JPH112386A - プラスチック管路の補修工法 - Google Patents
プラスチック管路の補修工法Info
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- JPH112386A JPH112386A JP9158489A JP15848997A JPH112386A JP H112386 A JPH112386 A JP H112386A JP 9158489 A JP9158489 A JP 9158489A JP 15848997 A JP15848997 A JP 15848997A JP H112386 A JPH112386 A JP H112386A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない作業工数で精度の高い補修を行うこと
ができるプラスチック管路1の補修工法を提供するこ
と。 【解決手段】 プラスチック管路1の補修箇所11の上
流に位置する上流側止水弁2aと下流に位置する下流側
止水弁2bを閉じ、補修箇所11と上流側止水弁2aと
の間に分岐サドル継手3を融着し、プラスチック管路1
に、分岐サドル継手3の本体部32に連通するパッカー
挿入口12を穿孔し、パッカー挿入口12からプラスチ
ック管路1内に止水パッカー5を挿入し、その止水パッ
カー5で前記パッカー挿入口12と補修箇所11との間
を封水し、プラスチック管路1の補修箇所11を切断除
去し、その切断箇所に補修管8を設けて補修管8とプラ
スチック管路1を融着継手7,7で接続し、パッカー挿
入口12から止水パッカー5を取り出し、分岐サドル継
手3の本体部32をキャップで閉塞し、上流側止水弁2
aと下流側止水弁2bを開く。
ができるプラスチック管路1の補修工法を提供するこ
と。 【解決手段】 プラスチック管路1の補修箇所11の上
流に位置する上流側止水弁2aと下流に位置する下流側
止水弁2bを閉じ、補修箇所11と上流側止水弁2aと
の間に分岐サドル継手3を融着し、プラスチック管路1
に、分岐サドル継手3の本体部32に連通するパッカー
挿入口12を穿孔し、パッカー挿入口12からプラスチ
ック管路1内に止水パッカー5を挿入し、その止水パッ
カー5で前記パッカー挿入口12と補修箇所11との間
を封水し、プラスチック管路1の補修箇所11を切断除
去し、その切断箇所に補修管8を設けて補修管8とプラ
スチック管路1を融着継手7,7で接続し、パッカー挿
入口12から止水パッカー5を取り出し、分岐サドル継
手3の本体部32をキャップで閉塞し、上流側止水弁2
aと下流側止水弁2bを開く。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、水道管やガス管
等のプラスチック管路の補修工法に関する。
等のプラスチック管路の補修工法に関する。
【0002】
【従来の技術】 プラスチック管路を補修する場合、補
修箇所の上流側に位置する止水弁を閉じた状態で補修箇
所を切断し、その切断箇所に補修管を設けて前記補修管
と前記プラスチック管路を接続するのが一般的である。
そして、前記補修管とプラスチック管路との接続には、
融着継手が多く用いられている。
修箇所の上流側に位置する止水弁を閉じた状態で補修箇
所を切断し、その切断箇所に補修管を設けて前記補修管
と前記プラスチック管路を接続するのが一般的である。
そして、前記補修管とプラスチック管路との接続には、
融着継手が多く用いられている。
【0003】ところが、止水弁が長年の使用により錆び
ていたりすると、十分な止水効果が得られなって漏水が
生じ、補修管と融着継手との融着界面あるいはプラスチ
ック管路と融着継手との融着界面が漏水で濡れてしま
い、融着しても十分な融着強度が得られない場合があっ
た。
ていたりすると、十分な止水効果が得られなって漏水が
生じ、補修管と融着継手との融着界面あるいはプラスチ
ック管路と融着継手との融着界面が漏水で濡れてしま
い、融着しても十分な融着強度が得られない場合があっ
た。
【0004】この問題を解決する方法としては、例え
ば、特開平8−270898号公報に記載されているよ
うなガス管路の補修方法がある。この方法は、補修管の
上流側と下流側とを結ぶバイパス管を設けてからプラス
チック管路の補修箇所を切断する方法であって、すなわ
ち、ガスの供給を停止しなくても管路を補修することが
できる。
ば、特開平8−270898号公報に記載されているよ
うなガス管路の補修方法がある。この方法は、補修管の
上流側と下流側とを結ぶバイパス管を設けてからプラス
チック管路の補修箇所を切断する方法であって、すなわ
ち、ガスの供給を停止しなくても管路を補修することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
した従来公報のガス管路の補修方法を水道管路の補修工
法にも採用すると、漏水がバイパス管を流れるようにし
て、補修管とプラスチック管路の融着面が漏水で濡れな
いようにすることも可能であるが、バイパス管をプラス
チック管路に取り付けるために少なくとも一対の融着継
手をプラスチック管路に融着しなければならないし、融
着継手とバイパス管との間にも、サービスコックやカム
ロック等の多数の部品を設けなければならないので、作
業工数が多くなって非常に面倒であるという問題があっ
た。
した従来公報のガス管路の補修方法を水道管路の補修工
法にも採用すると、漏水がバイパス管を流れるようにし
て、補修管とプラスチック管路の融着面が漏水で濡れな
いようにすることも可能であるが、バイパス管をプラス
チック管路に取り付けるために少なくとも一対の融着継
手をプラスチック管路に融着しなければならないし、融
着継手とバイパス管との間にも、サービスコックやカム
ロック等の多数の部品を設けなければならないので、作
業工数が多くなって非常に面倒であるという問題があっ
た。
【0006】そこで、本発明は、上記のような問題に着
目し、少ない作業工数で精度の高い補修を行うことがで
きるプラスチック管路の補修工法を提供することを目的
としている。
目し、少ない作業工数で精度の高い補修を行うことがで
きるプラスチック管路の補修工法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、プラスチック管路の補修
箇所の上流に位置する上流側止水弁を閉じ、前記補修箇
所と前記上流側止水弁との間にサドル継手を融着し、前
記プラスチック管路に、前記サドル継手の本体部に連通
するパッカー挿入口を穿孔し、前記パッカー挿通孔から
プラスチック管路内に止水パッカーを挿入し、その止水
パッカーで前記パッカー挿入孔と補修箇所との間を封水
し、前記プラスチック管路の補修箇所を切断除去し、そ
の切断箇所に補修管を設けて前記補修管と前記プラスチ
ック管路を融着継手で接続し、前記パッカー挿入孔から
前記止水パッカーを取り出し、前記サドル継手の本体部
をキャップで閉塞し、前記上流側止水弁を開く構成とし
た。また、請求項2記載の発明では、前記止水パッカー
が、空気を入れると風船状に膨らみ、空気を抜くと傘状
に縮まるエアバッグからなる構成とした。
め、請求項1記載の発明では、プラスチック管路の補修
箇所の上流に位置する上流側止水弁を閉じ、前記補修箇
所と前記上流側止水弁との間にサドル継手を融着し、前
記プラスチック管路に、前記サドル継手の本体部に連通
するパッカー挿入口を穿孔し、前記パッカー挿通孔から
プラスチック管路内に止水パッカーを挿入し、その止水
パッカーで前記パッカー挿入孔と補修箇所との間を封水
し、前記プラスチック管路の補修箇所を切断除去し、そ
の切断箇所に補修管を設けて前記補修管と前記プラスチ
ック管路を融着継手で接続し、前記パッカー挿入孔から
前記止水パッカーを取り出し、前記サドル継手の本体部
をキャップで閉塞し、前記上流側止水弁を開く構成とし
た。また、請求項2記載の発明では、前記止水パッカー
が、空気を入れると風船状に膨らみ、空気を抜くと傘状
に縮まるエアバッグからなる構成とした。
【0008】
【作用】 請求項1記載の発明においては、上流側止水
弁で漏水が生じるとしても、パッカー挿入孔と補修箇所
との間を止水パッカーで封水した後は、漏水した水がパ
ッカー挿入孔からプラスチック配管の外に逃げるので、
補修箇所に漏水が流れ込んだりしない。従って、補修管
と融着継手との融着界面ならびにプラスチック管路と融
着継手との融着界面が漏水で濡れないようにすることが
でき、融着後に十分な融着強度を得ることができる。
弁で漏水が生じるとしても、パッカー挿入孔と補修箇所
との間を止水パッカーで封水した後は、漏水した水がパ
ッカー挿入孔からプラスチック配管の外に逃げるので、
補修箇所に漏水が流れ込んだりしない。従って、補修管
と融着継手との融着界面ならびにプラスチック管路と融
着継手との融着界面が漏水で濡れないようにすることが
でき、融着後に十分な融着強度を得ることができる。
【0009】請求項2記載の発明では、止水パッカーを
傘状に縮めることにより、プラスチック配管のパッカー
挿入孔から容易に出し入れすることができるようにな
る。
傘状に縮めることにより、プラスチック配管のパッカー
挿入孔から容易に出し入れすることができるようにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】 まず、図1〜図9を参照しなが
ら、実施の形態1のプラスチック管路1の補修工法につ
いて詳述する。なお、図1〜図9において、図面左側が
プラスチック管路1の上流側、右側が下流側である。
ら、実施の形態1のプラスチック管路1の補修工法につ
いて詳述する。なお、図1〜図9において、図面左側が
プラスチック管路1の上流側、右側が下流側である。
【0011】破損等によりプラスチック管路1の一部を
補修しなければならない場合には、まず、プラスチック
管路1の補修箇所11の上流に位置する上流側止水弁2
a、ならびに、下流に位置する下流側止水弁2bを閉
じ、その後、前記補修箇所11と前記上流側止水弁2a
との間に、分岐部31を有する分岐サドル継手3を融着
する(図1参照)。
補修しなければならない場合には、まず、プラスチック
管路1の補修箇所11の上流に位置する上流側止水弁2
a、ならびに、下流に位置する下流側止水弁2bを閉
じ、その後、前記補修箇所11と前記上流側止水弁2a
との間に、分岐部31を有する分岐サドル継手3を融着
する(図1参照)。
【0012】次に、前記分岐サドル継手3の本体部32
からホルソー等の穿孔具4を挿入し、前記プラスチック
管路1に、前記分岐サドル継手3の本体部32に連通す
るパッカー挿入口12を穿孔する(図2参照)。
からホルソー等の穿孔具4を挿入し、前記プラスチック
管路1に、前記分岐サドル継手3の本体部32に連通す
るパッカー挿入口12を穿孔する(図2参照)。
【0013】次に、前記パッカー挿入口12からプラス
チック管路1内に止水パッカー5を挿入する。前記止水
パッカー5は、空気を入れると風船状に膨らみ、空気を
抜くと傘状に縮まるエアバッグからなるものを用い、傘
状に縮めた状態でパッカー挿入口12からプラスチック
管路1内に挿入する(図3参照)。また、止水パッカー
5には、止水パッカー5に空気を送り込むためのホース
6を接続しておく。
チック管路1内に止水パッカー5を挿入する。前記止水
パッカー5は、空気を入れると風船状に膨らみ、空気を
抜くと傘状に縮まるエアバッグからなるものを用い、傘
状に縮めた状態でパッカー挿入口12からプラスチック
管路1内に挿入する(図3参照)。また、止水パッカー
5には、止水パッカー5に空気を送り込むためのホース
6を接続しておく。
【0014】次に、ホース6を通して止水パッカー5に
空気を送り込んで止水パッカー5を風船状に膨らませ、
止水パッカー5で前記パッカー挿入口12と補修箇所1
1との間を封水する(図4参照)。
空気を送り込んで止水パッカー5を風船状に膨らませ、
止水パッカー5で前記パッカー挿入口12と補修箇所1
1との間を封水する(図4参照)。
【0015】次に、前記プラスチック管路1の補修箇所
11を接合作業ができる長さにパイプカッター等で切断
して除去する(図5参照)。
11を接合作業ができる長さにパイプカッター等で切断
して除去する(図5参照)。
【0016】次に、一対の融着継手7,7を、プラスチ
ック管路1の切断箇所の両側にそれぞれ嵌合させる(図
6参照)。
ック管路1の切断箇所の両側にそれぞれ嵌合させる(図
6参照)。
【0017】次に、前記切断箇所の間隔に寸法合わせし
た補修管8を切断箇所に設け、融着継手7,7を補修管
8と既設のプラスチック管路1の継ぎ目の位置にスライ
ドさせ、融着継手7,7を通電により補修管8ならびに
プラスチック管路1と溶融接合させる。このようにし
て、補修管8とプラスチック管路1を融着継手7,7で
接続する(図7参照)。
た補修管8を切断箇所に設け、融着継手7,7を補修管
8と既設のプラスチック管路1の継ぎ目の位置にスライ
ドさせ、融着継手7,7を通電により補修管8ならびに
プラスチック管路1と溶融接合させる。このようにし
て、補修管8とプラスチック管路1を融着継手7,7で
接続する(図7参照)。
【0018】次に、止水パッカー5内の空気を抜いて止
水パッカー5を傘状に縮め(図8参照)、パッカー挿入
口12から止水パッカー5を取り出して分岐サドル継手
3の本体部32をキャップ33で閉塞する(図9参
照)。
水パッカー5を傘状に縮め(図8参照)、パッカー挿入
口12から止水パッカー5を取り出して分岐サドル継手
3の本体部32をキャップ33で閉塞する(図9参
照)。
【0019】そして、最後に、前記上流側止水弁2aと
下流側止水弁2bを開き、補修作業を終了する。
下流側止水弁2bを開き、補修作業を終了する。
【0020】つまり、本実施の形態1の補修工法にあっ
ては、もし、上流側止水弁2aで漏水が生じるとして
も、パッカー挿入口12と補修箇所11との間を止水パ
ッカー5で封水した後は、漏水した水がパッカー挿入口
12から出て分岐サドル継手3の本体部32を通り、更
に分岐部31からプラスチック配管1の外に逃げるの
で、補修箇所11に漏水が流れ込んだりしない。従っ
て、補修管8と融着継手7,7との融着界面ならびにプ
ラスチック管路1と融着継手7,7との融着界面が漏水
で濡れないようにすることができ、融着後に十分な融着
強度を得ることができる。
ては、もし、上流側止水弁2aで漏水が生じるとして
も、パッカー挿入口12と補修箇所11との間を止水パ
ッカー5で封水した後は、漏水した水がパッカー挿入口
12から出て分岐サドル継手3の本体部32を通り、更
に分岐部31からプラスチック配管1の外に逃げるの
で、補修箇所11に漏水が流れ込んだりしない。従っ
て、補修管8と融着継手7,7との融着界面ならびにプ
ラスチック管路1と融着継手7,7との融着界面が漏水
で濡れないようにすることができ、融着後に十分な融着
強度を得ることができる。
【0021】また、空気を入れると風船状に膨らみ、空
気を抜くと傘状に縮まるエアバッグからなる止水パッカ
ー5を用いたので、止水パッカー5をパッカー挿入口1
