JPH11236890A - ベーンおよびそれを使用した冷媒圧縮機 - Google Patents

ベーンおよびそれを使用した冷媒圧縮機

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JPH11236890A
JPH11236890A JP3875798A JP3875798A JPH11236890A JP H11236890 A JPH11236890 A JP H11236890A JP 3875798 A JP3875798 A JP 3875798A JP 3875798 A JP3875798 A JP 3875798A JP H11236890 A JPH11236890 A JP H11236890A
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vane
refrigerant
roller
cylinder
metal member
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JP3875798A
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Masazo Okajima
政三 岡島
Takashi Sunaga
高史 須永
Kazuhisa Ishikawa
和久 石川
Masahiko Kamata
正彦 鎌田
Hiroyuki Suma
浩之 須摩
Kouchiyou Suga
幸頂 菅
Kaoru Ikenaga
薫 池永
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Sanyo Electric Co Ltd
NDK Inc
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Nihon Denshi Kogyo KK
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍機油としてエステル系冷凍機油を用い、
HFC系冷媒を使用した場合でも、ベーンの表面の摺動
部における摩擦係数が低く、耐摩耗性が高いベーンおよ
びそれを備えた冷媒圧縮機を提供すること。 【解決手段】 金属部材を300〜650℃の温度で、
アンモニアガスと水素ガスを用い、金属部材の表面に
0.001〜2mA/cm2 の電流密度のグロー放電を
行って窒化したベーン、あるいはさらにその上にCrN
あるいはTiNをイオンプレーテイングをしたベーンお
よびそれを備えた冷媒圧縮機により課題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベーンおよびそれ
を使用した冷媒圧縮機に関するものであり、さらに詳し
くはベーンの摺動面の耐摩耗性を向上したベーン、およ
びオゾン層を破壊する危険がないHFC系冷媒などを使
用する冷凍装置に使用される冷媒圧縮機であって、摺動
面の耐摩耗性を向上した冷媒圧縮機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】冷凍機の冷媒としては従来ジクロロジフ
ルオロメタン(R−12)や共沸混合冷媒のR−22と
モノクロロペンタフルオロエタン(R−115a)とか
らなるR−502が用いられており、これらの冷媒は、
通常の冷凍装置に好適であり、冷媒と相溶性のある鉱物
油やアルキルベンゼン系油等の冷凍機油を使用した冷凍
サイクルは、信頼性、耐久性など高い品質レベルに至っ
ている。
【0003】しかしながら、上記の冷媒は、オゾン破壊
が高く、大気中に放出されて地球上空のオゾン層に到達
すると、このオゾン層を破壊する。このオゾン層の破壊
は冷媒中の塩素基(Cl)により引き起こされる。そこ
で、塩素基の含有量の少ない冷媒、例えばクロロジフル
オロメタン(HCFC−22、R−22)、塩素基を含
まない冷媒、例えはジフルオロメタン(HFC−32、
R−32)、ペンタフルオロエタン(HFC−125、
R−125)や1,1,1,2−テトラフルオロエタン
(HFC−134a、R−134a)などがこれらの代
替冷媒(以下、HFC系冷媒と称す)として考えられて
いる。HFC系冷媒に対して使用される冷凍機油として
は、HFC系冷媒と相溶性のない鉱物油やアルキルベン
ゼン系油などや、HFC系冷媒と相溶性のあるエステル
系冷凍機油、エーテル系冷凍機油、それらの混合油など
がある。
【0004】従来、ロータリ式圧縮機のベーンは、SK
H51などを使用し耐摩耗性の向上を計るために、イオ
ン窒化処理、CrNコーテイング処理などの表面処理が
行われたり、アルミ含浸カーボン材や繊維強化アルミ材
を用いたベーンが用いられていた。しかし、冷媒がHF
C系冷媒に替わり、冷凍機油がエステル系冷凍機油やエ
ーテル系冷凍機油に移行すると、これら従来の表面処
理、例えば、イオン窒化処理の場合は摩擦係数が高いた
めに、冷凍回路内に水分が存在し、摩擦により高温にな
るとエステル系冷凍機油やエーテル系冷凍機油が加水分
解されて酸が発生し、発生した酸により金属石鹸などの
スラツジが形成され、このスラッジがベーンの表面の摺
動部に堆積したり、腐食、摩耗するなどの問題がある。
また、CrNコーテイング処理の場合は、被膜が運転中
に剥離する問題やコーテイング被膜厚のバラツキにより
生産対応しにくい問題がある。またアルミ含浸カーボン
材や繊維強化アルミ材を用いたベーンは、機械的強度や
耐摩耗性が不足し、かつ相手のローラへの攻撃性がある
ので、これらのベーンを備えたロータリ圧縮機は長期に
亘り安定して運転できなかった。
【0005】圧縮機用摺動部品の耐摩耗性を向上するた
めに、摺動部品の母材上に窒化層を設け、その上にC
r、Ti、Bi、Alの窒化物または炭化物からなるイ
オンプレーテイング層を形成した圧縮機用摺動部品が提
案されている(特開平6−93990号公報)。しか
し、ベーンやローラなどの圧縮機用摺動部品は高温、高
面圧にさらされるので長期に使用するとイオンプレーテ
イング層が窒化層から剥離し易く、長期間の使用には耐
えられなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冷凍
機油としてエステル系冷凍機油やエーテル系冷凍機油な
どを用いたり、HFC系冷媒を使用した場合でも、ベー
ンの表面の摺動部における摩擦係数が低く、長期に使用
してもイオンプレーテイング層が窒化層から剥離するこ
となく、耐摩耗性があり、ベーンの表面の摺動部におけ
るスラッジの発生を防止したベーン、およびそのベーン
を使用した長期に亘り安定して運転できる冷媒圧縮機を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の発明は、金属部材を300〜650℃の温度
で、アンモニアガスと水素ガスを用い、金属部材の表面
に0.001〜2mA/cm2 の電流密度のグロー放電
を行って窒化したベーン、あるいはさらにその上にCr
NあるいはTiNをイオンプレーテイングをしたことを
特徴とするベーンである。
【0008】上記課題を解決するため請求項2の発明
は、回転軸を有する電動要素と、この電動要素の回転軸
によって駆動される圧縮要素を備え、吸入したHFC系
冷媒あるいはHFC系冷媒を主体とする冷媒をこの圧縮
要素により圧縮して吐出するようにした冷媒圧縮機であ
って、前記圧縮要素はシリンダと、前記回転軸の偏心部
によりこのシリンダ内を回転するローラと、このローラ
に接してシリンダ内を分けるベーンと、前記シリンダの
開口を封じる上軸受部と下軸受部などから構成されてお
り、前記ベーンとして、金属部材を300〜650℃の
温度で、アンモニアガスと水素ガスを用い、金属部材の
表面に0.001〜2mA/cm2 の電流密度のグロー
放電を行って窒化したベーン、あるいはさらにその上に
CrNあるいはTiNをイオンプレーテイングをしたベ
ーンを用いることを特徴とする冷媒圧縮機である。
【0009】本発明の請求項3の発明は、請求項2記載
の冷媒圧縮機において、前記ローラは下記の(1)ある
いは(2)のローラであることを特徴とする。 (1)Ni、Cr、Moを含み、あるいはさらにBなど
を添加した高合金鋳鉄の焼入れ材からなるローラ、
(2)Ni、Cr、Moを含み、あるいはさらにBなど
を添加した高合金鋳鉄の焼入れ材の表面に、300〜6
50℃の温度で、アンモニアガスと水素ガスを用い、
0.001〜2mA/cm2 の電流密度のグロー放電を
行って窒化したローラ、あるいはさらにその上にCrN
あるいはTiNをイオンプレーテイングをしたローラ。
【0010】本発明の請求項4の発明は、請求項2ある
いは請求項3記載の冷媒圧縮機において、冷凍機油がエ
ステル系潤滑油、エーテル系潤滑油あるいはこれらの混
合物であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1〜3に基づいて
説明する。図1に、蒸発気化したHFC系冷媒を圧縮し
て凝縮器に吐出する本発明の冷媒圧縮機a、同冷媒を凝
縮液化する凝縮器b、同冷媒の圧力を減じるキャピラリ
チューブc、液化冷媒を蒸発させる蒸発器dなどを順次
冷媒管でつないで形成した冷凍装置の冷凍サイクルを示
す。
【0012】図2は、本発明の冷媒圧縮機の一例の縦断
面図である。図3は、図2に示した本発明の冷媒圧縮機
の横断面図である。図2及び図3において、1は密閉容
器で、この容器内には上側に電動要素2が、下側にこの
電動要素によって駆動される回転圧縮要素3が夫々収納
されている。電動要素2は有機系材料で絶縁された巻線
4を有する固定子5とこの固定子の内側に設けられた回
転子6とで構成されている。回転圧縮要素3はシリンダ
7と、回転軸8の偏心部9によってシリンダ7の内壁に
沿って回転させるローラ10と、このローラの周面に圧
接されてシリンダ7内を吸込側と吐出側とに区画するよ
うにバネ11で押圧されるベーン12と、シリンダ7の
開口を封じるとともに、回転軸8を軸支する上部軸受1
3及び下部軸受14とで構成されている。
【0013】そして、上部軸受13にはシリンダ7の吐
出側と連通する吐出孔15が設けられている。また、上
部軸受13には吐出孔15を開閉する吐出弁16と、こ
の吐出弁を覆うように吐出マフラ17とが取付けられて
いる。
【0014】密閉容器1内の底部にはHFC系冷媒、例
えば、R134aとR32とR125との3種混合冷媒
あるいはR32とR125との2種混合冷媒が封入され
ている。
【0015】そして、冷凍機油としてのエステル系冷凍
機油(オイル)18は回転圧縮要素3の摺動部材である
ローラ10とベーン12との摺動面を潤滑している。
【0016】回転圧縮要素3のシリンダ7内に流入して
ローラ10とベーン12との協働で圧縮される冷媒は上
述のように、例えばR407C[R134aとR32と
R125との混合冷媒]やR410A[R32とR12
5との混合冷媒]などである。
【0017】19は密閉容器1に取付けてシリンダ7の
吸込側に冷媒を案内する吸込管、20は密閉容器1の上
壁に取付けられて回転圧縮要素3で圧縮されて電動要素
2を介して密閉容器1外に冷媒を吐出する吐出管であ
る。
【0018】吸込管19からシリンダ7内の吸込側に流
入した冷媒はローラ10とベーン12との協働で圧縮さ
れ、吐出孔15を通って吐出弁16を開放して吐出マフ
ラ17内に吐出される。この吐出マフラ17内の冷媒は
電動要素2を介して吐出管20から密閉容器1外に吐出
れさる。そして、密閉容器1の底部に入れられたオイル
18は、回転軸8の高速回転によって上方開放端にでき
る渦流による真空現象によって回転軸8の中空孔21を
通って吸い上げられ、回転圧縮要素3のローラ10やベ
ーン12等の摺動部材の摺動面、回転軸8と上部軸受1
3、下部軸受14との摺動面などに供給されて潤滑を行
っている。また、シリンダ7内で圧縮された冷媒が低圧
側にリークしないようにしている。
【0019】ベーン12として、SKHなどの高速度工
具鋼、SKDなどの熱間加工鋼、SUSなどの耐熱、耐
酸鋼、S45Cなどの構造鋼、あるいは焼結材などの金
属部材を300〜650℃の温度で、アンモニアガスと
水素ガスを用い、金属部材の表面に0.001〜2mA
/cm2 の電流密度のグロー放電を行って窒化したベー
ン、あるいはさらにその上にCrNあるいはTiNをイ
オンプレーテイングをしたベーンを用いる。このベーン
12は、表面の摩擦係数が低く、また耐摩耗性が高い。
したがって冷媒がHFC系冷媒に替わり、冷凍機油がエ
ステル系冷凍機油に移行しても、ベーン12とローラ1
0との摺動面などにおいて被膜が剥離するなどがない。
【0020】グロー放電を行って窒化したベーン12を
作るのに用いる装置はグロー放電用電極、プラズマ化ガ
ス用配管、真空ポンプに接続された排気管を備えた真空
チャンバを備えたものであれば特に限定されないが、例
えば、図4に示す装置を使用する。装置は真空容器3
1、真空排気ポンプ32、ガス制御弁33、プラズマ電
源34、外部加熱ヒータ35、クーラー36、陰極3
7、フローコントローラ38、自動圧力調整弁39を備
え、処理ガスとしては水素とアンモニアの混合ガスを用
いる。処理ガスはフロートコントローラ38により流量
制御されて、混合された後に真空容器31内に供給され
る。真空容器31内の圧力は圧力調整弁39により数T
orrの値に保持する。
【0021】そして金属部材30を保持する電極37に
直流電圧を印加し、グロー放電を発生させる。この放電
により、処理ガスをプラズマ化し、窒素イオン、窒素−
水素分子イオンや各種のラジカルなどの活性種を発生さ
せ、窒化処理を行う。金属部材30は主に外部加熱ヒー
タ35により昇温し、一定温度に保持する。プラズマは
陰極37を陰極とし、真空容器31を陽極として発生し
たグロー放電によって生成する。プラズマのイオン化率
やエネルギー状態を低くしてあるので、プラズマにより
金属部材30はほとんど加熱されない。アンモニアガス
成分比率を約20%以下としてイオン化率を押さえ、高
い反応性を有するラジカルを発生させることが好ましい
窒化層を形成できる。
【0022】グロー放電を行って窒化する際の条件の1
例を次に示す。 処理温度;300〜650℃、例えば510℃ 電圧; 400〜500V、例えば450V 電流密度;0.001〜2mA/cm2 アンモニアガス濃度;10〜50%、例えば20% 放電時間;1〜10時間、例えば3時間。 電流密度を0.001〜2mA/cm2 とするのは、こ
の電流密度の範囲においてのみグロー放電はアンモニア
ガスおよび水素ガスをプラズマ化することができ、余熱
を発生させないからである。電流密度が0.001mA
/cm2 未満ではプラズマ化を充分に起こすことができ
ず、電流密度が2mA/cm2 を超えると金属部材の表
面に過熱状態が生じたりして有効な窒化処理が行われな
い。グロー放電を発生する放電は、直流放電、高周波放
電のいずれでもよい。
【0023】このようにしてグロー放電を行って窒化し
た後、さらに必要に応じてその上にCrNあるいはTi
Nをイオンプレーテイングする。CrNあるいはTiN
をイオンプレーテイングする方法は公知の方法(例え
ば、前記特開平6−93990号公報に記載の方法)を
用いることができる。イオンプレーテイング層の厚さは
特に限定されないが、約1〜10μmが好ましい。1μ
m未満では耐摩耗性が劣り、10μmを超えると表面に
凹凸ができるので好ましくない。上記のようにしてグロ
ー放電を行って窒化した窒化層の上のCrNあるいはT
iNのイオンプレーテイング層は密着性がよく長期の使
用によっても剥離せず、耐摩耗性が高い。
【0024】ローラ10としては(1)Ni、Cr、M
oを含み、あるいはさらにBなどを添加した高合金鋳鉄
の焼入れ材からなるローラ、あるいは、(2)Ni、C
r、Moを含み、あるいはさらにBなどを添加した高合
金鋳鉄の焼入れ材の表面に、300〜650℃の温度
で、アンモニアガスと水素ガスを用い、0.001〜2
mA/cm2 の電流密度のグロー放電を行って窒化した
ローラ、あるいはさらにその上にCrNあるいはTiN
をイオンプレーテイングをしたローラを用いることによ
り、前記ベーン12とローラ10はそれぞれ耐摩耗性が
従来より向上する。したがって冷媒がHFC系冷媒に替
わり、冷凍機油がエステル系冷凍機油に移行しても、ベ
ーン12とローラ10との摺動面などにおいて被膜が剥
離するなどがなく、長期に亘り安定して運転できる。
【0025】ローラの熱処理条件の例を次に示す。 雰囲気;無酸化雰囲気炉(ブタン変性ガス中) 焼入れ温度、時間;850〜950℃、約60分 焼戻し温度、時間;300〜350℃、約120分
【0026】本発明の冷媒圧縮機の形式は上記のような
密閉型圧縮機でもよいが、開放型圧縮機でもよく特に限
定されない。なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0027】
【発明の効果】この発明は上記のように構成したことに
より、冷凍機油としてエステル系冷凍機油、エーテル系
冷凍機油などを用いたり、HFC系冷媒を使用した場合
でも、ベーンの表面の摺動部における摩擦係数が低く、
耐摩耗性が高く、このベーンを備えた冷媒圧縮機は、長
期に亘り安定して運転することができる。このベーンと
ともに特定のローラを備えた冷媒圧縮機はさらに耐摩耗
性が向上し、一層長期に亘り安定して運転することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 冷凍装置の冷凍回路図である。
【図2】 本発明の冷媒圧縮機の一例の縦断面図であ
る。
【図3】 図2の冷媒圧縮機の横断面図である。
【図4】 本発明における窒化を行うための装置の一例
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動要素 3 圧縮要素 4 巻線 5 固定子 6 回転子 7 シリンダ 8 回転軸 9 偏心部 10 ローラ 11 バネ 12 ベーン 13 上部軸受 14 下部軸受 15 吐出孔 16 吐出弁 17 吐出マフラ 18 オイル 19 吸込管 20 吐出管 21 中空孔
フロントページの続き (72)発明者 石川 和久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 鎌田 正彦 東京都町田市相原町2851−2 (72)発明者 須摩 浩之 神奈川県津久井郡津久井町大井362−1− 405 (72)発明者 菅 幸頂 神奈川県相模原市宮下本町1−2−15 (72)発明者 池永 薫 神奈川県座間市東原5−1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部材を300〜650℃の温度で、
    アンモニアガスと水素ガスを用い、金属部材の表面に
    0.001〜2mA/cm2 の電流密度のグロー放電を
    行って窒化したベーン、あるいはさらにその上にCrN
    あるいはTiNをイオンプレーテイングをしたことを特
    徴とするベーン。
  2. 【請求項2】 回転軸を有する電動要素と、この電動要
    素の回転軸によって駆動される圧縮要素を備え、吸入し
    たHFC系冷媒あるいはHFC系冷媒を主体とする冷媒
    をこの圧縮要素により圧縮して吐出するようにした冷媒
    圧縮機であって、前記圧縮要素はシリンダと、前記回転
    軸の偏心部によりこのシリンダ内を回転するローラと、
    このローラに接してシリンダ内を分けるベーンと、前記
    シリンダの開口を封じる上軸受部と下軸受部などから構
    成されており、前記ベーンとして、金属部材を300〜
    650℃の温度で、アンモニアガスと水素ガスを用い、
    金属部材の表面に0.001〜2mA/cm2 の電流密
    度のグロー放電を行って窒化したベーン、あるいはさら
    にその上にCrNあるいはTiNをイオンプレーテイン
    グをしたベーンを用いることを特徴とする冷媒圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記ローラは下記の(1)あるいは
    (2)のローラであることを特徴とする請求項2記載の
    冷媒圧縮機。 (1)Ni、Cr、Moを含み、あるいはさらにBなど
    を添加した高合金鋳鉄の焼入れ材からなるローラ、
    (2)Ni、Cr、Moを含み、あるいはさらにBなど
    を添加した高合金鋳鉄の焼入れ材の表面に、300〜6
    50℃の温度で、アンモニアガスと水素ガスを用い、
    0.001〜2mA/cm2 の電流密度のグロー放電を
    行って窒化したローラ、あるいはさらにその上にCrN
    あるいはTiNをイオンプレーテイングをしたローラ。
  4. 【請求項4】 冷凍機油がエステル系潤滑油、エーテル
    系潤滑油あるいはこれらの混合物であることを特徴とす
    る請求項2あるいは請求項3記載の冷媒圧縮機。
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