JPH1124190A - 音声付き写真処理装置 - Google Patents

音声付き写真処理装置

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Publication number
JPH1124190A
JPH1124190A JP17441797A JP17441797A JPH1124190A JP H1124190 A JPH1124190 A JP H1124190A JP 17441797 A JP17441797 A JP 17441797A JP 17441797 A JP17441797 A JP 17441797A JP H1124190 A JPH1124190 A JP H1124190A
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JP
Japan
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image
sound
unit
code data
photographic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17441797A
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English (en)
Inventor
Iwao Nozaki
岩夫 野崎
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Noritsu Koki Co Ltd
Olympus Corp
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd, Olympus Optical Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
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Publication of JPH1124190A publication Critical patent/JPH1124190A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影画像が形成される画像コマ部と前記撮像画
像に対応する音声信号が記録される磁気記録部とを備え
た写真フィルムを用いて音声付き写真を生成する音声付
き写真処理装置を提供すること 【解決手段】画像コマ部から撮像画像を読み取るスキャ
ナー(9)により読み取られた画像情報をプリント用画像
データに変換する画像変換部と、磁気記録部から音声信
号を読み取る磁気ヘッド(60)により読み取られた音声信
号を光学的に読み取り可能なようにコード化されたコー
ドデータに変換するコード化変換部と、印刷用画像デー
タとコードデータを合成する画像処理部と、画像処理部
で合成されたデータを感光材料に焼き付けるデジタル露
光部(30)と、撮影画像とコードデータが焼き付けられた
感光材料を現像して音声付き写真プリントを作り出す現
像処理部(50)とを備えた写真処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影画像が形成さ
れる画像コマ部と前記撮像画像に対応する音声信号が記
録される磁気記録部とを備えた写真フィルムから音声付
き写真を生成する音声付き写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真カメラによって写真フィルムに形成
された撮像画像は、銀塩写真方式でもって印画紙にプリ
ントされることにより、長年にわたって、被写体の情報
を写真、つまり静止画像という視覚に頼った形態で広い
地域に、時間を越えて伝達されている。
【0003】近年、マルチメディア時代を迎えて、情報
の伝達を視覚だけに頼るのではなく、聴覚も利用するこ
とが積極的に試みられており、例えば、特開平6−23
1466号公報では、図や文字に加えて音声を光学的に
読取可能に変換したドットコードを同時に印刷した印刷
物と専用のスキャナーにより、視覚だけではなく、聴覚
からも情報が得られる新しい印刷メディアが提案されて
いる。この新しい印刷メディアは、特に発音を繰り返し
勉強するための語学教材、動物の鳴き声を収録する図
鑑、音の出る絵本などに適している。
【0004】また、写真フィルムにおいても、新しい規
格(例えば新写真システム:APS)に基づくフィルム
では、各種データを記録するための磁気記録部が設けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した新しい印刷メ
ディアの技術を写真に適用すると、音声入りの写真を作
成することができる。例えば、風景写真にその風景の周
囲の音を入れたり、スナップ写真に被写人物の声を撮影
と同時又は後から入れたりすることが可能となり、写真
のもつ臨場感や伝達可能な情報が従来に比べて飛躍的に
拡大する。さらに、このようなマルチメディア思考と上
述した磁気記録部が設けられた写真フィルムとを組み合
わせるならば、磁気記憶層に撮影ないしは撮影画像に関
する音声信号を記録することも考えられる。本発明の目
的は、撮影画像が形成される画像コマ部と前記撮像画像
に対応する音声信号が記録される磁気記録部とを備えた
写真フィルムを用いて音声付き写真を生成する音声付き
写真処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による1つの音声付き写真処理装置は、写真
フィルムの画像コマ部の撮像画像を感光材料に焼き付け
る投影露光部と、写真フィルムの磁気記録部から音声信
号を読み取る磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドにより読み
取られた音声信号を光学的に読み取り可能なようにコー
ド化されたコードデータに変換するコード化変換部と、
前記コードデータを前記感光材料に焼き付けるデジタル
露光部と、前記撮影画像とコードデータが焼き付けられ
た感光材料を現像して音声付き写真プリントを作り出す
現像処理部とを備えている。
【0007】この構成では、写真フィルムの撮影画像を
投影露光部によって印画紙などの感光材料に焼き付ける
とともに、写真フィルムの磁気記録部に記録された音声
信号は磁気ヘッドによって読み取られた後コードデータ
に変換され、デジタル露光部によって撮影画像が焼き付
けられる又は焼き付けられた感光材料に焼き付けられ、
この感光材料を現像処理することにより、音声付き、詳
しくは音声コードデータ付き写真プリントが作り出され
る。磁気記録部に記録されている音声信号としては、撮
影時にその撮影現場で収録した音声でもよいし、後日記
録された、撮影画像に関するメッセージなどでもよい。
写真フィルムの画像コマに撮影画像を形成しておくとと
もに、磁気記録層に音声信号を記録さえしておけば、本
発明による音声付き写真処理装置によって音声入り写真
プリントが作り出されるのであり、この音声入り写真プ
リントの音声コードデータ部を専用のスキャナーで読み
取ることで、写真を見ながら、撮影現場における周囲音
やその写真に関するコメントを聞くことができる。
【0008】本発明によるさらにもう1つの音声付き写
真処理装置は、撮影画像を投影露光部によって印画紙な
どの感光材料に焼き付けるのではなく、撮影画像を一旦
デジタル画像として読み込んで音声コードデータと合成
した、この合成された画像データを感光材料に露光焼付
するものであり、写真フィルムの画像コマから撮像画像
を読み取るスキャナーと、前記写真フィルムの磁気記録
部から音声信号を読み取る磁気ヘッドと、前記スキャナ
ーにより読み取られた画像情報をプリント用画像データ
に変換する画像変換部と、前記磁気ヘッドにより読み取
られた音声信号を光学的に読み取り可能なようにコード
化されたコードデータに変換するコード化変換部と、前
記プリント用画像データとコードデータを合成する画像
処理部と、前記画像処理部で合成されたデータを感光材
料に焼き付けるデジタル露光部と、前記撮影画像とコー
ドデータが焼き付けられた感光材料を現像して音声付き
写真プリントを作り出す現像処理部とを備えている。つ
まり、写真フィルムに記録されていた撮影画像と音声
が、デジタル化され、デジタル露光部によって同時に感
光材料に露光焼き付けされるのである。その際、撮影画
像がデジタル化されることにより、撮影画像自体にも付
加的に種々のデジタル画像処理を施すことができる。
【0009】デジタル露光部としては、銀塩カラー印画
紙用CRTプリンターやレーザー露光熱現像装置、ある
いはPLZTシャッターによってドット単位の露光を行
うPLZTプリンターが挙げられる。これらのプリント
装置は高い解像度をではなく、満足できる発色特性もも
っている。特に、銀塩カラー印画紙用CRTプリンター
は、通常のDPE処理におけるインデックスプリントの
