JPH10169582A - ベーンおよびそれを使用した冷媒圧縮機 - Google Patents

ベーンおよびそれを使用した冷媒圧縮機

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JPH10169582A
JPH10169582A JP27712197A JP27712197A JPH10169582A JP H10169582 A JPH10169582 A JP H10169582A JP 27712197 A JP27712197 A JP 27712197A JP 27712197 A JP27712197 A JP 27712197A JP H10169582 A JPH10169582 A JP H10169582A
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vane
refrigerant
stainless steel
plasma
cylinder
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JP27712197A
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English (en)
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Masazo Okajima
政三 岡島
Kazuhisa Ishikawa
和久 石川
Masahiko Kamata
正彦 鎌田
Yukikami Suga
幸頂 菅
Hiroyuki Suma
浩之 須摩
Kyoji Ito
恭二 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
NDK Inc
Original Assignee
Nihon Denshi Kogyo KK
Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/08Rotary pistons
    • F01C21/0809Construction of vanes or vane holders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/04Heavy metals
    • F05C2201/0433Iron group; Ferrous alloys, e.g. steel
    • F05C2201/0436Iron
    • F05C2201/0439Cast iron
    • F05C2201/0442Spheroidal graphite cast iron, e.g. nodular iron, ductile iron

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍機油としてエステル系冷凍機油を用い、
HFC系冷媒を使用した場合でも、ベーンの表面の摺動
部における摩擦係数が低く、耐摩耗性が高いベーンおよ
びそのベーンを備えた冷媒圧縮機を提供すること。 【解決手段】 焼結して得られるステンレス系鋼製ベー
ンの表面をプラズマ浸硫窒化処理して、その表面に含窒
素化合物層を形成するとともに含硫黄表層部を形成した
ベーンおよびそのベーンを備えた冷媒圧縮機により課題
を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベーンおよびそれ
を使用した冷媒圧縮機に関するものであり、さらに詳し
くは摺動面の耐摩耗性を向上したーン、およびオゾン層
を破壊する危険がないHFC系冷媒などを使用する冷凍
装置に使用される前記ベーンを使用した冷媒圧縮機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍機の冷媒としては従来ジクロロジフ
ルオロメタン(R−12)や共沸混合冷媒のR−22と
モノクロロペンタフルオロエタン(R−115a)とか
らなるR−502が用いられており、これらの冷媒は、
通常の冷凍装置に好適であり、冷媒と相溶性のある鉱物
油やアルキルベンゼン系油等の冷凍機油を使用した冷凍
サイクルは、信頼性、耐久性など高い品質レベルに至っ
ている。
【0003】しかしながら、上記の冷媒は、オゾン破壊
が高く、大気中に放出されて地球上空のオゾン層に到達
すると、このオゾン層を破壊する。このオゾン層の破壊
は冷媒中の塩素基(Cl)により引き起こされる。そこ
で、塩素基の含有量の少ない冷媒、例えはクロロジフル
オロメタン(HCFC−22、R−22)、塩素基を含
まない冷媒、例えはジフルオロメタン(HFC−32、
R−32)、ペンタフルオロエタン(HFC−125、
R−125)や1,1,1,2−テトラフルオロエタン
(HFC−134a、R−134a)がこれらの代替冷
媒(以下、HFC系冷媒と称す)として考えられてい
る。HFC系冷媒に対して使用される冷凍機油として
は、HFC系冷媒と相溶性のない鉱物油やアルキルベン
ゼン系油などや、HFC系冷媒と相溶性のあるエステル
系冷凍機油、エーテル系冷凍機油、それらの混合油など
がある。
【0004】従来、ロータリ式圧縮機のベーンは、SK
H51などを使用し耐摩耗性の向上を計るために、イオ
ン窒化処理、CrNコーテイング処理などの表面処理が
行われたり、アルミ含浸カーボン材や繊維強化アルミ材
を用いたベーンが用いられていた。しかし、冷媒がHF
C系冷媒に替わり、冷凍機油がエステル系冷凍機油また
はエーテル系冷凍機油に移行すると、これら従来の表面
処理、例えばイオン窒化処理の場合は、摩擦係数が高い
ために、冷凍回路内に水分が存在し、摩擦により高温に
なるとエステル系冷凍機油などが加水分解されて酸が発
生し、発生した酸により金属石鹸などのスラツジが形成
され、このスラッジがベーンの表面の摺動部に堆積した
り、腐食、摩耗するなどの問題がある。また、CrNコ
ーテイング処理の場合は、被膜が運転中に剥離する問題
やコーテイング被膜厚のバラツキにより生産対応しにく
い問題がある。また、アルミ含浸カーボン材や繊維強化
アルミ材を用いたベーンは、機械的強度や耐摩耗性が不
足し、かつ相手のローラへの攻撃性があるので、これら
のベーンを備えたロータリ式圧縮機は長期に亘り安定し
て運転できなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冷凍
機油としてエステル系冷凍機油、エーテル系冷凍機油な
どを用いたり、HFC系冷媒を使用した場合でも、ベー
ンの表面の摺動部における摩擦係数が低く、耐摩耗性が
あり、ベーンの表面の摺動部におけるスラッジの発生を
防止したベーン、およびそのようなベーンを使用し長期
に亘り安定して運転できる冷媒圧縮機を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題
を解決すべく研究を重ねた結果、ベーンとして、表面に
プラズマ浸硫窒化処理を施したステンレス系鋼製ベーン
を用いることにより前記課題を解決できることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の請求項1の発明は、焼結して得ら
れるステンレス系鋼製ベーンの表面をプラズマ浸硫窒化
処理して、その表面に含窒素化合物層を形成するととも
に含硫黄表層部を形成することを特徴とするベーンであ
る。
【0008】本発明の請求項2の発明は、回転軸を有す
る電動要素と、この電動要素の回転軸によって駆動され
る圧縮要素とを備え、吸入したHFC系冷媒あるいはH
FC系冷媒を主体とする冷媒をこの圧縮要素により圧縮
して吐出するようにした冷媒圧縮機であって、前記圧縮
要素はシリンダと、前記回転軸の偏心部によりこのシリ
ンダ内を回転するローラと、このローラに接してシリン
ダ内を分けるベーンと、前記シリンダの開口を封じる上
軸受部と下軸受部などから構成されており、前記ベーン
として、表面にプラズマ浸硫窒化処理を施したステンレ
ス系鋼製ベーンを用いることを特徴とする冷媒圧縮機で
ある。
【0009】本発明の請求項3の発明は、請求項2記載
の冷媒圧縮機において、焼結して得られるステンレス系
鋼製ベーンを用いることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4の発明は、請求項2ある
いは請求項3記載の冷媒圧縮機において、冷凍機油がエ
ステル系潤滑油、エーテル系潤滑油あるいはこれらの混
合物であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1〜3に基づいて
説明する。図1に、蒸発気化したHFC系冷媒を圧縮し
て凝縮器に吐出する本発明の冷媒圧縮機a、同冷媒を凝
縮液化する凝縮器b、同冷媒の圧力を減じるキャピラリ
チューブc、液化冷媒を蒸発させる蒸発器dなどを順次
冷媒管でつないで形成した冷凍装置の冷凍サイクルを示
す。
【0012】図2は、本発明の冷媒圧縮機の一例の縦断
面図である。図3は、図2に示した本発明の冷媒圧縮機
の横断面図である。図2及び図3において、1は密閉容
器で、この容器内には上側に電動要素2が、下側にこの
電動要素によって駆動される回転圧縮要素3が夫々収納
されている。電動要素2は有機系材料で絶縁された巻線
4を有する固定子5とこの固定子の内側に設けられた回
転子6とで構成されている。回転圧縮要素3はシリンダ
7と、回転軸8の偏心部9によってシリンダ7の内壁に
沿って回転させるローラー10と、このローラーの周面
に圧接されてシリンダ7内を吸込側と吐出側とに区画す
るようにバネ11で押圧されるベーン12と、シリンダ
7の開口を封じるとともに、回転軸8を軸支する上部軸
受13及び下部軸受14とで構成されている。
【0013】そして、上部軸受13にはシリンダ7の吐
出側と連通する吐出孔15が設けられている。また、上
部軸受13には吐出孔15を開閉する吐出弁16と、こ
の吐出弁を覆うように吐出マフラ17とが取付けられて
いる。
【0014】密閉容器1内の底部にはHFC系冷媒、例
えば、R134aとR32とR125との3種混合冷媒
あるいはR32とR125との2種混合冷媒が封入され
ている。
【0015】そして、冷凍機油としてのエステル系冷凍
機油(オイル)18は回転圧縮要素3の摺動部材である
ローラー10とベーン12との摺動面を潤滑している。
【0016】回転圧縮要素3のシリンダ7内に流入して
ローラー10とベーン12との協働で圧縮される冷媒は
上述のように、例えばR407C[R134aとR32
とR125との混合冷媒]やR410A[R32とR1
25との混合冷媒]などである。
【0017】19は密閉容器1に取付けてシリンダ7の
吸込側に冷媒を案内する吸込管、20は密閉容器1の上
壁に取付けられて回転圧縮要素3で圧縮されて電動要素
2を介して密閉容器1外に冷媒を吐出する吐出管であ
る。吸込管19からシリンダ7内の吸込側に流入した冷
媒はローラー10とベーン12との協働で圧縮され、吐
出孔15を通って吐出弁16を開放して吐出マフラ17
内に吐出される。この吐出マフラ内の冷媒は電動要素2
を介して吐出管20から密閉容器1外に吐出れさる。そ
して、密閉容器1の底部に入れられたオイル18は、回
転軸8の高速回転によって上方開放端にできる渦流によ
る真空現象によって回転軸8の中空孔21を通って吸い
上げられ、回転圧縮要素3のローラー10やベーン12
等の摺動部材の摺動面、回転軸8と上部軸受13、下部
軸受14との摺動面などに供給されて潤滑を行ってい
る。また、シリンダ7内で圧縮された冷媒が低圧側にリ
ークしないようにしている。
【0018】上記ベーン12はステンレス系鋼製であ
り、その表面にプラズマ浸硫窒化処理が施されているの
で表面は摩擦係数が低く、また耐摩耗性が高い。したが
って冷媒がHFC系冷媒に替わり、冷凍機油がエステル
系冷凍機油に移行しても、ベーン12とローラ10との
摺動面などにおいて被膜が剥離するなどがない。プラズ
マ浸硫窒化処理により摩擦係数が低く、耐摩耗性が高い
表面が得られるのは、プラズマ浸硫窒化処理によりベー
ン12の表面の鉄と硫黄が化学反応し(硫化鉄が生成す
る)硫黄が含まれた表層部ができるため摩擦係数が低く
なり、鉄と窒素が化学反応し化合物層(FeN、Fe3
4 などが生成する)ができるため耐摩耗性が高い表面
が得られるものと考えられるが、この考え方に限定され
るものではない。
【0019】本発明で用いるプラズマ浸硫窒化処理の条
件は特に限定されない。処理条件の具体例としては、例
えば、炉中、1〜2時間かけて540〜570℃に回転
軸8を加熱して、N2 /H2 =1:1の雰囲気中で約2
時間処理し、引き続き540〜570℃でN2 /H2
混合ガス雰囲気中で約3時間処理した後、約2時間かけ
て炉冷(3トール)する方法を挙げることができる。
【0020】前記ステンレス系鋼製ベーンとして、下記
の成分を含む、Cr含有量の高いSUS440系ステン
レス鋼製ベーンを用いることにより、ベーン自体の耐摩
耗性をより高めることができる。 成分:C:0.95〜1.20wt%、Si:1.0w
t%以下、Mn:0.6wt%以下、Ni:0.6wt
%以下、Cr:16〜18wt%、Mo:0.75wt
%以下、Fe:残部。 各成分およびその含有量は量産が可能で、かつ、特にベ
ーンの耐摩耗性を向上させるように決められたものであ
る。Cの含有量は熱処理後の硬度、耐摩耗性に関連する
ので特定の値あるいは範囲内にあることが必要である。
特に下限値未満では焼き入れ後の硬さが低下し、摩耗性
が低下する。Crは炭化物析出元素であるので耐摩耗性
に大いに寄与するため最適値、最適範囲を選択する必要
がある。Si、Moも基地強化に寄与する元素であり、
これらも最適値、最適範囲を選択する必要があり、これ
らの値、範囲を外れると耐摩耗性に悪影響がでる。
【0021】また本発明においては、公知のHIP成形
や射出成形などにより容易に焼結して得られるステンレ
ス系鋼製ベーンを用いることが好ましい。HIP(ホッ
トアイソスタテイックプレス、Hot Isostatic Press)成
形は、粉体あるいは予備成形体を、高温においても被覆
体を形成する金属型などに封入脱気した後、容器内に挿
入し、不活性雰囲気媒体を通じて等方的に加圧しながら
加熱焼結する方法であり、均質高密度の焼結体が得られ
る。
【0022】本発明の冷媒圧縮機の形式は上記のような
密閉型圧縮機でもよいが、開放型圧縮機でもよく特に限
定されない。
【0023】
【実施例】以下本発明を実施例および比較例により具体
的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。 (実施例1)下記の成分を含むステンレス系鋼製ベーン
を炉中に入れて、1〜2時間かけて570℃に加熱し
て、N2 毎分1.5リットル、H2 毎分1.5リットル
を供給する雰囲気中で2時間処理し、引き続き570℃
でN2 /H2 =1:1の混合ガスとN2 /H2 S=9
9:1の混合ガスを供給する雰囲気中で3時間処理した
後、2時間かけて炉冷(3トール)してプラズマ浸硫窒
化処理を行った。 成分:C:1.8〜2.3wt%、Si:1wt%以
下、Cr:20〜24wt%、Mo:0.5〜2.0w
t%、Fe:残部。 プラズマ浸硫窒化処理を行ったこのベーン12を備えた
回転式圧縮機、凝縮機、膨張弁、蒸発器を配管で連結し
たベンチスタンド試験装置を使用し下記の試験条件で耐
久試験を行い、ベーン12の摺動部の摩耗度を測定し
た。
【0024】圧力条件:高圧27〜28kg/cm2
G、低圧:4.6kg/cm2 ・G 運転周波数:100HZ、運転時間:1000hr、 冷媒:デュポン社製R407C[R134aとR32と
R125との52:23:25の混合冷媒] ケース上部温度:95〜100℃ ローラー:鋳鉄 組成(wt%):T.C(トータルカーボン):3.0
〜3.7 Si:1.5〜2.5,Mn:0.5〜1.0, P:0.2〜0.3,S:0.15以下 Ni:0.15〜0.4,Cr:0.5〜1.2 Mo:0.15〜0.4, 残部は鉄
【0025】潤滑油組成物(オイル):ポリオールエス
テル系油(フレオールα68S、ジャパンエナジー社
製)を基油とし、この基油に対して0.1〜2.0重量
%のトリクレジルフォスフェート(TCP)と0.01
〜10重量%のエポキシとの添加剤(EP)を添加含有
したもの。さらに、基油には0.05〜0.3重量%の
2,6−ジ−t−ブチル−パラクレゾールが添加されて
いる。
【0026】試験の結果、ベーン12の摩耗度は1であ
った。数字は摩耗度を5段階評価で表したものであり、
5は悪い、3迄が許容される範囲、1は良好であること
を示す。回転式圧縮機を長期にわたり運転してもオイル
の酸価が上昇せず、ベーン12の表面の摺動部にはスラ
ッジの発生が見られず、安定して運転できた。
【0027】(比較例1)プラズマ浸硫窒化処理の代わ
りにイオン窒化処理を施したベーン12を用いた以外は
実施例1と同様にして試験した。試験の結果、被膜に一
部剥離が見られベーン12の摩耗度は4であった。
【0028】
【発明の効果】この発明は上記のように構成したことに
より、冷凍機油としてエステル系冷凍機油、エーテル系
冷凍機油などを用いたり、HFC系冷媒を使用した場合
でも、ベーンの表面の摺動部における摩擦係数が低く、
耐摩耗性が高く、このベーンを備えた冷媒圧縮機は、長
期に亘り安定して運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 冷凍装置の冷凍回路図である。
【図2】 本発明の冷媒圧縮機の一例の縦断面図であ
る。
【図3】 図2の冷媒圧縮機の横断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動要素 3 回転圧縮要素 4 巻線 5 固定子 6 回転子 7 シリンダ 8 回転軸 9 偏心部 10 ローラー 11 バネ 12 ベーン 13 上部軸受 14 下部軸受 15 吐出孔 16 吐出弁 17 吐出マフラ 18 オイル 19 吸込管 20 吐出管 21 中空孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 正彦 東京都町田市相原町2851−2 (72)発明者 菅 幸頂 神奈川県相模原市宮下本町1−2−15 (72)発明者 須摩 浩之 神奈川県津久井郡津久井町大井362−1− 405 (72)発明者 伊藤 恭二 愛知県豊明市間米町榎山900−56−606

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結して得られるステンレス系鋼製ベー
    ンの表面をプラズマ浸硫窒化処理して、その表面に含窒
    素化合物層を形成するとともに含硫黄表層部を形成する
    ことを特徴とするベーン。
  2. 【請求項2】 回転軸を有する電動要素と、この電動要
    素の回転軸によって駆動される圧縮要素とを備え、吸入
    したHFC系冷媒あるいはHFC系冷媒を主体とする冷
    媒をこの圧縮要素により圧縮して吐出するようにした冷
    媒圧縮機であって、前記圧縮要素はシリンダと、前記回
    転軸の偏心部によりこのシリンダ内を回転するローラ
    と、このローラに接してシリンダ内を分けるベーンと、
    前記シリンダの開口を封じる上軸受部と下軸受部などか
    ら構成されており、前記ベーンとして、表面にプラズマ
    浸硫窒化処理を施したステンレス系鋼製ベーンを用いる
    ことを特徴とする冷媒圧縮機。
  3. 【請求項3】 焼結して得られるステンレス系鋼製ベー
    ンを用いることを特徴とする請求項2記載の冷媒圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 冷凍機油がエステル系潤滑油、エーテル
    系潤滑油あるいはこれらの混合物であることを特徴とす
    る請求項2あるいは請求項3記載の冷媒圧縮機。
JP27712197A 1996-10-11 1997-10-09 ベーンおよびそれを使用した冷媒圧縮機 Pending JPH10169582A (ja)

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