JPH11237302A - 画像処理によるドラム缶発泡漏れ検査装置 - Google Patents

画像処理によるドラム缶発泡漏れ検査装置

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JPH11237302A
JPH11237302A JP3931398A JP3931398A JPH11237302A JP H11237302 A JPH11237302 A JP H11237302A JP 3931398 A JP3931398 A JP 3931398A JP 3931398 A JP3931398 A JP 3931398A JP H11237302 A JPH11237302 A JP H11237302A
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JP
Japan
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leak
image
drum
pixels
image processing
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JP3931398A
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Takeshi Ishizaki
武志 石崎
Makoto Takai
誠 高井
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JAPAN SMALL CORP
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
JAPAN SMALL CORP
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理により漏れを検出するドラム缶発泡
漏れ試験装置を提供する。 【解決手段】 ドラム缶1を気体で加圧しドラム缶表面
に発泡漏れ試験液を塗布しこの塗布部の画像よりドラム
缶1の漏れを検出する装置であって、塗布部を撮影する
撮像装置7と、この撮像装置7が所定間隔で撮影した濃
淡画像の差分をとり、この差分画像の所定のしきい値よ
り濃度の大きい画素数を求め、この画素数が160以上
のとき漏れがあると判定する画像処理装置8と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム缶などの容
器の漏れを発泡漏れ試験液を容器に塗布し発泡の模様を
撮影し、画像処理により漏れを検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼製ドラム缶は液体・固体を問わず、さ
まざまな製品が詰められて輸送・貯蔵に使用されてい
る。使用済ドラム缶は残渣物を適切に除去し、洗浄、整
形、塗装および必要に応じ部品等の取り替えを行い、再
び製品の輸送・貯蔵用容器として市場に出される。
【0003】ドラム缶は胴に天板と地板を接合して構成
されており、この接合部を巻締部という。使用済ドラム
缶はこの巻締部より漏洩する場合があり、この漏洩検査
を行って合格した缶のみ市場に出される。試験方法とし
ては、発泡漏れ試験液を巻締部へ塗布し、目視により発
泡状態を観察して漏れを判定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように目視
により判定する方法では、個人差がでること、および長
時間行なうことは体力的にかなり厳しい作業となってい
た。このため、発泡の状態をテレビカメラで撮影し、自
動的に判断させる装置が開発されているが、漏れがなく
ても発泡漏れ試験液は塗布されると小さな泡となる(こ
れを液だれと称している)場合があり、目視では漏れに
よる発泡と液だれとの区別はつくが、画像処理では区別
することが難しく、液だれを漏れによる発泡と誤認する
ことが多く、画像処理による自動判定が困難であった。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、画像処理により漏れを検出するドラム缶発泡漏れ
試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、ドラム缶を気体で加圧しドラ
ム缶表面に発泡漏れ試験液を塗布しこの塗布部の画像よ
りドラム缶の漏れを検出する装置であって、前記塗布部
を撮影する撮像装置と、この撮像装置が所定間隔で撮影
した濃淡画像の差分をとり、この差分画像の所定のしき
い値より濃度の大きい画素数を求め、この画素数が16
0以上のとき漏れがあると判定する画像処理装置と、を
備える。
【0007】発泡漏れ試験液の塗布部に漏れがあると泡
が発生し、この泡の形状は時間とともに変化する。この
泡を一定の時間をおいて撮影し、その2つの画像の差を
とるとその時間の間に変化した画像が得られる。画像は
画素で構成されるので、変化した画素が得られる。この
画素の内所定の濃度より大きい画素のみ取る。これは外
乱等により生じた画素は濃度が小さいものが多いのでこ
れを除去するためである。しかし容器からの漏洩がない
のに塗布した発泡漏れ試験液が泡立つ液だれ現象が発生
する。多数のテストの結果液だれ現象の場合の変化画素
数は160未満であることが分かったので、160未満
の場合は液だれとし、160以上のとき漏れと判断す
る。
【0008】請求項2の発明では、前記画像処理装置
は、前記差分画像の所定のしきい値より濃度の大きい画
素数を連続して複数回求めて加算し、この加算した画素
数が160×(加算回数)以上のとき漏れがあると判定
する。
【0009】差分画像を連続して複数回とり、これを加
算して求めた画素数が160×(加算回数)以上のとき
漏れがあると判定する。この処理は複数の差分画像の平
均をとることと同じ意味であり、これにより判定精度が
向上する。なお各差分画像について所定濃度より大きい
画素を加算するものとしたが、この選別を行わず、差分
画像の画素を直接加算し、これを考慮した基準値以上の
とき漏れがあるとしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施の形態の発泡漏
れ検出装置の構成を示す図である。ドラム缶1は胴に地
板(底板)と天板(頂板)が取付けられこの接合部を巻
締部2という。巻締部2は漏れが生じ易いのでこの位置
を主体とした検査が行われる。ドラム缶1は加圧ライン
3により加圧空気で加圧される。加圧ライン3は電磁弁
4を介して空気源5に接続されている。加圧空気の圧力
は、例えば0.1〜0.3kgf/cm2 程度である。
【0011】スプレー6により発泡漏れ試験液が巻締部
2等の検査対象部に塗布される。CCD撮像素子を有す
るCCDカメラ7は発泡漏れ試験液が塗布された領域を
撮影する。画像処理装置8は撮影された画像を処理し、
漏れを検出し、処理した画像をモニタ9に表示する。な
お、検査対象領域に番号等を記載し、この番号を入れた
画面を撮影するようにすると、漏れを検出した場合漏れ
位置を特定することができる。
【0012】図2は処理画像の一例を示す。(A)はC
CDカメラ6で撮影したピンホール10からの漏洩によ
り泡が発生している状況で、11は泡の輪郭を示す。
(B)は所定の時間をおいて撮った2つの画像の差分を
表す差分画像12で、両画像の変化を示す。
【0013】図3は発泡の様子と差分画像により検出し
た画素数の例を示す図である。(A)は漏洩箇所におけ
る直径10mm程度の泡が発生した状況を示し、検出画
素数は729個である。(B)は漏洩箇所における直径
5mm程度の泡が発生した状況を示し、検出画素数は3
25個である。(C)は漏洩箇所のない所で液だれによ
り直径1mm以下の微細な泡が発生した状況を示し、検
出画素数は38個である。(D)は漏洩箇所のない所で
発生した液だれの状況を示し、検出画素数は85個であ
る。これにより漏洩が生じている場合は、液だれの場合
より検出画素数が多くなることがわかる。
【0014】図4は多数の液だれ現象の差分画像におけ
る検出画素数の分布図である。液だれ現象の差分画像に
おける画素数は160個以下が殆どであるので、160
個未満を除き、160個以上のとき漏れによる漏洩と判
定することができる。
【0015】次に本装置による漏洩検出方法を説明す
る。図5は漏洩検出フロー図である。先ず最初の画像を
入力しこれを画像1とする(S1)。泡が変化する時間
として1〜1.5秒待ち(S2)、次の画像を入力して
これを画像2とする(S3)。画像2から画像1を差し
引きこれを差分画像とする(S4)。この差分画像はS
2で待った間に変化した泡の変化画像を示す。漏れのな
い所では泡は発生しないので画像の変化はなく、差分画
像は零になる。この差分画像は濃淡を表す画素よりなっ
ている。この差分画像を所定の第1しきい値で2値化し
これを2値化第1画像とする(S5)。濃度は、例えば
黒を0とし、白を255としこの間を254階調に分け
たもので、第1しきい値は外乱等により生ずる画素を除
くものである。外乱等により生じた画素は濃度の小さい
ものが多いのでこの画素を除く。
【0016】このようにして得られた2値化第1画像を
前に得られた2値化第1画像に加算してゆく。最初の2
値化第1画像の場合、前の2値化第1画像はないので前
の画像を0としてこれに加算してゆく(S6)。この加
算が所定回数になるまで加算してゆく(S7)。これは
差分画像の平均をとるのと同等である。所定回数加算す
ると(S7)、この加算画像を第2しきい値で2値化
し、2値化第2画像とする(S8)。この第2しきい値
は外乱などによって生じた画素を取り除くものである。
【0017】この2値化第2画像の構成画素を数え(S
9)、この数えた値が所定の基準値(160×加算回
数)以上となったとき(S10)、漏洩が生じていると
して、このドラム缶を不合格とする(S11)。また所
定の基準値未満の場合は漏洩は発生していないとして合
格とする(S12)。
【0018】以上の漏洩検査は1つの領域の検査をしめ
すが、ドラム缶1を回転することにより、またはCCD
カメラ7を移動することにより、連続して検査を行なう
ことができる。また、第1しきい値、第2しきい値、加
算する回数は実験により適切な値を求めこれを使用す
る。本実施形態では検査対象としてドラム缶を用いた
が、気密性容器であれば、本発明は適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、ドラム缶について、発泡漏れ試験液塗布後所定の時
間をおいて撮影された画像の差分をとり、この差分画像
の画素が160個を越える場合、漏洩ありとして検査対
象のドラム缶を不合格にし、越えない場合は漏洩なしと
てそのドラム缶を合格とする。これによりドラム缶の漏
洩検出を精度よくかつ容易に行なうことができる。また
漏洩検査の自動化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の装置全体の構成を示す図であ
る。
【図2】(A)はCCDカメラによる画像を示し、
(B)は差分画像を示す。
【図3】発泡の様子と検出画素数の例を示す図である。
【図4】液だれ現象の差分画像における検出画素数の分
布を示す図である。
【図5】本実施形態の動作フロー図である。
【符号の説明】
1 ドラム缶 2 巻締部 3 加圧ライン 4 電磁弁 5 空気源 6 スプレー 7 CCDカメラ 8 画像処理装置 9 モニタ 10 ピンホール 11 泡輪郭 12 差分画像

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム缶を気体で加圧しドラム缶表面に
    発泡漏れ試験液を塗布しこの塗布部の画像よりドラム缶
    の漏れを検出する装置であって、前記塗布部を撮影する
    撮像装置と、この撮像装置が所定間隔で撮影した濃淡画
    像の差分をとり、この差分画像の所定のしきい値より濃
    度の大きい画素数を求め、この画素数が160以上のと
    き漏れがあると判定する画像処理装置と、を備えたこと
    を特徴とする画像処理によるドラム缶発泡漏れ検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置は、前記差分画像の所
    定のしきい値より濃度の大きい画素数を連続して複数回
    求めて加算し、この加算した画素数が160×(加算回
    数)以上のとき漏れがあると判定することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理によるドラム缶発泡漏れ検査装
    置。
JP3931398A 1998-02-20 1998-02-20 画像処理によるドラム缶発泡漏れ検査装置 Pending JPH11237302A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001135363A (ja) * 1999-11-01 2001-05-18 Sanyo Electric Co Ltd 電池の電解液リーク検査装置および電池の電解液リーク検査方法
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