JPH11238430A - リミットスイッチ - Google Patents

リミットスイッチ

Info

Publication number
JPH11238430A
JPH11238430A JP4248398A JP4248398A JPH11238430A JP H11238430 A JPH11238430 A JP H11238430A JP 4248398 A JP4248398 A JP 4248398A JP 4248398 A JP4248398 A JP 4248398A JP H11238430 A JPH11238430 A JP H11238430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
main shaft
cam
plunger
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4248398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3959826B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Yamawaki
佳之 山脇
Toru Takahashi
亨 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP04248398A priority Critical patent/JP3959826B2/ja
Publication of JPH11238430A publication Critical patent/JPH11238430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3959826B2 publication Critical patent/JP3959826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H21/00Switches operated by an operating part in the form of a pivotable member acted upon directly by a solid body, e.g. by a hand
    • H01H21/02Details
    • H01H21/18Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H21/22Operating parts, e.g. handle
    • H01H21/24Operating parts, e.g. handle biased to return to normal position upon removal of operating force
    • H01H21/28Operating parts, e.g. handle biased to return to normal position upon removal of operating force adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift
    • H01H21/285Operating parts, e.g. handle biased to return to normal position upon removal of operating force adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift having an operating arm actuated by the movement of the body and mounted on an axis converting its rotating movement into a rectilinear switch activating movement

Landscapes

  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大きなストロークが得られるようにしながらも
アクチュエータの回転可能な角度の大きいリミットスイ
ッチを提供する。 【解決手段】器体1に主軸2が回動自在に軸支され、主
軸2の一端部には外力を主軸2に伝えて主軸2を回転さ
せるアクチュエータ3が結合される。主軸2の他端部に
は主軸2とともに回転するカム4が設けられ、カム4の
カム面4dにはカムフォロワ5が転がり接触する。カム
フォロワ5はプランジャ6に保持され、カム4とカムフ
ォロワ5とを介して主軸2の回転がプランジャ6の直進
移動に変換される。プランジャ6は直進移動に伴って内
蔵スイッチ7の接点部を開閉する。カム面4dにはアク
チュエータ3に外力が作用していないときにカムフォロ
ワ5が嵌まる凹部4aが形成されるとともに、凹部4a
以外のカム面4dは凹部4aから離れるほど主軸2の回
転中心からの距離が大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産設備や産業機
械における位置決めや物体検知などのセンサとして用い
られるリミットスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のリミットスイッチと
して、図7、図8に示す形状のものが知られている(特
開平9−4586号公報)。このリミットスイッチは、
