JP6549792B2 - ポータブル衣類乾燥機及びその衣類乾燥方法 - Google Patents

Description

本発明は、衣類乾燥機の技術分野に属し、具体的には、ポータブル衣類乾燥機及びその衣類乾燥方法に関する。

一般的な衣類乾燥機は体積が大きく、動かし辛く、家庭内での使用にのみ適している。人々は出張や旅行の際、しばしばシャツやズボン、下着などの小さな衣類をしばしば洗濯する必要があり、旅館やホテルなどは、ルーム内の衣類乾燥設備または公共の衣類乾燥設備を持たず、衛生面や健康のリスクがあるので、頻繁に出張や旅行する人にとって、ポータブル衣類乾燥機が必要である。

従来のポータブル衣類乾燥機は、一般的に上部ハウジング、下部ハウジングおよび上部ハウジングと下部ハウジングとの間の支持バーと、有し、支持バーは収縮可能なタイプまたは脱着可能なタイプを使用し、ポータブル衣類乾燥機が不使用のとき、支持バーは収縮し、または取り外せ、全体の高さが低く、体積が小さく、持ち運び易くなる。使用するとき、支持バーを延長または装着させ、上部ハウジングと下部ハウジングとの間の空間の周囲に防水スリーブを設置し、衣類を上部ハウジングと下部ハウジングとの間の乾燥キャビティに吊す。通常、衣類は衣服支持体に掛けられて乾燥し、その場合、乾燥キャビティの長さと幅が衣服支持体の大きさよりも大きくなるように、乾燥キャビティの容積が乾燥予定の衣類が拡張した体積よりも遥かに大きくなる必要があり、乾燥に必要な時間は長く、乾燥効率が低い。且つ、衣類を乾燥させた後、衣類のしわを無くし、アイロンをかける必要がある。

本発明は、操作が簡便、且つ持ち運びが容易であり、衣類を乾燥した後に高い平滑性を有するポータブル衣類乾燥機を提供する。

上記の技術的目的を達成するために、本発明は、次の技術的解決手段を用いて実現する。

ポータブル衣類乾燥機であって、ハウジングと、空気供給が可能なキャビティを有する可撓性材料で作られた脱着可能な衣服マネキンと、空気を加熱するために、前記ハウジング内に設置された加熱手段と、衣服マネキンのキャビティ内に加熱空気を吹き込む送風機と、を備え、前記ハウジングに空気入口及び空気出口が設けられ、前記キャビティは吸気口を有し、前記空気出口から吹き出された空気は前記吸気口を介して吹き込まれ、乾燥予定の衣類を前記衣服マネキンに装着して乾燥させる。

さらに、前記ポータブル衣類乾燥機は、少なくとも１つの支持バーをさらに備え、前記支持バーは伸縮可能に前記ハウジングに設置されている。前記ポータブル衣類乾燥機で衣類を乾燥する必要があるとき、前記支持バーが突出し、前記衣服マネキンを前記支持バーに装着する。

さらに、前記ポータブル衣類乾燥機は、少なくとも１つの支持バーをさらに備え、前記支持バーは伸縮可能に前記ハウジングに設置されている。前記ポータブル衣類乾燥機を作動させる必要があるとき、前記支持バーが突出し、前記衣服マネキンの上部を前記支持バーに固定する。

さらに、前記ハウジングには、前記空気入口と前記空気出口と連通する空気ダクトが設置され、前記加熱手段が前記空気ダクト内に設置されている。

さらに、前記ハウジングの左右両側には、それぞれ空気入口が設置され、前記空気出口は前記ハウジングの頂面の中心に設置され、前記空気ダクトは逆Ｔ字構造となる。

さらに、前記空気入口と前記空気出口とが着脱可能に連結されている。

さらに、前記送風機が上方に隆起するように前記空気出口に設置され、前記送風機は、頂面を有する円筒状の送風機ケーシングを備え、前記送風機ケーシングの円筒状の側壁に排気口が複数開設されている。前記ポータブル衣類乾燥機を作動させる必要があるとき、前記送風機が上方に隆起し、前記排気口が露出する。

さらに、前記空気出口に圧力センサが設置され、前記ポータブル衣類乾燥機が作動するとき、前記圧力センサからのフィードバック圧力と所定圧力とを比較して、例えば、フィードバック圧力が所定圧力よりも大きいか、又はフィードバック圧力が所定圧力に等しいとき、前記送風機及び前記加熱手段が停止され、フィードバック圧力が所定圧力よりも低いとき、前記送風機及び前記加熱手段が作動状態となる。

