JPH0123927Y2 - - Google Patents

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JPH0123927Y2
JPH0123927Y2 JP4588882U JP4588882U JPH0123927Y2 JP H0123927 Y2 JPH0123927 Y2 JP H0123927Y2 JP 4588882 U JP4588882 U JP 4588882U JP 4588882 U JP4588882 U JP 4588882U JP H0123927 Y2 JPH0123927 Y2 JP H0123927Y2
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carrier
catcher
lever
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transfer member
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、被結束体に帯状料を巻回して結束
し、結束された結束体を移送部材に載置して搬送
する結束装置に関する。
(従来の技術) 従来提供されていたこの種の結束装置は、一対
の無端状ベルトを相対向配置したバンドラーが備
えられ、このバンドラーに配置されている無端状
ベルトの間に被結束体を送り込んでこれを挾圧保
持し、さらにバンドラーの回転によつて帯状材を
被結束体に巻回して被結束体を結束し、そして結
束された結束体を移送部材に載置して搬送するよ
うに構成されていた。そして移送部材によつて搬
送されてくる結束体を次の行程に送るために、例
えば結束体を移送部材から突き落すプツシヤーや
その駆動部などからなる結束体排除手段が設けら
れていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこのような結束体排除手段を備え
る結束装置は、この排除手段が移動する構造とな
つているのでその駆動機構を必要とし、このため
構造が複雑になつて大型化し、しかも結束体に部
分的に当接するプツシヤーを用いているのでその
突き落しを確実に行うことができないという問題
点があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、比較的構成が簡単な結束体排除手段を設ける
ことによつて容易かつ確実に結束体を移送部材か
ら離脱させることができ、ひいては小型化を達成
できる結束装置を提供することを目的とするもの
である。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は被結束体が載置され、昇降移動を行う
バツクアツプ板と、このバツクアツプ板の降下位
置に設けられ、バツクアツプ板からの被結束体を
受取つて、被結束体を結束部に移送する移送部材
と、この移送部材を被結束体受取り位置から結束
位置まで移動させると共に被結束体受取り位置の
後方まで戻す移送部材駆動手段とを備えなる結束
装置において、前記移送部材は被結束体載置部が
所定間隔を置いて配設された複数の載置台からな
り、前記移送部材の被結束体受取り位置における
前記複数の載置台間に入れ子状態で交差突出する
複数の排除部材を有する結束体排除手段設けたも
のである。
(作用) 結束体排除手段が固定位置にあり、移送部材が
結束位置から受取り位置の後方に戻るだけで結束
体は自動的に排除されることになる。
(実施例) 以下本考案の結束装置を図面を参照しながら説
明する。
第1図は本考案の結束装置の一実施例を示す正
面図、第2図は同一実施例の平面図、第3図は同
一実施例の右側面図、第4図a,bは巻回部の右
側面図、帯状材保持部材の横断面図、第5図は巻
回部と帯状材保持部材開閉引抜駆動部の背面図、
第6図は移送部材の係止手段を示す概略正面図、
第7図は帯状材保持部材開閉引抜駆動部の概略左
側面図である。
図面に示す結束装置は、被結束体として例えば
複数枚の紙葉類を積層した紙葉群を結束するもの
であり、大別して移送部1及び結束部2から構成
されている。
第1図において3は、図示しない集積装置にて
所定枚数集積された紙葉群を載置して昇降するバ
ツクアツプ板である。前記移送部1はこのバツク
アツプ板3に載置されて下降してくる紙葉群を受
取つて前記結束部2に移送するものである。
先ず前記移送部1の構成について説明する。第
2図及び第3図において4A,4Bはサイドフレ
ームであり、図示しないベースに立設されてい
る。前記移送部1はこれら両サイドフレーム4
A,4Bに設けられて構成されている。すなわち
サイドフレーム4Aの側部にはブラケツト5を介
してガイドロツド6が取付けられ、さらに前記サ
イドフレーム4Bにはガイドロツド6に対向して
ガイドレイル7が取付けられている。そしてこの
ガイドレイル7とガイドロツド6には移送部材
(以下単にキヤリアともいう)8が移動可能に設
けられている。このキヤリア8は、ほぼコ字状の
枠体9の一側部に前記ガイドレイルに係合するガ
イドローラ10が回転可能に取付けられていると
共に、他側部には前記ガイドロツド6を挾持する
挾持ローラ11を設けたサイドブラケツト12が
取付けられ、このサイドブラケツト12には切欠
部を有する第1の載置台13Aが取付けられ、さ
