JPH11239548A - 密封用袋及びこれを用いた汚物収納保管方法並びに汚物収納保管装置 - Google Patents

密封用袋及びこれを用いた汚物収納保管方法並びに汚物収納保管装置

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JPH11239548A
JPH11239548A JP4339498A JP4339498A JPH11239548A JP H11239548 A JPH11239548 A JP H11239548A JP 4339498 A JP4339498 A JP 4339498A JP 4339498 A JP4339498 A JP 4339498A JP H11239548 A JPH11239548 A JP H11239548A
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bag
sealing
opening
sealing bag
pair
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Application number
JP4339498A
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English (en)
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Hisashi Nakano
久 中野
Masatoshi Michihashi
政俊 道端
Yuzo Kishi
友三 岸
Shinya Kurita
伸哉 栗田
Shigeaki Yamada
重昭 山田
Kenji Furuta
健次 古田
Kohei Akita
高平 秋田
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Toyota Motor Corp
Taiho Seiki Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Taiho Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化及び密封の信頼性を向上させ
る。 【解決手段】 密封用袋10は合成樹脂製の袋本体12
及びこれを開閉させる保持体16から成る。また、この
密封用袋10を用いた汚物収納保管装置30は、空袋収
容室36、保管室38、搬送手段、開口部開閉手段、ヒ
ートシール手段44等を備えている。よって、単袋方式
の密封用袋10を用いることにより嵩張るのを防止する
ことができ、装置の小型化に資することができる。ま
た、密封用袋10の開口部14をヒートシールするた
め、密封の信頼性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封用袋及びこれ
を用いた汚物収納保管方法並びに汚物収納保管装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の汚物収納保管装置(簡易トイレ)
の一例として、特開昭49−102167号公報に開示
された技術があり、以下に説明する。
【0003】図34及び図35に示されるように、この
簡易トイレ450はケーシング452及びカバー454
を備えており、このカバー454の中央部に便座456
及び便座カバー457が配設されている。さらに、便座
456の下方には漏斗458が配設されており、その下
端部はケーシング452の内部に配設された中間仕切材
460の開口462に臨むように配置されている。
【0004】また、ケーシング452の底壁部452A
には中間仕切材460の開口462と対向する位置に方
形状の開口464が形成されており、この開口464の
直上にはフィーディング装置466が配設されている。
図36に示されるように、フィーディング装置466
は、裏面視で略H形状に形成されたハウジング468を
備えている。ハウジング468の両側部の内側には、互
いに対向する二組のフィーディングディスク470、4
72が軸支されている。さらに、ハウジング468の両
側部の外側には、略コ字形に形成された一対の溶接ジョ
ー474、476が取り付けられている。溶接ジョー4
74、476はその下端部回りに互いに離間する方向へ
揺動可能に構成されており、閉止状態では相互の頂部4
74A、476Aによって漏斗458の下端部が閉塞さ
れるようになっている(図37(A)参照)。
【0005】さらに、溶接ジョー474、476は、通
電されることにより両者の間に挟持されたプラスチック
フィルム等の樹脂材によって構成されたチューブ状のス
リーブ478を熱溶着することでシールするようになっ
ている。なお、スリーブ478は中間仕切材460にお
ける漏斗458の周囲に積層状態で載置されたスリーブ
カセット480(図37参照)の一部として構成され、
使用に際しては漏斗458内へスリーブ478が挿入さ
れるようになっている。
【0006】上記構成によれば、図37(A)に示され
るように、一対の溶接ジョー474、476の頂部47
4A、476Aが閉塞された状態で内容物482が漏斗
458内へ一時的に蓄積される。次いで、図37(B)
に示されるように、一対の溶接ジョー474、476が
互いに離間する方向へ揺動されると共に、各フィーディ
ングディスク470、472が駆動回転される。これに
より、スリーブ478がケーシング452の底壁部45
2Aの開口464から下方へと押し出されていく。その
後、図37(C)に示されるように、一対の溶接ジョー
474、476が再び閉じて、スリーブ478が所定位
置にて熱溶着によりシールされる。これにより、内容物
482がスリーブ478内にパッキングされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による場合、中間仕切材460における漏斗458の
周囲に積層状態のスリーブカセット480(図37参
照)を配置しなければならず、ケーシング452ひいて
は簡易トイレ450が大型化する。
【0008】また、フィーディング装置466によって
スリーブ478を送り出した後に一対の溶接ジョー47
4、476によって熱溶着してシールするようになって
いるが、スリーブ478の底部はその前の使用時に溶着
されたシール部であることから、密封の信頼性に欠け
る。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、装置の小型化
及び密封の信頼性の向上を図ることができる密封用袋及
びこれを用いた汚物収納保管方法並びに汚物収納保管装
置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、汚物収納保管等に好適な密封用袋であって、合成樹
脂製の袋本体と、この袋本体の開口部の両縁外側に沿っ
て取り付けられると共に当該両縁からそれぞれ張り出さ
れた一対の張出部を備え、当該一対の張出部に所定の外
力が付与されることにより当該開口部を開放及び閉塞さ
せる保持体と、を含んで構成される、ことを特徴として
いる。
【0011】請求項2記載の本発明に係る密封用袋は、
請求項1に記載の発明において、前記保持体は、厚紙に
よって構成されている、ことを特徴としている。
【0012】請求項3記載の本発明に係る密封用袋は、
請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記開口
部の内側面には、ホットメルト接着剤がコーティングさ
れている、ことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の本発明に係る密封用袋は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明におい
て、前記一対の張出部には、位置決め用の係止部が設け
られている、ことを特徴としている。
【0014】請求項5記載の本発明に係る汚物収納保管
方法は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空状
態の密封用袋の一対の張出部を把持する第1の工程と、
一対の張出部の把持後、密封用袋を便座の中央下方に移
動させると共に、一対の張出部が相対的に接近する方向
へ当該張出部に押圧力を付与して密封用袋の開口部を開
放させる第2の工程と、密封用袋内への汚物収納後、一
対の張出部が相対的に離間する方向へ当該張出部に引張
力を付与して密封用袋の開口部を閉塞させる第3の工程
と、開口部の閉塞後、所定の位置にて汚物収納状態の密
封用袋の保持部をその外側から加熱することにより当該
密封用袋の開口部をヒートシールする第4の工程と、開
口部のヒートシール後、汚物収納状態の密封用袋を保管
室まで移動させる第5の工程と、を有することを特徴と
している。
【0015】請求項6記載の本発明に係る汚物収納保管
装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空状
態の密封用袋を複数枚収容可能な空袋収容室と、汚物を
収納した密封用袋を整列状態で保管する保管室と、空袋
収容室及び保管室間に敷設された軌道に沿って、密封用
袋を一枚ずつ搬送可能な搬送手段と、搬送経路における
便座の中央下方付近に設けられ、密封用袋における一対
の張出部に押圧力を付与することで当該開口部を開放さ
せると共に、一対の張出部に引張力を付与することで当
該開口部を閉塞させる開口部開閉手段と、搬送経路にお
ける開口部開閉位置と保管室との間に設けられ、密封用