さらに、前記送風機が上方に隆起した後、前記送風機ケーシングの下端は前記空気出口に密着し、且つ前記空気出口を前記衣服マネキンのキャビティ内に位置するように、前記衣服マネキンの吸気口を前記送風機ケーシングの下部に取り付ける。

さらに、前記送風機ケーシングの円筒状の側壁の下部に環状の凹溝が設置され、前記衣服マネキンの吸気口に伸縮性ありの固定構造が設置され、前記固定構造を前記凹溝に取り付ける。

さらに、前記空気出口は、ホーン形状の上向きの延長部を有し、前記延長部の上端は前記ハウジングの頂面に固定する。

さらに、前記衣服マネキンは前記支持バーに対応する差し入れ口を有し、前記衣服マネキンを取り付けるとき、前記支持バーは前記差し入れ口を経由して前記キャビティ内に延在される。

さらに、前記ハウジングに前記衣服マネキンの吸気口に適合する取付部が設置され、前記吸気口を前記取付部に固定して装着するとき、前記支持バーは前記吸気口を貫通して前記キャビティ内に延在される。

さらに、前記ハウジングは頂面を有し、前記空気出口と前記支持バーの頂端は、前記頂面に設置され、前記頂面には、前記衣服マネキンの吸気口を取り付ける取付部が設置され、前記空気出口と前記支持バーの頂端は前記取付部に囲まれている。

さらに、前記支持バーの突出端に支持ブロックが設けられ、前記ハウジングの頂面に前記支持ブロックに適合する収容溝が設置され、前記支持ブロックは前記収容溝に位置する。

さらに、前記ハウジングには、前記衣服マネキンを収納するキャビネットが設置されている。

さらに、前記ハウジングには、取手が設置されている。

さらに、前記衣服マネキンには、通気孔が設けられている。

前記ポータブル衣類乾燥機に基づき、本発明は、以下のステップを有する、ポータブル衣類乾燥機の乾燥方法を提供する。

ａ．前記衣服マネキンの吸気口を前記ハウジングに固定して装着し、乾燥予定の衣類を前記衣服マネキンに装着するステップである。

ｂ．前記ポータブル衣類乾燥機を始動して、前記送風機及び前記加熱手段が作動され、空気入口から流入する空気が前記加熱手段を介して加熱された後、前記送風機によって加熱空気が前記吸気口を経由して前記衣服マネキンの前記キャビティ内に吹き出され、前記キャビティを膨張させ、衣類を乾燥させるステップである。

ｃ．衣類を乾燥した後に衣類を取り下げ、前記ポータブル衣類乾燥機をオフにし、前記衣服マネキンを取り下げるステップである。

さらに、前記ポータブル衣類乾燥機は、少なくとも１つの支持バーをさらに備え、前記支持バーが伸縮可能に前記ハウジングに設置されている。前記ステップａの前にステップａ０がある。即ち、前記支持バーを突出させ、前記衣服マネキンを前記支持バーに装着する。

さらに、前記ポータブル衣類乾燥機は、少なくとも１つの支持バーをさらに備え、前記支持バーが伸縮可能に前記ハウジングに設置されている。前記ステップａの前にステップａ０がある。即ち、前記支持バーを突出させ、前記衣服マネキンの上部を前記支持バーに固定する。

さらに、前記ステップｂにおいて、キャビティ内の圧力を判定するステップをさらに含み、第１の所定圧力と第２の所定圧力との間にあるよう前記キャビティ内の圧力を制御し、前記キャビティ内の圧力が第１の所定圧力より大きいか、または前記キャビティ内の圧力が第１の所定圧力に等しい場合、前記送風機及び前記加熱手段が停止され、前記キャビティ内の圧力が第２の所定圧力より小さいか、または前記キャビティ内の圧力が第２の所定圧力に等しい場合、前記送風機及び前記加熱手段が作動状態になる。

前記ポータブル衣類乾燥機に基づき、本発明は、以下のステップを有する、ポータブル衣類乾燥機の乾燥方法を提供する。

ａ．前記衣服マネキンの吸気口を前記ハウジングに固定して装着するステップである。

ｂ．前記ポータブル衣類乾燥機を始動して、前記送風機及び前記加熱手段が作動され、前記空気入口から流入する空気が前記加熱手段を介して加熱された後、前記送風機によって加熱空気が前記吸気口を経由して前記衣服マネキンの前記キャビティ内に吹き出され、前記キャビティを膨張させ、乾燥予定の衣類を前記衣服マネキンに装着するステップである。