ためにも用いられるので、兼用することができる。
【0010】本発明によるさらにもう1つの音声付き写
真処理装置は、音声付き写真を、印画紙などの感光材料
ではなく、光沢紙などの印刷シートに形成するものであ
り、写真フィルムの画像コマから撮像画像を読み取るス
キャナーと、写真フィルムの磁気記録部から音声信号を
読み取る磁気ヘッドと、前記スキャナーにより読み取ら
れた画像情報をプリント用画像データに変換する画像変
換部と、前記磁気ヘッドにより読み取られた音声信号を
光学的に読み取り可能なようにコード化された音声コー
ドデータに変換するコード化変換部と、前記印刷用画像
データと音声コードデータを合成する画像処理部と、前
記画像処理部で合成されたデータを印刷シートにプリン
トアウトするプリント装置とを備えている。
【0011】この構成では、写真フィルムに形成された
撮影画像は光学的な露光装置によって感光材料に焼き付
けられるのではなく、スキャナーによって読み取られた
画像情報、つまりデジタル画像とコード化された音声コ
ードデータが合成されてプリント装置によって印刷シー
トに直接プリントアウトされる。オリジナルの撮影画像
が一旦デジタル画像に変換されてから、音声コードデー
タと合成されるので、合成処理の自由度が高く、撮影画
像自体にも付加的に種々のデジタル画像処理を施すこと
ができる。
【0012】プリント装置としては、感光材料でない印
刷シートとしての光沢紙や感熱紙などにデジタル画像を
プリントアウトできるものを用いることができるが、イ
ンデックスプリントやシールプリントなどの目的に写真
処理装置に周辺機器として組み込まれているプリント装
置に兼用させると投資効率や省スペースの点で利点をも
つ。例えば、サーマルプリンターは通常のDPE処理に
おけるインデックスプリントに加えてシールプリントの
ためにも用いられているし、音声コードデータの印刷時
に要求される高い解像度、好ましくは200〜400D
PIを備えている。また、印刷シートとしてシール紙を
用いることにより、プリントアウトした音声コードデー
タ付き写真を、容易にアルバムやその他の物品の表面に
貼り付けることができる。その印字品質も耐久性をもっ
ており、長期間にわたって音声コードデータの品質を維
持することができる。
【0013】本発明の好適な実施形態において、写真フ
ィルムの磁気記録部にはアナログの音声信号が記録され
ており、前記コード化変換部の前段にA/D変換器が設
けられているものがある。この場合、写真フィルムの磁
気記録部にマイクなどの音声入力デバイスを通じて音声
信号を記録する際複雑なデジタル処理系ではなく、アナ
ログ処理系だけで済むので、音声記録のための装置がコ
ンパクトとなり、カメラなどに組み込むことが容易とな
る。
【0014】音声入力を撮影時ではなく、いわゆるアフ
レコを行う場合、現像したフィルムの撮影画像をプロジ
ェクターなどのビューアで見ながら、音声信号を写真フ
ィルムの磁気記録部に記録する音声記録装置があれば、
撮影画像を確認しながら音声を記録できるので、確実な
アフレコが可能となる。本発明によるその他の特徴及び
利点は、以下図面を用いた発明の実施の形態の説明によ
り明らかになるだろう。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による音声付き写真処理装
置の処理対象となる、撮影画像と音声信号の両方を記録
することができる写真フィルム(以下、単にフィルムと
も称する)2の模式図を図1に示している。このフィル
ム2は、APS(新写真システム)フィルムと呼ばれて
いるものであり、撮影画像が形成される画像コマ2aの
両側には、磁気記録部としての細いストリップ状の磁気
記録層2bが割り当てられている。この磁気記録層2b
には、撮影データやフォトフィニッシングデータを書き
込むことができるが、この実施の形態ではいずれか一方
の側の磁気記録層2bを音声記録用に確保し、音声信号
を記録できる写真フィルム2として利用している。もち
ろん、音声信号の記録のための両側の磁気記録層2bを
利用する構成を採用することも可能である。さらには、
画像コマ2aの領域も含め、フィルム2の全面もしくは
その任意の一部を音声信号記録用磁気記録層2bとして
割り当てて、利用することも可能である。
【0016】磁気記録層2bへの音声信号の記録は、よ
く知られたマイクロテープレコーダの方式を利用するこ
とができ、マイクなどによって入力されたアナログの音
