JPH11239697A

JPH11239697A - 器具のタイマー表示装置

Info

Publication number: JPH11239697A
Application number: JP10045419A
Authority: JP
Inventors: Seisuke Takeshita; 清助竹下; Minoru Okada; 岡田　　稔; Masami Fukumoto; 正美福本
Original assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1998-02-26
Filing date: 1998-02-26
Publication date: 1999-09-07

Abstract

(57)【要約】【課題】タイマーツマミを大きくして操作を簡単にし
た場合であっても所望の通電状態表示部を瞬時にして見
分けることができ、且つ通電設定表示部による通電時間
の設定を簡単にする。【解決手段】タイマー１３の操作表示部７に、平面部
１６が透明又は半透明であり指針１５を設けたタイマー
ツマミ１４を設け、この平面部の下方にヒータ５とファ
ンモータ６の複数の通電パターンを表示する通電状態表
示部１８、１９を設けると共に、タイマーツマミの外側
に前記通電状態表示部に対応するヒータとファンモータ
の通電設定表示部２１、２２を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば布団乾燥機
や衣類乾燥機の様に温風や涼風を乾燥物に向けて吐出す
る器具のタイマー表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば布団乾燥機は、風によって膨らむ
乾燥シートを掛布団と敷布団の間に介挿し、前記乾燥シ
ートに温風を送り込んでそれぞれの布団を乾燥するもの
であるが、夏期には乾燥の終了後にそれぞれの布団温度
が高くなっており、この状態で布団に入ると寝苦しいも
のとなる。

【０００３】このため、特開平７−１８５１９５号公報
に示す様にヒータとファンモータへの通電時間を設定す
る通電設定表示部には、タイマーの計時中はヒータとフ
ァンモータを連続して通電状態にし計時終了までの間、
温風を吐出する「冬コース」と、タイマーの計時開始か
ら所定時間はヒータとファンモータの両方に通電し所定
時間が経過した時点でヒータへの通電を止めファンモー
タのみに通電して涼風を吐出し布団の温度を下げる「夏
コース」を設けている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、ヒータとフ
ァンモータの通電パターン（例えば「冬コース」や「夏
コース」を表示する複数の通電状態表示部と、ヒータと
ファンモータへの通電時間等の設定の指標となる通電設
定表示部のそれぞれはタイマーツマミの外側に設けてい
るために、複数の通電状態表示部はそれぞれがタイマー
ツマミの外側の離れて位置にあり、瞬時に所望の通電状
態表示部を見分けることができない欠点がある。

【０００５】即ち、タイマーツマミは、その外径寸法を
大きくすると操作がしやくなり、且つタイマーツマミの
外側の通電設定表示部も種々の内容を大文字でわかりや
すく表示することができるものの、反面タイマーツマミ
が大きいほどそれぞれの通電状態表示部の相互位置が大
きく離れて見分けづらくなる。

【０００６】本発明は、タイマーツマミを大きくして操
作を簡単にした場合であっても所望の通電状態表示部を
瞬時にして見分けることができ、且つ次の操作ステップ
である通電設定表示部への移行をより円滑にしたもので
ある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、ヒータと、こ
のヒータに空気を送風するファンモータと、前記ヒータ
とファンモータへの通電時間を予め設定するタイマー
と、該タイマーの操作表示部を備え、前記操作部は、平
面部に指針を設けた透明又は半透明のタイマーツマミ
と、このタイマーツマミの平面部の下方に位置する表示
面に設けられ前記ヒータとファンモータの複数の通電パ
ターンを表示する通電状態表示部と、前記タイマーツマ
ミの周縁より外れた表示面に設けられ前記通電状態表示
部に対応する前記ヒータとファンモータの通電設定表示
部とからなるものである。

