JPH11241503A - コンクリート構造物の面取り工法及びそれに用いる面木 - Google Patents
コンクリート構造物の面取り工法及びそれに用いる面木Info
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- JPH11241503A JPH11241503A JP13460698A JP13460698A JPH11241503A JP H11241503 A JPH11241503 A JP H11241503A JP 13460698 A JP13460698 A JP 13460698A JP 13460698 A JP13460698 A JP 13460698A JP H11241503 A JPH11241503 A JP H11241503A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 面木を型枠に簡単に固定し、面木を破損する
ことなく型枠から簡単に取り外す。 【解決手段】 型枠(5) を組立て、該型枠内面の面取り
を行うべき部位に耳部付き面木(100) を当て、一方の手
で面木を押さえ、他方の手で手持ち式打ち込み器具を持
ち、そのU字状の固定針(210) を上記面木の耳部(120)
に貫通させて上記型枠に打ち込んで上記耳部を型枠内面
に固定し、上記組立てた型枠内にコンクリートを打設
し、固化後に型枠をばらし、面取りを行ったコンクリー
ト構造物を構築する。
ことなく型枠から簡単に取り外す。 【解決手段】 型枠(5) を組立て、該型枠内面の面取り
を行うべき部位に耳部付き面木(100) を当て、一方の手
で面木を押さえ、他方の手で手持ち式打ち込み器具を持
ち、そのU字状の固定針(210) を上記面木の耳部(120)
に貫通させて上記型枠に打ち込んで上記耳部を型枠内面
に固定し、上記組立てた型枠内にコンクリートを打設
し、固化後に型枠をばらし、面取りを行ったコンクリー
ト構造物を構築する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート構造物
の面取り工法及びそれに用いる面木に関し、特に面木を
型枠に簡単に固定でき、しかも面木を破損することなく
型枠から簡単に取り外すことのできるようにした工法及
び打撃ピンに関する。
の面取り工法及びそれに用いる面木に関し、特に面木を
型枠に簡単に固定でき、しかも面木を破損することなく
型枠から簡単に取り外すことのできるようにした工法及
び打撃ピンに関する。
【0002】
【従来の技術】面取りを行うコンクリート構造物には舗
装道路の路肩や建築構造物の敷地境界に構築されるコン
クリート製縦壁、建築構造物の柱や窓等があるが、以下
では説明の便宜上、路肩や敷地境界のコンクリート製縦
壁について説明する。例えば、舗装道路の路肩や建築構
造物の敷地境界のコンクリート製縦壁では、図8に示す
ように、コンクリート打設時にパネル型枠5を組立てた
後、その内側面に断面直角三角形状の面木6をその斜面
に釘7を打込むことによって固定し、その状態でコンク
リート8を打設して天端コーナー部の面取りを行うのが
一般的である。
装道路の路肩や建築構造物の敷地境界に構築されるコン
クリート製縦壁、建築構造物の柱や窓等があるが、以下
では説明の便宜上、路肩や敷地境界のコンクリート製縦
壁について説明する。例えば、舗装道路の路肩や建築構
造物の敷地境界のコンクリート製縦壁では、図8に示す
ように、コンクリート打設時にパネル型枠5を組立てた
後、その内側面に断面直角三角形状の面木6をその斜面
に釘7を打込むことによって固定し、その状態でコンク
リート8を打設して天端コーナー部の面取りを行うのが
一般的である。
【0003】しかし、面木の斜面に対して釘の打込みに
よって面木を固定しているので、釘の取外しの際に面木
を破損する。
よって面木を固定しているので、釘の取外しの際に面木
を破損する。
【0004】これに対し、本件発明者は、図9に示すよ
うに、断面直角三角形状の面木本体61にその一辺部と
面一をなす耳部62を設けた耳付き面木60を用い、耳
部62をパネル型枠5に釘7の打撃にて固定するように
した方法を提案するに至った(実開平5ー6005号公
報参照)。
うに、断面直角三角形状の面木本体61にその一辺部と
面一をなす耳部62を設けた耳付き面木60を用い、耳
部62をパネル型枠5に釘7の打撃にて固定するように
した方法を提案するに至った(実開平5ー6005号公
報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際には手に
作業用手袋を着用して作業を行うことが多く、片手で釘
を持ち、残りの手で金槌を握って釘打ちを行う場合に円
滑に作業を行うためには最低20mmの長さの釘を必要
とするが、このような長尺の釘を用いると面木を型枠か
ら外す際に面木が破損する。
作業用手袋を着用して作業を行うことが多く、片手で釘
を持ち、残りの手で金槌を握って釘打ちを行う場合に円
滑に作業を行うためには最低20mmの長さの釘を必要
とするが、このような長尺の釘を用いると面木を型枠か
ら外す際に面木が破損する。
【0006】また、面木を型枠に固定する際には面木を
型枠に押さえつけておく必要があるが、一方の手は金槌
を握っているので、面木の押さえには使用できず、他方
の手は指で釘を持っているので、指自体は使用できず、
他方の手の側部で面木を押さえるしか方法がなく、作業
性が非常に悪いという問題もあった。
型枠に押さえつけておく必要があるが、一方の手は金槌
を握っているので、面木の押さえには使用できず、他方
の手は指で釘を持っているので、指自体は使用できず、
他方の手の側部で面木を押さえるしか方法がなく、作業
性が非常に悪いという問題もあった。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑み、面木をパ
ネル型枠に簡単に固定でき、しかも面木を破損すること
なく型枠から簡単に外すことができるようにすることを
課題とする。
ネル型枠に簡単に固定でき、しかも面木を破損すること
なく型枠から簡単に外すことができるようにすることを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係るコ
ンクリート構造物の面取り工法は、逆U字状をなす固定
針を打込み可能な手持ち式打込み器具と、断面外形がほ
ぼ直角三角形状又はほぼ四角形状をなす面木本体に耳部
を一体的に設けかつ該耳部に上記手持ち式打ち込み器具
の固定針が嵌まり込む幅の打ち込みガイド溝を長手方向
の全長にわたって形成した面木とを用い、型枠を組立
て、該型枠内面の面取りを行うべき部位に面木を当てて
一方の手で押さえ、他方の手で手持ち式打ち込み器具を
持ち、逆U字状の固定針の両脚部が上記面木の耳部のガ
イド溝に対して平行になるように上記手持ち式打ち込み
器具を上記面木の耳部に当て、上記固定針の両脚部を上
記面木の耳部に貫通させて上記型枠に打ち込むことによ
り、上記耳部を型枠内面に固定し、上記組立てた型枠内
にコンクリートを打設し、固化後に型枠をばらし、面取
りを行ったコンクリート構造物を構築するようにしたこ
とを特徴とする。
ンクリート構造物の面取り工法は、逆U字状をなす固定
針を打込み可能な手持ち式打込み器具と、断面外形がほ
ぼ直角三角形状又はほぼ四角形状をなす面木本体に耳部
を一体的に設けかつ該耳部に上記手持ち式打ち込み器具
の固定針が嵌まり込む幅の打ち込みガイド溝を長手方向
の全長にわたって形成した面木とを用い、型枠を組立
て、該型枠内面の面取りを行うべき部位に面木を当てて
一方の手で押さえ、他方の手で手持ち式打ち込み器具を
持ち、逆U字状の固定針の両脚部が上記面木の耳部のガ
イド溝に対して平行になるように上記手持ち式打ち込み
器具を上記面木の耳部に当て、上記固定針の両脚部を上
記面木の耳部に貫通させて上記型枠に打ち込むことによ
り、上記耳部を型枠内面に固定し、上記組立てた型枠内
にコンクリートを打設し、固化後に型枠をばらし、面取
りを行ったコンクリート構造物を構築するようにしたこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の特徴の1つは面木の型枠への固定
に手持ち式打ち込み器具、いわゆるタッカー(登録商
標)(商品名、以下単にタッカーともいう)を用いるよ
うにした点にある。これにより、片手で面木の固定がで
きる結果、余った手で面木を型枠に押さえることができ
ることとなる。
に手持ち式打ち込み器具、いわゆるタッカー(登録商
標)(商品名、以下単にタッカーともいう)を用いるよ
うにした点にある。これにより、片手で面木の固定がで
きる結果、余った手で面木を型枠に押さえることができ
ることとなる。
【0010】面木を型枠から外す場合、ばらした型枠か
ら面木を離脱方向に引っ張ることにより、面木の全体を
固定針(以下、タッカー針という)とともに型枠から取
り外した後、プライヤー等の器具を用いてタッカー針を
耳部から抜くようにするが、タッカー針は一度使用する
と、再使用ができず、又タッカー針は比較的小さいこと
から、耳部にタッカー針の大きさの傷が残っても次の面
木本体の固定に差し支えない。
ら面木を離脱方向に引っ張ることにより、面木の全体を
固定針(以下、タッカー針という)とともに型枠から取
り外した後、プライヤー等の器具を用いてタッカー針を
耳部から抜くようにするが、タッカー針は一度使用する
と、再使用ができず、又タッカー針は比較的小さいこと
から、耳部にタッカー針の大きさの傷が残っても次の面
木本体の固定に差し支えない。
【0011】そこで、面木を型枠から外す場合、ばらし
た型枠から面木を離脱方向に引っ張ることにより、タッ
カー針を型枠に残して耳部付き面木の全体を型枠から取
り外すようにするのがよい。
た型枠から面木を離脱方向に引っ張ることにより、タッ
カー針を型枠に残して耳部付き面木の全体を型枠から取
り外すようにするのがよい。
【0012】また、面木には合成樹脂材料、例えば塩化
ビニルで製作されることが多いが、軟質の塩化ビニルで
製作すると、天端の面取りを行う場合に面木が波をう
ち、実用できないので、多少硬質の塩化ビニルで製作さ
れる。しかし、かかる硬質の塩化ビニルはタッカー針を
打ち込むことができず、タッカー針が潰れる。そこで、
耳部にタッカー針の打ち込みガイド溝を形成するのがよ
い。この打ち込みガイド溝は打ち込み時にタッカー針を
カイドするとともに、その部位が薄肉となっているの
で、打ち込み性を向上できる。かかるガイド溝を備えた
面木は新規である。また、柱等のコーナーの面取りを行
う場合、面木が2つの型枠によって挟まれて固定れるの
で、軟質の塩化ビニルを用いて製作しても上述のように
面木が波をうつことはない。従って、この場合にはタッ
カー針を耳部に確実に打ち込むことができので、必ずし
もガイド溝を形成する必要はない。
ビニルで製作されることが多いが、軟質の塩化ビニルで
製作すると、天端の面取りを行う場合に面木が波をう
ち、実用できないので、多少硬質の塩化ビニルで製作さ
れる。しかし、かかる硬質の塩化ビニルはタッカー針を
打ち込むことができず、タッカー針が潰れる。そこで、
耳部にタッカー針の打ち込みガイド溝を形成するのがよ
い。この打ち込みガイド溝は打ち込み時にタッカー針を
カイドするとともに、その部位が薄肉となっているの
で、打ち込み性を向上できる。かかるガイド溝を備えた
面木は新規である。また、柱等のコーナーの面取りを行
う場合、面木が2つの型枠によって挟まれて固定れるの
で、軟質の塩化ビニルを用いて製作しても上述のように
面木が波をうつことはない。従って、この場合にはタッ
カー針を耳部に確実に打ち込むことができので、必ずし
もガイド溝を形成する必要はない。
【0013】また、舗装道路の路肩や建築構造物の敷地
境界に構築されるコンクリート製縦壁の場合には断面外
形がほぼ直角三角形状の天端用面木を使用するが、建築
構造物の柱等の場合には断面外形がほぼ四角形状の角目
地棒を使用することがある。従って、本発明における面
木とは断面外形が三角形状の面木及び断面外形が四角形
状の角目地棒の両方を含む。
境界に構築されるコンクリート製縦壁の場合には断面外
形がほぼ直角三角形状の天端用面木を使用するが、建築
構造物の柱等の場合には断面外形がほぼ四角形状の角目
地棒を使用することがある。従って、本発明における面
木とは断面外形が三角形状の面木及び断面外形が四角形
状の角目地棒の両方を含む。
【0014】また、タッカー針の両脚部を面木の長手方
向に平行にして面木の耳部に打ち込むようにしたが、現
場の状況によってはタッカーを面木に平行にできない又
はし難いことがあるが、かかる場合にはタッカーをその
タッカー針が面木の長手方向に対して垂直になるように
当てることは比較的容易にできる。しかも、タッカー針
の一方の脚部を耳部の上端縁に当てて型枠に直接打ち込
み、他方の脚部を耳部に貫通させて型枠に打ち込むよう
にすると、面木を強固に固定できる。
向に平行にして面木の耳部に打ち込むようにしたが、現
場の状況によってはタッカーを面木に平行にできない又
はし難いことがあるが、かかる場合にはタッカーをその
タッカー針が面木の長手方向に対して垂直になるように
当てることは比較的容易にできる。しかも、タッカー針
の一方の脚部を耳部の上端縁に当てて型枠に直接打ち込
み、他方の脚部を耳部に貫通させて型枠に打ち込むよう
にすると、面木を強固に固定できる。
【0015】即ち、本発明によれば、逆U字状をなす固
定針を打込み可能な手持ち式打込み器具と、断面外形が
ほぼ直角三角形状又はほぼ四角形状をなす面木本体に耳
部を一体的に設けた面木とを用い、型枠を組立て、該型
枠内面の面取りを行うべき部位に上記面木を当てて一方
の手で押さえ、他方の手で上記手持ち式打ち込み器具を
持ち、逆U字状の固定針の両脚部を結ぶ直線が上記面木
の耳部の上端縁に対して垂直になるように上記手持ち式
打ち込み器具を上記面木の耳部に当て、上記固定針の一
方の脚部を上記面木の耳部の上端縁に沿わせて上記型枠
に打ち込むとともに、他方の脚部を上記面木の耳部に貫
通させて上記型枠に打ち込むことにより、上記耳部を型
枠内面に固定し、上記組立てた型枠内にコンクリートを
打設し、固化後に型枠をばらし、面取りを行ったコンク
リート構造物を構築するようにしたことを特徴とするコ
ンクリート構造物の面取り工法を提供できる。
定針を打込み可能な手持ち式打込み器具と、断面外形が
ほぼ直角三角形状又はほぼ四角形状をなす面木本体に耳
部を一体的に設けた面木とを用い、型枠を組立て、該型
枠内面の面取りを行うべき部位に上記面木を当てて一方
の手で押さえ、他方の手で上記手持ち式打ち込み器具を
持ち、逆U字状の固定針の両脚部を結ぶ直線が上記面木
の耳部の上端縁に対して垂直になるように上記手持ち式
打ち込み器具を上記面木の耳部に当て、上記固定針の一
方の脚部を上記面木の耳部の上端縁に沿わせて上記型枠
に打ち込むとともに、他方の脚部を上記面木の耳部に貫
通させて上記型枠に打ち込むことにより、上記耳部を型
枠内面に固定し、上記組立てた型枠内にコンクリートを
打設し、固化後に型枠をばらし、面取りを行ったコンク
リート構造物を構築するようにしたことを特徴とするコ
ンクリート構造物の面取り工法を提供できる。
【0016】この場合、面木の材料には塩化ビニル等を
用いることが多いが、タッカー針の打ち込み可能な軟質
の塩化ビニルを用いると、面木を離脱方向に引っ張って
面木を型枠から取り外す際にタッカー針を型枠から引き
抜くことができず、打ち込んだタッカー針を型枠から引
き抜くことができる硬さの塩化ビニルを用いると、今度
はタッカー針を打ち込む際にタッカー針の脚部が曲がっ
てしまう。従って、使用する塩化ビニルを両方の条件を
満足する硬さに設定する必要があるが、その設定が非常
に難しい。そこで、耳部の表面又は裏面の少なくと一方
にセロファンテープ(登録商標)を貼着しておくと、セ
ロファンテープの粘着性によって上述の2つの条件を満
足させることができる。また、夏期等には塩化ビニルは
軟化し、冬期等には塩化ビニルは硬くなっており、冬期
等においてはタッカー針の打込み時に衝撃で耳部に割れ
が発生し、再使用ができないことがあるが、上述のよう
にセロファンテープを貼着すると、衝撃で割れを発生さ
せることなく、タッカー針で打ち抜くことができ、繰り
返し使用が可能となる。
用いることが多いが、タッカー針の打ち込み可能な軟質
の塩化ビニルを用いると、面木を離脱方向に引っ張って
面木を型枠から取り外す際にタッカー針を型枠から引き
抜くことができず、打ち込んだタッカー針を型枠から引
き抜くことができる硬さの塩化ビニルを用いると、今度
はタッカー針を打ち込む際にタッカー針の脚部が曲がっ
てしまう。従って、使用する塩化ビニルを両方の条件を
満足する硬さに設定する必要があるが、その設定が非常
に難しい。そこで、耳部の表面又は裏面の少なくと一方
にセロファンテープ(登録商標)を貼着しておくと、セ
ロファンテープの粘着性によって上述の2つの条件を満
足させることができる。また、夏期等には塩化ビニルは
軟化し、冬期等には塩化ビニルは硬くなっており、冬期
等においてはタッカー針の打込み時に衝撃で耳部に割れ
が発生し、再使用ができないことがあるが、上述のよう
にセロファンテープを貼着すると、衝撃で割れを発生さ
せることなく、タッカー針で打ち抜くことができ、繰り
返し使用が可能となる。
【0017】また、コンクリート打設時には面木本体に
は大きな圧力が作用する。従って、面木本体が型枠に密
着していないと、コンクリートが面木の裏側に廻り込ん
で面木が浮き上がり外れる。そこで、耳部には型枠と接
する側の先端面に突起部又は突条部を形成し、面木本体
を型枠に圧接させるのがよい。耳部に突起部又は突条部
を設ける方法以外に、面木本体の隣接する2つの面のな
す角度を90°を越える角度とすると、型枠に対して面
木本体を圧接させることができる。
は大きな圧力が作用する。従って、面木本体が型枠に密
着していないと、コンクリートが面木の裏側に廻り込ん
で面木が浮き上がり外れる。そこで、耳部には型枠と接
する側の先端面に突起部又は突条部を形成し、面木本体
を型枠に圧接させるのがよい。耳部に突起部又は突条部
を設ける方法以外に、面木本体の隣接する2つの面のな
す角度を90°を越える角度とすると、型枠に対して面
木本体を圧接させることができる。
【0018】また、耳部は面木本体の長手方向に連続的
に形成されてもよく、間欠的に形成されてもよい。特
に、間欠的に形成すると、面木本体の上端を天端線に簡
単に位置合わせすることができ、便利である。従って、
耳部には天端線と位置合わせを行うための窓部を形成す
るようにしてもよい。
に形成されてもよく、間欠的に形成されてもよい。特
に、間欠的に形成すると、面木本体の上端を天端線に簡
単に位置合わせすることができ、便利である。従って、
耳部には天端線と位置合わせを行うための窓部を形成す
るようにしてもよい。
【0019】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、面木の型枠へ
の固定に、いわゆるタッカーを用いるようにしたので、
片手でタッカーを操作して他方の手で面木を型枠に押さ
えることができ、作業性を大幅に向上できる。しかも、
タッカー針はタッカー内に内蔵されているので、小さな
タッカー針を用いることができ、耳部をそれほど損傷さ
せることなく面木を型枠から外すことができ、繰り返し
使用性を保証できる。
の固定に、いわゆるタッカーを用いるようにしたので、
片手でタッカーを操作して他方の手で面木を型枠に押さ
えることができ、作業性を大幅に向上できる。しかも、
タッカー針はタッカー内に内蔵されているので、小さな
タッカー針を用いることができ、耳部をそれほど損傷さ
せることなく面木を型枠から外すことができ、繰り返し
使用性を保証できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面示す具体例に
基づき、詳細に説明する。図2ないし図4は本発明工法
の好ましい実施形態を、図1は本発明工法の好ましい実
施形態に用いる面木100を示す。図1において、面木
100は比較的硬質の合成樹脂材料を用いて所定長さ、
例えば2mに製作され、同図の(a) に示すようにほぼ直
角三角形状の断面外形を有する面木本体110とその一
辺部とほぼ面一にかつ面木本体110の長手方向の全長
に延びて一体的に形成された耳部120とから構成され
ている。
基づき、詳細に説明する。図2ないし図4は本発明工法
の好ましい実施形態を、図1は本発明工法の好ましい実
施形態に用いる面木100を示す。図1において、面木
100は比較的硬質の合成樹脂材料を用いて所定長さ、
例えば2mに製作され、同図の(a) に示すようにほぼ直
角三角形状の断面外形を有する面木本体110とその一
辺部とほぼ面一にかつ面木本体110の長手方向の全長
に延びて一体的に形成された耳部120とから構成され
ている。
【0021】上記面木100の耳部120の上端部裏面
にはコンクリート打設時に面木本体110が浮くのを防
止する高さaの三角形状の突条部130が形成され、又
耳部120の表面側にはタッカー針210のガイド溝1
40が長手方向の全長にわたって形成されている。
にはコンクリート打設時に面木本体110が浮くのを防
止する高さaの三角形状の突条部130が形成され、又
耳部120の表面側にはタッカー針210のガイド溝1
40が長手方向の全長にわたって形成されている。
【0022】また、面木本体110は直角三角形に対し
て下端が寸法b、先端が寸法cだけ突き出るように、即
ち隣接する2つの面のなす角度が90°を越える角度と
なるように形成されている。
て下端が寸法b、先端が寸法cだけ突き出るように、即
ち隣接する2つの面のなす角度が90°を越える角度と
なるように形成されている。
【0023】次に、コンクリート構造物の面取り工法に
ついて説明する。舗装道路の路肩壁を構築する場合、図
2の(a) に示すように、パネル型枠5を組立てて型枠5
の内面に天端線を墨入れし、面木本体110の上端を天
端線に合わせて片手で面木100をパネル型枠5の内面
に当て、他方の手にタッカー200を持ち、同図(b)に
示されるように、耳部120のガイド溝140に合わせ
てタッカー針210を打ち込む。
ついて説明する。舗装道路の路肩壁を構築する場合、図
2の(a) に示すように、パネル型枠5を組立てて型枠5
の内面に天端線を墨入れし、面木本体110の上端を天
端線に合わせて片手で面木100をパネル型枠5の内面
に当て、他方の手にタッカー200を持ち、同図(b)に
示されるように、耳部120のガイド溝140に合わせ
てタッカー針210を打ち込む。
【0024】この時、図2の(a) の拡大図に示されるよ
うに、タッカー200にはタッカー針201の位置に合
わせてガイド突起201を固着し、ガイド突起201を
ガイド溝140に嵌め込んでタッカー針201が正確に
ガイド溝140の位置に来るようにする。
うに、タッカー200にはタッカー針201の位置に合
わせてガイド突起201を固着し、ガイド突起201を
ガイド溝140に嵌め込んでタッカー針201が正確に
ガイド溝140の位置に来るようにする。
【0025】すると、タッカー針210は図3に示され
るようにガイド溝140内に嵌まり込み、その薄肉の部
分を突き破って型枠5に喰い込むことができる。同様の
作業を繰り返し、複数のタッカー針210を所定の間
隔、例えば20cm間隔でパネル型枠5に打ち込むと面
木100をパネル型枠5に固定できる。
るようにガイド溝140内に嵌まり込み、その薄肉の部
分を突き破って型枠5に喰い込むことができる。同様の
作業を繰り返し、複数のタッカー針210を所定の間
隔、例えば20cm間隔でパネル型枠5に打ち込むと面
木100をパネル型枠5に固定できる。
【0026】こうしてパネル型枠5の組立てが完了する
と、型枠5内にコンクリートを打設するが、面木本体1
10は隣接する角度が90°を越える角度となってお
り、しかも耳部120の上端には突条部130が突設さ
れているので、面木本体110は型枠5に圧接され、コ
ンクリート打設の圧力でコンクリートが面木100の裏
面に廻り込むことはない。
と、型枠5内にコンクリートを打設するが、面木本体1
10は隣接する角度が90°を越える角度となってお
り、しかも耳部120の上端には突条部130が突設さ
れているので、面木本体110は型枠5に圧接され、コ
ンクリート打設の圧力でコンクリートが面木100の裏
面に廻り込むことはない。
【0027】その後、面木本体110の上面をガイドに
して打設したコンクリートの上面をコテで均すが、上述
のように面木本体110は隣接する角度が90°を越え
る角度となっているので、面木本体110の上面が下方
にだれることはなく、コテが確実に均すことができる。
して打設したコンクリートの上面をコテで均すが、上述
のように面木本体110は隣接する角度が90°を越え
る角度となっているので、面木本体110の上面が下方
にだれることはなく、コテが確実に均すことができる。
【0028】コンクリートが固化した後、パネル型枠5
をばらすと、天端コーナーが面取りされた路肩壁が構築
される。
をばらすと、天端コーナーが面取りされた路肩壁が構築
される。
【0029】その後、ばらした型枠5から面木100を
外すのであるが、図4に示されるように、面木100の
一端側を持ってパネル型枠5から離れる方向に引っ張る
と、タッカー針210は型枠5側に残って面木100の
耳部120のガイド溝140の底面には穴ができるが、
タッカー針210は小さいので、再使用するのに差し支
えない。
外すのであるが、図4に示されるように、面木100の
一端側を持ってパネル型枠5から離れる方向に引っ張る
と、タッカー針210は型枠5側に残って面木100の
耳部120のガイド溝140の底面には穴ができるが、
タッカー針210は小さいので、再使用するのに差し支
えない。
【0030】図5は建築構造物の柱の面取り工法を示
す、柱の面取りを行う場合には型枠5の端部に面木10
0の耳部120を重ねてタッカー針210で固定し、そ
の上から他方の型枠5を重ねて型枠5を組立て、コンク
リートを打設すればよい。なお、この場合、ガイド溝1
40は耳部120の裏面側に形成し、突条部130は耳
部120の表面側に形成した面木100を用いる
す、柱の面取りを行う場合には型枠5の端部に面木10
0の耳部120を重ねてタッカー針210で固定し、そ
の上から他方の型枠5を重ねて型枠5を組立て、コンク
リートを打設すればよい。なお、この場合、ガイド溝1
40は耳部120の裏面側に形成し、突条部130は耳
部120の表面側に形成した面木100を用いる
【0031】図6及び図7は本発明で採用しえる面木の
形状を示し、図6は天端用面木及び角目地棒を、図7は
コーナー用面木及びコーナー用角目地棒の各形状を示
す。なお、コーナー用面木及びコーナー用角目地棒につ
いては上述のように軟質の塩化ビニルを用いて製作する
ことができる。
形状を示し、図6は天端用面木及び角目地棒を、図7は
コーナー用面木及びコーナー用角目地棒の各形状を示
す。なお、コーナー用面木及びコーナー用角目地棒につ
いては上述のように軟質の塩化ビニルを用いて製作する
ことができる。
【0032】図11ないし図13は本発明工法の他の実
施形態を、図10は他の実施形態に用いる面木100を
示す。図10において、面木100は第1の実施形態に
おせる面木100とほぼ同様に製作されているが、ガイ
ド溝140は形成されておらず、耳部120の表面には
セロファンテープ150が貼着されている。
施形態を、図10は他の実施形態に用いる面木100を
示す。図10において、面木100は第1の実施形態に
おせる面木100とほぼ同様に製作されているが、ガイ
ド溝140は形成されておらず、耳部120の表面には
セロファンテープ150が貼着されている。
【0033】次に、コンクリート構造物の面取り工法に
ついて説明する。本例の工法では、図11の(a) に示す
ように、片手で面木100をパネル型枠5の内面に当
て、他方の手にタッカー200を持ち、同図(b) に示さ
れるように、タッカー針210が面木100の長手方向
に対して垂直となるようにタッカー200を横にして面
木本体110の上端面に当て、タッカー針210の一方
の脚部が耳部120の上端縁に沿い、かつ他方の脚部が
耳部120を貫通するようにパネル型枠5に打ち込む。
ついて説明する。本例の工法では、図11の(a) に示す
ように、片手で面木100をパネル型枠5の内面に当
て、他方の手にタッカー200を持ち、同図(b) に示さ
れるように、タッカー針210が面木100の長手方向
に対して垂直となるようにタッカー200を横にして面
木本体110の上端面に当て、タッカー針210の一方
の脚部が耳部120の上端縁に沿い、かつ他方の脚部が
耳部120を貫通するようにパネル型枠5に打ち込む。
【0034】この時、タッカー200を横にして面木本
体110の上端面に当てると、タッカー針201の一方
の脚部が正確に耳部120の上端縁に沿った位置にくる
ように、図11の(a) に示されるように、タッカー20
0の両側面には位置決め用板202を貼着しておく。
体110の上端面に当てると、タッカー針201の一方
の脚部が正確に耳部120の上端縁に沿った位置にくる
ように、図11の(a) に示されるように、タッカー20
0の両側面には位置決め用板202を貼着しておく。
【0035】すると、タッカー針210は図12に示さ
れるように一方の脚部が耳部120の上端縁に沿い、か
つ他方の脚部が耳部120を貫通してパネル型枠5に打
ち込まれるが、耳部120にはセロファンテープ150
が貼着されているので、耳部120に割れ等が発生する
ことはない。同様の作業を繰り返し、複数のタッカー針
210を所定の間隔、例えば20cm間隔でパネル型枠
5に打ち込むと面木100をパネル型枠5に固定でき
る。
れるように一方の脚部が耳部120の上端縁に沿い、か
つ他方の脚部が耳部120を貫通してパネル型枠5に打
ち込まれるが、耳部120にはセロファンテープ150
が貼着されているので、耳部120に割れ等が発生する
ことはない。同様の作業を繰り返し、複数のタッカー針
210を所定の間隔、例えば20cm間隔でパネル型枠
5に打ち込むと面木100をパネル型枠5に固定でき
る。
【0036】また、図12からも分かるように、耳部1
20と型枠5との間には突条部130によって隙間で形
成されており、タッカー針210を耳部120に打込む
際に上記隙間がタッカー針210の打込みの衝撃をやわ
らげる結果、タッカー針210の脚部が潰れることな
く、タッカー針210が耳部120により確実に貫通す
ることとなる。
20と型枠5との間には突条部130によって隙間で形
成されており、タッカー針210を耳部120に打込む
際に上記隙間がタッカー針210の打込みの衝撃をやわ
らげる結果、タッカー針210の脚部が潰れることな
く、タッカー針210が耳部120により確実に貫通す
ることとなる。
【0037】こうしてパネル型枠5の組立てが完了する
と、後は同様に型枠5内にコンクリートを打設してコン
クリートが固化した後、パネル型枠5をばらすと、天端
コーナーが面取りされた路肩壁が構築される。
と、後は同様に型枠5内にコンクリートを打設してコン
クリートが固化した後、パネル型枠5をばらすと、天端
コーナーが面取りされた路肩壁が構築される。
【0038】その後、ばらした型枠5から面木100を
外すのであるが、図13に示されるように、面木100
の一端側を持ってパネル型枠5から離れる方向に引っ張
ると、タッカー針210は面木100の耳部120に貫
通した状態でパネル型枠5から抜けるので、ペンチ等の
工具でタッカー針210を耳部120から引き抜けばよ
い。
外すのであるが、図13に示されるように、面木100
の一端側を持ってパネル型枠5から離れる方向に引っ張
ると、タッカー針210は面木100の耳部120に貫
通した状態でパネル型枠5から抜けるので、ペンチ等の
工具でタッカー針210を耳部120から引き抜けばよ
い。
【図1】 本発明に係るコンクリート構造物の面取り工
法の好ましい実施形態に用いられる面木を示す図であ
る。
法の好ましい実施形態に用いられる面木を示す図であ
る。
【図2】 上記面取り工法における面木固定方法を示す
図である。
図である。
【図3】 上記面取り工法において面木固定状態を示す
図である。
図である。
【図4】 上記面取り工法における面木取外し方法を示
す図である。
す図である。
【図5】 他の実施形態を示す図である。
【図6】 他の面木形状を示す図である。
【図7】 さらに他の面木形状を示す図である。
【図8】 従来の面取り工法を示す図である。
【図9】 従来の他の面取り工法を示す図である。
【図10】 本発明に係るコンクリート構造物の面取り
工法の他の実施形態に用いられる面木を示す図である。
工法の他の実施形態に用いられる面木を示す図である。
【図11】 上記面取り工法における面木固定方法を示
す図である。
す図である。
【図12】 上記面取り工法において面木固定状態を示
す図である。
す図である。
【図13】 上記面取り工法における面木取外し方法を
示す図である。
示す図である。
5 パネル型枠 100 面木 110 面木本体 120 耳部 130 突条部 140 打ち込みガイド溝 200 タッカー(手持ち式打ち込み器具) 210 タッカー針(固定針)
Claims (9)
- 【請求項1】 逆U字状をなす固定針を打込み可能な手
持ち式打込み器具と、断面外形がほぼ直角三角形状又は
ほぼ四角形状をなす面木本体に耳部を一体的に設けかつ
該耳部に上記手持ち式打ち込み器具の固定針が嵌まり込
む幅の打ち込みガイド溝を長手方向の全長にわたって形
成した面木とを用い、 型枠を組立て、該型枠内面の面取りを行うべき部位に面
木を当てて一方の手で押さえ、 他方の手で手持ち式打ち込み器具を持ち、逆U字状の固
定針の両脚部が上記面木の耳部のガイド溝に対して平行
になるように上記手持ち式打ち込み器具を上記面木の耳
部に当て、上記固定針の両脚部を上記面木の耳部に貫通
させて上記型枠に打ち込むことにより、上記耳部を型枠
内面に固定し、 上記組立てた型枠内にコンクリートを打設し、固化後に
型枠をばらし、面取りを行ったコンクリート構造物を構
築するようにしたことを特徴とするコンクリート構造物
の面取り工法。 - 【請求項2】 上記ばらした型枠から上記面木を離脱方
向に引っ張ることにより、上記固定針を型枠に残して上
記面木の全体を上記型枠から取り外すようにした請求項
1記載のコンクリート構造物の面取り工法。 - 【請求項3】 逆U字状をなす固定針を打込み可能な手
持ち式打込み器具と、断面外形がほぼ直角三角形状又は
ほぼ四角形状をなす面木本体に耳部を一体的に設けた面
木とを用い、 型枠を組立て、該型枠内面の面取りを行うべき部位に上
記面木を当てて一方の手で押さえ、 他方の手で上記手持ち式打ち込み器具を持ち、逆U字状
の固定針の両脚部を結ぶ直線が上記面木の耳部の上端縁
に対して垂直になるように上記手持ち式打ち込み器具を
上記面木の耳部に当て、上記固定針の一方の脚部を上記
面木の耳部の上端縁に沿わせて上記型枠に打ち込むとと
もに、他方の脚部を上記面木の耳部に貫通させて上記型
枠に打ち込むことにより、上記耳部を型枠内面に固定
し、 上記組立てた型枠内にコンクリートを打設し、固化後に
型枠をばらし、面取りを行ったコンクリート構造物を構
築するようにしたことを特徴とするコンクリート構造物
の面取り工法。 - 【請求項4】 上記ばらした型枠から上記面木を離脱方
向に引っ張ることにより、上記固定針が上記面木の耳部
を貫通した状態で上記面木の全体を上記型枠から取り外
すようにした請求項3記載のコンクリート構造物の面取
り工法。 - 【請求項5】 断面外形がほぼ直角三角形状又はほぼ四
角形状をなし、コンクリート構造物の面取りを行うため
の面木本体と、 該面木本体に一体的に設けられ、手持ち式打ち込み器具
の固定針が嵌まり込む幅の打ち込みガイド溝が長手方向
の全長にわたって形成され、上記固定針によって型枠に
固定されて上記面木本体を型枠に保持する耳部と、を備
えたことを特徴とする面木。 - 【請求項6】 上記耳部は型枠と接する側の先端面に突
起部又は突条部が形成されて上記面木本体を上記型枠に
圧接可能となした請求項5記載の面木。 - 【請求項7】 上記面木本体は隣接する2つの面のなす
角度が90°を越える角度を有して上記型枠に圧接可能
となっている請求項5又は6記載の面木。 - 【請求項8】 逆U字状をなす固定針を打込み可能に設
けられ、断面外形がほぼ直角三角形状又はほぼ四角形状
をなす面木本体に耳部を一体的に設けかつ該耳部に上記
手持ち式打ち込み器具の固定針が嵌まり込む幅の打ち込
みガイド溝を長手方向の全長にわたって形成してなる面
木を、固定針を上記ガイド溝を貫通して型枠に打ち込ん
で型枠内面の面取りを行うべき部位に固定するための手
持ち式打込み器具であって、 上記打込み金具側面の、固定針の位置には上記ガイド溝
に嵌まり込んで上記固定針を位置決めするガイド突起が
設けられていることを特徴とする手持ち式打込み器具。 - 【請求項9】 逆U字状をなす固定針を打込み可能に設
けられ、断面外形がほぼ直角三角形状又はほぼ四角形状
をなす面木本体に耳部を一体的に設けた面木を上記固定
針によって型枠内面の面取りを行うべき部位に固定する
ための手持ち式打込み器具であって、 上記打込み金具側面には該側面を上記面木本体の上面に
当接させた時に上記固定針を面木の長手方向に垂直な状
態にして上記固定針の一方の脚部が耳部の上端縁に沿い
かつ他方の脚部が耳部に貫通されて上記型枠に打ち込ま
れるように、上記固定針を位置決めする位置決め板部が
設けられていることを特徴とする手持ち式打込み器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13460698A JPH11241503A (ja) | 1997-12-26 | 1998-04-28 | コンクリート構造物の面取り工法及びそれに用いる面木 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-367621 | 1997-12-26 | ||
JP36762197 | 1997-12-26 | ||
JP13460698A JPH11241503A (ja) | 1997-12-26 | 1998-04-28 | コンクリート構造物の面取り工法及びそれに用いる面木 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11241503A true JPH11241503A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=26468668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13460698A Pending JPH11241503A (ja) | 1997-12-26 | 1998-04-28 | コンクリート構造物の面取り工法及びそれに用いる面木 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11241503A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100639158B1 (ko) | 2005-11-08 | 2006-10-31 | 임정순 | 모따기용 거푸집 패널 |
JP2011236648A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | レール部材、太陽電池モジュール架台及び太陽電池モジュールの設置方法 |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP13460698A patent/JPH11241503A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100639158B1 (ko) | 2005-11-08 | 2006-10-31 | 임정순 | 모따기용 거푸집 패널 |
JP2011236648A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | レール部材、太陽電池モジュール架台及び太陽電池モジュールの設置方法 |
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