声信号は録音磁気ヘッドを介して書き込まれる。走査方
式としては、録音磁気ヘッドを磁気記録層2bに沿って
移動させてもよいが、カメラ撮影時に行われるフィルム
巻き上げを利用するならば、録音磁気ヘッドは固定でよ
く、カメラへの組み込みが容易となる。
【0017】音声入力を撮影時ではなく、いわゆるアフ
レコを行う場合、図2で模式的に示されているように、
光源91、レンズ92、スクリーン93などからなるプ
ロジェクター90に、録音磁気ヘッド94を取り付け、
マイク95を通じて入力された音声を音声信号プロセッ
サー96で処理して、録音磁気ヘッド94を通じて磁気
記録層2bに所望の音声を記録するとよい。
【0018】本発明による音声付き写真、詳しくは音声
コードデータ付き写真を作成するための写真処理装置の
1つの形態を示すブロック図が図3に示されている。写
真処理装置1には、写真用フィルム2の撮影画像を写真
感光材料としての印画紙3に投影露光する投影露光部2
0と、印画紙3に音声コードデータを露光焼き付けする
デジタル露光部30としての、例えばCRTプリンター
やPLZTプリンターなどの銀塩カラー印画紙(感光材
料)用プリンター、投影露光部20と印画紙用プリンタ
ー30による各焼付処理において印画紙3の搬送をそれ
ぞれ独立に行うために印画紙3のループを形成するルー
プ形成部40と、焼付処理された印画紙3を現像する現
像処理部50、フィルム2の磁気記録層2bから音声信
号を読み取る再生用磁気ヘッド60、及び、写真焼付装
置1の各部の制御や各種データの演算処理を行うコント
ローラ100が設けられている。コントローラ100に
は各種の情報入力を行うための操作卓101及びモニタ
102が接続されている。
【0019】印画紙3をロール状に収納している印画紙
マガジン4から引き出された印画紙3は、投影露光部2
0でフィルムから撮影画像を、そしてCRTプリンター
31で音声コードデータを焼付露光された後、現像処理
部50にて現像され、フィルム一駒分の写真画像6と音
声コード7を含む大きさに切断されて、図2で示される
ような、音声コードデータ付き写真プリント5として排
出される。この音声コード7を専用の読み上げスキャナ
ー8で手動走査すると、このスキャナー8に内蔵されて
いる音声再生回路の働きで、音声コード7に対応する音
がスピーカより出力される。
【0020】以下、各構成要素について説明する。投影
露光部20には、投影露光用光源21、フィルム2に照
射する光の色バランスを調整する調光フィルタ22、調
光フィルタ22を通過した光を均一に混色するミラート
ンネル23、フィルム2の画像を印画紙3上に結像させ
る焼付レンズ24及びシャッタ25、及び印画紙3に対
する露光エリアを設定するペーパーマスク26が露光光
路をなす同一光軸上に設けられている。
【0021】フィルム2に形成されている撮影画像を走
査してデジタル画像として取得する撮影画像用スキャナ
ー9が、投影露光部20のフィルム搬送経路上流側に設
けられている。このスキャナー9は、フィルム2に対し
て白色光を照射し、その反射光あるいは透過光の強度を
赤色,緑色,青色の3原色に分解して、CCDラインセ
ンサに検出させて、A/D変換し、コントローラ100
に送り込む。
【0022】コントローラ100は、図5に示されてい
るように、主に投影露光部20の露光制御を行う露光制
御ユニット110と再生用磁気ヘッド60から入力され
た音声信号を処理して対応する音声コードデータを生成
するコードデータ生成ユニット120とこれらのユニッ
ト110、120をコントロールする中央制御ユニット
130とを備えている。
【0023】露光制御ユニット110は、スキャナー9
から送られたきた画像データを記憶する第1記憶部11
1と、第1記憶部111に格納された画像データを利用
して露光条件を求める露光条件演算部112と、露光条
件演算部112が求めた露光条件に基づいて投影露光部
20の調光フィルタ22やシャッタ25の動作を制御す
る露光制御部113と、第1記憶部111から読み出し
た画像データを露光条件演算部112が求めた露光条件
に基づいてモニターディスプレイ102に表示するため
のシミュレート画像データに変換する画像データ変換部
114とを備えている。画像データ変換部114に登録
されている、画像データのネガポジ変換等の変換処理に
供する種々のパラメータは、露光条件演算部112で求
めた露光条件にて写真フィルム2の撮影画像コマを印画
紙3に投影露光して印画紙3上に形成する画像と同等の
