JPH11236460A - プラスチックフィルムの表面処理方法 - Google Patents

プラスチックフィルムの表面処理方法

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JPH11236460A
JPH11236460A JP10054203A JP5420398A JPH11236460A JP H11236460 A JPH11236460 A JP H11236460A JP 10054203 A JP10054203 A JP 10054203A JP 5420398 A JP5420398 A JP 5420398A JP H11236460 A JPH11236460 A JP H11236460A
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gas
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン系フィルムの表面処理方法として、オゾン処理
法、紫外線処理法が行われているが、表面の酸化程度が
少なく、建材用の化粧シートとしては、十分な接着力が
得られなかった。 【解決手段】 オゾン処理と紫外線処理を組み合わせた
プラスチックフィルムの表面処理方法で、オゾン、酸
素、窒素からなるオゾン混合ガス1 をガス供給パイプ11
に供給して紫外線照射装置内12に導入し、紫外線照射装
置12内でオゾン混合ガスに紫外線ランプ4 から185nm 及
び 254nmの紫外線5 を照射してオゾンと活性酸素を発生
させ、そのオゾンと活性酸素を含有する混合ガス2 を、
接続パイプ11aを通してガス吹きつけ部13に送り、その
吐出口13aからプラスチックフィルム3 に吹きつけて、
プラスチックフィルム表面を連続的に処理する方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン系樹脂フィルムの接着
性を向上させるために施される表面処理方法に関するも
ので、これらのフィルム又はシートを用いる建材用化粧
シート、又は食品包装等の包装材料に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の壁、天井等の内装、家
具、キャビネット等の表面装飾材として用いられる化粧
シートは、その基材シートにポリ塩化ビニルシートが多
く使用されている。例えば、ポリ塩化ビニルシートに木
目模様等を印刷し、これに透明なポリ塩化ビニルシート
を積層したものや、更に、透明なポリ塩化ビニルシート
にエンボス加工を施したものがある。また、ポリ塩化ビ
ニルシートに代わるものとして、ポリエチレン(以下P
Eとする)、ポリプロピレン(以下PPとする)等のポ
リオレフィン系樹脂シートを使用した化粧シートも使用
されている。更に、PEやPPは食品包装等各種の包装
材料としてあらゆる分野に使用されており非常に重要な
材料である。特に、内容物を密封するためのヒートシー
ル材として多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂フィルム
(又はシート)は、極性基を持たないため、印刷インキ
や接着剤との接着力が充分でなく、ポリオレフィン系樹
脂フィルムの表面にコロナ放電処理を施す方法やプライ
マー層を形成する方法等がが採られている。また、ポリ
オレフィン系フィルムの表面処理方法として、オゾン処
理法、紫外線処理法等も行われている。しかし、これら
の方法は、一長一短があり、建材用の化粧シートとして
は、十分な接着力を得ることができなかった。特に、オ
ゾン処理法や紫外線処理法は、簡便で低コストでできる
が、ポリオレフィン系フィルム表面の酸化程度が少な
く、十分な接着力が得られなかった。そのため、本発明
においては、オゾン処理と紫外線処理を組み合わせるこ
とにより、ポリオレフィン系フィルム表面を酸化させる
ために必要な活性酸素の発生量を多くすることを見出
し、この問題を解決した。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、プラスチックフィルムの表面処理法を下記のように
した。オゾン、酸素、窒素からなる混合ガスに、185
nm及び254nmを主な波長とする紫外線を照射して
オゾン及び活性酸素を発生させ、該オゾン及び活性酸素
を含有する混合ガスをプラスチックフィルム表面に吹き
つけて表面処理することを特徴とするプラスチックフィ
ルムの表面処理方法とした。
【0005】また、前記オゾン、酸素、窒素からなる混
合ガスを、185nm及び254nmの紫外線を放射す
る紫外線ランプを装備した紫外線照射装置内に導入し、
該混合ガスに紫外線を照射してオゾン及び活性酸素を発
生させ、該オゾン及び活性酸素を含有する混合ガスをガ
ス吹きつけ部に送り込み、ガス吹きつけ部の吐出口か
ら、連続的に移動する長尺のプラスチックフィルムに、
フィルムの流れ方向に対して直角方向に吹きつけて、プ
ラスチックフィルム表面を連続的に処理することを特徴
とするプラスチックフィルムの表面処理方法とした。
【0006】そして、前記紫外線照射装置内で生成した
オゾン及び活性酸素を含有する混合ガスをパイプで輸送
して、ガス吹きつけ部の吐出口からプラスチックフィル
ムに吹きつけて、プラスチックフィルム表面を連続的に
処理することを特徴とするプラスチックフィルムの表面
処理方法とした。
【0007】更に、前記紫外線照射装置内で生成したオ
ゾン及び活性酸素を含有する混合ガスをガス吹きつけ部
の吐出口からプラスチックフィルムに吹きつける方法に
おいて、ガス吹きつけ部及びプラスチックフィルムの一
部を遮蔽装置で密閉した状態で、プラスチックフィルム
表面にオゾン及び活性酸素を含有する混合ガスをガス吹
きつて、プラスチックフィルム表面を連続的に処理する
ことを特徴とするプラスチックフィルムの表面処理方法
とした。
【0008】即ち、オゾン、酸素、窒素からなる混合ガ
スに、185nm及び254nmを主な波長とする紫外
線を照射すると、185nmの紫外線により、酸素分子
(O2 )からオゾン(O3 )が生成され、このO3 は2
54nmの紫外線によりO2と活性酸素(O)に分解さ
れ、混合ガス中にはよりオゾン(O3 )と多くの活性酸
素(O)が存在するようになる。特に、本発明に使用さ
れる紫外線ランプは254nmの紫外線を多く放射する
ので、活性酸素が多く生成される。次に、活性酸素
(O)を多く含有する混合ガスを、ポリオレフィン系フ
ィルムに吹きつければ、ポリオレフィン系フィルム表面
は沢山の活性酸素と接触して酸化が促進され、カルボニ
ル基等の極性基が生成し、印刷インキや接着剤との接着
力が向上することになる。
【0009】また、ポリオレフィン系フィルム表面が活
性酸素と接触すると、ポリオレフィン系フィルム表面に
付着している極く薄い有機物質の被膜は、活性酸素と反
応して揮発性の物質となって取り除かれるので、ポリオ
レフィン系フィルム表面は清浄となり、濡れ性がよくな
り、印刷インキ等との接着性が向上する。従って、上記
混合ガス中に活性酸素をできるだけ大量に発生させ、そ
の活性酸素が消失する前に、ポリオレフィン系フィルム
表面に吹きつけることが、本発明の大きなポイントにな
る。
【0010】そのため、本発明においては、オゾン、酸
素、窒素からなる混合ガス(以下オゾン混合ガスとす
る)に、プラスチックフィルム表面に吹きつける直前
に、185nm及び254nmを主な波長とする紫外線
を照射してオゾンと活性酸素を発生させ、そのオゾンと
活性酸素を含有する混合ガス(以下活性酸素含有混合ガ
スとする)を、長尺のプラスチックフィルムを連続的に
移動させながら、フィルムの流れ方向に対して直角方向
(フィルムの幅方向)、又はフィルムの流れ方向と逆の
方向にスリット状の吐出口から吹きつけて、プラスチッ
クフィルムの表面を連続的に処理する方法とした。
【0011】また、前記オゾン混合ガスに紫外線を照射
する方法として、前記紫外線ランプを装備した紫外線照
射装置内にオゾン混合ガスを導入し、その装置内でオゾ
ン混合ガスに紫外線を照射してオゾンと活性酸素をでき
るだけ多く発生させ、該活性酸素を含有する混合ガスを
パイプで輸送してガス吹きつけ部の吐出口から、長尺の
プラスチックフィルムを連続的に移動させながら、該プ
ラスチックフィルムの幅方向にスリット状に吹きつけ
て、プラスチックフィルム表面を連続的に処理すること
により、処理能力の向上を図った。
【0012】更に、ガス吹きつけ部とフィルムの一部を
遮蔽装置で密閉し、その遮蔽装置内で活性酸素含有混合
ガスをフィルムに吹きつけることにより、活性酸素含有
混合ガスを作業環境内に漏れることを防止すると共に、
活性酸素含有混合ガスとプラスチックフィルムの接触時
間を長くすることができるので、フィルム表面の酸化を
より促進することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照にしながら本
発明を詳細に説明する。図1は本発明のプラスチックフ
ィルムの表面処理方法の各工程の概要を示した模式図で
ある。図2は本発明のプラスチックフィルムの表面処理
方法の概要を示した図で、ガス吹きつけ部と紫外線照射
装置を直結したときの模式図である。図3は本発明のプ
ラスチックフィルムの表面処理方法の概要を示した図
で、ガス吹きつけ部と紫外線照射装置をパイプで接続し
たときの模式図である。
【0014】本発明のプラスチックフィルムの表面処理
方法は、基本的には、図1に示すように、オゾン、酸
素、窒素からなるオゾン混合ガス1をガス供給パイプ1
1に供給して紫外線照射装置内に導入する工程と、紫外
線照射装置12内でオゾン混合ガス1に紫外線ランプ4
から紫外線5を照射してオゾンと活性酸素を発生させる
工程と、オゾンと活性酸素を含有する混合ガス2(活性
酸素含有混合ガス2)をガス吹きつけ部13からプラス
チックフィルム3に吹きつける工程から構成される。
【0015】本発明のプラスチックフィルムの表面処理
方法においては、オゾン、酸素、窒素の混合ガス(以下
単にオゾン混合ガスとする)が使用されるので、このオ
ゾン混合ガスを供給する必要がある。オゾン混合ガスは
オゾン発生機に空気を送り込んでオゾンを発生させ、オ
ゾン、酸素、窒素の混合ガスを作製し、これを直接ガス
供給パイプに供給して、使用することができる。また、
オゾン発生機で作製したオゾン混合ガスをガスボンベに
充填したものを使用することもできる。尚、オゾン発生
機に酸素を送り込んでオゾンを発生させれば、オゾンと
酸素の混合ガスが得られるので、この混合ガスを使用す
ることも可能であるが、オゾンと酸素の混合ガスは可燃
性物質を燃焼させ易すく、取扱が不便であるので、本発
明においてはオゾン、酸素、窒素の混合ガスを使用し
た。
【0016】次に、本発明のプラスチックフィルムの表
面処理方法について説明する。図1に示すように、上記
のようにして得られたオゾン、酸素、窒素からなるオゾ
ン混合ガス1は、ガス供給パイプ11に供給されて紫外
線照射装置12に導入される。紫外線照射装置12には
185nm及び254nmの紫外線を放射する紫外線ラ
ンプ4が装備されており、紫外線照射装置12に導入さ
れたオゾン混合ガス1に紫外線5が照射される。オゾン
混合ガス1に紫外線ランプ4から185nm及び254
nmの紫外線5が照射されると、前述のように、酸素
(O2 )からオゾン(O3 )が生成され、更にオゾン
(O3 )から活性酸素(O)が生成され、初期のオゾ
ン、酸素、窒素に加えて活性酸素(O)を含む混合ガス
となる(以下このオゾン(O3 )及び活性酸素(O)を
含む混合ガスを活性酸素含有混合ガスとする)。
【0017】次いで、活性酸素含有混合ガス2は、接続
パイプ11aを通ってガス吹きつけ部13に送られ、ガ
ス吹きつけ部13の吐出口13aからプラスチックフィ
ルム3に吹きつけられる。プラスチックフィルム3は、
通常、巻取から供給されロール14とロール14aを連
続的に移動している間に活性酸素含有混合ガス2が吹き
つけられ、表面が活性酸素によって酸化される。勿論、
プラスチックフィルムの酸化度を多くするために、プラ
スチックフィルム3と活性酸素含有混合ガス2の接触時
間を長くする必要があるときは、後述するように、活性
酸素含有混合ガス2を入れたボックス内でプラスチック
フィルムと活性酸素含有混合ガス2を接触させて処理す
る。
【0018】オゾンは分解し易いガスであるが、作業環
境に漏れたとき毒性を示すので、アメリカのACGIH
によれば、労働環境におけるオゾンの許容濃度は0.1
ppmとされており、日本でもこの数値が尊重されてい
る。 そのため、活性酸素含有混合ガス2を
プラスチックフィルム3に吹きつけた後、作業環境中に
放出することはできないので、プラスチックフィルム3
への活性酸素含有混合ガス2の吹きつけは密閉系内で行
う必要がある。もし、オープン状態で活性酸素含有混合
ガス2をプラスチックフィルム3に吹きつける場合は、
プラスチックフィルム3に活性酸素含有混合ガス2を吹
きつけた直後に、その周囲の空気を吸引装置を用いて吸
引し、活性酸素含有混合ガス2が作業環境内に拡散しな
いようにする必要がある。
【0019】以下に、オゾンを作業環境に漏らさない
で、プラスチックフィルムに吹きつける方法について説
明する。図2(a)に示すように、オゾン混合ガス1は
ガス供給パイプ11から供給されて紫外線照射装置12
に導入される。紫外線照射装置12では、オゾン混合ガ
ス1に紫外線ランプ4から185nm及び254nmの
紫外線5が照射されて、オゾン及び活性酸素が発生して
活性酸素含有混合ガス2となる。この活性酸素含有混合
ガス2は接続パイプ11aを通ってガス吹きつけ部13
に送られ、ガス吹きつけ部13の吐出口13aからプラ
スチックフィルム3の流れ方向に対して直角方向(フィ
ルムの幅方向)又は逆方向に吹きつけられる。プラスチ
ックフィルムに対して吐出口から活性酸素含有混合ガス
2を吹きつける方向は必ずしも直角である必要はなく、
フィルムの幅方向に対して一様に吹きつけられるように
なっていればよい。実用的には、フィルムの流れ方向に
対して逆方向から活性酸素含有混合ガス2を吹きつけた
方が、プラスチックフィルム3と活性酸素含有混合ガス
2の接触時間が長くなり効果的である。ガス吹きつけ部
13の吐出口13aは、図2(b)に示すように、プラ
スチックフィルムの幅と同じ大きさの幅(ガスの吹き出
す幅)を有し、その吐出口の間隙はスリット状に狭めら
れて、プラスチックフィルム表面に勢い良く吹き出され
るようになっている。
【0020】図2(a)に示すように、ガス吹きつけ部
13及びプラスチックフィルム3のガスを吹きつける部
分は、遮蔽装置15で囲まれてプラスチックフィルムの
入口と出口以外は密閉系になっている。また、プラスチ
ックフィルムの入口と出口は柔らかい材質でプラスチッ
クフィルムを押さえるようにして、できるだけガスが漏
れない構造になっている。更に、プラスチックフィルム
の入口と出口の部分には、吸引装置を設けて僅かに漏れ
たガスを吸引して外に排出するようにし、作業環境内に
は活性酸素含有混合ガス2が漏れないようにした。
【0021】図2(a)に示すように、遮蔽装置15を
フィルムの流れ方向に対してある程度の長さを有する大
きさにすれば、プラスチックフィルムに活性酸素含有混
合ガス2を吹きつけたとき、遮蔽装置15内に充満した
活性酸素含有混合ガス2は、プラスチックフィルム3が
遮蔽装置内15を通過する間、プラスチックフィルムと
接触することになるので、プラスチックフィルムの酸化
度合いが比較的簡単に調整できる。即ち、遮蔽装置内に
は紫外線照射装置内で生成した一定濃度のオゾンと活性
酸素が供給されるので、遮蔽装置内のオゾンと活性酸素
は、常に一定濃度に維持される。そのため、プラスチッ
クフィルム3が遮蔽装置15内に滞留する時間を一定に
すれば、常に、プラスチックフィルムの酸化度は一定に
なる。
【0022】従って、遮蔽装置内のプラスチックフィル
ムの滞留時間、即ちプラスチックフィルムの移動速度を
変えることにより、必要とするプラスチックフィルムの
酸化度を得ることができる。また、遮蔽装置内でプラス
チックフィルムを処理する方法は、プラスチックフィル
ムに直接活性酸素含有混合ガスを吹きつけて、直ちにそ
の活性酸素含有混合ガスを排気する方法に比較して、活
性酸素含有混合ガスを大幅に節約できる。
【0023】また、図3に示すように、紫外線照射装置
12をガス吹きつけ部13と離して設置し、紫外線照射
装置12で生成した活性酸素含有混合ガス2を接続パイ
プ11aでガス吹きつけ部13に輸送して、プラスチッ
クフィルム3に吹きつける方法もある。この場合、紫外
線照射装置12が、ガス吹きつけ部13から離れて別置
きとなっているので、紫外線照射装置12は大形の装置
を含めて高性能の装置にすることができる。例えば、紫
外線ランプを沢山並べて設置し、オゾン混合ガス1への
紫外線の照射時間を長くして、より多くのオゾンと活性
酸素を発生させ、活性酸素含有混合ガス2の活性度を上
げ、プラスチックフィルムの酸化能率を向上させること
ができる。
【0024】また、紫外線照射装置へのオゾン混合ガス
の流量を増やすと、オゾン混合ガス1への紫外線照射時
間が短くなり、必要なオゾン濃度と活性酸素濃度が得ら
れなくなるが、上記のように、紫外線照射装置12が別
置きの場合は、紫外線ランプの配列を変えて、オゾン混
合ガスのの流路を長くすることができるので、オゾン混
合ガスの流量を増やしても、必要なオゾン濃度及び活性
酸素濃度が容易に得られる。
【0025】また、図4に示すように、ガス吹きつけ部
13の中に、紫外線ランプを組み込んでガス吹きつけ装
置10を構成し、オゾン混合ガス1に紫外線ランプ4か
ら紫外線を照射し、その紫外線照射した活性酸素含有混
合ガス2をプラスチックフィルム3に吹きつける方法も
ある。この方法は紫外線照射により発生したオゾンや活
性酸素が減少する前に、プラスチックフィルムに吹きつ
けられるので、活性酸素の有効利用としては優れた方法
であるが、ガス吹きつけ装置内に多数の紫外線ランプを
組み込みにはスペース的に問題があり、プラスチックフ
ィルムの処理能力には限界がある。
【0026】本発明に用いられる紫外線ランプとして
は、紫外線として185nm及び254nmを放射する
低圧水銀灯が使用される。紫外線ランプの出力として
は、25W(ワット)、40W、56W、350W等各
種のランプがあるが、プラスチックフィルムの表面処理
には高出力のものが、生産スピードを上げることができ
るので好ましい。しかし、紫外線照射装置のスペースが
十分ある場合は、低出力の紫外線ランプを沢山並べて使
用することもある。プラスチックフィルムの表面処理の
スピードを上げるために、紫外線ランプは、通常、平行
して並列に数本から数十本並べて使用される。使用され
る紫外線ランプの数は、プラスチックフィルムの処理能
力によって選定される。
【0027】本発明の表面処理方法は、表面処理を必要
とする全てのプラスチックフィルムに利用できるが、極
性基を持たないポリオレフィン系樹脂のフィルムが主に
使用される。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン
共重合体、エチレン・ブテンー1共重合体、プロピレン
・ブテンー1共重合体、ポリブテン一1、ブテンー1・
プロピレン・エチレン・3元共重合体、ブテンー1・ヘ
キセンー1・オクテンー1・3元共重合体、ポリメチル
ペンテン等の樹脂単独又は2種以上混合したものが挙げ
られる。
【0028】また、柔軟性、加工性を向上させる目的
で、上記樹脂にエラストマー成分を併用して用いること
ができる。エラストマー成分としては、ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラスト
マー、ポリエステル系熱可塑性エラストマーなどの熱可
塑性エラストマーが挙げられる。尚、この内、ポリオレ
フィン系熱可塑性エラストマーは、単独でもポリオレフ
ィン系熱可塑性樹脂として使用できる。
【0029】エラストマーとしては各種ゴム類が挙げら
れ、ゴム類としては、ジエン系ゴム、水素添加ジエンゴ
ム、オレフィン系共重合体ゴム等であるが、中でも水素
添加ジエン系ゴムが好ましい。水素添加ジエン系ゴム
は、ジエン系ゴム分子の二重結合の少なくとも一部分に
水素原子を付加させてなるもので、ポリオレフィン系樹
脂の結晶化を抑え、柔軟性、透明性をアップさせる役割
がある。また、一般にポリオレフィン系樹脂にジエン系
ゴムを添加するとジエン系ゴムの二重結合の為、耐候
性、耐熱性はジエン系ゴム無添加のポリオレフィン系樹
脂より低下するが、本発明では、ジエン系ゴムの二重結
合を水素で飽和させる為、ポリオレフィン系樹脂の耐候
性、耐熱性の低下も無く良好なものとなる。
【0030】ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム、
ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン・ブタジエン
ゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、アクリロニ
トリル・イソプレンゴム、スチレン・ブタジエンゴム等
がある。オレフィン系共重合体ゴムは2種類又は3種類
以上のオレフィンと共重合しうるポリエンを少なくとも
1種加えた弾性共重合体であり、オレフィンとしては、
エチレン、プロピレン、α−オレフィン等が使用され、
ポリエンとしては、1,4ヘキサジエン、環状ジエン、
ノルボルナンなどが使用される。好ましいオレフィン系
共重合体ゴムとしては、例えばエチレンープロピレン共
重合体ゴム、エチレンープロピレン非共役ジエンゴム、
エチレンーブタジエン共重合体ゴム等のオレフィンを主
成分とする弾性共重合体が挙げられる。
【0031】ゴム類の添加量としては、ポリオレフィン
樹脂100重量部に対し、1〜90重量部程度とする。
1重量部未満だと、ゴム添加による弾性、伸び率、耐衝
撃性が不足し、Vカット加工、絞り加工等の折り曲げ加
工時に亀裂、割れを生じ易くなる。又、90重量部以上
だと、弾性、及び伸び率が大きくなりすぎ、印刷時の検
討合わせが不良になり好ましくない。 厚さは50〜5
00μm程度、より好ましくは50〜200μm、延
伸、未延伸シートのいづれも使用可であるが、Vカット
加工等の成形適性上は、未延伸シートの方が良好であ
る。
【0032】化粧シートの基材シートとして、ポリプロ
ピレン(PP)を使用する場合は、アイソタクチックポ
リプロピレンとアタクチックポリプロピレンとの混合系
からなる、複合立体構造を有する無色又は着色透明な軟
質ポリプロピレン系樹脂が好ましい。上記複合立体構造
を有する軟質ポリプロピレン樹脂からなる2層又は3層
の積層シートは、化粧シートとして要求される性能、す
なわち、耐クリープ変形性、耐有機溶剤性、破断
時伸度、耐衝撃強度、適度な曲げ弾性率、良好な
透明性、エンボス加工等にともなう加熱と冷却が加わ
っても、再結晶による白化、濁りを生じない、耐候
性、等を満足するものが得られる。
【0033】
【実施例】以下に、実施例に基づいて、本発明を更に詳
しく説明する。 (実施例1)ポリプロピレン樹脂(出光石油化学(株)
製)を用いてTダイ法で、フィルム幅1400mmで引
取速度50m/分、厚さ40μmのフィルムを作製中
に、図5に示すように、Tダイで押し出した直後に、以
下のようにして活性酸素含有混合ガス2を吹きつけて、
PPフィルムの片面に表面処理を行った。図5に示すよ
うに、オゾン発生機を用いて作製したオゾン混合ガス1
(酸素21容量%、窒素79容量%、オゾン10g/m
3 )をコンプレッサーを用いてガス供給パイプ11に供
給し、このオゾン混合ガス1を、185nmと254n
mの紫外線を放射する350Wの低圧水銀灯(紫外線ラ
ンプ4)3灯を装備したガス吹きつけ装置10に送っ
て、オゾン及び活性酸素を発生させ、その活性酸素含有
混合ガス2をガス吹きつけ装置10の吐出口13a(幅
1400mm、間隙10mm)から流速12m3 /時で
PPフィルム3aに吹きつけて処理を行った。
【0034】PPフィルム3aのガス吹きつけ部分には
吸引装置を装備して、フィルムに吹きつけた後の活性酸
素含有混合ガス2を吸引し、オゾン分解除去装置で処理
した後に排気した。尚、活性酸素含有混合ガス2のオゾ
ン(O3 )の濃度は6g/m3 であった。
【0035】(実施例2)実施例1で用いたポリプロピ
レンを用いてTダイ法で厚さ40μm、幅600mmの
PPフィルム3aを作製した。また、図6(a)に示す
ように、185nmと254nmの紫外線を放射する2
5Wの低圧水銀灯(紫外線ランプ4)を12灯装備した
紫外線照射装置12を作製し、これにオゾン混合ガス1
を供給するためのガス供給パイプ11を接続し、また、
この紫外線照射装置12に接続パイプ11aでガス吹き
つけ部13に接続してガス吹きつけ装置10を構成し
た。図6(a)はガス吹きつけ装置10を用いて、遮蔽
装置15内でPPフィルム3aに活性酸素含有混合ガス
2を吹きつけるときの模式断面図であり、図6(b)は
(a)図の上面図である。
【0036】紫外線照射装置12は有効発光長300m
m、管径18mmの低圧水銀灯を等間隔で12灯並列に
並べることにより、有効照射範囲は幅300mm×長さ
500mmとなった。即ち、オゾン混合ガス1が長さ5
00mm×幅300mm×高さ10mmの直方体の中を
長さ方向に通過する間に紫外線が照射される紫外線照射
装置12とした。また、吹きつけ部13の形状は、図6
(b)に示すように、接続パイプ11aから送られた活
性酸素含有混合ガス2がフィルムの幅方向全域に吹きつ
けられるように、吐出口13aの幅はフィルムの幅と同
じ幅は600mmとし、その間隙は5mmとした。
【0037】更に、図6(a)に示すように、ガス吹き
つけ部13及びPPフィルム3aのガスが吹きつけられ
る部分を遮蔽装置15で密閉し、活性酸素含有混合ガス
2が作業環境内に漏れないようにすると共に、PPフィ
ルム3aがこの遮蔽装置15内で活性酸素含有混合ガス
2と接触して表面処理されるようにした。遮蔽装置15
は、600mm幅のフィルム及び600mm幅のガス吹
きつけ部が遮蔽できる大きさとし、長さは1000mm
とした。
【0038】ガス吹きつけ方法は、実施例1と同様に、
オゾン発生機で作製したオゾン混合ガス1を流速12m
3 /時で紫外線照射装置12に供給して、オゾン及び活
性酸素を発生させ、その活性酸素含有混合ガス2をガス
吹きつけ部13に送って吐出口13aから流速12m3
/時でPPフィルム3aに吹きつけた。PPフィルム3
aはヒーターで120℃に加熱して、20m/分のスピ
ードで遮蔽装置15内を通過させた。そのため、PPフ
ィルム3aと活性酸素含有混合ガス2の接触時間は3秒
であった。
【0039】(実施例3)ポリエチレン樹脂(三菱化学
(株)製)を用いてインフレーション法により厚さ40
μm、幅600mmのPEフィルム3bを作製した。ま
た、図7(a)及び(b)に示すように、185nmと
254nmの紫外線を放射するU字管状の350Wの低
圧水銀灯(紫外線ランプ4)を6灯装備した紫外線照射
装置12を作製し、実施例2と同様に、これにガス供給
パイプ11、接続パイプ11a及びガス吹きつけ部13
を接続してガス吹きつけ装置10を構成した。図7
(a)はガス吹きつけ装置10を用いて、遮蔽装置15
内でPEフィルム3bに活性酸素含有混合ガス2を吹き
つけるときの模式断面図であり、図7(b)は(a)図
の上面図である。
【0040】上記のように紫外線ランプを配列すること
により、紫外線照射装置12の有効照射範囲は幅300
mm×長さ350mmとなるので、オゾン混合ガス1は
長さ350mm×幅300mm×高さ10mmの直方体
の中を長さ方向に通過する間に紫外線が照射されるよう
にした。また、ガス吹きつけ部13の形状は、実施例2
と同様にした。
【0041】更に、図7(a)に示すように、ガス吹き
つけ部13及びPEフィルム3bのガスが吹きつけられ
る部分を遮蔽装置15で遮蔽した。遮蔽装置15の大き
さは実施例2と同じにした。
【0042】ガス吹きつけ方法は、実施例2と同様に、
オゾン発生機で作製したオゾン混合ガス1を流速12m
3 /時で紫外線照射装置12に供給して、オゾン及び活
性酸素を発生させ、その活性酸素含有混合ガス2をガス
吹きつけ部13に送って吐出口13aから流速12m3
/時でPEフィルム3bに吹きつけた。PEフィルム3
bは100℃に加熱し、20m/分のスピードで遮蔽装
置15内を通過させた。そのため、PEフィルムと活性
酸素含有混合ガス2の接触時間は3秒であった。
【0043】実施例1、2、3で処理したフィルムは、
従来のオゾン処理に比較して、濡れ性が大きく向上し、
ドライラミネート後の接着力は大幅に向上した。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、従来のオゾン処理に比
較して、活性酸素濃度を多くして、プラスチックフィル
ムに吹きつけるので、プラスチックフィルム表面は酸化
が促進され、濡れ性が大幅に向上する。そのため、極性
基を持たないポリオレフィン系樹脂の場合でも、印刷イ
ンキや接着剤との接着力を向上させることができる。従
って、本発明を建材用の化粧シートの製造に利用すれ
ば、ポリオレフィン系樹脂シート(又はフィルム)を使
用した場合でも、各層間の接着力が強力なものとなる。
そのため、化粧シートを貼着した化粧部材の後工程にお
いて、Vカット適性や折り曲げ加工適性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックフィルムの表面処理方法
の各工程の概要を示した模式図である。
【図2】本発明のプラスチックフィルムの表面処理方法
の概要を示した図で、ガス吹きつけ部と紫外線照射装置
を直結したときの模式図である。
【図3】本発明のプラスチックフィルムの表面処理方法
の概要を示した図で、ガス吹きつけ部と紫外線照射装置
をパイプで接続したときの模式図である。
【図4】本発明のプラスチックフィルムの表面処理に用
いられるガス吹きつけ装置の概要を示した図で、ガス吹
きつけ部に紫外線ランプを装備したときの模式図であ
る。
【図5】実施例1によりプラスチックフィルム表面を処
理ときの説明図である。
【図6】実施例2によりプラスチックフィルム表面を処
理ときの説明図である。
【図7】実施例3によりプラスチックフィルム表面を処
理ときの説明図である。
【符号の説明】
1 オゾン混合ガス 2 活性酸素含有混合ガス 3 プラスチックフィルム 3a PPフィルム 3b PEフィルム 4 紫外線ランプ 5 紫外線 10 ガス吹きつけ装置 11 ガス供給パイプ 11a 接続パイプ 12 紫外線照射装置 13 ガス吹きつけ部 13a 吐出口 14 ロール 14a ロール 15 遮蔽装置 21 Tダイ 22 押出し機 23 冷却ロール 24 ニップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾン、酸素、窒素からなる混合ガス
    に、185nm及び254nmを主な波長とする紫外線
    を照射してオゾン及び活性酸素を発生させ、該オゾン及
    び活性酸素を含有する混合ガスをプラスチックフィルム
    表面に吹きつけて表面処理することを特徴とするプラス
    チックフィルムの表面処理方法。
  2. 【請求項2】 前記オゾン、酸素、窒素からなる混合ガ
    スを、185nm及び254nmの紫外線を放射する紫
    外線ランプを装備した紫外線照射装置内に導入し、該混
    合ガスに紫外線を照射してオゾン及び活性酸素を発生さ
    せ、該オゾン及び活性酸素を含有する混合ガスをガス吹
    きつけ部に送り込み、ガス吹きつけ部の吐出口から、連
    続的に移動する長尺のプラスチックフィルムに、フィル
    ムの流れ方向に対して直角方向又は逆方向に吹きつけ
    て、プラスチックフィルム表面を連続的に処理すること
    を特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの
    表面処理方法。
  3. 【請求項3】 前記紫外線照射装置内で生成したオゾン
    及び活性酸素を含有する混合ガスをパイプで輸送して、
    ガス吹きつけ部の吐出口からプラスチックフィルムに吹
    きつけて、プラスチックフィルム表面を連続的に処理す
    ることを特徴とする請求項2に記載のプラスチックフィ
    ルムの表面処理方法。
  4. 【請求項4】 前記紫外線照射装置内で生成したオゾン
    及び活性酸素を含有する混合ガスを、ガス吹きつけ部の
    吐出口からプラスチックフィルムに吹きつける方法にお
    いて、ガス吹きつけ部及びプラスチックフィルムの一部
    を遮蔽装置で密閉した状態で、プラスチックフィルム表
    面にオゾン及び活性酸素を含有する混合ガスをガス吹き
    つけて、プラスチックフィルム表面を連続的に処理する
    ことを特徴とする請求項2及び請求項3に記載のプラス
    チックフィルムの表面処理方法。
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