ｃ．衣類を乾燥した後に衣類を取り下げ、前記ポータブル衣類乾燥機をオフにし、前記衣服マネキンを取り下げるステップである。

本発明は、ポータブル衣類乾燥機を提供し、ポータブル衣類乾燥機は、ハウジングと、加熱手段と、送風機と、脱着可能な衣服マネキンと、を備える。衣服マネキンが脱着可能で、衣服マネキンが可撓性材料で作られ、空気供給が可能なキャビティを有することによって、ポータブル衣類乾燥機が作動しないときの体積を小さくし、持ち運びに便利となる。且つ、乾燥予定の衣類を衣服マネキンに装着して乾燥させることにより、衣類を平坦な状態で乾燥させ、乾燥させた後の衣類のしわを無くし、そのまま直接身に着けることができ、アイロンをかける必要がない。また、送風機によって吹き出された加熱空気が衣服マネキンのキャビティ内に流入し、キャビティ内はずっと加熱した乾燥空気を有するように、衣服マネキンを介して熱量が衣服マネキンに装着した乾燥予定の衣類に直接伝達し、衣類の水分を直接蒸発させ、乾燥効率が高い。また、キャビティの体積が小さく、さらに乾燥効率を向上させた。

本発明に係るポータブル衣類乾燥機の第一実施例の構成模式図である。 図１の背面視の構成模式図である。 図１の断面視の構成模式図である。 図１の支持バーが突出した後のポータブル衣類乾燥機の構成模式図である。 図４のＡ領域の部分的拡大構成模式図である。 図４の衣服マネキンに装着した後のポータブル衣類乾燥機の構成模式図である。 図４の衣服マネキンに装着した後のポータブル衣類乾燥機の他の構成模式図である。 ポータブル衣類乾燥機の制御におけるフローチャートである。 本発明に係るポータブル衣類乾燥機の第二実施例の構成模式図である。 支持バーが突出した後のポータブル衣類乾燥機の構成模式図である。 図４の衣服マネキンに装着した後のポータブル衣類乾燥機の構成模式図である。

本発明の実施例の目的、技術的解決手段及び利点をより明確するために、次に本発明の実施例の図面を併せて本発明の実施例の技術的解決手段を明白に、詳細に説明する。

本発明の記載では、言及すべきなのは、用語「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」などは、図面に示す方向や位置関係に基づいて、方向または位置関係を示し、本発明の説明を容易、かつ簡便にするのに用いるが、装置や部品が必ず特定方向となることや、特定構成及び操作を表示や暗示することではない。従って、本発明を限定するものと解釈されない。

図１〜図８に示すように、本発明に係るポータブル衣類乾燥機の一実施例であり、ポータブル衣類乾燥機は、ハウジング１と、ハウジング１に設置されたスイッチボタン２、取手３、電源プラグ５、空気入口４及び空気出口と、ハウジング１内に設置された加熱手段７及び送風機６と、を備える。取手３はハウジング１の固定部分の周りを回転することができ、ポータブル衣類乾燥機を持ち上げる必要があるとき、取手３を上部に回転させ、ポータブル衣類乾燥機が作動するとき、取手３をハウジング１に接触するよう下部に回転させる。空気入口４はポータブル衣類乾燥機が作動するときに外部環境の空気を吸入する。電源プラグ５は、ポータブル衣類乾燥機に電源を接続し、加熱手段７、送風機６及び制御手段に電力を供給するために使用される。電源プラグ５は使用しないとき、ハウジング１内に電源プラグ５を収納することができ、電源プラグ５を使用するとき、電源プラグと電源コードを引き出すことができる。空気を加熱するための加熱手段７がハウジング１内に設置されている。さらに、空気供給が可能なキャビティを有する可撓性材料で作られた脱着可能な衣服マネキン８を有し、且つ、キャビティは吸気口８２を有し、空気出口から吹き出された空気は吸気口８２を介して吹き込まれる。よって、ポータブル衣類乾燥機が作動するとき、衣服マネキン８が取り付けられた後、吸気口８２が空気出口を覆うように設置されることができることによって、送風機が加熱空気を衣服マネキン８のキャビティに吹き込み、キャビティを膨張させる。

本実施例に係るポータブル衣類乾燥機は、ハウジング１と、加熱手段７と、送風機６と、脱着可能な衣服マネキン８と、を備え、衣服マネキン８が脱着可能で、可撓性材料で作られ、空気供給が可能なキャビティを有することによって、衣服マネキン８を取り外し、且つ、空気を抜き、折り畳むことができ、ポータブル衣類乾燥機が作動しないときの体積が小さくさせ、持ち運びに便利となる。且つ、乾燥予定の衣類を前記衣服マネキン８に装着して乾燥させることにより、衣類を平坦な状態で乾燥させ、乾燥後の衣類のしわを無くし、そのまま直接身に着けることができ、アイロンをかける必要がない。また、送風機６によって吹き出された加熱空気が衣服マネキン８のキャビティ内に流入し、キャビティ内はずっと加熱した乾燥空気を有するように、衣服マネキン８を介して熱量が衣服マネキンに装着した乾燥予定の衣類に直接伝達され、衣類の水分を直接蒸発させ、乾燥効率が高い。また、キャビティは衣類を内部に吊るして乾燥するとき体積がより小さく、キャビティに短時間で加熱空気を充満させ、さらに乾燥効率を向上させた。

本実施例では、図４〜図５に示すように、送風機６が上方に隆起するように空気出口に設置され、送風機６は、頂面６１１を有する円筒状の送風機ケーシング６１を備え、送風機ケーシング６１の円筒状側壁に排気口６２が複数開設されている。ポータブル衣類乾燥機を動作させる必要があるとき、送風機６が上方に隆起し、排気口６２が露出する。送風機６が上方に隆起するように設置されることによって、送風機６が上方に隆起した後、ハウジング１の頂面に突出され、送風機６の送風効率を向上し、さらに、衣類乾燥効率を向上させた。

本実施例では、送風機６が上方に隆起した後、送風機ケーシング６１の下端は空気出口と密着し、つまり、空気ダクト中の空気は送風機６と排気口との間の隙間を通ることができない。且つ、衣服マネキン８の吸気口８２を送風機ケーシング６１の下部に取り付けられ、排気口６２は衣服マネキン８のキャビティ内に位置している。このように、排気口６２から吹き出された空気が直接キャビティ内に流入し、送風効率を向上させた。

衣服マネキン８の吸気口８２を送風機ケーシング６１に固定する方式は、様々な形式を用いることができる。本実施例では、図５に示すように、送風機ケーシング６１の円筒状の側壁の下側に環状の凹溝６１２が設置され、衣服マネキン８の吸気口８２に例えば結束紐やゴムバンドのような伸縮性有りの固定構造が設置され、吸気口８２を拡張して凹溝６１２に装着してもよく、衣服マネキン８の吸気口８２の脱着が便利であり、迅速である。

図５に示すように、衣服マネキン８の吸気口８２を固定して取付け易くなるため、空気出口はホーン形状の上向きの延長部９を有し、延長部９の上端はハウジング１の頂面に固定される。つまり、空気出口にホーン形状の上向きの延長部９が形成され、衣服マネキン８の吸気口８２を固定して取付けるとき、操作の空間を有する。また、ポータブル衣類乾燥機の外観の美しさを高める。

好ましくは衣服マネキン８の材質が例えばＰＶＣなどの材料のような熱透過で気密な可撓性材料である。衣服マネキン８は、それぞれジャケットとパンツを乾燥させるために使用されるジャケットマネキンとパンツマネキンを備え、また、小さい衣類ための小さなマネキンを備えることができる。乾燥予定の衣類と衣服マネキン８とを貼り合わせ、さらに乾燥した後の平坦性を向上するように衣服マネキン８は異なるサイズのジャケットマネキンとズボンマネキンを設置してもよい。

本発明のいくつかの実施例では、図６と図７に示すように、衣服マネキン８のキャビティ内の圧力が大きすぎることを防止し、衣服マネキン８のキャビティ内の空気を循環するために、衣服マネキン８に通気孔８３が設けられ、通気孔８３が例えばジャケットマネキンでボディ部と腕部との接続部にある脇下箇所、ズボンマネキンで両脚部の交差箇所のような衣類乾燥し難い箇所に通気孔８３が設けられている。キャビティ内の空気が通気孔８３から流出するよう通気孔８３を設けることによって、通気孔８３の箇所の衣類の乾燥に寄与する。そして吸気口８２から流入した加熱空気のための空間を提供する。

本発明のいくつかの実施例では、図８に示すように、衣服マネキン８のキャビティ内の圧力が大きすぎることを防止するために、圧力センサを排気口に設置し、キャビティ内の圧力を第１の所定圧力Ｐ１と第二の所定圧力Ｐ２との間に介在させること制御する。ポータブル衣類乾燥機が作動する場合、フィードバック圧力Ｐが第２の所定圧力Ｐ２より大きいか、またはフィードバック圧力Ｐが第２の所定圧力Ｐ２に等しいとき、送風機６と加熱手段７を制御して停止させる。フィードバック圧力Ｐが第１の所定圧力Ｐ１より小さいとき、送風機６と加熱手段７を制御して作動状態にさせる。このように、送風機６と加熱手段７とを断続的に作動及び停止し、衣服マネキン８の圧力Ｐが第１の所定圧力Ｐ１と第２の所定圧力Ｐ２との間に介在することで、乾燥効率を保証すると同時に、ポータブル衣類乾燥機の電力消費量を低下させた。

第２の所定圧力Ｐ２は、衣服マネキンが耐えることができる最大圧力値であり、それは衣服マネキンの材料によって決められるものである。第１の所定圧力Ｐ１は、外部の大気圧、または外部の大気圧よりもわずかに大きい圧力を選択することができる。好ましくは、第１の所定圧力Ｐ１は、乾燥予定の衣類を衣服マネキン８に装着した後に、衣服マネキン８の空気が膨張した状態でのキャビティ内の圧力値であり、例えば第１の所定圧力Ｐ１は１〜１．５気圧である。

本実施例では、圧力センサが送風機ケーシング６１の頂面に設置されている。

本発明のいくつかの実施例では、図４に示すように、ポータブル衣類乾燥機は少なくとも１つの支持バー１０を備え、支持バー１０は、伸縮可能にハウジング１に設置されている。ポータブル衣類乾燥機で衣類を乾燥する必要があるとき、支持バー１０が突出し、衣服マネキン８を支持バー１０に装着させる。このように、ポータブル衣類乾燥機で衣類を乾燥するとき、支持バー１０が衣服マネキン８のキャビティ内に位置され、衣服マネキン８を支持するよう形成されている。送風機６がキャビティに空気を供給する前に、支持バー１０の支持によって乾燥予定の衣類を衣服マネキン８に装着することができる。

本実施例では、ポータブル衣類乾燥機が左右に設置された二つの支持バー１０を備え、支持バー１０の頂端はハウジング１の頂面に設置されている。支持バー１０の突出端に支持ブロック１０１が設置され、ハウジング１の頂面に支持ブロックに適合する収容溝１１が設置され、支持ブロック１０１は収容溝１１に位置し、支持バー１０が引き込まれた後、ハウジング１の頂面が平坦になり、外観の美しさを増加させる。また、支持ブロック１０１の設置によって、衣服マネキン８を支持バー１０に装着した後、支持バー１０と衣服マネキン８との接触面積を増大させる。

本実施例では、図６と図７に示すように、衣服マネキン８の吸気口は送風機ケーシング６１に固定され、そして衣服マネキン８が支持バー１０に装着し、衣服マネキン８は支持バー１０に対応する差し入れ口８４を有する。衣服マネキン８を取り付けるとき、支持バー１０は差し入れ口８４を介してキャビティ内に延在される。差し入れ口８４の下端に、結束紐またはゴムバンドが設置されていることによって、衣服マネキン８を取り付けた後、差し入れ口８４と支持バー１０との間が密閉されている。

図１〜図８に示すように、本実施例に係るポータブル衣類乾燥機の衣類乾燥方法を説明し、具体的には以下のステップを有する。即ち、

ａ０は二つの支持バー１０を突出させ、衣服マネキン８を支持バー１０に装着するステップである。

具体的には、送風機６が上方に隆起するように設置され、二つの支持バー１０を上方に突出するよう設置し、支持バー１０が差し入れ口８４を介してキャビティ内に延在され、つまり、差し入れ口８４は衣服マネキン８を支持バー１０に装着するためである。

ａ．衣服マネキン８の吸気口８２をハウジング１に固定して装着し、乾燥予定の衣類を衣服マネキン８に装着するステップである。

具体的には、衣服マネキン８の吸気口８２を送風機ケーシング６１の凹溝６１２に固定して装着し、乾燥予定の衣類を衣服マネキン８に装着する。

ｂ．ポータブル衣類乾燥機を始動して、送風機６及び加熱手段７が作動され、空気入口４から流入する空気が加熱手段７を介して加熱された後、送風機６によって加熱空気が吸気口８２を経由して衣服マネキン８のキャビティ内に吹き出され、キャビティを膨張させ、衣類を乾燥させるステップである。