画像をモニターディスプレイ102に表示できるように
設定されている。もし、モニターディスプレイ102に
表示されたシミュレート画像が満足できるものでない場
合、操作卓101を用いてマニュアルでY(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色の露光量の
増減又は写真の濃度変化に相当する露光量の平均的な増
減を入力することで露光条件を変更することも可能であ
る。
【0024】再生用磁気ヘッド60を通じて入力された
音声信号はコードデータ生成ユニット120に送られ
る。コードデータ生成ユニット120は、入力された音
声信号をA/D変換するA/D変換部121と、ディジ
タル音声信号を圧縮する圧縮部122と、符号化理論に
基づくエラー訂正コードアルゴリズムによってエラー訂
正コードを付加するエラー訂正コード化部123と、圧
縮されエラー訂正コードを付加された音声信号を所定の
ルールに従って2次元のコードデータに変換展開する二
次元コードデータ展開部124と、展開されたコードデ
ータを格納する第2記憶部125と、第2記憶部125
からデータを読み出し印字データに変換してCRTプリ
ンタに送り出すインターフェース126とを備えてい
る。つまり、この実施の形態では音声信号をコードデー
タに変換するコード化変換部は、圧縮部122とエラー
訂正コード化部123と二次元コードデータ展開部12
4とから構成されている。このコードデータ生成ユニッ
ト120は、さらに、第2記憶部125にアクセスし
て、逆変換・エラー訂正などの処理を行う再生部127
も備えており、オペレータはモニタースピーカ103に
よって音声を確認することができる。
【0025】次にこの写真処理装置1による音声コード
データ付き写真5の作成過程を説明する。ユーザが撮影
画像と音声信号を記録したフィルム2をDPE店に提出
すると、DPE店は持ち込まれたフィルム2が未現像の
場合は現像処理した後、現像済みの場合はそのまま写真
処理装置1に装填する。
【0026】装填されたフィルム2は、複数の搬送ロー
ラ71と搬送ローラを駆動するモータ72から構成され
るフィルム搬送機構70によって投影露光部20に送ら
れる。その際、各撮影画像はスキャナー9によって走査
され、取得したデジタル画像データは前述したように第
1記憶部111に格納される。同時に、磁気記録層2b
に記録された音声信号も再生用磁気ヘッド60を通じて
コントローラ100に送り込まれ、前述したように音声
コードデータの形で第2記憶部125に格納される。中
央制御ユニット130は、図6に示すように撮影画像コ
マ番号に対して画像IDと音声IDを付与し、さらにこ
の画像IDは第1記憶部111に格納される該当画像デ
ータのアドレスとリンクされ、音声IDは第2記憶部1
25に格納される該当音声コードデータのアドレスとリ
ンクされる。このようなリンク情報は、中央制御ユニッ
ト130によって生成・管理され、リンク情報記憶部1
31に格納される。つまり、ここでは、中央制御ユニッ
ト130とリンク情報記憶部131がフィルム2の撮影
画像とこれに対応する音声信号をリンクするリンク手段
として機能する。これにより、この写真処理装置1に入
力された撮影画像と音声は、確実に対応する相手同士組
み合わされ、印画紙3に焼き付けられる。
【0027】フィルム2の撮影画像を投影露光部20で
印画紙3に焼き付ける場合、スキャナー9にて取得した
画像データに基づいて露光制御ユニット110が調光フ
ィルタ22を制御し、これにより、投影露光用光源21
の照射光をフィルム2の画像の色濃度に応じた色バラン
スに調整する。投影露光部20では、その調整後の光で
もってシャッタ25の動作でフィルム2を照射し、フィ
ルム2の撮影画像を印画紙3に焼き付ける。その際、ペ
ーパーマスク26を操作し、印画紙3への露光エリアを
種々に変更することができる。例えば、撮影画像のなか
で重要でない領域をマスクすることで、その領域を現像
後白色背景となるように処理し、その領域にCRTプリ
ンター30によって音声コードデータを焼き付けること
も可能であり、これにより、一般的なプリントサイズの
写真の中に音声コードデータを組み込むことができる。
【0028】焼付処理後印画紙3は印画紙搬送機構80
によって順次搬送されるが、この印画紙搬送機構80に
は前述したループ形成部40が設けられている。このル
ープ形成部40は印画紙3を搬送する搬送ローラ81、
82と搬送ローラ81を回転駆動するモータ84とを備
えており、図示を省略するが、印画紙3を搬送ローラ8
1と82の間において直線状に案内する状態と、図1に
示すような印画紙3のループを形成するのを許容する状
態とに切り換え自在のフラップが、印画紙搬送方向上流
側のローラ81と印画紙搬送方向下流側のローラ82と
の間に設けられている。印画紙3のループを形成するこ
とにより、投影露光部20と感光材料用のCRTプリン
ター30における搬送処理を独立して行うことができ、
その搬送速度をそれぞれ最適に設定することができる。
【0029】現像処理部50には、図示を省略するが、
焼付処理後の印画紙3を現像するための処理液を充填し
た複数のタンクが備えられ、印画紙3はその複数のタン
クを順次通過して行き現像処理される。現像処理部50
における印画紙3の搬送制御及び、フィルム搬送機構も
モータ72や印画紙搬送機構80のモータ84、85の
制御はコントローラ100によって集中制御される。
【0030】図7で示された機能ブロックを有する写真
処理装置1は、図3による装置の変形であり、スキャナ
ー9によって取得され第1記憶部111に格納されたフ
ィルム2の撮影画像の画像データを画像データ変換部1
14から画像合成のための画像処理部127に送り、撮
影画像の画像データと音声コードデータを画像合成し、
合成された画像データをインターフェース126を経て
CRTプリンターなどの印画紙露光プリンター30に送
ることができる構成を採用しており、このプリンタ30
によってフィルム2の撮影画像と音声コードデータの両
方を印画紙3に露光焼き付けする。
【0031】フィルム2の撮影画像を投影露光部20で
はなくCRTプリンター30によって印画紙3に焼き付
ける場合、スキャナー9によって走査されたフィルム2
は投影露光部20で用いられないので、そのまま引き出
される。デジタル画像化された撮影画像は、画像データ
変換部14から画像処理部127とインタフェース12
6を経てCRTプリンター30により印画紙3に焼き付
けられるが、撮影画像の画像データを音声コードデータ
とを予め画像処理部127内で合成して、1つのプリン
トデータとしてCRTプリンター30に送るので、露光
焼き付け処理が1度で済む。また、画像処理部127に
おいてフィルタリングや合成など種々のデジタル処理を
施すことができるという自由度が得られる。
【0032】図8で示された別形態の写真処理装置1で
は、感光材料用プリンター30の代わりにサーマルプリ
ンターやインクジェットプリンターなどの非感光材料用
プリント装置31を用いて、音声コードデータ付き写真
5を印画紙3ではなく、感熱紙や光沢紙などの印刷シー
トに形成するように構成されている。特に、サーマルプ
リンターは通常のDPE処理におけるインデックスプリ
ントに加えてシールプリントのためにも用いられてお
り、そのまま音声コードデータ付き写真5のプリントア
ウト用に流用することができるだけではなく、シール紙
を用いることにより、プリントアウトした音声コードデ
ータ付き写真が容易にアルバムやその他の物品の表面に
貼り付くといった付加的な利点も与えることができる。
【0033】上述した実施の形態では、印画紙3に画像
やコードデータを形成するためのデジタル露光部30と
してCRTプリンターやPLZTプリンターが用いられ
ていたが、レーザー露光熱現像装置を採用してもよい。
【0034】音声信号を光学的に読み取り可能なように
コード化するコードデータ生成ユニット120として
は、それ自体公知な種々な技術を利用できるが、例えば
特開平6−231466号公報に詳しく説明されている
ドットコードを用いた情報記録再生システムの技術を流
用したり、スタックタイプやマトリックスタイプの二次
元バーコードの技術を流用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音声付き写真処理装置の処理対象
となる、撮影画像と音声信号の両方を記録することがで
きる写真フィルムの模式図
【図2】写真フィルムに音声をアフレコできる音声記録
装置の模式図
【図3】本発明による写真処理装置の1つの実施形態の
概略構成を示すブロック図
【図4】本発明による音声コードデータ付き写真からの
音声の再生を示す説明図
【図5】コントローラの主要な機能を示すブロック図
【図6】画像データと音声コードデータのリンク構造を
示す説明図
【図7】本発明による写真処理装置の別な実施形態にお
ける機能ブロック図
【図8】本発明による写真処理装置のさらに別な実施形
態の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
2 写真フィルム 2a画像コマ 2b磁気記録層 3 感光材料 5 音声コードデータ付き写真 9 スキャナー 10 フラットベットスキャナー 20 投影露光部 30 デジタル露光部 31 プリント装置 60 磁気ヘッド 100 コントローラ 110 露光制御ユニット 120 コードデータ生成ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影画像が形成される画像コマ部と前記撮
    像画像に対応する音声信号が記録される磁気記録部とを
    備えた写真フィルムから音声付き写真を生成する音声付
    き写真処理装置において、 前記画像コマ部の撮像画像を感光材料に焼き付ける投影
    露光部と、 前記磁気記録部から音声信号を読み取る磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドにより読み取られた音声信号を光学的に
    読み取り可能なようにコード化されたコードデータに変
    換するコード化変換部と、 前記コードデータを前記感光材料に焼き付けるデジタル
    露光部と、 前記撮影画像とコードデータが焼き付けられた感光材料
    を現像して音声付き写真プリントを作り出す現像処理部
    と、を備えた音声付き写真処理装置。
  2. 【請求項2】撮影画像が形成されている画像コマ部と前
    記撮像画像に対応する音声信号が記録されている磁気記
    録部とを備えた写真フィルムから音声付き写真を生成す
    る音声付き写真処理装置において、 前記画像コマから撮像画像を読み取るスキャナーと、 前記磁気記録部から音声信号を読み取る磁気ヘッドと、 前記スキャナーにより読み取られた画像情報をプリント
    用画像データに変換する画像変換部と、 前記磁気ヘッドにより読み取られた音声信号を光学的に
    読み取り可能なようにコード化されたコードデータに変
    換するコード化変換部と、 前記印刷用画像データとコードデータを合成する画像処
    理部と、 前記画像処理部で合成されたデータを感光材料に焼き付
    けるデジタル露光部と、 前記撮影画像とコードデータが焼き付けられた感光材料
    を現像して音声付き写真プリントを作り出す現像処理部
    と、を備えた音声付き写真処理装置。
  3. 【請求項3】撮影画像が形成されている画像コマ部と前
    記撮像画像に対応する音声信号が記録されている磁気記
    録部とを備えた写真フィルムから音声付き写真を生成す
    る音声付き写真処理装置において、 前記画像コマから撮像画像を読み取るスキャナーと、 前記磁気記録部から音声信号を読み取る磁気ヘッドと、 前記スキャナーにより読み取られた画像情報をプリント
    用画像データに変換する画像変換部と、 前記磁気ヘッドにより読み取られた音声信号を光学的に
    読み取り可能なようにコード化されたコードデータに変
    換するコード化変換部と、 前記印刷用画像データとコードデータを合成する画像処
    理部と、 前記画像処理部で合成されたデータを印刷シートにプリ
    ントアウトするプリント装置と、を備えた音声付き写真
    処理装置。
  4. 【請求項4】前記プリント装置がサーマルプリンターで
    ある請求項3に記載の写真処理装置。
  5. 【請求項5】前記磁気記録部にはアナログの音声信号が
    記録されており、前記コード化変換部の前段にA/D変
    換器が設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の
    写真処理装置。
  6. 【請求項6】前記写真フィルムの現像された撮影画像を
    ビューアで視認しながら、音声信号を前記磁気記録部に
    記録する音声記録装置が備えられている請求項1〜5の
    いずれかに記載の写真処理装置。
JP17441797A 1997-06-30 1997-06-30 音声付き写真処理装置 Withdrawn JPH1124190A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100728695B1 (ko) 2006-09-11 2007-06-15 이정배 음향 재생 장치

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