らにこの第1の載置台13Aと所定間隔を置いて
第2及び第3の載置台13B,13Cが中間ブラ
ケツト14を介して枠体9に保持されて構成され
ている。尚、前記第1の載置台13Aと第2の載
置台13Bとの間に形成されている間隔は、帯状
材の幅よりも広く、かつ後述する帯状材保持部材
72による帯状材の巻回位置に位置した隙間部1
3Dを形成している。また、このキヤリア8の各
載置台13A乃至13Cは前記バツクアツプ板3
と入れ子状態になつているので第1図に示すよう
にバツクアツプ板3は載置台13A乃至13Cの
下方まで下降できるようになつている。また、こ
のキヤリア8をガイドロツド6に沿つて移動させ
るために、被結束体移送部材駆動部(以下単にキ
ヤリアドライバともいう)15が設けられてい
る。これは、ドライブスプロケツト17Aを取付
けたモータ18がステー19に取付けられている
と共に、アイドルスプロケツト17Bが回転自在
に前記サイドフレーム4Aに取付けられ、両スプ
ロケツト17A,17Bに無端状のチエーン20
が張架されている。そしてこのチエーンの中間部
の任意のリンク(図示せず)には検出ピース21
と係合ローラ22とがリンクホルダ23を介して
取付けられている。また、この係合ローラ22と
嵌合する切欠部24Aを備えた伝動部材24が前
記サイドブラケツト12に取付けられている。こ
のように構成されたキヤリア8は、これら係合ロ
ーラ22と伝動部材24とを介することによつて
チエーン20の動きに追従して移動できることと
なり、第1図及び第2図に示す実線の位置(被結
束体の受取り位置、以下キヤリアホームポジシヨ
ンという)CRHPで前記バツクアツプ板3から紙
葉群を受取るようになつている。そして第1図及
び第2図に示す右側の鎖線の位置(以下キヤリア
シールポジシヨンという)CRSPで前記結束部2
を介して紙葉群の結束を完了し、その後前記モー
タ18を逆転させてキヤリア8を第1図及び第2
図に示す左側の鎖線の位置(前記キヤリアホーム
ポジシヨンよりも更に後の位置、以下キヤリアバ
ツクポジシヨンという)CRBPまで移動する。そ
して前記キヤリアホームポジシヨンCRHPに復帰
させて移動の1サイクルを終了するようになつて
いる。
尚、前記キヤリアホームポジシヨンCRHPとキ
ヤリアバツクポジシヨンCRBPとの間にはキヤリ
ア8に設けられている載置台13A乃至13Cと
入れ子状態となる排除部材を有する形状を有し、
かつキヤリア8に載置されている結束された紙葉
群(以下単に結束体ともいう)に当接する結束体
排除手段例えばスクレーパ26が前記図示しない
ベースに取付けられている。キヤリア8が前記キ
ヤリアシールポジシヨンCRSPからキヤリアバツ
クポジシヨンCRBPまで移動する途中で、キヤリ
アに載置されている結束体は、このスクレーパ2
6によつて移動が規制されてキヤリア8から落下
し、下方に設けられているシユート27を介して
次の工程(説明せず)へ送られるようになつてい
る。特にこのような結束体排除手段26を設けれ
ば、極めて簡単な構造で確実に結束体をキヤリア
8から排除することができる。しかも前記排除手
段は結束体の全面に亘るような複数の排除部材を
有するので上記排除は確実に行われる。
また前記キヤリア8には、載置台13A乃至1
3Cに載置された紙葉群の移動中のくずれを防止
する補助クランプ部29が設けられている。この
補助クランプ部29は、前記バツクアツプ板3か
らキヤリア8に渡された紙葉群の長手方向を整位
する整位手段としての機能をも有するように構成
されている。すなわち第2図及び第3図に示すよ
うに、クランプブラケツト30の一端部が前記枠
体9に取付けられ、このクランプブラケツト30
の他端部にはロツド31が嵌挿され、このロツド
31には断面略コ字状のクランプホルダ32が回
動自在に枢支されている。このクランプホルダ3
2の第3図示上部にはヒンジ32Aを介してクラ
ンププレート33が上下方向に回動可能に設けら
れている。このクランクプレート33の基端部に
はスタツド34を介して第1のカムフオロア35
が取付けられ、自由端部には湾曲した整位ロツド
36が取付けられている。尚、前記クランプホル
ダ32を第2図上時計方向に回動したとき、前記
整位ロツド36は前記第2及び第3の載置台13
B,13Cの間に位置して両載置台13B,13
Cに接触しないようになつている。また前記クラ
ンプホルダ32の第3図示下端部には第2のカム
フオロア37が取付けられており、この第2のカ
ムフオロア37と前記第1のカムフオロア35と
が係合する固定カムブロツク38が前記サイドフ
レーム4Bに取付けられている。この固定カムブ
ロツク38はL型チヤンネル材の加工成形品であ
り、第3図示上面部を前記クランププレート33
の上下回動用の第1のカムフエース38Aとし、
第3図示側面部を前記クランプホルダ32の水平
回動用の第2のカムフエース38Bとして構成さ
れている。尚、前記クランプホルダ32は図示し
ない付勢部材によつて第2図上時計方向に回動付
勢されるようになつている。このためキヤリア8
が前記キヤリアホームポジシヨンCRHPとキヤリ
アバツクポジシヨンCRBPとの間にあるときは、
前記第2のカムフオロア37が前記第2のカムフ
エース38Bに押され、前記クランププレート3
3は第2図に示す実線の位置をとる。またこの状
態にあつては、前記第1のカムフオロア35が前
記第1のカムフエース38A上に位置し、クラン