衣類を乾燥する過程では、キャビティ内の圧力の判定を行い、キャビティ内の圧力を第１の所定圧力Ｐ１と第２の所定圧力Ｐ２との間に介在させる。ポータブル衣類乾燥機が作動する場合、フィードバック圧力Ｐが第２の所定圧力Ｐ２より大きいか、またはフィードバック圧力Ｐが第２の所定圧力Ｐ２に等しいとき、送風機６及び加熱手段７が停止される。フィードバック圧力Ｐが第１の所定圧力Ｐ１より小さいとき、送風機６及び加熱手段７が作動状態になる。このように、送風機６が断続的に作動や停止することによって、衣服マネキン８内の圧力Ｐが第１の所定圧力Ｐ１と第２の所定圧力Ｐ２との間に介在させる。

ｃ．衣類を乾燥した後に衣類を取り下げ、ポータブル衣類乾燥機をオフにし、衣服マネキン８を取り下げるステップである。

図９〜図１１に示すように、本発明に提案されたポータブル衣類乾燥機の第二の実施例であり、本実施例は第１実施例との主要な相違点は、衣服マネキン８の吸気口を直接ハウジングに固定して装着することにあり、他の構成が第１実施例と同様の構成を採用してもよい。

ポータブル衣類乾燥機であり、ポータブル衣類乾燥機は、ハウジング１と、ハウジング１に設置された空気入口４及び空気出口と、ハウジング１内に設置された加熱手段７及び送風機６と、を備える。空気を加熱するための加熱手段７がハウジング１内に設置されている。ポータブル衣類乾燥機は、脱着可能な衣服マネキン８をさらに有する。乾燥予定の衣類を衣服マネキン８に装着して乾燥させる。衣服マネキン８は、可撓性材料で作られ、空気供給が可能なキャビティを有し、且つ、キャビティは吸気口８２を有し、空気出口から吹き出された空気は吸気口８２を介して吹き込まれる。よって、ポータブル衣類乾燥機が作動するとき、衣服マネキン８を取り付けた後、吸気口８２が空気出口を覆うように設置されるべきであり、送風機が加熱空気を衣服マネキン８のキャビティに吹き込み、キャビティを膨張させる。

本実施例に係るポータブル衣類乾燥機は、ハウジング１と、加熱手段７と、送風機６と、脱着可能な衣服マネキン８と、を備え、衣服マネキン８が脱着可能で、可撓性材料で作られ、空気供給が可能なキャビティを有することによって、衣服マネキン８を取り外すことができ、且つ、空気を抜き、折り畳むことができ、ポータブル衣類乾燥機が作動しないときの体積が小さくさせ、持ち運びに便利となる。且つ、乾燥予定の衣類を前記衣服マネキン８に装着して乾燥させることにより、衣類を平坦な状態で乾燥させ、乾燥後の衣類のしわを無くし、そのまま直接身に着けることができ、アイロンをかける必要がない。また、送風機６によって吹き出された加熱空気が衣服マネキン８のキャビティ内に流入し、キャビティ内はずっと加熱した乾燥空気を有するように、衣服マネキン８を介して熱量が衣服マネキンに装着した乾燥予定の衣類に直接伝達され、衣類の水分を直接蒸発させ、乾燥効率が高い。また、キャビティは衣類を内部に吊るして乾燥するとき体積がより小さく、キャビティに短時間で加熱した空気を充満させ、さらに乾燥効率を向上させた。

空気出口はハウジング１の頂面の中心に位置され、ポータブル衣類乾燥機が左右に設置された二つの支持バー１０を備え、支持バー１０の頂端はハウジング１の頂面に設置されている。支持バー１０の突出端に支持ブロック１０１が設置され、ハウジング１の頂面に支持ブロックに適合する収容溝１１が設置され、支持ブロック１０１は収容溝１１に位置し、支持バー１０が引き込まれた後、ハウジング１の頂面が平坦になり、外観を美しくする。また、支持ブロック１０１の設置によって、衣服マネキン８を支持バー１０に装着した後、支持バー１０と衣服マネキン８との接触面積を増大させる。

本実施例では、ハウジング１に衣服マネキン８の吸気口８２に適合する取付部１３が設置され、吸気口８２を取付部１３に固定して装着するとき、支持バー１０は吸気口８２を貫通してキャビティ内に延在される。つまり、空気出口と支持バー１０とも衣服マネキン８に覆われ、または空気出口と支持バー１０の頂端は取付部１３に囲まれる。このように、衣服マネキン８に支持バーの差し入れ口を単独に設置せず、支持バー１０は吸気口８２を介してキャビティ内に延在される。

取付部１３は、ハウジング１の側壁の上側、または頂面の縁に設置され、取付部１３は、外へ突起され、衣服マネキン８の吸気口８２には、伸縮性がある結束紐が設置され、吸気口８２を取付部１３に固定して装着するとき、結束紐は取付部１３の突起の下端に固定され、吸気口８２が取付部１３に堅固に固定されている。

取付部１３に少なくとも一つのフックが設置され、結束紐の突出端がフックに固定され、衣類乾燥過程において衣服マネキン８を固定する目的を達成する。

他の実施例では、衣服マネキン８を支持バー１０に装着しなくてもよく、つまり、支持バー１０はキャビティ内に位置せず、衣服マネキン８の上部を支持バー１０に固定し、下部の吸気口８２を空気出口に直接固定している。乾燥予定の衣類を洗衣服マネキン８と支持バー１０とに装着する。

本実施例では、ハウジング１内に空気入口４と空気出口と連通する空気ダクト１２が設置され、加熱手段７が空気ダクト１２内に設置されている。空気ダクト１２を設置するによって、加熱手段７の作動効率を向上し、空気循環を促進するために役立つ。ハウジング１の左右両側にそれぞれ空気入口４が設置され、空気出口はハウジング１の頂面の中心に位置され、空気ダクト１２は逆Ｔ字構造となる。

本実施例では、ハウジング１には、衣服マネキン８を単独に置かないように、衣服マネキン８を置くためのキャビネットが設置される。

他の実施例では、空気出口からの空気を直接吸気口に流入するように、衣服マネキン８の吸気口８２が空気出口に着脱可能に固定されてもよい。

図９〜図１１に示すように、本実施例に係るポータブル衣類乾燥機の衣類乾燥方法を説明し、具体的には以下のステップを有する。即ち、

ａ０は二つの支持バー１０を突出させ、衣服マネキン８を支持バー１０に装着するステップである。

具体的には、支持バー１０が吸気口８２を介してキャビティ内に延在される。

ａ．衣服マネキン８の吸気口８２をハウジング１の取付部１３に固定して装着し、乾燥予定の衣類を衣服マネキン８に装着するステップである。

ｂ．ポータブル衣類乾燥機を始動して、送風機６及び加熱手段７が作動され、空気入口４から流入する空気が加熱手段７を介して加熱された後、送風機６によって加熱空気が吸気口８２を経由して衣服マネキン８のキャビティ内に吹き出され、キャビティを膨張させ、衣類を乾燥させるステップである。

衣類を乾燥する過程では、キャビティ内の圧力の判定を行い、キャビティ内の圧力を第１の所定圧力Ｐ１と第２の所定圧力Ｐ２との間に介在させる。ポータブル衣類乾燥機が作動する場合、フィードバック圧力Ｐが第２の所定圧力Ｐ２より大きいか、またはフィードバック圧力Ｐが第２の所定圧力Ｐ２に等しいとき、送風機６及び加熱手段７が停止する。フィードバック圧力Ｐが第１の所定圧力より小さいとき、送風機６及び加熱手段７が作動状態になる。このように、送風機６が断続的に作動や停止することによって、衣服マネキン８の圧力Ｐが第１の所定圧力Ｐ１と第２の所定圧力Ｐ２との間に介在させる。

ｃ．衣類を乾燥した後に衣類を取り下げ、ポータブル衣類乾燥機をオフにし、衣服マネキン８を取り下げるステップである。

他の実施形態では、ポータブル衣類乾燥機を起動した後、衣服マネキン８のキャビティを膨張させて、そして乾燥予定の衣類を衣服マネキン８に装着してもよい。

以上に説明したのは、本発明の好ましい実施例であり、本発明を他の形式で制限するものではなく、当業者は上記に開示の技術的内容と同等の変化とする等価の実施例を変更または変形することができる。しかし、本発明の技術的解決手段内容から逸脱せず、本発明の実質的技術に基づいた上記実施例への如何なる簡単な修正、同等の変化と変形は、依然として本発明の技術的解決手段の保護範囲に属する。

Claims (9)

1. ポータブル衣類乾燥機であって、
   空気入口及び空気出口が設けられたハウジングと、
   空気供給が可能なキャビティを有する可撓性材料で作られた脱着可能な衣服マネキンと、
   空気を加熱するために、前記ハウジング内に設置された加熱手段と、
   前記衣服マネキンの前記キャビティ内に加熱空気を吹き込む送風機と、を備え、
   前記キャビティは吸気口を有し、前記空気出口から吹き出された空気は前記吸気口を介して吹き込まれ、乾燥予定の衣類を前記衣服マネキンに装着して乾燥させ、
   前記送風機が上方に隆起するように前記空気出口に設置され、前記送風機は、頂面を有する円筒状の送風機ケーシングを備え、前記送風機ケーシングの円筒状の側壁に排気口が複数開設され、前記ポータブル衣類乾燥機を動作させる必要があるとき、前記送風機が上方に隆起し、前記排気口が露出していることを特徴とするポータブル衣類乾燥機。
2. 前記ポータブル衣類乾燥機は、少なくとも１つの支持バーをさらに備え、前記支持バーは伸縮可能に前記ハウジングに設置され、前記ポータブル衣類乾燥機で衣類を乾燥する必要があるとき、前記支持バーが突出し、前記衣服マネキンを前記支持バーに装着させ、または前記衣服マネキンの上部が前記支持バーに固定されていることを特徴とする請求項１に記載のポータブル衣類乾燥機。
3. 前記支持バーの突出端に支持ブロックが設けられ、前記ハウジングの頂面に前記支持ブロックに適合する収容溝が設置され、前記支持ブロックは前記収容溝に位置することを特徴とする請求項２に記載のポータブル衣類乾燥機。
4. 前記ハウジングに前記衣服マネキンの前記吸気口に適合する取付部が設置され、前記吸気口を前記取付部に固定して装着するとき、前記支持バーは前記吸気口を貫通して前記キャビティ内に延在されることを特徴とする請求項２に記載のポータブル衣類乾燥機。
5. 前記衣服マネキンは、前記支持バーに対応する差し入れ口をさらに備え、前記衣服マネキンを装着するとき、前記支持バーは前記差し入れ口を介して前記キャビティ内に延在されることを特徴とする請求項２に記載のポータブル衣類乾燥機。
6. 前記送風機が上方に隆起した後、前記送風機ケーシングの下端は前記空気出口に密着し、且つ前記空気出口を前記衣服マネキンの前記キャビティ内に位置するように、前記衣服マネキンの前記吸気口を前記送風機ケーシングの下部に取り付けられることを特徴とする請求項１から５のいずれか１項に記載のポータブル衣類乾燥機。
7. 前記空気出口は、ホーン形状の上向きの延長部を有し、前記延長部の上端は前記ハウジングの頂面に固定することを特徴とする請求項１に記載のポータブル衣類乾燥機。
8. 前記空気出口に圧力センサが設置され、前記ポータブル衣類乾燥機が作動するとき、前記圧力センサからのフィードバック圧力と所定圧力とを比較して、例えば、前記フィードバック圧力が所定圧力よりも大きいか、又は前記フィードバック圧力が所定圧力に等しいとき、前記送風機及び前記加熱手段が停止され、前記フィードバック圧力が所定圧力よりも低いとき、前記送風機及び前記加熱手段が作動状態となることを特徴とする請求項１から請求項７のいずれか一項に記載のポータブル衣類乾燥機。
9. 請求項１から請求項８のいずれか一項に記載のポータブル衣類乾燥機の衣類乾燥方法であって、
   以下のステップを含む、即ち、
   ａ．前記衣服マネキンの前記吸気口を前記ハウジングに固定して装着し、乾燥予定の衣類を前記衣服マネキンに装着するステップであり、
   ｂ．前記ポータブル衣類乾燥機を始動して、前記送風機及び前記加熱手段が作動され、前記空気入口から流入する空気が前記加熱手段を介して加熱された後、前記送風機によって加熱空気が前記吸気口を経由して前記衣服マネキンの前記キャビティ内に吹き出され、前記キャビティを膨張させ、衣類を乾燥させるステップであり、
   ｃ．衣類を乾燥した後に衣類を取り下げ、前記ポータブル衣類乾燥機をオフにし、前記衣服マネキンを取り下げるステップであるポータブル衣類乾燥機の衣類乾燥方法。