JPH11238675A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

Info

Publication number
JPH11238675A
JPH11238675A JP4024598A JP4024598A JPH11238675A JP H11238675 A JPH11238675 A JP H11238675A JP 4024598 A JP4024598 A JP 4024598A JP 4024598 A JP4024598 A JP 4024598A JP H11238675 A JPH11238675 A JP H11238675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
substrate
processed
temperature
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4024598A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Shirakawa
英一 白川
Nobuyuki Sata
信幸 左田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP4024598A priority Critical patent/JPH11238675A/ja
Publication of JPH11238675A publication Critical patent/JPH11238675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハW全体にわたって均一な熱処理を施す
ことのできる熱処理装置を提供する。また、ウエハWを
熱処理する際の温度制御を高精度に行うことのできる熱
処理装置を提供する。 【解決手段】 電力供給装置95の電力供給量をモニタ
リングし、その変化量を通してウエハWへの供給熱量の
過不足を見出だすと共に、この電力供給量に基づいて電
磁バルブ100の開閉量を調節し、ウエハWに供給され
る熱量の過不足を解消するように気体の流量を制御す
る。ウエハWへの供給熱量を電力供給量の変化というパ
ラメーターを介して監視しているので、検出困難な加熱
気体の温度を直接測定しなくともウエハWへの供給熱量
を正確に把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば写真製版技
術を用いて半導体素子を製造する半導体製造システム内
に組み込まれる加熱装置や予備加熱装置などの熱処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真製版技術を用いた半導体
製造システムでは、一つのシステム内にレジスト塗布ユ
ニットや、乾燥ユニット、加熱ユニットなどの各種処理
ユニットを組み込み、これら各種処理ユニット間を順次
移動させながら一連の処理を施すようになっている。
【0003】図9は典型的な熱処理ユニット200の垂
直断面図である。
【0004】この熱処理ユニット200では、半導体ウ
エハ(以下、単に「ウエハ」という)Wは熱盤201の
上面上に載置され、このウエハWは熱盤201から放出
される熱により熱処理される。この熱盤201には図示
しない加熱機構が組み込まれており、この加熱機構から
供給される熱量により熱盤201が加熱される。熱盤2
01の上面上には図示しない小突起が複数個設けられて
おり、ウエハWはこれら小突起の頂部に載置され、ウエ
ハWの下面と熱盤201の上面とが接触してウエハWの
下面に傷や埃が付着するのを防止するようになってい
る。そのため、ウエハWの下面と熱盤201の上面との
間には微小な隙間が形成され、熱盤201上面からこの
隙間の気体を介してウエハW下面に熱が供給される。こ
の熱盤201及びウエハWで加熱された気体は周囲のよ
り低温の気体より比重が軽いため、熱処理ユニット20
0内を上昇し、熱盤201の上方に対向配置されたカバ
ー体202に集められ、このカバー体202の頂部20
3に接続された配管204を介して排気されるようにな
っている。
【0005】ところで、上記従来のような熱処理ユニッ
ト200では、上述したように気体を介して熱を供給す
るようになっているため、熱盤201上面とウエハW下
面との間の気体を十分加熱する必要上、熱盤201の温
度をウエハWの処理温度より高い温度まで加熱する必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱盤2
01で加熱された気体の流れは一様ではなく、ウエハW
とカバー体202との間に形成される空間で対流が生じ
たり、ウエハWの上部に過加熱された気体が滞留してウ
エハWに対して熱が不均一に作用する場合がある。
【0007】ウエハWに対して熱が不均一に作用する
と、熱処理が不均一になり、ウエハW上に形成される半
導体素子の品質がばらつくため、製造される半導体素子
の歩留まりが低下して半導体素子の製造コストが上昇す
るという問題がある。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、ウエハWの全体にわたって均一な熱
処理を施すことのできる熱処理装置を提供することを目
的とする。
【0009】また本発明は、ウエハWを熱処理する際の
温度制御を高精度に行うことのできる熱処理装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明の熱処理装置は、所定温度に
保たれ、被処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手
段及び被処理基板に気体を送る手段と、前記加熱手段で
消費される熱量の変化を検出する手段と、前記検出した
熱量の変化に基づいて、前記加熱手段及び被処理基板に
送る気体流量を制御する手段と、を具備する。
【0011】請求項2記載の本発明の熱処理装置は、内
部を循環する熱媒蒸気により所定温度に維持され、被処
理基板を加熱する熱定盤と、前記熱媒を加熱する加熱器
と、前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、前
記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、前
記検出した電力量の変化に基づいて、前記熱定盤及び被
処理基板に送る気体流量を制御する手段と、を具備す
る。
【0012】請求項3記載の本発明の熱処理装置は、内
部を循環する熱媒蒸気により所定温度に維持され、被処
理基板を加熱する熱定盤と、前記熱媒を加熱する加熱器
と、前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、前
記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、前
記熱定盤で加熱された気体の温度を検出する手段と、前
記検出した電力量の変化と前記加熱気体の温度とに基づ
いて、前記熱定盤及び被処理基板に送る気体流量を制御
する手段と、を具備する。
【0013】請求項4記載の本発明の熱処理装置は、内
部を循環する熱媒蒸気により所定温度に維持され、被処
理基板を加熱する熱定盤と、前記熱媒を加熱する加熱器
と、前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、前
記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、前
記被処理基板の温度を検出する手段と、前記検出した電
力量の変化と前記被処理基板の温度とに基づいて、前記
熱定盤及び被処理基板に送る気体流量を制御する手段
と、を具備する。
【0014】請求項5記載の本発明の熱処理装置は、内
部を循環する熱媒蒸気により所定温度に維持され、被処
理基板を加熱する熱定盤と、前記熱媒を加熱する加熱器
と、前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、前
記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、前
記熱定盤の温度を検出する手段と、前記検出した電力量
の変化と前記熱定盤の温度とに基づいて、前記熱定盤及
び被処理基板に送る気体流量を制御する手段と、を具備
する。
【0015】請求項6記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する熱処理盤と、前記熱処理盤を加熱す
るヒータと、前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る
手段と、前記熱処理盤の温度を検出するセンサと、前記
検出した前記熱処理盤の温度に基づいて、前記熱処理盤
及び被処理基板に送る気体流量を制御する手段と、を具
備する。
【0016】請求項7記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する熱処理盤と、前記熱処理盤を加熱す
るヒータと、前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る
手段と、前記熱処理盤で加熱された気体の温度を検出す
るセンサと、前記検出した気体の温度に基づいて、前記
熱処理盤及び被処理基板に送る気体流量を制御する手段
と、を具備する。
【0017】請求項8記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する熱処理盤と、前記熱処理盤を加熱す
るヒータと、前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る
手段と、前記被処理基板の温度を検出するセンサと、前
記検出した前記被処理基板の温度に基づいて、前記熱処
理盤及び被処理基板に送る気体流量を制御する手段と、
を具備する。
【0018】請求項9記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する熱処理盤と、前記熱処理盤を加熱す
るヒータと、前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る
手段と、前記熱処理盤の温度を検出する第1のセンサ
と、前記被処理基板の温度を検出する第2のセンサと、
前記検出した前記熱処理盤の温度と前記被処理基板の温
度とに基づいて、前記被処理基板に送る気体流量を制御
する手段と、を具備する。
【0019】請求項10記載の本発明の熱処理装置は、
被処理基板を加熱する熱処理盤と、前記熱処理盤を加熱
するヒータと、前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送
る手段と、前記熱処理盤の温度を検出する第1のセンサ
と、前記加熱気体の温度を検出する第2のセンサと、前
記検出した前記熱処理盤の温度と前記加熱気体の温度と
に基づいて、前記被処理基板に送る気体流量を制御する
手段と、を具備する。請求項1の熱処理装置では、被処
理基板に送る気体を加熱する加熱手段で消費される熱量
の変化を検出し、この熱量の変化に基づいて、前記被処
理基板に送る気体流量を制御するようにしているので、
気体を介して被処理基板に供給される熱量の総量を調節
することができ、それにより被処理基板の全体にわたっ
て均一な熱処理を施すことができる。
【0020】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を調節しているので、被処理基板に過不足なく熱量を作
用させることができ、被処理基板を熱処理する際の温度
制御を高精度に行うことができる。
【0021】請求項2の熱処理装置では、内部を循環す
る熱媒蒸気により所定温度に維持される熱定盤を用い、
この熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化を検出
し、この検出した電力量の変化に基づいて、前記被処理
基板に送る気体流量を制御するようにしているので、気
体の温度を一定に維持できるとともに、気体を介して被
処理基板に供給される熱量の総量を正確に調節すること
ができ、それにより被処理基板の全体にわたって均一な
熱処理を施すことができる。
【0022】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化を介して監
視しているので、被処理基板に作用する熱量を正確に把
握、調節することができ、被処理基板を熱処理する際の
温度制御を高精度に行うことができる。
【0023】請求項3の熱処理装置では、所定温度に維
持される熱定盤を用い、この熱定盤の加熱器で消費され
る電力量の変化を検出し、この検出した電力量の変化に
基づいて前記被処理基板に送る気体流量を制御するよう
にしているので、気体の温度を一定に維持できるととも
に、気体を介して被処理基板に供給される熱量の総量を
正確に調節することができ、それにより被処理基板の全
体にわたって均一な熱処理を施すことができる。
【0024】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化と前記気体
の温度とを介して監視しているので、被処理基板に作用
する熱量を正確に把握、調節することができ、被処理基
板を熱処理する際の温度制御をより高精度に行うことが
できる。
【0025】請求項4の熱処理装置では、所定温度に維
持される熱定盤を用い、この熱定盤の加熱器で消費され
る電力量の変化を検出し、この検出した電力量の変化と
前記被処理基板の温度とに基づいて前記被処理基板に送
る気体流量を制御するようにしているので、気体の温度
を一定に維持できるとともに、気体を介して被処理基板
に供給される熱量の総量を正確に調節することができ、
それにより被処理基板の全体にわたって均一な熱処理を
施すことができる。
【0026】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化と前記被処
理基板の温度とを介して監視しているので、被処理基板
に作用する熱量を正確に把握、調節することができ、被
処理基板を熱処理する際の温度制御をより高精度に行う
ことができる。
【0027】請求項5の熱処理装置では、所定温度に維
持される熱定盤を用い、この熱定盤の加熱器で消費され
る電力量の変化を検出し、この検出した電力量の変化と
前記熱定盤の温度とに基づいて前記被処理基板に送る気
体流量を制御するようにしているので、気体の温度を一
定に維持できるとともに、気体を介して被処理基板に供
給される熱量の総量を正確に調節することができ、それ
により被処理基板の全体にわたって均一な熱処理を施す
ことができる。
【0028】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化と前記熱定
盤の温度とを介して監視しているので、被処理基板に作
用する熱量を正確に把握、調節することができ、被処理
基板を熱処理する際の温度制御をより高精度に行うこと
ができる。
【0029】請求項6の熱処理装置では、被処理基板に
送る気体を加熱する熱処理盤の温度を検出し、この熱処
理盤の温度に基づいて前記被処理基板に送る気体流量を
制御するようにしているので、気体を介して被処理基板
に供給される熱量の総量を正確に調節することができ、
それにより被処理基板の全体にわたって均一な熱処理を
施すことができる。
【0030】また、被処理基板に供給される熱量の総量
をセンサで検出した熱処理盤の温度により監視している