袋の保持部をその外側から加熱することにより当該密封
用袋の開口部をヒートシールするヒートシール手段と、
を含んで構成される、ことを特徴としている。
【0016】請求項7記載の本発明に係る汚物収納保管
装置は、請求項6に記載の発明において、前記空袋収容
室には、空状態の密封用袋を一枚ずつ分離可能な空袋分
離機構部が設けられている、ことを特徴としている。
【0017】請求項8記載の本発明に係る汚物収納保管
装置は、請求項6又は請求項7に記載の発明において、
前記搬送手段は、密封用袋を空袋収容室と保管室との間
で水平搬送する水平搬送手段と、密封用袋を昇降させる
昇降搬送手段と、を含んで構成される、ことを特徴とし
ている。
【0018】請求項1記載の本発明によれば、袋本体は
合成樹脂製とされ、この袋本体の開口部の両縁外側に沿
って保持体が取り付けられている。この保持体には開口
部の両縁からそれぞれ張り出された一対の張出部が設け
られており、これらの張出部に所定の外力が付与される
ことにより袋本体の開口部は開放及び閉塞される。
【0019】すなわち、本発明に係る密封用袋は、合成
樹脂製の袋本体と、外力が付与されることにより袋本体
の開口部を開閉させる保持体と、を含んで構成される袋
であり、従来技術とは異なる単袋方式である。このた
め、本発明に係る密封用袋が利用される装置形状から、
密封用袋の収容枚数を任意に規制することができる。従
って、密封用袋が嵩張って装置の大型化を招く不利は無
い。
【0020】また、本発明では、前記の如く、単袋方式
を採るため、合成樹脂製の袋本体を生産する段階で、密
封用袋の開口部以外の周縁部の品質(密封性能)を管理
することができる。さらに、密封用袋の開口部について
は、当該開口部も含めて袋本体自体が合成樹脂製である
ため、例えばヒートシール等によって完全に密封するこ
とができる。従って、仮に、本発明に係る密封用袋を汚
物収納保管装置に適用した場合にも、密封用袋内に収納
された汚物等が洩れるようなおそれは全く無い。
【0021】請求項2記載の本発明によれば、厚紙によ
って保持体を構成したので、厚紙の厚さを調整すること
により要求される剛性並びに密封用袋の開口部を開放さ
せる際に要求される弾性を、両立したかたちで容易に得
ることができる。また、生産段階において必要とされる
裁断等の加工性にも優れている。
【0022】請求項3記載の本発明によれば、開口部の
内側面には、ホットメルト接着剤がコーティングされて
いるので、保持体の外側から加熱することによりホット
メルト接着剤が溶けて開口部が確実に接着されて密封さ
れる。
【0023】請求項4記載の本発明によれば、保持体の
一対の張出部に位置決め用の係止部を設けたので、この
係止部を利用することにより、本発明に係る密封用袋を
用いた装置の自動化を図ることができる。
【0024】請求項5記載の本発明によれば、まず、第
1の工程で、前述した請求項1乃至請求項4のいずれか
に記載の空状態の密封用袋の一対の張出部が把持され
る。次いで、第2の工程で、一対の張出部の把持後、密
封用袋が便座の中央下方に移動されると共に、一対の張
出部が相対的に接近する方向へ押圧されることにより密
封用袋の開口部が開放される。次いで、第3の工程で、
密封用袋内への汚物収納後、一対の張出部が相対的に離
間する方向へ引っ張られることにより密封用袋の開口部
が閉塞される。次いで、第4の工程で、開口部の閉塞
後、所定の位置にて汚物収納状態の密封用袋の保持部が
その外側から加熱される。これにより、当該密封用袋の
開口部がヒートシールされる。その後、第5の工程で、
開口部のヒートシール後、汚物収納状態の密封用袋が保
管室まで移動される。
【0025】このように本発明では、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の単袋方式の密封用袋を用いた汚
物収納保管方法であるため、密封用袋が嵩張ることはな
い。さらに、第1の工程乃至第5の工程といった必要最
小限の工程によって汚物を収納して保管することができ
るので、工程数の削減を図ることができる。これらのこ
とから、装置の小型化に資することができる。
【0026】また、請求項1乃至請求項4のいずれかに
記載の単袋方式の密封用袋を用いた汚物収納保管方法で
あるため、更に第4の工程によって密封用袋の開口部を
ヒートシールするため、密封用袋内に収納された汚物が
洩れるおそれは全く無い。
【0027】請求項6記載の本発明によれば、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の空状態の密封用袋を複
数枚収納可能な空袋収容室から汚物を収納した密封用袋
を整列状態で保管する保管室へ軌道が敷設されており、
搬送手段によって密封用袋は一枚ずつこの軌道に沿って
搬送されていく。
【0028】このとき、搬送経路における便座の中央下
方付近に設けられた開口部開閉手段によって密封用袋に
おける一対の張出部に押圧力が付与されて当該開口部が
開放される。その後、密封用袋内に汚物が収納される
と、開口部開閉手段によって、一対の張出部に引張力が
付与されて当該開口部が閉塞される。
【0029】開口部が閉塞された密封用袋は、搬送経路
における開口部開閉位置と保管室との間に設けられたヒ
ートシール手段によるヒートシール位置まで搬送され
る。そして、ヒートシール手段によって、汚物収納状態
の密封用袋の保持部がその外側から加熱される。これに
より、当該密封用袋の開口部がヒートシールされ、完全
に密封される。
【0030】密封後は、密封用袋は、搬送手段によって
保管室まで搬送されて保管される。このように本発明で
は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の単袋方式
の密封用袋を用いた汚物収納保管装置であるため、密封
用袋が嵩張ることはない。さらに、空袋収容室、保管
室、搬送手段、開口部開閉手段、及びヒートシール手段
といった必要最小限の構成要素によって汚物を収納して
保管することができるので、構成要素数の削減を図るこ
とができる。これらのことから、装置の小型化に資する
ことができる。
【0031】また、請求項1乃至請求項4のいずれかに
記載の密封用袋を用いた汚物収納保管装置であるため、
更にヒートシール手段によって密封用袋の開口部をヒー
トシールするため、密封用袋内に収納された汚物が洩れ
るおそれは全く無い。
【0032】請求項7記載の本発明によれば、空袋収容
室に空状態の密封用袋を一枚ずつ分離可能な空袋分離機
構部を設けたので、単袋方式の利点が損われず、確実に
一回作動につき一袋の関係を維持することができる。
【0033】請求項8記載の本発明によれば、搬送手段
が、密封用袋を空袋収容室と保管室との間で水平搬送す
る水平搬送手段と、密封用袋を昇降させる昇降搬送手段
と、を含んで構成されるため、水平搬送手段と前述した
開口部開閉手段とで密封用袋の二次元的な搬送を実現す
ることができ、更に昇降搬送手段が加わることで密封用
袋の三次元的な搬送を実現することができる。このた
め、空状態の密封用袋を便座の開口部の下端部にオーバ
ーラップさせた状態で待機させるといったことも可能に
なる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図33を用いて、本
発明に係る密封用袋及びこれを用いた汚物収納保管方法
並びに汚物収納保管装置の実施形態について説明する。 〔密封用袋10の構成〕まず、図1〜図3を用いて、密
封用袋10の構成について説明する。
【0035】図1には空状態の密封用袋10の正面図が
示されており、又図2には汚物収納状態の密封用袋10
の正面図が示されており、更に図3には空状態の密封用
袋10を開放させた状態の斜視図が示されている。
【0036】これらの図に示されるように、密封用袋1
0は、合成樹脂製(例えば、ナイロン、蒸着ペット、ポ
リエチレン等)の袋本体12と、この袋本体12の開口
部14(袋本体12の上縁側;図3参照)の外側面に接
着された厚紙製の保持体16と、によって構成されてい
る。
【0037】袋本体12の開口部14の内側面には、図
示しないホットメルト接着剤が予めコーティングされて
いる。また、保持体16は、開口部14となる袋本体1
2の上縁側の外側面にそれぞれオーバーラップした状態
で二枚の帯状の厚紙16A、16Bを接着させることに
より構成されている。厚紙16A、16Bの長手方向の
中間部付近には、袋本体12のセンターラインを中心と
して左右対称となる位置に矩形状の係止用切欠18、2
0がそれぞれ形成されている。なお、これらの係止用切
欠18、20は、厚紙16A、16Bの上縁側に形成さ
れており、又係止用切欠18、20を左右対称となる位
置に設定したのは、密封用袋10のいずれの面を搬送方
向側に向けてセットしたとしても、後述する係止片17
8によって係止可能となるようにするためである。
【0038】さらに、上述した保持体16の長手方向の
両端部は袋本体12の両側縁から所定寸法だけ張り出さ
れており、これにより一対の張出部22が形成されてい
る。これらの張出部22には相互に径が異なる一対の係
止用円孔24、26がそれぞれ並設されており、このう
ち内側の係止用円孔24の下端近傍間を結ぶラインに沿
ってヒートシール部28(図2参照)が形成されてい
る。 〔汚物収納保管装置(簡易トイレ)30の概略構成〕次
に、汚物収納保管装置30の詳細構成(後述)の理解の
容易化のため、詳細構成の説明に先立って、上記構成の
密封用袋10を用いた汚物収納保管装置30の概略構成
(装置コンセプトの概要)を簡単に説明する。
【0039】図4には汚物収納保管装置30の概略正面
図が示されており、又図5には汚物収納保管装置30の
概略平面図が示されている。これらの図に示されるよう
に、汚物収納保管装置30は、略直方体形状の容器32
を備えており、この容器32の上面に形成された開口部
に便座34が嵌着されている。
【0040】容器32の一方の側壁側には、複数の空状
態の密封用袋10を収容する空袋収容室36が設けられ
ている。また、容器32の他方の側壁側には、複数の汚
物収納状態の密封用袋10を保管する保管室38が設け
られている。
【0041】これらの空袋収容室36と保管室38との
間には、密封用袋10を一枚ずつ挟持しながら搬送する
ための搬送手段40(図5参照)が設けられている。ま
た、搬送手段40による搬送経路における便座34の中
央下方付近には、空状態の密封用袋10の開口部14を
開放させると共に汚物収納後に閉塞させる開口部開閉手
段42が設けられている。さらに、搬送経路における開
口部開閉位置と保管室38との間には、汚物収納状態の
密封用袋10の開口部14をヒートシールするためのヒ
ートシール手段44が設けられている。 〔汚物収納保管装置30の詳細構成〕次に、図6〜図2
4を用いて、汚物収納保管装置30の詳細構成について
説明する。なお、汚物収納保管装置30の詳細構成を説
明するにあたって、便宜上、上記概略構成の説明と重複
する部分もある。 (汚物収納保管装置30の外郭構成)図6には汚物収納
保管装置30の平面図が示されており、又図7には汚物
収納保管装置30の横断面図が示されており、更に図8
及び図9には汚物収納保管装置30の適宜位置における
縦断面図がそれぞれ示されている。以下の説明において
は、基本的にはこれらの図6〜図9を用いて説明するこ
ととし、必要に応じて詳細図を用いて説明することとす
る。
【0042】これらの図に示されるように、汚物収納保
管装置30の容器32の上面には便座34が嵌着されて
いる他、便座カバー46が開閉可能に設けられている。
また、容器32の両側壁には、把手48がそれぞれ取り
付けられている。さらに、容器32の底壁裏面側の所定
位置には、汚物収納保管装置30を容易に移動させるこ
とができるようにするためのキャスター50が取り付け
られている。 (空袋収容室36の構成)上述した容器32における一
方の側壁側に設けられた空袋収容室36には、複数(6
0枚程度で随時補充可能)の空状態の密封用袋10が整
列状態で収容されていると共に、空袋分離機構部52が
配設されている。
【0043】詳細には、図10〜図13に示されるよう
に、容器32の一方の側壁から所定距離だけ他方の側壁
側へ離間した位置には、プレート状の固定ストッパ54
が立設されている。この固定ストッパ54の下方側には
底壁に対して平行に一対の袋受け板56が配設されてい
る。これらの袋受け板56は、密封用袋10の保持体1
6の張出部22の直下にのみ配設されている。複数の密
封用袋10は、これらの保持体16の張出部22が一対
の袋受け板56に載置(係止)されることにより空袋収
容室36に収容されている。
【0044】さらに、空袋収容室36内に収容された複
数の密封用袋10のうち最後尾に位置される密封用袋1
0には、空袋押圧板58(図11、図13参照)を介し
て一対の圧縮コイルスプリング60(広義には、付勢手
段として把握される)による押圧付勢力が作用してい
る。これにより、空袋収容室36内に収容された複数の
密封用袋10のうち最前列に位置される密封用袋10
は、常に固定ストッパ54に押し付けられた状態で保持
(待機)されることになる。
【0045】次に、空袋分離機構部52について説明す
る。容器32の一方の側壁と固定ストッパ54との間に
は、シャッター板62が配設されている。シャッター板
62は、固定ストッパ54に密着状態で配置される押下
げ部62Aと、この押下げ部62Aの長手方向両端部か
ら後述する分離レバー64側へ屈曲された一対の脚部6
2Bと、から成る。このうち、押下げ部62Aは、最前
列に待機された空状態の密封用袋10の保持体16の上
方側に配置されている。また、押下げ部62Aの板厚
は、密封用袋10の保持体16の厚さに略一致するよう
に(保持体16の厚さを越えない所定の厚さに)設定さ
れている。
【0046】また、シャッター板62の一対の脚部62
B側(即ち、容器32の前壁側及び後壁側)には、各々
略L字形に形成された一対の分離レバー64が配置され
ている。分離レバー64は、基端部を貫通する支軸66
回りに揺動可能に支持されている。また、分離レバー6
4の一端部にはローラ68が取り付けられており、更に
分離レバー64の他端部には支軸66回りに当該分離レ
バー64が揺動した際の移動ストローク差を吸収するた
めの長孔70が形成されている。また、分離レバー64
を支持する支軸66にはカラーを介してトーションスプ
リング72が巻装されており、これにより分離レバー6
4は常時図10及び図12において支軸66回りに反時
計方向へ回転付勢されている。
【0047】上述した分離レバー64の他端部側には、
直方体状のガイドブロック74が配置されている。この
ガイドブロック74の幅方向中間部には、装置高さ方向
に沿って所定深さのガイド溝76(図11、図13参
照)が形成されている。これに対応して、容器32の前
壁側及び後壁側には長尺状のガイドバー78が装置高さ
方向を長手方向として固定されており、このガイドバー
78にガイドブロック74のガイド溝76がスライド可
能(上下動可能)に嵌合されている。
【0048】さらに、分離レバー64の他端部とガイド
ブロック74との間には、ワッシャを介して前述したシ
ャッター板62の脚部62Bが挿入状態で配置されてい
る。これらの分離レバー64の他端部、シャッター板6
2の脚部62B、及びガイドブロック74は、当該他端
部の長孔70内へ挿入された連結ピン80によって相対
回転可能に連結されている。
【0049】また、前述した固定ストッパ54の各脚部
62Bの下方側には、走行ドック82が配置されてい
る。走行ドック82は、後述する一対の走行チェーン1
08にベース118、120を介して固定される側面視
でL字形の支持ブラケット84と、この支持ブラケット
84の上端部にナット86で固定されたボルト状のドッ
ク本体88と、によって構成されている。この走行ドッ
ク82のドック本体88の移動軌跡上に、上昇位置に保
持された分離レバー64のローラ68が位置されてい
る。 (保管室38の構成)図6及び図7に示されるように、
上述した容器32における他方の側壁側に設けられた保
管室38には、複数の汚物収納状態の密封用袋10を整
列状態で保管するためのスタンド90が配設されてい
る。スタンド90は金属製の棒状部材によって構成され
ており、密封用袋10の張出部22に形成された係止用
円孔24内へ相対的に挿入される一対の吊り部90A
と、これらの吊り部90Aに対して平行に配置されて四
箇所に設けられた固定ブラケット92を介して底壁側に
固定される一対の固定部90Bと、左右の吊り部90A
に支持剛性を付与する支持部90Cと、を含んで構成さ
れている。
【0050】なお、容器32内において洩れ防止対策が
必要とされる範囲(概略、空袋収容室36以外の範囲)
には、洩れ防止用の箱体形状のパレット94(図8、図
9参照)が配設されている。 (搬送手段40の構成) <水平搬送手段の構成>図6〜図9に示されるように、
容器32の前後壁側には水平搬送手段96が配設されて
おり、以下に説明する。上述した容器32における後壁
側には、主として種々の駆動源を格納するための格納部
98(図6参照)が配設されている。この格納部98に
おける一方の側壁側の所定位置には、モータ100が配
設されている。モータ100の出力軸は前後壁間に掛け
渡された同期シャフト102に連結されている。これに
より、モータ100が駆動回転すると、同期シャフト1
02が同方向へ回転するようになっている。
【0051】同期シャフト102の軸方向両端部には、
駆動側スプロケット104がそれぞれ固着されている。
これに対応して、前後壁における他方の側壁側にも、駆
動側スプロケット104と同じ高さとなる位置に同一構
成の従動側スプロケット106が軸支されている。装置
幅方向に対向する各々一対の駆動側スプロケット104
及び従動側スプロケット106には、走行チェーン10
8が巻き掛けられている。このため、一対の駆動側スプ
ロケット104が駆動回転すると、これに応じて互いに
平行に配置された一対の走行チェーン108が同期して
正転駆動又は逆転駆動するようになっている。なお、各
走行チェーン108の長手方向の中間部には、弛み防止
用のローラ110(図7参照)が軸支されている。 <チャック手段の構成>上述した走行チェーン108の
上部側には、チャック手段112が取り付けられてい
る。詳細には、図14〜図17(並びに図18〜図2
0)に示されるように、チャック手段112は、各々雄
雌一対で一組とされるチャック爪114、116と、こ
れを支持するベース118、120と、このベース11
8、120を走行チェーン108に取り付けているアタ
ッチメント122、124と、を含んで構成されてい
る。なお、図14〜図17において、適宜示される白抜
き矢印は搬送方向を示している。また、上述したチャッ
ク爪114、116、ベース118、120及びアタッ
チメント122、124の形状は、装置形状に応じて適
宜設計変更される。
【0052】一方のチャック爪114及び他方のチャッ
ク爪116は、いずれも左右対称の形状となっており、
円筒形状を成すと共に相互に離間して配置されるボス部
114A、116Aと、これらのボス部114A、11
6Aから半径方向へ突出された雄側チャック部114
B、116B及び雌側チャック部114C、116C
と、平面視で円弧面状に形成された雄側の当接部114
D、116D及び雌側の当接部114E、116Eと、
を含んで構成されている。
【0053】相互のチャック爪114、116は、各々
のボス部114A、116Aに挿通されベース118、
120に固定される軸支ピン126によって軸支されて
いる。さらに、軸支ピン126におけるボス部114
A、116A間には円筒状のカラー127(図15参
照)が配置されており、このカラー127の外周部には
雄側の当接部114D、116D及び雌側の当接部11
4E、116Eに両端部がそれぞれ挿入係止されたトー
ションスプリング128が巻装されている。これによ
り、雄側チャック部114B、116B及び雌側チャッ
ク部114C、116Cは、互いに当接する方向へ回転
付勢されている。
【0054】さらに、雄側チャック部114B、116
Bの先端部には、密封用袋10の保持体16の張出部2
2の係止用円孔26内へ貫通される係止ピン130が一
体に設けられている。これに対応して、雌側チャック部
114C、116Cの先端部には係止ピン130が嵌入
される嵌入孔132が形成されている。係止ピン130
が張出部22の係止用円孔26内へ嵌入され、当該係止
ピン130の嵌入端部が更に嵌入孔132内へ嵌入され
ることにより、一対の雄側チャック部114B、116
Bと雌側チャック部114C、116Cとで、保持体1
6の一対の張出部22が挟持されるようになっている。
なお、雄側チャック部114B、116Bと雌側チャッ
ク部114C、116Cとの間には、ストッパピン13
3がベース118、120から立設されている。
【0055】また、雌側の当接部114E、116Eの
移動軌跡上の所定位置(保管室38側)には、当該当接
部114E、116Eと干渉してトーションスプリング
128の付勢力に抗して雌側チャック部114C、11
6Cを軸支ピン126回りに回転させる楔状の固定カム
134が配設されている。同様に、雄側の当接部114
D、116Dの移動軌跡上の所定位置(空袋収納室36
側)にも、同様の機能を果たす楔状の固定カム136が
配設されている。
【0056】上述したチャック手段112の一部を構成
するベース118、120は、直線走行側と開口部開閉
走行側とで異なる形状とされている。詳細には、図18
〜図20に示されるように、一方のチャック爪114側
については、平板プレート状のベース118が採用され
ており、このベース118の下面に側面視でT字形のア
タッチメント122の上端面が固着されている。さら
に、アタッチメント122の垂直部は前述した走行チェ
ーン108に固定された側面視でL字形の固定支持体1
38に上下方向に相対移動可能に遊嵌されている。
【0057】他方のチャック爪116側においても、形
状こそ異なるが、同様の機能を備えるようにベース12
0及びアタッチメント124が構成されている。すなわ
ち、ベース120については、一方のチャック爪114
側のベース118と同一平面上に配置される平板プレー
ト状のベース基部120Aと、このベース基部120A
の外端から屈曲垂下される垂下部120Bと、を備えて
おり、側面視では略アングル状に形成されている。この
ベース基部120Aの下面側には側面視で横向きの略L
字形状を成すアタッチメント124が配設されている。
このアタッチメント124の上端部には装置前後方向
(即ち、密封用袋10の開口部14を開放させる方向)
を長手方向とする直線ガイド部材140が一体的に設け
られており、この直線ガイド部材140にベース基部1
20Aの下面側に一体的に設けられたガイドブロック1
42がスライド可能に嵌合されている。さらに、アタッ
チメント124の垂直部は、走行チェーン108に固定
された側面視でL字形の固定支持体144に上下方向に
相対移動可能に遊嵌されている。
【0058】なお、上述したベース120における垂下
部120Bには、先端部にボールを備えた転動体146
が取り付けられている。この転動体146の用途等につ
いては、開口部開閉手段42の構成の項目において説明
することにする。
【0059】また、上述した固定支持体138、144
は、走行チェーン108に固定されていると共に容器3
2の前壁側及び後壁側に装置幅方向に沿って配置された
断面コ字形の走行レール148(図7参照)に水平移動
可能に保持されている。
【0060】上記構成により、密封用袋10の保持体1
6の張出部22を挟持した一対のチャック爪114、1
16は、モータ100を駆動源として駆動する一対の走
行チェーン108から水平搬送力を受け、一対の走行レ
ール148に沿って水平搬送されるようになっている。 <昇降搬送手段の構成>また、図6〜図9に示されるよ
うに、容器32の前後壁側には上述した水平搬送手段9
6の他に、昇降搬送手段150が配設されており、以下
に説明する。上述した格納部98における底壁側中央に
は、別の駆動源として装置幅方向を伸縮方向とするリフ
ター駆動源(パワーシリンダ)152が配設されてい
る。
【0061】このリフター駆動源152の駆動力を受け
て、次に説明する複数の昇降レバー154が回転するよ
うになっている。具体的に説明すると、図7及び図8に
示されるように、容器32の後壁側及び前壁側の所定位
置(装置前後方向に対向しかつ装置幅方向に所定距離だ
け離間する位置)には、昇降レバー154がそれぞれ配
設されている。
【0062】昇降レバー154は、後壁側又は前壁側に
支持される円筒状のボス154Aと、このボス154A
の外周部から90度離間して半径方向へ突出する第1ア
ーム154B及び第2アーム154Cと、を備えてい
る。
【0063】前後に対向する昇降レバー154のボス1
54A同士は、ヒンジシャフト156によって相互に連
結されている。また、幅方向に対向する昇降レバー15
4の第1アーム154Bの先端部同士は、タイロッド1
58によって相対回転可能に連結されている。さらに、
一方の側壁側において前後に対向する昇降レバー154
のボス154A同士を連結するヒンジシャフト156
は、一方の側壁側かつ後壁側に配置された昇降レバー1
54のボス154Aを貫通して格納部98内に到達さ
れ、当該貫通端部に駆動力伝達アーム160(図8参
照)が取り付けられている。そして、この駆動力伝達ア
ーム160の先端部に、リフター駆動源152のシリン
ダ152Aの先端部が相対回転可能に連結されている。
これにより、リフター駆動源152の駆動力が、各昇降
レバー154に同期して伝達されるようになっている。
【0064】上述した昇降レバー154の第2アーム1
54Cの先端部には、装置高さ方向を長手方向として配
置された直線状の昇降プレート162(図8参照)の下
端部が相対回転可能に連結されている。また、昇降レバ
ー154の上方には基端部回りに揺動可能とされたガイ
ドアーム164が配設されており、昇降プレート162
の長手方向の中間部はこのガイドアーム164の先端部
とも相対回転可能に連結されている。さらに、昇降プレ
ート162の上端部は、前述した走行レール148に連
結されている。
【0065】上記構成により、密封用袋10の保持体1
6の張出部22を挟持した一対のチャック爪114、1
16は、リフター駆動源152を駆動源として揺動する
複数の昇降レバー154及び昇降プレート162を介し
て走行レール148が昇降することにより、昇降搬送さ
れるようになっている。 (開口部開閉手段42の構成) <開閉用カム機構の構成>図6並びに図18〜図20に
示されるように、容器32の後壁側の中央部寄りには開
閉用カム機構166が配設されており、以下に説明す
る。これらの図に示されるように、容器32の後壁側の
高さ方向所定位置には、平面視で略山型とされ各々傾斜
面とされた第1カム面168A及び第2カム面168B
と、これらの第1カム面168Aと第2カム面168B
とを繋ぎ走行レール148に対して平行な面とされた第
3カム面168Cと、を備えた開閉用カム168が配設
されている。第1カム面168Aは密封用袋10の搬送
方向に向かって上り勾配の傾斜面とされ、第2カム面1
68Bは同搬送方向に向かって下り勾配の傾斜面とされ
ている。
【0066】上記構成の開閉用カム168の第1カム面
168A、第2カム面168B、及び第3カム面168
Cに、前述した他方のチャック爪116のベース120
の垂下部120Bに設けられた転動体146のボールが
当接されるようになっている。さらに、他方のチャック
爪116におけるアタッチメント124の垂直部とベー
ス120の垂下部120Bとの間には、圧縮コイルスプ
リング170(広義には、付勢手段として把握される)
が配設されている。従って、他方のチャック爪116側
のベース120の垂下部120Bは常に開閉用カム16
8側への押圧付勢力を受けることになり、これにより転
動体146のボールは開閉用カム168の第1カム面1
68A、第2カム面168B、及び第3カム面168C
上を確実に転動するようになっている。 <保持体係止手段の構成>一方、図6〜図8に示される
ように、容器32の頂壁側の所定位置(空袋収容室36
に隣接する位置)には、保持体係止手段172が配設さ
れている。この保持体係止手段172は、容器32の頂
壁側に固定される板状の取付板174と、この取付板1
74の下端部にブロック176を介して揺動可能に支持
された係止片178と、取付板174の下端部における
係止片178と反対側に設けられた一対のウエイト18
0、182と、によって構成されている。
【0067】係止片178の先端部は、前述した密封用
袋10の保持体16に設けられたいずれかの係止用切欠
18、20(通常は、搬送方向側となる係止用切欠1
8)側に係止可能とされている。また、係止用切欠1
8、20のいずれかに係止片178の先端部が係止され
易いように、即ち保持体16を若干凸湾曲形状に保持す
るべく、前述したチャック爪114、116の挟持中心
線は開放状態の密封用袋10の中心Pよりも搬送方向側
に若干進んだ位置にて交差するように設定されている
(図6参照)。
【0068】なお、一対のウエイト180、182は、
保持体16の剛性に応じて単一にされる等の重量調整を
可能にするための部品である。また、保持体係止手段1
72の構成としては、上記に限らず、ピアノ線で作った
係止片等のシンプルな構成でも充分に適用可能である。 (ヒートシール手段44の構成)図6、図7、及び図9
に示されるように、容器32における開口部開閉位置と
保管室38との間には、ヒートシール手段44が配設さ
れており、以下に説明する。詳細には、図21〜図24
に示されるように、容器32の頂壁側の所定位置には、
装置前後方向を長手方向とする長尺状の固定側ヒータ部
184が取り付けられている。この固定側ヒータ部18
4に対向する位置には、同じく装置前後方向を長手方向
とする移動側ヒータ部186が配置されている。この移
動側ヒータ部186における背面両側には、一対のラッ
クバー188が面直角方向に突出されている。各ラック
バー188は、略直方体形状のブロック190に移動可
能に吊り下げ状態で支持されている。なお、ブロック1
90は、容器32の頂壁側にビス止めされている。さら
に、各ブロック190内には、ラックバー188と噛み
合い回転することによりラックバー188を直線運動さ
せるピニオン192がそれぞれ収容されている。
【0069】上述した一対のピニオン192の軸芯部に
は駆動シャフト194が貫通しており、この駆動シャフ
ト194が回転することによりピニオン192が回転す
るようになっている。この駆動シャフト194は容器3
2の前後壁に同軸上に嵌着された一対のブッシュ196
に軸支されており、更に駆動シャフト194の一端部は
前述した格納部98内へ位置されている。
【0070】この駆動シャフト194の一端部には、半
径方向へ延出する駆動レバー198の基端部が取り付け
られている。駆動レバー198の先端部には、連結アー
ム200の一端部が相対回転可能に連結されている。さ
らに、連結アーム200の他端部には、ヒートシール駆
動源(パワーシリンダ)202のシリンダ202Aの先
端部が相対回転可能に連結されている。これにより、ヒ
ートシール駆動源202のシリンダ202Aが伸縮する
ことにより、連結アーム200及び駆動レバー198を
介して駆動シャフト194が時計方向及び反時計方向の
いずれにも回転するようになっている。
【0071】次に、本実施形態に係る汚物収納保管装置
30の作動説明を通して、本実施形態の作用並びに効果
について説明する。
【0072】図6及び図7に示される状態が汚物収納保
管装置30の初期状態である。すなわち、密封用袋10
の開口部14が保持体16によって開放状態とされ、か
つ、保持体16の一部が便座34の下端部にオーバーラ
ップした上昇位置(図7の二点鎖線図示位置)に保持さ
れた状態が、汚物収納保管装置30の初期状態である。
【0073】排便等の排泄時、使用者は、便座カバー4
6を開いた後、便座34に着座して排泄を行う。排泄物
である汚物は、便座34の開口部下方に保持されている
密封用袋10の袋本体12内へ溜まる。
【0074】排泄後、使用者は、便座カバー46を閉
じ、図示しない起動スイッチを押す。起動スイッチが押
されると、まず、リフター駆動源152が起動してシリ
ンダ152Aが引き込み位置から伸び出し位置(図7の
破線図示位置)まで伸び出される。このため、シリンダ
152Aと連結された駆動力伝達アーム160が図7に
おいて時計方向へ揺動され、ヒンジシャフト156を同
方向へ回転させる。従って、ヒンジシャフト156によ
って連結された側の一対の昇降レバー154が同方向へ
揺動されると共に、これらの昇降レバー154とタイロ
ッド158を介して連結された他方側の一対の昇降レバ
ー154も同様に揺動される。これにより、昇降レバー
154の第2アーム154Cと連結された昇降プレート
162が下降して、一対の走行レール148を下降させ
る。なお、昇降プレート162が下降する際の動作は、
ガイドアーム164が揺動することによりガイドされ
る。このようにして、密封用袋10は図7の二点鎖線図
示位置から実線図示位置まで下降される。
【0075】走行レール148の下降動作が終了する
と、モータ100が起動される。モータ100が起動さ
れると、その出力軸と連結された同期シャフト102が
図7において時計方向へ回転する。これにより、駆動側
スプロケット104が同方向へ回転し、走行チェーン1
08の上部側が図7において右側(保管室38に向かう
側)へ移動するように正転駆動される。このため、走行
チェーン108の上部側に支持された一対のチャック爪
114、116が同期して保管室38側へ向けて走行さ
れる。
【0076】このとき、図18からも判るように、他方
のチャック爪116側に配置された転動体146のボー
ルは、開閉用カム168の第3カム面168Cから第2
カム面168Bに移動し、この第2カム面168Bの勾
配に沿って転動していく。これにより、他方のチャック
爪116が一方のチャック爪114から離間していき、
固定的に保持された一方の張出部22に対して他方の張
出部22に引張力が作用する。その結果、開放状態の密
封用袋10の開口部14が閉塞されていく。
【0077】そして、一対のチャック爪114、116
によって密封用袋10が所定のヒートシール位置まで搬
送されてくると、走行チェーン108を停止させるべく
モータ100の作動が停止される。走行チェーン108
の停止後、前述した密封用袋10の下降作動と逆の作動
が行われる。すなわち、リフター駆動源152が再び起
動されてシリンダ152Aを伸び出し位置から引き込み
位置へと縮ませる。これにより、駆動力伝達アーム16
0、昇降レバー154、昇降プレート162等を介して
一対の走行レール148が上昇される。なお、一対の走
行レール148は、密封用袋10の保持体16が固定側
ヒータ部184と移動側ヒータ部186との間に位置さ
れる高さまで上昇される。
【0078】次に、ヒートシールするべく、ヒートシー
ル駆動源202が起動される。ヒートシール駆動源20
2が駆動されると、シリンダ202Aが伸び出し位置
(図23図示位置)から引き込み位置(図24図示位
置)まで引き込まれる。これにより、連結アーム200
及び駆動レバー198を介して、駆動シャフト194が
図24において反時計方向へ回転される。このため、ピ
ニオン192が同方向へ回転され、これと噛み合ってい
るラックバー188を直線運動させる。その結果、移動
側ヒータ部186が固定側ヒータ部184側へ移動し、
両者の間に密封用袋10の保持体16をクランプする。
そして、保持体16を圧縮するように加圧しながら、固
定側ヒータ部184及び移動側ヒータ部186に通電さ
れることにより、袋本体12の開口部14の内側面に予
めコーティングされた図示しないホットメルト接着剤が
溶けてヒートシールされる(ヒートシール部28の形
成)。
【0079】上記の如くして密封用袋10のヒートシー
ルが終了すると、ヒートシール駆動源202が再び起動
されてシリンダ202Aを引き込み位置から伸び出し位
置まで伸び出させる。これにより、前記と逆の作動がな
され、移動側ヒータ部186が固定側ヒータ部184か
ら離間される。なお、ヒートシールの終了は、図示しな
い温度センサによって検知するか、或いはタイマによっ
て終了のタイミングを予め設定しておく等の方法が採ら
れる。
【0080】移動側ヒータ部186が固定側ヒータ部1
84から離間されると、リフター駆動源152が再び起
動されて、一対の走行レール148が再び下降される。
走行レール148が下降されると、モータ100が再び
起動されて一対の走行チェーン108が正転駆動され
る。これにより、密封された汚物収納状態の密封用袋1
0は、保管室38へ向けて搬送されていく。保管室38
へ搬送されてきた密封用袋10は、保管室38に設置さ
れたスタンド90の一対の吊り部90Aへ保持体16の
係止用円孔24が挿入されて係止される。
【0081】このとき、即ち一対の吊り部90Aへ保持
体16が係止されるのとほぼ同時に、図16に示される
ように、一対のチャック爪114、116の雌側の当接
部114E、116Eが固定カム134に乗り上げる。
これにより、トーションスプリング128の付勢力に抗
して雌側チャック部114C、116Cが回転し、一対
のチャック爪114、116によってなされていたチャ
ックの解放がなされ、この状態を維持しながら密封用袋
10の保持体16が吊り部90Aへ押し込まれる。
【0082】その後、モータ100が再び起動されて、
走行チェーン108が逆転駆動される。これにより、一
対のチャック爪114、116は保管室38から退避し
ていく。なお、この際、一対のチャック爪114、11
6の雌側チャック部114C、116Cは、雌側の当接
部114E、116Eが固定カム134に乗り上げた状
態のまま退避していくことから、密封用袋10の保持体
16が引き戻されることはない。
【0083】保管室38に汚物収納状態の密封用袋10
を収容させた後、前記走行チェーン108の逆転駆動に
よって一対のチャック爪114、116は空袋収容室3
6へ向かって移動していく。そして、図6において左側
走行時の走行端(即ち、第3カム面168Cと直交する
線上)まで一対のチャック爪114、116が走行した
時点で走行チェーン108の駆動が停止される。なお、
この過程で、他方のチャック爪116側の転動体146
は開閉用カム168の第2カム面168Bから第3カム
面168Cを経由して第1カム面168Aの起点側に到
達している。
【0084】また、このとき、前記左側走行時の走行端
の手前(直前位置)には別の一対の固定カム136が配
設されており、これらの固定カム136に一対のチャッ
ク爪114、116の雄側の当接部114D、116D
が干渉して乗り上げる。このため、図17に示される如
く、一対のチャック爪114、116の雄側チャック部
114B、116Bが回転してチャックを解放させる。
【0085】さらに、このとき、走行チェーン108の
逆転駆動に伴って走行チェーン108に固定された走行
ドック82が空袋収容室36へ移動してきており、分離
レバー64の一端部に取り付けられたローラ68に当接
してこれを押し込む。このため、一対の分離レバー64
はトーションスプリング72の付勢力に抗して支軸66
回りに揺動され、シャッター板62の脚部62Bをガイ
ドバー78に沿って押し下げる。これにより、シャッタ
ー板62の押下げ部62Aが固定ストッパ54に沿って
下降され、当該固定ストッパ54に密着状態で保持され
ていた最前列の空状態の密封用袋10の保持体16のみ
が強制的に押し下げられて分離されることになる。
【0086】分離された空状態の密封用袋10の保持体
16は、図17に示される如く、一対のチャック爪11
4、116の雌側チャック部114C、116C側に当
接された状態にある。なお、このとき、保持体16の係
止用円孔26と雌側チャック部114C、116Cの嵌
入孔132とは同軸上に位置される。
【0087】その後、走行チェーン108が再び正転駆
動される。これにより、一対のチャック爪114、11
6の雄側の当接部114D、116Dが固定カム136
から退避されるので、雄側チャック部114B、116
Bと雌側チャック部114C、116Cとで空状態の密
封用袋10の保持体16の張出部22がチャック(挟
持)される。なお、このとき、チャック爪114、11
6による挟持中心線は、前述した如く、開放状態の密封
用袋10の中心Pよりも搬送方向側に若干進んだ位置に
て交差するように設定されているため、保持体16は若
干凸湾曲形状となった状態で保持される。
【0088】その後、凸湾曲形状に保持された密封用袋
10の保持体16の係止用切欠18を通して保持体係止
手段172の係止片178の先端部が係止される。そし
て、なおも走行チェーン108が正転駆動されることに
より、他方のチャック爪116側の転動体146が第1
カム面168A上を摺動して第3カム面168Cに到達
し、図6及び図18に示される如く、密封用袋10の開
口部14は保持体16によって略楕円形状に開放され
る。
【0089】開口部14が開放状態とされた時点で、走
行チェーン108の正転駆動が停止される。その後、リ
フター駆動源152が再び起動されて、一対の走行レー
ル148が上昇される。これにより、空状態の密封用袋
10が再び初期状態(図7の二点鎖線で示される状態)
にセットされる。
【0090】以上により、一連の作動が終了し、図示し
ない「使用可」の表示が点灯される。
【0091】なお、保管室38に保管された汚物収納状
態の密封用袋10が所定枚数に達したら、廃棄すべく容
器32内から取り出されて搬出される。 <請求項1乃至請求項4記載の本発明との関連における
密封用袋に関する効果>このように本実施形態では、従
来の連続袋方式を改め、袋本体12及び保持体16から
成る単袋方式の密封用袋10を案出したので、密封用袋
10が利用される汚物収納保管装置30の装置形状か
ら、密封用袋10の収容枚数を任意に規制することがで
きる。従って、密封用袋10が嵩張ることもなく、装置
の小型化に資することができる。
【0092】また、本実施形態では、前記の如く、単袋
方式の密封用袋10を採用したので、密封用袋10の袋
本体12の生産段階で、当該袋本体12の開口部14以
外の周縁部の品質(密封性能)を管理することができ
る。さらに、本実施形態では、密封用袋10の袋本体1
2の開口部14の内側に図示しないホットメルト接着剤
をコーティングし、ヒートシール手段44によってヒー
トシールする構成であるため、汚物収納状態の密封用袋
10の開口部14を溶着部の重なりなく平面的に完全に
密封することができる。これらの結果、本実施形態によ
れば、密封用袋10の密封の信頼性を向上させることが
できる。
【0093】さらに、本実施形態では、密封用袋10の
保持体16を二枚の厚紙16A、16Bによって構成し
たので、要求される剛性及び弾性を両立したかたちで容
易に得ることができると共に加工性にも優れている。そ
の結果、信頼性の高い密封用袋10を低コストで製造す
ることができる。
【0094】また、本実施形態では、一対のチャック爪
114、116によって挟持搬送する際の基準として、
保持体16の一対の張出部22に位置決め用の係止用円
孔26を形成したので、これらの係止用円孔26を利用
することにより、汚物収納保管装置30の自動化を容易
ならしめることができる。 <請求項5記載の本発明との関連における汚物収納保管
方法に関する効果>上述したように本実施形態に係る汚
物収納保管方法では、上記単袋方式の密封用袋10を用
いた汚物収納保管方法であるため、密封用袋10が嵩張
ることはない。さらに、第1の工程乃至第5の工程とい
った必要最小限の工程によって汚物を収納して保管する
ことができるので、工程数の削減を図ることができる。
これらのことから、装置の小型化に資することができ
る。
【0095】また、前記の如く単袋方式の密封用袋10
を用いた汚物収納保管方法であるため、更に密封用袋1
0の開口部14をヒートシールするため、密封用袋10
内に収納された汚物が洩れるおそれは全く無い。その結
果、密封用袋10の密封の信頼性を向上させることがで
き、ひいては当該方法が適用される装置の故障等を未然
に防止することができる。 <請求項6乃至請求項8記載の本発明との関連における
汚物収納保管装置に関する効果>本実施形態に係る汚物
収納保管装置30では、単袋方式の密封用袋10を利用
することにより密封用袋10が嵩張るのを防止すること
ができ、又必要最小限の構成要素によって汚物を収納し
て保管するという一連の作動を得ることができる。その
結果、本実施形態によれば、装置の小型化に資すること
ができる。
【0096】また、本実施形態に係る汚物収納保管装置
30では、密封用袋10の開口部14を完全密封するた
めのヒートシール手段44を備えているため、密封用袋
10内に収納された汚物が洩れるようなおそれは全く無
い。その結果、密封用袋10の密封の信頼性を向上させ
ることができ、ひいては装置の故障等を未然に防止する
ことができる。
【0097】さらに、本実施形態に係る汚物収納保管装
置30は、空袋収容室36に空状態の密封用袋10を一
枚ずつ分離可能な空袋分離機構部52を備えているの
で、単袋方式の利点が損われず、確実に一回作動につき
一袋の関係を維持することができる。このため、本実施
形態によれば、空状態の密封用袋10が重合分離される
ことによる装置の故障等の発生を未然に防止することが
できる。
【0098】また、本実施形態に係る汚物収納保管装置
30では、搬送手段40が、密封用袋10を空袋収容室
36と保管室38との間で水平搬送する水平搬送手段9
6と、密封用袋10を昇降させる昇降搬送手段150
と、を含んで構成されるため、水平搬送手段96と前述
した開口部開閉手段42とで密封用袋10の二次元的な
搬送(水平面内での搬送)を実現することができ、更に
昇降搬送手段150が加わることで密封用袋10の三次
元的な搬送(垂直面内での搬送)を実現することができ
る。このため、空状態の密封用袋10を便座34の開口
部の下端部にオーバーラップさせた状態で待機させるこ
ともできる。その結果、本実施形態によれば、汚物の洩
れ防止性能を向上させることができる。 〔構成のバリエーション〕次に、各構成要素の構成等の
バリエーションについて説明する。 (密封用袋の保持体に関して)本実施形態では、保持体
16の張出部22に保管室38での保持に供される係止
用円孔24及びチャック爪114、116にチャックさ
せるための係止用円孔26を並設する構成を採ったが、
これに限らず、他の構成を採用してもよい。
【0099】例えば、図25に示されるように、前者の
係止用円孔24に代えて、保管室38に設置された一対
の吊り部90Aに係止可能な三角形状(又は矩形状)の
係止用切欠250を張出部22の下縁側に形成する構成
を採ってもよい。
【0100】また、張出部22にこの種の係止部を形成
する代わりに、一対の吊り部90Aの上縁側に所定の間
隔でV字形の切欠を形成し、この切欠に一対の張出部2
2の下縁(直線部分)を係止させるようにしてもよい。
このようにすれば、張出部22を吊り部90Aに係止さ
せるための係止部を、張出部22側に設ける必要は無く
なる。
【0101】さらに、張出部22における係止用円孔2
6の形成部位の剛性を若干弱く設定しておき、一対のチ
ャック爪114、116によって最初に挟持される際
に、係止ピン130によって当該脆弱部が刺突されて孔
が形成されるようにしてもよい。
【0102】また、本実施形態では、直線状の断面形状
を持つ二枚の厚紙16A、16Bによって保持体16を
構成したが、この保持体16の剛性が不足すると思われ
る場合には、ヒートシール手段44によるヒートシール
時に、図26に示される如く、二枚の厚紙252、25
4の高さ方向中間部に別の狭幅の厚紙256を芯材とし
て介在させたり、或いは、図27に示される如く、二枚
の厚紙258、260の断面形状を「く」の字形に折り
曲げて圧着する等の方法を採るようにしてもよい。な
お、前者の構成を採る場合には、芯材となる厚紙256
に圧着される側の厚紙252をある程度変形し易いよう
に薄手にしておくとよい。
【0103】さらに、本実施形態では、保持体16とし
て厚紙16A、16Bを利用したが、これに限らず、樹
脂材料等によって保持体を構成してもよい。 (密封用袋のヒートシール部に関して)本実施形態で
は、袋本体12の開口部14の内側にホットメルト接着
剤を予めコーティングする手法を用いたが、これに限ら
ず、袋本体12を構成する樹脂材料によっては、それ自
体の表面の一部を固定側ヒータ部184及び移動側ヒー
タ部186の熱で溶かして相互に溶着されるように構成
してもよい。 (密封用袋の開口部の開閉方法に関して)本実施形態で
は、図28に概念的に示されるように、保持体16を構
成する一方の厚紙16Aに係止用切欠18を形成し、こ
の係止用切欠18を通して係止片178の先端部を他方
の厚紙16Bに係止させて密封用袋10の開口部14を
開放させる構成を採ったが、開口部14を開放させる方
法としては以下の方法を採ることも可能である。
【0104】図29に示されるように、保持体262の
一方の厚紙264の上縁を他方の厚紙266の上縁に対
して下方へずらし、これにより形成された段差268を
通して係止片178の先端部を他方の厚紙266に係止
させて密封用袋10の開口部14を開放させる構成を採
ってもよい。すなわち、係止片178によって係止及び
開放させ得る構成であればよく、明確な係止用切欠18
を作ることは必ずしも要求されない。
【0105】また、図30に示されるように、単に、保
持体270の張出部272を矢印B方向へ圧縮して開放
状態とした後に矢印C方向へ引っ張って閉塞状態とする
のではなく、矢印A方向に捻りながら、矢印B方向へ圧
縮することにより、密封用袋274の開口部276を開
放させる構成を採ってもよい。
【0106】なお、この工程図に示される構成では、図
30(A)に示されるように、空袋収容室36にも一対
の吊り部(吊り下げバー)278が配設されており、こ
れらの吊り部278に一対の張出部272が係止される
ようになっている。 (密封用袋の用途に関して)本実施形態では、密封用袋
10を汚物収納保管装置(簡易トイレ)30に利用した
が、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の本発明と
の関係においては、密封用袋10を汚物以外の他の物を
密封収納するために利用してもよい。すなわち、本実施
形態に係る密封用袋10の適用対象は、汚物収納保管装
置(簡易トイレ)30に限られない。 (開口部開閉手段に関して)図18〜図20に示される
開閉用カム機構166に代えて、図31〜図33に示さ
れる開閉用カム機構280を採用してもよい。
【0107】これらの図に示されるように、この開閉用
カム機構280では、前述した第1カム面168A乃至
第3カム面168Cを備えた縦型の開閉用カム168に
代えて、ベース120に対して平行に配置された平板プ
レート状(即ち、横型)の開閉用カム282が用いられ
ている。この開閉用カム282には、図31に示される
ような平面視で略V字形のカム溝284が形成されてお
り、このカム溝284内にベアリング状のカムフォロア
286が転動可能に挿入されている。上記構成によって
も、前述した開閉用カム機構166と同様の作用並びに
効果が得られる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明に係る密封用袋は、合成樹脂製の袋本体と、この袋
本体の開口部の両縁外側に沿って取り付けられると共に
当該両縁からそれぞれ張り出された一対の張出部を備
え、当該一対の張出部に所定の外力が付与されることに
より当該開口部を開放及び閉塞させる保持体と、を含ん
で構成されるため、密封用袋が利用される装置形状から
密封用袋の収容枚数を任意に規制することができ、その
結果、装置の小型化を図ることができるという優れた効
果を有する。
【0109】また、本発明に係る密封用袋は、単袋方式
を採り合成樹脂製の袋本体を生産する段階で密封用袋の
開口部以外の周縁部の品質(密封性能)を管理すること
ができると共に、密封用袋の開口部については例えばヒ
ートシール等によって完全に密封することができるた
め、密封の信頼性の向上を図ることができるという優れ
た効果を有する。
【0110】請求項2に記載の本発明に係る密封用袋
は、請求項1に記載の発明において、保持体を、厚紙に
よって構成したので、要求される剛性及び弾性を両立し
たかたちで容易に得ることができると共に加工性にも優
れ、その結果、信頼性の高い密封用袋を低コストで製造
することができるという優れた効果を有する。
【0111】請求項3に記載の本発明に係る密封用袋
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、開口
部の内側面にホットメルト接着剤をコーティングしたの
で、保持体の外側から加熱することによりホットメルト
接着剤を溶かして開口部を確実に接着及び密封すること
ができ、その結果、密封の信頼性をより一層向上させる
ことができるという優れた効果を有する。
【0112】請求項4に記載の本発明に係る密封用袋
は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明にお
いて、前述した一対の張出部に位置決め用の係止部を設
けたので、当該係止部を利用することにより、本発明に
係る密封用袋を用いた装置の自動化を図ることができる
という優れた効果を有する。
【0113】請求項5に記載の本発明に係る汚物収納保
管方法は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空
状態の密封用袋の一対の張出部を把持する第1の工程
と、一対の張出部の把持後、密封用袋を便座の中央下方
に移動させると共に、一対の張出部が相対的に接近する
方向へ当該張出部に押圧力を付与して密封用袋の開口部
を開放させる第2の工程と、密封用袋内への汚物収納
後、一対の張出部が相対的に離間する方向へ当該張出部
に引張力を付与して密封用袋の開口部を閉塞させる第3
の工程と、開口部の閉塞後、所定の位置にて汚物収納状
態の密封用袋の保持部をその外側から加熱することによ
り当該密封用袋の開口部をヒートシールする第4の工程
と、開口部のヒートシール後、汚物収納状態の密封用袋
を保管室まで移動させる第5の工程と、を有するので、
密封用袋が嵩張るのを防止することができると共に工程
数が少なくて済み、その結果、装置の小型化に資するこ
とができるという優れた効果を有する。
【0114】また、本発明に係る汚物収納保管方法は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の単袋方式の密
封用袋を用いかつ第4の工程によって密封用袋の開口部
をヒートシールするため、密封の信頼性の向上を図るこ
とができるという優れた効果を有する。
【0115】請求項6に記載の本発明に係る汚物収納保
管装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空
状態の密封用袋を複数枚収容可能な空袋収容室と、汚物
を収納した密封用袋を整列状態で保管する保管室と、空
袋収容室及び保管室間に敷設された軌道に沿って、密封
用袋を一枚ずつ搬送可能な搬送手段と、搬送経路におけ
る便座の中央下方付近に設けられ、密封用袋における一
対の張出部に押圧力を付与することで当該開口部を開放
させると共に、一対の張出部に引張力を付与することで
当該開口部を閉塞させる開口部開閉手段と、搬送経路に
おける開口部開閉位置と保管室との間に設けられ、密封
用袋の保持部をその外側から加熱することにより当該密
封用袋の開口部をヒートシールするヒートシール手段
と、を含んで構成されるため、密封用袋が嵩張るのを防
止することができると共に構成要素数が少くて済み、そ
の結果、装置の小型化に資することができるという優れ
た効果を有する。
【0116】また、本発明に係る汚物収納保管装置は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の単袋方式の密
封用袋を用いかつヒートシール手段によって密封用袋の
開口部をヒートシールするため、密封の信頼性の向上を
図ることができるという優れた効果を有する。
【0117】請求項7に記載の本発明に係る汚物収納保
管装置は、請求項6に記載の発明において、空袋収容室
に空状態の密封用袋を一枚ずつ分離可能な空袋分離機構
部を設けたので、確実に一回作動につき一袋の関係を維
持することができ、その結果、密封用袋が重合分離され
ることによる故障等の発生を未然に防止することができ
るという優れた効果を有する。
【0118】請求項8に記載の本発明に係る汚物収納保
管装置は、請求項6又は請求項7に記載の発明におい
て、搬送手段が、密封用袋を空袋収容室と保管室との間
で水平搬送する水平搬送手段と、密封用袋を昇降させる
昇降搬送手段と、を含んで構成されるため、空状態の密
封用袋を便座の開口部の下端部にオーバーラップさせた
状態で待機させることもでき、その結果、汚物の洩れ防
止性能を向上させることができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る空状態の密封用袋の正面図で
ある。
【図2】本実施形態に係る汚物収納状態の密封用袋の正
面図である。
【図3】本実施形態に係る空状態の密封用袋を開放させ
た状態の斜視図である。
【図4】本実施形態に係る汚物収納保管装置の概略正面
図である。
【図5】図4に示される汚物収納保管装置の概略平面図
である。
【図6】本実施形態に係る汚物収納保管装置の詳細構造
を示す平面図である。
【図7】本実施形態に係る汚物収納保管装置を図6の7
−7線に沿って切断したものとして内部構造の要部を示
す横断面図である。
【図8】本実施形態に係る汚物収納保管装置を図7の8
−8線に沿って切断したものとして内部構造の要部を示
す縦断面図である。
【図9】本実施形態に係る汚物収納保管装置を図7の9
−9線に沿って切断したものとして内部構造の要部を示
す縦断面図である。
【図10】空袋収容室に配設された空袋分離機構部の作
動前後の状態を示す側面図である。
【図11】図10に示される作動前における空袋分離機
構部の平面図である。
【図12】図10に示される空袋分離機構部の作動後の
状態を示す側面図である。
【図13】図12に示される作動後における空袋分離機
構部の平面図である。
【図14】チャック手段の特にはチャック爪の構成を示
す作動説明図に係り、本図はチャック爪による張出部の
チャック状態を示す平面図である。
【図15】図14に示されるチャック爪の縦断面図であ
る。
【図16】保管室側でのチャック爪の挙動を示す平面図
である。
【図17】空袋収容室側でのチャック爪の挙動を示す平
面図である。
【図18】開口部開閉手段における開閉用カム機構の構
成を示す作動説明図に係り、本図は他方のチャック爪と
開閉用カムとの関係を示す平面図である。
【図19】図18に示される開閉用カム機構によって密
封用袋の開口部が開放された状態を示す側面図である。
【図20】図18に示される開閉用カム機構によって密
封用袋の開口部が閉塞された状態を示す側面図である。
【図21】ヒートシール手段の構成を示す正面図であ
る。
【図22】図21に示されるヒートシール手段の平面図
である。
【図23】ヒートシール前の状態を示す側面図である。
【図24】ヒートシールを行っている状態を示す側面図
である。
【図25】保持体の張出部に係止用円孔を設ける構成に
代えて、三角形状の係止用切欠を張出部の下縁側に設け
た構成を示す要部拡大斜視図である。
【図26】保持体の剛性を高めるべく、二枚の厚紙間に
別の厚紙を配設した構成を示す保持体の縦断面図であ
る。
【図27】同じく、保持体の剛性を高めるべく、二枚の
厚紙の断面形状をくの字形にした構成を示す保持体の縦
断面図である。
【図28】密封用袋の開口部の開閉方法に関し、本図は
他の構成との比較のために本実施形態において採用した
開閉方法を概念的に示した要部拡大斜視図である。
【図29】保持体に係止用切欠を形成する代わりに、二
枚の厚紙の上縁に段差を設けることにより開口部を開閉
させる方法を示す要部拡大断面図である。
【図30】二枚の厚紙の一対の張出部を互いに接近する
方向へ単に圧縮するのではなく、捻りながら圧縮するこ
とにより開口部を開閉させる方法を示す工程図である。
【図31】カム溝を備えた開閉用カムを用いた開閉用カ
ム機構を示す図18に対応する平面図である。
【図32】図31に示される開閉用カム機構の図19に
対応する側面図である。
【図33】図31に示される開閉用カム機構の図20に
対応する側面図である。
【図34】従来例に係る簡易トイレの斜視図である。
【図35】図34に示される簡易トイレの内部概略構成
を示す斜視図である。
【図36】図35に示されるフィーディング装置を示す
斜視図である。
【図37】図34に示される簡易トイレの作動説明図で
ある。
【符号の説明】
10 密封用袋 12 袋本体 14 開口部 16 保持体 16A 厚紙 16B 厚紙 22 張出部 26 係止用円孔(係止部) 30 汚物収納保管装置 34 便座 36 空袋収納室 38 保管室 40 搬送手段 42 開口部開閉手段 44 ヒートシール手段 52 空袋分離機構部 96 水平搬送手段 148 走行レール(軌道) 150 昇降搬送手段 252 厚紙 254 厚紙 256 厚紙 258 厚紙 260 厚紙 262 保持体 264 厚紙 266 厚紙 270 保持体 272 張出部 274 密封用袋 276 開口部
フロントページの続き (72)発明者 岸 友三 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 栗田 伸哉 愛知県豊田市緑ヶ丘5丁目14番地 大豊精 機株式会社内 (72)発明者 山田 重昭 愛知県豊田市緑ヶ丘5丁目14番地 大豊精 機株式会社内 (72)発明者 古田 健次 愛知県豊田市緑ヶ丘5丁目14番地 大豊精 機株式会社内 (72)発明者 秋田 高平 愛知県豊田市緑ヶ丘5丁目14番地 大豊精 機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚物収納保管等に好適な密封用袋であっ
    て、 合成樹脂製の袋本体と、 この袋本体の開口部の両縁外側に沿って取り付けられる
    と共に当該両縁からそれぞれ張り出された一対の張出部
    を備え、当該一対の張出部に所定の外力が付与されるこ
    とにより当該開口部を開放及び閉塞させる保持体と、 を含んで構成される、 ことを特徴とする密封用袋。
  2. 【請求項2】 前記保持体は、厚紙によって構成されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1に記載の密封用袋。
  3. 【請求項3】 前記開口部の内側面には、ホットメルト
    接着剤がコーティングされている、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の密封用
    袋。
  4. 【請求項4】 前記一対の張出部には、位置決め用の係
    止部が設けられている、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の密封用袋。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の空状態の密封用袋の一対の張出部を把持する第1の工
    程と、 一対の張出部の把持後、密封用袋を便座の中央下方に移
    動させると共に、一対の張出部が相対的に接近する方向
    へ当該張出部に押圧力を付与して密封用袋の開口部を開
    放させる第2の工程と、 密封用袋内への汚物収納後、一対の張出部が相対的に離
    間する方向へ当該張出部に引張力を付与して密封用袋の
    開口部を閉塞させる第3の工程と、 開口部の閉塞後、所定の位置にて汚物収納状態の密封用
    袋の保持部をその外側から加熱することにより当該密封
    用袋の開口部をヒートシールする第4の工程と、 開口部のヒートシール後、汚物収納状態の密封用袋を保
    管室まで移動させる第5の工程と、 を有することを特徴とする密封用袋を用いた汚物収納保
    管方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の空状態の密封用袋を複数枚収容可能な空袋収容室と、 汚物を収納した密封用袋を整列状態で保管する保管室
    と、 空袋収容室及び保管室間に敷設された軌道に沿って、密
    封用袋を一枚ずつ搬送可能な搬送手段と、 搬送経路における便座の中央下方付近に設けられ、密封
    用袋における一対の張出部に押圧力を付与することで当
    該開口部を開放させると共に、一対の張出部に引張力を
    付与することで当該開口部を閉塞させる開口部開閉手段
    と、 搬送経路における開口部開閉位置と保管室との間に設け
    られ、密封用袋の保持部をその外側から加熱することに
    より当該密封用袋の開口部をヒートシールするヒートシ
    ール手段と、 を含んで構成される、 ことを特徴とする密封用袋を用いた汚物収納保管装置。
  7. 【請求項7】 前記空袋収容室には、空状態の密封用袋
    を一枚ずつ分離可能な空袋分離機構部が設けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項6に記載の汚物収納保管装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送手段は、 密封用袋を空袋収容室と保管室との間で水平搬送する水
    平搬送手段と、 密封用袋を昇降させる昇降搬送手段と、 を含んで構成される、 ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の汚物収
    納保管装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002039936A1 (fr) * 2000-11-18 2002-05-23 Atsunobu Sakamoto Poche pour stomie et methode de traitement
JP2021147071A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 ゼネラルパッカー株式会社 包装システム

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