JP7284361B1 - 金属缶外観検査装置、及び、金属缶外観検査方法 - Google Patents

金属缶外観検査装置、及び、金属缶外観検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の大型化及び装置の複雑化を招くことなく、巻締部の不良検査機能を向上させる。【解決手段】金属缶外観検査装置100は、リング型の形状を呈する照明装置(リング型照明装置12)と、照明装置の中心と同軸上に配置され、かつ、照明装置からの照明光による巻締上端の反射画像を撮影するカメラ(テレビカメラ14)と、カメラで撮影した画像をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像を取得するデジタル入力変換部21と、リング状画像の輝点二重リングの乱れ及びシーミングパネル部暗点リングの乱れを計測することにより、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出するシーミングパネル変化量検査部47と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、金属缶外観検査装置、及び、金属缶外観検査方法に関する。
従来、リング型照明装置から照明光を金属缶の巻締部に照射し、巻締部の反射画像に基づいて、金属缶の外観を検査する金属缶外観検査装置がある(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第3224667号公報 特許第5575675号公報
金属缶外観検査装置では、巻締部の複数種類の不良検査を単一装置で行うことが要望されつつある。しかしながら、従来の金属缶外観検査装置は、巻締部の複数種類の不良検査を単一装置で行うことを意図していないため、この要望を満たすためには、カメラを増設することを要し、装置が大型化したり、装置が複雑化したりして、設置スペースが大きくなったり、製造コストが上昇したりする可能性がある。そのため、金属缶外観検査装置では、装置の大型化及び装置の複雑化を招くことなく、巻締部の不良検査機能を向上させることが望まれる。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、装置の大型化及び装置の複雑化を招くことなく、巻締部の不良検査機能を向上させる金属缶外観検査装置、及び、金属缶外観検査方法を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、金属缶外観検査装置であって、リング型の形状を呈する照明装置と、前記照明装置の中心と同軸上に配置され、かつ、前記照明装置からの照明光による巻締上端の反射画像を撮影するカメラと、前記カメラで撮影した画像をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像を取得するデジタル入力変換部と、前記リング状画像の輝点二重リングの乱れ及びシーミングパネル部暗点リングの乱れを計測することにより、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出するシーミングパネル変化量検査部と、を備える、構成とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、装置の大型化及び装置の複雑化を招くことなく、巻締部の不良検査機能を向上させることができる。
実施形態に係る金属缶外観検査装置の概略構成図である。 金属缶外観検査装置で用いる画像処理装置の構成図である。 金属缶外観検査装置で用いるリング型照明装置の説明図(1)である。 金属缶外観検査装置で用いるリング型照明装置の説明図(2)である。 巻締部の撮影画像の説明図である。 巻締部の撮影画像の部分拡大図である。 舌だし不良の説明図である。 足だし不良の説明図である。 疑似巻締不良の説明図である。 スリップ不良の説明図である。 巻締部の断面構造の説明図である。 巻締部の断面構造の説明図である。 舌だし不良が発生している巻締部の撮影画像の説明図である。 T寸法変化量に基づいて、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出する場合の動作を示すフローチャートである。 シーミングパネル幅変化量に基づいて、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出する場合の動作を示すフローチャートである。 スリップ不良が発生している巻締部の撮影画像の説明図である。 スリップ不良が発生している巻締部の撮影画像の部分拡大図である。 スリップ不良を検出する場合の動作を示すフローチャートである。 良品の計測分布グラフ図(1)である。 良品の計測分布グラフ図(2)である。 良品の計測分布グラフ図(3)である。 舌だし不良の計測分布グラフ図(1)である。 舌だし不良の計測分布グラフ図(2)である。 舌だし不良の計測分布グラフ図(3)である。 足だし不良の計測分布グラフ図(1)である。 足だし不良の計測分布グラフ図(2)である。 足だし不良の計測分布グラフ図(3)である。 スリップ不良の計測分布グラフ図(1)である。 スリップ不良の計測分布グラフ図(2)である。 スリップ不良の計測分布グラフ図(3)である。 缶径違いの撮影画像の説明図(1)である。 缶径違いの撮影画像の説明図(2)である。 ミニシーム缶の巻締部に対する画像処理例の説明図(1)である。 ミニシーム缶の巻締部に対する画像処理例の説明図(2)である。 ミニシーム缶の巻締部に対する画像処理例の説明図(3)である。 ミニシーム缶の巻締部に対する画像処理例の説明図(4)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示しているに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
従来の金属缶外観検査装置では、缶径違いの品種(例えば204径蓋と202径蓋)に合わせて複数のカメラを設置するため、装置の大型化及び装置の複雑化を招いている。これに対して、本実施形態は、缶径違いの品種に拘わらず、1台のカメラ(テレビカメラ)で巻締部の不良を検査する金属缶外観検査装置100を提供することを意図している。
また、本実施形態は、1台のカメラ(テレビカメラ)で撮影した画像に基づいて巻締部の複数種類の不良を検査する金属缶外観検査装置100を提供することを意図している。
また、本実施形態は、従来の金属缶外観検査装置では行うことができなかったスリップ不良を検出することができる金属缶外観検査装置100を提供することも意図している。スリップ不良は、巻締機の調整バランスが狂うことで発生する不良であり、例えば、巻締機の保持手段に対して金属缶がスリップしてしまい、金属缶に傷(スリップ摺擦痕)を付けてしまう不良である。ちなみに、スリップ不良を検出する実施形態は、後記する図11に示すフローの処理に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態では、特許5575675号の各検査を行いながら、本発明も追加で実施可能とした。
<金属缶外観検査装置の全体構成>
以下、図1を参照して、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100の全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、ベルトコンベア11と、リング型照明装置12と、テレビカメラ14と、画像処理装置15と、排出機16と、を備えている。
ベルトコンベア11は、金属缶60を搬送する搬送機構である。図示例ではベルトコンベア11は、搬送方向A10に向けて金属缶60を搬送している。
リング型照明装置12は、リング型の形状を呈する照明装置である。リング型照明装置12は、リングの内部に設けられた発光部から金属缶60の巻締部61に向けて照明光12aを照射する。
テレビカメラ14は、金属缶60の巻締部61の画像を撮影する撮影手段である。テレビカメラ14は、リング型照明装置12の上方で、かつ、リング型照明装置12の中心と同軸上に配置されている。テレビカメラ14は、リング型照明装置12に設けられたリング内の空間を介して、金属缶60の巻締部61の画像を撮影する。撮影手段としては、静止画を撮影するカメラにすることもできる。
画像処理装置15は、テレビカメラ14で撮影された巻締部61の撮影画像を画像処理して、金属缶60の巻締部61に対して複数種類の不良の有無を検査する検査手段である。
排出機16は、金属缶60を外部に排出する機構である。排出機16には、画像処理装置15で不良が検出された金属缶60を選別してベルトコンベア11のライン上からライン外に排出する選別装置17が設けられている。
ここでは、例えば、食品用の金属缶60の缶胴と缶蓋との間の巻締部61の不良を金属缶外観検査装置100が検査する場合を想定して説明する。この場合に、金属缶外観検査装置100は、金属缶60の缶胴と缶蓋との間の巻締部61を上に向けた状態でベルトコンベア11によって搬送する。なお、金属缶60の缶胴と缶底との間の巻締部の不良を検査する場合は、缶胴と缶底との間の巻締部を上に向けた状態でベルトコンベア11によって搬送する。
係る構成において、金属缶外観検査装置100は、ベルトコンベア11によってリング型照明装置12の直下の手前の位置に金属缶60が搬送されると、図示せぬセンサで検知する。すると、金属缶外観検査装置100は、照明電源13を入れてリング型照明装置12を点灯させる。リング型照明装置12は、リングの内部に設けられた発光部から金属缶60の巻締部61に向けて照明光12aを照射する。
照明光12aは、金属缶60の巻締部61で反射して、反射光12bとしてテレビカメラ14の撮影部に入光する。これにより、テレビカメラ14は、金属缶60の巻締部61の撮影画像(巻締上端の撮影画像)を撮影する。このとき撮影される金属缶60の巻締部61の撮影画像(巻締上端の撮影画像)は、例えば、輝点二重リング50(図3D参照)を有するリング状画像となっている。
金属缶外観検査装置100は、テレビカメラ14から画像処理装置15に撮影画像を出力する。画像処理装置15は、撮影画像を画像処理して、金属缶60の巻締部61に対して複数種類の不良の有無を検査する。このとき行われる画像処理は、例えば、巻締部61のリング幅(巻締リング幅)を全周測定する処理等である。画像処理装置15は、不良の有無を検査すると、検査結果を排出機16に出力する。排出機16の選別装置17は、検査結果に基づいて、選別動作や不良の金属缶60の排出動作を行う。
<画像処理装置の構成>
以下、図2を参照して、画像処理装置15の構成について説明する。図2は、画像処理装置15の構成図である。
図2に示すように、画像処理装置15は、デジタル入力変換部21と、画像メモリ22と、画像計測演算処理部23と、プルトップ辞書設定部24と、辞書メモリ25と、不良判定閾値設定部26と、不良閾値メモリ27と、ノイズ除去閾値設定部28と、ノイズ閾値メモリ29と、ノイズ除去演算部30と、巻締不良判定演算部31と、計測判定方法切替部32と、を備える。
デジタル入力変換部21は、テレビカメラ14で撮影された巻締上端の撮影画像SG11をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像SG12を取得する構成要素である。
画像メモリ22は、デジタル入力変換部21で取得された巻締上端のリング状画像SG12を記憶する構成要素である。
画像計測演算処理部23は、デジタル多階調画像に変換された巻締上端のリング状画像SG12から巻締部61のリング状画像の寸法を計測(演算)する構成要素である。
プルトップ辞書設定部24は、プルトップの径や形状等に関する辞書データを設定する構成要素である。
辞書メモリ25は、プルトップ辞書設定部24によって設定されたプルトップの径や形状等に関する辞書データを記憶する構成要素である。
不良判定閾値設定部26は、巻締部61の不良判定用の閾値を設定する構成要素である。
不良閾値メモリ27は、不良判定閾値設定部26によって設定された不良判定用の閾値を記憶する構成要素である。
ノイズ除去閾値設定部28は、画像計測演算処理部23で計測される巻締部61のリング状画像の計測寸法に対してノイズとして除去する閾値(ノイズ除去用の閾値)の限界値を設定する構成要素である。
ノイズ閾値メモリ29は、ノイズ除去用の閾値を記憶する構成要素である。
ノイズ除去演算部30は、巻締上端のリング状画像SG12からノイズを除去するための演算を行う構成要素である。
巻締不良判定演算部31は、巻締上端のリング状画像SG12に基づいて巻締部61の不良の有無を判定する構成要素である。巻締不良判定演算部31は、巻締部61の不良の有無を判定した結果(合否結果49)を排出機16や図示せぬ表示装置等に出力する。
計測判定方法切替部32は、不良部の有無の検査に用いる検査部を切り替える構成要素である。
係る構成において、金属缶外観検査装置100は、テレビカメラ14で撮影された巻締上端の撮影画像SG11を入力画像(入力信号)として画像処理装置15に入力する。デジタル入力変換部21は、入力画像(巻締上端の撮影画像SG11)をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像SG12を取得して画像メモリ22に格納する。
画像計測演算処理部23は、画像メモリ22に格納された巻締上端のリング状画像SG12から巻締部61のリング状画像の寸法を計測(演算)する。
ノイズ除去閾値設定部28は、画像計測演算処理部23で計測される巻締部61のリング状画像の計測寸法に対してノイズとして除去する閾値(ノイズ除去用の閾値)の限界値を設定し、ノイズ閾値メモリ29に記憶する。
ノイズ除去演算部30は、画像計測演算処理部23で計測した値とノイズ閾値メモリ29との値を比較し、ノイズデータを判別し除去する。
不良判定閾値設定部26は、ノイズ除去後の有効データに対して良否判定の限界値を設定し、不良閾値メモリ27に記憶する。
巻締不良判定演算部31は、ノイズ除去後の有効データと不良閾値メモリ27との値を比較し合否(良否)判別して、合否(良否)結果を排出機16や図示せぬ表示装置等に出力する。
また、画像処理装置15は、巻締厚さT寸法検査部41と、T寸法変化量検査部42と、シーミングパネル傷検査部43と、プルトップ形状寸法検査部44と、座屈特徴検査部45と、内圧特徴検査部46と、シーミングパネル変化量検査部47と、スリップ特徴検査部48と、を備えている。画像処理装置15は、シーミングパネル変化量検査部47とスリップ特徴検査部48の動作に大きな特徴があるので、ここでは、シーミングパネル変化量検査部47とスリップ特徴検査部48を重点的に説明する。
巻締厚さT寸法検査部41は、巻締部61の厚さであるT寸法(図5)を検査する構成要素である。
T寸法変化量検査部42は、巻締部61の全周でのT寸法(図5)の変化量を検査する構成要素である。
シーミングパネル傷検査部43は、シーミングパネル64(図5参照)の傷を検査する構成要素である。
プルトップ形状寸法検査部44は、プルトップの形状を検査する構成要素である。
座屈特徴検査部45は、金属缶60の座屈を検査する構成要素である。
内圧特徴検査部46は、金属缶60の内圧による歪み等の特徴を検査する構成要素である。
シーミングパネル変化量検査部47は、シーミングパネル64(図5参照)の全周でのT寸法(図5)の変化量を検査する構成要素である。
スリップ特徴検査部48は、金属缶60のスリップ不良の特徴を検査する構成要素である。
<リング型照明装置の構成>
以下、図3Aと図3Bを参照して、リング型照明装置12の構成について説明する。図3Aと図3Bは、それぞれ、リング型照明装置12の説明図である。
図3Aに示すように、テレビカメラ14は、シーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)の反射光を十分に撮影可能な高さ(例えば、200~800mmの高さ)に設置されている。シーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)は、金属缶60の巻締部61の外周側のラジアス部(湾曲部)である。
リング型照明装置12の内径は、好ましくは、缶蓋直径の2倍以上であるとよい。リング型照明装置12は、金属缶60の蓋から任意の距離(図3Aに示す例では、5~15mm)離間した高さの位置に設置されるとよい。
図3Bに示すように、缶蓋巻締後の金属缶60の上部に配置された、缶蓋直径の2倍以上のリング型照明装置12は、缶蓋の巻締部61を照明する。これにより、缶蓋の巻締部61の外周側のシーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)と缶蓋の巻締部61の内周側のシーミングパネル・ラジアス部65(図5参照)は、照明光12aを受けて反射光12bを反射する。リング型照明装置12の上部に配置されたテレビカメラ14は、金属缶60の巻締部61の画像を撮影する。
テレビカメラ14で撮影される巻締部61の撮影画像は、シーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)のエッジとシーミングパネル・ラジアス部65(図5参照)のエッジとの撮像エッジ間隔Δd(図5参照)と、シーミングパネル64(図5参照)と、プルトップ部分と、内圧組成変形部分とを一度に撮影し画像処理することが可能であるとよい。
<巻締部の撮影画像>
以下、図3Cと図3Dを参照して、テレビカメラ14で撮影される巻締部61の撮影画像について説明する。図3Cは、巻締部61の撮影画像I11の説明図である。図3Dは、巻締部61の撮影画像I11の部分拡大図である。図3Dは、図3Cに示す部位R11の構成を拡大して示している。図3Cに示すように、巻締部61の撮影画像(巻締上端の撮影画像)は、輝点二重リング50(図3D参照)を有するリング状画像となっている。図3Dに示すように、輝点二重リング50は、暗点リング部51を挟んで、外側に外リング部50aが配され、内側に内リング部50bが配された構成になっている。暗点リング部51は、図5に示すシーミングパネル64(非反射部)に対応する部位であり、外リング部50a及び内リング部50bよりも暗くなっている。外リング部50aは、図5に示すシーミングウォール・ラジアス部63(反射部)に対応する部位であり、暗点リング部51よりも明るくなっている。内リング部50bは、図5に示すシーミングパネル・ラジアス部65(反射部)に対応する部位であり、暗点リング部51よりも明るくなっている。外リング部50aと内リング部50bの明るさは、ほぼ同じである。
<金属缶の不良>
以下、図4Aから図4Dを参照して、金属缶60の不良について説明する。
図4Aは、舌だし不良部E11の説明図である。舌だし不良部E11は、金属缶60のボディがはみ出している不良部である。
図4Bは、足だし不良部E12の説明図である。足だし不良部E12は、金属缶60の蓋がはみ出している不良部である。
図4Cは、疑似巻締不良部E13の説明図である。疑似巻締不良部E13は、金属缶60の巻締部61の締めが不十分な不良部である。
図4Dは、スリップ不良部E14の説明図である。スリップ不良部E14は、巻締機の調整バランスが狂うことで発生する不良部であり、例えば、巻締機の保持手段に対して金属缶60がスリップしてしまうことで、金属缶60に傷(スリップ摺擦痕)が付いている不良部である。
金属缶外観検査装置100は、これらの不良を簡単な構成で検査できるようにすることを意図したものである。
図4Aから図4Cに示す舌だし不良部E11と足だし不良部E12と疑似巻締不良部E13について、金属缶外観検査装置100は、図8に示すフローに沿って、図5に示すT寸法tの変化量を検査することで、不良の有無を判定する。
又は、図4Aから図4Cに示す舌だし不良部E11と足だし不良部E12と疑似巻締不良部E13について、金属缶外観検査装置100は、図9に示すフローに沿って、図6に示すシーミングパネル幅(すなわち、シーミングパネル64の幅)の変化量を検査することで、不良部の有無を判定する。
また、スリップ不良部E14について、金属缶外観検査装置100は、図11に示すフローに沿って、輝点二重リング50(図3D参照)のエッジ位置を検査することで、不良部の有無を判定する。
<巻締部の断面構造>
以下、図5及び図6を参照して、金属缶60の断面構造について説明する。図5と図6は、それぞれ、巻締部61の断面構造の説明図である。
図5及び図6に示すように、金属缶60の巻締部61は、外周側の缶胴の延在方向と同方向にシーミングウォール62を備え、内周側の缶胴の延在方向と同方向にチャックウォール66を備えている。シーミングウォール62とチャックウォール66との間には、外周側から内周側に向けて、シーミングウォール・ラジアス部63、シーミングパネル64、シーミングパネル・ラジアス部65が設けられている。シーミングウォール・ラジアス部63は、シーミングウォール62からシーミングパネル64に向けて折り曲げられた部位である。シーミングパネル64は、巻締部61の頂面に該当する部位である。シーミングパネル・ラジアス部65は、シーミングパネル64からチャックウォール66に向けて折り曲げられた部位である。チャックウォール66の内周側には、カウンターシンク67が設けられている。シーミングウォール62とシーミングパネル64は、照明光12aが反射しない非反射部となっている。また、シーミングウォール・ラジアス部63とシーミングパネル・ラジアス部65とチャックウォール66の上部は、照明光12aが反射する反射部となっている。シーミングウォール・ラジアス部63は、照明光12aが反射することで、反射輝点部68aとして撮影画像に映り込む。また、シーミングパネル・ラジアス部65は、照明光12aが反射することで、反射輝点部68bとして撮影画像に映り込む。また、シーミングパネル64は、照明光12aが反射しないため、暗点部69として撮影画像に映り込む。図3Dに示す例では、反射輝点部68aが外リング部50aとして撮影画像I11に映り込み、反射輝点部68bが内リング部50bとして撮影画像I11に映り込み、暗点部69が暗点リング部51として撮影画像I11に映り込んでいる。
図5は、缶巻締厚さをT寸法tとし、輝点二重リング50(図3D参照)の幅を撮像エッジ間隔Δdとして、舌だし不良部E11(図4A)と足だし不良部E12(図4B)と疑似巻締不良部E13(図4C)を検査する場合の例を示している。
また、図6は、缶巻締厚さをT寸法tとし、暗点リング部51(図3D参照)の幅を撮像エッジ間隔Δdaとして、舌だし不良部E11(図4A)と足だし不良部E12(図4B)と疑似巻締不良部E13(図4C)を検査する場合の例を示している。
<舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検査する場合の動作>
以下、図7及び図8を参照して、舌だし不良部E11(図4A)と足だし不良部E12(図4B)と疑似巻締不良部E13(図4C)を検査する場合の金属缶外観検査装置100の動作について説明する。図7は、舌だし不良が発生している巻締部61の撮影画像の説明図である。図8は、T寸法変化量に基づいて、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検査する場合の動作を示すフローチャートである。舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良は、金属缶60の一部位に単発的に発生する不良であるので、金属缶60のT寸法やシーミングパネル64の幅等の微小変化を検出することで、検査することができる。
図7に示すように、舌だし不良部E11には以下の特徴がある。
(1)不良部のΔdが大きい。
(2)不良部と非不良部から算出されるΔDIFが大きい。
金属缶外観検査装置100の画像処理装置15は、例えば図5に示すT寸法tの変化量を用いて舌だし不良部E11(図4A)等を検査する場合に、図8に示す処理を実行する。
図8に示すように、金属缶外観検査装置100の画像処理装置15は、テレビカメラ14から映像(金属缶の巻締部61の撮影画像)を入力する(ステップS105)。次に、画像処理装置15は、デジタル入力変換部21(図2)で映像(金属缶の巻締部61の撮影画像)をデジタル転送して(つまり、撮影画像をデジタル多階調画像に変換して)多階調化された巻締上端のリング状画像を取得する(ステップS110)。
次に、画像処理装置15は、画像計測演算処理部23(図2)で巻締上端のリング状画像の中心位置を計測し(ステップS115)、中心位置の周囲を一定サンプル角度θで、輝点二重リング50(図3D)の全周の撮像エッジ間隔Δd1~Δdnを計測する(ステップS120)。撮像エッジ間隔Δd1~Δdnの計測については、公知技術の手法(例えば特許第3557372号公報に記載されたもの)を利用することができる。
次に、画像処理装置15は、ノイズ除去演算部30(図2)で水滴等のノイズ情報を除去する(ステップS125)。水滴等のノイズ情報の除去については、公知技術の手法(例えば特許第4464332号公報に記載されたもの)を利用することができる。
次に、画像処理装置15は、計測判定方法切替部32(図2)でT寸法変化量検査部42(図2)を選択し、T寸法変化量検査部42(図2)で、巻締部61の全周に亘ってT寸法変化量ΔDIFを算出する(ステップS130)。
ここでは、T寸法変化量検査部42(図2)は、以下の式(1)でT寸法変化量ΔDIFを算出するものとする。
ΔDIF=|Δdn-Δd(n+m)| …(1)
次に、画像処理装置15は、T寸法変化量検査部42(図2)でT寸法変化量ΔDIFが上限閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS135)。T寸法変化量ΔDIFが上限閾値を超過しているか否かの判定については、公知技術の手法(例えば特許第3224667号公報に記載されたもの)を利用することができる。
ステップS135の判定で、T寸法変化量ΔDIFが上限閾値を超過していると判定される場合に、T寸法変化量検査部42(図2)は、巻締部61に巻締不良が発生している(NG)と判定する。ここで判定される巻締不良は、舌だし不良部E11(図4A)、足だし不良部E12(図4B)、疑似巻締不良部E13(図4C)等の、シーミングパネル形状に有意差を示す不良である。一方、ステップS135の判定で、T寸法変化量ΔDIFが上限閾値を超過していないと判定される場合に、T寸法変化量検査部42(図2)は、巻締部61に巻締不良が発生していない(OK)と判定する。
ここで、図8のフローについて、図5を用いて詳細に説明する。図5に示すように、シーミングウォール・ラジアス部63とシーミングパネル・ラジアス部65は、反射輝点部68aがリング状に繋がる外リング部50a(図3D参照)と、反射輝点部68bがリング状に繋がる外リング部50a(図3D参照)と、を含む輝点二重リング50(図3D参照)として撮影される。ここで、輝点二重リング50(図3D参照)のリングエッジは、シーミングウォール・ラジアス部63の最外エッジ座標P1とシーミングパネル・ラジアス部65の最内エッジ座標P2とである。その幅である撮像エッジ間隔Δdは、撮像エッジ間隔Δd=|P1-P2|≒缶巻締厚さ(すなわち、T寸法t)として計測できる。
この撮像エッジ間隔Δdを一定サンプル角度θで全周計測し、その円周方向微分したT寸法変化量ΔDIFは、T寸法変化量ΔDIF=|Δdn-Δd(n+m)|として算出することができる。そして、T寸法変化量検査部42(図2)は、T寸法変化量ΔDIFの最大値を求め、最大値が上限閾値を超過しているか否かを判定する。T寸法変化量ΔDIFの最大値が上限閾値を超過している場合に、T寸法変化量検査部42(図2)は、巻締不良が発生していると判定する。
また、金属缶外観検査装置100の画像処理装置15は、例えば図6に示すシーミングパネル幅(すなわち、シーミングパネル64の幅)の変化量を用いて舌だし不良部E11(図4A)等を検査する場合に、図9に示す処理を実行する。図9は、シーミングパネル幅変化量に基づいて、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検査する場合の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、金属缶外観検査装置100の画像処理装置15は、テレビカメラ14から映像(金属缶の巻締部61の撮影画像)を入力する(ステップS205)。次に、画像処理装置15は、デジタル入力変換部21(図2)で映像(金属缶の巻締部61の撮影画像)をデジタル転送して(つまり、撮影画像をデジタル多階調画像に変換して)多階調化された巻締上端のリング状画像を取得する(ステップS210)。
次に、画像処理装置15は、画像計測演算処理部23(図2)で巻締上端のリング状画像の中心位置を計測し(ステップS215)、中心位置の周囲を一定サンプル角度θで、暗点リング部51(図3D)の全周の撮像エッジ間隔Δd1a~Δdanを計測する(ステップS220)。撮像エッジ間隔Δd1~Δdnの計測については、公知技術の手法(例えば特許第3557372号公報に記載されたもの)を利用することができる。
次に、画像処理装置15は、ノイズ除去演算部30(図2)で水滴等のノイズ情報を除去する(ステップS225)。水滴等のノイズ情報の除去については、公知技術の手法(例えば特許第4464332号公報に記載されたもの)を利用することができる。
次に、画像処理装置15は、計測判定方法切替部32(図2)でシーミングパネル変化量検査部47(図2)を選択し、シーミングパネル変化量検査部47(図2)で、巻締部61の全周に亘ってシーミングパネル幅変化量ΔDIFaを算出する(ステップS230)。
ここでは、シーミングパネル変化量検査部47(図2)は、以下の式(2)でシーミングパネル幅変化量ΔDIFaを算出するものとする。
ΔDIFa=|Δdan-Δda(n+m)| …(2)
次に、画像処理装置15は、シーミングパネル変化量検査部47(図2)でシーミングパネル幅変化量ΔDIFaが上限閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS235)。シーミングパネル幅変化量ΔDIFaが上限閾値を超過しているか否かの判定については、公知技術の手法(例えば特許第3224667号公報に記載されたもの)を利用することができる。
ステップS235の判定で、シーミングパネル幅変化量ΔDIFaが上限閾値を超過していると判定される場合に、シーミングパネル変化量検査部47(図2)は、巻締部61に巻締不良が発生している(NG)と判定する。一方、ステップS235の判定で、シーミングパネル幅変化量ΔDIFaが上限閾値を超過していないと判定される場合に、シーミングパネル変化量検査部47(図2)は、巻締部61に巻締不良が発生していない(OK)と判定する。
ここで、図9のフローについて、図6を用いて詳細に説明する。図6に示すように、シーミングパネル64は、暗点部69がリング状に繋がる暗点リング部51(図3D参照)として撮影される。ここで、暗点リング部51(図3D参照)のリングエッジは、シーミングウォール・ラジアス部63の最内エッジ座標P1aとシーミングパネル・ラジアス部65の最外エッジ座標P2aとである。その幅である撮像エッジ間隔Δdaは、撮像エッジ間隔Δda=|P1a-P2a|≒シーミングパネル幅(すなわち、シーミングパネル64の幅)として計測できる。
この撮像エッジ間隔Δdaを一定サンプル角度θで全周計測し、その円周方向微分したシーミングパネル幅変化量ΔDIFaは、シーミングパネル幅変化量ΔDIFa=|Δdan-Δda(n+m)|として算出することができる。そして、シーミングパネル変化量検査部47(図2)は、シーミングパネル幅変化量ΔDIFaの最大値を求め、最大値が上限閾値を超過しているか否かを判定する。シーミングパネル幅変化量ΔDIFaの最大値が上限閾値を超過している場合に、シーミングパネル変化量検査部47(図2)は、巻締不良が発生していると判定する。
<スリップ不良を検査する場合の動作>
以下、図10A及び図10B、並びに、図11を参照して、スリップ不良部E14(図4D)を検査する場合の金属缶外観検査装置100の動作について説明する。図10Aは、スリップ不良が発生している巻締部61の撮影画像I12の説明図である。図10Bは、スリップ不良が発生している巻締部61の撮影画像I12の部分拡大図である。図11は、スリップ不良を検査する場合の動作を示すフローチャートである。スリップ不良は、金属缶60の円周方向に長尺に亘って発生する不良である。このようなスリップ不良は、金属缶60のT寸法やシーミングパネル64の幅等の微小変化を検出する手法では、正常品のばらつきに埋没してしまうため、検査することができない。つまり、スリップ不良は、図8及び図9に示すフローの処理では、検査することができない。そこで、金属缶外観検査装置100は、以下に説明する処理を行うことで、スリップ不良の検査を行う。
図10Bは、図10Aに示す部位R12の構成を拡大して示している。部位R12には、スリップ不良部E14が発生している。図10Bに示すように、スリップ不良部E14には以下の特徴がある。
・輝点二重リング50の外リング部50a及び内リング部50bのいずれか一方又は双方の円弧の輪郭に歪みがある。
図10Bに示す例では、外リング部50aの内側の輪郭に歪み(つまり、スリップ不良部E14)が発生している。金属缶外観検査装置100は、輝点二重リング50の全周のエッジ位置を検査し、歪み(スリップ不良部E14)が発生している箇所を検出する。金属缶外観検査装置100は、スリップ不良部E14に対して、巻締部6に歪み(スリップ不良部E14)が発生していない場合の円弧上に任意の数の実点を設定する。座標P11,P12,P13,P14,P15は、この時設定された実点の座標を示している。また、金属缶外観検査装置100は、スリップ不良部E14に対して、円弧上に補完された仮想上の円弧座標PP13を設定する。仮想上の円弧座標PP13は、歪み(スリップ不良部E14)が発生している巻締部61の円弧上に仮想的に設定された円弧仮想点のエッジ座標である。そして、金属缶外観検査装置100は、仮想上の円弧座標PP13と座標P13との誤差を算出することで、スリップ不良部E14の有無を判定する。座標P13は、巻締部6に歪み(スリップ不良部E14)が発生していない場合の実点のエッジ座標である。
具体的には、図11に示すように、金属缶外観検査装置100の画像処理装置15は、テレビカメラ14から映像(金属缶の巻締部61の撮影画像)を入力する(ステップS305)。次に、画像処理装置15は、デジタル入力変換部21(図2)で映像(金属缶の巻締部61の撮影画像)をデジタル転送して(つまり、撮影画像をデジタル多階調画像に変換して)多階調化された巻締上端のリング状画像を取得する(ステップS310)。
次に、画像処理装置15は、画像計測演算処理部23(図2)で巻締上端のリング状画像の中心位置を計測し(ステップS315)、中心位置の周囲を一定サンプル角度θで、輝点二重リング50(図3D)の全周の一定サンプル角度θでエッジ位置P[11]~P[n]を計測する(ステップS320)。
次に、画像処理装置15は、計測判定方法切替部32(図2)でスリップ特徴検査部48(図2)を選択し、スリップ特徴検査部48(図2)で、巻締部61の全周に亘って、エッジ位置P[11]~P[n]から計算される円弧座標PP[(11+n)/2]を算出し、さらに、円弧仮想点のエッジ座標と実点のエッジ座標との誤差寸法ΔDIF[(11+n)/2]を算出する(ステップS325)。
ここでは、スリップ特徴検査部48(図2)は、以下の式(3)で、円弧仮想点のエッジ座標と実点のエッジ座標との誤差寸法ΔDIF[(11+n)/2]を算出するものとする。
ΔDIF[(11+n)/2]=|PP[(11+n)/2]-P[((11+n)/2]|
スリップ特徴検査部48(図2)は、円弧仮想点のエッジ座標と実点のエッジ座標との誤差寸法ΔDIF[(11+n)/2]を円周方向に移動しながら全周計測し、最大誤差寸法MAXΔDIFを検出する。
次に、画像処理装置15は、スリップ特徴検査部48(図2)で最大誤差寸法MAXΔDIFが上限閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS330)。最大誤差寸法MAXΔDIFが上限閾値を超過しているか否かの判定については、公知技術の手法(例えば特許第3224667号公報に記載されたもの)を利用することができる。
ステップS330の判定で、最大誤差寸法MAXΔDIFが上限閾値を超過していると判定される場合に、スリップ特徴検査部48(図2)は、巻締部61にスリップ不良が発生している(NG)と判定する。一方、ステップS330の判定で、最大誤差寸法MAXΔDIFが上限閾値を超過していないと判定される場合に、スリップ特徴検査部48(図2)は、巻締部61にスリップ不良が発生していない(OK)と判定する。
このように、金属缶外観検査装置100は、スリップ特徴検査部48(図2)で、円弧仮想点のエッジ座標と実点のエッジ座標との誤差寸法ΔDIF[(11+n)/2]を円周方向に移動しながら全周計測し、最大誤差寸法MAXΔDIFを検出し、最大誤差寸法MAXΔDIFが上限閾値を超過しているか否かを判定することで、スリップ不良を検査する。
<良品、舌だし不良、足だし不良、スリップ不良の特性>
金属缶外観検査装置100は、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良等の、シーミングウォール・ラジアス部63(図5)とシーミングパネル・ラジアス部65(図5)とに顕著な特徴が現れる巻締不良に対して、図8に示すフローの処理又は図9に示すフローの処理を行うことにより検出する。また、金属缶外観検査装置100は、金属缶60の円周方向に長尺に亘って発生するスリップ不良に対して、図11に示すフローの処理を行うことにより検出する。ここで、図12Aから図15Cに、一例として、良品(正常品)、舌だし不良、足だし不良、スリップ不良の特徴グラフを示す。図12Aから図12Cは、それぞれ、良品の計測分布グラフ図である。図13Aから図13Cは、それぞれ、舌だし不良の計測分布グラフ図である。図14Aから図14Cは、それぞれ、足だし不良の計測分布グラフ図である。図15Aから図15Cは、それぞれ、スリップ不良の計測分布グラフ図である。
図12Aは、良品(正常品)の巻締部61の全周における計測分布グラフ図である。図12Aでは、中心位置から外エッジ(シーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)のエッジ)までの距離を細線で示し、中心位置から内エッジ(シーミングパネル・ラジアス部65(図5参照)のエッジ)までの距離を太線で示し、巻締幅(巻締部61のT寸法)を中太線で示している(以下、図13A、図14A、図15Aにおいても同様)。
図12Bは、良品(正常品)の巻締部61の全周における測定幅差と巻締幅の計測分布グラフ図である。図12Bでは、測定幅差を細線で示し、巻締幅を太線で示している(以下、図13B、図14B、図15Bにおいても同様)。
図12Cは、良品(正常品)の巻締部61の全周における外エッジと内エッジの計測分布グラフ図である。図12Cでは、中心位置から外エッジ(シーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)のエッジ)までの距離を細線で示し、中心位置から内エッジ(シーミングパネル・ラジアス部65(図5参照)のエッジ)までの距離を太線で示している(以下、図13C、図14C、図15Cにおいても同様)。
図13Aは、舌だし不良品の巻締部61の全周における計測分布グラフ図である。
図13Bは、舌だし不良品の巻締部61の全周における測定幅差と巻締幅の計測分布グラフ図である。
図13Cは、舌だし不良品の巻締部61の全周における外エッジと内エッジの計測分布グラフ図である。
図14Aは、足だし不良品の巻締部61の全周における計測分布グラフ図である。
図14Bは、足だし不良品の巻締部61の全周における測定幅差と巻締幅の計測分布グラフ図である。
図14Cは、足だし不良品の巻締部61の全周における外エッジと内エッジの計測分布グラフ図である。
図15Aは、スリップ不良品の巻締部61の全周における計測分布グラフ図である。
図15Bは、スリップ不良品の巻締部61の全周における測定幅差と巻締幅の計測分布グラフ図である。
図15Cは、スリップ不良品の巻締部61の全周における外エッジと内エッジの計測分布グラフ図である。
図13Aから図15Cに示すように、舌だし不良品と足だし不良品とスリップ不良品は、いずれも、良品(正常品)(図12Aから図12C)よりも、外エッジと内エッジの値が高くなる箇所が発生している。
<撮影画像と画像処理>
図3Aに示すように、金属缶外観検査装置100のテレビカメラ14は、シーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)の反射光を十分に撮影可能な高さ(例えば、200~800mmの高さ)に設置されている。そのため、図16A及び図16Bに示すように、金属缶外観検査装置100は、缶径違いの品種(例えば204径蓋と202径蓋)に拘わらず、1台のテレビカメラ14で撮影した撮影画像に基づいて巻締部61の不良を検査することができる。図16A及び図16Bは、それぞれ、缶径違いの撮影画像の説明図である。図16Aは、204径蓋の金属缶60の巻締部61の撮影画像I21を示している。一方、図16Bは、202径蓋の金属缶60の巻締部61の撮影画像I22を示している。
図16A及び図16Bに示すように、金属缶外観検査装置100は、缶径違いの品種(例えば204径蓋と202径蓋)に拘わらず、1台のテレビカメラ14で、シーミングウォール・ラジアス部63(図5参照)に対応する外リング部50a(輝点リング)とシーミングパネル・ラジアス部65(図5参照)に対応する外リング部50a(輝点リング)とを明確に撮像することができる。
また、日本国外では、コストダウンを図るために、シーミングパネル64(図5参照)の幅を短くして、巻締部61の幅を約2.4mmに小さくしたミニシーム缶が多く採用されている。このようなミニシーム缶には、シーミングパネル・ラジアス部65(図5参照)よりも内側にラジアス部(湾曲部)がさらに設けられている。そのため、テレビカメラ14でミニシーム缶の巻締部61を撮影した場合に、図17Aに示すように、シーミングパネル・ラジアス部65(図5参照)に対応する内リング部50b(輝点リング)よりも内側に別の輝点リングが撮影画像I22aに映り込む。金属缶外観検査装置100は、ミニシーム缶の巻締部61に対して、図17Aから図17Dに示す処理を行うことで、各種の不良を検査し易い画像を取得する。図17Aから図17Dは、ミニシーム缶の巻締部61に対する画像処理例の説明図である。金属缶外観検査装置100は、画像計測演算処理部23で、撮影画像I22a(図17A)に映り込んでいる、内リング部50bよりも内側の輝点リングに対してマスク処理を行う。これにより、図17Bに示すように、金属缶外観検査装置100は、内リング部50bを比較的検出し易い撮影画像I22bを取得する。そして、図17Cに示す撮影画像I22cのように、金属缶外観検査装置100は、図8に示すフローの処理を行う場合に、T寸法変化量検査部42(図2)で、撮影画像I22b(図17B)に基づいて、巻締部61の全周に亘ってT寸法変化量ΔDIFを算出する。又は、図17Cに示す撮影画像I22cのように、金属缶外観検査装置100は、図9に示すフローの処理を行う場合に、シーミングパネル変化量検査部47(図2)で、撮影画像I22b(図17B)に基づいて、巻締部61の全周に亘ってシーミングパネル幅変化量ΔDIFaを算出する。そして、図17Dに示すように、金属缶外観検査装置100は、測定結果を表示した撮影画像I22dを作成する。このように、金属缶外観検査装置100は、ミニシーム缶の巻締部61に対してもマスク処理を行うことで、巻締不良の検査を良好に行うことができる。
<金属缶外観検査装置の主な特徴>
(1)図1と図2に示すように、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、リング型照明装置12と、テレビカメラ14と、デジタル入力変換部21と、シーミングパネル変化量検査部47と、を備える。テレビカメラ14は、リング型照明装置12の中心と同軸上に配置され、かつ、リング型照明装置12からの照明光による巻締上端の反射画像を撮影する。デジタル入力変換部21は、テレビカメラ14で撮影した画像をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像を取得する。シーミングパネル変化量検査部47は、リング状画像の輝点二重リングの乱れ及びシーミングパネル部暗点リングの乱れを計測することにより、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出する。
このような本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、装置の大型化及び装置の複雑化を招くことなく、巻締部61の不良検査機能を向上させて、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出することができる。
(2)図1と図2に示すように、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、リング型照明装置12と、リング型照明装置12と、テレビカメラ14と、デジタル入力変換部21と、スリップ特徴検査部48と、を備える。スリップ特徴検査部48は、リング状画像の輝点二重リングのエッジ座標から計算される円弧仮想点と実点の誤差寸法を判定することにより、スリップ不良を検出する。
このような本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、巻締機の調整バランスが狂うことで発生するスリップ不良を検出することができる。
(3)図1と図2に示すように、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、シーミングパネル変化量検査部47とスリップ特徴検査部48の双方を備える構成であるとよい。
このような本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、装置の大型化及び装置の複雑化を招くことなく、巻締部61の不良検査機能を向上させて、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良の検出に加え、スリップ不良の検出も行うことができる。
(4)図1と図2に示すように、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100において、舌だし不良と足だし不良と疑似巻締不良とスリップ不良の検出に使用する画像を撮影するテレビカメラ14が1台であるとよい。
このような本実施形態に係る金属缶外観検査装置100は、1台のテレビカメラ14で撮影した撮影画像に基づいて、舌だし不良と足だし不良と疑似巻締不良とスリップ不良を検出することができる。このような金属缶外観検査装置100は、装置の大型化及び装置の複雑化を招かないため、省スペース化や、製造コストの低減を図ることができる。
以上の通り、本実施形態に係る金属缶外観検査装置100によれば、装置の大型化及び装置の複雑化を招くことなく、巻締部61の不良検査機能を向上させることができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、前記した実施形態では、金属缶外観検査装置100は、撮影手段としてテレビカメラ14を用いているが、テレビカメラ14に限らず、静止画を撮影するカメラであってもよい。
11 ベルトコンベア(搬送部)
12 リング型照明装置(照明装置)
14 テレビカメラ(カメラ)
15 画像処理装置
21 デジタル入力変換部
22 画像メモリ
23 画像計測演算処理部
31 巻締不良判定演算部
32 計測判定方法切替部
47 シーミングパネル変化量検査部
48 スリップ特徴検査部
50 輝点二重リング
50a 外リング部
50b 内リング部
51 暗点リング部
60 金属缶
61 巻締部
62 シーミングウォール(非反射部)
63 シーミングウォール・ラジアス部(反射部)
64 シーミングパネル(非反射部)
65 シーミングパネル・ラジアス部(反射部)
66 チャックウォール
67 カウンターシンク
68a,68b 反射輝点部
69 暗点部
100 金属缶外観検査装置
E11 舌だし不良部
E12 足だし不良部
E13 疑似巻締不良部
E14 スリップ不良部
P1,P2a 最外エッジ座標
P1a,P2 最内エッジ座標
P11,P12,P13,P14,P15 座標(実点)
PP13 仮想上の円弧座標(円弧仮想点)
t 缶巻締厚さ(T寸法)
Δd,Δd1,Δdn 撮像エッジ間隔
ΔDIF T寸法変化量
ΔDIFa T寸法変化量
ΔDIF[(11+n)/2] 誤差寸法
MAXΔDIF 最大誤差寸法

Claims (7)

  1. リング型の形状を呈する照明装置と、
    前記照明装置の中心と同軸上に配置され、かつ、前記照明装置からの照明光による巻締上端の反射画像を撮影するカメラと、
    前記カメラで撮影した画像をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像を取得するデジタル入力変換部と、
    前記リング状画像の輝点二重リングの乱れ及びシーミングパネル部暗点リングの乱れを計測することにより、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出するシーミングパネル変化量検査部と、を備える、
    ことを特徴とする金属缶外観検査装置。
  2. リング型の形状を呈する照明装置と、
    前記照明装置の中心と同軸上に配置され、かつ、前記照明装置からの照明光による巻締上端の反射画像を撮影するカメラと、
    前記カメラで撮影した画像をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像を取得するデジタル入力変換部と、
    前記リング状画像の輝点二重リングのエッジ座標から計算される円弧仮想点と実点の誤差を判定することにより、スリップ不良を検出するスリップ特徴検査部と、を備える、
    ことを特徴とする金属缶外観検査装置。
  3. 請求項2に記載の金属缶外観検査装置において、
    前記リング状画像の輝点二重リングの乱れ及びシーミングパネル部暗点リングの乱れを計測することにより、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出するシーミングパネル変化量検査部を備える、
    ことを特徴とする金属缶外観検査装置。
  4. 請求項3に記載の金属缶外観検査装置において、
    前記舌だし不良と前記足だし不良と前記疑似巻締不良と前記スリップ不良の検出に使用する画像を撮影するカメラが1台である、
    ことを特徴とする金属缶外観検査装置。
  5. リング型の形状を呈する照明装置からの照明光による巻締上端の反射画像を前記照明装置の中心と同軸上に配置したカメラで撮影する工程と、
    前記カメラで撮影した画像をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像を取得する工程と、
    前記リング状画像の輝点二重リングの乱れ及びシーミングパネル部暗点リングの乱れを計測することにより、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出する工程と、を含む、
    ことを特徴とする金属缶外観検査方法。
  6. リング型の形状を呈する照明装置からの照明光による巻締上端の反射画像を前記照明装置の中心と同軸上に配置したカメラで撮影する工程と、
    前記カメラで撮影した画像をデジタル多階調画像に変換して巻締上端のリング状画像を取得する工程と、
    前記リング状画像の輝点二重リングのエッジ座標から計算される円弧仮想点と実点の誤差を判定することにより、スリップ不良を検出する工程と、を含む、
    ことを特徴とする金属缶外観検査方法。
  7. 請求項6に記載の金属缶外観検査方法において、
    前記リング状画像の輝点二重リングの乱れ及びシーミングパネル部暗点リングの乱れを計測することにより、舌だし不良、足だし不良、疑似巻締不良を検出する工程、を含む、
    ことを特徴とする金属缶外観検査方法。
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