ので、被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調節す
ることができ、被処理基板を熱処理する際の温度制御を
高精度に行うことができる。請求項7の熱処理装置で
は、被処理基板に送られる加熱気体の温度を検出し、こ
の加熱気体の温度に基づいて前記被処理基板に送る気体
流量を制御するようにしているので、気体を介して被処
理基板に供給される熱量の総量を正確に調節することが
でき、それにより被処理基板の全体にわたって均一な熱
処理を施すことができる。
【0031】また、被処理基板に供給される熱量の総量
をセンサで検出した前記加熱気体の温度により監視して
いるので、被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調
節することができ、被処理基板を熱処理する際の温度制
御を高精度に行うことができる。
【0032】請求項8の熱処理装置では、熱処理が施さ
れる被処理基板の温度を検出し、この被処理基板の温度
に基づいて前記被処理基板に送る気体流量を制御するよ
うにしているので、気体を介して被処理基板に供給され
る熱量の総量を正確に調節することができ、それにより
被処理基板の全体にわたって均一な熱処理を施すことが
できる。
【0033】また、被処理基板に供給される熱量の総量
をセンサで検出した前記被処理基板の温度により監視し
ているので、前記被処理基板に作用する熱量を正確に把
握、調節することができ、前記被処理基板を熱処理する
際の温度制御を高精度に行うことができる。
【0034】請求項9の熱処理装置では、熱処理盤の温
度と被処理基板の温度とを検出し、これら熱処理盤の温
度と被処理基板の温度とに基づいて前記被処理基板に送
る気体流量を制御するようにしているので、気体を介し
て被処理基板に供給される熱量の総量を正確に調節する
ことができ、それにより被処理基板の全体にわたって均
一な熱処理を施すことができる。
【0035】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を第1のセンサと第2のセンサとでそれぞれ検出した熱
処理盤の温度と被処理基板の温度とにより監視している
ので、前記被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調
節することができ、前記被処理基板を熱処理する際の温
度制御を高精度に行うことができる。
【0036】請求項10の熱処理装置では、熱処理盤の
温度と加熱気体の温度とを検出し、これら熱処理盤の温
度と加熱気体の温度とに基づいて前記被処理基板に送る
気体流量を制御するようにしているので、気体を介して
被処理基板に供給される熱量の総量を正確に調節するこ
とができ、それにより被処理基板の全体にわたって均一
な熱処理を施すことができる。
【0037】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を第1のセンサと第2のセンサとでそれぞれ検出した熱
処理盤の温度と加熱気体の温度とにより監視しているの
で、前記被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調節
することができ、前記被処理基板を熱処理する際の温度
制御を高精度に行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の詳細を
図面に基づいて説明する。
【0039】図1は本発明の一実施形態に係るレジスト
塗布ユニット(COT)を備えた半導体ウエハ(以下、
「ウエハ」という)の塗布現像処理システム1全体を示
した平面図である。
【0040】この塗布現像処理システム1では、被処理
体としてのウエハWをウエハカセットCRで複数枚、例
えば25枚単位で外部からシステムに搬入・搬出した
り、ウエハカセットCRに対してウエハWを搬入・搬出
したりするためのカセットステーション10と、塗布現
像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉
式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置した処理ス
テーション11と、この処理ステーション11に隣接し
て設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを
受け渡しするためのインタフェース部12とが一体的に
接続されている。このカセットステーション10では、
カセット載置台20上の位置決め突起20aの位置に、
複数個例えば4個までのウエハカセットCRが、夫々の
ウエハ出入口を処理ステーション11側に向けてX方向
(図1中の上下方向)一列に載置され、このカセット配
列方向(X方向)およびウエハカセッ卜CR内に収納さ
れたウエハWのウエハ配列方向(Z方向;垂直方向)に
移動可能なウエハ搬送体21が各ウエハカセットCRに
選択的にアクセスする。
【0041】このウエハ搬送体21はθ方向に回転自在
であり、後述するように処理ステーション11側の第3
の処理ユニット群G3 の多段ユニット部に配設されたア
ライメントユニット(ALIM)やイクステンションユ
ニット(EXT)にもアクセスできる。
【0042】処理ステーション11には、ウエハ搬送装
置を備えた垂直搬送型の主ウエハ搬送機構22が設けら
れ、その周りに全ての処理ユニットが1組または複数の
組に亙って多段に配置されている。
【0043】図2は上記塗布現像処理システム1の正面
図である。
【0044】第1の処理ユニット群G1 では、カップC
P内でウエハWをスピンチャックに載せて所定の処理を
行う2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレジスト塗
布ユニット(COT)および現像ユニット(DEV)が
下から順に2段に重ねられている。第2の処理ユニット
群G2 では、2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレ
ジスト塗布ユニット(COT)および現像ユニット(D
EV)が下から順に2段に重ねられている。これらレジ
スト塗布ユニット(COT)は、レジスト液の排液が機
構的にもメンテナンスの上でも面倒であることから、こ
のように下段に配置するのが好ましい。しかし、必要に
応じて適宜上段に配置することももちろん可能である。
【0045】図3は上記塗布現像処理システム1の背面
図である。
【0046】主ウエハ搬送機構22では、筒状支持体4
9の内側に、ウエハ搬送装置46が上下方向(Z方向)
に昇降自在に装備されている。筒状支持体49はモータ
(図示せず)の回転軸に接続されており、このモータの
回転駆動力によって、前記回転軸を中心としてウエハ搬
送装置46と一体に回転し、それによりこのウエハ搬送
装置46はθ方向に回転自在となっている。なお筒状支
持体49は前記モータによって回転される別の回転軸
(図示せず)に接続するように構成してもよい。ウエハ
搬送装置46には、搬送基台47の前後方向に移動自在
な複数本の保持部材48が配設されており、これらの保
持部材48は各処理ユニット間でのウエハWの受け渡し
を可能にしている。
【0047】また、図1に示すようにこの塗布現像処理
システム1では、5つの処理ユニット群G1 、G2 、G
3 、G4 、G5 が配置可能であり、第1および第2の処
理ユニット群G1 、G2 の多段ユニットは、システム正
面(図1において手前)側に配置され、第3の処理ユニ
ット群G3 の多段ユニットはカセットステーション10
に隣接して配置され、第4の処理ユニット群G4 の多段
ユニットはインタフェース部12に隣接して配置され、
第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットは背面側に配
置されることが可能である。
【0048】図3に示すように、第3の処理ユニット群
3 では、ウエハWを保持台(図示せず)に載せて所定
の処理を行うオーブン型の処理ユニット、例えば冷却処
理を行うクーリングユニット(COL)、レジストの定
着性を高めるためのいわゆる疏水化処理を行うアドヒー
ジョンユニット(AD)、位置合わせを行うアライメン
トユニット(ALIM)、イクステンションユニット
(EXT)、露光処理前の加熱処理を行うプリベーキン
グユニット(PREBAKE)および露光処理後の加熱
処理を行うポストベーキングユニット(POBAKE)
が、下から順に例えば8段に重ねられている。第4の処
理ユニット群G4 でも、オーブン型の処理ユニット、例
えばクーリングユニット(COL)、イクステンション
・クーリングユニット(EXTCOL)、イクステンシ
ョンユニット(EXT)、クーリングユニッ卜(CO
L)、プリベーキングユニット(PREBAKE)およ
びポストベーキングユニット(POBAKE)が下から
順に、例えば8段に重ねられている。
【0049】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、イクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いプ
リベーキングユニット(PREBAKE)、ポストベー
キングユニット(POBAKE)およびアドヒージョン
ユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間
の熱的な相互干渉を少なくすることができる。もちろ
ん、ランダムな多段配置としてもよい。
【0050】図1に示すように、インタフェース部12
では、奥行方向(X方向)は前記処理ステーション11
と同じ寸法を有するが、幅方向(Y方向)はより小さな
サイズである。このインタフェース部12の正面部に
は、可搬性のピックアップカセットCRと、定置型のバ
ッファカセットBRとが2段に配置され、他方背面部に
は周辺露光装置23が配設され、さらに中央部にはウエ
ハ搬送体24が設けられている。このウエハ搬送体24
は、X方向、Z方向に移動して両カセットCR、BRお
よび周辺露光装置23にアクセスする。
【0051】ウエハ搬送体24は、θ方向にも回転自在
であり、処理ステーション11側の第4の処理ユニット
群G4 の多段ユニットに配設されたイクステンションユ
ニット(EXT)や、隣接する露光装置側のウエハ受渡
し台(図示せず)にもアクセスできる。
【0052】また塗布現像処理システム1では、既述の
如く主ウエハ搬送機構22の背面側にも図1中破線で示
した第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットを配置で
きるが、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニット
は、案内レール25に沿ってY方向へ移動可能である。
従って、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニット
を図示の如く設けた場合でも、前記案内レール25に沿
って移動することにより、空間部が確保されるので、主
ウエハ搬送機構22に対して背後からメンテナンス作業
が容易に行える。
【0053】次に、図4及び図5につき処理ステーショ
ン11において第3および第4の組G3 ,G4 の多段ユ
ニットに含まれているベーキングユニット(PREBA
KE)、(POBAKE)、クーリングユニット(CO
L)、(EXTCOL)のような熱処理ユニットの構成
および作用を説明する。
【0054】図4および図5は、本実施形態に係る熱処
理ユニットUの構成を示す平面図および断面図である。
なお、図5では、図解のために水平遮蔽板55を省略し
てある。
【0055】この熱処理ユニットの処理室50は両側壁
53と水平遮蔽板55とで形成され、処理室50の正面
側(主ウエハ搬送機構24側)および背面側はそれぞれ
開口部50A,50Bとなっている。遮蔽板55の中心
部には円形の開口56が形成され、この開口56内には
内部に空洞を備え、熱媒が封入されて密閉された円板状
の熱定盤58が載置台SPとして設けられる。
【0056】熱定盤58には例えば3つの孔60が設け
られ、各孔60内には支持ピン62が遊嵌状態で挿通さ
れており、半導体ウエハWのローディング・アンローデ
ィング時には各指示ピン62が熱定盤58の表面より上
に突出または上昇して主ウエハ搬送機構22の保持部材
48との間でウエハWの受け渡しを行うようになってい
る。
【0057】熱定盤58の外周囲には、円周方向にたと
えば2゜間隔で多数の通気孔64を形成したリング状の
帯板からなるシャッタ66が設けられている。このシャ
ッタ66は、通常は熱定盤58より下の位置に退避して
いるが、加熱処理時には図5に示すように熱定盤58の
上面よりも高い位置まで上昇して、熱定盤58とカバー
体68との間にリング状の側壁を形成し、図示しない気
体供給系より供給するダウンフローの不活性ガス、例え
ば窒素ガスを通気孔64より周方向で均等に流入させる
ようになっている。
【0058】カバー体68の中心部には加熱処理時にウ
エハW表面から発生するガスを排出するための排気口6
8aが設けられ、この排気口68aに排気管70が接続
されている。この排気管70は、装置正面側(主ウエハ
搬送機構22側)のダクト53(もしくは54)または
図示しないダクトに通じている。
【0059】遮蔽板55の下には、遮蔽板55、両側壁
53および底板72によって機械室74が形成されてお
り、室内には熱定盤支持板76、シャッタアーム78、
支持ピンアーム80)シャッタアーム昇降駆動用シリン
ダ82、支持ピンアーム昇降駆動用シリンダ84が設け
られている。
【0060】図4に示すように、ウエハWの外周縁部が
載るべき熱定盤58の表面位置に複数個たとえば4個の
ウエハW案内支持突起部86が設けられている。
【0061】また、熱定盤58上面のウエハW載置部分
には図示しない小突起が複数設けられており、ウエハW
の下面がこれら小突起の頂部に載置される。そのためウ
エハW下面と熱定盤58上面との間に微小な隙間が形成
され、ウエハW下面が熱定盤58上面と直接接触するの
が避けられ、この間に塵などがある場合でもウエハW下
面が汚れたり、傷ついたりすることがないようになって
いる。
【0062】また上述したように、熱定盤58内部には
空洞が設けられており、この空洞内で熱媒を加熱するこ
とにより発生する熱媒蒸気をこの空洞内で循環させて熱
定盤58を所定温度に維持するようになっている。
【0063】図6は本実施形態に係る熱定盤58とその
周辺の構造を模式的に示した垂直断面図である。この図
6に示したように、カバー体68の下面側には円錐形の
凹部68bが形成されており、この円錐の頂点にあたる
部分には排気口68aが設けられ、この排気口68aに
排気管70の下端が接続されている。排気管70の他端
側は図示しない排気系に接続されており、熱定盤58で
加熱されて上昇した加熱気体が円錐形の凹部68bで集
められ、前記排気口68aと排気管70とを介して排気
されるようになっている。
【0064】この図6に示すように、熱定盤58の内部
は密閉された空洞58aになっており、その底部の一部
分には断面がV字状になるように形成された熱媒溜め5
8bが設けられている。この熱媒溜め58bの中にはニ
クロム線などでできたヒータ91が図6の紙面に垂直な
方向に配設されており、このヒータ91には電力供給装
置95から電力が供給されるようになっている。
【0065】電力供給装置95からヒータ91に電力が
供給されると、ヒータ91が発熱を開始すると、凝縮さ
れて熱媒溜め58b内に溜まった熱媒がこのヒータ91
により加熱される。加熱された熱媒は気化蒸発して空洞
58a内を循環する。熱媒蒸気が空洞58a内の冷えた
部分に当接すると、熱媒蒸気はこの冷えた部分に熱量を
与えると同時に凝縮して液化する。このとき熱媒から熱
定盤58に与えられる熱量は熱媒の気化熱であり、熱媒
の種類によって定まる値である。従って、熱媒が蒸発し
てから凝縮するまでの一連のサイクルが安定して定常状
態に達すれば熱定盤の温度をほぼ一定温度に保つことが
できるようになっている。
【0066】熱定盤58の周囲には通気ダクト101が
配設されており、その先端の通気孔64は熱定盤58側
面に向けて窒素ガスなどの気体を送るようになってい
る。この通気ダクト101の気体流動方向上流側は図示
しない気体供給系と接続されており気体供給系のダクト
102と通気ダクト101との間には電磁バルブ100
が配設され、この電磁バルブを開閉することにより送風
系のダクト102から通気ダクト101へ流れる窒素ガ
スの流速を調節したり、ダクト102と通気ダクト10
1との間を開閉したりすることができるようになってい
る。
【0067】従って、ウエハWの熱処理を行う際には、
上述したように一定温度に保たれた熱定盤58の側方か
ら通気孔64を介して室温の窒素ガスを送ると熱定盤5
8の表面で加熱されて加熱気体となり、この加熱気体が
熱定盤58上に載置されたウエハWに当たることにより
ウエハWに熱量が供給されるようになっている。
【0068】図7は本実施形態に係る熱処理ユニットの
制御系を図示したブロック図である。
【0069】図7に示したように、本実施形態に係る熱
処理ユニットでは、熱定盤58のヒータ91に電力を供
給する電力供給装置95及び電磁バルブ100が制御装
置110に接続されている。
【0070】次に本実施形態に係る熱処理ユニットの制
御の仕方について説明する。
【0071】熱定盤58については、ウエハWの熱処理
温度より若干高い一定温度を維持するように制御する。
【0072】本実施形態に係る熱処理ユニットでは熱定
盤58から気体を介してウエハWに供給される熱量を熱
定盤58で消費される熱量変化で監視している。
【0073】即ち、上述したように熱定盤58では内部
の空洞58a内に熱媒蒸気を循環させており空洞58a
の内部壁面に熱量を与えた熱媒は凝縮されて液化し、空
洞58a底部の熱媒溜め58bに集められる。この熱媒
溜め58bの部分にはヒータ91が通っており、凝縮さ
れて液化した熱媒はこのヒータ91の表面と接触する。
【0074】すると熱媒溜め58bの部分でヒータ91
から液化した熱媒に熱量が供給され、蒸発し、再び空洞
58aの内部壁面に熱量を供給する。
【0075】一方、熱定盤58には上記通気孔64から
室温の窒素ガスが送られ、この窒素ガスにより熱定盤5
8の表面から熱量が奪われる。
【0076】このように、ヒータ91に供給された電力
はシリコーンオイル等の加熱媒体を加熱した熱量とな
り、更に熱定盤58内部の空洞58a内の熱媒を蒸発さ
せ、熱定盤58に接触する窒素ガスを加熱するための熱
量として消費される。
【0077】従って、熱定盤58表面から奪われる熱量
が一定で安定していれば、電力供給装置95で加熱媒体
を加熱するのに消費される電力量も一定となり、安定す
る。反対に、熱定盤58表面から奪われる熱量が急激に
変化すると、その変化は電力供給装置95で加熱媒体を
加熱するのに消費される電力量の変化として現れる。
【0078】即ち、熱定盤58に当てられる窒素ガスの
温度が急に低下したり、流速が急に早くなると、熱定盤
58の表面温度が急激に低下して、内部の空洞58aの
内側側面で凝縮される熱媒量が急増する。すると空洞5
8a底部の熱媒溜め58bに溜まる熱媒量が増えるた
め、この熱媒と接触して蒸発熱を供給しているヒータ9
1の温度が急激に低下する。するとこのヒータ91の温
度を所定温度に維持しようとして電力供給装置95から
の電力供給量が急激に上昇するため、この電力供給装置
95の電力供給量の変化を監視することにより熱定盤5
8から奪われた熱量、即ち、ウエハWに供給される熱量
が増大することが検出される。
【0079】実際の温度制御の方法としては、上記の機
構により、ウエハWに供給される熱量が増大することが
検出された場合、電磁バルブ100の開閉度を調節して
ダクト102から101へ流れる窒素ガスの流量を調節
することによりウエハWに供給される熱量を調節する。
【0080】即ち、気体の流量を多くすると通気孔64
から熱定盤58に当接し、ウエハWに至るまでの時間が
短くなるため、窒素ガスが熱定盤58と接触する時間も
短くなり、熱定盤58から受け取る熱量も低下する。そ
のため、ウエハWに供給される熱量も減少する。反対に
窒素ガスの流量を少なくすると通気孔64から熱定盤5
8に当接し、ウエハWに至るまでの時間が長くなり、窒
素ガスが熱定盤58と接触する時間が短くなり、熱定盤
58から受け取る熱量も増大するため、ウエハWに供給
される熱量も増大する。従って、電力供給装置95の電
力供給量の変化に応じて電磁バルブ100の開閉度を調
節して窒素ガスの流量を調節することにより、ウエハW
へ供給される熱量を調節することが可能となる。
【0081】具体的には、熱定盤58に熱量を供給する
電力供給装置95の供給電力量の変化量とウエハWへの
供給熱量との関係を実測値や計算値から求め、得られた
タイムテーブルを制御装置の記憶部に予め記憶させ、ウ
エハWへの供給熱量が最適値となるように電磁バルブ1
00の開閉量を調節する。
【0082】なお、本実施形態では特にセンサを配設し
ていないが、ウエハWの温度、熱定盤58の表面温度、
ウエハWと当接する前後の窒素ガスの温度を検出できる
センサを適切な位置に配設しておき、これらのセンサを
介して実際の温度を把握し、この検出した温度に基づい
て電磁バルブ100の開閉量を調節するようにすれば、
更に精度が向上するので好ましい。
【0083】次に、この熱処理ユニットをベーキングユ
ニット(PREBAKE)及びクーリングユニット(C
OL)として用いる場合の操作について以下に説明す
る。
【0084】まず、載置台20上にセットされたウエハ
カセットCR内からウエハ搬送体21によりウエハWが
取り出され、次いでウエハ搬送体21から主ウエハ搬送
機構22にウエハWが引き渡される。主ウエハ搬送機構
22は受け取ったウエハWをレジスト塗布ユニット(C
OT)内に搬送、セットし、ここでウエハWにレジスト
塗布を行なう。次いで、このウエハWをレジスト塗布ユ
ニット(COT)内から主ウエハ搬送機構22がウエハ
Wを取り出し、上記熱処理ユニット内まで搬送し、熱定
盤58の上にウエハWをセットする。
【0085】一方、熱処理ユニットへの電源投入と同時
に熱定盤58の電力供給装置95及び循環系が作動を開
始して所定時間の後に熱定盤58は所定の温度、即ちウ
エハWの熱処理温度目標値より少し高い温度に維持され
る。
【0086】この状態では制御装置110から電磁バル
ブ100にはバルブを開く指示信号が送られているの
で、ダクト102から電磁バルブ100を介してダクト
101へ室温の窒素ガスが送られ、通気孔64から熱定
盤58側面に向けて送られる。熱定盤58に向けて送ら
れた窒素ガスは熱定盤58表面に衝突し、熱定盤58表
面と接触する。このとき熱定盤58から窒素ガスに熱量
が移動して窒素ガスが加熱される。加熱された窒素ガス
は熱定盤58上に載置されたウエハWの周辺に移動し、
或いはウエハW周辺の気体を加熱してウエハWに熱量を
供給する。ウエハWの近傍を通過した加熱窒素ガスはウ
エハWの上部に配設されたカバー体68により捕集さ
れ、熱処理ユニットの外へ排気される。
【0087】このとき、熱定盤58から奪われる熱量、
即ちウエハWに供給される熱量は電力供給装置95の供
給電力の変化量を介してモニタリングされ、ウエハWへ
の供給熱量が過剰或いは不十分になるおそれがある場合
には通気ダクト102と通気ダクト101との間の電磁
バルブ100の開閉量を調節してウエハWの過加熱や加
熱不足が起こるのを防止する。
【0088】即ち、通気ダクト102,101から熱定
盤58へ向けて送られる窒素ガスの温度や流速が適正で
安定している場合には、熱定盤58表面から奪われウエ
ハWに供給される熱量も適正で安定しているため、これ
に対応する電力供給装置95の電力供給量は一定の値を
維持し、変動量はゼロか極く僅かである。従って、電力
供給装置95の電力消費量をモニタリングしている制御
装置110はウエハWへの供給熱量が適正であると判断
し、電磁バルブ100の開閉状態を特に変動させること
なく現在までの窒素ガスの流速を維持させる。
【0089】一方、通気ダクト102,101から熱定
盤58へ送られる窒素ガスの温度や流速が異常になるな
どして熱定盤58の表面温度が急激に変化すると、その
変化は電力供給装置95の電力供給量の変化となって現
れる。この変化は電力供給量をモニタリングしている制
御装置110により直ちに発見され、この変化から判断
される事態に対応して電磁バルブを駆動させ、ウエハW
への供給熱量が過剰或いは不足にならないように気体の
流量を調節する。
【0090】図8は本実施形態に係る熱処理ユニットの
電力消費量、通気ダクト101から熱定盤に送られる窒
素ガスの流量、及びウエハWに作用する熱量の間の関係
を示すタイミングチャートである。
【0091】例えば、図8(a)に示すように、時間t
1 〜t2 の間電力供給装置95の電力供給量が増大して
その許容範囲(図中一点鎖線で上下を区切った範囲)を
越えた場合には、制御装置110は電磁バルブ100を
駆動して窒素ガスの流路幅を広くして熱定盤58に送る
窒素ガスの流量を増大させる(図8(b))。
【0092】窒素ガスの流量が増大すると、通気孔64
を出てから熱定盤58と接触してカバー体68の排気口
68aに抜けるまでの時間が短くなり、ウエハWに供給
される熱量は減少する(図8(c))。その結果、ウエ
ハWの熱処理温度は低下して過加熱による不良品の発生
が防止される。
【0093】反対に、所定時間電力供給装置95の電力
供給量が減少してその許容範囲(図中一点鎖線で上下を
区切った範囲)を下回った場合には、制御装置110は
電磁バルブ100を駆動して窒素ガスの流路幅を狭くし
て熱定盤58に送る窒素ガスの流量を減少させる。
【0094】すると通気孔64を出てから熱定盤58と
接触してカバー体68の排気口68aに抜けるまでの時
間が長くなり、ウエハWに供給される熱量は増大する。
その結果、ウエハWの熱処理温度は上昇して加熱不足に
よる不良品の発生が防止される。
【0095】このように本実施形態に係る熱処理ユニッ
トでは、ウエハWに供給される熱量を熱定盤58から奪
われる熱量、具体的には電力供給装置95の電力供給量
を介してモニタリングし、この電力消費量の急激な変化
の発見を通してウエハWに供給される熱量の過不足を見
出だす。そして電力供給装置95の電力供給量に基づい
て、電磁バルブ100の開閉量を調節することによりウ
エハWに供給される熱量の過不足を解消するように気体
の流量を制御するようにしている。
【0096】この熱処理ユニットでは、熱定盤58から
ウエハWに供給される熱量を電力供給装置95の電力供
給量の変化というモニタリングし易いパラメーターを媒
介として監視しているので、一般的には検出しにくい加
熱窒素ガスの温度を直接測定するまでもなくウエハWに
供給される熱量を正確に把握することができる。
【0097】かくして把握したウエハWへの供給熱量に
基づいて窒素ガスの流量を調節しているのでウエハWに
は常に均一な熱量が供給され、ウエハW全体にわたって
均一な熱処理が施される。
【0098】特に本実施形態に係る熱処理ユニットで
は、熱媒蒸気を循環させて全体を均一に加熱する熱定盤
58を採用しており、正確な温度管理を容易に行えるの
で、ウエハW全体に均一な熱処理ができるとともに、ウ
エハWを熱処理する際の温度制御を高精度に行うことが
できる。
【0099】なお、本発明は上記の実施形態の内容に限
定されるものではない。
【0100】例えば、上記実施形態では内部に熱媒蒸気
を循環させることにより均一に加熱される熱定盤を用い
てウエハWを加熱する装置について説明したが、内部に
ニクロム線ヒータを内蔵し、温度センサなどにより温度
制御する熱盤を用いるものでもよい。
【0101】また、上記実施の形態ではウエハWについ
ての塗布現像処理システム1を例にして説明したが、本
発明はこれ以外の処理装置、例えば、LCD基板用処理
装置などにも適用できることは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明によれば、被処理基板に送る気体を加熱する加熱手
段で消費される熱量の変化を検出し、この熱量の変化に
基づいて、前記被処理基板に送る気体流量を制御するよ
うにしているので、気体を介して被処理基板に供給され
る熱量の総量を調節することができ、それにより被処理
基板の全体にわたって均一な熱処理を施すことができ
る。
【0103】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を調節しているので、被処理基板に過不足なく熱量を作
用させることができ、被処理基板を熱処理する際の温度
制御を高精度に行うことができる。
【0104】請求項2記載の本発明によれば、内部を循
環する熱媒蒸気により所定温度に維持される熱定盤を用
い、この熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化を検
出し、この検出した電力量の変化に基づいて、前記被処
理基板に送る気体流量を制御するようにしているので、
気体の温度を一定に維持できるとともに、気体を介して
被処理基板に供給される熱量の総量を正確に調節するこ
とができ、それにより被処理基板の全体にわたって均一
な熱処理を施すことができる。
【0105】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化を介して監
視しているので、被処理基板に作用する熱量を正確に把
握、調節することができ、被処理基板を熱処理する際の
温度制御を高精度に行うことができる。
【0106】請求項3記載の本発明によれば、所定温度
に維持される熱定盤を用い、この熱定盤の加熱器で消費
される電力量の変化を検出し、この検出した電力量の変
化に基づいて前記被処理基板に送る気体流量を制御する
ようにしているので、気体の温度を一定に維持できると
ともに、気体を介して被処理基板に供給される熱量の総
量を正確に調節することができ、それにより被処理基板
の全体にわたって均一な熱処理を施すことができる。
【0107】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化と前記気体
の温度とを介して監視しているので、被処理基板に作用
する熱量を正確に把握、調節することができ、被処理基
板を熱処理する際の温度制御をより高精度に行うことが
できる。
【0108】請求項4記載の本発明によれば、所定温度
に維持される熱定盤を用い、この熱定盤の加熱器で消費
される電力量の変化を検出し、この検出した電力量の変
化と前記被処理基板の温度とに基づいて前記被処理基板
に送る気体流量を制御するようにしているので、気体の
温度を一定に維持できるとともに、気体を介して被処理
基板に供給される熱量の総量を正確に調節することがで
き、それにより被処理基板の全体にわたって均一な熱処
理を施すことができる。
【0109】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化と前記被処
理基板の温度とを介して監視しているので、被処理基板
に作用する熱量を正確に把握、調節することができ、被
処理基板を熱処理する際の温度制御をより高精度に行う
ことができる。
【0110】請求項5記載の本発明によれば、所定温度
に維持される熱定盤を用い、この熱定盤の加熱器で消費
される電力量の変化を検出し、この検出した電力量の変
化と前記熱定盤の温度とに基づいて前記被処理基板に送
る気体流量を制御するようにしているので、気体の温度
を一定に維持できるとともに、気体を介して被処理基板
に供給される熱量の総量を正確に調節することができ、
それにより被処理基板の全体にわたって均一な熱処理を
施すことができる。
【0111】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を熱定盤の加熱器で消費される電力量の変化と前記熱定
盤の温度とを介して監視しているので、被処理基板に作
用する熱量を正確に把握、調節することができ、被処理
基板を熱処理する際の温度制御をより高精度に行うこと
ができる。
【0112】請求項6記載の本発明によれば、被処理基
板に送る気体を加熱する熱処理盤の温度を検出し、この
熱処理盤の温度に基づいて前記被処理基板に送る気体流
量を制御するようにしているので、気体を介して被処理
基板に供給される熱量の総量を正確に調節することがで
き、それにより被処理基板の全体にわたって均一な熱処
理を施すことができる。
【0113】また、被処理基板に供給される熱量の総量
をセンサで検出した熱処理盤の温度により監視している
ので、被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調節す
ることができ、被処理基板を熱処理する際の温度制御を
高精度に行うことができる。請求項7記載の本発明によ
れば、被処理基板に送られる加熱気体の温度を検出し、
この加熱気体の温度に基づいて前記被処理基板に送る気
体流量を制御するようにしているので、気体を介して被
処理基板に供給される熱量の総量を正確に調節すること
ができ、それにより被処理基板の全体にわたって均一な
熱処理を施すことができる。
【0114】また、被処理基板に供給される熱量の総量
をセンサで検出した前記加熱気体の温度により監視して
いるので、被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調
節することができ、被処理基板を熱処理する際の温度制
御を高精度に行うことができる。
【0115】請求項8記載の本発明によれば、熱処理が
施される被処理基板の温度を検出し、この被処理基板の
温度に基づいて前記被処理基板に送る気体流量を制御す
るようにしているので、気体を介して被処理基板に供給
される熱量の総量を正確に調節することができ、それに
より被処理基板の全体にわたって均一な熱処理を施すこ
とができる。
【0116】また、被処理基板に供給される熱量の総量
をセンサで検出した前記被処理基板の温度により監視し
ているので、前記被処理基板に作用する熱量を正確に把
握、調節することができ、前記被処理基板を熱処理する
際の温度制御を高精度に行うことができる。
【0117】請求項9記載の本発明によれば、熱処理盤
の温度と被処理基板の温度とを検出し、これら熱処理盤
の温度と被処理基板の温度とに基づいて前記被処理基板
に送る気体流量を制御するようにしているので、気体を
介して被処理基板に供給される熱量の総量を正確に調節
することができ、それにより被処理基板の全体にわたっ
て均一な熱処理を施すことができる。
【0118】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を第1のセンサと第2のセンサとでそれぞれ検出した熱
処理盤の温度と被処理基板の温度とにより監視している
ので、前記被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調
節することができ、前記被処理基板を熱処理する際の温
度制御を高精度に行うことができる。
【0119】請求項10記載の本発明によれば、熱処理
盤の温度と加熱気体の温度とを検出し、これら熱処理盤
の温度と加熱気体の温度とに基づいて前記被処理基板に
送る気体流量を制御するようにしているので、気体を介
して被処理基板に供給される熱量の総量を正確に調節す
ることができ、それにより被処理基板の全体にわたって
均一な熱処理を施すことができる。
【0120】また、被処理基板に供給される熱量の総量
を第1のセンサと第2のセンサとでそれぞれ検出した熱
処理盤の温度と加熱気体の温度とにより監視しているの
で、前記被処理基板に作用する熱量を正確に把握、調節
することができ、前記被処理基板を熱処理する際の温度
制御を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る塗布現像処理システム
の全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る塗布現像処理システム
の正面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る塗布現像処理システム
の背面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る熱処理ユニットの構成
を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る熱処理ユニットの断面
図である。
【図6】本発明の実施形態に係る熱定盤58とその周辺
の構造を模式的に示した垂直断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る熱処理ユニットの制御
系を図示したブロック図である。
【図8】本発明の実施形態に係る熱処理ユニットの電力
消費量、熱定盤に送られる気体の流量、及びウエハWに
作用する熱量の関係を示すタイミングチャートである。
【図9】従来の熱処理ユニットの垂直断面図である。
【符号の説明】
W ウエハ 58 熱定盤 91 ヒータ 95 電力供給装置 100 電磁バルブ 101,102 通気ダクト 110 制御装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定温度に保たれ、被処理基板を加熱す
    る加熱手段と、 前記加熱手段及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記加熱手段で消費される熱量の変化を検出する手段
    と、 前記検出した熱量の変化に基づいて、前記加熱手段及び
    被処理基板に送る気体流量を制御する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 内部を循環する熱媒蒸気により所定温度
    に維持され、被処理基板を加熱する熱定盤と、 前記熱媒を加熱する加熱器と、 前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、 前記検出した電力量の変化に基づいて、前記熱定盤及び
    被処理基板に送る気体流量を制御する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 内部を循環する熱媒蒸気により所定温度
    に維持され、被処理基板を加熱する熱定盤と、 前記熱媒を加熱する加熱器と、 前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、 前記熱定盤で加熱された気体の温度を検出する手段と、 前記検出した電力量の変化と前記加熱気体の温度とに基
    づいて、前記熱定盤及び被処理基板に送る気体流量を制
    御する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  4. 【請求項4】 内部を循環する熱媒蒸気により所定温度
    に維持され、被処理基板を加熱する熱定盤と、 前記熱媒を加熱する加熱器と、 前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、 前記被処理基板の温度を検出する手段と、 前記検出した電力量の変化と前記被処理基板の温度とに
    基づいて、前記熱定盤及び被処理基板に送る気体流量を
    制御する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  5. 【請求項5】 内部を循環する熱媒蒸気により所定温度
    に維持され、被処理基板を加熱する熱定盤と、 前記熱媒を加熱する加熱器と、 前記熱定盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記加熱器が消費する電力量の変化を検出する手段と、 前記熱定盤の温度を検出する手段と、 前記検出した電力量の変化と前記熱定盤の温度とに基づ
    いて、前記熱定盤及び被処理基板に送る気体流量を制御
    する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  6. 【請求項6】 被処理基板を加熱する熱処理盤と、 前記熱処理盤を加熱するヒータと、 前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記熱処理盤の温度を検出するセンサと、 前記検出した前記熱処理盤の温度に基づいて、前記熱処
    理盤及び被処理基板に送る気体流量を制御する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  7. 【請求項7】 被処理基板を加熱する熱処理盤と、 前記熱処理盤を加熱するヒータと、 前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記熱処理盤で加熱された気体の温度を検出するセンサ
    と、 前記検出した気体の温度に基づいて、前記熱処理盤及び
    被処理基板に送る気体流量を制御する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  8. 【請求項8】 被処理基板を加熱する熱処理盤と、 前記熱処理盤を加熱するヒータと、 前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記被処理基板の温度を検出するセンサと、 前記検出した前記被処理基板の温度に基づいて、前記熱
    処理盤及び被処理基板に送る気体流量を制御する手段
    と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  9. 【請求項9】 被処理基板を加熱する熱処理盤と、 前記熱処理盤を加熱するヒータと、 前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記熱処理盤の温度を検出する第1のセンサと、 前記被処理基板の温度を検出する第2のセンサと、 前記検出した前記熱処理盤の温度と前記被処理基板の温
    度とに基づいて、前記被処理基板に送る気体流量を制御
    する手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  10. 【請求項10】 被処理基板を加熱する熱処理盤と、 前記熱処理盤を加熱するヒータと、 前記熱処理盤及び被処理基板に気体を送る手段と、 前記熱処理盤の温度を検出する第1のセンサと、 前記加熱気体の温度を検出する第2のセンサと、 前記検出した前記熱処理盤の温度と前記加熱気体の温度
    とに基づいて、前記被処理基板に送る気体流量を制御す
    る手段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
JP4024598A 1998-02-23 1998-02-23 熱処理装置 Pending JPH11238675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024598A JPH11238675A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024598A JPH11238675A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 熱処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11238675A true JPH11238675A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12575333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4024598A Pending JPH11238675A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 熱処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11238675A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3246891B2 (ja) 熱処理装置
US6222161B1 (en) Heat treatment apparatus
KR101059309B1 (ko) 가열 장치, 도포, 현상 장치 및 가열 방법
US6169274B1 (en) Heat treatment apparatus and method, detecting temperatures at plural positions each different in depth in holding plate, and estimating temperature of surface of plate corresponding to detected result
US7745347B2 (en) Heat treatment apparatus, heat treatment method, and recording medium storing computer program carrying out the same
JP3325833B2 (ja) 熱処理装置
JP3311984B2 (ja) 熱処理装置
JP3755814B2 (ja) 熱処理方法及び熱処理装置
JP3266844B2 (ja) 熱処理装置
JP3649127B2 (ja) 加熱処理装置
JP3335905B2 (ja) 熱処理装置
JP3552600B2 (ja) 基板処理装置
JP2004235469A (ja) 熱的処理方法および熱的処理装置
JP4115641B2 (ja) 加熱処理装置
JPH11238675A (ja) 熱処理装置
JP3266843B2 (ja) 熱処理装置
JP3246890B2 (ja) 熱処理装置
JP3325834B2 (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
JP4079596B2 (ja) 加熱処理装置
JP4024980B2 (ja) 加熱処理方法及び加熱処理装置
JP3966664B2 (ja) 加熱処理装置
JP3621804B2 (ja) 基板熱処理装置
JP2005159377A (ja) 加熱処理装置
JP3571634B2 (ja) 基板処理装置
JPH11238674A (ja) 熱処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050719

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071002

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02