JP2001060100A - 音声コード記録装置 - Google Patents

音声コード記録装置

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JP2001060100A
JP2001060100A JP11235357A JP23535799A JP2001060100A JP 2001060100 A JP2001060100 A JP 2001060100A JP 11235357 A JP11235357 A JP 11235357A JP 23535799 A JP23535799 A JP 23535799A JP 2001060100 A JP2001060100 A JP 2001060100A
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Japan
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audio
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unit
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JP11235357A
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English (en)
Inventor
Iwao Nozaki
岩夫 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Olympus Corp
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種音声記録メディアから所望の音声を取りこ
ぼすことなく正確に取得することである。 【解決手段】音声情報を入力する音声情報入力部10
と、前記音声情報を出力する音声情報出力部70と、前
記音声情報入力部から入力される音声情報の記憶を指示
した時、所定時間先行して入力された音声情報から記憶
する先行記憶手段32,33を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真や印刷物等の
記録媒体に光学的に読取可能な音声コードイメージを記
録する音声コード記録装置の技術分野に属し、詳しく
は、各種音声記録メディアから所望の音声を取りこぼす
ことなく正確に取得することができる音声コード記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等によって撮影された画像は、銀
塩写真方式でもって印画紙にプリントされたり、インク
ジェットプリンタやサーマルプリンタなどで記録紙にプ
リントされることにより、長年にわたって、被写体の情
報を静止画像という視覚に頼った形態で広い地域に、時
間を越えて伝達されている。
【0003】近年、マルチメディア時代を迎えて、情報
の伝達を視覚だけに頼るのではなく、聴覚も利用するこ
とが積極的に試みられており、例えば、特開平6−23
1466号公報では、画像や文字に加えて音声を光学的
に読取可能なドットコード(音声コードイメージ)に変
換して印刷した印刷物を作成し、専用のスキャナにて音
声コードイメージを読み取ることで音声を再生し、視覚
だけではなく、聴覚からも情報が得られる新しい印刷メ
ディアが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した新しいメディ
アを応用して、例えば、風景写真にその風景の周囲の音
を入れたり、スナップ写真に被写人物や被写動物の声を
撮影と同時又は後から入れたりして音声コード付写真を
作成することができ、画像のもつ臨場感や伝達可能な情
報が従来に比べて飛躍的に拡大する。
【0005】しかしながら、ここで重要なのは、音声コ
ード付写真を作成する際に、所望の音声を取りこぼすこ
となく正確に取得することであり、カセットテープ、C
D、MD、マイク、ビデオカメラ、音声記録が可能なデ
ジタルカメラ等の各種音声記録メディアから所望の音声
を取得するために、例えばマイクを使用する場合は、操
作者が、録音開始ボタンを押して録音を開始した後に、
所望の音声をマイクから入力し、入力した音声を録音し
ているので、所望の音声を取得することができるが、カ
セットテープ等に記録された連続した音声から部分的に
所望の音声を取得する場合は、操作者が音声を聞いて確
認しながら、音声を入力するタイミングを予測して録音
開始ボタンを押すことで音声を録音していたので、所望
の音声の直前に無音部分が長時間連続する場合は、音声
を入力するタイミングが予測できず、音声を聞いてから
録音開始ボタンを押すと録音するタイミングが遅れて音
声の先頭部分が取得できないという問題があり、所望の
音声を確実に取得できるまで音声の録音と確認を繰り返
す必要があった。
【0006】上記した特開平6−231466号公報を
含め、同様に、画像情報とコード化された音声情報とを
共に記録媒体に記録することを開示した、特開昭56−
5600号公報、特開平5−224320号公報の何れ
にも各種音声記録メディアから所望の音声を取りこぼす
ことなく正確に取得することに関する詳細な開示はされ
ていない。
【0007】本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、各種音声記録メディアから所望の音声
を取りこぼしなく正確に取得することができる音声コー
ド記録装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による音声コード記録装置は、各種音声記録
メディアからの音声情報を光学的に読み取り可能なコー
ドイメージに変換して記録媒体に記録する音声コード記
録装置において、前記音声情報を入力する音声情報入力
部と、前記音声情報を出力する音声情報出力部と、前記
音声情報入力部から入力される音声情報の記憶を指示し
た時、所定時間先行して入力された音声情報から記憶す
る先行記憶手段を備えたことを特徴としている。
【0009】また上記目的を達成するため、本発明によ
る音声コード記録装置は、各種音声記録メディアからの
音声情報を光学的に読み取り可能なコードイメージに変
換して記録媒体に記録する音声コード記録装置におい
て、前記音声情報を入力する音声情報入力部と、前記音
声情報を出力する音声情報出力部と、前記音声情報入力
部から入力される音声情報の記憶を指示した時、所定時
間先行して入力された音声情報から記憶する先行記憶手
段と、前記音声情報の記憶を指示したと同時に前記音声
情報を記憶する同時記憶手段を備え、音声記録メディア
に応じて前記先行記憶手段と前記同時記憶手段の何れか
一方を選択して前記音声情報を記憶することを特徴とし
ている。
【0010】さらに前記先行記憶手段は、前記所定時間
を変更可能であることを特徴としている。
【0011】上記構成の音声コード記録装置では、先行
記憶手段にて音声情報の記憶を指示した時に所定時間先
行する音声情報から記憶するので、連続する音声情報か
ら所望の音声情報を取得する場合であっても、操作者は
所望の音声情報を聞いて確認しながら所望の音声を取り
こぼしなく取得することができる。
【0012】また上記構成の音声コード記録装置では、
音声情報入力部から入力される音声情報の記憶を指示し
た時、所定時間先行して入力された音声情報から記憶す
る先行記憶手段と、前記音声情報の記憶を指示したと同
時に前記音声情報を記憶する同時記憶手段を備え、先行
記憶手段と同時記憶手段の何れか一方を選択して音声情
報を記憶するので、音声記録メディアに応じて適切な記
憶手段を選択して所望の音声を先頭部分から確実に取得
することができる。さらに所定時間を変更して音声情報
を記憶できるので、操作者毎に適切なタイミングで音声
情報の記憶を指示することができ、所望の音声を先頭部
分から確実に取得することができる。
【0013】上述した音声コード記録装置の好適な実施
形態の1つとして、本発明では、前記音声情報を入力す
る音声情報入力部と、前記音声情報を出力する音声情報
出力部と、前記音声情報入力部から連続的に入力される
音声情報を先入れ先出し法で所定時間だけ録音可能な第
1録音データ記憶部と、前記音声情報入力部から連続的
に入力される音声情報を録音可能な第2録音データ記憶
部と、前記第2録音データ記憶部による録音の開始と同
時に前記第1録音データ記憶部による録音を停止する録
音操作部と、前記第1データ記憶部の録音データに前記
第2データ記憶部の録音データをつなぎ合わせるデータ
合成部とを備えたものが提案される。この構成では、所
望の録音箇所がくるまで第1録音データ記憶部に先入れ
先出し法で常に最新の所定時間分だけの入力音声情報が
録音データとして記憶されることになり、操作者が録音
したい音声を聞いてから第2録音データ記憶部による録
音を開始しても、それより所定時間だけ以前の入力音声
情報は第1録音データ記憶部に記憶されているので、後
で第1データ記憶部の録音データを第2データ記憶部の
録音データにつなぎ合わせることで、頭切れのない録音
データを取得することができる。もちろんこの場合で
も、前記音声情報の前記第1録音データ記憶部に録音さ
れる時間が変更可能であるならば、操作者毎に適切なタ
イミングで音声情報の記憶を指示することができ、好都
合である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による音声コード記録装置
の1つの実施形態の概略構成を示すブロック図が図1に
示されている。この音声コード記録装置1には、音声信
号を取得する音声信号入力部10、取得した音声信号を
デジタルデータに変換したりデジタルデータを圧縮する
音声データ圧縮変換部20、圧縮した音声データを記憶
する録音データ記憶部30、圧縮データを音声コードイ
メージに変換する音声コードイメージ変換部40、変換
された音声コードイメージを記録媒体の1つである写真
に記録するプリンタ50、及び音声コード記録装置1の
各部の制御や各種データの演算処理を制御する制御部6
0が設けられている。さらに制御部60には、音声入力
部10にて入力された音声信号から音声を出力する音声
出力部70、各種情報入力する操作卓80、入力された
情報を表示する表示部90、及び音声コードイメージの
データをFDやMOに書き込んだり読み出したりする音
声コードイメージデータ入出力部100がそれぞれ接続
されている。
【0015】以下、図1に示された各構成要素について
説明する。音声信号入力部10は、外部からの音声信号
が入力されるよう各種音声記録メディア毎の入力端子が
備えられ、各種音声記録メディアを接続することでアナ
ログ信号やデジタル信号の音声信号を取得することが可
能である。音声記録メディアとしては、マイクやテープ
レコーダ、CD、MD、ビデオカメラ、及びメモリーカ
ードであり、さらには音声記録が可能なデジタルカメ
ラ、音声情報が光学的又は磁気的に記録された写真フイ
ルム、及び電話やインターネット等の通信回線を通して
音声が得られるものも含まれる。
【0016】音声データ圧縮変換部20は、A/D変換
部21と音声データ圧縮部22とからなり、音声記録メ
ディアを通じて音声信号入力部10に入力された音声信
号が、アナログ信号の場合はA/D変換部21でデジタ
ル信号に変換してから音声データ圧縮部22にてデータ
の圧縮処理を行い、デジタル信号の場合はA/D変換す
ることなく音声データ圧縮部22にてデータの圧縮処理
を行う。
【0017】録音データ記憶部30は、同時録音データ
記憶部31とプレ録音データ記憶部32からなり、音声
データ圧縮変換部20で圧縮処理されたデータを記憶す
る。同時録音データ記憶部31は、操作者が操作卓80
で録音開始録音ボタンを押して録音を開始した時点から
最大20秒間の音声の圧縮データを記憶する。またプレ
録音データ記憶部32は、最大1.2秒間の圧縮データ
を記憶できるようになっており、連続する音声の圧縮デ
ータを0.03秒毎に連続して記憶し、1.2秒を超え
た時点で最初に記憶した0.03秒の圧縮データから順
にデータを破棄することを繰り返して最新の圧縮データ
を記憶する。
【0018】録音データ記憶部30はさらにデータ合成
部110と接続されており、データ合成部110は、同
時録音データ記憶部31に記憶された同時録音データと
プレ録音データ記憶部32に記憶されたプレ録音データ
を、プレ録音データのあとに同時録音データを付加する
ことで圧縮データの合成を行う。
【0019】音声コードイメージ変換部40は、録音デ
ータ記憶部30に記憶された圧縮データを所定のルール
に従ってコードデータに変換して、さらに変換したコー
ドデータから印字データとしての音声コードイメージを
生成する。音声コードイメージ変換部としては、それ自
体公知な種々な技術を利用できるが、例えば特開平6−
231466号公報に詳しく説明されているドットコー
ドを用いた情報記録再生システムの技術を流用したり、
スタックタイプやマトリックスタイプの二次元バーコー
ドの技術を流用することも可能である。また、音声コー
ドイメージ変換部40は、コード変換されたコードデー
タを逆変換し、音声出力部70にて音声を確認すること
もできる。
【0020】プリンタ50は、音声コードイメージ変換
部40とインターフェースで接続され、サーマルヘッド
に形成された複数の発熱素子を選択的に駆動制御して、
インクリボンのインクを写真の画面上に溶融・転写させ
るサーマルプリンタであって、音声コードイメージ変換
部40から送信される音声コードイメージを写真に記録
する。
【0021】音声コードイメージデータ入出力部100
は、FDのディスクドライブを備えており、音声コード
イメージ変換部40にて生成された音声コードイメージ
のデータをFDに記録したり、FDに記録した音声コー
ドイメージを読み出したりするものである。音声コード
イメージをFDに保存しておくことで、音声コード付写
真を再度作成する時に、音声コードイメージをFDから
読み取ることで音声コード付写真を作成することができ
る。
【0022】図2に示すように、音声コードイメージ2
が記録された音声コード付写真3は、専用の読み取りス
キャナ4にて音声コードイメージ部分を手動走査するこ
とで、このスキャナ4に内蔵されている音声再生回路の
働きで、音声コードイメージ2に対応する音がスピーカ
5より出力され、写真に記録された音声を聞くことがで
きる。
【0023】なお、この実施の形態の音声コード記録装
置では、音声コードイメージを記録する記録媒体として
写真を例に説明したが、特に写真に限定されず、普通
紙、OHP用紙、シール紙等の印刷用紙にも記録するこ
とができる。例えば音声コードイメージをシール紙に記
録して、広告、雑誌、写真アルバムやその他の物品に貼
り付ければ用途を拡大することも可能である。また、プ
リンタとしては、サーマルプリンタを例に写真に音声コ
ードイメージを記録する構成を説明したが、これに限定
されず、インクジェットプリンタを用いることもでき
る。例えば、画像を読み取りスキャナで読み取り、画像
と音声コードイメージをレイアウト編集して画像合成し
たうえで合成画像を普通紙に記録することができる。合
成画像の場合は、CRTプリンタ、PLZTプリンタ、
蛍光管プリンタ、レーザー露光プリンタ、液晶プリンタ
を用いて印画紙に露光して音声コード付写真3を作成す
ることも可能である。
【0024】次に本発明の各種音声記録メディアから音
声を取りこぼすことなく正確に取得する実施形態につい
て説明する。各種音声記録メディアとしては、マイクや
電話のように所望の音声のみをリアルタイムに音声信号
入力部10へ入力可能な音声記録メディアと、テープレ
コーダのようにカセットテープに予め所望の音声が記録
されており、所望の音声を含む連続する音声を再生する
ことで音声信号入力部10へ入力可能な音声記録メディ
アとがある。これらの各種音声記録メディアのうち、マ
イクや電話のような音声記録メディアは同時録音モード
で録音を行い、テープレコーダのような音声記録メディ
アの場合はプレ録音モードで録音を行う。以下それぞれ
の録音モードについて、図3及び図4のフローチャート
をもとに説明する。
【0025】(同時録音モード)まず、同時録音モード
については図3に示すように、操作者が操作卓80にて
同時録音モードを設定し(S1)、録音開始要求ボタン
を押して録音を開始してから(S2)、マイクに向かっ
て所望の音声を発し、マイクが接続された音声信号入力
部10は音声をリアルタイムに入力する(S3)。入力
された音声信号は、A/D変換部21でデジタル信号に
変換され(S4)、音声データ圧縮部22でデータ圧縮
処理を施して(S5)、同時録音データ記憶部31に記
憶される(S6)。そして操作者が操作卓80より録音
終了ボタンを押して録音終了の信号を受けるかまたは最
大20秒間の圧縮データを記憶した時点で圧縮データの
記憶を終了して録音を終了する(S7)。
【0026】同時録音データ記憶部31に記憶された圧
縮データは、音声コードイメージ変換部40に転送さ
れ、所定のルールに従ってコードデータに変換され、さ
らに印字データとしての音声コードイメージ2が生成さ
れる(S8)。そして生成された音声コードイメージ2
はインターフェースを介してプリンタ50に送信され、
プリンタ50にて写真に音声コードイメージ2を印字す
ることで音声コード付写真3を作成する(S9)。
【0027】(プレ録音モード)次にプレ録音モードに
ついては図4に示すように、例えばカセットテープをテ
ープレコーダにセットして音を再生し、音声信号入力部
10に再生音を出力する。音声信号入力部10は、入力
された音声信号を音声出力部70で音声出力して再生音
を確認する(S11)。操作者は、連続する再生音を確
認しながら録音する所望の音声を特定し(S12)、カ
セットテープを特定した再生音の先頭部分より前まで巻
戻した上で、プレ録音モードを操作卓80で設定する
(S13)。
【0028】プレ録音モードが設定されると、再度カセ
ットテープを再生し、特定した再生音の直前から音声の
再生を開始して再生音を音声信号入力部10へ出力す
る。音声信号入力部10は音声信号を入力し(S1
4)、入力された音声信号は、A/D変換部21でデジ
タル信号に変換され(S15)、音声データ圧縮部22
でデータ圧縮処理を施して(S16)、プレ録音データ
記憶部32に一時的に記憶する(S17)。
【0029】次に操作者は、音声信号入力部10に入力
される再生音を音声出力部70で確認しながら、特定し
た先頭部分の音声が再生されたのを確認すると、操作卓
80にて録音開始要求ボタン押して録音を開始する(S
18)。この時点で操作卓80からの録音開始要求信号
を受けてプレ録音データ記憶部32の記憶を終了する。
なお、プレ録音データ記憶部32は、記憶した圧縮デー
タが1.2秒に満たない場合でも、記憶を終了する。そ
して、録音開始要求信号を受けてから後続する音声デー
タを同時録音データ記憶部31に記憶する(S19)。
録音データ記憶部は、最大20秒間の圧縮データを記憶
することができ、操作者が操作卓80より録音終了ボタ
ンを押して録音終了の信号を受けるかまたは最大20秒
間の圧縮データを記憶した時点で圧縮データの記憶を終
了して録音を終了する(S20)。
【0030】録音が終了すると、プレ録音データ記憶部
32と同時録音データ記憶部31に記憶された圧縮デー
タは、それぞれデータ合成部110に転送される。デー
タ合成部110は、プレ録音データ記憶部32で記憶し
た圧縮データの後に同時録音データ記憶部31で記憶し
た圧縮データを付加することでデータを合成する(S2
1)。合成された圧縮データは、音声コードイメージ変
換部40に転送され、音声コードイメージ変換部40に
て、所定のルールに従ってコードデータに変換され、さ
らに印字データとしての音声コードイメージ2が生成さ
れる(S22)。そして生成された音声コードイメージ
2は、インターフェースを介してプリンタ50に送信さ
れる。プリンタ50は、セットされた写真に音声コード
イメージ2を印字することで音声コード付写真3を作成
する(S23)。
【0031】このように連続する音声から所望の音声を
取得する場合にはプレ録音モードを用いて予め所望の音
声を特定しておき、所望の音声を聞いてから録音を開始
しても既に所望の音声がプレ録音されているため、録音
開始が遅れて音声の先頭部分が録音できないということ
はない。また、所望の音声が再生されるタイミングを予
測して同時録音する必要もない。
【0032】例えばテープのリーダ部分(無音部分)の
後に所望の音声が記録されている場合や、録音されてい
ない状態が長時間続く後に所望の音声が記録されている
場合は、操作者にとって同時録音を開始する最適なタイ
ミングを予測するのは困難であるが、プレ録音モードで
あれば、録音を開始する最適なタイミングで確実に所望
の音声を取得することができる。
【0033】なお、上記実施例では、プレ録音モード時
にプレ録音データ記憶部32が記憶可能な音声情報の記
憶時間を1.2秒としているが、これは、操作者が所望
の音声を聞いて確認してから録音開始ボタンを押して同
時録音データ記憶部31が圧縮データの記憶を開始する
までにかかる平均時間として設定したものである。実際
には、個人によって異なる音の認識タイミングの違い、
録音を開始する為(ボタンを押すなど)の筋肉動作上の
違い、機械自体の有する個体差異等によって、上記時間
(操作者の音声認識から同時録音データ記憶部31の記
憶開始までの時間)は種々変動することになる。
【0034】ところで、本発明が対象としている音声付
写真等の録音時間は、その録音、再生のための媒体が例
えば葉書やシート状のペーパーといった小さいサイズへ
の印字によって行なわれるものを想定しており、従来の
録音媒体(CD,MD,録音テープ等)の録音時間に比
較して非常に短時間となる。具体的には、現状、最小時
間で5秒程度の時間となる。この限られた短時間を有効
に生かして必要なメッセージ、コメント等を入れるため
には、単なる事前録音よりも正確な録音開始を行なうこ
とが非常に有効である。そのため、図1 に示すようにプ
レ録音時間部32を設けて、上記したような人間の個人
差、機械の個体差に応じて、録音時間を有効に生かすこ
とができるよう設定時間を変更することが可能な構成と
してもよい。
【0035】例えば、同じ録音機器を使って録音する場
合でも、仮に操作する人が高齢者で音の認識、ボタンを
押す動作にかかる時間が上記の平均的な1.2秒よりも
大きくかかってしまうと、そのまま録音すれば実際の音
の開始よりも遅れたタイミングで録音が始まってしまう
ので、本当にとりたかった音の頭が切れてしまうという
ことが起こる。そこで、上記の1.2秒の時間を例えば
1.7秒といったように長めの設定に変更することで、
このような不具合を解消できる。また、逆に1.2秒よ
りもかなり短くなるような場合には、そのまま録音すれ
ば所望の音の開始以前の無駄な音から拾うことになるの
で、録音の後端が本来よりも短く限られることになり録
音時間を有効に生かせなくなる。そこで、、上記の1.
2秒を例えば0.7秒といったように短めの設定に変更
することで、上記不具合を解消できる。以上のように、
本発明は、特に音声付写真のように録音時間が短く限ら
れたシステムにおいて、所望の録音時間を有効に生かす
べく、事前録音の設定時間を任意に調整できる構成をと
ったという大きな特徴を有している。
【0036】なお、上述の事前録音の設定時間は任意に
調整するシステムとすることも可能であるが(例えば
0.1秒刻み等)、時間の刻みを敢えて大きくして、あ
る程度の調整だけできればよい、という簡易設定を可能
にするために、「お任せ調整」といったキーを設けるこ
ともできる。この場合、例えば、初期設定の1.2秒に
対して、プラスの方向に0.5秒刻みづつ加えた1.7
秒、2.2秒の2キーを設け、同様にマイナスの方向に
0.5秒刻みづつ減らした0.7秒、0.2秒の2キー
を設けるといった構成が可能である。勿論、これらの刻
みは上記例に限定されるものではない。
【0037】また、各種音声記録メディアの種類に応じ
て、プレ録音モードと同時録音モードを選択可能に設定
しているので、音声記録メディアに適切な録音モードで
所望の音声を確実に録音することができる。
【0038】さらに、プレ録音モードと同時録音モード
の両録音モードとも、録音開始要求ボタンを押してから
圧縮データを同時録音データ記憶部31へ記憶して、記
憶部を共有して有効に利用しているが、プレ録音モード
において、録音開始要求ボタンを押してから圧縮データ
を引き続きプレ録音データ記憶部32に記憶するように
して両録音モード毎に独立して記憶部を設けるようにし
てもよい。そうすることで、プレ録音データ記憶部32
の圧縮データと同時録音データ記憶部31の圧縮データ
をデータ合成部110で合成することなく、それぞれの
記憶部から直接音声コードイメージ変換部40へ転送す
ることができる。
【0039】以上、本発明の音声コード記録装置につい
て詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、先行記憶
手段にて音声情報の記憶を指示した時に所定時間先行す
る音声情報から記憶するので、各種音声記録メディアか
ら所望の音声情報を取得する場合であっても、操作者は
所望の音声情報を聞いて確認しながら所望の音声を取り
こぼしなく取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音声コード記録装置の1つの実施
形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明による音声コードイメージ付写真からの
音声の再生を示す説明図。
【図3】本発明による音声コード記録装置の同時録音モ
ード時の処理を示すフローチャート。
【図4】本発明による音声コード記録装置のプレ録音モ
ード時の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 音声コード記録装置 2 音声コードイメージ 10 音声信号入力部 30 録音データ記憶部 31 同時録音データ記憶部 32 プレ録音データ記憶部 50 プリンタ 60 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種音声記録メディアからの音声情報を光
    学的に読み取り可能なコードイメージに変換して記録媒
    体に記録する音声コード記録装置において、 前記音声情報を入力する音声情報入力部と、 前記音声情報を出力する音声情報出力部と、 前記音声情報入力部から入力される音声情報の記憶を指
    示した時、所定時間先行して入力された音声情報から記
    憶する先行記憶手段を備えたことを特徴とする音声コー
    ド記録装置。
  2. 【請求項2】各種音声記録メディアからの音声情報を光
    学的に読み取り可能なコードイメージに変換して記録媒
    体に記録する音声コード記録装置において、 前記音声情報を入力する音声情報入力部と、 前記音声情報を出力する音声情報出力部と、 前記音声情報入力部から入力される音声情報の記憶を指
    示した時、所定時間先行して入力された音声情報から記
    憶する先行記憶手段と、 前記音声情報の記憶を指示したと同時に前記音声情報を
    記憶する同時記憶手段を備え、 音声記録メディアに応じて前記先行記憶手段と前記同時
    記憶手段の何れか一方を選択して前記音声情報を記憶す
    ることを特徴とする音声コード記録装置。
  3. 【請求項3】前記先行記憶手段は、前記所定時間を変更
    可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の音声
    コード記録装置。
  4. 【請求項4】各種音声記録メディアからの音声情報を光
    学的に読み取り可能なコードイメージに変換して記録媒
    体に記録する音声コード記録装置において、 前記音声情報を入力する音声情報入力部と、 前記音声情報を出力する音声情報出力部と、 前記音声情報入力部から連続的に入力される音声情報を
    先入れ先出し法で所定時間だけ録音可能な第1録音デー
    タ記憶部と、 前記音声情報入力部から連続的に入力される音声情報を
    録音可能な第2録音データ記憶部と、 前記第2録音データ記憶部による録音の開始と同時に前
    記第1録音データ記憶部による録音を停止する録音操作
    部と、 前記第1データ記憶部の録音データに前記第2データ記
    憶部の録音データをつなぎ合わせるデータ合成部とを備
    えていることを特徴とする音声コード記録装置。
  5. 【請求項5】前記音声情報の前記第1録音データ記憶部
    に録音される時間が変更可能であることを特徴とする請
    求項4記載の音声コード記録装置。
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