ププレート33は第3図示実線で示すようにほぼ
水平状態を保つようになつている。そしてキヤリ
ア8が第2図の右方向へ徐々に移動されると、両
カムフオロア35,37がカムフエース38A,
38Bから離脱し、前記クランププレート33が
前記図示しない付勢部材に付勢されて第2図上時
計方向に徐々に回動すると共に、第3図の下方に
徐々に回動することとなる。このとき、前記整位
ロツド36が前記載置台13A乃至13Cに載置
されている紙葉群の長手方向の辺部に当接して紙
葉群を前記載置台13A乃至13Cの背面部13
a乃至13cまで押して整位するようになつてい
る。また整位終了後には前記クランププレート3
3の自由端部が整位された紙葉群の上面を押圧
し、移送中の紙葉群のくずれを防止するようにな
つている。特にこの補助クランプ部29には整位
手段としての機能が備えられているので、キヤリ
アホームポジシヨンCRHPでのキヤリアの停止位
置に誤差を生じても支障がなく、しかも載置台1
3A乃至13Cに載置する紙葉群の幅が異なる場
合であつてもキヤリアホームポジシヨンCRHPと
バツクアツプ板3などからなる集積装置(図示せ
ず)との位置を変える必要がないので、紙葉群の
幅に対する汎用性を向上させることができる。さ
らにキヤリア8の移動中に紙葉群の整位が行なわ
れるので処理の迅速化を図ることが可能になる。
次に前記結束部2の構成について説明する。こ
の結束部2は、一方の面に熱溶融材をコーテイン
グした帯状材例えば熱着テープ(第1図におい
て、下面が熱溶融材をコーテイングしたコーテイ
ング面CFである)MTを供給する熱着テープ供
給部(以下単にフイーダともいう)40、このフ
イーダ40から供給された熱着テープMTを前記
キヤリア8によつて移送されてくる紙葉群の回り
に巻回する巻回部(以下単にワインダともいう)
41、このワインダ41によつて巻回された紙葉
群を押圧して圧縮保持する主クランプ部42及び
紙葉群の回りに巻回された熱着テープMTを熱溶
着する熱着部43から構成されている。尚、前記
巻回部41は巻回された帯状材の一端部を折返す
折返し手段の一例である。
前記フイーダ40は、両サイドフレーム4A,
4Bに掛渡されたステー45のほぼ中央部であつ
て第2図に示すようにキヤリア8が移動してきた
場合には前記第1の載置台13Aと第2の載置台
13Bとの間に位置するように取付けられてい
る。すなわち第1図に示すように前記ステー45
にフイーダブラケツト46が取付けられ、このフ
イーダブラケツト46には一端部を枢支したピン
チローラホルダ47が回動可能に配置され、さら
にこのピンテローラホルダ47の自由端部にはピ
ンチローラ48が回転可能に枢支されている。ま
たこのピンチローラ48に当接する位置にはフイ
ードローラ49がドライブシヤフト50を介して
取付けられている。尚、前記ピンチローラホルダ
47の基端部には付勢部材例えば板バネ51が取
付けられ、この板バネ51の自由端部は前記フイ
ーダブラケツト46に回転可能に取付けた調整ネ
ジ52の先端部に係合されており、この調整ネジ
52を出し入れすることによりフイードローラ4
9に対するピンチローラ48の当接圧力を微調整
できるようになつている。またフイードローラ4
9とピンチローラ48との先方には固定刃53A
が設けられていると共に、カツタ用ロータリーソ
レノイド54の作動に基づいて固定刃53Aに沿
つて往復移動する移動刃53Bが設けられてい
る。さらに両刃53A,53Bの先方には熱着テ
ープMTを案内するガイドプレート55とガイド
ローラ56とが配置されている。尚、前記フイー
ドローラ49の駆動系は、第3図に示すように前
記ドライブシヤフト50の中間部に電磁クラツチ
&ブレーキ57が取付けられ、他端部にアイドル
ギア58が取付けられ、さらにこのアイドルギア
58に噛合するドライブギア59を備えたフイー
ドモータ60が配置されて構成されている。この
フイードモータ60は可逆モータであり、後述す
るワインダ41によつて熱着テープMTが紙葉群
に巻回された後に逆転し、巻回した熱着テープを
前記ガイドローラ56を介して引き戻すことによ
つて緊締するようになつている。
前記巻回部41の構成について説明する。先ず
第2図に示すように前記サイドフレーム4Aには
ラジアルベアリング(図示せず)などを内蔵した
ベアリングブロツク65が取付けられており、こ
のベアリングブロツク65にはドライブシヤフト
66が回転可能に嵌挿保持されている。そしてサ
イドフレーム4Aの内側に突出している前記ドラ
イブシヤフト66の基部と端部とにはストツプカ
ラー67とストツププレート68とがドライブシ
ヤフト66と一体回転可能に取付けられ、このス
トツプカラー67とストツププレート68との間
にはガイドシヤフト69げドライブシヤフト66
と平行に取付けられてナローガイド70が形成さ
れ、このナローガイド70には摺動ブロツク71
が摺動可能に嵌合されている。この摺動ブロツク
71には、前記フイーダ40から供給された熱着
テープMTを保持する帯状材保持部材(以下単に
キヤツチヤともいう)72が設けられている。こ
のキヤツチヤ72の詳細な一例は第4図及び第5
図に示すようになつている。すなわち第1の帯状
材保持片例えば板状の固定キヤツチヤ72Aが摺
動ブロツク71にネジ止めされ、さらに第2の帯
状材保持部片例えば板状の回動キヤツチヤ72B
が回動可能に前記摺動ブロツク71に取付けられ
ており、この回動キヤツチヤ72Bの基端部には
回動フツク72Cが形成されている。尚、このキ
ヤツチヤ72を背面から見た場合の第5図に示す
ように、前記固定キヤツチヤ72Aと回動キヤツ
チヤ72Bとは重なるように配置され、また回動
キヤツチヤ72Bの先端部と前記フツク部72C
とはドライブシヤフト66を中心として所定の離
間角度が形成されている。尚、第5図に示すよう
にドライブシヤフト66を中心にして前記フツク
部72Cと約90゜をなす位置にはフツクレバー7
3が摺動ブロツク68に設けられており、このフ
ツクレバー73は前記キヤツチヤ72と前記フツ
ク部72Cと共に第5図に示す相対位置関係を維
持してドライブシヤフト66の回りを回転できる
ようになつている。また前記固定キヤツチヤ72
Aと移動キヤツチヤ72Bとの当接面すなわち熱
着テープ保持面には熱着テープの巻回方向(熱着
テープの引張り方向でもある)と交差する方向に
線状の凹凸部72D(第4図b参照)が形成され
ている。このため、熱着テープを保持したキヤツ
チヤ72を回転したときに熱着テープがキヤツチ
ヤ72から抜け落ちることを完全に防止すること
が可能となる。そしてこのように構成されたキヤ
ツチヤ72を前記ドライブシヤフト66と共に回
転させる帯状材保持部材駆動部(以下単にキヤツ
チヤドライバともいう)75が設けられている。
このキヤツチヤドライバ75は第1図に示すよう
に前記キヤリアドライバの動力を伝達する動力伝
達部材例えば前記アイドルスプロケツト17Bと
一体になつて回転する第1のギア75Aと、この
第1のギア75Aに噛合する第2のギア75B
と、この第2のギア75Bと一体になつて回転す
る第3のギア75Cと、この第3のギア75Cか
らタイミングベルト75Dを介して回転力が伝達
され、かつ前記ドライブシヤフト66と共に回転
する第4のギア75Eとから構成されている。こ
のように、キヤツチヤドライバ75は前記キヤリ
アドライバ15と同一の駆動源(モータ)18に
よつて駆動されるようになつているので、キヤリ
ア8の移動とキヤツチヤ72の回転とは連動する
こととなる。従つて第1図に示すように前記キヤ
リア8がキヤリアホームポジシヨンCRHPからキ
ヤリアシールポジシヨンCRSPまで移動する間に
熱着テープMTを保持したキヤツチヤ72は第1
図示上反時計方向に徐々に回転し、キヤリア8に
載置されている紙葉群を徐々に巻回してゆくこと
になるので、キヤツチヤ72の回転半径を紙葉群
の幅よりも小さくすることができ、しかも紙葉群
の幅が異なつた場合であつてもキヤツチヤ72の
回転半径を変える必要がない。このため巻回部4
1の小型化と紙葉群の幅に対する汎用性を向上さ
せることができる。また前述のごとく、前記キヤ
ツチヤ72は前記摺動ブロツク71に対して相対
的に回転せず、前記ドライブシヤフト66を中心
にして摺動ブロツク71と共に公転的に回転する
ように構成されているので、前記キヤツチヤ72
に挾み込まれた熱着テープMTが紙葉群の回りで
巻回されると、キヤツチヤ72の先端部に突出し
ている熱着テープMTは前記熱溶融材をコーテイ
ングしたコーテイング面CFを内側にして折返さ
れることとなり、(この折返された部分を以下単
に折仕返し部ともいう)、この部分を加熱しても
熱溶融材は紙葉群に付着しないようになつてい
る。このため後述する熱着部43は、この折返し
部の上に重ねられた熱着テープMTを加熱するよ
うに構成されている。特にキヤリアの移動とキヤ
ツチヤの回転とは機械的構成によつて物理的に連
動されるようになつているので、電気的ノイズに
よる両者のタイミンングのズレやキヤツチヤとキ
ヤリアとの干渉を完全に防止することができる。
ここで両者の連動タイミングを第1図に基づい
て説明する。前記キヤリア8がキヤリアホームポ
ジシヨンCRHPにあるときにはキヤツチヤ72は
第1図に示す実線の位置(以下単にキヤツチヤホ
ームポジシヨンともいう)CTHPに位置し、こ
のときチエーン20に取付けられている係合ロー
ラ22は第1図に示す実線の位置(以下単にロー
ラホームポジシヨンともいう)RHPをとる。ま
たキヤリア8がキヤリアシールポジシヨンCRSP
に到達したときは前記係合ローラ22はアイドル
スプロケツト17B上に示す鎖線の位置(以下単
にローラスルーアウトポジシヨンともいう)
RTOPをとる。そして係合ローラ22が第1リ
バースポジシヨン1stRPまで来たとき前記キヤ
ツチヤ72は第1図に示す鎖線の位置(以下単に
キヤツチヤシールポジシヨンともいう)CTSPを
とる。尚、係合ローラ22が前記ローラスルーア
ウトポジシヨンRTOPと第1リバースポジシ1
stRPとの間で移動するときには、この係合ロー
ラ22は前記伝動部材24から離脱するので、キ
ヤツチヤ72だけがオーバランすることとなる。
そしてモータ18が逆転されて前記係合ローラ2
2が第2リバースポジシヨン2ndRPまで移動さ
れ、ここで再度モータ18が逆転されて前記係合
ローラ22がローラホームポジシヨンRHPまで
移動されることにより、キヤリア8はキヤリアホ
ームポジシヨンCRHPに復帰することとなる。
そしてこのような連動タイミングを確実に維持
するため前記キヤツチヤ72をオーバランすると
きに前記キヤリア8を係止するキヤリア係止手段
が設けられている。このキヤリア係止手段として
は、例えば第1図に示すように前記キヤリアシー
ルポジシヨンCRSPにおいてキヤリア8を吸引保
持するマグネツトブロツク78が設けられてい
る。さらに他のキヤリア係止手段として例えば第
2図及び第6図に示す係止レバー部79が前記ア
イドルスプロケツト17Bの近傍に配置されてい
る。すなわち前記サイドフレーム4Aの内面にス
タツド80が取付けられ、このスタツド80には
前記チエーン20と共に移動してくる係合ローラ
に係合できるように係止レバー81が回動自在に
設けられている。この係止レバー81は図示しな
い付勢部材を介して第6図上反時計方向に付勢さ
れて第6図の実線で示すように傾斜状態が保持さ
れるようになつている。そしてこの係止レバー8
1の第2及び第6図示右端部には折曲されたフツ
ク部81Aが形成されている。このフツク部81
Aは、前記キヤリア8がキヤリアシールポジシヨ
ンCRSPに移動されたとき、キヤリア8の側部に
取付けられているストツパ82の溝82Aに嵌合
するようになつている。すなわちチエーン20と
共に移動してくる係合ローラ22が前記係止レバ
ー81の先端部に当接して係合するにつれ、この
係止レバー81が前記図示しない付勢部材の付勢
力に抗して第6図上時計方向に徐々に回動され
る。そしてキヤリア8がキヤリアシールポジシヨ
ンCRSPに到達すると共に、係合ローラ22が前
記伝動部材24から離脱した直後に係合ローラ2
2が前記係止レバー81の中間部に設けられた切
欠部81Bに達する。これによつて係止レバー8
1が第6図上反時計方向に回動し、前記フツク部
81Aがキヤリア8のストツパ82に嵌合してキ
ヤリア8を位置決め保持するようになつている。
このようなキヤリア係止手段を設ければ、前記熱
着テープMTを紙葉群に巻回した後、熱着テープ
を緊締するために引き戻してもキヤリア8の位置
がずれることなく、キヤリア8とキヤツチヤ72
との連動タイミングを確実に維持することができ
る。
また前記キヤツチヤ72は、前記キヤツチヤホ
ームポジシヨンCTHPで熱着テープを挟み込む
ために開閉され、前記キヤツチヤーシールポジシ
ヨンCTSPで結束体から離脱するために第2図の
下方に引抜かれる。キヤツチヤ72にこれらの動
作を行わせるために帯状材保持部材開閉引抜駆動
部(以下単にオープンプルドライバともいう)8
5が第2図に示すように前記サイドフレーム4A
に設けられている。第5図はオープンプルドライ
バの背面を示し、第7図は左側面の一部を示すも
のである。これは第2図に示すように、L型のレ
バーホルダ86が前記サイドフレーム4Aに取付
けられ、このレバーホルダ86にはガイドローラ
87が2つ並設されている(第2図においては1
つだけ図示してある)。そしてオープンレバー8
8とプルレバー89とが長孔88A,89Aを介
して前記両ガイドローラ87にそれぞれ往復移動
可能に嵌合されている。このプルレバー89の一
端部には前記摺動ブロツク71に取付けられてい
るフツクレバー73に係合可能なプルレバーフツ
ク部89Bが形成され、かつこのプルレバー89
の他端部にはガイドローラ90が回転可能に取付
けられている。またオープンレバー88の一端部
には前記回動キヤツチヤ72Bに形成されている
フツク部72Cに係合可能なオープンレバーフツ
ク部88Bが形成され、かつオープンレバー88
の中間部には前記プルレバーフツク部89Bに当
接するオープンレバー当接部88Cが形成されて
いる。そして前記サイドフレーム4Aにはソレノ
イドホルダ91を介してロータリーソレノイド9
2が取付けられており、このロータリーソレノイ
ド92にはソレノイド軸92Aと共に揺動する揺
動レバー93の一端部が取付けられている。この
揺動レバー93の他端部には前記ガイドローラ9
0に係合する切欠部93Aが形成されており、こ
の揺動レバー93の揺動に追従して前記プルレバ
ー89が往復動し、かつこのプルレバーフツク部
89Bがオープンレバー88の前記オープンレバ
ー当接部88Cに当接することによつて移動する
ようになつている。尚、オープンレバー88は図
示しない付勢部材に付勢されて復帰するようにな
つている。また前記オープンレバーフツク部88
Bとプルレバーフツク部89Bとは第5図に示す
ように前記ドライブシヤフト66を中心として所
定の離間角度が形成されている。従つて第5図の
鎖線に示すように、キヤツチヤ72がキヤツチヤ
ホームポジシヨンCTHPにあるときは、キヤツ
チヤ72に形成されている前記フツク部72Cが
前記オープンレバーフツク部88Bに当接する位
置にくるので、前記ロータリーソレノイド92を
作動すればキヤツチヤ72の開放だけが行えるよ
うになつている。また第5図の実線に示すように
キヤツチヤ72がキヤツチヤシールポジシヨン
CTSPにあるときは、摺動ブロツク71に取付け
られている前記フツクレバー73が前記プルレバ
ーフツク部89Bに当接する位置にくるので、前
記ロータリーソレノイド92を作動すれば前記摺
動ブロツク71をドライブシヤフト66に沿つて
移動することができるようになつている。尚、第
2図及び第7図に示すように前記レバーホルダ8
6の中間部にはオープンプルドライバの動作チエ
ツク用のセンサ例えばフオトセンサ(以下単にオ
ープンプルドライブセンサともいう)95が設け
られ、されにこのオープンプルドライブセンサ9
5によつて検出される被検出プレート96が前記
揺動レバー93に取付けられている。前記オープ
ンレバー88のオープンレバー当接部88Cが前
記プルレバー89のプルレバーフツク部89Bに
当接して移動したときに、前記被検出プレート9
6の先端がオープンプルドライブセンサ95から
離脱するようになつており、これによつて前記オ
ープンプルドライブセンサ95はオープンプルド
ライブ85の動作をチエツクすることとなる。こ
のように構成した結果、キヤツチヤによる熱着テ
ープの挟み込み動作と結束体からのキヤツチヤの
離脱動作とを1つのロータリーソレノイドで行う
ことができ、しかも1つのセンサで動作チエツク
を行なうことができる。
前記主クランプ部42は、第1図及び第2図に
示すようになつている。すなわち前記サイドフレ
ーム4Aにクランプブラケツト100が取付けら
れ、このクランプブラケツト100の他端部に
は、第1図に示すようなガイド孔101Aが設け
られた2枚のガイドプレート101,101がプ
ロツプ102を介して取付けられている。そして
このガイドプレート101,101のガイド孔に
嵌合するガイドローラ103を各々2つづつ備え
た2つのクランプレバー104が前記両ガイドプ
レート101,101を挟むごとく設けられてお
り、両クランプレバー104,104はガイド孔
101Aに沿つて移動できるようになつている。
尚、両クランプレバー104,104はシヤフト
105を介して連結されているので一体になつて
移動できる。また両クランプレバー104,10
4は前記キヤリア8上の紙葉群に巻回された熱着
テープ及び前記クランププレート33に接触しな
い位置に配置されている。そしてこのクランプレ
バー104,104を移動するためのクランプレ
バードライバ106が設けられている。これは、
前記クランプブラケツト100の中間部に設けた
ベアリング107と、このベアリング107に回
動可能に支持されたドライブシヤフト108と、
このドライブシヤフト108の一端に固定され、
かつ切欠部109Aを介して前記シヤフト105
に係合するカムレバー109と、前記ドライブシ
ヤフト108の他端に固定され、かつカムフオロ
ア110Aを備えたカムフオロアレバー110
と、このカムフオロア110Aに係合するカム1
11Aを備えたクランプモータ111と、前記カ
ムフオロア110Aをカム111Aの外周面に密
着させる付勢部材(図示せず)とから構成されて
おり、前記カム111Aの回動に追従して揺動す
るカムレバー109によつて前記両クランプレバ
ー104,104をガイド孔101Aに沿つて往
復動できるようになつている。また前記両クラン
プレバー104,104の中間部には適宜の手段
を介して上下方向に移動できる押印器(以下単に
スタンプともいう)113が設けられている。こ
のスタンプ113は、結束処理をした日付や結束
した紙葉群の識別番号などを熱着テープに押印す
るためのものであり、紙葉群に巻回された熱着テ
ープが前記フイーダ40を介して緊締されてから
後述する熱着部43によつて熱着されるまでの間
に作動されるようになつている。このように、紙
葉群が熱着のために停止している間にスタンプ1
13を作動して押印することができるので、処理
の効率化を図ることができる。
前記熱着部43は、第1図及び第2図に示すよ
うになつている。すなわち前記サイドフレーム4
Bに熱着部ブラケツト115が取付けられ、この
熱着部ブラケツト115にはブロツク116を介
してガイドベース117が取付けられている。そ
してこのガイドベース117には二対のガイドロ
ーラ118が対向配置され、このガイドローラ1
18の間にはスライドベース119が往復移動可
能に挟持されている。そしてこのスライドベース
119にはホルダ120を介してヒータブロツク
121が設けられている。このヒータブロツク1
21はホルダ120に回転可能に設けられてお
り、図示しない付勢部材を介して第1図上時計方
向に付勢され、図示しないストツパを介して第1
図の実線で示す状態を保持するようになつてい
る。尚前記スライドベース119が第1図の上方
に移動することにより、前記キヤリア38上の紙
葉群に巻回された熱着テープにヒータブロツク1
21が当接すると、このヒータブロツク121は
前記図示しない付勢部材の付勢力に抗して第1図
における反時計方向に回動して第1図の鎖線で示
す位置をとるようになつている。また前記スライ
ドベース119の中間部に設けたガイドローラ1
22と、一端部に設けた切欠部に前記ガイドロー
ラ122を係合し、かつ他端部を前記熱着部ブラ
ケツト115に回動可能に枢支した揺動レバー1
23と、この揺動レバー123の中間部に設けた
長孔に係合するスライダ124Aを備えたクラン
クレバー124と、このクランクレバー124を
回転する駆動モータ125とによつて揺動スライ
ダクランク機構が形成されており、駆動モータ1
25を作動することによつて前記ヒータブロツク
121を往復移動できるようになつている。尚、
第1図に示すように前記両ガイドプレート101
の間には例えばバネ鋼板などからなるテープスト
ツパ126が回動可能に設けられており、その上
面には滑り止めのゴムプレート127が取付けら
れている。このテープストツパ126は、前記ヒ
ータブロツク121の移動に連動して回動するよ
うになつており、ヒータブロツク121による熱
着の前に熱着テープを紙葉群に押圧保持し、前記
フイーダ40のカツタ53A,53Bによつて熱
着テープを切断した際に熱着テープがゆるむこと
を防止するものである。