ローラアームタイプと称するものであって、器体1に軸
支された主軸2の一端部にアクチュエータ3が結合され
たものである。アクチュエータ3の先端部には被検知物
が接触するローラ3aが取り付けられ、このローラ3a
に被検知物が当接してアクチュエータ3が主軸2ととも
に回転すると、器体1内で主軸2に結合されているカム
4が主軸2とともに回転し、カム4の周面に当接するカ
ムフォロワ5を先端に備えたプランジャ6が直進移動す
る構造を有している。プランジャ6は押操作により接点
が開閉される内蔵スイッチ7の作動軸7aに結合されて
おり、カム4の回転に伴ってプランジャ6が直進移動す
ると作動軸7aが押操作されて内蔵スイッチ7が開閉さ
れるように構成されている。
【0003】ところで、主軸2(アクチュエータ3)の
回転をプランジャ6の直進移動に変換する技術としては
主に2種類が採用されている。一方の技術は上述した構
成と同様のものであり、主軸2にカム4を設け、プラン
ジャ6にカムフォロワ5を設けた構成である。具体的に
は、図9、図10に示すように、カム4は筒状に形成さ
れカム4の外周面には凹部4aが形成される。また、プ
ランジャ6には円筒状のコロないし鋼球よりなるカムフ
ォロワ5が保持される。アクチュエータ3に外力が作用
していない状態では、カム4の凹部4aにカムフォロワ
5が嵌まっており、アクチュエータ3の回転により主軸
2が回転しカム4が回転すると、カム4の外周面からカ
ムフォロワ5が押力を受けてプランジャ6が図10の下
方に移動するのである。カム4には主軸2が圧入される
とともに、カム4の軸方向の一部を切欠した切欠部4b
内にねじりコイルばねよりなる復帰ばね8が装着され、
復帰ばね8の両端に延設された腕片8aを器体1のヘッ
ド1aに係止してある。したがって、カム4がプランジ
ャ6を下方に移動させるように回転すれば復帰ばね8に
よる復帰力が作用するのであって、この復帰力によりア
クチュエータ3が復帰する構成になっている。主軸2に
は防塵用のOリング10、抜止用の固定リング11が取
り付けられ、また、主軸2とアクチュエータ3とはボル
トおよびナットからなる固定具12を用いて結合され
る。
【0004】主軸2の回転をプランジャ6の直進移動に
変換する他方の技術としては、図11、図12に示すよ
うに、主軸2の一部を断面D字状としたカム部2aを設
け、カム部2aをプランジャ6の一端に直接当接させる
ことが考えられている。この構成では、アクチュエータ
3に外力が作用していないときには、カム部2aの直線
部分がプンラジャ6に当接しており、主軸2がこの位置
から回転すると、図12に示すように、カム部2aがプ
ランジャ6を図12の下向きに移動させるのである。こ
の構成では主軸2に対する復帰力は、プランジャ6を上
向きに付勢する復帰ばね13により与えられる。
【0005】上述した第1の技術では、ねじりコイルば
ねよりなる復帰ばね8により主軸2に復帰力を作用させ
ているから、アクチュエータ3の回転角度(トータルト
ラベル)を大きくとることができ、たとえば、片側で9
0°以上の回転も可能になっている。したがって、使用
者にとっては位置検出などに用いる際の調整が容易であ
り、使い勝手がよいという利点がある。
【0006】一方、第2の技術では、主軸2の回転中心
からカム部2aの直線部分までの距離を小さくすれば、
プランジャ6のストロークをある程度大きくすることが
できる。しかしながら、アクチュエータ3の回転角度を
大きくすると、カム部2aがプンラジャ6に当接する位
置と主軸2の回転中心とを結ぶ直線とプランジャ6の移
動方向とのなす角度が小さくなる。その結果、プランジ
ャ6を復帰させる復帰ばね13によって主軸2に作用す
るモーメントが小さくなり、主軸2を復帰させる力が小
さくなる。また、主軸2のカム部2aとプランジャ6と
の間には比較的大きな摩擦力が作用するから、このこと
によっても主軸2の回転角度が大きくなると復帰させる
のが難しくなる。つまり、第2の技術ではアクチュエー
タ3の回転角度を片側90°以上などの大きな角度に設
定することはできず、使用者の使い勝手という点で第1
の技術に劣るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アクチュエ
ータ3の回転角度の点では第1の技術は第2の技術より
も優れているが、第1の技術で用いているカム4は外周
面が弧状であって、凹部4aを除くと主軸2の中心から
カム4の外周面までの距離はほぼ一定に設定されてい
る。したがって、プランジャ6のストロークは凹部4a
の深さによって決定されることになる。
【0008】一方、内蔵スイッチ7には各種のものがあ
り、常閉接点を備える内蔵スイッチ7を用いるときには
常閉接点の接点溶着を強制的に開離させることが要求さ
れることもある。このような要求を満たすために、プラ
ンジャ6の移動により常閉接点に接点圧を与えている接
圧ばねから常閉接点にばね力が作用しなくなった後に、
常閉接点を保持している接点板をプランジャ6が直接押
圧して常閉接点を強制的に開離させる接点強制開離機構
を設けることが考えられている。このような接点強制開
離機構を設けるには、プランジャ6に比較的大きなスト
ロークが必要である。しかしながら、カム4に設けた凹
部4aの深さによってプランジャ6のストロークが決定
される第1の技術を採用した現状のリミットスイッチで
は、接点強制開離機構を動作させるにはプランジャ6の
ストロークが不十分であって、接点強制開離機構を設け
る場合には第2の技術を採用しているのが現状である。
