JPH11240898A - ポリペプチド - Google Patents

ポリペプチド

Info

Publication number
JPH11240898A
JPH11240898A JP10078549A JP7854998A JPH11240898A JP H11240898 A JPH11240898 A JP H11240898A JP 10078549 A JP10078549 A JP 10078549A JP 7854998 A JP7854998 A JP 7854998A JP H11240898 A JPH11240898 A JP H11240898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glu
leu
ser
lys
val
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10078549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4026923B2 (ja
Inventor
Kakuji Torigoe
角二 鳥越
Takanori Okura
隆則 大倉
Masashi Kurimoto
雅司 栗本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Original Assignee
Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd filed Critical Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
Priority to JP07854998A priority Critical patent/JP4026923B2/ja
Publication of JPH11240898A publication Critical patent/JPH11240898A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4026923B2 publication Critical patent/JP4026923B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターロイキン−18受容体としてのポ
リペプチド、その用途及びDNAを提供することを課題
とする。 【解決手段】遺伝子の発現によって得ることができる、
インターロイキン−18受容体としてのポリペプチド、
有効成分として、斯かるポリペプチドを含んでなるイン
ターロイキン−18受容体感受性疾患剤、斯かるポリペ
プチドをコードするDNA、そして、ポリペプチドをコ
ードするDNAを発現させる工程と、生成したポリペプ
チドを採取する工程を含んでなるポリペプチドの製造方
法、斯かるポリペプチドを有効成分とするインターロイ
キン−18の中和剤、さらには、インターロイキン−1
8に当該ポリペプチドを作用させることを特徴とするイ
ンターロイキン−18の中和方法により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はサイトカインを認
識する新規な受容体蛋白質、とりわけ、インターロイキ
ン−18(以下、「IL−18」と略記する。)を認識
する新規なポリペプチドに関する。
【0002】
【従来の技術】IL−18は、免疫系における情報伝達
物質であるサイトカインの一種である。IL−18は、
特開平8−27189号公報、特開平8−193098
号公報及びハルキ・オカムラら『ネイチャー』、第37
8巻、第6,552号、88乃至91頁(1995年)
に見られるように、発見当初、インターフェロン−γ誘
導因子として記載されていたが、その後、シンペイ・ウ
シオら『ザ・ジャーナル・オブ・イムノロジー』、第1
56巻、4,274乃至4,279頁(1996年)に
おける提案にしたがって、「IL−18」と呼称される
ようになった。成熟型のIL−18は157個のアミノ
酸からなり、免疫担当細胞において生理活性物質として
有用なインターフェロン−γ(以下、「IFN−γ」と
略記する。)の産生を誘導する性質と、キラー細胞の細
胞障害性を増強したり、キラー細胞の生成を誘導する性
質を兼備している。これらの性質故に、IL−18は抗
ウイルス剤、抗菌剤、抗腫瘍剤、抗免疫疾患剤などの医
薬品として広範な用途が期待され、鋭意研究が進められ
ている。
【0003】前述のとおり、IL−18にかぎらず、サ
イトカインは、本来、免疫系における情報伝達を担う物
質として産生され、分泌される。したがって、サイトカ
インが哺乳類の体内で過剰に産生されたり、外部から投
与されたりすると、免疫系のバランスに片寄りを生じる
可能性がある。哺乳類の細胞の表面には、通常、受容体
と呼ばれるサイトカインを認識する部位があり、分泌さ
れたサイトカインは、この受容体に結合することによっ
て、初めて所期の情報を細胞に伝達することができる。
正常な免疫系においては、サイトカインとサイトカイン
を認識する受容体がある一定のバランスを保っていると
考えられる。したがって、斯界においては、IL−18
を医薬品として実用化するためにも、IL−18そのも
のの生理作用の解明に加えて、IL−18受容体(以
下、「IL−18R」と略記する。)の性質・性状が一
刻も早く解明され、量産されることが期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯かる状況に鑑み、こ
の発明の第一の課題は、量産容易なIL−18Rとして
のポリペプチドを提供することにある。
【0005】さらに、この発明の第二の課題は、斯かる
ポリペプチドの医薬としての用途を提供することにあ
る。
【0006】加えて、この発明の第三の課題は、斯かる
ポリペプチドをコードするDNAを提供することにあ
る。
【0007】さらに加えて、この発明の第四の課題は、
斯かるポリペプチドの製造方法を提供することにある。
【0008】さらに加えて、この発明の第五の課題は、
斯かるポリペプチドを用いるIL−18の中和剤を提供
することにある。
【0009】さらに加えて、この発明の第六の課題は、
斯かるポリペプチドによるIL−18の中和方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らがこれらの課
題を解決すべく鋭意研究したところ、ホジキン病患者に
由来するリンパ芽球様細胞の一種であるL428細胞中
にIL−18を認識する物質が存在していることを突き
止めた。本発明者がこの物質を分離し、性質・性状を調
べたところ、その本質は蛋白質であり、分離された状態
においてもIL−18をよく認識し、結合することが判
明した。斯くして存在が確認されたIL−18Rは、ヒ
トを含む哺乳類において、免疫系を活性化するIL−1
8を認識し、その生理活性を中和するので、自己免疫疾
患を初めとする過剰な免疫反応に起因する種々の疾患の
治療・予防に効果を発揮することが判明した。さらに、
本発明者がこのIL−18Rの部分アミノ酸配列を手掛
りにL428細胞を鋭意検索したところ、IL−18R
をコードするDNAを取得するに到った。そして、この
DNAを人為的に発現させて得られるポリペプチドがI
L−18をよく認識し、L428細胞から分離されたI
L−18Rと同様の生理活性を有することを確認すると
ともに、そのポリペプチドが斯かるDNAを用いる組換
えDNA技術により、所望量を製造し得るものであるこ
とを確認してこの発明を完成した。
【0011】すなわち、この発明は前記第一の課題を、
遺伝子の発現によって得ることができる、IL−18R
としてのポリペプチドにより解決するものである。
【0012】この発明は前記第二の課題を、有効成分と
して、斯かるポリペプチドを含んでなるIL−18R感
受性疾患剤により解決するものである。
【0013】この発明は前記第三の課題を、斯かるポリ
ペプチドをコードするDNAにより解決するものであ
る。
【0014】この発明は前記第四の課題を、斯かるポリ
ペプチドをコードするDNAを発現させる工程と、生成
したポリペプチドを採取する工程を含んでなるポリペプ
チドの製造方法により解決するものである。
【0015】この発明は前記第五の課題を、斯かるポリ
ペプチドを有効成分とするIL−18の中和剤により解
決するものである。
【0016】この発明は前記第六の課題を、IL−18
に斯かるポリペプチドを作用させることを特徴とするI
L−18の中和方法により解決するものである。なお、
この発明で用いるL428細胞は、平成8年12月24
日以降、茨城県つくば市東1丁目1番3号にある通商産
業省、工業技術院、生命工学工業技術研究所に受託番号
『FERM BP−5777』で寄託されている。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明は、遺伝子の発現によっ
て得ることができる、IL−18Rとしてのポリペプチ
ドに関するものである。この発明によるヒト由来のポリ
ペプチドは、通常、部分アミノ酸配列として、配列表に
おける配列番号12乃至19に示すアミノ酸配列の1又
は複数を含有し、全体としては、例えば、配列表におけ
る配列番号20に示すアミノ酸配列の一部又は全部を含
有する。また、この発明によるマウス由来のポリペプチ
ドは、通常、配列表における配列番号21に示すアミノ
酸配列の一部又は全部を含有する。したがって、この発
明でいうポリペプチドとは、配列表における配列番号2
0又は21に示すアミノ酸配列をそっくりそのまま含有
するポリペプチドに加えて、例えば、それらのアミノ酸
配列に1又は複数のアミノ酸が付加したポリペプチド、
とりわけ、C末端及び/又はN末端に1又は複数のアミ
ノ酸が付加したアミノ酸配列を含有するポリペプチド、
配列番号20及び21に示すアミノ酸配列におけるアミ
ノ酸の1又は複数が欠失したアミノ酸配列を含有するポ
リペプチド、とりわけ、配列番号22乃至25に示すア
ミノ酸配列を含有する可溶性ポリペプチド、さらには、
上述のごときポリペプチドに糖鎖が結合したポリペプチ
ドであっても、それらが遺伝子の発現によって得ること
ができ且つIL−18Rとしての機能を有するかぎり、
すべて包含するものとする。ちなみに、IL−18は、
すでに、ヒト及びマウスに由来するものが知られてお
り、これらはいずれも157個のアミノ酸を含んでな
り、それぞれ、配列表における配列番号26に示すアミ
ノ酸配列(ただし、符合「Xaa」を付して示したアミ
ノ酸は、イソロイシン又はトレオニンを表すものとす
る。)、及び、配列表における配列番号27に示すアミ
ノ酸配列(ただし、符合「Xaa」を付して示したアミ
ノ酸は、メチオニン又はトレオニンを表すものとす
る。)を有する。
【0018】この発明のポリペプチドは、通常、組換え
DNA技術を応用して製造される。すなわち、当該ポリ
ペプチドをコードするDNAを人為的に発現させ、生成
したポリペプチドを採取する。この発明は、当該ポリペ
プチドをコードするDNAに加えて、組換えDNA技術
を用いる当該ポリペプチドの製造方法を提供するもので
もあり、この発明の製造方法によるときには、所望量の
当該ポリペプチドが容易に得られる。
【0019】この発明の製造方法で用いるDNAとして
は、それが当該ポリペプチドをコードするかぎり、天然
の給源から得られたDNAであっても、これを人為的に
改変したり、化学合成したものであってもよい。すなわ
ち、斯界においては、一般に、あるポリペプチドをコー
ドするDNAを人為的に発現させるに際し、そのDNA
の発現効率を改善したり、あるいは、ポリペプチドその
ものの生理活性や物性を改善する目的で、DNAにおけ
る塩基の1又は複数を他の塩基で置換したり、DNAに
適宜の塩基配列を連結することがある。この発明のDN
Aにおいても斯かる変更は当然可能であり、具体的に
は、最終的に得られるポリペプチドが所期の生理活性を
失わない範囲で、前述のごときこの発明のポリペプチド
をコードするDNAにおける5´末端及び/又は3´末
端に適宜の制限酵素による認識部位、開始コドン、終止
コドン、プロモーター、エンハンサーなどの塩基配列を
連結し得ることは言うまでもない。したがって、この発
明でいうDNAとは、前述のごときポリペプチドをコー
ドするDNA、そのDNAの塩基配列に相補的な塩基配
列を有するDNA、さらには、それらのDNAがコード
するアミノ酸配列を変更することなく、塩基の1又は複
数を他の塩基で置換したDNAのすべてを包含すること
となる。
【0020】斯かるDNAを天然の給源から得るには、
例えば、配列表における配列番号12乃至25に示すア
ミノ酸配列に基づき調製したオリゴヌクレオチドをプロ
ーブにして、上皮細胞、内皮細胞、間質細胞、軟骨細
胞、単球、顆粒球、リンパ球、神経細胞及びそれらを培
養株化して得られるヒト及びマウスを含む哺乳類由来の
細胞を検索すればよい。細胞の検索に当たり、検索対象
の細胞を培養する培養培地に、斯かる細胞においてIL
−18R遺伝子の発現を誘発し得る物質、とりわけ、I
L−12やIL−18を細胞1×106 当たり約0.0
1pg乃至1μg、望ましくは、約1pg乃至100n
g含有せしめると、目的とするDNAの取得を容易にす
ることができる。望ましい細胞の具体例としては、リン
パ球を始めとする造血系細胞などを培養株化して得られ
る、例えば、ジュン・ミノワダ『キャンサー・レビュ
ー』、第10巻、1乃至18頁(1988年)に記載さ
れているJM細胞、HDLM−2細胞、MOLT−16
細胞及びPEER細胞、さらには、L428細胞(FE
RM BP−5777)、KG−1細胞(ATCC C
CL−246)、U−937細胞(ATCC CRL−
1593.2)などのリンパ芽球様細胞が挙げられる。
斯くして得られるDNAのうち、ヒト及びマウス由来の
DNAは、通常、それぞれ配列表における配列番号1及
び2に示す塩基配列の一部又は全部を含有する。例え
ば、ホジキン病患者由来のリンパ芽球様細胞の一種であ
るL428細胞(FERM BP−5777)から得ら
れるDNAは、配列表における配列番号7に示したとお
り、配列番号20に示すアミノ酸配列をコードする配列
番号1に示す塩基配列と、配列番号1に示す塩基配列の
5´末端に連結されたシグナルペプチドをコードする塩
基配列からなる。また、配列表における配列番号22乃
至25に示すアミノ酸配列の可溶性ポリペプチドは、そ
れぞれ、配列番号3乃至6に示す塩基配列によってコー
ドされ、配列番号8乃至11の塩基配列に示したよう
に、通常、その5´末端にシグナルペプチドをコードす
る塩基配列を連結した形態で用いられる。斯かるDNA
は通常の化学合成によっても得られ、いずれにしても、
一旦DNAが入手されれば、これにPCR法を適用する
ことによって所望のレベルに容易に増幅することができ
る。なお、配列表における配列番号20及び21に示す
アミノ酸配列は、いずれも、シグナルペプチドのアミノ
酸配列とともに、ピー・パーネットら、『ザ・ジャーナ
ル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー』、第271
巻、3,967乃至3,970頁(1996年)に報告
されている。しかしながら、同論文においては、配列番
号20及び21に示すアミノ酸配列を有するポリペプチ
ドがIL−18Rとして機能する事実について、示唆も
教示もなされていない。
【0021】斯かるDNAは、微生物及び動植物由来の
適宜の宿主に導入すると、当該ポリペプチドを発現す
る。この発明のDNAは、通常、組換えDNAの形態で
宿主に導入される。組換えDNAはこの発明のDNAと
自律複製可能なベクターを含んでなり、DNAさえ入手
できれば、通常一般の組換えDNA技術により比較的容
易に調製することができる。この発明のDNAを挿入し
得るベクターとしては、例えば、pKK223−3、p
cDNAI/Amp、BCMGSNeo、pcDL−S
Rα、pKY4、pCDM8、pCEV4、pME18
S、pEF−BOSなどのプラスミドベクターが挙げら
れる。自律複製可能なベクターは、通常、プロモータ
ー、エンハンサー、複製起点、転写終結部位、スプライ
シング配列及び/又は選択配列などの、この発明のDN
Aが個々の宿主において発現するための適宜塩基配列を
含んでなる。なお、プロモーターとして、例えば、熱シ
ョック蛋白質プロモーターや、あるいは、同じ特許出願
人による特開平7−163368号公報に開示されたイ
ンターフェロン−αプロモーターを用いるときには、形
質転換体における当該DNAの発現を外部刺激により人
為的に制御できることになる。
【0022】斯かるベクターにこの発明のDNAを挿入
するには、斯界において慣用の方法が用いられる。具体
的には、まず、この発明のDNAを含む遺伝子と自律複
製可能なベクターとを制限酵素及び/又は超音波により
切断し、次に、生成したDNA断片とベクター断片を連
結する。遺伝子及びベクターの切断にヌクレオチドに特
異的に作用する制限酵素、とりわけ、AccI、Bam
HI、BstXI、EcoRI、HindIII、No
tI、PstI、SacI、SalI、SmaI、Sp
eI、XbaI、XhoIなどを用いれば、DNA断片
とベクター断片を連結するのが容易となる。DNA断片
とベクター断片を連結するには、必要に応じて、両者を
アニーリングした後、生体内又は生体外でDNAリガー
ゼを作用させればよい。斯くして得られる組換えDNA
は、微生物や動物由来の宿主において無限に複製可能で
ある。
【0023】斯かる組換えDNAは、適宜宿主に導入し
て当該ポリペプチドの製造に用いられる。宿主として
は、斯界において慣用される微生物及び動植物由来のも
のを用いることができるが、ポリペプチドの最終用途が
医薬品である場合には、酵母や哺乳類由来の宿主が望ま
しい。哺乳類由来の宿主細胞の具体例としては、例え
ば、3T3細胞(ATCC CCL−92)、C127
I細胞(ATCC CRL−1616)、CHO−K1
細胞(ATCC CCL−61)、CV−1細胞(AT
CC CCL−70)、COS−1細胞(ATCC C
RL−1650)、HeLa細胞(ATCC CCL−
2)、MOP−8細胞(ATCC CRL−1709)
及びそれらの変異株を始めとする、ヒト、サル、マウス
及びハムスター由来の上皮系細胞、間質系細胞及び造血
系細胞が挙げられる。斯かる宿主にこの発明のDNAを
導入するには、例えば、公知のDEAE−デキストラン
法、燐酸カルシウム法、エレクトロポレーション法、リ
ポフェクション法、マイクロインジェクション法、さら
には、レトロウイルス、アデノウイルス、ヘルペスウイ
ルス、ワクシニアウイルスなどによるウイルス感染法な
どを用いればよい。形質転換体から当該ポリペプチドを
産生するクローンを選択するには、形質転換体を培養培
地で培養し、当該ポリペプチドの産生が観察されたクロ
ーンを選択すればよい。なお、哺乳類由来の宿主細胞を
用いる組換えDNA技術については、例えば、黒木登志
夫、谷口克、押村光雄編集、『実験医学別冊細胞工学ハ
ンドブック』、1992年、羊土社発行や横田崇、新井
賢一編集、『実験医学別冊バイオマニュアルシリーズ3
遺伝子クローニング実験法』、1993年、羊土社発
行などにも詳述されている。
【0024】斯くして得られる形質転換体は、培養培地
で培養すると、宿主内外に当該ポリペプチドを産生す
る。培養培地としては、形質転換体を培養するための慣
用の培養培地を用いればよく、斯かる培養培地は、通
常、緩衝水を基材とし、これにナトリウムイオン、カリ
ウムイオン、カルシウムイオン、燐イオン、塩素イオン
などの無機イオンと、宿主の代謝能力に応じた微量元
素、炭素源、窒素源、アミノ酸、ビタミンなどを加え、
必要に応じて、さらに血清、ホルモン、細胞成長因子、
細胞接着因子などを含有せしめて構成される。個々の培
養培地としては、例えば、199培地、DMEM培地、
Ham´s F12培地、IMDM培地、MCDB10
4培地、MCDB153培地、MEM培地、RD培地、
RITC80−7培地、RPMI−1630培地、RP
MI−1640培地、WAJC404培地などが挙げら
れる。斯かる培養培地に形質転換体を約1×104乃至
1×107個/ml、望ましくは、約1×105乃至1×
106個/ml接種し、必要に応じて新鮮な培養培地と
取替えながら、温度37℃前後で1日乃至1週間、望ま
しくは、2乃至4日間浮遊培養又は単層培養すると、当
該ポリペプチドを含む培養物が得られる。形質転換体の
種類や培養条件にもよるが、斯くして得られる培養物
は、通常、1l当り当該ポリペプチドを約1μg乃至1
mg含む。
【0025】このようにして得られた培養物は、必要に
応じて、超音波、細胞溶解酵素及び/又は界面活性剤に
より菌体又は細胞を破砕した後、濾過、遠心分離などに
より当該ポリペプチドを菌体若しくは細胞又はそれらの
破砕物から分離し、精製する。精製には菌体若しくは細
胞又はそれらの破砕物を除去した培養物に、例えば、塩
析、透析、濾過、濃縮、分別沈澱、イオン交換クロマト
グラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、吸着クロマ
トグラフィー、等電点クロマトグラフィー、疎水性クロ
マトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、アフィニテ
ィークロマトグラフィー、ゲル電気泳動、等電点電気泳
動などの生理活性蛋白質を精製するための斯界における
慣用の方法が適用され、必要に応じて、これらは適宜組
合せて適用される。そして、最終使用形態に応じて、精
製ポリペプチドを濃縮・凍結乾燥して液状又は固状にす
ればよい。なお、同じ特許出願人による特開平8−19
3098号公報に開示されたIL−18及び特願平8−
356426号明細書に開示されたモノクローナル抗体
は当該ポリペプチドの精製に極めて有用であり、これら
を用いるイムノアフィニティークロマトグラフィーによ
るときには、高純度の当該ポリペプチドが最少の時間と
労力で得られる。
【0026】この発明のポリペプチドは、ヒトを含む哺
乳類において、免疫系を活性化するIL−18を認識・
結合して免疫反応を抑制したり調節する性質を有するの
で、過剰な免疫反応に起因する種々の疾患の治療・予防
に著効を発揮する。免疫系は、本来、有害な異物から生
体を防御するためのものであるが、ときとして、その働
き故に、却って、生体に有害な結果をもたらすことがあ
る。哺乳類に、例えば、皮膚、腎臓、肝臓、心臓、骨髄
などの臓器を移植すると、同種異系抗原に対する拒絶反
応や免疫反応により、T細胞が活性化され、リンパ球が
増殖したり、炎症が生じることがある。症状の程度こそ
違え、同様の現象は、例えば、アレルゲンのように、宿
主が固有のものと見做さない異種異系抗原が侵入した場
合にも観察される。自己免疫疾患においては、本来、固
有のものと見做されるべき成分がアレルギー反応を惹起
する。この発明のポリペプチドは、ヒトを含む哺乳類に
投与すると、斯かる免疫反応を抑制又は調節し、それら
に起因する各種疾患の治療・予防に著効を発揮する。し
たがって、この発明でいう感受性疾患とは免疫反応の亢
進に起因する疾患であって、IL−18Rが直接又は間
接に作用して治療又は予防し得るすべての疾患というこ
とになり、個々の感受性疾患としては、例えば、上記の
ごとき臓器移植に伴う拒絶反応や、悪性貧血、萎縮性胃
炎、インスリン抵抗性糖尿病、ウェジナー肉芽腫症、円
板状エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、寒冷凝集素症、
グッドパスチャー症候群、クローン病、原発性胆汁性肝
硬変症、交感性眼炎、甲状腺機能亢進症、若年性糖尿
病、シェーグレン症候群、自己免疫性肝炎、自己免疫性
溶血性貧血、重症筋無力症、進行性全身性硬化症、全身
性エリテマトーデス、多発性寒冷血色素尿症、多発性筋
炎、多発性結節性動脈炎、多発性硬化症、特発性アジソ
ン病、特発性血小板減少性紫班病、バセドウ病、白血球
減少症、ベーチェット病、早発性更年期、慢性関節リウ
マチ、リウマチ熱、慢性甲状腺炎、ホジキン病、HIV
感染症、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、
花粉症及びハチ毒アレルギーを含む自己免疫疾患及びア
レルギー性疾患が挙げられる。なお、この発明のポリペ
プチドは、IFN−γの過剰産生や過剰投与などに起因
する敗血症ショックの治療や予防にも有効である。
【0027】斯くして、有効成分としてこの発明のポリ
ペプチドを含んでなる感受性疾患剤は、上記のごとき感
受性疾患を治療・予防するための抗自己免疫疾患剤、抗
アレルギー剤、抗炎症剤、免疫抑制剤、増血剤、白血球
増多剤、血小板増多剤、鎮痛剤、解熱剤などとして多種
多様な用途を有することとなる。剤型並びに感受性疾患
の種類及び症状にもよるが、この発明の感受性疾患剤
は、通常、液状、懸濁状、ペースト状又は固形状に調製
され、この発明のポリペプチドを0.00001乃至1
00%(w/w)、望ましくは、0.0001乃至20
%(w/w)含んでなる。
【0028】この発明の感受性疾患剤は、当該ポリペプ
チド単独の形態はもとより、それ以外の生理的に許容さ
れる、例えば、担体、賦形剤、希釈剤、アジュバント、
安定剤、さらには、必要に応じて、他の生理活性物質の
1若しくは複数種類との組成物としての形態をも包含す
る。安定剤としては、例えば、血清アルブミンやゼラチ
ンなどの蛋白質、グルコース、シュークロース、ラクト
ース、マルトース、トレハロース、ソルビトール、マル
チトール、マンニトール、ラクチトールなどの糖質及び
クエン酸塩若しくは燐酸塩を主体とする緩衝剤が、ま
た、併用し得る他の生理活性物質としては、例えば、F
K506、グルココルチコイド、シクロフォスファミ
ド、ナイトロゲンマスタード、トリエチレンチオフォス
ファミド、ブズルファン、フェニラミンマスタード、ク
ロランブシル、アザチオプリン、6−メルカプトプリ
ン、6−チオグアニン、6−アザグアニン、8−アザグ
アニン、フルオロウラシル、シタラビン、メトトレキセ
ート、アミノプテリン、マイトマイシンC、塩酸ダウノ
ルビシン、アクチノマイシンD、クロモマイシンA3、
塩酸ブレオマイシン、塩酸ドキソルビシン、サイクロス
ポリンA、L−アスパラギナーゼ、ビンクリスチン、ビ
ンブラスチン、ヒドロキシウレア、塩酸プロカルバジ
ン、副腎皮質ホルモン、金製剤などの他に、IL−18
以外のサイトカインの受容体アンタゴニスト、例えば、
インターロイキン−1受容体蛋白質、インターロイキン
−2受容体蛋白質、インターロイキン−5受容体蛋白
質、インターロイキン−6受容体蛋白質、インターロイ
キン−8受容体蛋白質及びインターロイキン−12受容
体蛋白質に対するそれぞれの抗体、さらには、TNF−
α受容体、TNF−β受容体、インターロイキン−1受
容体、インターロイキン−5受容体及びインターロイキ
ン−8受容体に対するそれぞれのアンタゴニストなどが
挙げられる。
【0029】さらに、この発明の感受性疾患剤は投薬単
位形態の薬剤をも包含し、その投薬単位形態の薬剤と
は、当該ポリペプチドを、例えば、1回当りの用量又は
その整数倍(4倍まで)若しくはその約数(1/40ま
で)に相当する量を含んでなり、投薬に適する物理的に
一体の剤型にある薬剤を意味する。このような投薬単位
形態の薬剤としては、注射剤、液剤、散剤、顆粒剤、錠
剤、カプセル剤、舌下剤、点眼剤、点鼻剤、坐剤などが
挙げられる。この発明の感受性疾患剤は経口的に投与し
ても非経口的に投与してもよく、いずれの場合にも感受
性疾患の治療・予防に効果を発揮する。感受性疾患の種
類や症状にもよるが、具体的には、患者の症状や投与後
の経過を観察しながら、成人当り約1μg乃至1g/
回、通常、約10μg乃至100mg/回の当該ポリペ
プチドを1乃至4回/日又は1乃至5回/週の用量で1
日乃至1年間に亙って経口投与するか、皮内、皮下、筋
肉内又は静脈内に非経口投与すればよい。
【0030】ところで、この発明のポリペプチドをコー
ドするDNAは、いわゆる、「遺伝子療法」にも有用で
ある。すなわち、通常の遺伝子療法においては、この発
明のDNAを、例えば、レトロウイルス、アデノウイル
ス、アデノ随伴ウイルスなどのウイルス由来のベクター
に挿入するか、カチオニックポリマーや膜融合型リポソ
ームなどのリポソームに包埋し、この状態でIL−18
Rに感受性を有する疾患に罹患した患者に直接注入する
か、あるいは、患者からリンパ球を採取し、生体外で導
入した後、患者に自家移植するのである。また、養子免
疫遺伝子療法においては、効果細胞にこの発明のDNA
を通常の遺伝子療法の場合と同様にして導入すると、例
えば、腫瘍細胞やウイルス感染細胞などの標的細胞に対
する効果細胞の細胞障害性が高まり、養子免疫療法を強
化することができる。さらに、腫瘍ワクチン遺伝子療法
においては、患者から摘出した腫瘍細胞にこの発明のD
NAを通常の遺伝子療法の場合と同様にして導入し、生
体外で一定数に達するまで増殖させた後、患者に自家移
植するのである。移植された腫瘍細胞は患者体内におい
てワクチンとして作用し、強力且つ抗原特異的な抗腫瘍
免疫を発揮する。斯くして、この発明のDNAは、例え
ば、悪性腫瘍、ウイルス性疾患、感染症及び自己免疫疾
患を始めとする各種疾患の遺伝子療法、さらには、臓器
移植やアレルギー性疾患に伴う拒絶反応や過剰な免疫反
応の抑制に著効を発揮することとなる。なお、これらの
遺伝子療法を実施するための一般的手順は、例えば、島
田隆、斉藤泉、小澤敏也編集、『実験医学別冊バイオマ
ニュアルUPシリーズ 遺伝子治療の基礎技術』、19
96年、羊土社発行にも詳述されている。さらに、この
発明のポリペプチドをコードするDNAは、その一部又
は全てをプローブ又はプライマーとして用いるハイブリ
ダイゼーション法やPCR法を諸種の哺乳類に由来する
DNAやRNAに適用することにより、この発明のポリ
ペプチドと構造的に関連する物質をコードするDNA、
例えば、この発明に開示された個々のDNAとは相違す
る起源のIL−18Rとしてのポリペプチドをコードす
るDNA、さらには、IL−18Rに対する作動薬や拮
抗薬などをコードするDNAの検索にも有用である。
【0031】また、この発明のポリペチプチドはIL−
18を認識し、結合する性質があるので、当然のことな
がら、IL−18を精製したり検出するためのアフィニ
ティークロマトグラフィーや標識アッセイにおいても有
用である。また、これに加え、この発明のポリペプチ
ド、とりわけ、この発明の可溶性ポリペプチドは、IL
−18Rに対する作動薬や拮抗薬の、生体内又は生体外
での検索にも有用である。さらに、この発明のポリペプ
チドには、IL−18を認識し、結合して、その生理作
用を中和する性質があるので、当該ポリペプチドを有効
成分とするこの発明の中和剤及び、IL−18に当該ポ
リペプチドを作用させるこの発明の中和方法は、IL−
18の過剰産生やIL−18の過剰投与に起因する種々
の疾患の治療に有用である。
【0032】以下、この発明の実施の形態につき、実施
例を挙げて説明する。なお、以下の実施例1乃至9にお
いて用いられる手法は斯界において慣用のものであり、
例えば、黒木登志夫、谷口克、押村光雄編集、『実験医
学別冊細胞工学ハンドブック』、1992年、羊土社発
行や横田崇、新井賢一編集、『実験医学別冊バイオマニ
ュアルシリーズ3 遺伝子クローニング実験法』、19
93年、羊土社発行などにも詳述されている。
【0033】
【実施例1】〈IL−18Rの調製と特徴付け〉
【0034】
【実施例1−1】〈IL−18Rの調製〉常法により、
生後間もないハムスター新生児の腹腔内にウサギ由来の
抗リンパ球抗体を注射して免疫反応を減弱させた後、背
部皮下にホジキン病患者に由来するリンパ芽球様細胞株
の一種であるL428細胞(FERM BP−577
7)を約5×105 個/匹注射移植し、通常の方法で3
週間飼育した。皮下に生じた腫瘍塊(約10g/匹)を
摘出し、常法により血清無含有のRPMI−1640培
地(pH7.4)により分散させ、洗浄して増殖細胞を
得た。
【0035】この増殖細胞に対して0.83%(w/
v)塩化アンモニウムと170mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.7)との混液(容量比9:1)を細胞湿重量
の10倍量加え、撹拌した後、2,000rpmで10
分間遠心分離して細胞を回収した。次に、細胞を適量の
燐酸緩衝食塩水(以下、「PBS」と言う。)に浮遊さ
せ、撹拌し、2,000rpmで遠心分離して再度回収
し、1mM塩化マグネシウムを含む10mMトリス−塩
酸緩衝液(pH7.2)に細胞密度約1×108個/m
lになるように浮遊させ、キネマティカ製細胞破砕機
『ポリトロン』により破砕し、1mM塩化マグネシウム
及び1Mシュークロースをそれぞれ含む10mMトリス
−塩酸緩衝液(pH7.2)をシュークロースの最終濃
度が0.2Mになるように加えた後、1,000rpm
で遠心分離して上清を採取し、これを25,000rp
mでさらに60分間遠心分離し、沈澱部を採取した。こ
の沈澱に12mM 3−[(3−コラミドプロピル)ジ
メチルアンモニオ]−1−プロパンスルフォネート(以
下、「CHAPS」と言う。)、10mM EDTA及
び1mMフェニルメチルスルフォニルフルオライドをそ
れぞれ適量加え、4℃で16時間撹拌した後、25,0
00rpmで60分間遠心分離し、上清を採取した。
【0036】この上清を12mM CHAPSを含むP
BSにより平衡化しておいたファルマシア製アフィニテ
ィークロマトグラフィー用ゲル『ウィート・ジャーム・
レクチン・セファロース6B』のカラムに負荷し、カラ
ムを12mM CHAPSを含むPBSにより洗浄した
後、溶出液の蛋白質含量を波長280nmの紫外線に対
する吸光度でモニターしながら、0.5M N−アセチ
ル−D−グルコサミン及び12mM CHAPSをそれ
ぞれ含むPBSを通液した。そして、吸光度が0.16
乃至0.20の画分を採取し、合一したところ、蛋白質
含量約1mg/mlの水溶液が原料細胞1012個当り約
25l得られた。
【0037】この水溶液の一部を小分し、常法にしたが
って 125Iで標識したヒトIL−18を4ngずつ加
え、4℃で1時間インキュベートし、担体としてγ−グ
ロブリンと平均分子量6,000ダルトンのメルク製ポ
リエチレングリコール『ポリエチレングリコール600
0』をそれぞれ適量加え、氷冷下で30分間静置して結
合反応させた後、反応物を6,000rpmで5分間遠
心分離し、生じた沈澱を採取し、放射能強度を測定し
た。同時に、 125I標識ヒトIL−18に加えて未標識
のヒトIL−18を3μg用いる系を設け、これを上記
と同様に処置して対照とした。対照と比較したところ、
被検水溶液から生じた沈澱の放射能強度は有意に高かっ
た。このことは、上記で得た水溶液が正にIL−18R
を含有するものであり、IL−18に作用させると、こ
のIL−18RがIL−18を認識し、結合したことを
示している。
【0038】
【実施例1−2】〈モノクローナル抗体に対する結合
性〉L428細胞(FERM BP−5777)を0.
1%(w/v)アジ化ナトリウムを含み、0.1%(v
/v)ウシ血清アルブミンを補足したRPMI−164
0培地(pH7.4)に細胞密度4×107 個/mlに
なるように浮遊させる一方、同じ特許出願人による特願
平8−356426号明細書に記載された方法により得
た、ヒトIL−18Rに特異的なモノクローナル抗体M
Ab#117−10Cを濃度0.019μg/ml、
0.209μg/ml、2.3μg/ml、25.3μ
g/ml又は139.5μg/mlになるように0.1
%(v/v)ウシ血清アルブミンを補足した別のRPM
I−1640培地(pH7.4)に溶解した。
【0039】次に、上記で調製した細胞浮遊液を50μ
lずつとり、これに濃度の相違する上記モノクローナル
抗体溶液のいずれかを50μlずつ加え、4℃で2時間
振盪した後、常法にしたがって 125Iにより標識したヒ
トIL−18を4ng含み、0.1%(v/v)ウシ血
清アルブミンを補足したRPMI−1640培地(pH
7.5)を50μlずつ加え、同じ温度でさらに30分
間振盪した。その後、各細胞浮遊液にジブチルフタレー
ト/ジオクチルフタレート混液(容量比1:1)を20
0μlずつ加え、20℃、10,000rpmで5分間
遠心分離した後、細胞を含む沈澱部を採取し、アロカ製
ガンマカウンター『ARC−300型』を用いて放射能
強度を測定した。
【0040】同時に、モノクローナル抗体を省略する一
方、 125I標識ヒトIL−18を4ngとともに未標識
ヒトIL−18を4μg加える系(非特異的結合区)と
未標識ヒトIL−18を加えない系(総結合区)をそれ
ぞれ設け、これらを試験区と同様に処置した。そして、
「総結合区」及び「非特異的結合区」において観察され
た放射能強度と、試験区において観察された放射能強度
をそれぞれ数1に示す式に代入し、阻害率(%)を計算
した。結果を図1に示す。
【0041】
【数1】
【0042】さらに、実施例1−1の方法により得たI
L−18Rを含む水溶液を50μlずつとり、これを上
記と同様の濃度に調製したモノクローナル抗体MAb#
117−10Cを50μl加え、4℃で2時間振盪した
後、 125I標識ヒトIL−18を4ngずつ加え、同じ
温度でさらに30分間振盪した。その後、4mg/ml
γ−グロブリンを50μl加え、氷冷下で30分間静
置した後、20%(w/v)ポリエチレングリコールを
含むPBSを250μl加え、氷冷下でさらに30分間
静置し、4℃、6,000rpmで5分間遠心分離し、
沈澱部を採取し、その放射能強度を上記と同様にして測
定した。
【0043】同時に、モノクローナル抗体を省略する一
方、 125I標識ヒトIL−18を4ngとともに未標識
ヒトIL−18を4μg加える系(非特異的結合区)と
未標識ヒトIL−18を加えない系(総結合区)をそれ
ぞれ設け、これらを試験区と同様に処置した。そして、
「総結合区」及び「非特異的結合区」において観察され
た放射能強度と、試験区において観察された放射能強度
をそれぞれ数1に示す式に代入し、阻害率(%)を計算
した。結果を図1に併記する。
【0044】図1に見られるように、L428細胞を用
いる場合も、溶液状のIL−18Rを用いる場合も、モ
ノクローナル抗体MAb#117−10Cの濃度が上昇
するにしたがって、IL−18のL428細胞及びIL
−18Rへの結合がより強く阻害された。このことは、
モノクローナル抗体MAb#117−10Cが溶液中の
IL−18R及びL428細胞の表面に存在すると考え
られるIL−18RにIL−18と競合して結合したこ
とを示すと同時に、実施例1−1の方法により得た水溶
液がIL−18を認識する性質ある蛋白質、すなわちI
L−18Rを含有し、そして、モノクローナル抗体MA
b#117−10CがそのIL−18Rに特異的に反応
するモノクローナル抗体であることを示している。
【0045】
【実施例1−3】〈ウェスタン・ブロッティング分析〉
実施例1−1の方法により得たIL−18R水溶液の一
部をとり、これに2.5%(w/v)ドデシル硫酸ナト
リウム及び50%(v/v)グリセリンからなる混液を
2/3容量加え、37℃で1時間インキュベートした
後、常法にしたがって、還元剤非存在下においてゲル濃
度10乃至20%のグラジエントSDS−PAGEを適
用して蛋白質成分を分離した。常法によりゲルをニトロ
セルロース膜上に移取り、適量の大日本製薬製固定化剤
『ブロックエース』に1時間浸漬し、さらに、同じ特許
出願人による特願平8−356426号明細書に開示さ
れた方法により得たモノクローナル抗体MAb#117
−10C、ブロックエース及びツイーン20をそれぞれ
10μg/ml、10%(v/v)及び0.05%(v
/v)の濃度で含む50mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.5)に1時間浸漬した後、0.05%(v/v)ツ
イーン20を含む50mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.5)で洗浄して過剰の抗体を除いた。ニトロセルロ
ース膜を西洋ワサビパーオキシダーゼで標識したウサギ
由来の抗マウスイムノグロブリン抗体の適量と10%
(v/v)ブロックエース及び0.05%(v/v)ツ
イーン20をそれぞれ含むトリス−塩酸緩衝液(pH
7.5)に1時間浸漬して反応させ、0.05%(v/
v)ツイーン20を含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.5)により洗浄した後、アマシャム製染色キ
ット『ECL kit』を用いて発色させた。
【0046】同時に、モノクローナル抗体MAb#11
7−10Cを省略した系を設け、上記と同様に処置して
対照とした。なお、分子量マーカーには、ウシ血清アル
ブミン(67,000ダルトン)、オボアルブミン(4
5,000ダルトン)、カルボニックアンヒドロラーゼ
(30,000ダルトン)、トリプシンインヒビター
(20,100ダルトン)及びα−ラクトアルブミン
(14,400ダルトン)を用いた。結果を図2に示
す。
【0047】図2のゲル電気泳動像において、モノクロ
ーナル抗体無添加のレーン3には見られないバンドが、
モノクローナル抗体添加のレーン2には観察されるが、
このバンドはIL−18Rに相当するバンドである。
【0048】
【実施例1−4】〈IL−18に対する活性阻害〉ヒト
急性骨髄性白血病患者に由来する株化細胞の一種である
KG−1細胞(ATCC CCL−246)を100μ
g/mlカナマイシンと18.8mM燐酸水素二ナトリ
ウムをそれぞれ含み、10%(v/v)ウシ胎児血清を
補足したRPMI−1640培地(pH7.2)に細胞
密度1×107 個/mlになるように浮遊させ、同じ特
許出願人による特願平8−356426号明細書に開示
された方法により得たモノクローナル抗体MAb#11
7−10Cを濃度10μg/mlになるように加えた
後、37℃で30分間インキュベートした。
【0049】次に、96ウェルマイクロプレートに上記
KG−1細胞浮遊液を50μl/ウェルずつ分注し、そ
れに、ヒトIL−18を上記と同一の新鮮な培地に濃度
0ng/ml、1.56ng/ml、3.12ng/m
l、6.25ng/ml、12.5ng/ml、25n
g/ml又は50ng/mlになるように溶解したもの
を50μl/ウェルずつ加え、さらに、上記と同一の新
鮮な培地に濃度5μg/mlになるように溶解したリポ
多糖を50μl/ウェルずつ加え、37℃で24時間イ
ンキュベートした後、培養上清を採取し、そのIFN−
γ含量を通常の酵素免疫アッセイにより調べた。並行し
て、各々のヒトIL−18濃度につき、モノクローナル
抗体MAb#117−10Cを省略した系をそれぞれ設
け、これらを上記と同様に処置して対照とした。結果を
図3に示す。なお、図3に示すIFN−γ含量は、米国
国立衛生研究所(NIH)から入手したIFN−γ標準
品(Gg23−901−530)に基づき国際単位(I
U)に換算して表示している。
【0050】図3に示す結果は、モノクローナル抗体M
Ab#117−10Cが共存すると、免疫担当細胞とし
てのKG−1細胞におけるIL−18によるIFN−γ
産生の誘導が阻害されることを示している。このこと
は、モノクローナル抗体MAb#117−10CがIL
−18と競合してKG−1細胞の表面に存在するIL−
18Rを封鎖し、結果として、IL−18によるKG−
1細胞への情報伝達を妨げたことを示している。
【0051】
【実施例1−5】〈IL−18Rの精製〉同じ特許出願
人による特願平8−356426号明細書に記載された
方法により得たモノクローナル抗体MAb#117−1
0C 78mgを適量の蒸留水に溶解し、溶液を0.5
M塩化ナトリウムを含む硼酸緩衝液(pH8.5)に対
して4℃で16時間透析した。その後、常法にしたがっ
て、透析内液にファルマシア製臭化シアン活性化ゲル
『CNBr−アクティベーテッド・セファロース4B』
を適量加え、穏やかに撹拌しながら4℃で18時間反応
させてゲルにモノクローナル抗体MAb#117−10
Cを固定化した。
【0052】次に、プラスチック製円筒管に上記のゲル
をカラム状に充填し、2mM CHAPSを含むPBS
により平衡化した後、実施例1−1の方法により得たI
L−18Rを含む水溶液を負荷し、12mM CHAP
Sを含むPBSを通液して非吸着成分を除いた。その
後、カラムに2mM CHAPS含む35mMエチルア
ミン(pH10.8)を通液しつつ、溶出液を8mlず
つ採取し、それぞれの画分におけるIL−18Rの有無
を実施例1−1の 125I標識ヒトIL−18を用いる方
法により判定した。このとき得られたクロマトグラムを
図4に示す。
【0053】図4に見られるように、実施例1−1のI
L−18Rを含む水溶液のようなIL−18Rと夾雑物
質を含む混合物にモノクローナル抗体MAb#117−
10Cを用いるイムノアフィニティークロマトグラフィ
ーを適用すると、IL−18Rがシャープな単一ピーク
となって溶出した。この単一ピークに相当する画分を採
取し、合一し、凍結乾燥したところ、精製IL−18R
の固状物が得られた。
【0054】その後、このようにして精製したIL−1
8Rの一部をとり、PBS中、100℃で5分間インキ
ュベートした後、実施例1−2の方法により残存活性を
測定したところ、IL−18に対する結合性が全く観察
されず、加熱により失活したことが判明した。このこと
は、この受容体の本質が蛋白質であることを裏付けてい
る。
【0055】さらに、上記のようにして得た精製IL−
18Rを適量のPBSに溶解し、室温下、PBSに対し
て一晩透析し、実施例1−1の方法により 125I標識ヒ
トIL−18の適量とピアース製架橋試薬『BS3』を
1mMそれぞれ加えた後、0℃で2時間静置してIL−
18Rと 125I標識ヒトIL−18との複合体を形成さ
せた。反応物にトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)を濃
度50mMになるように加え、0℃でさらに1時間静置
して反応を停止させ、常法にしたがって、反応物に分子
量マーカーとともに還元剤としてジチオトレイトールを
用いるSDS−PAGEを適用して蛋白質成分を分離し
た後、オートラジオグラム分析した。
【0056】得られたオートラジオグラムにおける分子
量マーカーの易動度に基づき計算したところ、このIL
−18Rと 125I標識ヒトIL−18との複合体の分子
量は、見掛け上、約50,000乃至200,000ダ
ルトンであることが判明した。ヒトIL−18の分子量
は約20,000ダルトンであるから、IL−18Rに
ヒトIL−18が1分子結合したと仮定すると、IL−
18Rの分子量は約30,000乃至180,000ダ
ルトンということになる。
【0057】
【実施例1−6】〈IL−18Rのペプチド・マッピン
グ〉実施例1−5の方法により得た精製IL−18R
を、還元剤としての2%(w/v)ジチオトレイトール
を含むゲル濃度7.5%(w/v)のSDS−PAGE
によりゲル電気泳動し、ゲルを0.1%(w/v)クー
マシーブリリアントブルーを含む40%(v/v)水性
メタノールと1%(v/v)酢酸水溶液の混液に5分間
浸漬して染色し、40%(v/v)水性メタノールと1
%(v/v)酢酸水溶液の混液にさらに2時間浸漬して
脱色した後、ゲルにおける分子量約80,000乃至1
10,000ダルトンに相当する染色部分を切出し、
0.2M炭酸アンモニウムを含む50%(v/v)水性
アセトニトリルを加え、室温下で繰返し振盪した。次い
で、ゲルを真空乾燥し、0.2M炭酸アンモニウム(p
H8.0)を加え、5分間静置してゲルを膨潤させ、プ
ロメガ製トリプシン製剤『シーケンシング・グレード・
モディファイッド・トリプシン』を0.1μg/μl含
む1mM塩酸と0.2M炭酸アンモニウム(pH8.
9)をそれぞれ適量加え、37℃で一晩反応させた。1
0%(v/v)トリフルオロ酢酸水溶液により反応を停
止させた後、反応物に0.1%(v/v)トリフルオロ
酢酸水溶液と60%(v/v)水性アセトニトリルの混
液を加え、室温下で振盪した後、上清を採取し、真空乾
燥し、遠心濾過してペプチド断片を含む濃縮物を得た。
【0058】この濃縮物を予め0.065%(v/v)
トリフルオロ酢酸水溶液により平衡化しておいたファル
マシア製高速液体クロマトグラフィー用カラム『μRP
CC2/C18 SC2.1/10』に負荷し、通液開
始から160分間でアセトニトリル濃度が0%(v/
v)から80%(v/v)まで直線的に上昇するアセト
ニトリルの濃度勾配下、80%(v/v)水性アセトニ
トリルを含む0.055%(v/v)トリフルオロ酢酸
水溶液を100μl/分の流速で通液した。波長214
nmにおける溶出液の吸光度をモニターしながら溶出液
を分画し、溶出開始から約45分後、約50分後、約5
5分後、約58分後、約62分後、約72分後、約75
分後及び約77分後に溶出したペプチド断片をそれぞれ
別々に採取した。常法にしたがって、これらのペプチド
断片(以下、溶出時間の早い順に「ペプチド断片1」、
「ペプチド断片2」、「ペプチド断片3」、「ペプチド
断片4」、「ペプチド断片5」、「ペプチド断片6」、
「ペプチド断片7」及び「ペプチド断片8」と言う。)
のアミノ酸配列をパーキン・エルマー製プロテイン・シ
ーケンサー『473A型』により調べたところ、ペプチ
ド断片1乃至8は、それぞれ、配列表における配列番号
12乃至19に示すアミノ酸配列を有することが判明し
た。このとき得られたペプチド・マップを図5に示す。
【0059】
【実施例2】〈DNAの調製〉
【0060】
【実施例2−1】〈全RNAの調製〉常法にしたがっ
て、L428細胞(FERM BP−5777)を10
%(v/v)ウシ胎児血清を補足したRPMI−164
0培地(pH7.2)に浮遊させ、培養規模を拡大しな
がら、37℃で増殖させた。所期の細胞密度に達した時
点で増殖細胞を採取し、これを6Mグアニジンイソチオ
シアナート及び0.5%(w/v)ザルコシルをそれぞ
れ含む10mMクエン酸ナトリウム水溶液(pH7.
0)に浮遊させ、ホモジナイザーで破砕した。
【0061】次に、35ml容遠心管に5.7M塩化セ
シウムを含む0.1M EDTA(pH7.5)を注入
し、その上部に上記で得られた細胞破砕物を重層し、こ
の状態のまま、20℃、25,000rpmで20時間
超遠心分離し、RNA画分を採取した。このRNA画分
を15ml容遠心管にとり、クロロホルム/1−ブタノ
ール混液(容量比4:1)を等容量加え、5分間振盪
し、4℃、10,000rpmで10分間遠心分離した
後、水層部を採取し、これにエタノールを2.5倍容加
え、−20℃で2時間静置して全RNAを沈澱させた。
この沈澱を採取し、75%(v/v)水性エタノールで
洗浄した後、滅菌蒸留水0.5mlに溶解してL428
細胞由来の全RNAを含む水溶液を得た。
【0062】
【実施例2−2】〈mRNAの調製〉実施例2−1の方
法により得た全RNAを含む水溶液に1mM EDTA
及び0.1%(w/v)ザルコシルをそれぞれ含む10
mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)を0.5ml加
え、全量を1mlとした。この混液に日本ロシュ製オリ
ゴ(dT)30ラテックス『オリゴテックスdT30ス
ーパー』を1ml加え、65℃で5分間反応させた後、
氷浴中で急冷した。次いで、反応物に5M塩化ナトリウ
ムを0.2ml加え、37℃で10分間インキュベート
した後、25℃、10,000rpmで10分間遠心分
離し、生成したペレット状の沈澱を採取し、これを滅菌
蒸留水0.5mlに懸濁し、65℃で5分間インキュベ
ートしてラテックスからmRNAを溶離させた。得られ
た水溶液に適量のエタノールを加え、生成した沈澱を採
取し、凍結乾燥して、mRNAの固状物を得た。
【0063】
【実施例2−3】〈ポリペプチドをコードするDNA断
片の調製〉0.5ml容反応管に25mM塩化マグネシ
ウムを4μl、500mM塩化カリウムを含む100m
Mトリス−塩酸緩衝液(pH8.3)を2μl、25m
MdNTPミックスを1μl、40単位/μlのリボヌ
クレアーゼインヒビターを0.5μl、そして、200
単位/μlの逆転写酵素を1μlそれぞれ加えた後、5
0μMランダムヘキサヌクレオチドの適量と実施例2−
2の方法により得たmRNAを10ng加え、滅菌蒸留
水で全量を20μlとした。得られた混合物を42℃で
20分間インキュベートし、さらに99℃で5分間イン
キュベートすることにより反応を終結させて第一ストラ
ンドcDNAを含む反応物を得た。
【0064】この反応物を20μlとり、これに2.5
単位/μlのストラタジーン製DNAポリメラーゼ『ク
ローンドPfuポリメラーゼ』1μl、ストラタジーン
製専用緩衝液10μl及び25mM dNTPミックス
1μlをそれぞれ加え、さらに、ピー・パーネットらが
『ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリ
ー』、第271巻、3,967乃至3,970頁(19
96年)に報告しているアミノ酸配列に基づいて調製し
た5´−TCAGTCGACGCCACCATGAAT
TGTAGAGAA−3´及び5´−GAAGCGGC
CGCATCATTAAGACTCGGAAAGAAC
−3´で表される塩基配列のオリゴヌクレオチド0.1
μgをそれぞれセンスプライマー及びアンチセンスプラ
イマーとして加え、滅菌蒸留水で全量を100μlとし
た。この混合物を95℃で1分間、42℃で2分間、7
2℃で3分間この順序でインキュベートするサイクルを
3回繰返した後、さらに、95℃で1分間、60℃で2
分間、72℃で3分間この順序でインキュベートするサ
イクルを35回繰返してPCR反応させた。
【0065】得られたPCR産物を50ngとり、これ
にストラタジーン製プラスミドベクター『pCR−Sc
ript Cam SK(+)』を1ng加え、さら
に、宝酒造製DNAライゲーションキット『DNAライ
ゲーション・キット・バージョン2』を用い、16℃で
2時間反応させてプラスミドベクター内にこのPCR産
物であるDNA断片を挿入した。反応物の一部をとり、
常法にしたがってストラタジーン製大腸菌株『XL1−
Blue MRF´Kan』を形質転換した。
【0066】
【実施例3】〈組換えDNAの調製〉実施例2−3の方
法により得た形質転換体をクロラムフェニコールを30
μg/ml含むLB培地(pH7.5)に接種し、37
℃で18時間培養した後、培養物から菌体を採取し、こ
れを常法にしたがって処理してプラスミドDNAを得
た。ジデオキシ法により、このプラスミドDNAが配列
表における配列番号7に示す塩基配列を含有しているこ
とを確認した後、制限酵素NotI及びSalIをそれ
ぞれ作用させ、得られたDNA断片100ngに、制限
酵素NotI及びXhoIにより予め同様に切断してお
いたマルチクローニングサイト改変インビトロジェン製
プラスミドベクター『pcDNAI/Amp』を10n
g加え、宝酒造製ライゲーション・キット『ライゲーシ
ョン・キット・バージョン2』を用い、16℃で2時間
反応させた。反応物の一部をとり、これを常法にしたが
って『XL1−Blue MRF´Kan』に導入して
この発明の組換えDNA『pcDNA/HuIL−18
R』を含む形質転換体『cDNA/HuIL−18R』
を得た。常法にしたがって分析したところ、組換えDN
A『pcDNA/HuIL−18R』においては、この
発明のポリペプチドをコードする、配列表における配列
番号1に示す塩基配列を含有するcDNAである『IL
−18R cDNA』が、図6に示すように、サイトメ
ガロウイルス・プロモーターPcmvの下流に連結され
ていた。
【0067】
【実施例4】〈形質転換体の調製〉実施例3の方法によ
り得た形質転換体『cDNA/HuIL−18R』をア
ンピシリンを100μg/ml含むLB培地(pH7.
5)に接種し、37℃で18時間培養した後、培養物か
ら菌体を採取し、これを常法にしたがって処理してプラ
スミドDNAを採取した。別途、アフリカミドリザルの
腎臓に由来する線維芽細胞株の一種であるCOS−1細
胞(ATCC CRL−1650)を常法にしたがって
増殖させ、これに上記で得られたプラスミドDNAを2
0μgとり、これを通常一般のエレクトロポレーション
法により1×107 個のCOS−1細胞に導入して、こ
の発明のDNAを含む形質転換体を得た。
【0068】
【実施例5】〈ポリペプチドの製造〉平底培養瓶に10
%(v/v)ウシ胎児血清を補足したDMEM培地(p
H7.2)をとり、これに実施例4の方法により得た形
質転換体を1×105 個/mlの割合で接種し、5%C
2 インキュベーター中、37℃で3日間培養した。培
養物から培養液を除去した後、培養瓶内に5mM ED
TA及び0.02%(w/v)アジ化ナトリウムをそれ
ぞれ含むPBSを注入して増殖細胞を脱着させた。
【0069】この増殖細胞をPBSで洗浄した後、20
mM HEPES、10mM塩化カリウム、1.5mM
塩化マグネシウム、0.1mM EDTAを含む緩衝液
(pH7.4)(以下、「ハイポトニックバッファー」
と言う。)で再度洗浄し、細胞密度を2×107 個/m
lとなるようにハイポトニックバッファーに懸濁した。
この細胞懸濁液を氷上でダウンス型ホモジナイザーによ
りホモジナイズし、15,000rpmで5分間遠心分
離して細胞核及び非破砕細胞を除去した後、2mM C
HAPSを含むPBSに対して一夜透析した。
【0070】この透析物を実施例1−5に示した方法で
作製したモノクローナル抗体MAb#117−10Cを
固定化したカラムに負荷し、12mM CHAPSを含
むPBSを通液して非吸着成分を除いた。その後、カラ
ムに2mM CHAPSを含む35mMエチルアミン
(pH10.8)を通液し、溶出液を分画採取した。そ
して、それぞれの画分におけるヒト由来のポリペプチド
の有無を実施例1−1に示した 125I標識ヒトIL−1
8を用いる方法により判定し、選別し、合一したとこ
ろ、配列表における配列番号20に示すアミノ酸配列の
ポリペプチドを含む水溶液が原料細胞108 個当り約2
ml得られた。なお、この水溶液の蛋白質含量は約10
μg/mlであった。
【0071】斯くして得られたこの発明のポリペプチド
に実施例1で述べた方法を適用し、その理化学的性質を
調べた。その結果、本実施例で得られたポリペプチド
は、部分アミノ酸配列として、配列表における配列番号
12乃至19に示すアミノ酸配列をそれぞれ有するとと
もに、L428細胞由来のIL−18Rと同様の生理活
性を示した。
【0072】
【実施例6】〈ヒト由来の可溶性ポリペプチド〉
【0073】
【実施例6−1】〈組換えDNAの調製〉0.5ml容
反応管に実施例3の方法により得た組換えDNA『pc
DNA/HuIL−18R』1ng、10×PCR緩衝
液10μl及び25mM dNTPミックス1μlをそ
れぞれとり、2.5単位/μl Pfu DNAポリメ
ラーゼを1μl加えた後、センスプライマー及びアンチ
センスプライマーとして5´−TCAGTCGACGC
CACCATGAATTGTAGAGAATTA−3´
及び5´−GAAGCGGCCGCATCATTATC
TTGTGAAGACGTG−3´で表される塩基配列
のポリヌクレオチドをそれぞれ適量加え、滅菌蒸留水で
100μlとした。次いで、混合物を、常法にしたがっ
て、94℃で1分間、42℃で2分間、72℃で3分間
この順序でインキュベートするサイクルを3回繰返した
後、さらに、94℃で1分間、60℃で2分間、72℃
で3分間この順序でインキュベートするサイクルを35
回繰返してPCR反応させた。
【0074】得られたPCR産物を50ngとり、これ
に宝酒造製プラスミドベクター『pCR−Script
SK(+)』を1ng加え、さらに、宝酒造製DNA
ライゲーションキット『DNAライゲーション・キット
・バージョン2』を用い、16℃で2時間反応させてプ
ラスミドベクター内にPCR産物であるDNA断片を挿
入した。反応物の一部をとり、常法にしたがってストラ
タジーン製大腸菌『XL1−Blue MRF´Ka
n』を形質転換した。
【0075】上記で得られた形質転換体をアンピシリン
を100μg/ml含むLB培地(pH7.5)に接種
し、37℃で18時間培養した後、培養物から菌体を採
し、これを常法にしたがって処理してプラスミドDNA
を得た。ジデオキシ法により、このプラスミドDNAが
配列表における配列番号10に示す塩基配列を含有して
いることを確認した後、制限酵素NotI及びSalI
をそれぞれ作用させ、得られたDNA断片100ng
に、予め制限酵素NotI及びXhoIにより切断して
おいた、エス・ミズシマら『ニュークレイック・アシッ
ド・リサーチ』、第18巻、第17号、5,332頁
(1990年)に記載された方法に準じて調製したプラ
スミドベクター『pEF−BOS』を10ng加え、宝
酒造製ライゲーションキット『ライゲーション・キット
・バージョン2』を用い、16℃で2時間反応させた。
反応物の一部をとり、これを常法にしたがって『XL1
−Blue MRF´Kan』に導入して、この発明の
組換えDNA『pEFHIL18R−14』を含む形質
転換体『EFHIL18R−14』を得た。常法にした
がって分析したところ、この組換えDNA『pEFHI
L18R−14』においては、この発明のポリペプチド
をコードする、配列表における配列番号6に示す塩基配
列を含有するcDNAである『EFHIL18R−14
cDNA』が、図7に示すように、延長因子1プロモ
ーター『EF1αP』の下流に連結されていた。
【0076】
【実施例6−2】〈形質転換体の調製〉実施例6−1の
方法により得た形質転換体『EFHIL18R−14』
をアンピシリンを100μg/ml含むLB培地(pH
7.5)に接種し、37℃で18時間培養した後、培養
物から菌体を採取し、これを常法にしたがって処理して
プラスミドDNAを採取した。別途、アフリカミドリザ
ルの腎臓に由来する線維芽細胞株の一種であるCOS−
1細胞(ATCC CRL−1650)を常法にしたが
って増殖させ、これに上記で得られたプラスミドDNA
を20μgとり、これを通常一般のエレクトロポレーシ
ョン法により1×107 個のCOS−1細胞に導入し
て、この発明のDNAを含む形質転換体を得た。
【0077】
【実施例6−3】〈可溶性ポリペプチドの製造〉平底培
養瓶に味の素製無血清培地『ASF104』をとり、こ
れに実施例6−2の方法により得た形質転換体を1×1
05 個/mlの割合で接種し、常法にしたがって5%C
2 インキュベーター中、37℃で3日間培養した。培
養物から培養上清を採取し、実施例1−5の方法により
得たモノクローナル抗体MAb#117−10Cを固定
化したカラムに負荷し、12mM CHAPSを含むP
BSを通液して非吸着画分を除いた。その後、カラムに
2mM CHAPSを含む35mMエチルアミン(pH
10.8)を通液し、溶出液を分画採取した。そして、
それぞれの画分におけるヒト由来の可溶性ポリペプチド
の有無を実施例1−1に示した 125I標識ヒトIL−1
8を用いる方法により判定し、選別し、合一したとこ
ろ、配列表における配列番号22に示すアミノ酸配列の
ポリペプチドを含む水溶液が原料細胞108 個当り約2
ml得られた。なお、この水溶液の蛋白質含量は約10
μg/mlであった。
【0078】斯くして得られたこの発明の可溶性ポリペ
プチドに実施例1で述べた方法を適用し、その理化学的
性質を調べた。その結果、本実施例で得られた可溶性ポ
リペプドは、部分アミノ酸配列として、配列表における
配列番号12乃至17及び配列番号19に示すアミノ酸
配列をそれぞれ含有するとともに、L428細胞由来の
IL−18Rと同様の生理活性を示した。
【0079】
【実施例7】〈ヒト由来の可溶性ポリペプチド〉0.5
ml容反応管に実施例6−1の方法により得た組換えD
NA『pEFHIL18R−14』1ng、10×PC
R緩衝液10μl及び25mM dNTPミックス1μ
lをそれぞれとり、2.5単位/μl Pfu DNA
ポリメラーゼを1μl加え、さらに、センスプライマー
及びアンチセンスプライマーとして、それぞれ、5´−
TCAGTCGACGCCACCATGAATTGTA
GAG−3´及び5´−GAAGCGGCCGCTCA
TTAGTGATGGTGATGGTGATGTGCA
ACATGGTTAAGCTT−3´で表される塩基配
列のオリゴヌクレオチドをそれぞれ適量加えた後、滅菌
蒸留水で全量を100μlとした。この混合物を94℃
で1分間、42℃で2分間、72℃で3分間この順序で
インキュベートするサイクルを3回繰返した後、さら
に、94℃で1分間、60℃で1分間、72℃で1分間
この順序でインキュベートするサイクルを35回繰返し
てPCR反応させて、配列表における配列番号5に示す
塩基配列、その塩基配列の5´末端に連結された制限酵
素SalIによる切断部位とコザック配列、そして、3
´末端に連結された制限酵素NotIにより切断部位と
(His)6 タグをコードする塩基配列からなるDNA
断片を得た。このDNA断片を実施例6−1におけると
同様にしてストラタジーン製大腸菌株『XL1−Blu
e MRF´Kan』に導入し、この発明の組換えDN
A『pEFHIL18RD1−2−H』を含む形質転換
体を得た。常法にしたがって分析したところ、この組換
えDNAにおいては、この発明のポリペプチドをコード
する、配列表における配列番号5に示す塩基配列を含有
するcDNAである『HIL18RD1−2−H』が、
図8に示すように、延長因子プロモーター『EF1α
P』の下流に連結されていた。
【0080】斯くして得られた形質転換体を用い、実施
例6−2におけると同様にして組換えDNA『pEFH
IL18RD1−2−H』をCOS−1細胞に導入した
後、そのCOS−1細胞を実施例6−3におけると同様
に培養した。培養物から培養上清を採取し、膜濾過によ
り濃縮した後、キアジェン製アフィニティークロマトグ
ラフィー用ゲル『Ni−NTA Spin Kit』の
カラムに負荷し、カラムに20mMイミダゾールを含む
PBSを通液して非吸着画分を除いた。その後、カラム
に250mMイミダゾールを含むPBSを通液し、溶出
液を分画採取する一方、それぞれの画分におけるヒト由
来の可溶性ポリペプチドの有無を実施例1−1に示した
125I標識ヒトIL−18を用いる方法により判定し、
選別し、合一したところ、配列表における配列番号23
に示すアミノ酸配列のポリペプチドを含む水溶液が原料
細胞108 個当り約2ml得られた。なお、この水溶液
の蛋白質含量は約10μg/mlであった。
【0081】斯くして得られたこの発明の可溶性ポリペ
プチドに実施例1で述べた方法を適用し、その理化学的
性質を調べた。その結果、本実施例で得られた可溶性ポ
リペプチドは、部分アミノ酸配列として、配列表におけ
る配列番号14乃至16及び19に示すアミノ酸配列の
それぞれの一部又は全てを含有するとともに、L428
細胞由来のIL−18Rと同様の生理活性を示した。
【0082】
【実施例8】〈ヒト由来の可溶性ポリペプチド〉センス
プライマー及びアンチセンスプライマーとして、それぞ
れ、5´−TCAGTCGACGCCACCATGAA
TTGTAGAG−3´及び5´−GAAGCGGCC
GCTCATTAGTGATGGTGATGGTGAT
GTCTTTCAGTGAAACAGCT−3´で表さ
れる塩基配列のオリゴヌクレチオドを用いた以外は実施
例7と同様にして、この発明の組換えDNA『pEFH
IL18RD1−H』を含む形質転換体を得た。常法に
したがって分析したところ、この組換えDNAにおいて
は、この発明のポリペプチドをコードする、配列表にお
ける配列番号3に示す塩基配列を含有するcDNAであ
る『HIL18RD1−H』が、図9に示すように、延
長因子プロモーター『EF1αP』の下流に連結されて
いた。その後、実施例7におけると同様にして、この組
換えDNAをCOS−1細胞に導入し、発現させたとこ
ろ、配列表における配列番号24に示すアミノ酸配列の
ポリペプチドを含む水溶液が原料細胞108 個当り約2
ml得られた。なお、この水溶液の蛋白質含量は約10
μg/mlであった。
【0083】斯くして得られたこの発明の可溶性ポリペ
プチドに実施例1で述べた方法を適用し、その理化学的
性質を調べた。その結果、本実施例で得られた可溶性ポ
リペプチドは、部分アミノ酸配列として、配列表におけ
る配列番号14及び15に示すアミノ酸配列をそれぞれ
含有するとともに、L428細胞由来のIL−18Rと
同様の生理活性を示した。
【0084】
【実施例9】〈マウス由来の可溶性ポリペプチド〉
【0085】
【実施例9−1】〈組換えDNAの調製〉L428細胞
由来のmRNAに代えて、マウス肝細胞から常法にした
がって調製したmRNAを用いた以外は、実施例2−3
と同様に反応させて第一ストランドcDNAを含む反応
物を得た。さらに、ピー・パーネットらが『ザ・ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー』、第27
1巻、3,967乃至3,970頁(1996年)に報
告しているアミノ酸配列及び配列表における配列番号1
に示す塩基配列に基づいて調製した5´−TCAGTC
GACGCCACCATGCATCATGAAGAA−
3´及び5´−GAAGCGGCCGCATCATTA
GTGATGGTGATGGTGATGTGTAAAG
ACATGGCC−3´で表される塩基配列のオリゴヌ
クレオチドをそれぞれセンスプライマー及びアンチセン
スプライマーとして用い、上記で得た反応物を実施例2
−3と同様にPCR反応させて、配列表における配列番
号11に示す塩基配列と、その塩基配列の5´末端に連
結された制限酵素SalIによる切断部位と、配列番号
11に示す塩基配列の3´末端に連結された制限酵素N
otIによる切断部位及び(His)6 タグをコードす
る塩基配列とを含んでなるDNA断片を得た。
【0086】その後、実施例6−1に示す方法により、
このDNA断片を大腸菌『XL1−Blue MRF´
Kan』に導入して形質転換し、形質転換体からプラス
ミドDNAを採取し、それが配列表における配列番号1
1に示す塩基配列を含んでなることを確認した後、プラ
スミドベクター『pEF−BOS』を用いて大腸菌『X
L1−Blue MRF´Kan』に導入し、この発明
の組換えDNA『pEFMIL−18RSHT』を含む
形質転換体『EFMIL18RSHT』を得た。常法に
したがって分析したところ、この組換えDNA『pEF
MIL18RSHT』においては、この発明のポリペプ
チドをコードする、配列表における配列番号4に示す塩
基配列を含有するcDNAである『EFMIL18RS
HT cDNA』が、図10に示すように、延長因子1
プロモーター『EF1αP』の下流に連結されていた。
【0087】
【実施例9−2】〈形質転換体と可溶性ポリペプチドの
調製〉実施例6−2で述べた方法により、実施例9−1
の方法により得た形質転換体『EFMIL18RSH
T』からプラスミドDNAを採取し、これをCOS−1
細胞に導入して、マウス由来の可溶性ポリペプチドをコ
ードするDNAを含む形質転換体を得た。
【0088】平底培養瓶に味の素製無血清培地『ASF
104』をとり、これに形質転換したCOS−1細胞を
1×105 個/mlの割合で接種し、常法にしたがって
5%CO2 インキュベーター中、37℃で3日間培養し
た。培養物から培養上清を採取し、キアジェン製アフィ
ニティークロマトグラフィー用ゲル『Ni−NTA』の
カラムに負荷し、20mMイミダゾールを含むPBSを
通液して非吸着画分を除去した後、カラムに250mM
イミダゾールを含むPBSを通液し、溶出液を分画採取
した。それぞれの画分におけるマウス由来の可溶性ポリ
ペプチドの有無を実施例1−1に示した 125I標識マウ
スIL−18を用いる方法により判定し、選別し、合一
したところ、配列表における配列番号25に示すアミノ
酸配列のポリペプチドを含む水溶液が原料細胞108
当り約2ml得られた。なお、この水溶液の蛋白質含量
は約100μg/mlであった。実施例1で述べた方法
に準じて調べたところ、斯くして得られた可溶性ポリペ
プチドはマウスIL−18をよく中和した。
【0089】
【実施例10】〈液剤〉安定剤として林原製結晶トレハ
ロース粉末『トレハオース』を1%(w/v)含む生理
食塩水に実施例5乃至8に記載されたいずれかの方法に
より得たポリペプチドのいずれかを1mg/mlになる
ように溶解し、常法にしたがって精密濾過により除菌し
て4種類の液剤を得た。
【0090】安定性に優れた本品は、自己免疫疾患を含
む感受性疾患を治療・予防するための注射剤、点眼剤、
点鼻剤などとして有用である。
【0091】
【実施例11】〈乾燥注射剤〉安定剤としてシュークロ
ースを1%(w/v)含む生理食塩水100mlに実施
例5乃至8に記載されたいずれかの方法により得たポリ
ペプチドのいずれかを100mg溶解し、常法にしたが
って精密濾過により除菌した後、バイアル瓶に1mlず
つ分注し、凍結乾燥し、密栓して、4種類の粉末製剤を
得た。
【0092】安定性に優れた本品は、自己免疫疾患を含
む感受性疾患を治療・予防するための乾燥注射剤として
有用である。
【0093】
【実施例12】〈軟膏剤〉滅菌蒸留水に和光純薬工業製
カルボキシビニルポリマー『ハイビスワコー104』と
林原製結晶トレハロース粉末『トレハオース』をそれぞ
れ濃度1.4%(w/w)及び2.0%(w/w)にな
るように溶解し、実施例5乃至8に記載されたいずれか
の方法により得たポリペプチドのいずれかを均一に混合
した後、pH7.2に調整して、1g当り、この発明の
ポリペプチドを約1mg含む4種類のペースト製剤を得
た。
【0094】延展性と安定性に優れた本品は、自己免疫
疾患を含む感受性疾患を治療・予防するための軟膏剤と
して有用である。
【0095】
【実施例13】〈錠剤〉林原製無水結晶α−マルトース
粉末『ファイントース』に実施例5乃至8に記載された
いずれかの方法により得たポリペプチドのいずれかと細
胞賦活剤としてのルミンを均一に混合し、得られた混合
物を常法により打錠して、製品1錠(約200mg)当
り、この発明のポリペプチド及びルミンをそれぞれ約1
mg含む4種類の錠剤を得た。
【0096】摂取性、安定性に優れ、細胞賦活作用も有
する本品は、自己免疫疾患を含む感受性疾患を治療・予
防するための錠剤として有用である。
【0097】
【実験】〈急性毒性試験〉常法にしたがって、8週齢の
マウスに実施例10乃至13の方法により得た種々剤型
の感受性疾患剤を経皮、経口又は腹腔内に注射投与し
た。その結果、被検試料のLD50は、この発明のポリ
ペプチドの量に換算すると、いずれの投与経路によって
も約1mg/マウス体重以上であった。このことは、こ
の発明のポリペプチドがヒトを含む哺乳類に投与する医
薬品に配合して安全であることを裏付けている。
【0098】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明はIL−
18を認識する新規な受容体蛋白質の発見に基づくもの
である。この発明のポリペプチドは、ヒトを含む哺乳類
において免疫反応を抑制したり調節する性質を有するの
で、臓器移植に伴う拒絶反応の緩和や、過剰な免疫反応
に起因する種々の疾患の治療・予防に著効を発揮する。
さらに、この発明のポリペプチドはIL−18の生理作
用の解明や、IL−18Rに特異的なモノクローナル抗
体を産生し得るハイブリドーマの樹立、さらには、IL
−18を精製したり検出するためのアフィニティークロ
マトグラフィーや標識アッセイにも有用である。また、
これに加え、この発明のポリペプチド、とりわけ、この
発明の可溶性ポリペプチドは、IL−18Rに対する作
動薬や拮抗薬の、生体内又は生体外での検索にも有用で
ある。斯くも有用なるポリペプチドは、組換えDNA技
術を利用するこの発明の方法により、所望量を容易に製
造することができる。
【0099】この発明は斯くも顕著な作用効果を奏する
発明であり、斯界に貢献すること誠に多大な意義のある
発明であると言える。
【0100】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:1563 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:1..1563 特徴を決定した方法:E 配列 GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA GGG GAA CCT 48 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG ATT GAA ACA 96 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA CAT GTG GAG 144 Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT TGT GTT TTG 192 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC TTT TTC CAA 240 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC AGA AGA AAT 288 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA CAA GTA ACT AGT AAA ATT GTG GAA 336 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys Ile Val Glu 100 105 110 GTT AAA AAA TTT TTT CAG ATA ACC TGT GAA AAC AGT TAC TAT CAA ACA 384 Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr Tyr Gln Thr 115 120 125 CTG GTC AAC AGC ACA TCA TTG TAT AAG AAC TGT AAA AAG CTA CTA CTG 432 Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys Leu Leu Leu 130 135 140 GAG AAC AAT AAA AAC CCA ACG ATA AAG AAG AAC GCC GAG TTT GAA GAT 480 Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu Phe Glu Asp 145 150 155 160 CAG GGG TAT TAC TCC TGC GTG CAT TTC CTT CAT CAT AAT GGA AAA CTA 528 Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn Gly Lys Leu 165 170 175 TTT AAT ATC ACC AAA ACC TTC AAT ATA ACA ATA GTG GAA GAT CGC AGT 576 Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu Asp Arg Ser 180 185 190 AAT ATA GTT CCG GTT CTT CTT GGA CCA AAG CTT AAC CAT GTT GCA GTG 624 Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His Val Ala Val 195 200 205 GAA TTA GGA AAA AAC GTA AGG CTC AAC TGC TCT GCT TTG CTG AAT GAA 672 Glu Leu Gly Lys Asn Val Arg Leu Asn Cys Ser Ala Leu Leu Asn Glu 210 215 220 GAG GAT GTA ATT TAT TGG ATG TTC GGG GAA GAA AAT GGA TCG GAT CCT 720 Glu Asp Val Ile Tyr Trp Met Phe Gly Glu Glu Asn Gly Ser Asp Pro 225 230 235 240 AAT ATA CAT GAA GAG AAA GAA ATG AGA ATT ATG ACT CCA GAA GGC AAA 768 Asn Ile His Glu Glu Lys Glu Met Arg Ile Met Thr Pro Glu Gly Lys 245 250 255 TGG CAT GCT TCA AAA GTA TTG AGA ATT GAA AAT ATT GGT GAA AGC AAT 816 Trp His Ala Ser Lys Val Leu Arg Ile Glu Asn Ile Gly Glu Ser Asn 260 265 270 CTA AAT GTT TTA TAT AAT TGC ACT GTG GCC AGC ACG GGA GGC ACA GAC 864 Leu Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Ser Thr Gly Gly Thr Asp 275 280 285 ACC AAA AGC TTC ATC TTG GTG AGA AAA GAC ATG GCT GAT ATC CCA GGC 912 Thr Lys Ser Phe Ile Leu Val Arg Lys Asp Met Ala Asp Ile Pro Gly 290 295 300 CAC GTC TTC ACA AGA GGA ATG ATC ATA GCT GTT TTG ATC TTG GTG GCA 960 His Val Phe Thr Arg Gly Met Ile Ile Ala Val Leu Ile Leu Val Ala 305 310 315 320 GTA GTG TGC CTA GTG ACT GTG TGT GTC ATT TAT AGA GTT GAC TTG GTT 1008 Val Val Cys Leu Val Thr Val Cys Val Ile Tyr Arg Val Asp Leu Val 325 330 335 CTA TTT TAT AGA CAT TTA ACG AGA AGA GAT GAA ACA TTA ACA GAT GGA 1056 Leu Phe Tyr Arg His Leu Thr Arg Arg Asp Glu Thr Leu Thr Asp Gly 340 345 350 AAA ACA TAT GAT GCT TTT GTG TCT TAC CTA AAA GAA TGC CGA CCT GAA 1104 Lys Thr Tyr Asp Ala Phe Val Ser Tyr Leu Lys Glu Cys Arg Pro Glu 355 360 365 AAT GGA GAG GAG CAC ACC TTT GCT GTG GAG ATT TTG CCC AGG GTG TTG 1152 Asn Gly Glu Glu His Thr Phe Ala Val Glu Ile Leu Pro Arg Val Leu 370 375 380 GAG AAA CAT TTT GGG TAT AAG TTA TGC ATA TTT GAA AGG GAT GTA GTG 1200 Glu Lys His Phe Gly Tyr Lys Leu Cys Ile Phe Glu Arg Asp Val Val 385 390 395 400 CCT GGA GGA GCT GTT GTT GAT GAA ATC CAC TCA CTG ATA GAG AAA AGC 1248 Pro Gly Gly Ala Val Val Asp Glu Ile His Ser Leu Ile Glu Lys Ser 405 410 415 CGA AGA CTA ATC ATT GTC CTA AGT AAA AGT TAT ATG TCT AAT GAG GTC 1296 Arg Arg Leu Ile Ile Val Leu Ser Lys Ser Tyr Met Ser Asn Glu Val 420 425 430 AGG TAT GAA CTT GAA AGT GGA CTC CAT GAA GCA TTG GTG GAA AGA AAA 1344 Arg Tyr Glu Leu Glu Ser Gly Leu His Glu Ala Leu Val Glu Arg Lys 435 440 445 ATT AAA ATA ATC TTA ATT GAA TTT ACA CCT GTT ACT GAC TTC ACA TTC 1392 Ile Lys Ile Ile Leu Ile Glu Phe Thr Pro Val Thr Asp Phe Thr Phe 450 455 460 TTG CCC CAA TCA CTA AAG CTT TTG AAA TCT CAC AGA GTT CTG AAG TGG 1440 Leu Pro Gln Ser Leu Lys Leu Leu Lys Ser His Arg Val Leu Lys Trp 465 470 475 480 AAG GCC GAT AAA TCT CTT TCT TAT AAC TCA AGG TTC TGG AAG AAC CTT 1488 Lys Ala Asp Lys Ser Leu Ser Tyr Asn Ser Arg Phe Trp Lys Asn Leu 485 490 495 CTT TAC TTA ATG CCT GCA AAA ACA GTC AAG CCA GGT AGA GAC GAA CCG 1536 Leu Tyr Leu Met Pro Ala Lys Thr Val Lys Pro Gly Arg Asp Glu Pro 500 505 510 GAA GTC TTG CCT GTT CTT TCC GAG TCT 1563 Glu Val Leu Pro Val Leu Ser Glu Ser 515 520
【0101】配列番号:2 配列の長さ:1557 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:1..1557 特徴を決定した方法:S 配列 TCA AAA AGT TGT ATT CAC CGA TCA CAA ATT CAT GTG GTA GAG GGA GAA 48 Ser Lys Ser Cys Ile His Arg Ser Gln Ile His Val Val Glu Gly Glu 1 5 10 15 CCT TTT TAT CTG AAG CCA TGT GGC ATA TCT GCA CCA GTG CAC AGG AAT 96 Pro Phe Tyr Leu Lys Pro Cys Gly Ile Ser Ala Pro Val His Arg Asn 20 25 30 GAA ACA GCC ACC ATG AGA TGG TTC AAA GGC AGT GCT TCA CAT GAG TAT 144 Glu Thr Ala Thr Met Arg Trp Phe Lys Gly Ser Ala Ser His Glu Tyr 35 40 45 AGA GAG CTG AAC AAC AGA AGC TCG CCC AGA GTC ACT TTT CAT GAT CAC 192 Arg Glu Leu Asn Asn Arg Ser Ser Pro Arg Val Thr Phe His Asp His 50 55 60 ACC TTG GAA TTC TGG CCA GTT GAG ATG GAG GAT GAG GGA ACG TAC ATT 240 Thr Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Met Glu Asp Glu Gly Thr Tyr Ile 65 70 75 80 TCT CAA GTC GGA AAT GAT CGT CGC AAT TGG ACC TTA AAT GTC ACC AAA 288 Ser Gln Val Gly Asn Asp Arg Arg Asn Trp Thr Leu Asn Val Thr Lys 85 90 95 AGA AAC AAA CAC AGC TGT TTC TCT GAC AAG CTC GTG ACA AGC AGA GAT 336 Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Ser Asp Lys Leu Val Thr Ser Arg Asp 100 105 110 GTT GAA GTT AAC AAA TCT CTG CAT ATC ACT TGT AAG AAT CCT AAC TAT 384 Val Glu Val Asn Lys Ser Leu His Ile Thr Cys Lys Asn Pro Asn Tyr 115 120 125 GAA GAG CTG ATC CAG GAC ACA TGG CTG TAT AAG AAC TGT AAG GAA ATA 432 Glu Glu Leu Ile Gln Asp Thr Trp Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Glu Ile 130 135 140 TCC AAA ACC CCA AGG ATC CTG AAG GAT GCC GAG TTT GGA GAT GAG GGC 480 Ser Lys Thr Pro Arg Ile Leu Lys Asp Ala Glu Phe Gly Asp Glu Gly 145 150 155 160 TAC TAC TCC TGC GTG TTT TCT GTC CAC CAT AAT GGG ACA CGG TAC AAC 528 Tyr Tyr Ser Cys Val Phe Ser Val His His Asn Gly Thr Arg Tyr Asn 165 170 175 ATC ACC AAG ACT GTC AAT ATA ACA GTT ATT GAA GGA AGG AGT AAA GTA 576 Ile Thr Lys Thr Val Asn Ile Thr Val Ile Glu Gly Arg Ser Lys Val 180 185 190 ACT CCA GCT ATT TTA GGA CCA AAG TGT GAG AAG GTT GGT GTA GAA CTA 624 Thr Pro Ala Ile Leu Gly Pro Lys Cys Glu Lys Val Gly Val Glu Leu 195 200 205 GGA AAG GAT GTG GAG TTG AAC TGC AGT GCT TCA TTG AAT AAA GAC GAT 672 Gly Lys Asp Val Glu Leu Asn Cys Ser Ala Ser Leu Asn Lys Asp Asp 210 215 220 CTG TTT TAT TGG AGC ATC AGG AAA GAG GAC AGC TCA GAC CCT AAT GTG 720 Leu Phe Tyr Trp Ser Ile Arg Lys Glu Asp Ser Ser Asp Pro Asn Val 225 230 235 240 CAA GAA GAC AGG AAG GAG ACG ACA ACA TGG ATT TCT GAA GGC AAA CTG 768 Gln Glu Asp Arg Lys Glu Thr Thr Thr Trp Ile Ser Glu Gly Lys Leu 245 250 255 CAT GCT TCA AAA ATA CTG AGA TTT CAG AAA ATT ACT GAA AAC TAT CTC 816 His Ala Ser Lys Ile Leu Arg Phe Gln Lys Ile Thr Glu Asn Tyr Leu 260 265 270 AAT GTT TTA TAT AAT TGC ACC GTG GCC AAC GAA GAA GCC ATA GAC ACC 864 Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Asn Glu Glu Ala Ile Asp Thr 275 280 285 AAG AGC TTC GTC TTG GTG AGA AAA GAA ATA CCT GAT ATC CCA GGC CAT 912 Lys Ser Phe Val Leu Val Arg Lys Glu Ile Pro Asp Ile Pro Gly His 290 295 300 GTC TTT ACA GGA GGA GTA ACT GTG CTT GTT CTC GCC TCT GTG GCA GCA 960 Val Phe Thr Gly Gly Val Thr Val Leu Val Leu Ala Ser Val Ala Ala 305 310 315 320 GTG TGT ATA GTG ATT TTG TGT GTC ATT TAT AAA GTT GAC TTG GTT CTG 1008 Val Cys Ile Val Ile Leu Cys Val Ile Tyr Lys Val Asp Leu Val Leu 325 330 335 TTC TAT AGG CGC ATA GCG GAA AGA GAC GAG ACA CTA ACA GAT GGT AAA 1056 Phe Tyr Arg Arg Ile Ala Glu Arg Asp Glu Thr Leu Thr Asp Gly Lys 340 345 350 ACA TAT GAT GCC TTT GTG TCT TAC CTG AAA GAG TGT CAT CCT GAG AAT 1104 Thr Tyr Asp Ala Phe Val Ser Tyr Leu Lys Glu Cys His Pro Glu Asn 355 360 365 AAA GAA GAG TAT ACT TTT GCT GTG GAG ACG TTA CCC AGG GTC CTG GAG 1152 Lys Glu Glu Tyr Thr Phe Ala Val Glu Thr Leu Pro Arg Val Leu Glu 370 375 380 AAA CAG TTT GGG TAT AAG TTA TGC ATA TTT GAA AGA GAT GTG GTG CCT 1200 Lys Gln Phe Gly Tyr Lys Leu Cys Ile Phe Glu Arg Asp Val Val Pro 385 390 395 400 GGC GGA GCT GTT GTC GAG GAG ATC CAT TCA CTG ATA GAG AAA AGC CGG 1248 Gly Gly Ala Val Val Glu Glu Ile His Ser Leu Ile Glu Lys Ser Arg 405 410 415 AGG CTA ATC ATC GTT CTC AGC CAG AGT TAC CTG ACT AAC GGA GCC AGG 1296 Arg Leu Ile Ile Val Leu Ser Gln Ser Tyr Leu Thr Asn Gly Ala Arg 420 425 430 CGT GAG CTC GAG AGT GGA CTC CAC GAA GCA CTG GTA GAG AGG AAG ATT 1344 Arg Glu Leu Glu Ser Gly Leu His Glu Ala Leu Val Glu Arg Lys Ile 435 440 445 AAG ATC ATC TTA ATT GAG TTT ACT CCA GCC AGC AAC ATC ACC TTT CTC 1392 Lys Ile Ile Leu Ile Glu Phe Thr Pro Ala Ser Asn Ile Thr Phe Leu 450 455 460 CCC CCG TCG CTG AAA CTC CTG AAG TCC TAC AGA GTT CTA AAA TGG AGG 1440 Pro Pro Ser Leu Lys Leu Leu Lys Ser Tyr Arg Val Leu Lys Trp Arg 465 470 475 480 GCT GAC AGT CCC TCC ATG AAC TCA AGG TTC TGG AAG AAT CTT GTT TAC 1488 Ala Asp Ser Pro Ser Met Asn Ser Arg Phe Trp Lys Asn Leu Val Tyr 485 490 495 CTG ATG CCC GCA AAA GCC GTC AAG CCA TGG AGA GAG GAG TCG GAG GCG 1536 Leu Met Pro Ala Lys Ala Val Lys Pro Trp Arg Glu Glu Ser Glu Ala 500 505 510 CGG TCT GTT CTC TCA GCA CCT 1557 Arg Ser Val Leu Ser Ala Pro 515
【0102】配列番号:3 配列の長さ:312 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴: 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:1..312 特徴を決定した方法:S 配列 GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA GGG GAA CCT 48 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG ATT GAA ACA 96 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA CAT GTG GAG 144 Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT TGT GTT TTG 192 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC TTT TTC CAA 240 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC AGA AGA AAT 288 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA 312 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg 100
【0103】配列番号:4 配列の長さ:921 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:1..921 特徴を決定した方法:S 配列 TCA AAA AGT TGT ATT CAC CGA TCA CAA ATT CAT GTG GTA GAG GGA GAA 48 Ser Lys Ser Cys Ile His Arg Ser Gln Ile His Val Val Glu Gly Glu 1 5 10 15 CCT TTT TAT CTG AAG CCA TGT GGC ATA TCT GCA CCA GTG CAC AGG AAT 96 Pro Phe Tyr Leu Lys Pro Cys Gly Ile Ser Ala Pro Val His Arg Asn 20 25 30 GAA ACA GCC ACC ATG AGA TGG TTC AAA GGC AGT GCT TCA CAT GAG TAT 144 Glu Thr Ala Thr Met Arg Trp Phe Lys Gly Ser Ala Ser His Glu Tyr 35 40 45 AGA GAG CTG AAC AAC AGA AGC TCG CCC AGA GTC ACT TTT CAT GAT CAC 192 Arg Glu Leu Asn Asn Arg Ser Ser Pro Arg Val Thr Phe His Asp His 50 55 60 ACC TTG GAA TTC TGG CCA GTT GAG ATG GAG GAT GAG GGA ACG TAC ATT 240 Thr Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Met Glu Asp Glu Gly Thr Tyr Ile 65 70 75 80 TCT CAA GTC GGA AAT GAT CGT CGC AAT TGG ACC TTA AAT GTC ACC AAA 288 Ser Gln Val Gly Asn Asp Arg Arg Asn Trp Thr Leu Asn Val Thr Lys 85 90 95 AGA AAC AAA CAC AGC TGT TTC TCT GAC AAG CTC GTG ACA AGC AGA GAT 336 Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Ser Asp Lys Leu Val Thr Ser Arg Asp 100 105 110 GTT GAA GTT AAC AAA TCT CTG CAT ATC ACT TGT AAG AAT CCT AAC TAT 384 Val Glu Val Asn Lys Ser Leu His Ile Thr Cys Lys Asn Pro Asn Tyr 115 120 125 GAA GAG CTG ATC CAG GAC ACA TGG CTG TAT AAG AAC TGT AAG GAA ATA 432 Glu Glu Leu Ile Gln Asp Thr Trp Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Glu Ile 130 135 140 TCC AAA ACC CCA AGG ATC CTG AAG GAT GCC GAG TTT GGA GAT GAG GGC 480 Ser Lys Thr Pro Arg Ile Leu Lys Asp Ala Glu Phe Gly Asp Glu Gly 145 150 155 160 TAC TAC TCC TGC GTG TTT TCT GTC CAC CAT AAT GGG ACA CGG TAC AAC 528 Tyr Tyr Ser Cys Val Phe Ser Val His His Asn Gly Thr Arg Tyr Asn 165 170 175 ATC ACC AAG ACT GTC AAT ATA ACA GTT ATT GAA GGA AGG AGT AAA GTA 576 Ile Thr Lys Thr Val Asn Ile Thr Val Ile Glu Gly Arg Ser Lys Val 180 185 190 ACT CCA GCT ATT TTA GGA CCA AAG TGT GAG AAG GTT GGT GTA GAA CTA 624 Thr Pro Ala Ile Leu Gly Pro Lys Cys Glu Lys Val Gly Val Glu Leu 195 200 205 GGA AAG GAT GTG GAG TTG AAC TGC AGT GCT TCA TTG AAT AAA GAC GAT 672 Gly Lys Asp Val Glu Leu Asn Cys Ser Ala Ser Leu Asn Lys Asp Asp 210 215 220 CTG TTT TAT TGG AGC ATC AGG AAA GAG GAC AGC TCA GAC CCT AAT GTG 720 Leu Phe Tyr Trp Ser Ile Arg Lys Glu Asp Ser Ser Asp Pro Asn Val 225 230 235 240 CAA GAA GAC AGG AAG GAG ACG ACA ACA TGG ATT TCT GAA GGC AAA CTG 768 Gln Glu Asp Arg Lys Glu Thr Thr Thr Trp Ile Ser Glu Gly Lys Leu 245 250 255 CAT GCT TCA AAA ATA CTG AGA TTT CAG AAA ATT ACT GAA AAC TAT CTC 816 His Ala Ser Lys Ile Leu Arg Phe Gln Lys Ile Thr Glu Asn Tyr Leu 260 265 270 AAT GTT TTA TAT AAT TGC ACC GTG GCC AAC GAA GAA GCC ATA GAC ACC 864 Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Asn Glu Glu Ala Ile Asp Thr 275 280 285 AAG AGC TTC GTC TTG GTG AGA AAA GAA ATA CCT GAT ATC CCA GGC CAT 912 Lys Ser Phe Val Leu Val Arg Lys Glu Ile Pro Asp Ile Pro Gly His 290 295 300 GTC TTT ACA 921 Val Phe Thr 305
【0104】配列番号:5 配列の長さ:621 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴: 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:1..621 特徴を決定した方法:S 配列 GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA GGG GAA CCT 48 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG ATT GAA ACA 96 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA CAT GTG GAG 144 Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT TGT GTT TTG 192 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC TTT TTC CAA 240 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC AGA AGA AAT 288 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA CAA GTA ACT AGT AAA ATT GTG GAA 336 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys Ile Val Glu 100 105 110 GTT AAA AAA TTT TTT CAG ATA ACC TGT GAA AAC AGT TAC TAT CAA ACA 384 Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr Tyr Gln Thr 115 120 125 CTG GTC AAC AGC ACA TCA TTG TAT AAG AAC TGT AAA AAG CTA CTA CTG 432 Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys Leu Leu Leu 130 135 140 GAG AAC AAT AAA AAC CCA ACG ATA AAG AAG AAC GCC GAG TTT GAA GAT 480 Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu Phe Glu Asp 145 150 155 160 GAG GGG TAT TAC TCC TGC GTG CAT TTC CTT CAT CAT AAT GGA AAA CTA 528 Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn Gly Lys Leu 165 170 175 TTT AAT ATC ACC AAA ACC TTC AAT ATA ACA ATA GTG GAA GAT CGC AGT 576 Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu Asp Arg Ser 180 185 190 AAT ATA GTT CCG GTT CTT CTT GGA CCA AAG CTT AAC CAT GTT GCA 621 Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His Val Ala 195 200 205
【0105】配列番号:6 配列の長さ:927 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:1..927 特徴を決定した方法:E 配列 GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA GGG GAA CCT 48 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG ATT GAA ACA 96 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA CAT GTG GAG 144 Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT TGT GTT TTG 192 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC TTT TTC CAA 240 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC AGA AGA AAT 288 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA CAA GTA ACT AGT AAA ATT GTG GAA 336 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys Ile Val Glu 100 105 110 GTT AAA AAA TTT TTT CAG ATA ACC TGT GAA AAC AGT TAC TAT CAA ACA 384 Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr Tyr Gln Thr 115 120 125 CTG GTC AAC AGC ACA TCA TTG TAT AAG AAC TGT AAA AAG CTA CTA CTG 432 Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys Leu Leu Leu 130 135 140 GAG AAC AAT AAA AAC CCA ACG ATA AAG AAG AAC GCC GAG TTT GAA GAT 480 Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu Phe Glu Asp 145 150 155 160 CAG GGG TAT TAC TCC TGC GTG CAT TTC CTT CAT CAT AAT GGA AAA CTA 528 Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn Gly Lys Leu 165 170 175 TTT AAT ATC ACC AAA ACC TTC AAT ATA ACA ATA GTG GAA GAT CGC AGT 576 Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu Asp Arg Ser 180 185 190 AAT ATA GTT CCG GTT CTT CTT GGA CCA AAG CTT AAC CAT GTT GCA GTG 624 Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His Val Ala Val 195 200 205 GAA TTA GGA AAA AAC GTA AGG CTC AAC TGC TCT GCT TTG CTG AAT GAA 672 Glu Leu Gly Lys Asn Val Arg Leu Asn Cys Ser Ala Leu Leu Asn Glu 210 215 220 GAG GAT GTA ATT TAT TGG ATG TTC GGG GAA GAA AAT GGA TCG GAT CCT 720 Glu Asp Val Ile Tyr Trp Met Phe Gly Glu Glu Asn Gly Ser Asp Pro 225 230 235 240 AAT ATA CAT GAA GAG AAA GAA ATG AGA ATT ATG ACT CCA GAA GGC AAA 768 Asn Ile His Glu Glu Lys Glu Met Arg Ile Met Thr Pro Glu Gly Lys 245 250 255 TGG CAT GCT TCA AAA GTA TTG AGA ATT GAA AAT ATT GGT GAA AGC AAT 816 Trp His Ala Ser Lys Val Leu Arg Ile Glu Asn Ile Gly Glu Ser Asn 260 265 270 CTA AAT GTT TTA TAT AAT TGC ACT GTG GCC AGC ACG GGA GGC ACA GAC 864 Leu Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Ser Thr Gly Gly Thr Asp 275 280 285 ACC AAA AGC TTC ATC TTG GTG AGA AAA GAC ATG GCT GAT ATC CCA GGC 912 Thr Lys Ser Phe Ile Leu Val Arg Lys Asp Met Ala Asp Ile Pro Gly 290 295 300 CAC GTC TTC ACA AGA 927 His Val Phe Thr Arg 305
【0106】配列番号:7 配列の長さ:1620 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 起源 生物名:ホジキン病患者由来のリンパ芽球様細胞 株名:L428 (FERM BP−5777) 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:1..57 特徴を決定した方法:E 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:58..1620 特徴を決定した方法:E 配列 ATG AAT TGT AGA GAA TTA CCC TTG ACC CTT TGG GTG CTT ATA TCT GTA 48 Met Asn Cys Arg Glu Leu Pro Leu Thr Leu Trp Val Leu Ile Ser Val -15 -10 -5 AGC ACT GCA GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA 96 Ser Thr Ala Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu 1 5 10 GGG GAA CCT TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG 144 Gly Glu Pro Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu 15 20 25 ATT GAA ACA ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA 192 Ile Glu Thr Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu 30 35 40 45 CAT GTG GAG CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT 240 His Val Glu Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp 50 55 60 TGT GTT TTG GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC 288 Cys Val Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr 65 70 75 TTT TTC CAA ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC 336 Phe Phe Gln Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile 80 85 90 AGA AGA AAT AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA CAA GTA ACT AGT AAA 384 Arg Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys 95 100 105 ATT GTG GAA GTT AAA AAA TTT TTT CAG ATA ACC TGT GAA AAC AGT TAC 432 Ile Val Glu Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr 110 115 120 125 TAT CAA ACA CTG GTC AAC AGC ACA TCA TTG TAT AAG AAC TGT AAA AAG 480 Tyr Gln Thr Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys 130 135 140 CTA CTA CTG GAG AAC AAT AAA AAC CCA ACG ATA AAG AAG AAC GCC GAG 528 Leu Leu Leu Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu 145 150 155 TTT GAA GAT CAG GGG TAT TAC TCC TGC GTG CAT TTC CTT CAT CAT AAT 576 Phe Glu Asp Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn 160 165 170 GGA AAA CTA TTT AAT ATC ACC AAA ACC TTC AAT ATA ACA ATA GTG GAA 624 Gly Lys Leu Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu 175 180 185 GAT CGC AGT AAT ATA GTT CCG GTT CTT CTT GGA CCA AAG CTT AAC CAT 672 Asp Arg Ser Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His 190 195 200 205 GTT GCA GTG GAA TTA GGA AAA AAC GTA AGG CTC AAC TGC TCT GCT TTG 720 Val Ala Val Glu Leu Gly Lys Asn Val Arg Leu Asn Cys Ser Ala Leu 210 215 220 CTG AAT GAA GAG GAT GTA ATT TAT TGG ATG TTC GGG GAA GAA AAT GGA 768 Leu Asn Glu Glu Asp Val Ile Tyr Trp Met Phe Gly Glu Glu Asn Gly 225 230 235 TCG GAT CCT AAT ATA CAT GAA GAG AAA GAA ATG AGA ATT ATG ACT CCA 816 Ser Asp Pro Asn Ile His Glu Glu Lys Glu Met Arg Ile Met Thr Pro 240 245 250 GAA GGC AAA TGG CAT GCT TCA AAA GTA TTG AGA ATT GAA AAT ATT GGT 864 Glu Gly Lys Trp His Ala Ser Lys Val Leu Arg Ile Glu Asn Ile Gly 255 260 265 GAA AGC AAT CTA AAT GTT TTA TAT AAT TGC ACT GTG GCC AGC ACG GGA 912 Glu Ser Asn Leu Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Ser Thr Gly 270 275 280 285 GGC ACA GAC ACC AAA AGC TTC ATC TTG GTG AGA AAA GAC ATG GCT GAT 960 Gly Thr Asp Thr Lys Ser Phe Ile Leu Val Arg Lys Asp Met Ala Asp 290 295 300 ATC CCA GGC CAC GTC TTC ACA AGA GGA ATG ATC ATA GCT GTT TTG ATC 1008 Ile Pro Gly His Val Phe Thr Arg Gly Met Ile Ile Ala Val Leu Ile 305 310 315 TTG GTG GCA GTA GTG TGC CTA GTG ACT GTG TGT GTC ATT TAT AGA GTT 1056 Leu Val Ala Val Val Cys Leu Val Thr Val Cys Val Ile Tyr Arg Val 320 325 330 GAC TTG GTT CTA TTT TAT AGA CAT TTA ACG AGA AGA GAT GAA ACA TTA 1104 Asp Leu Val Leu Phe Tyr Arg His Leu Thr Arg Arg Asp Glu Thr Leu 335 340 345 ACA GAT GGA AAA ACA TAT GAT GCT TTT GTG TCT TAC CTA AAA GAA TGC 1152 Thr Asp Gly Lys Thr Tyr Asp Ala Phe Val Ser Tyr Leu Lys Glu Cys 350 355 360 365 CGA CCT GAA AAT GGA GAG GAG CAC ACC TTT GCT GTG GAG ATT TTG CCC 1200 Arg Pro Glu Asn Gly Glu Glu His Thr Phe Ala Val Glu Ile Leu Pro 370 375 380 AGG GTG TTG GAG AAA CAT TTT GGG TAT AAG TTA TGC ATA TTT GAA AGG 1248 Arg Val Leu Glu Lys His Phe Gly Tyr Lys Leu Cys Ile Phe Glu Arg 385 390 395 GAT GTA GTG CCT GGA GGA GCT GTT GTT GAT GAA ATC CAC TCA CTG ATA 1296 Asp Val Val Pro Gly Gly Ala Val Val Asp Glu Ile His Ser Leu Ile 400 405 410 GAG AAA AGC CGA AGA CTA ATC ATT GTC CTA AGT AAA AGT TAT ATG TCT 1344 Glu Lys Ser Arg Arg Leu Ile Ile Val Leu Ser Lys Ser Tyr Met Ser 415 420 425 AAT GAG GTC AGG TAT GAA CTT GAA AGT GGA CTC CAT GAA GCA TTG GTG 1392 Asn Glu Val Arg Tyr Glu Leu Glu Ser Gly Leu His Glu Ala Leu Val 430 435 440 445 GAA AGA AAA ATT AAA ATA ATC TTA ATT GAA TTT ACA CCT GTT ACT GAC 1440 Glu Arg Lys Ile Lys Ile Ile Leu Ile Glu Phe Thr Pro Val Thr Asp 450 455 460 TTC ACA TTC TTG CCC CAA TCA CTA AAG CTT TTG AAA TCT CAC AGA GTT 1488 Phe Thr Phe Leu Pro Gln Ser Leu Lys Leu Leu Lys Ser His Arg Val 465 470 475 CTG AAG TGG AAG GCC GAT AAA TCT CTT TCT TAT AAC TCA AGG TTC TGG 1536 Leu Lys Trp Lys Ala Asp Lys Ser Leu Ser Tyr Asn Ser Arg Phe Trp 480 485 490 AAG AAC CTT CTT TAC TTA ATG CCT GCA AAA ACA GTC AAG CCA GGT AGA 1584 Lys Asn Leu Leu Tyr Leu Met Pro Ala Lys Thr Val Lys Pro Gly Arg 495 500 505 GAC GAA CCG GAA GTC TTG CCT GTT CTT TCC GAG TCT 1620 Asp Glu Pro Glu Val Leu Pro Val Leu Ser Glu Ser 510 515 520
【0107】配列番号:8 配列の長さ:369 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:1..57 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:58..369 特徴を決定した方法:S 配列 ATG AAT TGT AGA GAA TTA CCC TTG ACC CTT TGG GTG CTT ATA TCT GTA 48 Met Asn Cys Arg Glu Leu Pro Leu Thr Leu Trp Val Leu Ile Ser Val -15 -10 -5 AGC ACT GCA GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA 96 Ser Thr Ala Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu 1 5 10 GGG GAA CCT TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG 144 Gly Glu Pro Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu 15 20 25 ATT GAA ACA ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA 192 Ile Glu Thr Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu 30 35 40 45 CAT GTG GAG CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT 240 His Val Glu Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp 50 55 60 TGT GTT TTG GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC 288 Cys Val Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr 65 70 75 TTT TTC CAA ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC 336 Phe Phe Gln Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile 80 85 90 AGA AGA AAT AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA 369 Arg Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg 95 100
【0108】配列番号:9 配列の長さ:678 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:1..57 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:58..678 特徴を決定した方法:S 配列 ATG AAT TGT AGA GAA TTA CCC TTG ACC CTT TGG GTG CTT ATA TCT GTA 48 Met Asn Cys Arg Glu Leu Pro Leu Thr Leu Trp Val Leu Ile Ser Val -15 -10 -5 AGC ACT GCA GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA 96 Ser Thr Ala Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu 1 5 10 GGG GAA CCT TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG 144 Gly Glu Pro Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu 15 20 25 ATT GAA ACA ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA 192 Ile Glu Thr Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu 30 35 40 45 CAT GTG GAG CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT 240 His Val Glu Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp 50 55 60 TGT GTT TTG GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC 288 Cys Val Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr 65 70 75 TTT TTC CAA ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC 336 Phe Phe Gln Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile 80 85 90 AGA AGA AAT AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA CAA GTA ACT AGT AAA 384 Arg Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys 95 100 105 ATT GTG GAA GTT AAA AAA TTT TTT CAG ATA ACC TGT GAA AAC AGT TAC 432 Ile Val Glu Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr 110 115 120 125 TAT CAA ACA CTG GTC AAC AGC ACA TCA TTG TAT AAG AAC TGT AAA AAG 480 Tyr Gln Thr Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys 130 135 140 CTA CTA CTG GAG AAC AAT AAA AAC CCA ACG ATA AAG AAG AAC GCC GAG 528 Leu Leu Leu Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu 145 150 155 TTT GAA GAT CAG GGG TAT TAC TCC TGC GTG CAT TTC CTT CAT CAT AAT 576 Phe Glu Asp Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn 160 165 170 GGA AAA CTA TTT AAT ATC ACC AAA ACC TTC AAT ATA ACA ATA GTG GAA 624 Gly Lys Leu Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu 175 180 185 GAT CGC AGT AAT ATA GTT CCG GTT CTT CTT GGA CCA AAG CTT AAC CAT 672 Asp Arg Ser Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His 190 195 200 205 GTT GCA 678 Val Ala
【0109】配列番号:10 配列の長さ:984 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:1..57 特徴を決定した方法:E 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:58..984 特徴を決定した方法:E 配列 ATG AAT TGT AGA GAA TTA CCC TTG ACC CTT TGG GTG CTT ATA TCT GTA 48 Met Asn Cys Arg Glu Leu Pro Leu Thr Leu Trp Val Leu Ile Ser Val -15 -10 -5 AGC ACT GCA GAA TCT TGT ACT TCA CGT CCC CAC ATT ACT GTG GTT GAA 96 Ser Thr Ala Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu 1 5 10 GGG GAA CCT TTC TAT CTG AAA CAT TGC TCG TGT TCA CTT GCA CAT GAG 144 Gly Glu Pro Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu 15 20 25 ATT GAA ACA ACC ACC AAA AGC TGG TAC AAA AGC AGT GGA TCA CAG GAA 192 Ile Glu Thr Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu 30 35 40 45 CAT GTG GAG CTG AAC CCA AGG AGT TCC TCG AGA ATT GCT TTG CAT GAT 240 His Val Glu Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp 50 55 60 TGT GTT TTG GAG TTT TGG CCA GTT GAG TTG AAT GAC ACA GGA TCT TAC 288 Cys Val Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr 65 70 75 TTT TTC CAA ATG AAA AAT TAT ACT CAG AAA TGG AAA TTA AAT GTC ATC 336 Phe Phe Gln Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile 80 85 90 AGA AGA AAT AAA CAC AGC TGT TTC ACT GAA AGA CAA GTA ACT AGT AAA 384 Arg Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys 95 100 105 ATT GTG GAA GTT AAA AAA TTT TTT CAG ATA ACC TGT GAA AAC AGT TAC 432 Ile Val Glu Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr 110 115 120 125 TAT CAA ACA CTG GTC AAC AGC ACA TCA TTG TAT AAG AAC TGT AAA AAG 480 Tyr Gln Thr Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys 130 135 140 CTA CTA CTG GAG AAC AAT AAA AAC CCA ACG ATA AAG AAG AAC GCC GAG 528 Leu Leu Leu Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu 145 150 155 TTT GAA GAT CAG GGG TAT TAC TCC TGC GTG CAT TTC CTT CAT CAT AAT 576 Phe Glu Asp Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn 160 165 170 GGA AAA CTA TTT AAT ATC ACC AAA ACC TTC AAT ATA ACA ATA GTG GAA 624 Gly Lys Leu Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu 175 180 185 GAT CGC AGT AAT ATA GTT CCG GTT CTT CTT GGA CCA AAG CTT AAC CAT 672 Asp Arg Ser Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His 190 195 200 205 GTT GCA GTG GAA TTA GGA AAA AAC GTA AGG CTC AAC TGC TCT GCT TTG 720 Val Ala Val Glu Leu Gly Lys Asn Val Arg Leu Asn Cys Ser Ala Leu 210 215 220 CTG AAT GAA GAG GAT GTA ATT TAT TGG ATG TTC GGG GAA GAA AAT GGA 768 Leu Asn Glu Glu Asp Val Ile Tyr Trp Met Phe Gly Glu Glu Asn Gly 225 230 235 TCG GAT CCT AAT ATA CAT GAA GAG AAA GAA ATG AGA ATT ATG ACT CCA 816 Ser Asp Pro Asn Ile His Glu Glu Lys Glu Met Arg Ile Met Thr Pro 240 245 250 GAA GGC AAA TGG CAT GCT TCA AAA GTA TTG AGA ATT GAA AAT ATT GGT 864 Glu Gly Lys Trp His Ala Ser Lys Val Leu Arg Ile Glu Asn Ile Gly 255 260 265 GAA AGC AAT CTA AAT GTT TTA TAT AAT TGC ACT GTG GCC AGC ACG GGA 912 Glu Ser Asn Leu Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Ser Thr Gly 270 275 280 285 GGC ACA GAC ACC AAA AGC TTC ATC TTG GTG AGA AAA GAC ATG GCT GAT 960 Gly Thr Asp Thr Lys Ser Phe Ile Leu Val Arg Lys Asp Met Ala Asp 290 295 300 ATC CCA GGC CAC GTC TTC ACA AGA 984 Ile Pro Gly His Val Phe Thr Arg 305
【0110】配列番号:11 配列の長さ:975 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:1..54 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:55..975 特徴を決定した方法:S 配列 ATG CAT CAT GAA GAA TTA ATC TTG ACA CTC TGC ATT CTC ATT GTT AAA 48 Met His His Glu Glu Leu Ile Leu Thr Leu Cys Ile Leu Ile Val Lys -15 -10 -5 AGT GCC TCA AAA AGT TGT ATT CAC CGA TCA CAA ATT CAT GTG GTA GAG 96 Ser Ala Ser Lys Ser Cys Ile His Arg Ser Gln Ile His Val Val Glu 1 5 10 GGA GAA CCT TTT TAT CTG AAG CCA TGT GGC ATA TCT GCA CCA GTG CAC 144 Gly Glu Pro Phe Tyr Leu Lys Pro Cys Gly Ile Ser Ala Pro Val His 15 20 25 30 AGG AAT GAA ACA GCC ACC ATG AGA TGG TTC AAA GGC AGT GCT TCA CAT 192 Arg Asn Glu Thr Ala Thr Met Arg Trp Phe Lys Gly Ser Ala Ser His 35 40 45 GAG TAT AGA GAG CTG AAC AAC AGA AGC TCG CCC AGA GTC ACT TTT CAT 240 Glu Tyr Arg Glu Leu Asn Asn Arg Ser Ser Pro Arg Val Thr Phe His 50 55 60 GAT CAC ACC TTG GAA TTC TGG CCA GTT GAG ATG GAG GAT GAG GGA ACG 288 Asp His Thr Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Met Glu Asp Glu Gly Thr 65 70 75 TAC ATT TCT CAA GTC GGA AAT GAT CGT CGC AAT TGG ACC TTA AAT GTC 336 Tyr Ile Ser Gln Val Gly Asn Asp Arg Arg Asn Trp Thr Leu Asn Val 80 85 90 ACC AAA AGA AAC AAA CAC AGC TGT TTC TCT GAC AAG CTC GTG ACA AGC 384 Thr Lys Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Ser Asp Lys Leu Val Thr Ser 95 100 105 110 AGA GAT GTT GAA GTT AAC AAA TCT CTG CAT ATC ACT TGT AAG AAT CCT 432 Arg Asp Val Glu Val Asn Lys Ser Leu His Ile Thr Cys Lys Asn Pro 115 120 125 AAC TAT GAA GAG CTG ATC CAG GAC ACA TGG CTG TAT AAG AAC TGT AAG 480 Asn Tyr Glu Glu Leu Ile Gln Asp Thr Trp Leu Tyr Lys Asn Cys Lys 130 135 140 GAA ATA TCC AAA ACC CCA AGG ATC CTG AAG GAT GCC GAG TTT GGA GAT 528 Glu Ile Ser Lys Thr Pro Arg Ile Leu Lys Asp Ala Glu Phe Gly Asp 145 150 155 GAG GGC TAC TAC TCC TGC GTG TTT TCT GTC CAC CAT AAT GGG ACA CGG 576 Glu Gly Tyr Tyr Ser Cys Val Phe Ser Val His His Asn Gly Thr Arg 160 165 170 TAC AAC ATC ACC AAG ACT GTC AAT ATA ACA GTT ATT GAA GGA AGG AGT 624 Tyr Asn Ile Thr Lys Thr Val Asn Ile Thr Val Ile Glu Gly Arg Ser 175 180 185 190 AAA GTA ACT CCA GCT ATT TTA GGA CCA AAG TGT GAG AAG GTT GGT GTA 672 Lys Val Thr Pro Ala Ile Leu Gly Pro Lys Cys Glu Lys Val Gly Val 195 200 205 GAA CTA GGA AAG GAT GTG GAG TTG AAC TGC AGT GCT TCA TTG AAT AAA 720 Glu Leu Gly Lys Asp Val Glu Leu Asn Cys Ser Ala Ser Leu Asn Lys 210 215 220 GAC GAT CTG TTT TAT TGG AGC ATC AGG AAA GAG GAC AGC TCA GAC CCT 768 Asp Asp Leu Phe Tyr Trp Ser Ile Arg Lys Glu Asp Ser Ser Asp Pro 225 230 235 AAT GTG CAA GAA GAC AGG AAG GAG ACG ACA ACA TGG ATT TCT GAA GGC 816 Asn Val Gln Glu Asp Arg Lys Glu Thr Thr Thr Trp Ile Ser Glu Gly 240 245 250 AAA CTG CAT GCT TCA AAA ATA CTG AGA TTT CAG AAA ATT ACT GAA AAC 864 Lys Leu His Ala Ser Lys Ile Leu Arg Phe Gln Lys Ile Thr Glu Asn 255 260 265 270 TAT CTC AAT GTT TTA TAT AAT TGC ACC GTG GCC AAC GAA GAA GCC ATA 912 Tyr Leu Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Asn Glu Glu Ala Ile 275 280 285 GAC ACC AAG AGC TTC GTC TTG GTG AGA AAA GAA ATA CCT GAT ATC CCA 960 Asp Thr Lys Ser Phe Val Leu Val Arg Lys Glu Ile Pro Asp Ile Pro 290 295 300 GGC CAT GTC TTT ACA 975 Gly His Val Phe Thr 305
【0111】配列番号:12 配列の長さ:5 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント
【0112】配列番号:13 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント
【0113】配列番号:14 配列の長さ:13 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント 配列 Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu Leu Asn Pro Arg 1 5 10
【0114】配列番号:15 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント
【0115】配列番号:16 配列の長さ:10 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント
【0116】配列番号:17 配列の長さ:6 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント
【0117】配列番号:18 配列の長さ:15 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント 配列 Thr Val Lys Pro Gly Arg Asp Glu Pro Glu Val Leu Pro Val Leu 1 5 10 15
【0118】配列番号:19 配列の長さ:11 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント配列Ser Asn Ile
Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys1 5
10
【0119】配列番号:20 配列の長さ:521 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys Ile Val Glu 100 105 110 Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr Tyr Gln Thr 115 120 125 Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys Leu Leu Leu 130 135 140 Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu Phe Glu Asp 145 150 155 160 Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn Gly Lys Leu 165 170 175 Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu Asp Arg Ser 180 185 190 Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His Val Ala Val 195 200 205 Glu Leu Gly Lys Asn Val Arg Leu Asn Cys Ser Ala Leu Leu Asn Glu 210 215 220 Glu Asp Val Ile Tyr Trp Met Phe Gly Glu Glu Asn Gly Ser Asp Pro 225 230 235 240 Asn Ile His Glu Glu Lys Glu Met Arg Ile Met Thr Pro Glu Gly Lys 245 250 255 Trp His Ala Ser Lys Val Leu Arg Ile Glu Asn Ile Gly Glu Ser Asn 260 265 270 Leu Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Ser Thr Gly Gly Thr Asp 275 280 285 Thr Lys Ser Phe Ile Leu Val Arg Lys Asp Met Ala Asp Ile Pro Gly 290 295 300 His Val Phe Thr Arg Gly Met Ile Ile Ala Val Leu Ile Leu Val Ala 305 310 315 320 Val Val Cys Leu Val Thr Val Cys Val Ile Tyr Arg Val Asp Leu Val 325 330 335 Leu Phe Tyr Arg His Leu Thr Arg Arg Asp Glu Thr Leu Thr Asp Gly 340 345 350 Lys Thr Tyr Asp Ala Phe Val Ser Tyr Leu Lys Glu Cys Arg Pro Glu 355 360 365 Asn Gly Glu Glu His Thr Phe Ala Val Glu Ile Leu Pro Arg Val Leu 370 375 380 Glu Lys His Phe Gly Tyr Lys Leu Cys Ile Phe Glu Arg Asp Val Val 385 390 395 400 Pro Gly Gly Ala Val Val Asp Glu Ile His Ser Leu Ile Glu Lys Ser 405 410 415 Arg Arg Leu Ile Ile Val Leu Ser Lys Ser Tyr Met Ser Asn Glu Val 420 425 430 Arg Tyr Glu Leu Glu Ser Gly Leu His Glu Ala Leu Val Glu Arg Lys 435 440 445 Ile Lys Ile Ile Leu Ile Glu Phe Thr Pro Val Thr Asp Phe Thr Phe 450 455 460 Leu Pro Gln Ser Leu Lys Leu Leu Lys Ser His Arg Val Leu Lys Trp 465 470 475 480 Lys Ala Asp Lys Ser Leu Ser Tyr Asn Ser Arg Phe Trp Lys Asn Leu 485 490 495 Leu Tyr Leu Met Pro Ala Lys Thr Val Lys Pro Gly Arg Asp Glu Pro 500 505 510 Glu Val Leu Pro Val Leu Ser Glu Ser 515 520
【0120】配列番号:21 配列の長さ:519 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Ser Lys Ser Cys Ile His Arg Ser Gln Ile His Val Val Glu Gly Glu 1 5 10 15 Pro Phe Tyr Leu Lys Pro Cys Gly Ile Ser Ala Pro Val His Arg Asn 20 25 30 Glu Thr Ala Thr Met Arg Trp Phe Lys Gly Ser Ala Ser His Glu Tyr 35 40 45 Arg Glu Leu Asn Asn Arg Ser Ser Pro Arg Val Thr Phe His Asp His 50 55 60 Thr Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Met Glu Asp Glu Gly Thr Tyr Ile 65 70 75 80 Ser Gln Val Gly Asn Asp Arg Arg Asn Trp Thr Leu Asn Val Thr Lys 85 90 95 Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Ser Asp Lys Leu Val Thr Ser Arg Asp 100 105 110 Val Glu Val Asn Lys Ser Leu His Ile Thr Cys Lys Asn Pro Asn Tyr 115 120 125 Glu Glu Leu Ile Gln Asp Thr Trp Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Glu Ile 130 135 140 Ser Lys Thr Pro Arg Ile Leu Lys Asp Ala Glu Phe Gly Asp Glu Gly 145 150 155 160 Tyr Tyr Ser Cys Val Phe Ser Val His His Asn Gly Thr Arg Tyr Asn 165 170 175 Ile Thr Lys Thr Val Asn Ile Thr Val Ile Glu Gly Arg Ser Lys Val 180 185 190 Thr Pro Ala Ile Leu Gly Pro Lys Cys Glu Lys Val Gly Val Glu Leu 195 200 205 Gly Lys Asp Val Glu Leu Asn Cys Ser Ala Ser Leu Asn Lys Asp Asp 210 215 220 Leu Phe Tyr Trp Ser Ile Arg Lys Glu Asp Ser Ser Asp Pro Asn Val 225 230 235 240 Gln Glu Asp Arg Lys Glu Thr Thr Thr Trp Ile Ser Glu Gly Lys Leu 245 250 255 His Ala Ser Lys Ile Leu Arg Phe Gln Lys Ile Thr Glu Asn Tyr Leu 260 265 270 Asn Val leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Asn Glu Glu Ala Ile Asp Thr 275 280 285 Lys Ser Phe Val Leu Val Arg Lys Glu Ile Pro Asp Ile Pro Gly His 290 295 300 Val Phe Thr Gly Gly Val Thr Val Leu Val Leu Ala Ser Val Ala Ala 305 310 315 320 Val Cys Ile Val Ile Leu Cys Val Ile Tyr Lys Val Asp Leu Val Leu 325 330 335 Phe Tyr Arg Arg Ile Ala Glu Arg Asp Glu Thr Leu Thr Asp Gly Lys 340 345 350 Thr Tyr Asp Ala Phe Val Ser Tyr Leu Lys Glu Cys His Pro Glu Asn 355 360 365 Lys Glu Glu Tyr Thr Phe Ala Val Glu Thr Leu Pro Arg Val Leu Glu 370 375 380 Lys Gln Phe Gly Tyr Lys Leu Cys Ile Phe Glu Arg Asp Val Val Pro 385 390 395 400 Gly Gly Ala Val Val Glu Glu Ile His Ser Leu Ile Glu Lys Ser Arg 405 410 415 Arg Leu Ile Ile Val Leu Ser Gln Ser Tyr Leu Thr Asn Gly Ala Arg 420 425 430 Arg Glu Leu Glu Ser Gly Leu His Glu Ala Leu Val Glu Arg Lys Ile 435 440 445 Lys Ile Ile Leu Ile Glu Phe Thr Pro Ala Ser Asn Ile Thr Phe Leu 450 455 460 Pro Pro Ser Leu Lys Leu Leu Lys Ser Tyr Arg Val Leu Lys Trp Arg 465 470 475 480 Ala Asp Ser Pro Ser Met Asn Ser Arg Phe Trp Lys Asn Leu Val Tyr 485 490 495 Leu Met Pro Ala Lys Ala Val Lys Pro Trp Arg Glu Glu Ser Glu Ala 500 505 510 Arg Ser Val Leu Ser Ala Pro 515
【0121】配列番号:22 配列の長さ:309 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys Ile Val Glu 100 105 110 Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr Tyr Gln Thr 115 120 125 Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys Leu Leu Leu 130 135 140 Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu Phe Glu Asp 145 150 155 160 Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn Gly Lys Leu 165 170 175 Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu Asp Arg Ser 180 185 190 Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His Val Ala Val 195 200 205 Glu Leu Gly Lys Asn Val Arg Leu Asn Cys Ser Ala Leu Leu Asn Glu 210 215 220 Glu Asp Val Ile Tyr Trp Met Phe Gly Glu Glu Asn Gly Ser Asp Pro 225 230 235 240 Asn Ile His Glu Glu Lys Glu Met Arg Ile Met Thr Pro Glu Gly Lys 245 250 255 Trp His Ala Ser Lys Val Leu Arg Ile Glu Asn Ile Gly Glu Ser Asn 260 265 270 Leu Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Ser Thr Gly Gly Thr Asp 275 280 285 Thr Lys Ser Phe Ile Leu Val Arg Lys Asp Met Ala Asp Ile Pro Gly 290 295 300 His Val Phe Thr Arg 305
【0122】配列番号:23 配列の長さ:207 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 Thr Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg Gln Val Thr Ser Lys Ile Val Glu 100 105 110 Val Lys Lys Phe Phe Gln Ile Thr Cys Glu Asn Ser Tyr Tyr Gln Thr 115 120 125 Leu Val Asn Ser Thr Ser Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Lys Leu Leu Leu 130 135 140 Glu Asn Asn Lys Asn Pro Thr Ile Lys Lys Asn Ala Glu Phe Glu Asp 145 150 155 160 Gln Gly Tyr Tyr Ser Cys Val His Phe Leu His His Asn Gly Lys Leu 165 170 175 Phe Asn Ile Thr Lys Thr Phe Asn Ile Thr Ile Val Glu Asp Arg Ser 180 185 190 Asn Ile Val Pro Val Leu Leu Gly Pro Lys Leu Asn His Val Ala 195 200 205
【0123】配列番号:24 配列の長さ:104 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Glu Ser Cys Thr Ser Arg Pro His Ile Thr Val Val Glu Gly Glu Pro 1 5 10 15 Phe Tyr Leu Lys His Cys Ser Cys Ser Leu Ala His Glu Ile Glu Thr 20 25 30 The Thr Lys Ser Trp Tyr Lys Ser Ser Gly Ser Gln Glu His Val Glu 35 40 45 Leu Asn Pro Arg Ser Ser Ser Arg Ile Ala Leu His Asp Cys Val Leu 50 55 60 Glu Phe Trp Pro Val Glu Leu Asn Asp Thr Gly Ser Tyr Phe Phe Gln 65 70 75 80 Met Lys Asn Tyr Thr Gln Lys Trp Lys Leu Asn Val Ile Arg Arg Asn 85 90 95 Lys His Ser Cys Phe Thr Glu Arg 100
【0124】配列番号:25 配列の長さ:307 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Ser Lys Ser Cys Ile His Arg Ser Gln Ile His Val Val Glu Gly Glu 1 5 10 15 Pro Phe Tyr Leu Lys Pro Cys Gly Ile Ser Ala Pro Val His Arg Asn 20 25 30 Glu Thr Ala Thr Met Arg Trp Phe Lys Gly Ser Ala Ser His Glu Tyr 35 40 45 Arg Glu Leu Asn Asn Arg Ser Ser Pro Arg Val Thr Phe His Asp His 50 55 60 Thr Leu Glu Phe Trp Pro Val Glu Met Glu Asp Glu Gly Thr Tyr Ile 65 70 75 80 Ser Gln Val Gly Asn Asp Arg Arg Asn Trp Thr Leu Asn Val Thr Lys 85 90 95 Arg Asn Lys His Ser Cys Phe Ser Asp Lys Leu Val Thr Ser Arg Asp 100 105 110 Val Glu Val Asn Lys Ser Leu His Ile Thr Cys Lys Asn Pro Asn Tyr 115 120 125 Glu Glu Leu Ile Gln Asp Thr Trp Leu Tyr Lys Asn Cys Lys Glu Ile 130 135 140 Ser Lys Thr Pro Arg Ile Leu Lys Asp Ala Glu Phe Gly Asp Glu Gly 145 150 155 160 Tyr Tyr Ser Cys Val Phe Ser Val His His Asn Gly Thr Arg Tyr Asn 165 170 175 Ile Thr Lys Thr Val Asn Ile Thr Val Ile Glu Gly Arg Ser Lys Val 180 185 190 Thr Pro Ala Ile Leu Gly Pro Lys Cys Glu Lys Val Gly Val Glu Leu 195 200 205 Gly Lys Asp Val Glu Leu Asn Cys Ser Ala Ser Leu Asn Lys Asp Asp 210 215 220 Leu Phe Tyr Trp Ser Ile Arg Lys Glu Asp Ser Ser Asp Pro Asn Val 225 230 235 240 Gln Glu Asp Arg Lys Glu Thr Thr Thr Trp Ile Ser Glu Gly Lys Leu 245 250 255 His Ala Ser Lys Ile Leu Arg Phe Gln Lys Ile Thr Glu Asn Tyr Leu 260 265 270 Asn Val Leu Tyr Asn Cys Thr Val Ala Asn Glu Glu Ala Ile Asp Thr 275 280 285 Lys Ser Phe Val Leu Val Arg Lys Glu Ile Pro Asp Ile Pro Gly His 290 295 300 Val Phe Thr 305
【0125】配列番号:26 配列の長さ:157 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Tyr Phe Gly Lys Leu Glu Ser Lys Leu Ser Val Ile Arg Asn Leu Asn 1 5 10 15 Asp Gln Val Leu Phe Ile Asp Gln Gly Asn Arg Pro Leu Phe Glu Asp 20 25 30 Met Thr Asp Ser Asp Cys Arg Asp Asn Ala Pro Arg Thr Ile Phe Ile 35 40 45 Ile Ser Met Tyr Lys Asp Ser Gln Pro Arg Gly Met Ala Val Thr Ile 50 55 60 Ser Val Lys Cys Glu Lys Ile Ser Xaa Leu Ser Cys Glu Asn Lys Ile 65 70 75 80 Ile Ser Phe Lys Glu Met Asn Pro Pro Asp Asn Ile Lys Asp Thr Lys 85 90 95 Ser Asp Ile Ile Phe Phe Gln Arg Ser Val Pro Gly His Asp Asn Lys 100 105 110 Met Gln Phe Glu Ser Ser Ser Tyr Glu Gly Tyr Phe Leu Ala Cys Glu 115 120 125 Lys Glu Arg Asp Leu Phe Lys Leu Ile Leu Lys Lys Glu Asp Glu Leu 130 135 140 Gly Asp Arg Ser Ile Met Phe Thr Val Gln Asn Glu Asp 145 150 155
【0126】配列番号:27 配列の長さ:157 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ポリペプチド 配列 Asn Phe Gly Arg Leu His Cys Thr Thr Ala Val Ile Arg Asn Ile Asn 1 5 10 15 Asp Gln Val Leu Phe Val Asp Lys Arg Gln Pro Val Phe Glu Asp Met 20 25 30 Thr Asp Ile Asp Gln Ser Ala Ser Glu Pro Gln Thr Arg Leu Ile Ile 35 40 45 Tyr Met Tyr Lys Asp Ser Glu Val Arg Gly Leu Ala Val Thr Leu Ser 50 55 60 Val Lys Asp Ser Lys Xaa Ser Thr Leu Ser Cys Lys Asn Lys Ile Ile 65 70 75 80 Ser Phe Glu Glu Met Asp Pro Pro Glu Asn Ile Asp Asp Ile Gln Ser 85 90 95 Asp Leu Ile Phe Phe Gln Lys Arg Val Pro Gly His Asn Lys Met Glu 100 105 110 Phe Glu Ser Ser Leu Tyr Glu Gly His Phe Leu Ala Cys Gln Lys Glu 115 120 125 Asp Asp Ala Phe Lys Leu Ile Leu Lys Lys Lys Asp Glu Asn Gly Asp 130 135 140 Lys Ser Val Met Phe Thr Leu Thr Asn Leu His Gln Ser 145 150 155
【図面の簡単な説明】
【図1】モノクローナル抗体MAb#117−10C
が、IL−18と競合してL428細胞及びIL−18
Rに結合する様子を示す図である。
【図2】モノクローナル抗体MAb#117−10Cを
用いるウェスタン・ブロッティング法により可視化し
た、IL−18Rのゲル電気泳動のディスプレー上に表
示した中間調画像である。
【図3】モノクローナル抗体MAb#117−10Cに
よるIL−18の活性阻害を示す図である。
【図4】IL−18Rにモノクローナル抗体MAb#1
17−10Cを用いるイムノアフィニティークロマトグ
ラフィーを適用したときのクロマトグラムである。
【図5】IL−18Rのペプチド・マップである。
【図6】この発明の組換えDNAである『pcDNA/
HuIL−18R』の構造を示す図である。
【図7】この発明の組換えDNAである『pEFHIL
18R−14』の構造を示す図である。
【図8】この発明の組換えDNAである『pEFHIL
18RD1−2−H』の構造を示す図である。
【図9】この発明の組換えDNAである『pEFHIL
18RD1−H』の構造を示す図である。
【図10】この発明の組換えDNAである『pEFMI
L18RSHT』の構造を示す図である。
【符合の説明】
Pcmv サイトメガロウイ
ルス・プロモーター EF1αP 延長因子1プロモ
ーター IL−18R cDNA この発明のポリペ
プチドをコードするcDNA EFHIL18R−14 cDNA この発明によるヒ
ト由来の可溶性ポリペプチドをコードするcDNA HIL18RD1−2−H cDNAこの発明によるヒ
ト由来の可溶性ポリペプチドをコードするcDNA HIL18RD1−H cDNA この発明によるヒ
ト由来の可溶性ポリペプチドをコードするcDNA EFMIL18RSHT cDNA この発明によるマ
ウス由来の可溶性ポリペプチドをコードするcDNA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/00 ADY A61K 37/02 ABG ADZ ADP C12N 15/09 ZNA ADY C12P 21/02 ADZ // C07K 14/54 C12N 15/00 ZNAA (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (31)優先権主張番号 特願平9−366908 (32)優先日 平9(1997)12月26日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺伝子の発現によって得ることができ
    る、インターロイキン−18受容体としてのポリペプチ
    ド。
  2. 【請求項2】 ヒト又はマウス由来の遺伝子を動物、植
    物又は微生物由来の宿主内で発現させることによって得
    ることのできる請求項1に記載のポリペプチド。
  3. 【請求項3】 遺伝子が配列表における配列番号1又は
    2に示す塩基配列の一部又は全部を含有する請求項1又
    は2に記載のポリペプチド。
  4. 【請求項4】 遺伝子が配列表における配列番号3又は
    4に示す塩基配列を含有する請求項1、2又は3に記載
    のポリペプチド。
  5. 【請求項5】 遺伝子が配列表における配列番号5乃至
    11に示す塩基配列のいずれかを含有する請求項1、
    2、3又は4に記載のポリペプチド。
  6. 【請求項6】 部分アミノ酸配列として、配列表におけ
    る配列番号12乃至19に示すアミノ酸配列の1又は複
    数を含有する請求項1、2、3、4又は5に記載のポリ
    ペプチド。
  7. 【請求項7】 配列表における配列番号20又は21に
    示すアミノ酸配列の一部又は全部を含有する請求項1、
    2、3、4、5又は6に記載のポリペプチド。
  8. 【請求項8】 配列表における配列番号22乃至25に
    示すアミノ酸配列を含有する請求項1、2、3、4、
    5、6又は7に記載のポリペプチド。
  9. 【請求項9】 有効成分として、請求項1乃至8のいず
    れかに記載のポリペプチドを含んでなるインターロイキ
    ン−18受容体感受性疾患剤。
  10. 【請求項10】安定剤として、蛋白質、糖質及び/又は
    緩衝剤を含んでなる請求項9に記載のインターロイキン
    −18受容体感受性疾患剤。
  11. 【請求項11】抗自己免疫疾患剤としての請求項9又は
    10に記載のインターロイキン−18受容体感受性疾患
    剤。
  12. 【請求項12】免疫抑制剤としての請求項9又は10に
    記載のインターロイキン−18受容体感受性疾患剤。
  13. 【請求項13】請求項1乃至8のいずれかに記載のポリ
    ペプチドをコードするDNA。
  14. 【請求項14】ヒト又はマウスに由来する請求項13に
    記載のDNA。
  15. 【請求項15】配列表における配列番号1若しくは2に
    示す塩基配列又はその塩基配列に相補的な塩基配列の一
    部又は全部を含有する請求項13又は14に記載のDN
    A。
  16. 【請求項16】配列表における配列番号3若しくは4に
    示す塩基配列又はその塩基配列に相補的な塩基配列を含
    有する請求項13、14又は15に記載のDNA。
  17. 【請求項17】配列表における配列番号5乃至11のい
    ずれかに示す塩基配列又はそれらの塩基配列に相補的な
    塩基配列を含有する請求項13、14、15又は16に
    記載のDNA。
  18. 【請求項18】遺伝子の縮重に基づき、コードするアミ
    ノ酸配列を変えることなく、塩基の1又は複数を他の塩
    基で置換した請求項13、14、15、16又は17に
    記載のDNA。
  19. 【請求項19】自律複製可能なベクター内に挿入された
    請求項13、14、15、16、17又は18に記載の
    DNA。
  20. 【請求項20】動物、植物又は微生物由来の宿主内に導
    入された請求項13、14、15、16、17、18又
    は19に記載のDNA。
  21. 【請求項21】請求項1乃至8に記載のポリペプチドを
    コードするDNAを発現させる工程と、生成したポリペ
    プチドを採取する工程を含んでなるポリペプチドの製造
    方法。
  22. 【請求項22】生成したポリペプチドを塩析、透析、濾
    過、濃縮、分別沈澱、イオン交換クロマトグラフィー、
    ゲル濾過クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィ
    ー、等電点クロマトグラフィー、疎水性クロマトグラフ
    ィー、逆相クロマトグラフィー、アフィニティークロマ
    トグラフィー、ゲル電気泳動及び/又は等電点電気泳動
    を含む工程により採取する請求項21に記載のポリペプ
    チドの製造方法。
  23. 【請求項23】生成したポリペプチドを、モノクローナ
    ル抗体を用いるイムノアフィニティークロマトグラフィ
    ーを含む工程により採取する請求項21又は22に記載
    のポリペプチドの製造方法。
  24. 【請求項24】請求項1乃至8のいずれかに記載のポリ
    ペプチドを有効成分とするインターロイキン−18の中
    和剤。
  25. 【請求項25】インターロイキン−18に請求項1乃至
    8のいずれかに記載のポリペプチドを作用させることを
    特徴とするインターロイキン−18の中和方法。
JP07854998A 1997-03-12 1998-03-12 ポリペプチド Expired - Fee Related JP4026923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07854998A JP4026923B2 (ja) 1997-03-12 1998-03-12 ポリペプチド

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-74697 1997-03-12
JP7469797 1997-03-12
JP21548897 1997-07-28
JP29183797 1997-10-09
JP9-291837 1997-10-09
JP9-215488 1997-12-26
JP36690897 1997-12-26
JP9-366908 1997-12-26
JP07854998A JP4026923B2 (ja) 1997-03-12 1998-03-12 ポリペプチド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11240898A true JPH11240898A (ja) 1999-09-07
JP4026923B2 JP4026923B2 (ja) 2007-12-26

Family

ID=27524524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07854998A Expired - Fee Related JP4026923B2 (ja) 1997-03-12 1998-03-12 ポリペプチド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4026923B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523403A (ja) * 2000-02-21 2003-08-05 アプライド・リサーチ・システムズ・エイアールエス・ホールディング・ナムローゼ・フェンノートシャップ Il−18阻害剤の用途

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523403A (ja) * 2000-02-21 2003-08-05 アプライド・リサーチ・システムズ・エイアールエス・ホールディング・ナムローゼ・フェンノートシャップ Il−18阻害剤の用途
JP4744763B2 (ja) * 2000-02-21 2011-08-10 イエダ リサーチ アンド デベロップメント カンパニー リミテッド Il−18阻害剤の用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP4026923B2 (ja) 2007-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100439290B1 (ko) 인터로이칸-18을인식하는신규의폴리펩티드
AU736274B2 (en) Interleukin-18-receptor proteins
KR0149012B1 (ko) 사람 f크롬 수용체 iii
KR100607609B1 (ko) Il-2 선택성 작용제 및 길항제
TW464656B (en) Interferon-gamma production inducing polypeptide monoclonal antibody, and agent for interferon-gamma susceptive disease
KR100537558B1 (ko) 인터류킨-18 결합 단백질
Choi et al. Molecular and functional characterization of chickenIL-15
KR100496460B1 (ko) 폴리펩티드
JPH09289896A (ja) 免疫担当細胞においてインターフェロン−γの産生を誘導する蛋白質
US6207641B1 (en) Pharmaceutical composition containing IFN-γ inducing polypeptide or factor for treating and/or preventing IFN-γ susceptive diseases
US20070031403A1 (en) Interferon-gamma inducing polypeptide, pharmaceutical composition thereof, monoclonal antibody thereto, and methods of use
JP4026923B2 (ja) ポリペプチド
JPH11100400A (ja) インターロイキン−18受容体蛋白質
AU733126B2 (en) Polypeptides
JP2000210087A (ja) インタ―ロイキン―18結合蛋白質
JP3993652B2 (ja) 感受性疾患剤
WO2023070038A2 (en) Human il-12p40 variants and uses thereof
JP2000236884A (ja) ペプチド
JP3689111B2 (ja) インターロイキン15
KR100490447B1 (ko) 인터페론-γ의생산을유도하는폴리펩피드,이폴리펩티드에특이적인모노클로날항체및감수성질환체
WO1995023861A1 (fr) MEGACARYOPOIETINE HUMAINE ET ISOLEMENT DE CELLE-CI, CLONAGE D'ADNc, ET PREPARATION DE LA PROTEINE RECOMBINEE
MXPA00008633A (en) Utilization of cd137 in order to promote the proliferation of peripheral monocytes
JPH09234079A (ja) 単球の成熟分化因子

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040405

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060922

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees