JPH0694660A - 表面欠陥検査方法及び装置 - Google Patents
表面欠陥検査方法及び装置Info
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- JPH0694660A JPH0694660A JP24659192A JP24659192A JPH0694660A JP H0694660 A JPH0694660 A JP H0694660A JP 24659192 A JP24659192 A JP 24659192A JP 24659192 A JP24659192 A JP 24659192A JP H0694660 A JPH0694660 A JP H0694660A
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- Japan
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- defect
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- steel plate
- infrared ray
- ray camera
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Abstract
(57)【要約】
【目的】走行する鋼板１１の表面の疵を鋼板の温度むら
を消去し、欠陥部を強調して確実に検出する。 【構成】第１の赤外線カメラ１４で撮像し、誘導加熱装
置１６で加熱した後第２の赤外線カメラ１５で撮像し、
それらの２つの画像をＡ／Ｄ変換装置１７でＡ／Ｄ変換
した後、画像処理装置１８で画像差を求め、これを２値
化処理して欠陥判定装置１９で判定し出力装置２１に出
力する。
を消去し、欠陥部を強調して確実に検出する。 【構成】第１の赤外線カメラ１４で撮像し、誘導加熱装
置１６で加熱した後第２の赤外線カメラ１５で撮像し、
それらの２つの画像をＡ／Ｄ変換装置１７でＡ／Ｄ変換
した後、画像処理装置１８で画像差を求め、これを２値
化処理して欠陥判定装置１９で判定し出力装置２１に出
力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば熱延鋼板の表面
欠陥の検査方法及び装置に関する。
欠陥の検査方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】圧延後の鋼板の表面には、例えばヘゲと
呼ばれる薄鋼片が付着したような疵を生じることがあ
る。従来、このような疵は生産ライン上に待機する検査
係の目視検査により検出されていた。
呼ばれる薄鋼片が付着したような疵を生じることがあ
る。従来、このような疵は生産ライン上に待機する検査
係の目視検査により検出されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような目視による
検査は、生産ラインに乗って搬送される鋼材を対象とす
るために熟練を要し、また検査係に大きな負担を強いる
ことになる。このような人的負担を軽減するために、テ
レビカメラ等を用いて鋼板表面を撮像し、画像処理によ
り自動的に表面欠陥を検出しようとする試みがなされる
ようになった。しかし、熱延鋼板においては、鋼板表面
からの自発光の影響や、鋼板表面の温度むらのため精度
の良い検出が困難であるという問題点があった。
検査は、生産ラインに乗って搬送される鋼材を対象とす
るために熟練を要し、また検査係に大きな負担を強いる
ことになる。このような人的負担を軽減するために、テ
レビカメラ等を用いて鋼板表面を撮像し、画像処理によ
り自動的に表面欠陥を検出しようとする試みがなされる
ようになった。しかし、熱延鋼板においては、鋼板表面
からの自発光の影響や、鋼板表面の温度むらのため精度
の良い検出が困難であるという問題点があった。
【０００４】そこで本発明においては、被検査材料の欠
陥検出を自動化し、高精度の欠陥検出を可能にする検出
方法及びその装置を提供することを目的とする。
陥検出を自動化し、高精度の欠陥検出を可能にする検出
方法及びその装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は走行する
鋼板の表面を赤外線カメラで撮像した第１の画像と同一
部を一様加熱した後赤外線カメラで撮像した第２の画像
とを比較し、第１の画像と第２の画像との差から被検査
材の表面疵を検出することを特徴とする表面欠陥検査方
法である。この方法を好適に実施する本発明の装置は、
走行する鋼板表面を撮像する２台の撮像装置と、これら
の２台の撮像装置間に設けた鋼板表面加熱装置と、前記
２台の撮像装置の画像をそれぞれＡ／Ｄ変換し、これを
比較してその差を出力する欠陥判定演算装置とを備えた
ことを特徴とする表面欠陥検査装置である。
鋼板の表面を赤外線カメラで撮像した第１の画像と同一
部を一様加熱した後赤外線カメラで撮像した第２の画像
とを比較し、第１の画像と第２の画像との差から被検査
材の表面疵を検出することを特徴とする表面欠陥検査方
法である。この方法を好適に実施する本発明の装置は、
走行する鋼板表面を撮像する２台の撮像装置と、これら
の２台の撮像装置間に設けた鋼板表面加熱装置と、前記
２台の撮像装置の画像をそれぞれＡ／Ｄ変換し、これを
比較してその差を出力する欠陥判定演算装置とを備えた
ことを特徴とする表面欠陥検査装置である。
【０００６】
【作用】本発明によれば、まず第１の赤外線カメラで鋼
板表面を撮像し、第１の画像を得る。このとき撮像され
た画像は被検査材の表面の温度むらを含み、このままで
は正確な欠陥の検出を行うことは困難である。そこで第
２の赤外線カメラにより同じ箇所を撮像し、第２の画像
を得て、これらの二つの画像の差を求めれば、表面の温
度むらの影響をほとんど消去することができる。しかし
欠陥部の温度変化についても差を求めるため、欠陥部の
判別が困難となる。そこで第１の画像と第２の画像を撮
像する間に、誘導加熱によって被検査材を加熱すると、
正常部と欠陥部とでは加熱温度が異なるため、欠陥部の
温度差が大きくなる。このようにして第１の画像と第２
の画像の差を求めると、欠陥部が強調され、この画像差
をあらかじめ与えたしきい値で二値化することにより、
効率よく欠陥部の抽出をすることができる。
板表面を撮像し、第１の画像を得る。このとき撮像され
た画像は被検査材の表面の温度むらを含み、このままで
は正確な欠陥の検出を行うことは困難である。そこで第
２の赤外線カメラにより同じ箇所を撮像し、第２の画像
を得て、これらの二つの画像の差を求めれば、表面の温
度むらの影響をほとんど消去することができる。しかし
欠陥部の温度変化についても差を求めるため、欠陥部の
判別が困難となる。そこで第１の画像と第２の画像を撮
像する間に、誘導加熱によって被検査材を加熱すると、
正常部と欠陥部とでは加熱温度が異なるため、欠陥部の
温度差が大きくなる。このようにして第１の画像と第２
の画像の差を求めると、欠陥部が強調され、この画像差
をあらかじめ与えたしきい値で二値化することにより、
効率よく欠陥部の抽出をすることができる。
【０００７】
【実施例】図１に本発明の実施例の構成図を示す。図１
において熱延鋼板１１は図中矢印２２方向に移動してい
る。時間ｔ0 のとき、欠陥部１２はａ−ａ’の線上にあ
り、このとき第１の赤外線カメラ１４で撮像した第１の
画像を図２に示す。図２の画像のｄ−ｄ’線に沿う、輝
度分布を図３に示す。続いて図１のｂ−ｂ’上にある誘
導加熱装置１６で熱延鋼板１１を加熱する。その後、時
間ｔ0 ＋ｔ1 のとき、図１のｃ−ｃ’上にある欠陥部１
３を第２の赤外線カメラ１５で第２の画像を撮像する。
２つの画像はＡ／Ｄ変換器１７でＡ／Ｄ変換し、画像処
理装置１８はこれを画像処理し、欠陥判定演算装置１９
において欠陥判定を行う。欠陥判定演算装置１９にはモ
ニタ２０、出力装置２１が附属している。
において熱延鋼板１１は図中矢印２２方向に移動してい
る。時間ｔ0 のとき、欠陥部１２はａ−ａ’の線上にあ
り、このとき第１の赤外線カメラ１４で撮像した第１の
画像を図２に示す。図２の画像のｄ−ｄ’線に沿う、輝
度分布を図３に示す。続いて図１のｂ−ｂ’上にある誘
導加熱装置１６で熱延鋼板１１を加熱する。その後、時
間ｔ0 ＋ｔ1 のとき、図１のｃ−ｃ’上にある欠陥部１
３を第２の赤外線カメラ１５で第２の画像を撮像する。
２つの画像はＡ／Ｄ変換器１７でＡ／Ｄ変換し、画像処
理装置１８はこれを画像処理し、欠陥判定演算装置１９
において欠陥判定を行う。欠陥判定演算装置１９にはモ
ニタ２０、出力装置２１が附属している。
【０００８】図１のｃ−ｃ’の位置で撮像した第２の画
像を図４に、その輝度分布を図５に示す。得られた図４
と図２との差を求めた画像を図６に示す。また図６のｄ
−ｄ’に沿う輝度分布を図７に示す。図７に示すように
欠陥部の輝度２３ａが図３や図５より強調される。さら
に画像６をしきい値で二値化すると、図８に示すように
欠陥部が二値化され、欠陥部を抽出することができる。
さらに二値化面積率を計算すると約５％となり、面積率
１％以上を欠陥とすると、面積率より欠陥が存在すると
判定できる。
像を図４に、その輝度分布を図５に示す。得られた図４
と図２との差を求めた画像を図６に示す。また図６のｄ
−ｄ’に沿う輝度分布を図７に示す。図７に示すように
欠陥部の輝度２３ａが図３や図５より強調される。さら
に画像６をしきい値で二値化すると、図８に示すように
欠陥部が二値化され、欠陥部を抽出することができる。
さらに二値化面積率を計算すると約５％となり、面積率
１％以上を欠陥とすると、面積率より欠陥が存在すると
判定できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、赤外線カメラにより撮
像した表面欠陥像を処理することより、これまで検出が
困難であった熱延鋼板の表面欠陥を正確に検出できるよ
うになった。
像した表面欠陥像を処理することより、これまで検出が
困難であった熱延鋼板の表面欠陥を正確に検出できるよ
うになった。
【図１】本発明の構成を示す装置図である。
【図２】第１の赤外線カメラで撮像した欠陥画像であ
る。
る。
【図３】図２の輝度分布を示すグラフである。
【図４】誘導加熱後、第２の赤外線カメラで撮像した欠
陥画像である。
陥画像である。
【図５】図４の輝度分布を示すグラフである。
【図６】図２と図４の差をとった画像である。
【図７】図６の輝度分布を示すグラフである。
【図８】図６に二値化処理を施した二値画像を示す図で
ある。
ある。
１１ 熱延鋼板 １２ 表面欠
陥 １３ 表面欠陥 １４ 第１の
赤外線カメラ １５ 第２の赤外線カメラ １６ 誘導加
熱装置 １７ Ａ／Ｄ変換器 １８ 画像処
理装置 １９ 欠陥判定演算装置 ２０ モニタ ２１ 出力装置
陥 １３ 表面欠陥 １４ 第１の
赤外線カメラ １５ 第２の赤外線カメラ １６ 誘導加
熱装置 １７ Ａ／Ｄ変換器 １８ 画像処
理装置 １９ 欠陥判定演算装置 ２０ モニタ ２１ 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 洋之 千葉市中央区川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (72)発明者 丸山 智 千葉市中央区川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (72)発明者 守屋 進 千葉市中央区川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内
Claims (2)
- 【請求項１】 走行する鋼板の表面を赤外線カメラで撮
像した第１の画像と同一部を一様加熱した後赤外線カメ
ラで撮像した第２の画像とを比較し、該第１の画像と第
２の画像との差から被検査材の表面疵を検出することを
特徴とする表面欠陥検査方法。 - 【請求項２】 走行する鋼板表面を撮像する２台の撮像
装置と、該２台の撮像装置間に設けた鋼板表面加熱装置
と、前記２台の撮像装置の画像をＡ／Ｄ変換しこれを比
較してその差を出力する欠陥判定演算装置とを備えたこ
とを特徴とする表面欠陥検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24659192A JPH0694660A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 表面欠陥検査方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24659192A JPH0694660A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 表面欠陥検査方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0694660A true JPH0694660A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17150699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24659192A Withdrawn JPH0694660A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 表面欠陥検査方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694660A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2417553A (en) * | 2004-03-25 | 2006-03-01 | Univ Sheffield | Method and apparatus for crack detection in railway lines |
| KR100573562B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2006-04-25 | 주식회사 포스코 | 가열장치를 이용한 강판의 에지 크랙 검출 장치 |
| KR100880952B1 (ko) * | 2008-07-31 | 2009-02-04 | 유넷웨어(주) | 금속 압연 공정제어 장치 |
| JP2012150071A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-09 | Marktec Corp | 高温自動探傷装置 |
| WO2014199869A1 (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-18 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 赤外線検査装置 |
| CN112163484A (zh) * | 2020-09-17 | 2021-01-01 | 湖北省农业机械工程研究设计院 | 冷库围护结构缺陷智能定位装置及方法 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP24659192A patent/JPH0694660A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100573562B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2006-04-25 | 주식회사 포스코 | 가열장치를 이용한 강판의 에지 크랙 검출 장치 |
| GB2417553A (en) * | 2004-03-25 | 2006-03-01 | Univ Sheffield | Method and apparatus for crack detection in railway lines |
| KR100880952B1 (ko) * | 2008-07-31 | 2009-02-04 | 유넷웨어(주) | 금속 압연 공정제어 장치 |
| JP2012150071A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-09 | Marktec Corp | 高温自動探傷装置 |
| WO2014199869A1 (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-18 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 赤外線検査装置 |
| CN112163484A (zh) * | 2020-09-17 | 2021-01-01 | 湖北省农业机械工程研究设计院 | 冷库围护结构缺陷智能定位装置及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |