JPH11238449A - 電子放出素子 - Google Patents

電子放出素子

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JPH11238449A
JPH11238449A JP4150298A JP4150298A JPH11238449A JP H11238449 A JPH11238449 A JP H11238449A JP 4150298 A JP4150298 A JP 4150298A JP 4150298 A JP4150298 A JP 4150298A JP H11238449 A JPH11238449 A JP H11238449A
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JP
Japan
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electrode
electron
layer
control
emitter
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Application number
JP4150298A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Kondo
行広 近藤
Hideyoshi Kimura
秀吉 木村
Akira Kaneko
彰 金子
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造を複雑化することなく、放出電子の軌道制
御をより効果的に行える電子放出素子を提供するにあ
る。 【解決手段】絶縁性の基板6上にライン状の導電性ベー
ス電極4の層、絶縁層3及び電子引き出し電極であるゲ
ート電極2の層を順次形成し、ゲート電極2及び絶縁層
3にベース電極4まで達する穴9を設け、細いベース電
極4のラインとゲート電極2のラインが交差する部分の
穴9に水平型のエミッタ1を形成するとともに、電子が
放出される方向の正面に放出電子制御用の制御電極12
を配置してある。制御電極12…は下端及び引き出しラ
イン部分がベース電極4と同じ高さに形成され、またカ
ソード先端にもっとも近い部分は厚く形成され、その上
端をベース電極より高くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放射型の電子
放出素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電子源として薄膜構造の電界放射
型電子放出素子が採用されてきている。この電界放射型
の電子放出素子の一例を図4,図5に示す。この図4,
図5に示す電子放出素子は、絶縁性基板6上に導電性の
ベース電極4の層、絶縁層3及び電子引き出し電極(以
下ゲート電極と称す)2の層を順次形成し、ゲート電極
2及び絶縁層3にベース電極4まで達する穴9を設け、
該穴9にベース電極4と電気的に抵抗層5を介して接続
されたエミッタ1を突設する。ここで、エミッタ1の先
端部はゲート電極2の穴9の端部から約1μm以下の微
小空隙Aを隔てた位置となるよう設定されている。
【0003】エミッタ1の形状には、図4,図5で示し
ているようにエミッタ1の先端部がゲート電極2に対し
て水平な方向を向いた「水平型」と、図6,図7で示し
ているようにエミッタ1がコーン状を為し、先端部がゲ
ート電極2の面に対して垂直方向を向いている「垂直
型」とが存在する。またエミッタ1は一つのベース電極
4上に複数個が配置され、アレイ状をなす場合もある。
【0004】電界放射型電子放出素子である当該カソー
ドを駆動する場合は、図5に示すようにカソードに対向
してアノード電極7を設置し、ベース電極4に対して数
10〜数100V程度の正の電圧をゲート電極2に印加
してやると、ベース電極4と電気的に接続されたエミッ
タ1とゲート電極2の間に108 V/m以上の高電界が
かかり、電界電子放出によってエミッタ1の先端から電
子が放出される。ここで、ベース電極4に対して正の電
圧をアノード電極7に印加することで、放出された電子
の大部分はアノード電極7側に引き出すことができる。
図4,図5中矢印8は放出された電子の軌跡を示す。
【0005】尚エミッタ1とベース電極4との間に抵抗
層5を設ければ、抵抗層5によってエミッション電流の
変動を抑制し、エミッション電流を安定化させることが
できる。しかしながら、エミッタ1先端に対してゲート
電極2がほぼ同じ高さに配置しているために、エミッタ
1先端から放出された電子は、アノード電極7に対して
水平成分を含んでいる。従って、エミッタ1から放出さ
れた電子はある程度の広がりを持ってアノード電極7に
到達することになる。電子の水平成分は図4,図5に示
す水平型のエミッタ1の方が図6,図7に示す垂直型の
エミッタよりも大きい。
【0006】さらに水平型のエミッタ1の場合、図4,
図5で示しているように突部の方向に電子が放出される
ため、電子ビームが突部の方向に広がってしまう問題が
ある。例えば電界放射型電子放出素子からなるカソード
をディスプレイに応用する場合を考えたとき、カソード
をマトリックス状に配置し、対向するアノード電極7に
蛍光面を形成し、カソードから放出される電子を蛍光面
に照射して発光させることになる。このときエミッタ1
から放出される電子が広がっていると、希望するマトリ
ックスの周囲の部分までも発光してしまうというクロス
トークの問題が生じる。
【0007】また他の従来例として、図8に示す「垂直
型」のエミッタ1から放出する電子の軌道の広がりを抑
制する目的で、ゲート電極2の上側に、絶縁層3’を介
して電子線収束用の制御電極12’を配置する方法が提
案されている。(特開平7−29484号公報、特開平
7−122179号公報) これらの方法は、ゲート電極2に対して負の電圧を制御
電極12’に対して印加することによって、エミッタ1
の先端から放出された電子の軌道を収束させるものであ
る。
【0008】しかしながらこの方法では、ゲート電極2
の層の上にさらに絶縁層3’と制御電極12’の層を形
成することになり、構造が複雑で作製に手間がかかる問
題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来例に
は、電子ビームの広がりの問題や、構造が複雑で作製に
手間がかかる問題があった。本発明は前記の問題点を鑑
みて為されたもので、構造を複雑化することなく、放出
電子の軌道制御をより効果的に行える電子放出素子を提
供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明では、絶縁性基板上に形成した電極を
ベース層とし、ベース層上に絶縁層を介して電子引き出
し層を積層し、該電子引き出し層と絶縁層に、前記ベー
ス層まで至る複数の凹所を設けるとともに、該凹所内の
それぞれにエミッタを突設し、このエミッタを微小間隙
を介して前記電子引き出し層に対置させ、前記ベース層
と前記電子引き出し層との間に電圧を印加することによ
り、夫々のエミッタから電子を放出させるようにした電
子放出素子において、前記ベース層が放出電子を制御す
る抵抗体を含む制御電極と接続され、該制御電極の表面
を空間に露出させたものであって、抵抗体を含む制御電
極によって電界の効果を高めることができ、その結果放
出電子の軌道制御をより効果的に行え、またベース層と
制御電極とを接続するため、電子放出素子から引き出す
電極の数を減らすことができる。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記制御電極の上面が前記ベース層よりも上に位
置するものであって、放出電子の軌道制御の効果を更に
高めることができる。請求項3の発明では、請求項1の
発明において、前記制御電極の上面の電位分布を均一に
するものであって、制御電極の形状を変えることにより
所望の電界分布を得て放出電子の軌道を制御することが
可能となる。
【0012】また請求項4の発明では、請求項1の発明
において、抵抗体部分の引き出し電極及びベース層との
接触面積を変化させることによって抵抗値を変化させる
とともに制御電極面上の電位分布を変化させるものであ
って、前記接触面積を変化させることより所望の電界分
布を得て放出電子の軌道を制御することができる。請求
項5の発明では、請求項2の発明において、また請求項
6の発明では、請求項3の発明において、更に請求項7
の発明では、請求項4の発明において、夫々前記制御電
極を複数個配置するので、抵抗体の抵抗値が一組の電極
では不足する場合に、抵抗値を増やすことができ、かつ
電子の制御効果も増やすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により説
明する。 (実施形態1)本実施形態は図1に示すように絶縁性の
基板6上にライン状の導電性ベース電極4の層、絶縁層
3及び電子引き出し電極であるゲート電極2の層を順次
形成し、ゲート電極2及び絶縁層3にベース電極4まで
達する穴9を設け、ベース電極4とゲート電極2が交差
する部分の穴9の位置に水平型のエミッタ1を形成し、
更に電子が放出される方向の正面に放出電子制御用の制
御電極12を4つ配置してある。
【0014】制御電極12…の下端及び引き出しライン
部分13はベース電極4と同じ高さであるが、制御電極
12…のカソード先端にもっとも近い部分は厚く形成さ
れており、その上端はベース電極4より高くなってい
る。ここでベース電極4とゲート電極2の間に電圧を印
加して、ゲート電極2の電位を高くすると、エミッタ1
の先端とゲート電極2の間に高電界がかかり、電界電子
放出によってエミッタ1の先端から電子が放出される。
このときカソードに対向してアノード電極7を配置し、
ベース電極4(すなわちエミッタ1の先端)よりもアノ
ード電極7の電位を高くしておくことによって、エミッ
タ1先端から放出された電子をアノード電極7へと導く
ことができる。
【0015】しかしながら、放出された電子の運動には
カソード面に対して水平な速度成分が多く含まれてお
り、アノード電極7の面到達までに電子ビームがかなり
広がってしまう。そこで、制御電極12の電位を均一に
下げてやると、制御電極12によって作り出される電界
によって電子が反発され、電子がアノード電極7側に引
き上げられる。このため、電子ビームを収束する効果が
得られる。
【0016】このとき、制御電極12の接続方法を種々
変えることにより、ビームの収束状態を変化させること
ができる。例えば図1(a)の4個の制御電極12を接
続し、各制御電極12の電位分布を同一にすると4方向
に分散している電子ビームを収束させることが可能であ
る。また本実施形態では制御電極12…とベース電極4
が同じ絶縁性基板6上にあるため、ベース電極4と制御
電極12とを電気的に接続することが容易である。尚制
御電極12とベース電極4を接続するだけで電子ビーム
の収束効果が得られるとともに、カソードから外へ引き
出す電極線の数を減らす効果がある。
【0017】また本実施形態では図1に示すように制御
電極12は抵抗体10と該抵抗体10の上面に積層した
導電層11とで構成され、導電層11の形成により抵抗
体10が空間に及ぼす電界の効果を均一にしている。制
御電極12の抵抗値はエミッタ1からのベース電極4と
上面の導電層11の間の抵抗体10及び引き出し電極1
3と上面の導電層11の間の抵抗体10で決まる抵抗値
の合わせた値によって決定される。厳密な抵抗値はその
抵抗体10内部の電流の経路に関係するが、概ねベース
電極4及び引き出し電極13と抵抗体10の接触面積が
大きく寄与する。従って必要抵抗値を抵抗体10の比抵
抗値と膜厚、電極面積から算出することができる。具体
例として、スパッタ成膜によるノンドープシリコン膜に
おいて、比抵抗値として、2×104 Ω・cmを得、膜
厚1μmにて電極面積5μm×5μmで約20MΩを得
た。ベース電極4−引き出し電極13間の抵抗値は接触
面が2カ所あるので、総計40MΩと推定される。この
時、ベース電極2と引き出し電極13間の距離は抵抗体
10の膜厚に対して、十分大きい事が必要である。
【0018】また制御電極12の上面部を形成する導電
層11を除去しても良い。この場合の電界分布は抵抗体
10表面の電圧降下に対応する電界分布となる。この時
の抵抗値は抵抗体10の膜厚方向に生じるのでは無く抵
抗体10を介して接続された引き出し電極13との電極
間距離に依存した値となる。具体例としては前記シリコ
ン層において電極形状と面積が同一で、電極間距離が2
μmの場合で40MΩの値を得ている。
【0019】尚図1(b)中、イの部位は、抵抗体10
の影響を及ぼすと考えられる領域である。計算上はベー
ス電極4の面積だけを考慮した。またベース電極4、引
き出し電極13間の距離ロは膜厚に比べて十分に大きく
とっている。 (実施形態2)本実施形態を図2を基に説明する。
【0020】本実施形態は実施形態1と同様にベース電
極4とゲート電極2が交差する部分に水平型のエミッタ
1を形成したカソードを構成するものであって、主とし
て電子が放出される方向の正面に制御電極12…を4つ
配置した。本実施形態では、制御電極12…を構成する
抵抗体10、ベース電極4、引き出し電極13の面積を
大きく変化させてある。つまり抵抗値は抵抗体10aの
ベース電極4に対する接触面積と抵抗体10bの引き出
し電極13に対する接触面積とで決まる抵抗値との合計
で決まっており、ベース電極4と抵抗体10aとの接触
面積が、抵抗体10bと引き出し電極13との接触面積
に比べて小さく、そのため抵抗体10aの抵抗値は面積
に比例する分大きくなる.従って、エミッタ1から電子
放出が起きるとこれらの抵抗体10a,10bの領域に
おいて、両抵抗体10a,10bの夫々の両端に電位差
が生じる。そして抵抗体10a,10bの上面は導電層
11で覆われているために上面の電位は同電位に保たれ
る。
【0021】尚図3において、実施形態1の図1と同じ
働きを為す部位には同じ番号、同じ記号を付して説明は
省略する。 (実施形態3)本実施形態は、実施形態1と同様な構造
の素子において制御電極12を複数個配置したもので、
図3に示すように各制御電極12の形状をエミッタ1の
先端から等距離に電界がかかるよう円弧を描く形状とし
た。また各制御電極12をエミッタ1に対し一方向のみ
に配置した例である。このように配置することによって
制御電極12を構成する抵抗体10(図1参照)に流れ
る電流による電圧降下で徐々に電位を変化させる事が可
能となると共にベース電極4に接続される抵抗体10の
全抵抗値は抵抗体10のそれぞれの抵抗値の合算とな
る。つまり成膜の比抵抗や電極面積に制限がある場合に
有効な手段である。なお図ではエミッタに対して1組の
配置例を示したが同様に複数個配置してもかまわない。
【0022】このように本実施形態では、抵抗体10の
抵抗値を1組の電極では不足する場合に制御電極12を
複数個配置することで抵抗値を増加させて、所望の効果
を発揮することができる。また制御電極12の周囲の空
間の電界分布を所望のものにすることができる。複数個
化の方法は抵抗体の形成の単一方法のみならず、各々の
混合体でもかまわない。その形態を制限するものではな
い。更に抵抗体を直列接続しても、或いは並列接続して
も良く、更に直列と並列との混合でも良い。ところで、
本発明電子放出素子では、エミッタ1の一つに対して、
一組みの制御電極12を設けることによって、個々のエ
ミッタ1から放出される電子の軌道を制御することが可
能であるが、場合によっては複数のエミッタ1をエミッ
タ群として配置し、そのエミッタ群に対して一組みの制
御電極12を設けることによっても、エミッタ群から放
出される電子を電子束としてまとめて軌道制御すること
も可能である。1対1,1対多のいずれを用いるかは、
必要とされる制御精度、電子放出素子(カソード)作製
の手間、電子放出素子(カソード)から引き出すことの
できる電極の数、などといった条件で選択することにな
る。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、絶縁性基板上に形成
した電極をベース層とし、ベース層上に絶縁層を介して
電子引き出し層を積層し、該電子引き出し層と絶縁層
に、前記ベース層まで至る複数の凹所を設けるととも
に、該凹所内のそれぞれにエミッタを突設し、このエミ
ッタを微小間隙を介して前記電子引き出し層に対置さ
せ、前記ベース層と前記電子引き出し層との間に電圧を
印加することにより、夫々のエミッタから電子を放出さ
せるようにした電子放出素子において、前記ベース層が
放出電子を制御する抵抗体を含む制御電極と接続され、
該制御電極の表面を空間に露出させたので、エミッタか
ら放出された電子の電流制御機能(過剰放出を防止する
と共に複数個配列されたエミッタから均一良くエミッシ
ョンさせ寿命を延ばす効果)と、放出電子の収束、拡
散、偏向などの制御を同時に可能とし、そのため、制御
電極による電界の効果を高めることができ、その結果放
出電子の軌道制御をより効果的に行え、またベース層と
制御電極とを接続するため、電子放出素子から引き出す
電極の数を減らすことができるという効果がある。
【0024】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記制御電極の上面が前記ベース層よりも上に位置
するので、放出電子の軌道制御の効果を更に高めること
ができるという効果がある。請求項3の発明は、請求項
1の発明において、前記制御電極の上面の電位分布を均
一にするので、制御電極の形状を変えることにより所望
の電界分布を得て放出電子の軌道を制御することが可能
となるという効果がある。
【0025】また請求項4の発明は、請求項1の発明に
おいて、抵抗体部分の引き出し電極及びベース層との接
触面積を変化させることによって抵抗値を変化させると
ともに制御電極面上の電位分布を変化させるので、前記
接触面積を変化させることにより所望の電界分布を得て
放出電子の軌道を制御することができるという効果があ
る。
【0026】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
て、前記制御電極を複数個配置するので、また請求項6
の発明は、請求項3の発明において、前記制御電極を複
数個配置するので、請求項7の発明は、請求項4の発明
において、前記制御電極を複数個配置するので、抵抗体
の抵抗値が一組の電極では不足する場合に、抵抗値を増
やすことができ、かつ電子の制御効果も増やすことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態1の概略平面図であ
る。(b)は同上の(a)のY−Y’の断面図である。
(c)は同上の(a)のX−X’の一部省略せる概略断
面図である。
【図2】(a)は本発明の実施形態2の概略平面図であ
る。(b)は同上の(a)のX−X’の断面図である。
【図3】本発明の実施形態3の概略平面図である。
【図4】従来例の概略平面図である。
【図5】同上の動作説明用の概略断面図である。
【図6】別の従来例の一部省略せる概略斜視図である。
【図7】同上の一部省略せる概略断面図である。
【図8】他の従来例の一部省略せる概略断面図である。
【符号の説明】
1 エミッタ 2 ゲート電極 3 絶縁層 4 ベース電極 6 基板 7 アノード 9 穴 10 抵抗体 11 導電層 12 制御電極 13 引き出し電極
フロントページの続き (72)発明者 金子 彰 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板上に形成した電極をベース層と
    し、ベース層上に絶縁層を介して電子引き出し層を積層
    し、該電子引き出し層と絶縁層に、前記ベース層まで至
    る複数の凹所を設けるとともに、該凹所内のそれぞれに
    エミッタを突設し、このエミッタを微小間隙を介して前
    記電子引き出し層に対置させ、前記ベース層と前記電子
    引き出し層との間に電圧を印加することにより、夫々の
    エミッタから電子を放出させるようにした電子放出素子
    において、前記ベース層が放出電子を制御する抵抗体を
    含む制御電極と接続され、該制御電極の表面を空間に露
    出させて成ることを特徴とする電子放出素子。
  2. 【請求項2】前記制御電極の上面が前記ベース層よりも
    上に位置することを特徴とする請求項1記載の電子放出
    素子。
  3. 【請求項3】前記制御電極の上面の電位分布を均一にす
    ることを特徴とする請求項1記載の電子放出素子。
  4. 【請求項4】抵抗体部分の引き出し電極及びベース層と
    の接触面積を変化させることによって抵抗値を変化させ
    るとともに制御電極面上の電位分布を変化させることを
    特徴とする請求項1記載の電子放出素子。
  5. 【請求項5】前記制御電極を複数個配置することを特徴
    とする請求項2記載の電子放出素子。
  6. 【請求項6】前記制御電極を複数個配置することを特徴
    とする請求項3記載の電子放出素子。
  7. 【請求項7】前記制御電極を複数個配置することを特徴
    とする請求項4記載の電子放出素子。
JP4150298A 1998-02-24 1998-02-24 電子放出素子 Withdrawn JPH11238449A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100795176B1 (ko) 2006-04-13 2008-01-16 삼성전기주식회사 전계 방출 소자 및 그 제조방법

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