JPH11237299A - 圧力降下法によるドラム缶漏洩検査装置 - Google Patents
圧力降下法によるドラム缶漏洩検査装置Info
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- JPH11237299A JPH11237299A JP3931498A JP3931498A JPH11237299A JP H11237299 A JPH11237299 A JP H11237299A JP 3931498 A JP3931498 A JP 3931498A JP 3931498 A JP3931498 A JP 3931498A JP H11237299 A JPH11237299 A JP H11237299A
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Abstract
圧力降下法によるドラム缶漏洩検査装置を提供する。 【解決手段】 ドラム缶1を加圧する加圧装置2,4
と、ドラム缶1の内圧を検出する圧力検出装置5と、加
圧装置2,4がドラム缶1を試験圧まで加圧した後の圧
力検出装置2,4の時間経過による検出値を所定の基準
値と比較してドラム缶1の漏洩を判断する判断装置6
と、を備え、判断装置6は、漏洩のない基準ドラム缶を
試験圧まで加圧した後の時間経過による圧力変化のデー
タを作成し、さらに許容できる大きさのピンホールを有
するテスト用ドラム缶の試験圧まで加圧した後の時間経
過による圧力変化のデータを作成し、両データの差より
判定差圧データを作成しておき、検査対象のドラム缶の
試験圧まで加圧後の時間経過による圧力検出装置5の検
出値と基準ドラム缶の圧力変化データとの差から時間経
過による検査ドラム缶差圧データを求め、この検査ドラ
ム缶差圧データと判定差圧データよりドラム缶1の漏洩
を判断する。
Description
器の漏れを圧力降下法により検出するドラム缶漏洩検査
装置に関する。
まざまな製品が詰められて輸送・貯蔵に使用されてい
る。使用済ドラム缶は残渣物を適切に除去し、洗浄、整
形、塗装および必要に応じ部品等の取り替えを行い、再
び製品の輸送・貯蔵用容器として市場に出される。
されており、この接合部を巻締部という。使用済ドラム
缶はこの巻締部やさびなどにより発生したピンホールよ
り漏洩する場合があり、この漏洩検査を行って合格した
缶のみ市場に出される。試験方法としては、図8に示す
ように健全なドラム缶と試験対象のドラム缶とを一定圧
に加圧後、両ドラム缶の差圧を計測し所定時間内に差圧
がしきい値を越えた場合漏洩が発生していると判定して
いた。
により判定する方法では、漏洩の検出に時間がかかって
いた。またこのような検出は人手により行われており、
自動化が強く要望されていた。
ので、容器の漏れを比較的迅速に自動的に検出する圧力
降下法によるドラム缶漏洩検査装置を提供することを目
的とする。
め、請求項1の発明では、ドラム缶を加圧する加圧装置
と、ドラム缶の内圧を検出する圧力検出装置と、前記加
圧装置がドラム缶を試験圧まで加圧した後の前記圧力検
出装置の時間経過による検出値を所定の基準値と比較し
てドラム缶の漏洩を判断する判断装置と、を備え、前記
判断装置は、漏洩のない基準ドラム缶を試験圧まで加圧
した後の時間経過による圧力変化のデータを作成し、さ
らに許容できる大きさのピンホールを有するテスト用ド
ラム缶の試験圧まで加圧した後の時間経過による圧力変
化のデータを作成し、両データの差より判定差圧データ
を作成しておき、検査対象のドラム缶の試験圧まで加圧
後の時間経過による前記圧力検出装置の検出値と基準ド
ラム缶の前記圧力変化データとの差から時間経過による
検査ドラム缶差圧データを求め、この検査ドラム缶差圧
データと前記判定差圧データよりドラム缶の漏洩を判断
する。
時間経過による圧力検出装置の検出値と基準ドラム缶の
圧力変化データとの差をとることにより、差圧法による
基準ドラム缶と検査対象ドラム缶との試験圧まで加圧後
の時間経過による差圧にほぼ等しい差圧が求められる。
この差圧データと、漏洩のない基準ドラム缶と許容でき
る大きさのピンホールを有するテスト用ドラム缶との試
験圧加圧後の時間経過による圧力変化データの差圧を表
す判定データとを比較し、ドラム缶の漏洩を判断する。
なお、漏洩の許容値が零の場合には許容できるピンホー
ルの大きさは零となる。
ラム缶毎に異なる大きさのピンホールを有する各テスト
用ドラム缶の試験圧まで加圧した後の時間経過による圧
力変化のデータを作成し、前記漏洩のない基準ドラム缶
を試験圧まで加圧した後の時間経過による圧力変化のデ
ータとの差より予め時間経過による差圧変化を表すピン
ホール大きさ別判定データを作成しておき、検査対象の
ドラム缶の試験圧まで加圧後の時間経過による前記圧力
検出装置の検出値と基準ドラム缶の前記圧力変化データ
との差から時間経過による差圧を求め、この差圧データ
と前記ピンホール大きさ別判定データより検査対象ドラ
ム缶のピンポールの大きさを判定する。
有するドラム缶を用意し、このおのおのと漏洩のない基
準ドラム缶との試験圧に加圧後の時間経過による圧力変
化の差を示すピンホール大きさ別判定データを予め作成
しておく。次に検査対象のドラム缶の試験圧に加圧後の
時間経過による圧力検出装置の検出値を求め、この検出
値と基準ドラム缶を試験圧まで加圧したときの時間経過
による圧力変化データとの差から時間経過による差圧を
求め、この差圧データとピンホール大きさ別判定データ
より検査対象ドラム缶のピンポールの大きさを判定する
ことができる。なおこのピンホールの大きさは1個のピ
ンホールの大きさの場合もあるが、幾つかのピンホール
の合計面積が同じとなる等価ピンホールの大きさであ
る。
図面を参照して説明する。図1は本実施の形態の発泡漏
れ検出装置の構成を示す図である。ドラム缶1は胴に地
板(底板)と天板(頂板)が取付けられこの接合部を巻
締部という。ドラム缶1の天板には加圧ライン2が接続
され加圧空気で加圧される。加圧ライン2は電磁弁3を
介して空気源4に接続されている。加圧空気の圧力は、
例えば0.1〜0.3kgf/cm2 程度である。ドラ
ム缶1の天板には圧力計5が接続され、この計測値はコ
ンピュータ6(判断装置)に送られ、解析されて漏洩の
判断がなされる。コンピュータ6への入力データや解析
結果は接続されたモニタ7に表示される。
下データを差圧法による差圧データに換算する方法を説
明する図である。漏洩のない健全な基準ドラム缶を図1
に示す装置に取付け、試験圧まで加圧後、電磁弁3を閉
鎖し放置すると時間経過とともに多少圧力降下が生ず
る。図2A)はこのデータを示し、基準ドラム缶の圧力
変化データと称し、コンピュータ6に記憶されている。
図2B)は検査対象ドラム缶1を図1に示す装置に取付
け、試験圧まで加圧後、電磁弁3を閉鎖し時間経過とと
もに生じた圧力降下を示す。図2C)は図2Bのデータ
より図2A)のデータを差し引いた差圧を示す。この差
圧は図8に示した差圧法で得られる差圧とほぼ同じ値と
なる。
図である。ピンホール大きさ別判定データはドラム缶毎
に大きさが異なるピンホールを有するドラム缶を用意
し、このおのおのと漏洩のない基準ドラム缶との試験圧
に加圧後の時間経過による圧力変化の差圧である。図3
は等価ピンホール直径0μmの差圧、図4は等価ピンホ
ール直径104μmの差圧、図5は等価ピンホール直径
212μmの差圧、図6は等価ピンホール直径355μ
mの差圧、図7は等価ピンホール直径505μmの差圧
を示す。各図とも5回のテスト結果が示されている。
大きさが100μm程度では、6〜8秒の経過では差圧
に明確な変化が現れない。図5の200μm以上になる
と6〜8秒経過後に差圧が0.002以上現れる。そこ
で判定基準としては、6〜8秒後に0.002kgf/
cm2 の差圧が発生したとき漏洩があると判定する。さ
らに、等価ピンホールの大きさの判定も可能となる。加
圧後6〜8秒で差圧が0.002kgf/cm2 程度で
あれば200μm程度の等価ピンホールであり、0.0
04kgf/cm2 程度であれば350μm程度の等価
ピンホールであり、0.009kgf/cm2 程度であ
れば500μm程度の等価ピンホールであり、その中間
の差圧の場合は、補完法により求めることができる。
は、ドラム缶を加圧した後圧力降下を計測し、漏れのな
い基準ドラム缶の圧力降下のデータとの差をとることに
より差圧を算出し、この差圧を大きさの分かったピンホ
ールを有するテストドラム缶の同一の方法により得た差
圧と比較して漏洩の有無およびピンホールの大きさを測
定することができる。またこの方法により漏洩検査の自
動化が可能になる。
る。
図である。
る。
る。
る。
る。
す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ドラム缶を加圧する加圧装置と、ドラム
缶の内圧を検出する圧力検出装置と、前記加圧装置がド
ラム缶を試験圧まで加圧した後の前記圧力検出装置の時
間経過による検出値を所定の基準値と比較してドラム缶
の漏洩を判断する判断装置と、を備え、前記判断装置
は、漏洩のない基準ドラム缶を試験圧まで加圧した後の
時間経過による圧力変化のデータを作成し、さらに許容
できる大きさのピンホールを有するテスト用ドラム缶の
試験圧まで加圧した後の時間経過による圧力変化のデー
タを作成し、両データの差より判定差圧データを作成し
ておき、検査対象のドラム缶の試験圧まで加圧後の時間
経過による前記圧力検出装置の検出値と基準ドラム缶の
前記圧力変化データとの差から時間経過による検査ドラ
ム缶差圧データを求め、この検査ドラム缶差圧データと
前記判定差圧データよりドラム缶の漏洩を判断すること
を特徴とする圧力降下法によるドラム缶漏洩検査装置。 - 【請求項2】 前記判断装置は、ドラム缶毎に異なる大
きさのピンホールを有する各テスト用ドラム缶の試験圧
まで加圧した後の時間経過による圧力変化のデータを作
成し、前記漏洩のない基準ドラム缶を試験圧まで加圧し
た後の時間経過による圧力変化のデータとの差より予め
時間経過による差圧変化を表すピンホール大きさ別判定
データを作成しておき、検査対象のドラム缶の試験圧ま
で加圧後の時間経過による前記圧力検出装置の検出値と
基準ドラム缶の前記圧力変化データとの差から時間経過
による差圧を求め、この差圧データと前記ピンホール大
きさ別判定データより検査対象ドラム缶のピンポールの
大きさを判定することを特徴とする請求項1記載の圧力
降下法によるドラム缶漏洩検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03931498A JP3178811B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 圧力降下法によるドラム缶漏洩検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03931498A JP3178811B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 圧力降下法によるドラム缶漏洩検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11237299A true JPH11237299A (ja) | 1999-08-31 |
JP3178811B2 JP3178811B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=12549661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03931498A Expired - Fee Related JP3178811B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 圧力降下法によるドラム缶漏洩検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178811B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104596708A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-05-06 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调检漏的方法和装置 |
JP2017524903A (ja) * | 2014-06-12 | 2017-08-31 | インフィコン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングInficon GmbH | フィルムチャンバを用いた差圧測定 |
CN108362450A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-08-03 | 中国航发四川燃气涡轮研究院 | 一种用于航空发动机静态密封试验的微型试验装置 |
CN108426680A (zh) * | 2018-03-14 | 2018-08-21 | 北京云狐时代科技有限公司 | 一种智能终端的防水性能测试方法及系统 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP03931498A patent/JP3178811B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017524903A (ja) * | 2014-06-12 | 2017-08-31 | インフィコン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングInficon GmbH | フィルムチャンバを用いた差圧測定 |
CN104596708A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-05-06 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调检漏的方法和装置 |
CN108362450A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-08-03 | 中国航发四川燃气涡轮研究院 | 一种用于航空发动机静态密封试验的微型试验装置 |
CN108426680A (zh) * | 2018-03-14 | 2018-08-21 | 北京云狐时代科技有限公司 | 一种智能终端的防水性能测试方法及系统 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3178811B2 (ja) | 2001-06-25 |
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