の作成を行った。次いで、得られた複写画像の表面
を指で強く擦ることにより、画像において滲みが発生す
るか否かを目視で評価した。評価基準は、次の通りと
し、○および△の場合を良好とした。
【0034】 ○…画像の滲みは、強く擦っても生じない。 △…軽く擦っても画像の滲みを生じないが、強く擦ると
生じる場合もある。 ×…軽く擦るだけで画像の滲みを生じる。 得られた結果を下記の第1表に示す。
【0035】
【表1】
【0036】上記第1表に記載の結果から理解されるよ
うに、液体現像剤の調製において、曲げ弾性率が高い樹
脂を結着樹脂として使用すると、指擦り試験による定着
性が高くなり、また、貯蔵弾性率及び(又は)損失弾性
率が低い樹脂を使用すると、テープ剥離試験による定着
性が高くなる。例2 本例では、前記調製例1〜3において調製した液体現像
剤1〜3を使用して、複写画像の作成の際のそれぞれの
液体現像剤の定着性及び溶融粘弾性(貯蔵弾性率及び損
失弾性率)を評価した。
【0037】それぞれの液体現像剤を使用して市販の液
体現像複写機(9050i、SAVIN社製)で複写画像の
作成を行った。使用した原稿は、「電子写真学会テキス
トチャート、No.1−R、1975」であった。得ら
れた複写画像は、階調性が良く、また地汚れのないポジ
画像であった。このことは、使用した液体現像剤が負帯
電性であることを示している。
【0038】得られた複写画像を一昼夜放置した後、定
着画像の定着性を次のような方法により評価した。得ら
れた複写画像のベタ角部分に接着テープ、スコッチTM
ンディングテープ810(住友3M社製)を軽く貼り付
け、その上で鉄製円柱(重さ1kg)を転がし、1往復さ
せた。その後、接着テープをゆっくりと引き剥がした。
定着画像の定着性(%)を、テープ引き剥がし前後の画
像濃度から、次式に従って算出した。
【0039】
【数1】
【0040】なお、複写画像の画像濃度は、スペクトロ
フォトメータ(CM−3700d、ミノルタ社製)を用
いて測定したステータスA濃度である。また、得られた
複写画像は、指で強く擦ることにより滲みを生じるか否
かについても、前記例1に記載の指擦り試験に準じて評
価した。得られた結果を下記の第2表に示す。下記の第
2表に記載の結果から理解できるように、本発明による
液体現像剤1〜3を使用した場合(例2に対応)には、
非常に高い定着性を得ることができる。特に、貯蔵弾性
率や損失弾性率が小さくなればなるほど定着性が改良さ
れるということは、注目に値する。また、曲げ弾性率は
108 〜109 Pa程度であり、強靱な性質を有してい
る。また、このような強靱性のため、指擦り試験による
定着性の評価で良好な結果が得られたものと考察され
る。例3(比較例) 前記例2に記載の手法を繰り返した。しかし、本例で
は、比較のため、前記液体現像剤1〜3に代えて、前記
調製例4で調製した液体現像剤4を使用した。得られた
結果を下記の第2表に示す。
【0041】下記の第2表に記載の結果から理解できる
ように、この比較の液体現像剤4を使用した場合、テー
プ剥離試験による定着性は、本発明による液体現像剤1
〜3を使用した場合に比較して低く、満足できるレベル
ではなかった。定着温度130℃における貯蔵弾性率及
び損失弾性率はそれぞれ8×103dyn/cm2 ,2×10
4dyn/cm2 であり、樹脂が記録紙に浸透しにくいことを
立証している。
【0042】さらに続けて、得られた複写画像を160
℃に加熱したゴムローラに通したところ、テープ剥離試
験による定着性は60%から85%まで上昇したけれど
も、ゴムローラにおけるトナーのオフセットを回避する
ことができなかった。例4(比較例) 前記例2に記載の手法を繰り返した。しかし、本例で
は、比較のため、前記液体現像剤1〜3に代えて、前記
調製例5で調製した液体現像剤5を使用した。得られた
定着画像はネガ画像であり、使用した液体現像剤5が正
帯電性であることがわかった。得られた結果を下記の第
2表に示す。
【0043】下記の第2表に記載の結果から理解できる
ように、この比較の液体現像剤5を使用した場合、テー
プ剥離試験による定着性は、本発明による液体現像剤1
〜3を使用した場合に比較して遜色なく、ハイレベルで
あった。しかし、定着画像を指で強く擦ると、画像が滲
むことが観察された。このような滲みの発生は、常温に
おける曲げ弾性率が低すぎ、定着画像の強靱性が低下し
たことに原因があるものと考察される。
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、感光体
上に形成された静電潜像を電子写真方法により湿式現像
する際に本発明による液体現像剤を使用すると、階調性
に優れ、地汚れのない画像を得ることができ、また、非
常に高い定着性と耐オフセット性を両立させることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相川 貴弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 胡 勝治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成された静電潜像を現像す
    るためのものであって、3以下の誘電率及び109 Ωcm
    以上の体積抵抗率を有する絶縁性の有機液体と、該有機
    液体中に分散せしめられた、顔料及び(又は)染料で着
    色せしめられた結着樹脂とを含んでなる電子写真用液体
    現像剤において、 前記結着樹脂が、1×106 Pa以上の、25℃におけ
    る曲げ弾性率、そして1×103dyn/cm2 以下の、13
    0℃における貯蔵弾性率を有していることを特徴とする
    電子写真用液体現像剤。
  2. 【請求項2】 前記結着樹脂の130℃における損失弾
    性率が1×104dyn/cm2 以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の電子写真用液体現像剤。
  3. 【請求項3】 前記結着樹脂が、ポリスチレン樹脂、ス
    チレン−アクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹
    脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂及びポリイミド樹脂
    からなる群から選ばれた1員であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の液体現像剤。
  4. 【請求項4】 前記有機液体がイソパラフィンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液
    体現像剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1619561A1 (en) * 2003-05-01 2006-01-25 Pfu Limited Liquid developing electrophotographic apparatus
JP2013160801A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Fuji Xerox Co Ltd トナー、現像剤、現像剤カートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
JP2019090971A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 花王株式会社 液体現像剤

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