次にこのように構成した結束装置の作用を第8
図a乃至fを中心にして説明する。
先ず第8図aに示すように前記キヤリア8がキ
ヤリアホームポジシヨンCRHPにあるときは、前
記バツクアツプ板3が下降してこれに載置されて
いる紙葉群がキヤリア8の載置台13A乃至13
Cに移される。また、このとき前記キヤツチヤ7
2はキヤツチヤホームポジシヨンCTHPにある。
このときは、第5図に示すように前記キヤツチヤ
72のフツク部72Cが前記オープンレバーフツ
ク部88Bに係合する位置にあるので、ロータリ
ーソレノイド92の作動によつてキヤツチヤ72
が開放状態(第8図aに示す状態)になる。この
とき熱着テープMTが前記フイーダ40を介して
キヤツチヤ72の間に挿入され、その後ロータリ
ーソレノイド92が消磁されることによつて熱着
テープがキヤツチヤ72に挟み込まれる。
その後第1図に示すモータ18を時計方向に駆
動することによつてキヤリア8とキヤツチヤ72
とが連動して動く。このときの両者の移動状態は
第8図b,cに示すようになる。すなわちキヤリ
ア8の移動と共にキヤツチヤ72が回転して徐々
に紙葉群の巻回が行われてゆく。特に両者は連動
しているのでキヤツチヤ72の回転半径が紙葉群
の移動方向の幅よりも小さくて済み、ワインダ4
1の小型化と紙葉群の幅に対する汎用性を増すこ
とができる。またキヤツチヤ72を公転的に回転
して、熱着テープの先端部に、前記熱溶融剤をコ
ーテイングしたコーテイング面CFを内側にした
折返し部BPを形成するので、この折返し部BPの
上に熱着テープを重ねて熱溶着しても熱溶融剤が
紙葉群に付着することはない。さらに紙葉群は、
前記第1と第2の載置台13A,13Bの間に形
成されている空間を介してキヤリア8上で巻回さ
れるので、紙葉群の位置ずれや、くずれの原因と
なる無駄な紙葉群の受け渡し動作を省くことがで
きる。尚、キヤリア8が第8図cに示すキヤリア
シールポジシヨンCRSPに到達するまでの間に第
2図に示す補助クランプ部29が時計方向に回動
し、キヤリア8上に載置されている紙葉群は前記
整位ロツド36に押されて整位され、かつ整位さ
れた紙葉群は前記クランププレート33の底面に
よつて保持される。従つて紙葉群の移動中に巻回
が行われても紙葉群の位置ずれ及びくずれは防止
される。
キヤリア8がキヤリアシールポジシヨンCRSP
に到達したときには、第6図に示すようにチエー
ン20と共に移動する係合ローラ22がキヤリア
8に取付けられている伝動部材24から離脱す
る。このとき前記係止レバー部79の係止レバー
81が作動され、係止レバー81に形成されてい
るフツク部81Aがキヤリアに設けられている前
記ストツパ82の溝82Aに嵌合し、キヤリア8
はキヤリアシールポジシヨンCRSPに保持され
る。チエーン20はそのまま連続的に駆動して前
記キヤツチヤ72を第8図dに示すキヤツチヤシ
ールポジシヨンCTSPまど回転させる。このと
き、第8図eに示すように前記主クランプ部42
のクランプレバー104が降下され、キヤリア8
上の紙葉群を圧縮保持する。尚、この主クランプ
部42が作動するときは、前記補助クランプ部2
9も紙葉群を押圧しているので、紙葉群は主クラ
ンプ部42と補助クランプ部29とによつてダブ
ルクランプされる。従つて主クランプ部によつて
クランプされるまでの間で無クランプ状態となる
ことを完全に防止することができ、紙葉群を確実
に保持することができる。そして前記フイーダ4
0はこの状態で熱着テープMTを引き戻して緊締
し、熱着テープMTと紙葉群とを密着させる。
尚、第8図a乃至eに示すように熱着テープMT
の繰出し方向と引き戻し方向が相違していても前
記ガイドローラ56によつて熱着テープが案内さ
れるので、熱着テープの繰出し及び引き戻し方向
に合わせてフイーダ40の位置を変える機構を設
ける不便さが解消される。
その後、熱着部43のヒーターブロツク121
が第8図fに示す矢印X方向に移動されてくる
と、これに連動して前記テープストツパ126が
時計方向に回動し、これに設けられている前記ゴ
ムプレート127が熱着テープを紙葉群に押圧し
て保持する。その後フイーダ40のカツタ53
A,53Bによつて熱着テープの末端が切断され
る。そして矢印X方向に移動してくるとヒータブ
ロツク121が熱着テープの末端部を前記折返し
部BPに重ねつつその上に加熱して熱着テープを
熱溶着する。熱溶着した状態は第9図に示すよう
になつている。すなわち折返し部BPの上に重ね
られた熱着テープの上を加熱するので、溶融した
熱溶融剤が紙葉群Pに付着することなく、折返し
部BPと熱着テープの末端との間で熱溶融剤を介
して熱着テープの溶着が行われる。このため、従
来折返し部を形成しないで熱溶着する際に加熱部
分の熱着テープと紙葉群との間に挿入されていた
ヒータ受け台が不要となり、しかもヒータ受け台
と熱着テープとが付着するという欠点も解消され
ることとなる。
熱着が完了したときには結束体と共にキヤリア
を前記キヤリアバツクポジシヨンCRBPに移動す
るために前記キヤツチヤ72を結束体から引き抜
く。このときすなわちキヤツチヤ72がキヤツチ
ヤシールポジシヨンCTSPにあるときは、第5図
に示すように前記摺動ブロツク71に設けたフツ
クレバー73が前記オープンプルドライバ85に
設けたプルレバー89のプルレバーフツク部89
Bに係合する位置にあるので、前記ロータリーソ
レノイド92を作動することにより前記プルレバ
ー89が第2図示下方へ移動してキヤツチヤ72
が結束体から引き抜かれる。そして前記主クラン
プ部42が第1図に示す位置に復帰されてからキ
ヤリア8が移動され、移動途中で前記補助クラン
プ部29が第2図の実線で示す位置に復帰され
る。そしてキヤリア8がこのキヤリア8と入れ子
状態となつている前記スクレーパ26を通過する
途中で、このキヤリア8に載置されている結束体
だけがスクレーパ26に当接して移動が規制さ
れ、下方のシユート27に落下される。そしてキ
ヤリア8はキヤリアバツクポジシヨンCRBPから
キヤリアホームポジシヨンCRHPに移動されて動
作のワンサイクルを終了することとなる。
尚、上記実施例においては、被結束体として紙
葉群を結束する場合について説明したがこれに限
定されるものではなく、例えば積重ねられたパツ
ケージ群など種々のものに適用することが可能で
ある。
また折返し手段によつて折返される帯状材の折
返し状態は、上記実施例で説明した第9図に示す
ものに限定されるものではなく、例えば第10図
に示すように熱溶融材のコーテイング面CFを外
側にして熱着テープMTを巻回し、熱着テープの
末端部に折返し部BPを形成成することも可能で
ある。
また上記実施例にあつては補助クランプ部が整
位手段を兼ねる場合について説明したがこれに限
定されるものではなく、例えば第1図に示すバツ
クアツプ板3を下降してこれに載置されている紙
葉群を前記キヤリア8に移す場合に、先ずバツク
アツプ板3の紙葉群載置位置Ao-1を第1図に示
すA1位置まで下降させ、ここで前記キヤリア8
を第1図示右方へ移動することによつて前記バツ
クアツプ板3に載置されている紙葉群をキヤリア
の背面板13a,13b,13cを当接させて紙
葉群の整位を行い、その直後にバツクアツプ板3
の紙葉群載置位置をA2位置まで降下させて紙葉
群を完全にキヤリア8に移すように構成すること
も可能である。
また上記実施例にあつては、キヤリアの移動と
キヤツチヤの回転とを機械的構成によつて物理的
に連動するように構成したがこれに限定されるも
のではなく、別個独立に駆動部を設けて電気的制
御によつてタイミングをとつて連動させることも
可能である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように本考案の結束装
置にあつては、結束体排除手段を移送部材に入れ
子状態で配置し、移送部材の後進移動だけで結束
体を排除するようにしたから、従来のような排除
手段の駆動機構は設けなくてもよいので批較的構
成が簡単な結束体排除手段となつて容易かつ確実
に結束体を移送部材から離脱させることができ、
ひいては装置の小型化を達成することができるな
どの優れた効果を有するものである。また、前記
排除手段の排除部材は結束体の幅方向に複数当接
するので排除動作の確実化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の結束装置の一実施例を示す正
面図、第2図は同一実施例の平面図、第3図は同
一実施例の右側面図、第4図a,bは巻回部の右
側面図、帯状材保持部材の横断面図、第5図は巻
回部と帯状材保持部材開閉引抜駆動部の背面図、
第6図は移送部材の係止手段を示す概略正面図、
第7図は帯状材保持部材開閉引抜駆動部の概略左
側面図、第8図a乃至fは動作説明図、第9図は
帯状材の折返し状態を示す説明図、第10図は帯
状材の他の折返し状態を示す説明図である。 MT……帯状材、2……結束部、8……移送部
材、26……結束体排除手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被結束体が載置され、昇降移動を行うバツクア
    ツプ板と、このバツクアツプ板の降下位置に設け
    られ、バツクアツプ板からの被結束体を受取つ
    て、被結束体を結束部に移送する移送部材と、こ
    の移送部材を被結束体受取り位置から結束位置ま
    で移動させると共に被結束体受取り位置の後方ま
    で戻す移送部材駆動手段とを備えてなる結束装置
    において、前記移送部材は被結束体載置部が所定
    間隔を置いて配設された複数の載置台からなり、
    前記移送部材の被結束体受取り位置における前記
    複数の載置台間に入れ子状態で交差突出する複数
    の排除部材を有する結束体排除手段を固定配置し
    たことを特徴とする結束装置。
JP4588882U 1982-03-31 1982-03-31 結束装置 Granted JPS58149301U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4588882U JPS58149301U (ja) 1982-03-31 1982-03-31 結束装置

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Publication Number Publication Date
JPS58149301U JPS58149301U (ja) 1983-10-06
JPH0123927Y2 true JPH0123927Y2 (ja) 1989-07-21

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