【０００８】また、前記複数の通電状態表示部は、それ
ぞれの表示色を異ならしめたものである。

【０００９】そして、前記通電状態表示部は、外気温に
応じてヒータ或はファンモータへの通電時間を表示する
ものであって、タイマーの計時中はヒータとファンモー
タへの通電を継続する「冬コース」と、タイマーの計時
中にヒータとファンモータを同時に通電或はファンモー
タのみを通電する「夏コース」とを備え、前記「冬コー
ス」の表示色を暖色系とし、前記「夏コース」の表示色
を寒色系としたものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図１は本発明の器具のタイマー表示装置を布
団乾燥機に実装した場合の要部平面図、図２は同じく本
体の前面外観斜視図、図３は同じく本体の側面図、図４
は同じくアタッチメントの収納状態を示す前面斜視図、
図５は同じく使用状態を示す斜視図である。

【００１１】（１）は前ケース（２）と後ケース（３）
と上ケース（４）とからなり、ヒータ（５）とファンモ
ータ（６）を内装する箱型の本体で、前記上ケース
（４）の側部にはタイマーの操作表示部（７）を設けて
いる。（８）は前記前ケース（２）と後ケース（３）と
上ケース（４）により凹設した壁面によって形成され後
述するホース（１０）と乾燥シート（１１）の収納部
（９）である。

【００１２】前記ホース（１０）は、前記ヒータ（５）
とファンモータ（６）による温風を本体（１）の外側に
送出するものである。

【００１３】前記乾燥シート（１１）は、メッシュ布で
形成され、掛布団と敷布団間に介挿するもので、図４の
状態では折り畳んで収納部（９）内に収めている。

【００１４】（１２）は一側を前記本体（１）の上部後
側壁に開閉自在に枢支した蓋体で、施蓋時には本体
（１）の上部前側壁に掛止される。

【００１５】次に操作表示部（７）を詳記する。（１
３）は前記ヒータ（５）やファンモータ（６）への通電
時間を予め設定するタイマーで、操作表示部（７）の下
方に配置固定されている。（１４）は前記タイマー（１
３）の回転軸（図示せず）に嵌合され透明な材料により
形成し指針（１５）を設けた平面部（１６）と外側に滑
り止め（１７）を有する平面形状が円形のタイマーツマ
ミ、（１８）、（１９）は前記平面部（１６）の下方に
位置する表示面（２０）に設けられ前記ヒータ（５）と
ファンモータ（６）の複数の通電パターンを表示する複
数の通電状態表示部で、タイマー（１３）の計時中はヒ
ータとファンモータへの通電を連続して継続し「切」位
置で全てＯＦＦとなる「冬コース」と、タイマーの計時
開始後から所定時間はヒータ（５）とファンモータ
（６）への通電を行い、所定時間後にヒータ（５）への
断電を行ってファンモータ（６）のみ通電して送風し一
定時間後に全てＯＦＦとなる「夏コース」を表示してお
り、「冬コース」の表示色は、例えば赤色、橙色、排色
等の暖色系とし、「夏コース」の表示色は、例えば青
色、水色等の寒色系としている。

【００１６】（２１）、（２２）は前記タイマーツマミ
（１４）の周縁（滑り止め（１７））より外れた表示面
に設けた前記ヒータ（５）とファンモータ（６）の通電
設定表示部で、図１に示す様に前記「冬コース」の通電
状態表示部（１８）に対応する表示面には、布団の大き
さや湿り具合に応じてヒータ（５）とファンモータ
（６）に同時に通電する時間を２時間から１時間の間に
設定され、ヒータとファンモータが全てＯＦＦとなる約
３０分前の「あたため」に設定すると布団が暖かい状態
で眠ることができる。「羽根」マークは羽毛布団の場合
のヒータ（５）とファンモータ（６）への通電時間を設
定する目安であり、「ダニ」マークはダニを死滅するの
に必要な最低限の時間の設定を行う目安となる。「綿」
マークは綿布団を乾燥させるのに必要な時間を設定する
目安となるものである。

【００１７】以上は「冬コース」の通電設定表示部（２
１）の表示内容を説明だが、「夏コース」の通電設定表
示部（２２）の表示内容は、基本的に「冬コース」と同
じであり、異なる点はヒータ（５）とファンモータ
（６）への通電が所望時間経過してヒータとファンモー
タの全てがＯＦＦする約３０分前にヒータへの断電を行
いファンモータのみ通電して「自動送風」を行うところ
である。

【００１８】「夏コース」の通電設定表示部（２２）に
表示された「羽根」、「綿」の各マークは、「冬コー
ス」の通電設定表示部（２１）に表示された同マークと
同じ機能の表示内容である。

【００１９】かくして、冬季において布団を乾燥する場
合には、タイマーツマミ（１４）の滑り止め（１７）を
持ち平面部（１６）を透して指針（１５）を「冬コー
ス」に合わせ、該指針を通電設定表示部（２１）にある
所望の温風を送風する時間に設定する。この時、指針
（１５）の周辺の平面部（２０）は通電状態表示部（１
８）の全領域を目視して確認することができる。

【００２０】夏季において布団を乾燥する場合も同様に
タイマーツマミ（１４）の指針（１５）を例えば図１の
破線位置に示す様に通電設定表示部（２２）にある所望
の温風を送風する時間に設定する。

【００２１】尚、本発明のタイマーツマミの平面部は、
透明材料により形成したが、当然のことながら透明材料
の方が通電状態表示部の視認が確実となるものの本体の
デザインやケースの色彩のコーディネート等によって半
透明の材料にしてもよい。

【００２２】

【発明の効果】以上の様に本発明は、タイマーの操作表
示部に、平面部に指針を設けた透明又は半透明のタイマ
ーツマミと、平面部の下方に位置する表示面に設けたヒ
ータとファンモータの複数の通電パターンを表示する通
電状態表示部と、タイマーツマミの外側に設けた前記通
電状態表示部に対応するヒータとファンモータの通電設
定表示部とを有したものであるから、タイマーツマミの
平面部を透して針を希望する通電状態表示部に瞬時にし
て合わせることと同時に同じ目線の領域にてヒータとフ
ァンモータへの通電時間を通電設定表示部により設定す
ることができる。

【００２３】また、複数の通電状態表示部は、それぞれ
の表示色を異ならしたものであるから、希望する通電状
態表示部の目視が頗る簡単に、且つ老人にもわかりやす
く認識することができる。

【００２４】そして、通電状態表示部を、「冬コース」
と「夏コース」にして表示し、「冬コース」を暖色系の
表示色、「夏コース」を寒色系の表示色にしたものであ
るから、希望するコースを季節に応じて視覚的感覚から
素早く認識することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の器具のタイマー表示装置を布団乾燥機
に実装した場合の平面図である。

【図２】同じく本体の前面外観斜視図である。

【図３】同じく本体の側面図である。

【図４】同じくアタッチメントの収納状態を示す前面斜
視図である。

【図５】同じく使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１本体５ヒータ６ファンモータ７操作表示部１３タイマー１４タイマーツマミ１５指針１６平面部１８通電状態表示部１９通電状態表示部２１通電設定表示部２２通電設定表示部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者福本正美鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地鳥取三洋電機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ヒータと、このヒータに空気を送風する
ファンモータと、前記ヒータとファンモータへの通電時
間を予め設定するタイマーと、該タイマーの操作表示部
を備え、前記操作部は、平面部に指針を設けた透明又は
半透明のタイマーツマミと、このタイマーツマミの平面
部の下方に位置する表示面に設けられ前記ヒータとファ
ンモータの複数の通電パターンを表示する通電状態表示
部と、前記タイマーツマミの周縁より外れた表示面に設
けられ前記通電状態表示部に対応する前記ヒータとファ
ンモータの通電設定表示部とからなる器具のタイマー表
示装置。
【請求項２】前記複数の通電状態表示部は、それぞれ
の表示色を異ならしめたことを特徴とする請求項１に記
載の器具のタイマー表示装置。
【請求項３】前記通電状態表示部は、外気温に応じて
ヒータ或はファンモータへの通電時間を表示するもので
あって、タイマーの計時中はヒータとファンモータへの
通電を継続する「冬コース」と、タイマーの計時中にヒ
ータとファンモータを同時に通電或はファンモータのみ
を通電する「夏コース」とを備え、前記「冬コース」の
表示色を暖色系とし、前記「夏コース」の表示色を寒色
系としたことを特徴とする請求項２に記載の器具のタイ
マー表示装置。