JPH11236014A - 充填機における包装容器の処理方法および装置 - Google Patents

充填機における包装容器の処理方法および装置

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JPH11236014A
JPH11236014A JP34896198A JP34896198A JPH11236014A JP H11236014 A JPH11236014 A JP H11236014A JP 34896198 A JP34896198 A JP 34896198A JP 34896198 A JP34896198 A JP 34896198A JP H11236014 A JPH11236014 A JP H11236014A
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flow
conveyor
air
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Anders Delen
デルン アンデルス
Jan-Erik Ekstroem
− エリク エクストロム ジャン
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Tetra Laval Holdings and Finance SA
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填機において、衛生室内で包装容器を閉じ
る際にバクテリアや汚れの侵入を防ぐ方法および装置の
提供。 【解決手段】 開示に係る方法および装置は、衛生室
と、滅菌ステーション10、充填ステーション11そし
て閉包ステーション12の間で包装容器を移動させる包
装コンベヤとによって、衛生的な状態で包装容器を処理
する充填機におけるものである。包装容器の滅菌および
充填の後、吸気通路5を介して濾過空気を吸引し、主流
と隣接した従属流とに分割して処理領域へ向けることに
より、良好な衛生状態および汚れの粒子やバクテリヤの
ないことが保証され、不可避的に発生する乱流の結果、
存在する可能性のある汚れの粒子やバクテリアが、まだ
閉包および密封していない包装容器の中へと降下しない
ように除去するため、主流は薄層構造の空気流を包装容
器へと導き、従属流は別個の空気流を処理装置17の運
転装置18へと導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生的状態で充填
機にて包装容器を処理する方法に関し、包装容器はコン
ベヤによって、処理装置と該装置のための運転装置とを
含む処理領域へ移送され、濾過空気の流れが処理領域に
導入される。本発明は、パッケージのためのコンベヤ
と、処理装置と、該装置のための運転装置とを含む充填
機の衛生室で処理中に容器を包装するシステムないし装
置にも関し、衛生室は処理領域に薄層状空気流を生成す
る吸気通路を含む。
【0002】
【従来の技術】例えばプラスチックまたは紙/プラスチ
ック積層の飲料用パッケージを製造する機械は、当技術
分野では以前から知られ、通常は包装容器、つまり充填
可能で上方向に開放した管状またはビーカー形の包装容
器を生産する製造区間と、充填および密封区間とを含
み、後者では、生産した充填可能な包装容器が、例えば
仕切付き無限コンベヤによって段階的にステーションへ
と前進し、これらステーションは充填し、パッケージの
開放端を合わせて折り畳むか形成し、最後に例えば熱密
封などによってパッケージを閉じて、密封する。以上に
概説した機能的方法をほぼ有する充填機には製造元が複
数あり、例えばTetra Rex(R)またはTetra Top(R)タイプ
の充填機がある。例えば牛乳、クリーム、ジュースまた
は他の飲料などの特定の種類の食品では、保存寿命の長
い包装容器を製造することが望ましい。これは、例えば
包装容器を従来通りの方法で生産するが、厳格な衛生基
準に従い、濾過空気が供給され、一定のわずかに過剰な
圧力を維持した衛生室を使用することによって達成され
る。これらの措置の結果、保存寿命が延びた包装容器
を、例えば乳製品用に生産することができ、これは通常
の保存寿命、例えば2〜3週間の2〜3倍になる。これ
らの場合、さらに明白に保存寿命を延ばすことが望まし
ければ、いわゆる無菌または滅菌パッケージを生産する
ことが可能である。このような場合、パッケージの中身
は、例えば同様に(化学的手段などで)事前に滅菌した
包装容器に充填する前に、熱処理などによって滅菌され
る。この場合、中身および包装容器の取扱いおよび充填
した包装容器の充填、形成および密封は、衛生室によっ
て周囲環境から完全に隔離される。この方法で生産した
容器は保存寿命が大幅に延長され、通常は数ヶ月にもな
る。
【0003】上記で考察した方法の助けにより、容器と
包装容器を別個に取り扱い、滅菌することは当技術分野
ではよく知られ、大きな困難もなく実施されている。し
かし、充填した包装容器の閉包と密封は、汚染および感
染の危険が高まり、包装製品の保存寿命に悪影響を及ぼ
すことがあることが証明されている。上述したように、
先行技術の充填および包装機では、既に形成され、底部
を設け、充填できる状態にした包装容器を、好ましくは
仕切り付きの無限コンベヤに載せ、それによって充填ス
テーションへと段階的に前進させ、そこで所望の量の中
身を充填し、その後、コンベヤが充填済み包装容器を閉
包および密封ステーションへと移動させ、そこでまだ開
いている包装容器の上端を、例えば機械的折り畳みなど
によって閉包し、例えば熱密封などによって液密的方法
で密封する。これらの作業段階は、通常はいわゆる衛生
室、つまり充填または閉包運転中にバクテリアおよび異
物が中身または包装容器中に浸透して汚染するような危
険を回避するため、ほぼ閉包するか遮蔽し、特定の過剰
圧力で濾過空気を供給する空間で行う。包装容器の閉包
が、例えばその後の密封のために、折れ線によって分離
した材料の板を互いに突き合わせるなどの形成作業を含
む場合、衛生室は、コンベヤおよび包装容器以外に、包
装容器を形成し折り畳む移動処理装置、およびその運転
装置も収容しなければならない。衛生室の機能は、基本
的に、比較的低速の連続した空気の層流が、包装容器の
上部開放端の非常に重要な領域にあるすべての異物を離
すという特徴に基づいているので、可動非空力的処理装
置とその運転装置は技術的に望ましくない。というの
は、その形状および動作そのものにより、衛生室内の空
気層流を妨害し、汚れの粒子やバクテリアが開放した包
装容器に舞い降りるという危険が生じるからである。さ
らに、可動部分は何らかの形の潤滑を必要とし、また単
純な磨耗により汚れの粒子が発生し、さらに感染の危険
を高める。その結果、このタイプの衛生的な充填機の設
計および構築においては、可能な限り多くの可動部分を
衛生室の外部に配置することが、常に試みられている。
処理装置は比較的単純な動作、つまり回転または直線往
復運動を実施するとすると、運転装置を衛生室の外部に
配置してもよく、その結果、包装容器およびその中身か
ら別々に分離することができる。衛生室内に配置された
処理装置は、このような場合、衛生室の壁にある貫通路
を介して駆動される。
【0004】特定のタイプの包装容器では、例えば処理
装置がより複雑な動作を実行する場合など、衛生室内に
運転装置の一部を含む必要があることがある。このよう
な場合、処理装置と運転装置の両方を可能な限り空力的
に設計するよう確保し、それと同時に衛生的な空気の層
流が処理領域全体、つまり移送される包装容器が閉包ス
テーション内に位置した包装コンベヤの関連区間、さら
に処理装置およびその運転装置の両方を覆うよう確保す
る。にもかかわらず、処理装置およびその運転装置は、
不可避的に層流空気内に特定の乱流を生成し、その結
果、処理装置によって例えば包装容器の外側または縁部
領域から放出される粒子、または運転装置から単純な磨
耗によって放出される粒子が気流によって包装容器へと
降下するという確実な危険がある。
【0005】処理装置と運転装置の両方が衛生室内に配
置される場合に、これらのタイプの包装容器が汚染され
る危険を減少させようと試みる先行技術のさらなる解決
策は、層流を処理領域の中心区域にのみ導入する、つま
り閉包ステーションにある包装容器だけを囲み、包装容
器の側にある運転装置の部分は囲まないようにする。こ
のような場合、運転装置は、より静止した空気に囲まれ
るが、これは実際面では、層流と静止空気との間の境界
面にそれぞれ乱流を生じることが証明され、その結果、
この技術的解決策も、例えば運転装置またはその潤滑か
らの粒子が層流空気の境界面に混入し、包装容器内へと
降下するという感染の危険を高める。したがって、当技
術分野には、衛生室で充填した包装容器を衛生的に閉包
する方法、感染の危険を低下させ、先行技術の方法につ
きものの欠点を回避する方法を実現することが、一般に
必要とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題−方法】本発明の一つの
目的は、上記の欠点を回避し、衛生室での包装容器の閉
包時に、バクテリアおよび汚れの粒子が空気乱流のため
にまだ閉包および密封していない包装容器に侵入すると
いう危険を削減することができる方法を実現することで
ある。本発明の別の目的は、衛生室内での包装容器の閉
包時に、包装容器の周囲にほぼ層流の濾過空気を確保
し、それと同時に、隣接する運転装置の周囲の空気流に
よって、汚れの粒子およびバクテリアが包装容器および
処理領域から離れることが確保される方法を実現するこ
とである。本発明のさらに別の目的は、包装容器の処理
および密封中に、空気流の中に位置した動作中の運転装
置および処理装置から影響を受けずに、衛生室内の空気
流の形状を、処理領域で可能な限り層流に維持すること
を確保する方法を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上およびその他の目的
は、本発明によると、本文冒頭に開示された型式の方法
に、気流を少なくとも2つの部分、つまり処理領域に配
置されたコンベヤの区間に導かれ、その周囲に流れる主
流と、運転装置に導かれ、その周囲に流れる従属流とに
分割するという特徴を与えることによって達成された。
本発明による方法の好ましい実施例には、添付の従属請
求項2から4に記載されたような特徴がさらに与えられ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題−装置】当技術分野に
は、衛生的に処理する、特に衛生室内で包装容器を形成
し、密封するシステム装置で、可能な限り汚れの粒子お
よびバクテリアがまだ閉包および密閉していない包装容
器内に侵入するのを防止するような設計および構造であ
る装置を実現することも必要とされている。したがっ
て、本発明の一つの目的は、衛生室内で包装容器を処理
する際に、包装容器の周囲の領域に、可動処理装置およ
び運転装置が配置されている隣接領域から分離した状態
の層流空気を生成し、維持する手段を含む装置を実現す
ることである。本発明のさらなる目的は、運転装置に由
来する汚れの粒子を分離し、包装容器に入るのを防止す
る装置を実現することである。本発明のさらに別の目的
は、コンベヤによって衛生室内の異なる処理および閉包
ステーション間で変位する、上方向に開放した包装容器
を衛生的に取り扱うのに特に適した装置を実現すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
は、本発明によると、本文冒頭に開示されたタイプの装
置には、吸気通路が処理領域のすぐ近傍に放出して、主
ゾーンと従属ゾーンを含み、主ゾーンからの空気流は処
理領域に配置された包装コンベヤの区間に向かい、従属
ゾーンからの空気流は処理装置の運転装置に向かうとい
う特徴が与えられている。本発明による装置の好ましい
実施例には、添付の従属請求項6から10に記載されて
いるような特徴がさらに与えられている。
【0010】
【利点】本発明による方法および装置によると、2本以
上の別個の空気流、つまり処理中の包装容器が配置され
た処理領域の中心区域の空気流と、運転装置へと導入さ
れる少なくとも1つの従属流とを生成することにより、
包装容器のすぐ近傍に良好な衛生的状態が確保される。
というのは、主流はほぼ層流で、隣接する従属流から影
響されず、従属流が汚れおよび運転装置からの材料磨耗
粒子を引き離すからである。その結果、1台の滅菌空気
システムを使用して、処理領域の中心区域と処理領域の
隣接区域との両方に供給することが可能であり、それに
よって隣接区域の再感染が積極的に防止される。本発明
による方法および装置では、衛生室の処理領域のすぐ近
傍では清浄にすることが必然的に困難である、複雑な可
動構造を使用することも可能になる。次に、本発明の方
法および装置の両方についての1つの好ましい実施例
を、本発明の理解に欠かせない部分および詳細のみ示す
添付の概略図を特に参照して以下でさらに詳細に説明す
る。
【0011】
【実施形態】図1は、液体の中身用の積層紙/プラスチ
ック包装容器を製造する本質的に既知の充填機の一部
を、概略的に側面から示す。このような充填機は、例え
ばTetra Top(R)タイプの充填機でよく、それは欧州特許
第93849号でさらに詳細に記載され、これについては、
さらなる情報のためにここで言及する。しかし、本発明
による方法および装置は、他のタイプの充填機、例えば
プラスチックまたは金属箔など、他の材料を組み合わせ
た包装容器を製造する充填機、さらに予備形成した包装
容器を充填、閉包、密封する機械部品を含む他のタイプ
の充填機にも使用することができる。本発明による方法
および装置は、さらに、主として保存寿命の長い包装容
器の製造を確保するために、衛生に関して極めて厳格な
要求があるタイプの充填機に使用することを意図する。
充填機は、商業的滅菌包装容器、つまり保存寿命が数ヶ
月の包装容器を生産するタイプでよいが、そうである必
要はない。このタイプの充填機では、パッケージの生産
およびその充填は衛生的状態で行われ、それと同時に別
個の殺菌作業が、中身と包装容器の内部との両方で行わ
れる。
【0012】したがって図1は、任意選択の方法(図示
せず)で充填可能な包装容器を製造し、製造区間1か
ら、エンドレス型式であって個々の包装容器を収納する
ために軸方向に変位可能なカセット3の形態の幾つかの
キャリアを含むコンベヤ2へと移送する充填機の一部
を、概略的に側面から示す。コンベヤ2は、フィルタ6
および出口7を備えた吸気通路5を呈する衛生室4内に
配置される。衛生室はさらに、包装容器用の送り込み口
8と、充填し密封した包装容器用の放出口9とを含む。
コンベヤ2は、パッケージを送り込み口8から放出口9
へと段階的に時計回りに変位させるよう配置され、コン
ベヤ2の上部分に沿って、(送りの方向で見て)殺菌な
いし滅菌ステーション10、充填ステーション11およ
び閉包ステーション12が設けられる。左端に配置され
た滅菌ステーション10は、各包装容器の内側を滅菌す
る装置を含み、このような装置13は、例えばUV灯、
放電灯または他の既知のタイプの(例えば化学的)パッ
ケージ滅菌装置で構成することができる。滅菌装置13
は、コンベヤ2の上部分より上にわずかに距離をおいて
配置され、基本的に既知の機械装置(図示せず)が、個
々のカセット3を関連する包装容器とともに上部滅菌位
置へと持ち上げるか変位させる。滅菌装置13は壁14
に囲まれ、壁の間に濾過空気が吹き込まれる。充填ステ
ーション11は、コンベヤ2の上部分の、動作方向で見
て滅菌ステーション10の直後に配置される。ステーシ
ョン11も通路を形成する壁14に囲まれる。中身の貯
蔵所(図示せず)に接続された充填パイプ15は、通路
内をほぼ垂直下方向に延在し、コンベア2から上方へあ
る距離をあけて放出するようになっている。ここには各
々の包装容器を持ち上げるための公知の手段(図示なし)
が、充填作業中に充填パイプを部分的に囲むように設け
られている。この場合のように、コンベヤ2が2つ一組
で配置されたカセット3を備えた両側式であると、すべ
ての充填パイプ、滅菌装置などは言うまでもなく二重に
なっている。
【0013】コンベヤ2の上部分の動作方向で見て、充
填ステーション11の直後に、コンベヤ2の上部分に沿
って処理装置17(例えばカセット3の外側に延在する
包装容器の端パネルを折り畳み、形成する基本的に既知
の折り畳み装置17’および容器の端部を密封して合わ
せる、例えば超音波タイプの密封装置17”;図2およ
び図3)および処理装置の運転装置18(レバー、シャ
フト、歯車、または例えば液圧式で、または従来通りの
タイプのカム構成(図示せず)を介して駆動される他の
基本的に既知の機械類)が配置された処理領域16を含
む閉包ステーション12が配置される。図2から特に明
白なように、吸気通路5はほぼ垂直下方向に延在し、処
理領域16からわずかな距離だけ上に放出する。前述し
たフィルタ6以外に、通路5にはその上端に通路を開閉
するスロットル19が設けられる。図3から特に明白な
ように、通路はさらに中心の主ゾーン20と、その両側
を包囲する従属ゾーン21とに分割される。通路5の主
ゾーン20は、処理領域の中心区間、つまり密封すべき
包装容器が配置される区域に向けられ、該区域のすぐ上
に放出し、通路5の2つの従属ゾーン21は、隣接部
品、正確には処理装置17の運転装置18が配置される
処理ゾーンの区域に向けられ、該区域に放出する。
【0014】図2および図3から、滅菌ステーション1
0および充填ステーション11内の包装容器が、閉包ス
テーション12に対して上面にいかに配置されるかも明
白である。装置は、キャリアまたはカセット3を図2に
示す上位置へ持ち上げる機構も含むが、このような構造
は当業者には周知であるので、これに関連してはこれ以
上詳細には述べない。図3からさらに、コンベヤ2がど
のように二重コンベヤであり、中心チェーン22の両側
にキャリアまたはカセット3を含むかも明白になる。当
然、コンベヤ2は単運送路型式であるか、横方向に追加
のキャリア3を設けてもよく、その場合、吸気通路5の
主ゾーン20は当然、コンベヤ2の全幅に適合するよう
にしなければならない。
【0015】図4、図5および図6は、単純化した形で
吸気通路5の構造を示す。図4および図5から特に、フ
ィルタ6(図示せず)のすぐ下にある通路5の上部分が
いかに共通の通路であり、通路5の下端がいかに仕切り
23によって上記の主ゾーン20と従属ゾーン21(図
3の幽霊線でも示す)とに分割されるかが明白である。
仕切り23は処理装置およびコンベヤ5の可能な限り近
くで接続するために、通路5の外壁よりわずかに下まで
延在する。これは、場合によって、関連する充填機の対
応する部品の機械的設計に合わせてもよい。仕切り23
の下端は、特に図4および図6から明白なように、輪郭
が処理装置17および運転装置18と可能な限り密接に
突き当たるようにするが、この設計は、問題の機械の幾
何学的構成に適合させてもよいことは明白である。
【0016】本発明による方法を本発明による装置の助
けで実行に移す場合、個々の予め作成した包装容器をこ
れに供給する。包装容器は、例えば紙および熱プラスチ
ックの層を含む包装用積層品を折り畳み形成することに
よってほぼ製造される、牛乳、ジュース等の包装容器な
ど、基本的に既知のタイプでよい。充填の用意ができた
包装容器、つまり液密端部を備えたほぼ管状の包装容器
が、例えばTetra Rex(R)またはTetra Top(R)タイプなど
の充填機の既知の部分(図示せず)から、衛生室の左側
にある送り込み口8を介してコンベヤ2のキャリアへと
供給される。本文では衛生室4が充填機の製造区間1の
連続部を構成し、多少それに接続されることを前提とす
るが、任意選択の種類の、既に生産され、上方向の開放
した包装容器が供給される自立構造の組立体として、本
発明による装置を想定することも可能である。
【0017】口8を通して送り込み、包装容器(対カセ
ットに用いるならば、包装容器は当然に対で供給され、
その場合、滅菌装置、充填装置なども対で設けられる。
しかし、説明を簡単にするため、連続した運転サイクル
は、包装容器を1個しか扱わないかのように記述する)
をキャリア3内に配置した後、コンベヤは、関連する包
装容器が滅菌装置13の下の中心に配置されるようにな
るまで、段階的に変位する。包装容器は、この位置で従
来通りの持ち上げ構成(図示せず)によって持ち上げら
れ、これは例えば、上端がカセット3の可動底板と接続
し、下端がカム表面、ステッパ・モータなどによって駆
動可能な軸方向に往復する棒で構成することができる。
包装容器を、図1に示す上位置へと垂直方向に変位さ
せ、ここで滅菌装置13(例えば紫外線照射ランプ)を
包装容器内に配置した後、包装容器の内部に生きている
微生物がほぼなくなるよう、滅菌装置を起動する。処理
中、濾過空気は、矢印24に従って、つまり滅菌装置1
3およびそこに配置された包装容器を通って下方向に供
給される。滅菌が完了した後、関連の包装容器を備えた
カセット3を、コンベヤ2に接触するまで再び垂直下方
向に変位させ、それによって、カセットは充填ステーシ
ョン11のすぐ下に配置されるまで、時計回りに一段階
変位する。
【0018】追加の持ち上げ装置の助けにより、カセッ
ト3およびそれに関連する包装容器を、包装容器が例え
ば牛乳またはジュースなどの内容の充填パイプ15を部
分的に囲むまで、再び垂直上方向に持ち上げる。牛乳ま
たはジュースは、例えば加熱などによって事前に滅菌処
理され、落下距離を短縮し、それによって包装容器内で
の泡の形成を減少させるために段階的に下方向に変位し
ながら、包装容器へ供給される。それと同時に、充填サ
イクル中に気流が包装容器を包囲し、衛生室4に向かっ
て下方向に流れるよう、矢印25で示す滅菌空気が吹き
込まれる。充填が完了した後、カセット3がコンベヤ2
と接触し、閉包ステーション12へとさらに1段階時計
回りに変位できるまで、関連する包装容器を備えた該当
するカセットが、再び下方向に変位する。このような場
合、カセット3の外側に突き出す包装容器の上端は処理
装置の近傍になり、処理装置は、包装容器のパネルを折
り畳んで形成し、さらにその後に密封することにより、
充填した包装容器を閉包する。
【0019】図2および図3で示すように、処理装置1
7はカセット3の上端のすぐ上に配置され、処理装置1
7の運転装置18は、コンベヤ2の該当するカセット3
対のいずれかの側に配置される。包装容器の折り畳み形
成および密封中、空気は矢印26に従って、吸気通路5
を通って垂直下方向に流れ、空気はHEPAタイプ(高
性能微粒子除去フィルタ)またはULPAタイプ(超低
浸透エア・フィルタ)のフィルタ6を通過し、これによ
って空気が濾過され、粒子およびバクテリアがほぼなく
なることが確保される。したがって、フィルタ6は吸気
通路5の上端に配置され、空気は、フィルタ6のすぐ下
に配置されたスロットル19を通過すると、約0.5m
/秒、いかなる場合でも0.2から0.7m/秒までの
流量で、通路5を通ってほぼ層流で下方向に流れる。通
路5の上部分を通過した後、空気流は中心の主流と、上
記の主流と平行して流れる従属流とに分割される。これ
は、吸気通路5に配置され、可能な限り層流に影響を与
えない薄い材料のパネルを構成する、相互に平行な仕切
り23によって実行される。したがって、通路5の主ゾ
ーンおよび両方の従属ゾーン21の総断面積は、仕切り
23の上に位置する吸気通路5の部分の断面積とほぼ等
しく、これは、空気流を主流と従属流とに分割したこと
が流量に影響しないことを保証する。
【0020】コンベヤ2の上に吸気通路5を配置するこ
とにより、主ゾーン20を介して流れる空気は、処理領
域に位置するコンベヤ2の部分、つまり処理領域16に
位置する包装容器の周囲へと導かれ、その周囲を流れ、
2本の従属流は、従属ゾーン21を介して導かれ、コン
ベヤのいずれかの側に配置された処理装置17の運転装
置18へと流れることが保証される。輪郭を付けた下端
が運転装置18および処理装置17の隣接区間に近接す
るよう引き下げられた仕切りによって、主流および2本
の従属流が再び互いに接触するのが可能な限り遅くな
る、つまり処理領域に到達してからであることが保証さ
れる。
【0021】2本の従属流を主流から機械的に遮断した
結果、主流が、空力的でない可動運転装置18の結果と
して従属流に必然的に生じる乱流の影響を受けないこと
が保証される。それと同時に、従属流は、清掃すること
が比較的困難な運転装置18に存在する可能性がある粒
子をすべて、衛生室内で下方向に能動的に吹き飛ばし、
それによって包装容器の上端にある重要な処理ゾーンか
ら吹き飛ばす。流量は主流と従属流とで等しいので、仕
切り23の下端にある境界線で乱流は発生しない。主流
中に配置せざるを得ない処理装置17の部分は、可能な
限り小さく、空力的に作成し、これは比較的単純な往復
運動とともに、主通路における層流に対する悪影響を最
小限に抑える。処理装置が包装容器の端部分を合わせて
折り畳み密封すると、包装容器はコンベヤ2の新たな段
階的変位により、衛生室4から次第に出てくる。充填し
密封した個々の包装容器をコンベヤ2のカセット3から
引き出すよう、放出口9が設けられている。
【0022】以上の開示から明白なように、濾過および
/または滅菌空気はこのように、3本の通路を介して衛
生室4の上部分でほぼ垂直下方向に導かれる。濾過空気
は、その機能を満たした後、一部は衛生室の上部分にあ
る出口7を介し、一部は送り込み口8および放出口9を
介した漏れ(例えば矢印)という形で、衛生室4から次
第に退出することができる。このような場合、衛生室4
内へ流入する空気の合計が、衛生室に特定の過剰圧力を
生成し、したがって外部からのバクテリアおよび異物の
侵入の防止が従来通りの方法で保証される。本発明は、
以上の記述および図面類での図示によって限定されるも
のではなく、添付の特許請求の範囲から逸脱することな
く多くの変形が想定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置および方法を含む、本質的に
既知の充填および包装機の一部の概略側断面図である。
【図2】図1による装置の一部分の概略部分側拡大図で
ある。
【図3】図2の装置の上面図である。
【図4】本発明による吸気通路の側面図である。
【図5】図4の吸気通路の正面図である。
【図6】図4および図5の吸気通路の斜視図である。
【符号の説明】
1 製造区間 2 コンベヤ 3 カセット 4 衛生室 5 吸気通路 6 フィルタ 7 出口 8 送り込み口 9 放出口 10 滅菌ステーション 11 充填ステーション 12 閉包ステーション 13 装置 14 壁 15 充填パイプ 16 処理領域 17 処理装置 17’ 折り畳み装置 17” 密封装置 18 運転装置 19 スロットル 20 主ゾーン 21 従属ゾーン 22 中心チェーン 23 仕切り

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填機において、衛生的な状態で包装容
    器を処理する方法であって、包装容器はコンベヤ(2)
    により、処理装置(17)と該装置のための運転装置
    (18)とを備えた処理領域(16)へ移送され、濾過
    空気の流れが処理領域へと導かれる方法において、空気
    流を少なくとも2つの部分、つまり処理領域(16)に
    位置するコンベヤ(2)の区域に導かれて該区域の周囲
    を流れる主流と、前記運転装置(18)に導かれて該運
    転装置の周囲を流れる従属流とに分割することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 空気が、空気フィルタ(6)から、処理
    領域(16)へとほぼ層状形状で流れるようになってい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 主流と従属流とがほぼ平行であることを
    特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 流速が0.2m/秒と0.7m/秒の間
    (好ましくは0.5m/秒)になることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 充填機の衛生室(4)で包装容器を処理
    する装置であって、包装コンベヤ(2)と、処理装置
    (17)と、該処理装置のための運転装置(18)とを
    備え、前記衛生室が、処理領域に空気の層流を生成する
    吸気通路(5)を含む装置において、前記吸気通路
    (5)が処理領域(16)のすぐ近傍に放出し、主ゾー
    ンおよび従属ゾーンを備え、主ゾーンからの空気流は、
    処理領域に位置する包装コンベヤ(2)の区域に向けら
    れ、従属ゾーンからの空気流は処理装置(17)のため
    の運転装置(18)に向けられることを特徴とする装
    置。
  6. 【請求項6】 吸気通路(5)がほぼ垂直に延在し、包
    装コンベヤ(2)の上で距離をあけた衛生室(4)の上
    部分に放出することを特徴とする、請求項5に記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 通路の上端で主ゾーンと従属ゾーンが接
    合してフィルタ(6)に接続可能であることを特徴とす
    る、請求項5または6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 フィルタ(6)がHEPAまたはULP
    Aフィルタであることを特徴とする、請求項7に記載の
    システム。
  9. 【請求項9】 主ゾーンと従属ゾーンが、吸気通路
    (5)の下端にある仕切り(23)によって互いに別個
    に分離され、ゾーンが互いに平行に延在し、互いに近接
    していることを特徴とする、請求項5から8のいずれか
    一項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記仕切り(23)が、コンベヤ
    (2)に配置された包装容器を処理装置(17)の運転
    装置(18)から部分的に遮断することを特徴とする、
    請求項9に記載の装置。
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