JPH11240191A - ドットプリンタおよびその制御方法 - Google Patents

ドットプリンタおよびその制御方法

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JPH11240191A
JPH11240191A JP10041742A JP4174298A JPH11240191A JP H11240191 A JPH11240191 A JP H11240191A JP 10041742 A JP10041742 A JP 10041742A JP 4174298 A JP4174298 A JP 4174298A JP H11240191 A JPH11240191 A JP H11240191A
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dot
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JP10041742A
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Inventor
Masahiro Minowa
政寛 箕輪
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリアル型のドットプリンタにおいて、印字要
素に不良が発生した場合、これを検出する手段と、不良
の発生したドットを補完する手段を備えることにより、
ドット抜けの無い完全な印刷を実現する。 【解決手段】記録紙の印刷面を読みとる印刷面検出手段
と、印刷面検出手段によって所定の印刷結果を読み取り
この印刷結果と印刷データを比較し不良ドットを特定す
る不良ドット判定手段と、印字要素の不良が発生したド
ットの位置を特定する情報を記憶する不良ドット情報記
憶手段と、不良ドット情報が記憶されている時、不良ド
ットもしくはこれを含む所定範囲のドットを除く一行の
印刷走査に加え、不良ドットもしくはこれを含む所定範
囲のドットを補完する印刷走査をする補完印刷制御手段
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドットによって文字
あるいは画像を印刷するシリアル型のドットプリンタお
よびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から印刷ヘッドに複数の印字要素を
用いたプリンタでは、一ドットの不良が発生してもその
ヘッド全体が不良として判定され交換される必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来例におい
て、店舗等で使用されるいわゆるPOS用のプリンタで
は、例えばドット不良が発生した場合、印字不良が生じ
たまま印刷する事となり、レシート等を持ち帰って活用
する顧客に対して印刷不良のあるものを手渡すこととな
る。又、小切手のようにセキュリティを重んずる物で
は、印刷不良が有っては受け入れられない。このような
不良が発生すると店舗などで使用されているPOS用の
プリンタでは、サービスマンを呼んで、印刷ヘッドの交
換などが行われる事になる。
【0004】しかしながら、印刷ヘッドの交換までに
は、一般に、数日、あるいは数週間待たされることがあ
り、その間、顧客は印字不良が発生したレシートを受け
取ることになる。
【0005】本発明の目的は、印刷ヘッドの印字要素の
破損などによって部分的なドット不良が発生してもこれ
を補完することによって完全な印刷を実現できるプリン
タを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明のドットプリンタは、記録紙の印刷面を読み
とる印刷面検出手段と、印刷面検出手段によって所定の
印刷結果を読み取りこの印刷結果と印刷データを比較し
不良ドットを特定する不良ドット判定手段と、印字要素
の不良が発生したドットの位置を特定する情報を記憶す
る不良ドット情報記憶手段と、不良ドット情報が記憶さ
れている時、不良ドットもしくはこれを含む所定範囲の
ドットを除く一行の印刷走査に加え、不良ドットもしく
はこれを含む所定範囲のドットを補完する印刷走査をす
る補完印刷制御手段を有することを特徴とする。
【0007】又、印刷面検出手段をキャリッジに搭載し
たことを特徴とする。
【0008】又、印刷面検出手段は、イメージセンサー
を有することを特徴とする。
【0009】又、印刷面検出手段は、印刷ヘッドの印字
要素の配列長さをカバーするに十分な検出長さを有す
る。
【0010】又、印刷面検出手段のイメージセンサーが