2を通してプラスチック配管1に出し入れするのが非常
に容易である。
気を抜くと傘状に縮まるエアバッグからなる止水パッカ
ー5を用いたので、止水パッカー5をパッカー挿入口1
2を通してプラスチック配管1に出し入れするのが非常
に容易である。
【0022】次に、図10〜図18を参照しながら、実
施の形態2のプラスチック管路1の補修工法について説
明する。本実施の形態2においては、プラスチック管路
1が編目状に配管されている場合、つまり、図面右側と
左側の両方向から水が集まってくる箇所の補修工法につ
いて説明する。
施の形態2のプラスチック管路1の補修工法について説
明する。本実施の形態2においては、プラスチック管路
1が編目状に配管されている場合、つまり、図面右側と
左側の両方向から水が集まってくる箇所の補修工法につ
いて説明する。
【0023】破損等によりプラスチック管路1の一部を
補修しなければならない場合には、まず、プラスチック
管路1の補修箇所11の上流に位置する上流側止水弁2
a,2aを閉じ、その後、前記補修箇所11と前記上流
側止水弁2a,2aとの間に分岐部31を有する分岐サ
ドル継手3をそれぞれ融着する(図10参照)。
補修しなければならない場合には、まず、プラスチック
管路1の補修箇所11の上流に位置する上流側止水弁2
a,2aを閉じ、その後、前記補修箇所11と前記上流
側止水弁2a,2aとの間に分岐部31を有する分岐サ
ドル継手3をそれぞれ融着する(図10参照)。
【0024】次に、各分岐サドル継手3の本体部32か
らホルソー等の穿孔具4を挿入し、前記プラスチック管
路1に、前記分岐サドル継手3の本体部32に連通する
パッカー挿入口12を穿孔する(図11参照)。
らホルソー等の穿孔具4を挿入し、前記プラスチック管
路1に、前記分岐サドル継手3の本体部32に連通する
パッカー挿入口12を穿孔する(図11参照)。
【0025】次に、各パッカー挿入口12,12からプ
ラスチック管路1内に止水パッカー5をそれぞれ挿入す
る。なお、前記止水パッカー5の構造については実施の
形態1と同一であるので説明を省略する。
ラスチック管路1内に止水パッカー5をそれぞれ挿入す
る。なお、前記止水パッカー5の構造については実施の
形態1と同一であるので説明を省略する。
【0026】次に、ホース6,6を通して各止水パッカ
ー5,5に空気を送り込んで止水パッカー5を風船状に
膨らませ、止水パッカー5,5で各パッカー挿入口1
2,12と補修箇所11との間を封水する(図13参
照)。
ー5,5に空気を送り込んで止水パッカー5を風船状に
膨らませ、止水パッカー5,5で各パッカー挿入口1
2,12と補修箇所11との間を封水する(図13参
照)。
【0027】次に、前記プラスチック管路1の補修箇所
11を接合作業ができる長さにパイプカッター等で切断
して除去する(図14参照)。
11を接合作業ができる長さにパイプカッター等で切断
して除去する(図14参照)。
【0028】次に、一対の融着継手7,7を、プラスチ
ック管路1の切断箇所の両側にそれぞれ嵌合させる(図
15参照)。
ック管路1の切断箇所の両側にそれぞれ嵌合させる(図
15参照)。
【0029】次に、前記切断箇所の間隔に寸法合わせし
た補修管8を切断箇所に設け、融着継手7,7を補修管
8と既設のプラスチック管路1の継ぎ目の位置にスライ
ドさせ、融着継手7,7を通電により補修管8ならびに
プラスチック管路1と溶融接合させる。このようにし
て、補修管8とプラスチック管路1を融着継手7,7で
接続する(図16参照)。
た補修管8を切断箇所に設け、融着継手7,7を補修管
8と既設のプラスチック管路1の継ぎ目の位置にスライ
ドさせ、融着継手7,7を通電により補修管8ならびに
プラスチック管路1と溶融接合させる。このようにし
て、補修管8とプラスチック管路1を融着継手7,7で
接続する(図16参照)。
【0030】次に、各止水パッカー5,5内の空気を抜
いて止水パッカー5,5を傘状に縮め(図17参照)、
パッカー挿入口12,12から止水パッカー5,5を取
り出して分岐サドル継手3,3の本体部32,32をキ
ャップ33,33で閉塞する(図18参照)。
いて止水パッカー5,5を傘状に縮め(図17参照)、
パッカー挿入口12,12から止水パッカー5,5を取
り出して分岐サドル継手3,3の本体部32,32をキ
ャップ33,33で閉塞する(図18参照)。
【0031】そして、最後に、上流側止水弁2a,2a
を開き、補修作業を終了する。
を開き、補修作業を終了する。
【0032】つまり、本実施の形態2の補修工法によれ
ば、もし、上流側止水弁2a,2aで漏水が生じるとし
ても、パッカー挿入口12と補修箇所11との間を止水
パッカー5で封水した後は、漏水した水がパッカー挿入
口12から出て分岐サドル継手3の本体部32を通り、
更に分岐部31からプラスチック配管1の外に逃げるの
で、補修箇所11に漏水が流れ込んだりしない。従っ
て、補修管8と融着継手7,7との融着界面ならびにプ
ラスチック管路1と融着継手7,7との融着界面が漏水
で濡れないようにすることができ、融着後に十分な融着
強度を得ることができる。
ば、もし、上流側止水弁2a,2aで漏水が生じるとし
ても、パッカー挿入口12と補修箇所11との間を止水
パッカー5で封水した後は、漏水した水がパッカー挿入
口12から出て分岐サドル継手3の本体部32を通り、
更に分岐部31からプラスチック配管1の外に逃げるの
で、補修箇所11に漏水が流れ込んだりしない。従っ
て、補修管8と融着継手7,7との融着界面ならびにプ
ラスチック管路1と融着継手7,7との融着界面が漏水
で濡れないようにすることができ、融着後に十分な融着
強度を得ることができる。
【0033】また、空気を入れると風船状に膨らみ、空
気を抜くと傘状に縮まるエアバッグからなる止水パッカ
ー5を用いたので、止水パッカー5をパッカー挿入口1
2を通してプラスチック配管1に出し入れするのが非常
に容易である。
気を抜くと傘状に縮まるエアバッグからなる止水パッカ
ー5を用いたので、止水パッカー5をパッカー挿入口1
2を通してプラスチック配管1に出し入れするのが非常
に容易である。
【0034】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
実施の形態では、分岐部を有する分岐サドル継手を用い
た例を示したが、分岐部を持たないサドル継手を用いて
もよい。なお、その場合、プラスチック管路内の漏水
は、サドル継手の本体部からサドルの外に流れ出ること
になる。また、実施の形態では、空気を入れると風船状
に膨らみ、空気を抜くと傘状に縮まるエアバッグからな
る止水パッカーを用いたが、止水パッカーの種類は、パ
ッカー挿入口からプラスチック管路内に挿入できるもの
であればどんなものでもよい。
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
実施の形態では、分岐部を有する分岐サドル継手を用い
た例を示したが、分岐部を持たないサドル継手を用いて
もよい。なお、その場合、プラスチック管路内の漏水
は、サドル継手の本体部からサドルの外に流れ出ること
になる。また、実施の形態では、空気を入れると風船状
に膨らみ、空気を抜くと傘状に縮まるエアバッグからな
る止水パッカーを用いたが、止水パッカーの種類は、パ
ッカー挿入口からプラスチック管路内に挿入できるもの
であればどんなものでもよい。
【0035】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明のプラス
チック管路の補修工法にあっては、上流側止水弁を閉
じ、プラスチック管路の補修箇所と上流側止水弁との間
にサドル継手を融着し、前記プラスチック管路にパッカ
ー挿入口を穿孔し、前記パッカー挿入口からプラスチッ
ク管路内に止水パッカーを挿入し、その止水パッカーで
前記パッカー挿入口と補修箇所との間を封水し、前記プ
ラスチック管路の補修箇所を切断除去し、その切断箇所
に補修管を設けて補修管とプラスチック管路を融着継手
で接続し、前記パッカー挿入口から前記止水パッカーを
取り出し、前記サドル継手の本体部をキャップで閉塞
し、前記上流側止水弁を開くようにすることにより、十
分な融着強度を確保しながら、補修管と融着継手、なら
びに、プラスチック管路と融着継手を融着することがで
きるので、少ない作業工数で精度の高い補修を行うこと
ができるという効果が得られる。
チック管路の補修工法にあっては、上流側止水弁を閉
じ、プラスチック管路の補修箇所と上流側止水弁との間
にサドル継手を融着し、前記プラスチック管路にパッカ
ー挿入口を穿孔し、前記パッカー挿入口からプラスチッ
ク管路内に止水パッカーを挿入し、その止水パッカーで
前記パッカー挿入口と補修箇所との間を封水し、前記プ
ラスチック管路の補修箇所を切断除去し、その切断箇所
に補修管を設けて補修管とプラスチック管路を融着継手
で接続し、前記パッカー挿入口から前記止水パッカーを
取り出し、前記サドル継手の本体部をキャップで閉塞
し、前記上流側止水弁を開くようにすることにより、十
分な融着強度を確保しながら、補修管と融着継手、なら
びに、プラスチック管路と融着継手を融着することがで
きるので、少ない作業工数で精度の高い補修を行うこと
ができるという効果が得られる。
【図1】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図2】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図3】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図4】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図5】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図6】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図7】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図8】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図9】 実施の形態1のプラスチック管路の補修工法
の説明図である。
の説明図である。
【図10】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図11】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図12】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図13】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図14】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図15】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図16】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図17】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
【図18】 実施の形態2のプラスチック管路の補修工
法の説明図である。
法の説明図である。
1 プラスチック管路 2a 上流側止水弁 2b 下流側止水弁 3 分岐サドル継手 31 分岐部 32 本体部 33 キャップ 5 止水パッカー 7 融着継手 8 補修管
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチック管路の補修箇所の上流に位
置する上流側止水弁を閉じ、 前記補修箇所と前記上流側止水弁との間にサドル継手を
融着し、 前記プラスチック管路に、前記サドル継手の本体部に連
通するパッカー挿入口を穿孔し、 前記パッカー挿通孔からプラスチック管路内に止水パッ
カーを挿入し、その止水パッカーで前記パッカー挿入孔
と補修箇所との間を封水し、 前記プラスチック管路の補修箇所を切断除去し、 その切断箇所に補修管を設けて前記補修管と前記プラス
チック管路を融着継手で接続し、 前記パッカー挿入孔から前記止水パッカーを取り出し、 前記サドル継手の本体部をキャップで閉塞し、 前記上流側止水弁を開くことを特徴とするプラスチック
管路の補修工法。 - 【請求項2】 前記止水パッカーが、空気を入れると風
船状に膨らみ、空気を抜くと傘状に縮まるエアバッグか
らなる請求項1記載のプラスチック管路の補修工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158489A JPH112386A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | プラスチック管路の補修工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158489A JPH112386A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | プラスチック管路の補修工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH112386A true JPH112386A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15672865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9158489A Pending JPH112386A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | プラスチック管路の補修工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH112386A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100721968B1 (ko) * | 2006-08-28 | 2007-05-25 | (주) 엘앤티 | 활관 보수를 위한 바이패스방식 충전 장치 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP9158489A patent/JPH112386A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100721968B1 (ko) * | 2006-08-28 | 2007-05-25 | (주) 엘앤티 | 활관 보수를 위한 바이패스방식 충전 장치 |
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