【0009】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、接点強制開離機構を用いることがで
きる程度の大きなストロークが得られるようにしながら
もアクチュエータを90°以上回転させることが可能な
リミットスイッチを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、器体
に回動自在に軸支された主軸と、主軸に結合され外力を
主軸に伝えて主軸を回転させるアクチュエータと、主軸
とともに回転するカムと、カムの周面であるカム面に転
がり接触するカムフォロワと、カムとカムフォロワとを
介して主軸の回転を直進移動に変換するプランジャと、
プランジャの直進移動により接点部を開閉する内蔵スイ
ッチとを備え、カム面にはアクチュエータに外力が作用
していないときにカムフォロワが嵌まる凹部が形成され
るとともに、凹部とは異なる部位に主軸の回転中心から
の距離が凹部の近傍よりも大きくなる部分が形成されて
いるものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、カムフォロワを鋼球としたものである。請求項3の
発明は、請求項1の発明において、カムフォロワを円筒
状のコロとしたものである。請求項4の発明は、請求項
1の発明において、主軸は器体に突設した円筒状の軸受
筒に挿入されて軸支される軸支部を一端部に備え、軸支
部の周面に突設されたストッパと、軸受筒の内周面にス
トッパに当接可能な位置で突設され主軸の器体に対する
回転範囲を規制する突部とを備えるものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、主軸の一端面に周面がローレット状に形成された結
合突起が突設され、アクチュエータの一端部に結合突起
と噛み合うローレット状の内周面を有する結合孔が形成
され、結合突起と結合孔とが嵌合した状態で主軸に螺合
する取付ねじによりアクチュエータが主軸に固定されて
いるものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、内蔵スイッチが、プランジャにより押圧される作動
軸と、作動軸に形成された第1の保持孔に中間部が挿通
され両端部に常閉接点を備える第1の接点板と、作動軸
に形成された第2の保持孔に中間部が挿通され両端部に
常開接点を備える第2の接点板と、第1および第2の保
持孔の内周面と第1および第2の接点板との間にそれぞ
れ介装された接圧ばねと、常閉接点および常開接点にそ
れぞれ離接する固定接点とを備え、第1の接点板が常閉
接点を固定接点から開離させる向きにプランジャが移動
する過程で保持孔の周面からの押圧力を受けるものであ
る。
【0014】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、内蔵スイッチが、プランジャにより押圧される作動
軸と、作動軸に形成された2つの保持孔に中間部がそれ
ぞれ挿通され両端部に常閉接点を備える2つの接点板
と、各保持孔の内周面と各接点板との間にそれぞれ介装
された接圧ばねと、各常閉接点にそれぞれ離接する固定
接点とを備え、各接点板が常閉接点を固定接点から開離
させる向きにプランジャが移動する過程で各保持孔の周
面からの押圧力を受けるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態は、基
本的には従来構成における第1の技術と同様の構成を有
するものであって、図1に示すように、器体1は、ケー
ス本体1bとヘッド1aとからなり、ヘッド1aには主
軸2が軸支される。主軸2の一端部には主軸2の軸方向
に直交する方向に延出する形でアクチュータ3が結合さ
れる。アクチュエータ3の先端部には被検知物が接触す
るローラ3aが取り付けられ、このローラ3aに被検知
物が当接してアクチュエータ3が回転すると、主軸2が
回転しヘッド1aの中で主軸2に結合されているカム4
が主軸2とともに回転する。
【0016】ケース本体1bには内蔵スイッチ7の接点
部を駆動するプランジャ6が設けられ、プランジャ6は
内蔵スイッチ7の作動軸7aに結合されている。この作
動軸7aに結合された接点部が図1におけるプランジャ
6の上下方向の移動に伴って開閉されるのである。プラ
ンジャ6の先端面(図1の上端面)には鋼球よりなるカ
ムフォロワ5が設けられ、カム4の周面にカムフォロワ
5が当接する。したがて、アクチュエータ3のローラ3
aに被検知物が当接してアクチュエータ3が回転する
と、主軸2の回転に伴ってカム4が回転し、カム4の周
面の形状に従ってカムフォロワ5が上下に移動するので
ある。つまり、プランジャ6が上下に移動して内蔵スイ
ッチ7の接点部が開閉される。
【0017】さらに具体的に説明する。図2に示すよう
に、主軸2の一端部は他の部分よりも大径である軸支部
2bを形成し、軸支部2bはヘッド1aに突設された円
筒状の軸受筒1cに挿入される。軸支部2bの一端には
結合突起2cが突設され、結合突起2cに螺合する取付
ねじ21を用いることによりアクチュエータ3が主軸2
に固定される。つまり、結合突起2cの外周面は多数の
凹凸が形成されたローレット状であり、アクチュエータ
3の一端部に設けられ内周面がローレット状である結合
孔3bに結合突起2cが挿入されることによって、主軸
2とアクチュエータ3とが相対的に回転しない形で結合
され、主軸2からアクチュエータ3が脱落しないように
取付ねじ21が主軸2に螺合するのである。
【0018】主軸2の軸支部2bの周面の一部にはスト