CCDセンサーであることを特徴とする。
【0011】更に、本発明は、複数の印字要素を有する
印刷ヘッドと該印刷ヘッドの印刷結果を読みとる印刷面
検出手段を搭載したキャリッジを有し、前記印刷ヘッド
を記録紙の移送方向と直交する方向に移動させ走査しな
がら印刷するごときシリアル型のドットプリンタにおい
て、ドットの形成の不良が発生していないか判定する不
良ドット判定モードを指定する行程と、前記不良ドット
判定モードが指定された時、前記印刷ヘッドを用いて所
定の印刷パターンを印刷しこの印刷結果を前記印刷面検
出手段で読み取りながら前記キャリッジを移動し、前記
印刷結果と、印刷データを比較し、不良の発生した印字
要素を特定する行程と、不良と判定されたドットを特定
する情報を記憶手段に記憶する行程と、前記不良ドット
判定モードが解除され通常印刷モードの時、記憶された
不良ドットがある時は、これを他の印字要素で補完する
行程とを有することを特徴とするドットプリンタの制御
方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に沿って説
明する。図1は、本発明のドットプリンタの一例の制御
部のブロック図である。1はシリアル型のドットプリン
タのプリンタユニットで、印字手段である複数の印字要
素を搭載した印刷ヘッド、記録紙を移送する記録紙移送
手段である記録紙移送モータ、印刷ヘッドを搭載したキ
ャリッジを搬送する手段であるキャリッジ搬送モータ
(図示せず)等を有している。7は印刷ヘッドを駆動す
るヘッドドライバを、8は各種モータを駆動するモータ
ドライバを、9は印刷面検出手段(図示せず)に接続さ
れた検出回路をそれぞれ示している。プリンタユニット
を制御する心臓部として、CPU2、ROM3、RAM
4、インターフェイス5、オペレーションパネル6等が
装備されている。
【0013】上記構成要素により、印刷ヘッドを記録紙
の移送方向と直交する方向に移動させ走査しながら印刷
する。
【0014】記憶手段であるRAM4内には、インター
フェイス5から取り込まれたコマンドデータあるいは印
刷データを一時的に格納する受信バッファ41、受信バ
ッファのデータから印刷ヘッドへの出力形式に変換され
たデータを格納する印刷バッファ42、前記印刷ヘッド
の不良ドットの情報を記憶する不良ドット格納部43等
が設置されている。不良ドット格納部43は印字要素の
不良が発生したドットの位置を特定する情報を記憶する
不良ドット情報記憶手段である。上記印刷バッファ42
は、少なくとも通常の一回の走査に用いられるデータを
記憶する。すなわち、2回分あるいは3回分のデータを
格納することもできる構成としても良い。
【0015】図2は、印刷ヘッド10による印刷状態を
示す略図であり、記録紙11は、通常の印刷状態で矢印
A方向に移送され、印刷ヘッド10は、矢印B方向に往
復搬送され走査されて印刷が実行される。すなわちこの
プリンタユニットはいわゆるシリアル型のプリンタユニ
ットである。
【0016】印刷ヘッド10には、少なくとも1列の印
字要素20が配列されている。この印字要素としては、
印刷ヘッドがサーマルヘッドなら発熱要素が、インパク
トドットヘッドなら、ワイヤピンが、インクジェットヘ
ッドならインクジェットノズルが相当する。又、本実施
例としては、一例として1列の印字要素が配列された印
刷ヘッドで説明するが、本発明は、印刷ヘッド内に複数
列の印字要素が配列されているものにも適用可能であ
り、更には印刷ヘッドの印字要素の配列方向が、印刷ヘ
ッドの進行方向に対して丁度90度でなく、傾斜させた
タイプでも同様である。
【0017】上記の記録紙移送手段は、少なくとも前記
印字要素の移送方向における実質的な配列ピッチと同じ
か、もしくはその整数倍のピッチに相当する移送ピッチ
で前記記録紙を搬送可能な構成となっている。
【0018】又、12はイメージセンサーを有する印刷
面検出手段であり、イメージセンサーの一例としてCC
Dセンサーと記録紙の紙面に光をあてるLEDがセット
で構成され、印刷ヘッド10とともにキャリッジ(図示
せず)に搭載され、印刷ヘッドによる印刷がイメージセ
ンサーによって読み取り可能となっている。
【0019】本実施例では、イメージセンサーは、キャ
リッジに搭載された例で説明しているが、イメージセン
サーを、キャリッジの移動方向の片側に固定して、この
固定部分による印刷を検出する構成も可能である。
【0020】図3は、本発明のドットプリンタの制御方
法の説明図であり、不良ドットを検出する不良ドット判
定モードの時の一行の印刷状態を示している。一例とし
て24ドットのヘッドで、#1、#4、#7−#22ド
ット(#は配列順番を表している)を先ず印刷し、次に
#2、#5、#8−#23を最後に#3、#6、#9−
#24を印刷する。12aはCCDセンサーの読み取り
範囲を示し、24ドットの印刷範囲を十分にカバーする
ような長さL1を有している。
【0021】図4は、CCDセンサーで読み取ったとき
の波形の一例を示す説明図であり、30は、図3の印刷
の初めの部分を読み取ったときの波形を示している。ド
ット間に所定の間隔を置いて印刷しているので、その時
の印刷パターンと、読み取り波形と比較することにより
容易に、不良ドットの判定が可能である。例えば、2番
目の山形波形31に異常があれば#4のドットが不良ド
ットとなる。
【0022】図5は、不良ドット判定モードの時の、制
御方法を示すフローチャートである。不良ドット判定モ
ードの設定は、オペレーションパネル6で、所定のキー
操作によって選択される。
【0023】ステップ101で#1、#4、#7…#2
2ドットの印刷が実行され、この時、ステップ102で
イメージセンサを同時に働かせ、検出結果を一端メモリ
に保存しておく。
【0024】ステップ103で#2、#5、#8…#2
3ドットの印刷が実行され、同様にステップ104で印
刷結果を検出し、メモリに保存する。
【0025】ステップ105,106で同様に#3、#
6…#24ドットの印刷と検出を実行しメモりに保存す
る。
【0026】ステップ107で、印刷パターンと検出結
果とを比較し、検出結果と異なる場合は、ステップ10
8で不良ドットの番号を不良ドット情報記憶手段である
RAMの所定部分である格納部43に格納する。
【0027】図6は、不良ドットがある場合の印刷方法
の一実施例を示すフローチャートである。
【0028】ステップ201で印刷データをインタフェ
ース5から受信し、受信バッファに格納する。ステップ
202ではコマンドデータ、印刷データを解析し、印刷
ヘッドに対応したデータとして印刷バッファ42に格納
する。ステップ203で、不良ドットがあるか判定す
る。この不良ドットは、あらかじめオペレーションパネ
ルなどを介してRAM43にセットされている。不良ド
ットが無い時はステップ204で、通常の印刷が実行さ
れ、所定の一走査分の印刷が終了する。
【0029】不良ドットがあるときは、ステップ205
で不良ドットもしくは不良ドットを含む所定の範囲のド
ットのデータを除くデータをヘッドドライバへ転送しな
がら印刷する。次に、ステップ205で印刷しなかった
データを印字するため、これを補完できるドットを判定
し、ステップ207で記録紙を移送する。ステップ20
8で不良ドットもしくは不良ドットを含む所定範囲のド
ットのデータをヘッドドライバに転送しながら印刷する
(ステップ209)。
【0030】以上をまとめると、以下となる。
【0031】本発明のドットプリンタは、印字不良の発
生した印字要素のドットに関する情報を記憶する記憶手
段を有し、この記憶手段に不良ドットの存在を示すデー
タが格納されていた場合、受信データを印刷ヘッドに出
力できる形式で保持する印刷バッファに格納するステッ
プと、これを前記不良ドットもしくはこれを含む所定範
囲のドットのデータを除いた印刷データを前記印刷バッ
ファから前記印刷ヘッドに転送し印刷するステップと、
前記不良ドットにもしくはこれを含む所定範囲のドット
のデータを印刷できる印字要素の配列位置まで前記記録
紙を移送するステップと、前記不良ドットもしくはこれ
を含む所定範囲のドットのデータを他の印字要素のデー
タとして印刷するステップとを有し、前記一連の行程に
より不良ドットのが発生していても、これを他の印字要
素で補完し、通常の一走査分の印刷を複数回の走査で補
完することを特徴とする。
【0032】通常は2回の走査で印刷は終了すると考え
られるが、不良ドットが多い場合は、更に記録紙を移送
して補完印刷を実行することによって、通常の1回分の
走査による記録を複数回の走査で実行する。
【0033】上記で不良ドットを含む所定の範囲のドッ
トのデータを2回目の走査で印刷する理由は、データ処
理を簡略化できる場合があるからである。例えば、通常
CPUは、8ビット単位のデータを処理しているので、
例えば24ドットのヘッドで#2、#3の番号のドット
が不良の時は、#1から#8までの8ビット分のデータ
を同時に処理した方が、処理が簡略化できるからであ
る。
【0034】以下、本発明の実施例を更に詳細に述べ
る。
【0035】図7は、本発明に用いる印刷ヘッド10の
印字要素の配列を示す略図であり、一例として24ドッ
トの印字要素が配列されている。印字要素の番号を#1
から#24とした時に、一例として、これを3つのブロ
ックに便宜的に分割し、#1〜#8をブロック1に、#
9から#16をブロック2に、#17から#24をブロ
ック3に割り当てる。この区切りの単位は、上記したよ
うにプリンタユニットに用いられるCPUのデータ処理
単位がデータ処理上好都合である。
【0036】例えば、16ビットのCPUであれば、1
6ビット単位が良い。近年では128ドットノズルのイ
ンクジェットヘッドを有するプリンタも珍しくなく、こ
れらのプリンタではCPUもハイパフォーマンスとなっ
てきており、この場合は、16ビットごとに区切って、
8ブロックとする。
【0037】印刷ヘッド10の1回の走査により記録紙
上の距離でD1分の印刷が実行され、記録紙搬送モータ
によって、D1ピッチ分の記録紙が搬送され、次の印刷
ヘッド10の走査が実行されることによって、更にD1
ピッチ分の搬送が行われ、これを繰り返して所定の印刷
が完了する。
【0038】印刷ヘッド10に何ら故障、不良が無い場
合は、上記D1ピッチで印刷が実行される。しかしなが
ら、ワイヤドットプリンタではワイヤピンが折れたり、
インクジェットプリンタでは、ノズルの目詰まりの発生
などによって印字不良が発生したりすることがある。
【0039】そこで、本発明ではこのような不具合を解
消するため、印字要素の配列を、上記のように所定の数
のブロックに分割して管理する。例えばブロック1に、
不良ドットが発生した場合は、ブロック2、ブロック3
でこれを補完して印刷することになる。
【0040】この時、それぞれのブロックの記録紙上の
ピッチはd1であり、この実施例では、D1の3分の1
となる。すなわち、ブロック1に不良ドットが発生して
いる場合、ブロック2、ブロック3で補完する。この時
の記録紙の移送量は2×d1のピッチで移送されるの
で、プリンタユニットの記録紙移送モータには、記録紙
の移送量を容易に便宜変更可能なステッピングモータが
用いられる。ここでは、ドット配列ピッチの8倍すなわ
ちd1のピッチが最小限の記録紙移送ピッチとなる。
【0041】本実施例では、24ドットで一行文字列の
印刷が実行されるプリンタであり、通常では、一回の走
査で一列分の印刷が実行されるが、ドット不良がブロッ
ク1に発生した場合は、2回の走査で一列分の印刷が実
行される。つまり印刷時間は若干長くなり、印刷スピー
ドが遅くなる。しかしながら、印字不良は解消される。
【0042】ブロック2に不良が発生した場合は、ブロ
ック1とブロック2の正規のデータがはじめに印刷ヘッ
ドに出力され、d1ピッチ記録紙を移送した後、残りの
印刷データをブロック1に対応する印字要素に出力して
一行の印刷が終了する。
【0043】図8は本発明のドットプリンタの制御装置
の制御ブロック図である。制御ブロック図の各要素は、
CPU2及びROM3に格納されたプログラムによって
統括制御される。
【0044】51はデータ受信手段で、インターフェイ
スを介して送られてくるデータコードを一時的に受信バ
ッファ41に格納する。格納されたコマンドを含むデー
タは、データ展開手段52によって、印刷ヘッドにふさ
わしい形式のデータとして印刷バッファ42に格納され
る。
【0045】一方不良ドット情報制御手段53は、不良
ドット格納部43に情報を書き込んだり読みだしたりす
る、プリンタは、不良ドットが存在しない場合は、通常
印刷制御手段54が選択し、1行ごとの、あるいは、全
ての印字要素を用いた1走査毎のシリアルヘッドの駆動
動作によって通常の印刷が実行される。
【0046】不良ドットありと判定された場合は、補完
印刷制御手段55が選択され、不良ドットのあるブロッ
クを用いないで、前記印刷バッファ42のデータを、所
定の正常ブロックに対応するヘッドドライバにデータを
転送し、記録紙の移送と、ヘッドの制御をしながら所定
の印刷を実行する。
【0047】不良ドットの位置をドット番号で記憶さ
せ、このドット番号での印刷をさけながら、2回目の走
査で補完することも可能である。しかしながらこのよう
な方法では、印刷のためのプリンタユニットの制御が複
雑となるので、本発明の他の実施例では、実質的に不良
ドットの位置を不良ブロックで表している。
【0048】すなわち、前記不良発生を示すドットのデ
ータを、不良の発生していない他のドットで補完可能な
ブロックを判定し、このブロックを用いて補完しながら
印刷する。
【0049】例えば、ブロック1、ブロック2ともに不
良ブロックとなってしまった場合は、ブロック3の印字
要素で補完することになる。
【0050】この場合、上記移送ピッチd1で記録紙を
移送しながら、ブロック1からブロック3に対応するデ
ータを順次ブロック3の印字要素に転送しながら印刷が
実行される。つまり、3回の走査によって、通常の1回
分の印刷が完了するわけである。
【0051】上記実施例では、一例として不良ドットの
位置を、3つのブロックに分割したブロックの位置で記
憶手段に格納するものであったが、これを更に分割し
て、6分割あるいは、12分割などで表し、これに対応
して最適な印字範囲を設定することができる。
【0052】又、印字要素の配置が、一列の印刷ヘッド
で説明したが、印字要素の数は近年増加する傾向にあ
り、その場合2列配置、あるいは3列配置としたり、千
鳥配列にしたりといった構成上のバリエーションが考え
られるが、これらの場合でも全く同様な手段によって、
不良ドットが発生しても補完可能である。
【0053】更に、キャリッジの一回の走査で、一行分
の印刷を行う例で説明したが、同一ピッチで印字要素の
多い128ドットの印字要素を有するヘッドでは、3行
同時印刷が可能であり、このような場合は、1行印刷あ
るいは2行同時印刷などに切り替えることで比較的簡単
に補完印刷が可能となる。
【0054】前述の不良ドット情報記憶手段は、一般的
なRAMで説明しているが、不良ドット情報が電源が切
られる度に消失してしまうと不便なため、この記憶手段
にはフラッシュメモリを用いる方が適している。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、イメージセンサーによ
って所定パターンを印刷した結果を読み取ることにより
容易に不良の発生しているドットが特定でき、又、これ
を補完する印字制御方法によって、少数の印字要素が不
良となってもこのヘッドを用いて完全な印刷結果を売る
ことが可能となる。
【0056】又、イメージセンサをヘッドと同様にキャ
リッジに搭載したので、1行の所定の印刷動作によって
全てのドットの確実な不良判定が可能となる。
【0057】又、CCDセンサーの長さを、印字の範囲
より十分に大きくしたので、一回の走査で、一行の印刷
を検出することが可能である。
【0058】一行の印刷の中で、所定の間隔で選択的に
印字要素を作動するパターンを用いて検出するので確実
な不良ドットの検出が可能である。
【0059】更に、不良ドットの処理を実行するとき、
CPUのデータ処理単位で実行することにより、処理を
簡略化し、効率化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドットプリンタの一例の制御部のブ
ロック図。
【図2】 本発明の印刷ヘッドによる印刷状態を示す略
図。
【図3】 本発明のドットプリンタの制御方法の説明
図。
【図4】 本発明のCCDセンサーで印刷面を読み取っ
たときの波形の一例を示し説明図。
【図5】 本発明の不良ドット判定モードの時の、制御
方法を示すフローチャート。
【図6】 本発明の不良ドットがある場合の印刷方法の
一実施例を示すフローチャート。
【図7】 発明に用いる印刷ヘッド10の印字要素の配
列を示す略図。
【図8】 本発明のドットプリンタの制御装置の制御ブ
ロック図。
【符号の説明】
1・・・・プリンタユニット 2・・・・CPU 3・・・・ROM 4・・・・RAM 5・・・・インターフェース 6・・・・オペレーションパネル 10・・・印刷ヘッド 11・・・記録紙 12・・・印刷面検出手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の印字要素を有する印刷ヘッドを搭載
    したキャリッジを用いて、前記印刷ヘッドを記録紙の移
    送方向と直交する方向に移動させ走査しながら印刷する
    ごとき、シリアル型のドットプリンタにおいて、 前記記録紙の印刷面を読みとる印刷面検出手段と、 前記印刷面検出手段によって所定の印刷結果を読み取り
    この印刷結果と印刷データを比較し不良ドットを特定す
    る不良ドット判定手段と、 前記印字要素の不良が発生したドットの位置を特定する
    情報を記憶する不良ドット情報記憶手段と、 不良ドット情報が記憶されている時、不良ドットもしく
    はこれを含む所定範囲のドットを除く一行の印刷走査に
    加え、前記不良ドットもしくはこれを含む所定範囲のド
    ットを補完する印刷走査をする補完印刷制御手段を有す
    ることを特徴とするドットプリンタ。
  2. 【請求項2】前記印刷面検出手段を前記キャリッジに搭
    載したことを特徴とする請求項1記載のドットプリン
    タ。
  3. 【請求項3】前期印刷面検出手段は、イメージセンサー
    を有することを特徴とする請求項1記載のドットプリン
    タ。
  4. 【請求項4】前記印刷面検出手段は、前記印刷ヘッドの
    印字要素の配列長さをカバーするに十分な検出長さを有
    することを特徴とする請求項1記載のドットプリンタ。
  5. 【請求項5】前記印刷面検出手段がCCDセンサーを有
    することを特徴とする請求項1記載のドットプリンタ。
  6. 【請求項6】前記印字要素の不良が発生したドットの位
    置を特定する情報を記憶する記憶手段が、フラッシュメ
    モリであること特徴とする請求項1記載のドットプリン
    タ。
  7. 【請求項7】複数の印字要素を有する印刷ヘッドを搭載
    したキャリッジを用いて、前記印刷ヘッドを記録紙の移
    送方向と直交する方向に移動させ走査しながら印刷する
    ごとき、シリアル型のドットプリンタにおいて、 前記印刷ヘッドに出力すべきデータを一時的に格納する
    印刷バッファと、 前記記録紙の印刷面を読み取る印刷面検出手段と、 前記印刷面検出手段によって所定の印刷結果を読み取り
    この印刷結果と印刷データを比較し不良ドットを特定す
    る不良ドット判定手段と、 前記印字要素の不良が発生したドットの位置を特定する
    情報を記憶する不良ドット情報記憶手段と、 前記印刷ヘッドによる印刷を前記印刷面検出手段で読み
    取り、印刷結果に不良の発生したドット位置を特定する
    情報を取得する不良ドット判定モードを指定するモード
    設定手段と、 不良ドット判定モードから通常印刷モードに復帰する通
    常印刷モード復帰手段と、 前記通常印刷モードの時、前記不良ドット情報記憶手段
    に不良ドットの発生を示すデータが無い時、前記印刷バ
    ッファのデータを印刷出力する通常印刷制御手段と、 前記不良ドット情報記憶手段に不良ドットの発生を示す
    データが有る時、前記不良ドットもしくはこれを含む所
    定範囲のデータを除く印刷データを印刷バッファから前
    記印刷ヘッドに出力して印刷し、残りのデータが印刷で
    きる位置まで前記記録紙移送手段により記録紙を移送
    し、不良の発生していない印字要素を用いて、前記不良
    ドットもしくはこれを含む所定範囲のデータを前記印刷
    バッファから前記印刷ヘッドに出力して印刷する補完印
    刷制御手段とを有し、 前記不良ドットが発生したことを示す情報が有るとき
    は、前記不良ドットもしくはこれを含む所定範囲の印字
    要素による印刷を、他の印字要素で補完することを特徴
    とするドットプリンタ。
  8. 【請求項8】複数の印字要素を有する印刷ヘッドと該印
    刷ヘッドの印刷結果を読みとる印刷面検出手段を搭載し
    たキャリッジを有し、前記印刷ヘッドを記録紙の移送方
    向と直交する方向に移動させ走査しながら印刷するごと
    きシリアル型のドットプリンタにおいて、ドットの形成
    の不良が発生していないか判定する不良ドット判定モー
    ドを指定する行程と、前記不良ドット判定モードが指定
    された時、前記印刷ヘッドを用いて所定の印刷パターン
    を印刷しこの印刷結果を前記印刷面検出手段で読み取り
    ながら前記キャリッジを移動し、前記印刷結果と、印刷
    データを比較し、不良の発生した印字要素を特定する行
    程と、不良と判定されたドットを特定する情報を記憶手
    段に記憶する行程と、前記不良ドット判定モードが解除
    され通常印刷モードの時、記憶された不良ドットがある
    時は、これを他の印字要素で補完する行程とを有するこ
    とを特徴とするドットプリンタの制御方法。
  9. 【請求項9】前記不良ドット判定モードが指定された
    時、印刷する所定の印刷パターンは、配列された複数の
    印字要素の内、所定の間隔を置いたドット配列で印刷す
    るような構成であり、ドット位置をずらしながら複数回
    の印刷により、全てのドットを印刷し、この印刷結果を
    前記印刷面検出手段で読みとり、前記印刷パターンと比
    較することを特徴とする請求項8記載のドットプリンタ
    の制御方法。
  10. 【請求項10】請求項8のドットプリンタの制御方法に
    おいて、前記複数の印字要素をあらかじめ複数のブロッ
    クに区分し、前記不良の発生した印字要素の不良ドット
    に関する情報が、その不良ドットが含まれる区分を特定
    する情報であることを特徴とするドットプリンタの制御
    方法。
  11. 【請求項11】前記複数のブロックに区分する時、区分
    の単位はドットプリンタに用いられるCPUのデータ処
    理単位と同一であることを特徴とする請求項10記載の
    ドットプリンタの制御方法。
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