JPH11241748A - 流体封入式筒型マウント - Google Patents

流体封入式筒型マウント

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JPH11241748A
JPH11241748A JP4481598A JP4481598A JPH11241748A JP H11241748 A JPH11241748 A JP H11241748A JP 4481598 A JP4481598 A JP 4481598A JP 4481598 A JP4481598 A JP 4481598A JP H11241748 A JPH11241748 A JP H11241748A
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JP
Japan
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fluid
wall
shaft
shallow
flange
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JP4481598A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Murai
宏考 村井
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体ゴム弾性体で連結された軸部材と外筒部
材の間に、互いに直交する径方向でそれぞれ対向位置せ
しめられた各一対の深底部と浅底部からなる環状の流体
室が形成されてなる流体封入式筒型マウントにおいて、
流体の流動作用に基づく軸方向の低動ばね効果と、一対
の浅底部が対向位置する径方向における高ばね剛性を確
保しつつ、一対の深底部が対向位置する径方向で、流体
の反共振作用に起因する特定周波数域での高動ばね化を
防止し、広い周波数域に亘って低動ばね特性を実現する
こと。 【解決手段】 流体室58において、各浅底部46,4
6の周方向中間部分を狭窄乃至は閉塞せしめる仕切壁5
4,54を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、例えば自動車用のメンバマウン
トやサブフレームマウント,ボデーマウント等として好
適に用いられる筒型マウントに係り、特に、軸方向の入
力振動に対して、非圧縮性流体の流動作用に基づく防振
効果を有利に得ることが出来ると共に、互いに直交する
二つの軸直交方向におけるばね特性のチューニング性に
優れた流体封入式の筒型マウントに関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振連結体の一種として、互いに径方向に離
間配置された軸部材と外筒部材を本体ゴム弾性体で連結
することにより、軸方向および軸直角方向の入力振動に
対して有効な防振効果を発揮せしめるようにした筒型マ
ウントが、知られている。例えば、自動車のサスペンシ
ョンメンバのボデーに対する取付部位に装着されるメン
バマウント等が、それである。
【0003】ところで、このような筒型マウントでは、
それぞれの振動荷重の入力方向で異なるばね特性や防振
性能が要求される場合がある。例えば、自動車用メンバ
マウントでは、車両上下方向となる軸方向では、ロード
ノイズ等に対する防振効果を得るために、100〜30
0Hzの高周波数域で低動ばね特性が要求される一方、車
両左右方向となる軸直角方向では、優れた操縦安定性を
得るために、大きなばね剛性が要求され、更に車両前後
方向となる軸直角方向では、優れた乗り心地を得るため
に、100〜500Hzの充分に広い周波数域で低動ばね
特性が要求される。
【0004】そこで、このような要求特性を達成するた
めに、本出願人は、先に、特公平6−94889号公報
において、本体ゴム弾性体で連結された軸部材と外筒部
材の各対応する軸方向端部に、それぞれフランジ状部を
設ける一方、それら軸部材と外筒部材の間を周方向に延
びる流体室を形成し、この流体室の軸方向一方の壁部
を、本体ゴム弾性体で形成されて軸部材と外筒部材の各
フランジ状部を連結する環状ゴム壁によって構成すると
共に、該流体室の軸方向他方の壁部を、本体ゴム弾性体
で形成されて軸部材と外筒部材の各軸部を連結する筒状
ゴム壁によって構成し、且つかかる流体室を、軸部材を
挟んで軸直角方向一方向で対向位置する部分で、フラン
ジ状部とは反対の軸方向に延長せしめることにより、該
流体室を一対の深底部と一対の浅底部から構成すると共
に、筒状ゴム壁を、各深底部において、それぞれ、軸部
材と外筒部材の間を軸方向に略平行に延び、その軸方向
一端部で軸部材側に、軸方向他端部で外筒部材側に、そ
れぞれ連結された薄肉底壁部とした構造の流体封入式筒
型マウントを、提案した。かかる流体封入式筒型マウン
トでは、軸方向の振動入力時に浅底部と深底部の間で流
動せしめられる流体の流動作用に基づいて、軸方向の低
動ばね化が図られる一方、薄肉底壁部によって、浅底部
と深底部がそれぞれ対向位置せしめられた互いに直交す
る軸直角方向でのばね比が大きく設定されることによ
り、浅底部が対向位置する軸直角方向での高ばね剛性化
と、深底部が対向位置する軸直角方向での低動ばね化
が、それぞれ図られ得るのである。
【0005】ところが、このような先の出願に係る流体
封入式筒型マウントについて、本発明者が更なる検討を
加えたところ、未だ要求特性を充分に達成することが難
しい場合のあることが見い出されたのであり、特に、深
底部が対向位置する軸直角方向において、高周波数に至
る広い周波数域で低動ばね特性が要求される場合に、そ
の要求特性を高度に実現することが難しい場合のあるこ
とが、明らかとなったのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、封入流体の流動作用に基づく軸方向入力振
動に対する防振効果と、一対の浅底部が対向位置する軸
直角方向での高ばね剛性を、共に充分に確保しつつ、一
対の深底部が対向位置する軸直角方向で、充分に広い周
波数域における低動ばね特性が実現され得る、改良され
た構造の流体封入式筒型マウントを提供することにあ
る。
【0007】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、軸部材の外周側に外
筒部材を離間配置せしめて、それら軸部材と外筒部材の
対応する軸方向端部に、軸直角方向外方に広がって互い
に軸方向で離間して対向するフランジ状部をそれぞれ設
ける一方、該軸部材と該外筒部材を本体ゴム弾性体で連
結すると共に、それら軸部材と外筒部材の間を周方向に
延びる、内部に非圧縮性流体が封入された流体室を形成
し、該流体室の軸方向一方の壁部を、前記本体ゴム弾性
体で形成されて前記軸部材と前記外筒部材の各フランジ
状部を連結する環状ゴム壁によって構成すると共に、該
流体室の軸方向他方の壁部を、前記本体ゴム弾性体で形
成されて前記軸部材と前記外筒部材の各軸部を連結する
筒状ゴム壁によって構成し、且つかかる流体室を、前記
軸部材を挟んで軸直角方向一方向で対向位置する部分
で、前記フランジ状部とは反対の軸方向に延長せしめる
ことにより、該流体室を一対の深底部と一対の浅底部か
ら構成すると共に、前記筒状ゴム壁を、それら各深底部
において、それぞれ、前記軸部材と前記外筒部材の間を
軸方向に略平行に延び、その軸方向一端部で該軸部材側
に、軸方向他端部で該外筒部材側に、それぞれ連結され
た薄肉底壁部とした流体封入式筒型マウントにおいて、
前記流体室における前記一対の浅底部を、それぞれ、周
方向の中間部分で狭窄乃至は閉塞することにより、該浅
底部を通じての前記非圧縮性流体の周方向の流動を阻害
する仕切壁を設けたことにある。
【0008】このような本発明に従う構造とされた流体
封入式筒型マウントにおいては、軸方向の振動が入力さ
れると、流体室内において、浅底部と深底部の間で封入
流体が繰り返し流動せしめられることとなり、この流体
の共振作用等の流動作用に基づいて低動ばね特性が発揮
されて、軸方向振動に対して有効な防振効果が発揮され
る。また、浅底部が対向位置する軸直角方向では、深底
部が対向位置する軸直角方向に比べて、筒状ゴム壁が厚
肉とされて大きなばね剛性が付与されることにより、振
動荷重に対して有効なばね剛性が発揮される。更にま
た、深底部が対向位置する軸直角方向では、筒状ゴム壁
が薄肉底壁部とされることにより低動ばね特性が付与さ
れており、深底部の対向位置する軸直角方向の入力振動
に対して有効な絶縁効果(防振効果)が発揮されるので
ある。
【0009】特に、かかる流体封入式筒型マウントにあ
っては、浅底部の周方向中間部分に仕切壁が形成されて
いることから、軸方向の振動入力時における浅底部と深
底部との間での流体流動性は充分に確保され得るもの
の、深底部の対向位置する軸直角方向の振動入力時にお
いて、一対の深底部間における浅底部を通じての周方向
の流体流動が、かかる仕切壁によって阻害されることと
なる。その結果、深底部の対向位置する軸直角方向の振
動入力時には、浅底部を通じて周方向に流動せしめられ
る流体の共振作用等に起因する悪影響が防止されて、深
底部に設けられた一対の薄肉底壁部による所期の低動ば
ね効果が有効に且つ安定して発揮され得て、高周波まで
至る充分に広い周波数域に亘って、低動ばね特性による
優れた防振効果が発揮されるのである。
【0010】なお、本発明において、浅底部における仕
切壁は、浅底部を通じての周方向の流体流動を阻害し得
るものであれば良く、浅底部を完全に遮断する必要はな
いが、有効な流体流動の阻害性を得るためには、かかる
仕切壁が、浅底部の周方向流通断面積を1/2以下に狭
窄し得る大きさとされることが望ましい。また、軸方向
の振動入力時における浅底部と深底部の間での流体流動
を有効に得るために、仕切壁は、浅底部の周方向中央に
位置せしめられることが望ましいが、周方向の何れか一
方の側に偏倚していても良い。更にまた、仕切壁は、浅
底部を通じての周方向の流体流動を阻害するに充分な剛
性と耐久性を有していれば良く、その材質や肉厚等は、
特に限定されるものでない。また、かかる仕切壁は、軸
部材や外筒部材から浅底部内に突設すること等も可能で
あるが、例えば、浅底部の壁部を構成する筒状ゴム壁に
対して、浅底部内に突出する仕切壁を一体形成すること
によって、目的とする仕切壁が、簡単な構造と優れた製
作性をもって実現され得る。
【0011】また、本発明において、浅底部および深底
部の具体的形状は、マウント要求特性等を考慮して適宜
に設計されるものであるが、軸方向および軸直角方向で
目的とする防振特性やばね剛性を有効に得るためには、
それら浅底部と深底部の何れも、軸部材の周りに40度
〜140度の範囲で延びる周方向長さをもって形成され
ることが望ましい。更にまた、浅底部の容積を充分に確
保して、軸方向の振動入力時における浅底部と深底部の
間での流体流動量を一層有利に確保するためには、かか
る浅底部において、仕切壁は、浅底部の周方向長さの1
/2以下の厚さで形成されることが望ましい。
【0012】更にまた、浅底部が対向する軸直角方向で
のばね剛性をより大きく確保し、また、浅底部が対向す
る軸直角方向と深底部が対向する軸直角方向とのばね比
をより大きく設定するためには、それら浅底部と深底部
の軸方向一方の壁部を構成する筒状ゴム壁を、深底部よ
りも浅底部において軸方向長さを大きく設定することが
望ましい。
【0013】さらに、本発明に従う構造とされた流体封
入式筒型マウントにおいては、軸部材の外周面から、浅
底部の軸方向の壁部を構成する筒状ゴム壁内に突出し、
該浅底部の軸方向の壁部を拘束する剛性突部を設けてな
る構成が、好適に採用される。このような構成が採用さ
れた流体封入式筒型マウントにおいては、浅底部が対向
する軸直角方向で、本体ゴム弾性体の肉厚が、剛性突部
の突出分だけ小さくされることにより、浅底部が対向す
る軸直角方向のばね剛性が一層大きく設定され得る。し
かも、浅底部の軸方向の壁部を構成する筒状ゴム壁の弾
性変形が剛性突部にて抑えられることにより、軸方向の
振動入力時における浅底部と深底部の相対的な容積変化
量の増大、延いては流体室における流体流動量の増大が
図られることから、流体の流動作用に基づく防振効果の
更なる向上も達成されるのである。
【0014】また、本発明に従う構造とされた筒型マウ
ントにおいては、軸部材における前記フランジ状部が、
該軸部材の軸部本体と別体形成されており、該軸部材の
軸部本体と外筒部材に対して本体ゴム弾性体が介装固着
されて、それら軸部本体と外筒部材の間に、軸方向一方
の端面に開口する環状のポケットが形成されていると共
に、該ポケット部の開口部分の外周壁部を構成する本体
ゴム弾性体の軸方向端面に環状のかしめ金具が接着固定
されており、かかる軸部本体におけるポケット部の開口
側端部にフランジ状部が重ね合わされて、該フランジ状
部の中央部分が軸部本体に形成された取付穴に圧入固定
されると共に、フランジ状部の外周縁部にかしめ金具が
かしめ固定されることにより、ポケット部の開口部分が
フランジ状部で流体密に覆蓋されて流体室が形成されて
なる構成が、好適に採用される。このような構成を採用
すれば、少ない部品点数と優れた製作性をもって、目的
とする流体封入し器筒型マウントが実現され得る。特
に、環状ゴム壁と筒状ゴム壁を構成する本体ゴム弾性体
を、軸部材の軸部本体と外筒部材に対して加硫接着され
た一体加硫成形品として一体形成することが可能となる
と共に、かかる一体加硫成形品に対するフランジ状部の
組付作業を、非圧縮性流体中で行うこと等によって、流
体室への非圧縮性流体の充填と封止を、フランジ状部の
組付けと同時に、容易に行うことが可能となるのであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0016】先ず、図1及び図2には、本発明の一実施
形態としての自動車用メンバマウントが示されている。
これらの図において、10は、軸部材としての内筒金具
であって、その径方向外方には、外筒部材としての外筒
金具12が、径方向に離間して同一軸上に配されてお
り、これら内筒金具10と外筒金具12が、本体ゴム弾
性体14によって弾性的に連結されている。そして、か
かるメンバマウントにあっては、図1中の上下方向(Z
方向)が略車両上下方向となり、図2中の左右方向(X
方向)が略車両前後方向となり、更に図2中の上下方向
(Y方向)が略車両左右方向となる状態で、外筒金具1
2が、図示しないサスペンションメンバに固定される一
方、内筒金具12が、図示しないボデー部材に固定され
ることにより、サスペンションメンバのボデー部材への
取付部位に介装されるようになっている。
【0017】より詳細には、内筒金具10は、それぞれ
金属等の剛性材で形成された、全体として厚肉の小径円
筒形状を有する軸部本体16と、該軸部本体16の軸方
向上端部に後固着されて軸直角方向に広がるフランジ状
部としてのフランジ体18から構成されている。かかる
軸部本体16には、図3及び図4にも示されているよう
に、中心軸上を貫通して内孔20が設けられていると共
に、この内孔20の軸方向略中央には、径方向内方に突
出する環状突起22が一体形成されており、内孔20に
挿通されて環状突起22に固着されるロッドを介して、
内筒金具10が、図示しないボデー部材に固着されるよ
うになっている。更に、軸部本体16の外周面は、軸方
向上端部が所定長さで小径化された段付円筒面とされて
いると共に、軸方向中間部分には、径方向一方向で対向
位置する両側から径方向外方に向かって突出する一対の
剛性突部としての径方向突部24,24が一体形成され
ている。
【0018】また一方、外筒金具12は、金属等の剛性
材にて形成されており、全体として大径の薄肉円筒形状
を有する軸部としての円筒部26と、この円筒部26の
軸方向上端部に一体形成されて、径方向外方に向かって
広がるフランジ状部としての円環板形状のフランジ部2
8を備えている。また、この外筒金具12の円筒部26
は、内筒金具10の軸部本体16よりも僅かに短い軸方
向長さを有しており、軸部本体16の外周側に離間して
軸部本体16と同一軸上に位置せしめられ、軸部本体1
6に設けられた径方向突部24,24の突出先端面を全
体に亘って覆い、更に軸部本体16の小径部側(軸方向
上端部側)に延び出して配設されている。なお、外筒金
具12における円筒部26の外周面には、緩衝ゴム30
が加硫接着されている。そして、この外筒金具12は、
図示しないサスペンションメンバに設けられた装着孔に
対して圧入等で嵌着固定されることにより、サスペンシ
ョンメンバに固着されるようになっている。
【0019】さらに、これら内筒金具10を構成する軸
部本体16と外筒金具12の間には、本体ゴム弾性体1
4が介装されている。かかる本体ゴム弾性体14は、全
体として略厚肉の円筒形状を有しており、図3及び図4
に示されているように、その内周面に軸部本体16が加
硫接着されると共に、外周面に外筒金具12が加硫接着
されることにより、それら軸部本体16と外筒金具12
を有する一体加硫成形品30として形成されている。ま
た、本体ゴム弾性体14は、略軸部本体16の軸方向上
端部から径方向突部24,24の軸方向下端部まで至る
軸方向長さを有しており、軸部本体16と外筒金具12
との径方向対向面間の略全体に亘って介在せしめられて
いる。
【0020】さらに、本体ゴム弾性体14には、軸部本
体16と外筒金具12の円筒部26の間を周方向に連続
して延び、本体ゴム弾性体14の軸方向上端面に開口す
る環状ポケット部32が形成されている。要するに、こ
の環状ポケット部32は、軸方向中間部分の内外周壁部
が、それぞれ、実質的に軸部本体16と外筒金具12の
円筒部26によって構成されている一方、軸方向上端部
(開口側端部)の外周壁部が、外筒金具12のフランジ
部28から更に軸方向上方に向かって、僅かに先窄みの
テーパ筒状に延び出す略円筒形状乃至は円環形状の環状
ゴム壁34によって構成されていると共に、軸方向下端
部の底壁部が、軸部本体16と外筒金具12の円筒部2
6の径方向対向面間を連結する筒状ゴム壁36によって
構成されている。また、これら環状ゴム壁34と筒状ゴ
ム壁36は、何れも、本体ゴム弾性体14によって一体
的に形成されている。
【0021】また、環状ゴム壁34には、その軸方向上
端面に対して、円環形状のかしめ金具38が加硫接着さ
れている。このかしめ金具38は、環状ゴム壁34の軸
方向上端部から径方向外方に広がる円環板部40を有し
ており、該円環板部40の外周縁部における周上の複数
箇所から、軸方向上方に向かって突出する複数のかしめ
片42が一体形成されている。
【0022】更にまた、環状ポケット部32は、軸部本
体16を挟んで径方向で対向位置する部分が軸方向に深
底とされており、それによって、互いに直交する二つの
径方向で一対の深底部44,44と一対の浅底部46,
46が形成されている。換言すれば、環状ポケット部3
2には、周上で各二箇所の深底部44,44と浅底部4
6,46が、周方向に交互に形成されている。そして、
各浅底部46,46は、軸部本体16における径方向突
部24,24の突出方向に対応して位置決めされてお
り、環状ポケット部32の底壁を構成する筒状ゴム壁3
6が、各浅底部46,46の底壁部分において、径方向
突部24,24によって拘束され、補強された軸方向に
厚肉の厚肉底壁部48,48とされている。なお、特に
本実施形態では、各浅底部46,46が、軸部本体16
の外形幅寸法と略同じ周方向幅をもって形成されてお
り、且つそれら各浅底部46,46の底壁部における周
方向略全体に亘って、径方向突部24,24が配設され
ている。
【0023】また、環状ポケット部32の底壁を構成す
る筒状ゴム壁36のうち、各深底部44,44の底壁を
構成する部分は、軸部本体16の外周面に沿って深底部
44,44が軸方向に延長されていると共に、筒状ゴム
壁36の軸方向下端面から外筒金具12の内周面に沿っ
て軸方向に延びるすぐり部50,50が形成されている
ことにより、径方向両側から薄肉化されている。それに
よって、各深底部44,44の底壁部が、軸部本体16
と外筒金具12の径方向対向面間を軸方向に略平行に所
定長さで延び、且つその軸方向上端部において外筒金具
12側に固着されると共に、軸方向下端部において軸部
本体16側に固着されてなる薄肉底壁部52,52とさ
れている。
【0024】これにより、内筒金具10を構成する軸部
本体16と外筒金具12を連結する筒状ゴム壁36は、
内外筒金具10,12間に対して、深底部44,44が
対向位置する径方向(図2中、X方向)に荷重が及ぼさ
れた際には、薄肉底壁部50,50における弾性変形が
略剪断変形として生ぜしめられることから、充分に軟ら
かいばね特性が発揮されることとなる一方、浅底部4
6,46が対向位置する径方向(図2中、Y方向)に荷
重が及ぼされた際には、径方向突部24,24による厚
肉底壁部48,48の変形規制効果とも相まって、充分
に硬いばね剛性が発揮されるようになっている。
【0025】さらに、環状ポケット部32には、各浅底
部46,46の周方向中央部分に位置して、底部側から
開口部近くまで立上って浅底部46,46を略遮断する
仕切壁としての遮断壁54,54が、それぞれ、本体ゴ
ム弾性体14によって一体形成されている。そして、こ
れらの遮断壁54,54により、環状ポケット部32
が、各浅底部46,46の周方向中央部分で略遮断され
ているのである。なお、本実施形態では、各遮断壁5
4,54が、浅底部46,46の周方向長さの略1/3
弱の周方向厚さ寸法で形成されており、各遮断壁54,
54の周方向両側部分において、それぞれ、浅底部4
6,46が、有効な容積をもって形成されている。
【0026】さらに、このような構造とされた一体加硫
成形品30には、必要に応じて、外筒金具12の円筒部
26に対して八方絞り等の縮径加工が施されて本体ゴム
弾性体14に予備圧縮が加えられると共に、図1及び図
2に示されているように、別途形成されたフランジ体1
8が組み付けられ、それによって、目的とするメンバマ
ウントが構成されている。このフランジ体18は、径方
向中間部分に僅かな環状の段差部が設けられた段付の円
環板形状を有しており、内周縁部には、軸方向下方に向
かって延びる円筒形状の嵌着筒部56が一体形成されて
いる。そして、この嵌着筒部56が、軸部本体16の内
孔20の上端開口部から圧入されることにより、フラン
ジ体18が、軸部本体16の軸方向上端部に重ね合わさ
れ、嵌着固定されており、以て、軸部本体16とフラン
ジ体18によって内筒金具10が構成されている。
【0027】また、そのような組付状態下、フランジ体
18の外周縁部は、外筒金具12の軸方向上方に所定距
離を隔てて位置せしめられており、外筒金具12のフラ
ンジ部28に対して、軸方向に離間して対向位置せしめ
られている。そして、このフランジ体18の外周縁部が
筒状ゴム壁36の上端部に重ね合わされ、かかる外周縁
部に対してかしめ金具38のかしめ片42がかしめ固定
されることにより、環状ゴム壁34の上端部がフランジ
体18に固着されている。要するに、外筒金具12のフ
ランジ部28と内筒金具10のフランジ体18は、それ
らの対向面間に介装された環状ゴム壁34によって、互
いに弾性的に連結されているのである。
【0028】これにより、一体加硫成形品30に形成さ
れた環状ポケット部32の開口部が、フランジ体18に
よって覆蓋されており、以て、内部に非圧縮性流体が封
入された環状の流体室58が形成されているのである。
ここにおいて、かかる流体室58は、各一対の深底部4
4,44と浅底部46,46が周方向に交互に連接され
てなる構造とされているが、各浅底部46,46の周方
向中央部分において、遮断壁54によって断面積の略8
0〜90%が遮断され、僅かな隙間流路66だけが存在
せしめられている。即ち、このように流体室58は、二
つの遮断壁54,54によって実質的に遮断されている
のであり、以て、実質的に二つの半円環形状の分割流体
室64,64として構成されているのである。
【0029】なお、フランジ体18が圧接される軸部本
体16の軸方向上端面と、かしめ金具38の上面には、
それぞれ、図3及び図4に示されているように、周方向
に連続して延びるシールリップ60,62が形成されて
おり、流体室58の流体密性が有利に確保されるように
なっている。また、流体室58の封入流体としては、水
やアルキレングリコール,ポリアルキレングリコール,
シリコーン油等が適宜に採用され得るが、特に封入流体
の共振作用等の流動作用に基づく防振効果を有効に得る
ために、0.1Pa・s以下の粘度を有する低粘性流体
が好適に採用される。更に、流体の封入は、例えば、一
体加硫成形品30に対するフランジ体18の組付けを、
かかる流体中で行うこと等によって、容易に為され得
る。
【0030】上述の如き構造とされたメンバマウントに
おいては、軸方向(図1中のZ方向)に振動が入力され
ると、内外筒金具10,12が軸方向に相対変位(振
動)して本体ゴム弾性体14が弾性変形せしめられるこ
とにより、流体室58内において、各深底部44,44
と各浅底部46,46との間で、各壁部の弾性変形量の
相違等に基づいて、相対的な内圧差が発生し、以て、各
深底部44,44と各浅底部46,46の間での流体流
動が生ぜしめられることとなる。特に、浅底部46,4
6は、各遮断壁54,54の周方向両側に形成されてい
ることから、それら浅底部46,46と深底部44,4
4の間での流体流動が、遮断壁54,54によって阻害
されてしまうことなく、流体流動量が有利に確保され得
るのである。そして、その結果、流体の共振作用等の流
動作用に基づく低動ばね効果が発揮されて、優れた防振
効果が実現されるのである。なお、流体の流動作用に基
づく低動ばね効果が有効に発揮される周波数域は、深底
部44,44や浅底部46,46の断面積や周方向長さ
等を調節することによってチューニング可能であり、数
十Hzから400Hz以上の広い周波数域に亘って、有
効な低動ばね効果を得ることが可能であることが、本発
明者によって確認されている。
【0031】また、浅底部46,46が対向位置する径
方向(図2中のY方向)においては、軸方向に厚肉とさ
れた厚肉底壁部48,48自体の高ばね特性に加えて、
それら厚肉底壁部48,48が径方向突部24,24で
径方向に薄肉化され、且つ弾性変形が拘束されることに
より、充分に大きなばね剛性を容易に確保することが出
来るのである。しかも、かかる径方向では、浅底部4
6,46に突設された遮断壁54,54にも、引張・圧
縮変形力が及ぼされることから、これら遮断壁54,5
4も、大きなばね剛性の実現に寄与し得るのである。
【0032】また一方、深底部44,44が対向位置す
る径方向(図2中のX方向)においては、薄肉底壁部5
2,52が薄肉化されていると共に、それら薄肉底壁部
52,52における弾性変形が主に剪断変形として生ぜ
しめられることに加えて、径方向突部24,24による
拘束力も殆ど作用しないことから、充分に軟らかいばね
剛性が発揮されて、低動ばね化が有利に達成されるので
ある。なお、かかる径方向の振動入力時には、遮断壁5
4,54も剪断変形することから、遮断壁54,54に
よる高動ばね化も有利に回避され得る。
【0033】加えて、かかる径方向(図2中のX方向)
の振動入力時には、内外筒金具10,12が径方向に相
対変位せしめられることにより、流体室58内に流体流
動が生ぜしめられるが、そこにおいて、各浅底部46,
46に設けられた遮断壁54,54によって、流体室5
8が、振動入力方向で対向する両側部分に実質的に仕切
られていることから、振動入力時における流体室58内
での周方向の流体流動が制限乃至は防止されることとな
る。これにより、一対の深底部44,44間での浅底部
46,46を通じての周方向の流体流動が防止される結
果、かかる流体の反共振作用等の流動作用に起因する特
定周波数域での著しい高動ばね化が軽減乃至は回避され
るのであり、以て、低周波から高周波まで広い周波数域
に亘って、全体として、薄肉底壁部52,52の軟らか
いばね剛性に基づく低動ばね特性が発揮されて、優れた
防振性能が実現されるのである。
【0034】因みに、上述の如き構造とされたメンバマ
ウントを実際に製作し、上記Z方向,Y方向およびX方
向のそれぞれの防振特性を測定した結果を、図5〜7
に、実施例として示す。また、比較例として、遮断壁
(54)を設けないメンバマウントを製作し、同様な試
験結果を、図5〜7に、併せ示す。なお、測定に際し、
内外筒金具10,12間には、軸方向に1875Nの静
的支持荷重を及ぼした。また、Z方向およびX方向では
50m/s2 ,Y方向では49m/s2 で、内外筒金具
10,12間に加振力を及ぼして絶対ばね定数を測定し
た。
【0035】これら図5〜7に示された実測結果から
も、本実施形態に従う構造とされたメンバマウントにお
いては、Z方向での低ばね特性と、Y方向での高ばね剛
性を充分に確保しつつ、Y方向では、100Hz付近での
反共振による著しい高動ばね化が回避されて、充分に広
い周波数域に亘って低動ばね化が達成されていること
が、明らかに認められる。
【0036】従って、上述の如き構造とされたメンバマ
ウントを自動車用のサスペンションメンバマウントとし
て用い、図1中のZ方向が車両略上下方向となり、X方
向が車両略左右方向となり、Y方向が車両略前後方向と
なるように装着することによって、車両の操縦安定性を
充分に確保しつつ、車両上下方向および車両前後方向に
おける防振性能の向上が有利に達成され得るのである。
【0037】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、か
かる実施形態における具体的な記載によって、何等、限
定的に解釈されるものでない。
【0038】例えば、遮断壁54の先端面をフランジ体
18に密接させることによって隙間流路66を消失さ
せ、二つの分割流体室64,64を完全に仕切るように
しても良く、逆に、遮断壁54の高さを略半分とするこ
とによって、隙間流路66を大きく設定することも可能
であり、そのように、浅底部46を通じての蓋底部4
4,44間での周方向の流体流動を阻害し得る遮断壁を
設けることによって、深底部44,44が対向する径方
向(Y方向)での特定周波数域における著しい高動ばね
化の軽減乃至は回避効果は、有効に発揮され得る。
【0039】また、内筒金具10における径方向突部2
4,24は、要求されるばね特性等に応じて適宜に設け
られるものであって、必ずしも必要でない。そのような
径方向突部24,24に代えて、若しくは加えて、特公
平6−94889号公報に記載されているように、厚肉
底壁部48の径方向中間部分に金属等の剛性プレートを
加硫接着して、マウントの径方向ばね特性をチューニン
グすることも可能である。
【0040】更にまた、本体ゴム弾性体14を分割構造
とし、例えば特公平6−94889号公報に記載されて
いるように、環状ゴム壁34と筒状ゴム壁36を、別体
で加硫成形することも可能である。また、そのような分
割構造を採用する場合等においては、内筒金具10の軸
部本体16とフランジ体18を単一部材で一体形成する
ことも可能である。
【0041】さらに、流体室58には、例えば特公平6
−94889号公報に記載されているように、狭窄流路
を形成するブロック等を、内外筒金具10,12に対し
て自由に変位可能な状態で、或いは内筒金具10または
外筒金具12によって固定的に支持せしめた状態で、収
容配置することによって、防振特性をチューニングする
ことも可能である。
【0042】加えて、本発明は、例示の如きサスペンシ
ョンメンバのメンバマウントの他、自動車用ボデーマウ
ントやサブフレームマウント,デフマウント,サスペン
ション・アッパサポート、エンジンマウント、更にその
他の各種の装置における筒型マウントに対して、何れも
適用可能であることは、勿論である。
【0043】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式筒型マウントにおいて
は、流体室内での周方向の流体流動が仕切壁で制限され
ることにより、深底部で対向位置する軸直角方向の振動
入力時において、流体の反共振作用等に起因する特定周
波数域での著しい高動ばね化が軽減乃至は回避されて、
広い周波数域に亘って優れた防振効果が発揮されるので
ある。しかも、この仕切壁は、軸方向における封入流体
の流動作用に基づく低動ばね効果や、浅底部の対向位置
する軸直角方向における高ばね剛性に対して、殆ど悪影
響を及ぼすことがなく、軸方向の入力振動に対する防振
性能や、互いに直交する軸直角方向でのばね比も、有利
に確保され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのメンバマウントを
示す縦断面説明図であって、図2におけるI−I断面に
相当する図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1に示されたメンバマウントを構成する一体
加硫成形品を示す縦断面説明図であって、図4における
III−III 断面に相当する図である。
【図4】図3に示された一体加硫成形品の平面図であ
る。
【図5】図1及び図2に示された構造のメンバマウント
において、軸方向(図1中のZ方向)のばね特性を実測
した結果を示すグラフである。
【図6】図1及び図2に示された構造のメンバマウント
において、径方向(図2中のY方向)のばね特性を実測
した結果を示すグラフである。
【図7】図1及び図2に示された構造のメンバマウント
において、径方向(図2中のX方向)のばね特性を実測
した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 内筒金具 12 外筒金具 14 本体ゴム弾性体 16 軸部本体 18 フランジ体 26 円筒部 28 フランジ部 34 環状ゴム壁 36 筒状ゴム壁 44 深底部 46 浅底部 48 厚肉底壁部 52 薄肉底壁部 54 遮断壁 58 流体室 64 分割流体室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材の外周側に外筒部材を離間配置せ
    しめて、それら軸部材と外筒部材の対応する軸方向端部
    に、軸直角方向外方に広がって互いに軸方向で離間して
    対向するフランジ状部をそれぞれ設ける一方、該軸部材
    と該外筒部材を本体ゴム弾性体で連結すると共に、それ
    ら軸部材と外筒部材の間を周方向に延びる、内部に非圧
    縮性流体が封入された流体室を形成し、該流体室の軸方
    向一方の壁部を、前記本体ゴム弾性体で形成されて前記
    軸部材と前記外筒部材の各フランジ状部を連結する環状
    ゴム壁によって構成すると共に、該流体室の軸方向他方
    の壁部を、前記本体ゴム弾性体で形成されて前記軸部材
    と前記外筒部材の各軸部を連結する筒状ゴム壁によって
    構成し、且つかかる流体室を、前記軸部材を挟んで軸直
    角方向一方向で対向位置する部分で、前記フランジ状部
    とは反対の軸方向に延長せしめることにより、該流体室
    を一対の深底部と一対の浅底部から構成すると共に、前
    記筒状ゴム壁を、それら各深底部において、それぞれ、
    前記軸部材と前記外筒部材の間を軸方向に略平行に延
    び、その軸方向一端部で該軸部材側に、軸方向他端部で
    該外筒部材側に、それぞれ連結された薄肉底壁部とした
    流体封入式筒型マウントにおいて、 前記流体室における前記一対の浅底部を、それぞれ、周
    方向の中間部分で狭窄乃至は閉塞することにより、該浅
    底部を通じての前記非圧縮性流体の周方向の流動を阻害
    する仕切壁を設けたことを特徴とする流体封入式筒型マ
    ウント。
  2. 【請求項2】 前記軸部材の外周面から、前記浅底部の
    軸方向の壁部を構成する前記筒状ゴム壁内に突出し、該
    浅底部の軸方向の壁部を拘束する剛性突部を設けた請求
    項1に記載の流体封入式筒型マウント。
  3. 【請求項3】 前記軸部材における前記フランジ状部
    が、該軸部材の軸部本体と別体形成されており、該軸部
    材の軸部本体と前記外筒部材に対して前記本体ゴム弾性
    体が介装固着されて、それら軸部本体と外筒部材の間
    に、軸方向一方の端面に開口する環状のポケットが形成
    されていると共に、該ポケット部の開口部分の外周壁部
    を構成する前記本体ゴム弾性体の軸方向端面に環状のか
    しめ金具が接着固定されており、かかる軸部本体におけ
    る該ポケット部の開口側端部に前記フランジ状部が重ね
    合わされて、該フランジ状部の中央部分が該軸部本体に
    形成された取付穴に圧入固定されると共に、該フランジ
    状部の外周縁部に前記かしめ金具がかしめ固定されるこ
    とにより、前記ポケット部の開口部分が該フランジ状部
    で流体密に覆蓋されて前記流体室が形成されている請求
    項1又は2に記載の流体封入式筒型マウント。
JP4481598A 1998-02-26 1998-02-26 流体封入式筒型マウント Pending JPH11241748A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254911A (ja) * 2000-12-22 2002-09-11 Hutchinson Sa 防振スリーブおよびこのようなスリーブを備えた自動車
JP2009138832A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Bridgestone Corp 液入り防振装置

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