ッパ2dが突設され、軸受筒1cの内周面にはストッパ
2dに当接可能な突部1dが形成されている。つまり、
主軸2の回転範囲はストッパ2dと突部1dとの位置関
係により規制される。さらに、主軸2には防塵用のOリ
ング10が取り付けられている。主軸2の他端部は筒状
に形成されたカム4に圧入される。主軸2には断面四角
形状に形成されているカム結合部2eが形成され、カム
4にはカム結合部2eの形状に合致するように角孔4c
が形成され、主軸2とカム4とが相対的に回転しないよ
うになっている。従来構成と同様にカム4には切欠部4
bが形成され、ねじりコイルばねよりなる復帰ばね8が
カム4の切欠部4bに対応する部位で主軸2に装着され
る。復帰ばね8の両端部には腕片8aが延長され、腕片
8aはヘッド1aに係止される。したがって、主軸2が
回転すれば復帰ばね8がねじれてカム4に対する復帰力
が作用する。ここにおいて、組立時にはカム4と復帰ば
ね8とをヘッド1aに図2の下方から挿入した後、Oリ
ング10を取り付けた主軸2をヘッド1aの前方から軸
受筒1cを通して挿入すればよい。
【0019】ところで、本実施形態では、図3に示すよ
うに、カム4の外周面の形状が従来構成(破線で示す)
とは異なっている。カム4の周面(カム面4d)には従
来構成と同様の凹部4aが形成されているが、従来構成
では凹部4aを除く部位のカム面4dが回転中心Cから
ほぼ等距離(つまり、円弧の一部)であったのに対し
て、本実施形態のカム面4dは凹部4aから離れるに従
って回転中心からの距離が大きくなるように形成されて
いる。つまり、カム4が回転して回転角度が大きくなる
ほどプランジャ6の下方への移動量が大きくなる。
【0020】従来構成では図4のように、アクチュエ
ータ3(主軸2)の回転角度がたとえば20°以上にな
るとプランジャ6の移動量は一定になっていたのに対し
て、本実施形態では図4のようにアクチュエータ3の
回転角度が大きくなるほどプランジャ6の移動量が大き
くなるのである。図示例では従来構成でのプランジャ6
のストロークを2mm、本実施形態でのプランジャ6の
ストロークを4mmに設定してある。
【0021】いま、図4のような設計値であって、内蔵
スイッチ7のプリトラベル(PT)が約1mmであると
すれば、従来構成ではプランジャ6のオーバートラベル
(OT)は1mm程度しかないことになる。一方、本実
施形態の構成によれば、プリトラベルが1.5mmであ
ったとしても2.5mmのオーバトラベルを確保するこ
とができ、オーバートラベルを2.5〜3mmとするこ
とができる。
【0022】本実施形態では、内蔵スイッチ7の接点部
として、図5のような構成のものを採用しており、作動
軸7aには接点板9aの中央部を挿通する保持孔7bが
形成され、接点板9aの両端部には接点9b,9cがそ
れぞれ設けられる。本実施形態では常閉接点9bを持つ
接点板9aと常開接点9cを持つ接点板9aとを設けて
あり、常閉接点9bは接点板9aから上向きに突出し、
常開接点9cは接点板9aから下向きに突出する。各保
持孔7bの中には接点圧を与えるための接圧ばね7c,
7dがそれぞれ配置される。また、作動軸7aを図1の
上方に押し上げる押接ばね14がケース本体1bと作動
軸7aとの間に設けられる。この押接ばね14によりカ
ムフォロワ5がカム面4dにつねに接触することにな
る。
【0023】いま、アクチュエータ3のローラ3aに被
検知物が接触していなければ、プランジャ6の位置は移
動範囲の上端位置であって、このとき、常閉接点9bは
固定接点9dに接触し、接点板9aが接圧ばね7c,7
dに押圧されることにより接点圧が確保されている。ま
た、常開接点9cを備える接点板9aは作動軸7aに設
けた保持孔7bの周面から上向きの力を受けて固定接点
9dから開離している。
【0024】この状態において、被検知物がアクチュエ
ータ3のローラ3aに接触したとすると、主軸2が回転
してカム4のカム面4dから受ける力でプランジャ6が
下方に移動する。つまり、作動軸7aが下方に移動す
る。この過程で、接圧ばね7cによるばね力が接点板9
aに作用しなくなると、常閉接点9bは固定接点9dか
ら離れようとする。また、常開接点9cが固定接点9d
に接触した後、さらに作動軸7aが下方に移動すると接
圧ばね7dによる接点圧が常開接点9cと固定接点9d
との間に作用することになる。ここにおいて、常閉接点
9bは固定接点9dから離れようとしても、溶着が生じ
ていると常閉接点9bを固定接点9dから開離させるこ
とができない。
【0025】そこで、本実施形態では作動軸7aに設け
た保持孔7bの周面が接点板9aを押圧して固定接点9
dから常閉接点9bを開離させるようにしているのであ
る。この機能を実現するには、溶着した常閉接点9bを
固定接点9dから引き離すだけの大きな力を接点板9a
に作用させなければならないから、作動軸7aに大きな
ストロークが必要になるのであって、上述したように、
本実施形態では従来構成よりも大きなストロークをとる
ことができるから、常閉接点の溶着時における強制的な
開離が可能になるのである。
【0026】たとえば、上述したように、従来構成での
作動軸7aのオーバトラベルが1mm程度であるとすれ
ば、本実施形態の作動軸7aのオーバトラベルは2.5
〜3mm程度を確保するのが容易であるから、従来構成
では常閉接点9bが固定接点9dに溶着しているときに
アクチュエータ3の回転量を大きくしても接点板9aが
撓むだけであって常閉接点9bを固定設定9dから開離
させることができなかったのに対して、本実施形態では
接点板9aを十分に撓ませて常閉接点9bを固定設定9
dから開離させることが可能になるのである。
【0027】上記構成ではカムフォロワ5を鋼球として
いるが、十分な耐久性を有するものであれば鋼球に限ら
ず球状のものを用いればよく、あるいはまた、球状では
なく円筒状に形成されたコロをカムフォロワ5として用
いてもよい。 (実施形態2)本実施形態は、内蔵スイッチ7の接点部
の構成が実施形態1とは異なるものである。つまり、図
6に示すように、2組の常閉接点9bを備えている。作
動軸7aには実施形態1の構成と同様に、2枚の接点板
9aが保持されているが、両接点板9aの両端部にはと
もに上面に常閉接点9bが設けられ、各接点板9aの下
側に接圧ばね7dが配置されている。他の構成は実施形
態1と同様である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、器体に回動自在に軸
支された主軸と、主軸に結合され外力を主軸に伝えて主
軸を回転させるアクチュエータと、主軸とともに回転す
るカムと、カムの周面であるカム面に転がり接触するカ
ムフォロワと、カムとカムフォロワとを介して主軸の回
転を直進移動に変換するプランジャと、プランジャの直
進移動により接点部を開閉する内蔵スイッチとを備え、
カム面にはアクチュエータに外力が作用していないとき
にカムフォロワが嵌まる凹部が形成されるとともに、凹
部とは異なる部位に主軸の回転中心からの距離が凹部の
近傍よりも大きくなる部分が形成されているものであ
り、カムとカム面に転がり接触するカムフォロワとを用
いて主軸の回転をプランジャの直進移動に変換するか
ら、アクチュエータの回転角度を大きくとることがで
き、調整が容易になるという利点を有するのはもちろん
のこと、カム面に形成した凹部から離れた部位に主軸の
回転中心からの距離が凹部の近傍よりも大きくなる部位
を形成しているから、内蔵スイッチのトータルトラベル
を大きくとることができ、内蔵スイッチの接点部の溶着
を強制的に解除する機能を容易に実現することができ
る。なお、被検知物に大きな位置ずれが生じてもアクチ
ュエータに許容された回転角度が大きいから被検知物か
ら受ける力を逃がしてアクチュエータの破損を低減する
ことができる。
【0029】請求項4の発明のように、主軸が器体に突
設した円筒状の軸受筒に挿入されて軸支される軸支部を
一端部に備え、軸支部の周面に突設されたストッパと、
軸受筒の内周面にストッパに当接可能な位置で突設され
主軸の器体に対する回転範囲を規制する突部とを備える
ものでは、別部材を用いることなく主軸の回転角度を制
限することができる。
【0030】請求項5の発明のように、主軸の一端面に
周面がローレット状に形成された結合突起が突設され、
アクチュエータの一端部に結合突起と噛み合うローレッ
ト状の内周面を有する結合孔が形成され、結合突起と結
合孔とが嵌合した状態で主軸に螺合する取付ねじにより
アクチュエータが主軸に固定されているものでは、1本
の取付ねじだけでアクチュエータと主軸とを結合するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示し、(a)は器体を開
いた状態の正面図、(b)は断面図である。
【図2】同上の要部分解斜視図である。
【図3】同上の要部断面図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上に用いる接点部の断面図である。
【図6】本発明の実施形態2に用いる接点部の断面図で
ある。
【図7】従来例を示す外観斜視図である。
【図8】同上の断面図である。
【図9】同上の要部分解斜視図である。
【図10】同上の要部断面図である。
【図11】他の従来例を示す要部断面図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 器体 1c 軸受筒 1d 突部 2 主軸 2b 軸支部 2c 結合突起 2d ストッパ 3 アクチュエータ 3b 結合孔 4 カム 4a 凹部 4d カム面 5 カムフォロワ 6 プランジャ 7 内蔵スイッチ 7a 作動軸 7b 保持孔 7c,7d 接圧ばね 9a 接点板 9b 常閉接点 9c 常開接点 9d 固定接点 21 取付ねじ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体に回動自在に軸支された主軸と、主
    軸に結合され外力を主軸に伝えて主軸を回転させるアク
    チュエータと、主軸とともに回転するカムと、カムの周
    面であるカム面に転がり接触するカムフォロワと、カム
    とカムフォロワとを介して主軸の回転を直進移動に変換
    するプランジャと、プランジャの直進移動により接点部
    を開閉する内蔵スイッチとを備え、カム面にはアクチュ
    エータに外力が作用していないときにカムフォロワが嵌
    まる凹部が形成されるとともに、凹部とは異なる部位に
    主軸の回転中心からの距離が凹部の近傍よりも大きくな
    る部分が形成されていることを特徴とするリミットスイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 カムフォロワは鋼球であることを特徴と
    する請求項1記載のリミットスイッチ。
  3. 【請求項3】 カムフォロワは円筒状のコロであること
    を特徴とする請求項1記載のリミットスイッチ。
  4. 【請求項4】 主軸は器体に突設した円筒状の軸受筒に
    挿入されて軸支される軸支部を一端部に備え、軸支部の
    周面に突設されたストッパと、軸受筒の内周面にストッ
    パに当接可能な位置で突設され主軸の器体に対する回転
    範囲を規制する突部とを備えることを特徴とする請求項
    1記載のリミットスイッチ。
  5. 【請求項5】 主軸の一端面に周面がローレット状に形
    成された結合突起が突設され、アクチュエータの一端部
    に結合突起と噛み合うローレット状の内周面を有する結
    合孔が形成され、結合突起と結合孔とが嵌合した状態で
    主軸に螺合する取付ねじによりアクチュエータが主軸に
    固定されていることを特徴とする請求項1記載のリミッ
    トスイッチ。
  6. 【請求項6】 内蔵スイッチは、プランジャにより押圧
    される作動軸と、作動軸に形成された第1の保持孔に中
    間部が挿通され両端部に常閉接点を備える第1の接点板
    と、作動軸に形成された第2の保持孔に中間部が挿通さ
    れ両端部に常開接点を備える第2の接点板と、第1およ
    び第2の保持孔の内周面と第1および第2の接点板との
    間にそれぞれ介装された接圧ばねと、常閉接点および常
    開接点にそれぞれ離接する固定接点とを備え、第1の接
    点板は常閉接点を固定接点から開離させる向きにプラン
    ジャが移動する過程で保持孔の周面からの押圧力を受け
    ることを特徴とする請求項1記載のリミットスイッチ。
  7. 【請求項7】 内蔵スイッチは、プランジャにより押圧
    される作動軸と、作動軸に形成された2つの保持孔に中
    間部がそれぞれ挿通され両端部に常閉接点を備える2つ
    の接点板と、各保持孔の内周面と各接点板との間にそれ
    ぞれ介装された接圧ばねと、各常閉接点にそれぞれ離接
    する固定接点とを備え、各接点板は常閉接点を固定接点
    から開離させる向きにプランジャが移動する過程で各保
    持孔の周面からの押圧力を受けることを特徴とする請求
    項1記載のリミットスイッチ。
JP04248398A 1998-02-24 1998-02-24 リミットスイッチ Expired - Fee Related JP3959826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04248398A JP3959826B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 リミットスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04248398A JP3959826B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 リミットスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11238430A true JPH11238430A (ja) 1999-08-31
JP3959826B2 JP3959826B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=12637320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04248398A Expired - Fee Related JP3959826B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 リミットスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3959826B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1296949C (zh) * 2003-12-18 2007-01-24 三菱电机株式会社 限位开关
WO2013105277A1 (ja) 2012-01-13 2013-07-18 オムロン株式会社 リミットスイッチ
US20140360849A1 (en) * 2012-01-13 2014-12-11 Omron Corporation Limit switch and method for producing same
US20160141118A1 (en) * 2014-11-19 2016-05-19 Omron Corporation Limit switch
US20160172140A1 (en) * 2014-12-15 2016-06-16 Siemens Aktiengesellschaft Contact unit for an electromechanical switching device
EP3038121A1 (en) 2014-12-24 2016-06-29 Omron Corporation Limit switch
KR20190035518A (ko) * 2017-09-25 2019-04-03 바다중공업 주식회사 방폭형 리미트 스위치

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6866862B2 (ja) * 2018-03-14 2021-04-28 オムロン株式会社 リミットスイッチ
JP6866863B2 (ja) * 2018-03-14 2021-04-28 オムロン株式会社 リミットスイッチ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1296949C (zh) * 2003-12-18 2007-01-24 三菱电机株式会社 限位开关
WO2013105277A1 (ja) 2012-01-13 2013-07-18 オムロン株式会社 リミットスイッチ
US20140360849A1 (en) * 2012-01-13 2014-12-11 Omron Corporation Limit switch and method for producing same
US9941063B2 (en) * 2012-01-13 2018-04-10 Omron Corporation Limit switch and method for producing same
US9859067B2 (en) * 2014-11-19 2018-01-02 Omron Corporation Limit switch
CN105609332A (zh) * 2014-11-19 2016-05-25 欧姆龙株式会社 限位开关
US20160141118A1 (en) * 2014-11-19 2016-05-19 Omron Corporation Limit switch
US20160172140A1 (en) * 2014-12-15 2016-06-16 Siemens Aktiengesellschaft Contact unit for an electromechanical switching device
US9754735B2 (en) * 2014-12-15 2017-09-05 Siemens Aktiengesellschaft Contact unit for an electromechanical switching device
EP3038121A1 (en) 2014-12-24 2016-06-29 Omron Corporation Limit switch
CN105742102A (zh) * 2014-12-24 2016-07-06 欧姆龙株式会社 限位开关
US9865414B2 (en) 2014-12-24 2018-01-09 Omron Corporation Limit switch
KR20190035518A (ko) * 2017-09-25 2019-04-03 바다중공업 주식회사 방폭형 리미트 스위치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3959826B2 (ja) 2007-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7090298B2 (en) Adjustment fitting for a seat back
CN1211591C (zh) 铰链装置及移动电话机
JPH11238430A (ja) リミットスイッチ
WO2010119599A1 (ja) トルクレンチ
JPS6355418B2 (ja)
JP2000276975A (ja) マイクロスイッチ
JPWO2006001142A1 (ja) 二軸ヒンジ装置
JP2005014896A (ja) アクセルペダル装置
US20070201928A1 (en) Head support structure, printing device, thermally activating device, and printer
WO2015182115A1 (ja) マーキングトルクレンチ
JP6598895B2 (ja) 可撓性リング嵌め込み装置
JP4265955B2 (ja) 移動部材の固定装置
JP2002059294A (ja) クランプ装置
WO2020174844A1 (ja) ロボットハンド
JP4444607B2 (ja) 移動部材の固定装置
WO2002081292A1 (fr) Structure de support pour selle a suspension
JP4468237B2 (ja) 携帯電話機
JP2621939B2 (ja) リミットスイッチ
JPH0525057U (ja) ハンドル部の回転機構
JPH0439022Y2 (ja)
JPH04171622A (ja) リミツトスイツチ
JPH11283466A (ja) リミットスイッチ
JPH0618701Y2 (ja) 溶接ロボット用トーチホルダ
JPH01298615A (ja) リミットスイッチ
SU990502A1 (ru) Робот к листоштамповочному прессу

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060721

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060926

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20061127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Effective date: 20070312

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070424

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070507

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees