JPH11241078A - ディーゼルエンジン用燃料油組成物 - Google Patents
ディーゼルエンジン用燃料油組成物Info
- Publication number
- JPH11241078A JPH11241078A JP10334006A JP33400698A JPH11241078A JP H11241078 A JPH11241078 A JP H11241078A JP 10334006 A JP10334006 A JP 10334006A JP 33400698 A JP33400698 A JP 33400698A JP H11241078 A JPH11241078 A JP H11241078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- content
- weight
- diesel engine
- fuel oil
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/04—Liquid carbonaceous fuels essentially based on blends of hydrocarbons
- C10L1/08—Liquid carbonaceous fuels essentially based on blends of hydrocarbons for compression ignition
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/02—Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only
- C10L1/026—Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only for compression ignition
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
- C10L1/14—Organic compounds
- C10L1/18—Organic compounds containing oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
- C10L1/14—Organic compounds
- C10L1/18—Organic compounds containing oxygen
- C10L1/19—Esters ester radical containing compounds; ester ethers; carbonic acid esters
- C10L1/191—Esters ester radical containing compounds; ester ethers; carbonic acid esters of di- or polyhydroxyalcohols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
- C10L1/14—Organic compounds
- C10L1/18—Organic compounds containing oxygen
- C10L1/192—Macromolecular compounds
- C10L1/195—Macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C10L1/197—Macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds derived from monomers containing a carbon-to-carbon unsaturated bond and an acyloxy group of a saturated carboxylic or carbonic acid
- C10L1/1973—Macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds derived from monomers containing a carbon-to-carbon unsaturated bond and an acyloxy group of a saturated carboxylic or carbonic acid mono-carboxylic
Abstract
た潤滑性を有し、PMの排出量を顕著に低減し、かつ硫
黄含有量が0.05重量以下であるディーゼルエンジン
用燃料油を提供することにある。 【解決手段】 炭素数が20以上のノルマルパラフィン
を4.0重量%以下含有し、高融点のノルマルパラフィ
ンが特定の炭素数分布を有し、多環芳香族炭化水素を
8.0容量%以下含有し、かつ硫黄含有量が0.05重
量%以下である基材油に、ろ過器目詰まり性向上剤(F
I)を有効成分として0.01〜0.10重量%、およ
び潤滑性向上剤を有効成分として0.002〜0.10
重量%を添加したディーゼルエンジン用燃料油物。
Description
エンジン用燃料油組成物に関する。さらに詳しくは、組
成炭素数が20以上のノルマルパラフィンの特定量を含
有し、高融点のノルマルパラフィンが特定の炭素数分布
を有し、多環芳香族炭化水素の特定量を含有し、かつ硫
黄含有量が0.05重量%以下である基材油に、ろ過器
目詰まり性向上剤および潤滑性向上剤を添加したディー
ゼルエンジン用燃料油物に関する。
建設機械などに搭載されて社会に広く普及しており、更
にその量は年々増加する傾向にある。これに伴って、デ
ィーゼルエンジン用燃料油の需要が増大することから、
直留軽油の重質化、直留軽油への重質成分の混合使用な
どによる対応、いわゆるディーゼルエンジン用燃料油の
重質化による対応が必至となっている。これらの対応に
よって、軽油の低温流動性が悪化、すなわち、流動点お
よびろ過器目詰まり点が高くなり、その結果、ディーゼ
ルエンジン用燃料油が使用される地域の気温条件におい
て、ディーゼルエンジンの燃料通路が閉塞したり、燃料
フィルターが目詰まりを起こして、正常な運転が困難と
なることが懸念されている。さらに、ディーゼルエンジ
ンの排気ガス中の窒素酸化物、粒子状物質などが増加し
て、大気汚染がさらに悪化することが予想されている。
の悪化に対しては、従来より、直留軽油の重質化程度の
制限、直留軽油への重質成分の混合割合の制限、軽油へ
の軽質成分の混合、あるいは軽油への流動点降下剤、ろ
過器目詰まり性向上剤などの低温流動性向上剤を添加し
て使用地域の温度条件に適した流動点およびろ過器目詰
まり点を有したディーゼルエンジン用燃料油が提案され
てきた。たとえば、特開平8−157839号公報に
は、寒冷地においても使用可能であり、高密度で流動点
が十分低く、かつディーゼルエンジン用燃料油として高
い出力を与えることを可能とする燃料組成物として、ノ
ルマルパラフィン成分を15重量%以下、炭素数20以
上のノルマルパラフィン成分を1.2重量%以下含有
し、かつ硫黄濃度が0.15重量%以下である軽油基材
を含有する燃料組成物が記載されている。
蒸留性状の終点を320〜340℃に調整した軽油に、
炭素数26〜31のn−パラフィンを含む留分を0.1
〜2.0容量%とエチレン酢酸ビニル系低温流動性向上
剤を100〜600ppm添加した軽油組成物が記載さ
れている。これは、ディーゼルエンジンからのパティキ
ュレート排出量を低減し、ろ過器目詰まり点で測定した
低温流動性を向上したものである。
油の低温流動性を確保するために、直留軽油の重質化程
度の制限、直留軽油への重質成分の混合量の制限などの
方法は、優れた流動点が得られるものの、優れたろ過器
目詰まり点を得ることが困難であり、また、ディーゼル
エンジン用燃料油の供給量を増大する効果が小さい。デ
ィーゼルエンジン用燃料油に軽質成分を混合する方法
は、ディーゼルエンジン用燃料油の引火点を下げ、ディ
ーゼルエンジンの出力を低減するものである。さらに、
流動点降下剤、ろ過器目詰まり性向上剤などの低温流動
性向上剤を添加する方法は、流動点降下剤については、
流動点は低下するものの、ろ過器目詰まり点が低下せ
ず、ろ過器目詰まり性向上剤については、流動点および
ろ過器目詰まり点を低下するものの、軽油を構成する基
材油の原料の種類および基材油の蒸留性状が相違した場
合に、しばしばろ過器目詰まり点が低下しないという問
題があった。
窒素酸化物、粒子状物質などの排出物質を低減するため
に、燃焼室の形状、排気ガス再循環装置(EGR装
置)、排気ガス浄化用触媒装置、粒子状物質の捕集装
置、ディーゼルエンジン用燃料油および潤滑油の品質の
改良など、多方面からの努力がなされてきたが、低減効
果においても、経済性においても、長期間にわたる性能
の安定性においても、いまだ満足できる性能を得るに至
っていない。有力な方法の一つとして見なされているE
GR装置は、ディーゼルエンジンの排気ガスを、燃焼用
空気の一部として、燃焼室に再度循環する装置である。
しかし、排気ガス中には、硫酸イオン、粒子状物質など
が含有されることから、EGR装置を装着したディーゼ
ルエンジンは、エンジンの耐久性や信頼性の低下、潤滑
油の劣化、粒子状物質の排出量の増大、出力の低下など
の多くの問題を有する。特に、高負荷運転が求められる
直接噴射方式のディーゼルエンジンに装着した場合に、
問題が大きい。硫酸イオンは、ディーゼルエンジン用燃
料油に含有された硫黄分に起因するものであることか
ら、硫黄分を0.05重量%以下とする「ディーゼルエ
ンジン用燃料油の低硫黄化」は社会的な要請となってい
る。
硫黄分は、基材油の精製処理、特に接触水素化により低
減することができるが、同時に、ディーゼルエンジン用
燃料油自体の潤滑性の低下を招くことから、ディーゼル
エンジンのインジェクションポンプの損傷を招くという
問題がある。特に、硫黄分が0.2重量%以下の場合に
は、インジェクションポンプの摩耗量は、硫黄分の低下
と共に顕著に増大する。
の品質を改良する方法は、ディーゼルエンジンの機構の
変更を殆ど必要としないことから、有効な方法として注
目されてきた。たとえば、特開平8−225789号公
報には、硫黄分を0.05質量%以下、ベンゾチオフェ
ンを硫黄分として30質量ppm以上、かつ3環以上の
多環芳香族分を0.2〜1.4質量%含む軽油、および
この軽油がさらにインドール類を窒素分として13質量
ppm以下含むものが記載されている。これらの軽油
は、摩擦調整剤等を加えることなく、環境対策上の硫黄
分の低減に対応し、かつ、十分な潤滑性を有するとして
いる。
は、0.01〜0.05重量%の硫黄分を含有し、かつ
(A)水酸基を有する窒素化合物と直鎖飽和脂肪酸との
エステル化合物と、(B)オレフィン、エチレン性不飽
和カルボン酸アルキル及び飽和脂肪酸ビニルから選ばれ
る少なくとも一種の単量体から得られる重合物とを15
〜2000mg/リットル添加した軽油組成物が記載さ
れている。この軽油組成物は、硫黄分が著しく低減され
ても優れた潤滑性能が維持され、かつ低温流動性が改善
され、加えてディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの不
具合を起こすことなく、排ガスの悪化を起こさないとし
ている。
性、排出物質の低減、潤滑性が不十分であり、また、経
済性が劣るという問題がある。従って、優れたろ過器目
詰まり点および優れた潤滑性を有し、排出ガス中の排出
物質、特に粒子状物質の排出量を顕著に低減し、かつ硫
黄含有量が0.05重量%以下であるディーゼルエンジ
ン用燃料油組成物を得ることができなかった。
従来の技術を改善し、粒子状物質の排出量を顕著に低減
し、優れたろ過器目詰まり点と優れた潤滑性を有し、か
つ硫黄含有量が0.05重量以下であるディーゼルエン
ジン用燃料油を提供することにある。
量が0.05重量%以下のディーゼルエンジン用燃料油
の基材油について、ノルマルパラフィンの含有量、ノル
マルパラフィンの炭素数分布、多環芳香族炭化水素の含
有量と、ろ過器目詰まり性向上剤(以下、FIとい
う。)および潤滑性向上剤を添加したディーゼルエンジ
ン用燃料油の低温流動性、潤滑性および粒子状物質(以
下、PMという。)の排出量との関係を鋭意検討した結
果、炭素数が20以上のノルマルパラフィンの含有量
(以下、Aという。)が0<A≦4.0(重量%)であ
って、[B/C]が0.04≦[B/C]≦0.40を
満足し、多環芳香族炭化水素の含有量(以下、Dとい
う。)が0<D≦8.0(容量%)であって、かつ硫黄
含有量が0.05重量以下である基材油に、FIを有効
成分として0.01〜0.10重量%、および潤滑性向
上剤を有効成分として0.002〜0.10重量%添加
したディーゼルエンジン用燃料油組成物によって、PM
の排出量を顕著に低減し、優れたろ過器目詰まり点(以
下、CFPPという。)と優れた潤滑性を達成できるこ
とを見いだし、本発明を完成するに至った。ここで、B
は、炭素数がn+5のノルマルパラフィンの含有量(重
量%)、Cは、炭素数がnのノルマルパラフィンの含有
量(重量%)、[B/C]は、B/Cの平均値である。
ただし、nは、炭素数がn以上のノルマルパラフィンの
合計含有量が、基材油中のノルマルパラフィンの全含有
量に対して、3.0重量%以下かつそれに最も近い含有
量となる場合における正整数である。
0(重量%)、[B/C]が0.04≦[B/C]≦
0.40、0<D≦8.0(容量%)であって、かつ硫
黄含有量が0.05重量以下である基材油に、FIを
0.01〜0.10重量%および潤滑性向上剤を0.0
02〜0.10重量%添加することを特徴とするディー
ゼルエンジン用燃料油組成物が提供される。
ン用燃料油組成物に係るものであるが、その好ましい実
施の態様として、次のものを包含する。 (1)前記基材油の[B/C]が、0.07〜0.20
であることを特徴とする前記ディーゼルエンジン用燃料
油組成物。 (2)前記基材油のDが、0〜5.0容量%であること
を特徴とする前記ディーゼルエンジン用燃料油組成物。 (3)前記基材油のDが、0〜5.0容量%であること
を特徴とする上記(1)に記載のディーゼルエンジン用
燃料油組成物。 (4)前記FIの有効成分が、エチレングリコールエス
テル系化合物およびエチレン−酢酸ビニル系共重合体か
ら選ばれる1種以上であることを特徴とする前記ディー
ゼルエンジン用燃料油組成物。 (5)前記FIの有効成分が、エチレングリコールエス
テル系化合物およびエチレン−酢酸ビニル系共重合体か
ら選ばれる1種以上であることを特徴とする上記(1)
〜上記(3)のうちのいずれかに記載のディーゼルエン
ジン用燃料油組成物。 (6)前記FIの添加量が、有効成分として0.03〜
0.07重量%であることを特徴とする前記ディーゼル
エンジン用燃料油組成物。 (7)前記FIの添加量が、有効成分として0.03〜
0.07重量%であることを特徴とする上記(1)〜上
記(5)のうちのいずれかに記載のディーゼルエンジン
用燃料油組成物。 (8)前記潤滑性向上剤の有効成分が、エステル系化合
物であることを特徴とする前記ディーゼルエンジン用燃
料油組成物。 (9)前記潤滑性向上剤の有効成分が、エステル系化合
物であることを特徴とする上記(1)〜上記(7)のう
ちのいずれかに記載のディーゼルエンジン用燃料油組成
物。 (10)前記潤滑性向上の添加量が、有効成分として
0.005〜0.05重量%であることを特徴とする前
記ディーゼルエンジン用燃料油組成物。 (11)前記潤滑性向上剤の添加量が、有効成分として
0.005〜0.05重量%であることを特徴とする上
記(1)〜上記(9)のうちのいずれかに記載のディー
ゼルエンジン用燃料油組成物。
る。本発明のディーゼルエンジン用燃料油組成物は、A
の特定量を含有し、[B/C]が特定範囲にあって、D
の特定量を含有し、かつ硫黄含有量が0.05重量%以
下である基材油に、FIを0.01〜0.10重量%お
よび潤滑性向上剤を0.002〜0.10重量%添加し
たものである。
とし、引火点が40℃以上、かつ蒸留性状の90%留出
温度が360℃以下のものである。本発明で使用する鉱
油は、石油留分であって、原油を常圧蒸留して得られる
石油留分のほか、原油を常圧蒸留または減圧蒸留して得
られる石油留分を、水素化精製、水素化分解、接触分解
などを組み合わせた処理をして得られる石油留分などを
挙げることができる。これらの石油留分は、単独にまた
は混合して使用することができる。鉱油以外の成分は、
たとえば、大豆油、ヤシ油、なたね油などの植物油、鯨
油、魚油などの動物油などを使用することができる。
物は、基材油が、炭素数が20以上のノルマルパラフィ
ンの含有量(A)を、0<A≦4.0(重量%)とする
ものである。Aが、4.0重量%を超える場合は、周囲
温度の低下と共に析出したノルマルパラフィンに起因し
て、ディーゼルエンジンの燃料通路が閉塞したり、燃料
フィルターが目詰まりを起こす。
料油組成物は、基材油が、B/C比の平均値(以下、
[B/C]という。)を、0.04〜0.40とするも
のである。好ましくは0.07〜0.20である。ここ
で、Bは、炭素数がn+5のノルマルパラフィンの含有
量(重量%)、Cは、炭素数がnのノルマルパラフィン
の含有量(重量%)である。ただし、nは、炭素数がn
以上のノルマルパラフィンの合計含有量が、基材油中の
ノルマルパラフィンの全含有量に対して、3.0重量%
以下かつそれに最も近い含有量となる場合における正整
数である。たとえば、基材油中のノルマルパラフィンの
全含有量に対して、基材油中の炭素数が20以上のノル
マルパラフィンの含有量が3.0重量%である場合に、
(n−C2 5)/(n−C20)比、(n−C26)/(n−C
21)比、(n−C27)/(n−C2 2)比などを順次計算
して得た値の平均値を、0.04〜0.40とするもの
である。[B/C]が0.04未満の場合、周囲温度が
低下した時、Aが0<A≦4.0(重量%)の場合にお
いても、ノルマルパラフィンが巨大な平板結晶として析
出して、容易に燃料フィルターの目詰まりを起こす。こ
の場合、ディーゼルエンジン用燃料油組成物のCFPP
が高い。[B/C]が0.40を超える場合において
も、同様である。
油組成物は、基材油が、多環芳香族炭化水素の含有量
(D)を、0<D≦8.0(容量%)とするものであ
る。Dが、8.0重量%を超える場合は、排気ガス中の
PMが増大する。好ましくは0<D≦5.0(容量%)
である。さらに好ましくは0<D≦3.0(容量%)で
ある。通常、基材油は、芳香族炭化水素を20〜40容
量%含有するが、単環芳香族炭化水素として12〜30
容量%、多環芳香族炭化水素(2環以上)として2〜1
5容量%含有する。
料油組成物は、基材油の性状が、0<A≦4.0(重量
%)、0.04≦[B/C]≦0.40、かつ0<D≦
8.0(容量%)である場合においてのみ、周囲温度が
低下した時、優れたCFPPが得られる。
量の異なる石油留分から適宜選択して得ることができ
る。たとえば、ノルマルパラフィンの含有量の異なる原
油を常圧蒸留して得られる石油留分、原油を常圧蒸留ま
たは減圧蒸留して得られる石油留分を溶剤脱ろう処理ま
たは接触脱ろう処理して得られる石油留分などから得る
ことができる。また、基材油の[B/C]は、蒸留操作
において精留の程度を適宜調節して得ることができる。
精留の程度が低い場合には、[B/C]は大きく、精留
の程度が高い場合には、[B/C]は小さい。さらに、
基材油のDは、多環芳香族炭化水素の含有量の異なる石
油留分や、溶剤抽出、水素化処理などの方法で多環芳香
族炭化水素の含有量を調整した石油留分などを適宜組み
合わせて得ることができる。多環芳香族炭化水素の含有
量は、石油学会法 JPI−5S−49−97(HPL
C法)により測定することができる。本発明で使用する
基材油のA、[B/C]およびDは、上に述べた方法に
よって製造された石油留分を単独にまたは数種を組み合
わせて使用することができる。
用することができる。たとえば、エチレングリコールエ
ステル系化合物、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、エ
チレン−アルキルアクリレート系共重合体、塩素化ポリ
エチレン、ポリアルキルアクリレート、アルケニルこは
く酸アミド系化合物などを挙げることができる。好まし
くはエチレングリコールエステル系化合物および/また
はエチレン−酢酸ビニル系共重合体である。FIの添加
量が、0.01重量%未満の場合には、CFPPが低下
する効果が得られず、0.1重量%を超える場合には、
添加量に見合うだけのCFPPを低下する効果が得られ
ないので経済的でない。好ましくは0.03〜0.07
重量%である。これらのFIは、単独にまたは2種以上
を混合して使用することができる。
ものを使用することができる。たとえば、ステアリン
酸、リノール酸、オレイン酸などの脂肪酸系化合物、リ
ノール酸とグリセリンのエステルに代表される脂肪酸と
多価アルコールとのエステルなどのエステル系化合物な
どを挙げることができる。好ましくはエステル系化合物
である。潤滑性向上剤の添加量が、0.002重量%未
満の場合には、潤滑性を向上する効果が得られず、0.
10重量%を超える場合には、添加量に見合うだけの潤
滑性を向上する効果が得られないので経済的でない。好
ましくは0.005〜0.05重量%である。これらの
潤滑性向上剤は、単独にまたは2種以上を混合して使用
することができる。
用燃料油組成物は、その性能を損なわない範囲で、公知
の燃料油添加剤を使用することができる。たとえば、セ
タン価向上剤、酸化防止剤、金属不活性化剤、清浄剤、
腐食防止剤、流動点降下剤、氷結防止剤、微生物殺菌
剤、助燃剤、帯電防止剤、着色剤などを挙げることがで
きる。これらの添加剤の添加量は、たとえば、流動点降
下剤の場合、0.1〜0.5重量%であるが、この添加
量に限定するものでない。これらの添加剤は、1種また
は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
料油組成物は、その性能を損なわない範囲で、含酸素化
合物を使用することもできる。たとえば、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソ
ブタノール、tert−ブタノール、アミルアルコー
ル、イソアミルアルコール、n−オクタノール、2−エ
チルヘキサノール、n−ヘプチルアルコール、トリデシ
ルアルコール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキ
サノールなどの脂肪族アルコール、メチルtert−ブ
チルエーテル、エチルtert−ブチルエーテルなどの
エーテル類、ジエチルフタレート、ジプロピルフタレー
ト、ジブチルフタレートなどのジアルキルフタレート系
化合物、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、
ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノn−ブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエ
ーテルなどのグリコール・エーテル系化合物、ヒドロキ
シルアミン系化合物、アセチルアセトンなどのジケトン
化合物などを挙げることができる。含酸素化合物の添加
量は、1〜15重量%の範囲であるが、この添加量に限
定するものではない。
細に説明する。なお本発明は、以下の実施例によって何
等限定されるものではない。また、以下の実施例および
比較例では、次に示す基材およびFIおよび潤滑性向上
剤を使用した。併せて、CFPP、A、[B/C]およ
びDの測定方法を示した。 (1)基材 19種類(A〜S)の基材の性状を表1〜3に示す。
コールエステル系ろ過器目詰まり性向上剤)およびPF
240(エクソン化学(株)製のエチレン−酢酸ビニル
系ろ過器目詰まり性向上剤)を使用した。 (4)潤滑性向上剤 PDN655(エクソン化学(株)製のエステル系化合
物を有効成分とする潤滑性向上剤)を使用した。 (5)CFPPの測定方法 JIS K−2288に準拠して測定した。 (6)Aの測定方法 ガスクロマト法によって、基材油が含有する個々のノル
マルパラフィンの含有量を測定した。炭素数20以上の
個々のノルマルパラフィンの含有量の合計量を、Aとし
た。キャピラリーカラム(内径0.25mm×長さ15
m、メチルシリコンを膜厚0.1μmで担持)を装着し
たガスクロマトグラフィー((株)島津製作所製のGC−
6AM)を使用して、50〜350℃の昇温条件で測定
した。 (7)[B/C]の測定方法 ガスクロマト法によって、基材油が含有する個々のノル
マルパラフィンの含有量を測定した。最も大きな炭素数
のノルマルパラフィンからそれより小さな炭素数のノル
マルパラフィンの含有量を順次合計して、その合計含有
量が、基材油中の全含有量に対して、3.0重量%以下
かつそれに最も近い含有量となる炭素数をnとした。次
に、(炭素数がn+5のノルマルパラフィンの含有量)
/(炭素数がnのノルマルパラフィンの含有量)比を順
次計算し、その平均値を[B/C]とした。ガスクロマ
ト法は、Aの測定方法と同様にして行った。 (8)Dの測定方法 石油学会法(JPI−5S−49−97)(HPLC
法)に準拠して測定される2環芳香族分と3環以上芳香
族分の合計量をDとした。
基材、FIおよび潤滑性向上剤を配合して、表4〜7に
示した燃料油を調製した。各燃料油(実施例1〜9、比
較例1〜13)について、CFPP、潤滑性および排気
ガス中のPMの排出量を測定した。その結果を、同じく
表4〜7に示した。また、潤滑性および排気ガス中のP
Mの排出量の測定方法を、次に示した。
性の試験方法は、JPI−5S−50−97(軽油−潤
滑性試験方法)に準拠した。High Frequency Reciproca
ting Rig(HFRR、PCS社製)を使用して、表8に
示した試験条件で、摩耗痕径(μm)を測定した。潤滑
性が優れた燃料油は摩耗痕径が小さく、逆に潤滑性が劣
る燃料油は摩耗痕径が大きい。
自動車10・15モード排出ガス試験方法」(TRIA
S−24−4−1993)に準拠した。 (a)試験エンジンおよび運転条件 試験に使用したディーゼルエンジンの主要諸元を表9に
示す。また、エンジンの運転条件は、表10に示すとお
りである。
テム(堀場製作所株式会社製)に導き、PMの排出量
(g/km)を測定した。
ように、Aの特定量を含有し、[B/C]が特定範囲で
あって、Dの特定量を含有し、かつ硫黄含有量が0.0
5重量%以下である基材油に、FIおよび潤滑性向上剤
を添加した燃料油は、CFPPは、−9〜−16℃で顕
著に低く、基材油のCFPPに較べて、6〜11℃低い
値であり、また、PMの排出量が顕著に低く、耐摩耗性
は、408〜421μmであって、優れたものであっ
た。これに対して、表6および表7に示す比較例から明
らかなように、Aおよび[B/C]の何れかが特定の範
囲でない基材油に、FIおよび潤滑性向上剤を添加した
燃料油(比較例1〜3、比較例9〜12)は、そのCF
PPは、それぞれの基材油のCFPPと殆ど同じであっ
て高い値であった。また、Aの特定量を含有し、[B/
C]が特定範囲であって、Dが特定範囲である基材油で
あっても、FIが添加されていない燃料油(比較例4、
比較例7)は、基材油のCFPPと殆ど同じであって高
い値であった。同様に、Aの特定量を含有し、[B/
C]が特定範囲であって、Dが特定範囲である基材油で
あっても、潤滑性向上剤が添加されていない燃料油(比
較例5、比較例8)は、潤滑性が顕著に劣るものであっ
た。さらに、Aの特定量を含有し、かつ[B/C]が特
定範囲であって、Dが特定範囲にない基材油に、FIお
よび潤滑性向上剤を添加した燃料油(比較例6、比較例
13)は、PMの排出量が著しく高った。すなわち、A
の特定量を含有し、[B/C]が特定範囲であり、Dの
特定量を含有し、かつ硫黄含有量が0.05重量%以下
である基材油に、FIおよび潤滑性向上剤を添加したデ
ィーゼルエンジン用燃料油組成物においてのみ、PMの
排出量が顕著に低減し、優れたCFPPおよび優れた潤
滑性を達成することができた。
に、本発明によれば、0<A≦4.0(重量%)、0.
04≦[B/C]≦0.40、0<D≦8.0(容量
%)であって、かつ硫黄含有量が0.05重量%以下で
ある基材油に、FIおよび潤滑性向上剤を添加したディ
ーゼルエンジン用燃料油組成物によって、PMの排出量
を顕著に低減し、優れたCFPPおよび優れた潤滑性を
有したディーゼルエンジン用燃料油組成物を提供するこ
とができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の式(1)、式(2)および式
(3)を満足し、かつ硫黄含有量が0.05重量%以下
の基材油に、ろ過器目詰まり性向上剤を有効成分として
0.01〜0.10重量%、および潤滑性向上剤を有効
成分として0.002〜0.10重量%添加することを
特徴とするディーゼルエンジン用燃料油組成物。 (a)0<A≦4.0 (1) (式中、Aは、基材油中のノルマルパラフィンの全含有
量を基準として、炭素数が20以上のノルマルパラフィ
ンの含有量(重量%)である。) (b)0.04≦[B/C]≦0.40 (2) (式中、Bは、炭素数がn+5のノルマルパラフィンの
含有量(重量%)、Cは、炭素数がnのノルマルパラフ
ィンの含有量(重量%)、[B/C]は、B/Cの平均
値である。ただし、nは、炭素数がn以上のノルマルパ
ラフィンの合計含有量が、基材油中のノルマルパラフィ
ンの全含有量に対して、3.0重量%以下かつそれに最
も近い含有量となる場合における正整数である。) (c)0<D≦8.0 (3) (式中、Dは、基材油の全重量を基準として、多環芳香
族炭化水素の含有量(容量%)である。)
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33400698A JP4009378B2 (ja) | 1997-12-26 | 1998-11-25 | ディーゼルエンジン用燃料油組成物 |
PCT/JP1999/003434 WO2001000754A1 (fr) | 1998-11-25 | 1999-06-25 | Composition de carburant diesel |
US10/019,411 US6972084B1 (en) | 1998-11-25 | 1999-12-25 | Fuel oil composition for diesel engine |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-369012 | 1997-12-26 | ||
JP36901297 | 1997-12-26 | ||
JP33400698A JP4009378B2 (ja) | 1997-12-26 | 1998-11-25 | ディーゼルエンジン用燃料油組成物 |
PCT/JP1999/003434 WO2001000754A1 (fr) | 1998-11-25 | 1999-06-25 | Composition de carburant diesel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11241078A true JPH11241078A (ja) | 1999-09-07 |
JP4009378B2 JP4009378B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=26440154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33400698A Expired - Lifetime JP4009378B2 (ja) | 1997-12-26 | 1998-11-25 | ディーゼルエンジン用燃料油組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6972084B1 (ja) |
JP (1) | JP4009378B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6136049A (en) * | 1998-05-15 | 2000-10-24 | Tonen Corporation | Diesel fuel oil composition |
US6215034B1 (en) | 1998-12-25 | 2001-04-10 | Tonen Corporation | Base fuel oil for diesel fuel oil and diesel fuel oil composition comprising the same |
JP2004507567A (ja) * | 1999-12-21 | 2004-03-11 | エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー | ディーゼル燃料組成物 |
JP2009542884A (ja) * | 2006-07-12 | 2009-12-03 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 内燃機関用潤滑油・燃料組合せパッケージ |
JP2011231725A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 潤滑油の診断方法及び潤滑油診断装置を備えたエンジンシステム |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7416653B2 (en) * | 2003-12-19 | 2008-08-26 | Shell Oil Company | Systems and methods of producing a crude product |
RU2297442C2 (ru) | 2005-07-18 | 2007-04-20 | Общество с ограниченной ответственностью "Ойлтрейд" | Топливо нефтяное тяжелое |
RU2297443C2 (ru) * | 2005-07-18 | 2007-04-20 | Общество с ограниченной ответственностью "Ойлтрейд" | Топливо нефтяное легкое |
US20080222946A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Snower Glen M | Fuel oil composition |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5389111A (en) * | 1993-06-01 | 1995-02-14 | Chevron Research And Technology Company | Low emissions diesel fuel |
US5389112A (en) * | 1992-05-01 | 1995-02-14 | Chevron Research And Technology Company | Low emissions diesel fuel |
GB9504222D0 (en) * | 1995-03-02 | 1995-04-19 | Exxon Chemical Patents Inc | Fuel oil compositions |
WO2001000754A1 (fr) | 1998-11-25 | 2001-01-04 | Tonen Corporation | Composition de carburant diesel |
US6136049A (en) * | 1998-05-15 | 2000-10-24 | Tonen Corporation | Diesel fuel oil composition |
US6136050A (en) * | 1998-06-22 | 2000-10-24 | Tonen Corporation | Diesel fuel oil composition |
CA2350408C (en) * | 1998-11-12 | 2010-05-04 | Mobil Oil Corporation | Diesel fuel |
US6776897B2 (en) * | 2001-10-19 | 2004-08-17 | Chevron U.S.A. | Thermally stable blends of highly paraffinic distillate fuel component and conventional distillate fuel component |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP33400698A patent/JP4009378B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-12-25 US US10/019,411 patent/US6972084B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6136049A (en) * | 1998-05-15 | 2000-10-24 | Tonen Corporation | Diesel fuel oil composition |
US6215034B1 (en) | 1998-12-25 | 2001-04-10 | Tonen Corporation | Base fuel oil for diesel fuel oil and diesel fuel oil composition comprising the same |
JP2004507567A (ja) * | 1999-12-21 | 2004-03-11 | エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー | ディーゼル燃料組成物 |
JP2009542884A (ja) * | 2006-07-12 | 2009-12-03 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 内燃機関用潤滑油・燃料組合せパッケージ |
JP2011231725A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 潤滑油の診断方法及び潤滑油診断装置を備えたエンジンシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6972084B1 (en) | 2005-12-06 |
JP4009378B2 (ja) | 2007-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1013744B1 (en) | Base fuel oil for diesel fuel oil and diesel fuel oil composition comprising the same | |
JP4223656B2 (ja) | 軽油組成物 | |
JP4009378B2 (ja) | ディーゼルエンジン用燃料油組成物 | |
KR20090005124A (ko) | 경유 조성물 | |
JP2004067905A (ja) | 軽油組成物 | |
JP2006016541A (ja) | 燃料油組成物 | |
JP4620381B2 (ja) | 軽油組成物 | |
JP3886647B2 (ja) | ディーゼルエンジン用燃料油組成物 | |
JP2005220329A (ja) | 軽油組成物 | |
JP2007269976A (ja) | 軽油組成物 | |
US6136050A (en) | Diesel fuel oil composition | |
JP2001303078A (ja) | 軽油組成物 | |
JP4223655B2 (ja) | 軽油組成物 | |
JP3886640B2 (ja) | ディーゼルエンジン用燃料油組成物 | |
JP2010116496A (ja) | A重油組成物 | |
EP0960930A1 (en) | Diesel fuel oil composition | |
JP4119190B2 (ja) | 軽油組成物及びその製造方法 | |
JP2001303079A (ja) | 軽油組成物 | |
JP4299948B2 (ja) | 軽油組成物 | |
JP3218785B2 (ja) | ディーゼル軽油組成物 | |
JP5311976B2 (ja) | 軽油組成物の製造方法 | |
JP2001098285A (ja) | 軽油組成物 | |
JP2009074102A (ja) | 軽油組成物 | |
JP3851753B2 (ja) | 軽油組成物 | |
JP2011063780A (ja) | 軽油組成物及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070814 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070903 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |