JPH0763541A - 目詰まり測定器 - Google Patents

目詰まり測定器

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JPH0763541A
JPH0763541A JP21163293A JP21163293A JPH0763541A JP H0763541 A JPH0763541 A JP H0763541A JP 21163293 A JP21163293 A JP 21163293A JP 21163293 A JP21163293 A JP 21163293A JP H0763541 A JPH0763541 A JP H0763541A
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compressed air
air tank
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clogging
flow hole
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JP21163293A
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Kazuo Nakamura
和夫 中村
Masaaki Sugiyama
正昭 杉山
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RIYOUEI ENG KK
SMC Corp
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RIYOUEI ENG KK
SMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非直線状の流通孔についてもその目詰まりの
有無を自動的に検査できる装置を提供すること。 【構成】 測定ヘッド6を測定対象物Wの流通孔に当
て、圧縮空気タンク1からソレノイドバルブ3を介して
圧縮空気を吹き込む。圧縮空気タンク1の圧力が低下す
る速度をタイマー7で測定し、流通孔の有効断面積を演
算して目詰まり状態を判定する。結果は表示器10に表示
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定対象物の複雑な形
状の流通孔が目詰まりしているか否かを容易に検査する
ことができる目詰まり測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のエンジンブロックやデフ
キャリアのような多数の流通孔を有する製品の製造工程
においては、その流通孔の内部が切粉や鋳造欠陥等によ
り目詰まりしていないことを確認する必要がある。従
来、このような検査は肉眼によって行われていたのであ
るが、流通孔が直線状のものである場合には容易に検査
することができるものの、途中で屈曲している流通孔に
ついてはその目詰まりの有無を検査することは容易では
なく、きわめて煩雑な手数を要していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、測定対象物の非直線状の流通孔に
ついても、容易に目詰まりの程度を測定し、その結果を
自動的に表示させることができる目詰まり測定器を提供
するために完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の目詰まり測定器は、測定対象物の
流通孔に空気洩れなく密着できる測定ヘッドと、温度検
出手段及び圧力検出手段を備えた圧縮空気タンクと、圧
縮空気タンクと測定ヘッドとの間に設けられ、測定対象
物の流通孔の有効断面積よりも十分に大きい有効断面積
を持つソレノイドバルブと、空気吹き込みによる圧縮空
気タンクの内圧低下速度を測定するタイマーと、圧縮空
気の温度、圧力及びタイマーにより測定された内圧低下
速度から流通孔の目詰まり状態を演算する演算表示部
と、圧縮空気タンクを繰り返し充填使用するための圧縮
空気充填用ソレノイドバルブとからなることを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】本発明の目詰まり測定器を使用するには、まず
圧縮空気タンク内の圧力を例えば5kgf/cm2としたうえ、
測定ヘッドを測定対象物の流通孔の開口部に密着させ、
演算表示部の制御下にあるソレノイドバルブを開く。そ
の結果、圧縮空気タンク内の圧縮空気が測定対象物の流
通孔に吹き込まれ、圧縮空気タンク内の圧力は次第に低
下するので、圧力が所定値(例えば2kgf/cm2)まで低下
するに要する時間をタイマーによって測定する。あるい
はソレノイドバルブを開いた後、所定時間経過時点にお
ける圧縮空気タンク内の圧力を測定し、圧縮空気タンク
の内圧低下速度を求める。演算表示部は圧縮空気の温
度、圧力及びタイマーにより測定された内圧低下速度か
ら流通孔の目詰まり状態を演算し、その結果を表示器に
自動的に表示する。このように本発明の目詰まり測定器
によれば自動的に目詰まりの検査を行うことができ、肉
眼によっては検査が困難な屈曲した流通孔についても容
易かつ確実に検査を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は実施例を回路図として示したもの
で、1は圧縮空気タンク、2はその圧力検出手段である
圧力スイッチ、3はその温度検出手段である温度計であ
る。この圧縮空気タンク1は圧縮空気充填用ソレノイド
バルブ4を介して圧縮空気源に接続されており、繰り返
し充填が可能となっている。圧縮空気タンク1内の圧縮
空気はソレノイドバルブ5を介して測定ヘッド6に送ら
れ、測定対象物Wの流通孔に吹き込まれるようになって
いる。この測定ヘッド6は測定対象物(W) の流通孔に空
気洩れなく密着できる構造を有するもので、自動的に測
定対象物(W) の流通孔に密着できる構造としておくこと
が好ましい。
【0007】ソレノイドバルブ5は測定対象物(W) の流
通孔の有効断面積よりも十分に大きい有効断面積を持つ
もので、単一のソレノイドバルブ5を使用してもよい
が、この実施例では有効断面積の異なる3種類のソレノ
イドバルブ5を並列に接続し、測定対象物(W) の流通孔
の有効断面積に応じて選択的に使用できるようになって
いる。例えば各ソレノイドバルブ5の有効断面積をそれ
ぞれS1,S2,S3とすると、S1,S2,S3,S1+S2,S1+S3,S2+S3,S
1+S2+S3 の合計7通りの使用が可能となる。
【0008】7は全体の動作を制御する制御ボックスで
あり、演算器8とタイマー9と表示ランプのような表示
器10とからなる演算表示部11を備えている。制御ボック
ス7には圧力検出手段2や温度検出手段3から圧縮空気
タンク1の温度と圧力が入力されている。また制御ボッ
クス7は3種類のソレノイドバルブ5や圧縮空気充填用
ソレノイドバルブ4の動作を制御している。
【0009】図2は実施例の装置を斜視図で示したもの
で、図1に対応する部品に同一の番号を付してある。こ
こでは測定対象物Wとして自動車のデフキャリヤが示さ
れており、測定ヘッド4がシリンダ12によって自動的に
デフキャリヤの端面に押し付けられ、流通孔に圧縮空気
が吹き込まれる構造となっている。
【0010】なお、図1の実施例では測定対象物Wの流
通孔の有効断面積に応じて選択的に使用できるように3
種類のソレノイドバルブ5を並列に接続した例を示した
のであるが、測定対象物Wの流通孔の有効断面積に応じ
て選択的に使用される複数個の圧縮空気タンク(1) を並
列に設けておくことも可能である。このようにすれば、
測定レンジを一段と拡げることができる。またソレノイ
ドバルブ5は、図3に示すように配置することもでき、
種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0011】次にこの目詰まり測定器の使用方法を説明
する。まず、圧縮空気タンク1内の圧力を基準圧力(例
えば5kg/cm2 )としておき、図示しない測定開始ボタン
をオンとすると、制御ボックス7よりソレノイドバルブ
5が「閉」状態にあるか否かの確認動作が開始される。
ソレノイドバルブ5が「開」状態にある場合には安全
性、経済性確保のため、異常信号が発せられる。ソレノ
イドバルブ5が「閉」状態にある場合には、圧縮空気充
填用ソレノイドバルブ4が「開」状態となり、圧縮空気
源より圧縮空気タンク1に圧縮空気が充填される。そし
て圧縮空気タンク1内の圧力が所定値に達したことを圧
力検出手段2が検出し、制御ボックス7より圧縮空気充
填用ソレノイドバルブ4に充填完了信号(圧縮空気充填
用ソレノイドバルブ4オフ)が出力され、測定準備完了
となる。
【0012】次いで制御ボックス7の指示により、いず
れかのソレノイドバルブ5が開かれる。それと同時に圧
縮空気タンク1から圧縮空気が測定ヘッド6に送られ、
測定ヘッド6を介して測定対象物Wの流通孔に吹き込ま
れる。この吹き込みに連れて圧縮空気タンク1内の圧力
は次第に低下するが、流通孔が目詰まりしていると圧力
低下は緩やかであり、流通孔が目詰まりしていない場合
には圧力低下は速やかである。そこで吹き込み開始から
圧力が例えば2kgf/cm2となるまでの時間をタイマー9に
よって測定し、2kgf/cm2となると同時にソレノイドバル
ブ5を閉じるとともに、タイマー9も停止させる。
【0013】このようにして内圧低下速度の測定が終了
したら、そのデータが演算表示部11に送られて流通孔の
有効断面積が算出される。測定された時間をt秒とし、
圧縮空気タンク1の容積をVリットルとし、絶対温度を
T度とすると、流通孔の有効断面積Smm2 は次式によっ
て求められる。 S=12.9V/t×log(6.03/3.03)×(273/ T)1/2 その結果は設定値と比較され、有効断面積Sの大きさに
よって良否の判定が下される。その結果は表示ランプの
ような表示器10により示される。なお、本発明において
は流通孔の有効断面積Sの絶対値を演算することは必須
要件ではなく、予め限度見本等によって許容範囲を設定
しておき、相対比較によって良否の判断を行うことも可
能である。
【0014】なお、上記のように圧縮空気タンク1内の
圧力が基準圧力から所定圧力まで低下するに要する時間
を測定する方法のほか、所定時間内における圧縮空気タ
ンク1内の圧力低下を測定し、これによって圧縮空気タ
ンク1の内圧低下速度の測定を行うこともできる。この
方法によれば圧縮空気の使用量を抑制できる利点があ
る。
【0015】このようにして1回の測定が終了したら、
制御ボックス7の指示により充填用ソレノイドバルブ4
が開かれ、圧縮空気源から圧縮空気が圧縮空気タンク1
に充填されされる。また、圧縮空気タンク1からの空気
放出によりその内部の温度が低下し、しばらくすると室
温に復帰することとなるので、このよう温度変動による
測定誤差を避けるためにタイマーにより測定タクトを設
定できるようにしておくことが好ましい。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の目詰ま
り測定器によれば、圧縮空気の吹き込みにより測定対象
物の流通孔の目詰まり状態の判定を行うようにしたの
で、途中で屈曲している流通孔についても目詰まりの有
無を正確に、かつ自動的に検査することができる。この
ため、複雑な形状の流通孔を持つ自動車用部品等の検査
を迅速に行うことができる利点がある。また本発明によ
れば測定対象物の流通孔に対して圧縮空気を吹き込むの
で、内部に詰まったごみ等を吹き飛ばすことができる利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮空気タンク 2 圧力検出手段である圧力スイッチ 3 温度検出手段である温度計 4 圧縮空気充填用ソレノイドバルブ 5 ソレノイドバルブ 6 測定ヘッド 7 制御ボックス 8 演算器 9 タイマー 10 表示器 11 演算表示部 12 シリンダ W 測定対象物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物(W) の流通孔に空気洩れなく
    密着できる測定ヘッド(6) と、温度検出手段及び圧力検
    出手段を備えた圧縮空気タンク(1) と、圧縮空気タンク
    (1) と測定ヘッド(6) との間に設けられ、測定対象物
    (W) の流通孔の有効断面積よりも十分に大きい有効断面
    積を持つソレノイドバルブ(5) と、空気吹き込みによる
    圧縮空気タンク(1) の内圧低下速度を測定するタイマー
    (9) と、圧縮空気の温度、圧力及びタイマー(9) により
    測定された内圧低下速度から流通孔の目詰まり状態を演
    算する演算表示部(11)と、圧縮空気タンク(1) を繰り返
    し充填使用するための圧縮空気充填用ソレノイドバルブ
    (4) とからなることを特徴とする目詰まり測定器。
  2. 【請求項2】 測定対象物(W) の流通孔の有効断面積に
    応じて選択的に使用される複数個のソレノイドバルブ
    (5) を持つ請求項1記載の目詰まり測定器。
  3. 【請求項3】 測定対象物(W) の流通孔の有効断面積に
    応じて選択的に使用される複数個の圧縮空気タンク(1)
    を持つ請求項1記載の目詰まり測定器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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