JPH09286415A - アセプティックシステム無菌チャンバー - Google Patents

アセプティックシステム無菌チャンバー

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JPH09286415A
JPH09286415A JP9552896A JP9552896A JPH09286415A JP H09286415 A JPH09286415 A JP H09286415A JP 9552896 A JP9552896 A JP 9552896A JP 9552896 A JP9552896 A JP 9552896A JP H09286415 A JPH09286415 A JP H09286415A
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JP
Japan
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chamber
air
aseptic
horizontal chamber
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9552896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Ono
行雄 大野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Publication of JPH09286415A publication Critical patent/JPH09286415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶対無菌ゾーンである第2水平チャンバー22
内に非滅菌エアーが逆流することを防止することにあ
る。 【解決手段】水平方向に順に配置された殺菌剤噴霧ノズ
ル、乾燥ノズル、充填ノズル、折り込みガイド、シール
バーなどが内部に配置され、少なくとも上段に第1水平
チャンバー21、その中段に陽圧状態で無菌エアーが供
給される第2水平チャンバー22、下段に前記無菌エア
ーを吸引して排気するための第3水平チャンバー23を
備え、容器内に内容物を無菌状態で充填包装するアセプ
ティックシステム無菌チャンバーにおいて、第2水平チ
ャンバー22内に、該チャンバー22を上下に2乃至複
数に分割する通気性プレート22aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無菌状態にした容
器内に所定の内容物を所定の容器に無菌状態で充填包装
するためのアセプティックシステム充填包装機において
使用するアセプティックシステム無菌チャンバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、液体包装用のカートン容器1
(紙を主体とする複合包材による液体包装容器)に、所
定の液状内容物を無菌状態で充填包装するための従来の
アセプティックシステム充填包装機の要部を説明する側
断面図である。
【0003】従来のアセプティックシステム充填包装機
は、搬送チェーン2によりカートン容器1を水平方向
(図面左から右方向)に順に供給する容器供給部Aと、
供給された容器1を殺菌及び充填包装する殺菌・充填包
装手段を配置する無菌チャンバーBと、充填包装された
容器1を排出アクチュエータ15などにて排出する排出
部Cとを備えている。
【0004】上記無菌チャンバーBは、上段に金属製の
上部カバー31、仕切板32、前後カバー41、42に
より囲まれた第1水平チャンバー21、中段に金属製の
仕切板32、仕切板33、前後カバー41、42により
囲まれた陽圧状態で無菌エアーが供給される第2水平チ
ャンバー22、下段に金属製の仕切板33、下部カバー
34により囲まれた前記無菌エアーを吸引して排気する
第3水平チャンバー23を備えている。
【0005】殺菌・充填包装手段は、下段の第3水平チ
ャンバー23内に、搬送チェーン2により供給された容
器1本体を押し上げるアクチュエータ4が配置され、上
段の第1水平チャンバー21と中段の第2水平チャンバ
ー22内に、容器1を過酸化水素など殺菌剤にて殺菌す
る殺菌剤噴霧ノズル10と、殺菌剤の付着する容器1本
体を水洗し、熱風ブロアにて乾燥する乾燥ノズル11
と、容器1内に液状内容物を充填する充填ノズル12
と、容器1の開口部1aを折り込む折り込みガイド13
と、折り込まれた容器1の開口部1aを加熱シールして
施封するシールバー14などが水平方向に順に配置され
たものである。なお17は上部カバー31と各アクチュ
エータの摺動部との間を密閉するためのベローズであ
る。
【0006】図3(a)の無菌チャンバーBの部分側断
面図、図3(a)の無菌チャンバーBの部分正面断面図
に示すように、上段の第1水平チャンバー21と中段の
第2水平チャンバー22との仕切り部には、殺菌・充填
包装手段のアクチュエータなどが上下に摺動する摺動部
が設けられ、また第2水平チャンバー22と、第3水平
チャンバー23との間の仕切板33には、容器1本体が
出入りするための孔設部33aが設けられている。
【0007】第2水平チャンバー22内には、無菌エア
ー供給パイプ16から無菌エアーが陽圧状態で供給さ
れ、無菌エアーは第3水平チャンバー23より吸引エア
ーDとして排気ダクト側に吸引されて排出される。
【0008】上記無菌チャンバーBでは、まず第2水平
チャンバー22内に供給パイプ16より、液体の過酸化
水素水をガス化装置により気体化した無菌エアーが供給
される。
【0009】第2水平チャンバー22は、容器1本体や
充填すべき内容物など製品が直接接触する絶対無菌ゾー
ンであり、最初に無菌エアーが供給されるために、第
1、第2、第3の各水平チャンバー21、22、23の
中で最も陽圧度が高くなっている。
【0010】上記従来の無菌チャンバーでは、パイプ1
6により中段の第2水平チャンバー22に供給された無
菌エアーは、該第2水平チャンバー22から上段の第1
水平チャンバー21及び下段の第3水平チャンバー23
に流れる。
【0011】上段の第1水平チャンバー21内の雰囲気
は、直接製品に接触することはないが、図示するよう
に、第2水平チャンバー22との間を行き来する充填ノ
ズル12などをはじめとする殺菌・充填包装手段などの
構造物があって、第1水平チャンバー21内も無菌ゾー
ンである。
【0012】下段の第3水平チャンバー23は、吸引ダ
クトによって吸引エアーDがエアー吸引されているゾー
ンであり、上段の第1水平チャンバー21及び無菌エア
ーが供給される中段の第2水平チャンバー22のアクチ
ュエータなどの摺動部や、容器1本体の出入り用の孔設
部33aなどからは無菌エアーが流れ込むものの、容器
供給部Aや容器排出部C側の出入り口などからは、外気
が入り込み易く、また滅菌されていない容器1本体の外
面などによって、常に雑菌などによって汚染に晒される
非滅菌ゾーンである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の無
菌チャンバーBの構造では、無菌エアーを供給パイプ1
6により第2水平チャンバー22内に供給する際に、無
菌エアーが均一に供給されるように、パイプ16の供給
先端部にスプレーボールなどを用いて無菌エアーを拡散
的に供給しており、そのために第2水平チャンバー22
内には無菌エアーによるエアーの乱流状態が発生する場
合がある。
【0014】そして、第2水平チャンバー22と第3水
平チャンバー23との間の容器1本体が出入りする孔設
部33aが容器1本体によって塞がっている場合はよい
が、充填包装動作中において、タイミング的に容器1が
孔設部33aを塞いでいない状態の時には、図3(b)
に示すように、この供給される無菌エアーの乱流によ
り、第3水平チャンバー23の非滅菌ゾーンから逆流エ
アーa1 が第2水平チャンバー22内に入り込むエアー
の逆流現象が発生する恐れがある。
【0015】本発明の課題は、絶対無菌ゾーンである上
記第2水平チャンバー内に非滅菌エアーが逆流すること
を防止することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平方向に順
に配置された殺菌剤噴霧ノズル、乾燥ノズル、充填ノズ
ル、折り込みガイド、シールバーなどが内部に配置さ
れ、少なくとも上段に第1水平チャンバー21、その中
段に陽圧状態で無菌エアーが供給される第2水平チャン
バー22、下段に前記無菌エアーを吸引して排気するた
めの第3水平チャンバー23を備え、容器内に内容物を
無菌状態で充填包装するアセプティックシステム無菌チ
ャンバーにおいて、第2水平チャンバー22内に、該チ
ャンバー22を上下に2乃至複数に分割する通気性プレ
ート22aを設けたことを特徴とするアセプティックシ
ステム無菌チャンバーである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のアセプティックシステム
無菌チャンバーBは、図2に示すような従来のアセプテ
ィックシステム充填包装機に設置することができる。
【0018】本発明のアセプティックシステム無菌チャ
ンバーBが設置されるアセプティックシステム充填包装
機は、図2に示すように、搬送チェーン2によりカート
ン容器1を水平方向(図面左から右方向)に順に供給す
る容器供給部Aと、供給された容器1を殺菌及び充填包
装する殺菌・充填包装手段を配置する本発明の無菌チャ
ンバーBと、充填包装された容器1を排出アクチュエー
タ15などにて排出する排出部Cとを備えている。
【0019】本発明の無菌チャンバーBは、上段に金属
製の上部カバー31、仕切板32、前後カバー41、4
2により囲まれた第1水平チャンバー21を備え、中段
には、金属製の仕切板32、仕切板33、前後カバー4
1、42により囲まれ、無菌エアー供給パイプ16から
陽圧状態で無菌エアーが供給される第2水平チャンバー
22を備え、下段には、金属製の仕切板33、下部カバ
ー34により囲まれ、前記第2水平チャンバー22内に
供給された無菌エアーを吸引して排気する第3水平チャ
ンバー23を備えている。
【0020】本発明の無菌チャンバーBは、図1(a)
の無菌チャンバーBの側断面図、図1(b)の正面断面
図に示すように、陽圧状態で無菌エアーが供給される第
2水平チャンバー22を上下に二層に分割する通気性プ
レート22aを設けたものである。
【0021】図示する上記第2水平チャンバー22は、
1枚の通気性プレート22aによって上下に二層に分割
されているものであるが、必要に応じて、2枚乃至複数
枚の通気性プレート22aによって上下に三層に分割若
しくはそれ以上に分割されていてもよい。
【0022】上記通気性プレート22aは、通気性の多
数の小孔22の貫設された金属製又はプラスチック製の
メッシュ状プレートである。
【0023】前記第2水平チャンバー22では、無菌エ
アーを供給する供給パイプ16が、前記第2水平チャン
バー22の最上層のチャンバーと直結しており、前記第
2水平チャンバー22の上層のチャンバーに供給パイプ
16から拡散供給される無菌エアーによる乱流は、通気
性プレート22aによって一旦遮断されて、第2水平チ
ャンバー22の仕切板33方向へは到達せず、又は乱流
は低減する。
【0024】そして、前記第2水平チャンバー22は、
通気性プレート22aによって上下に二つ以上複数の層
のチャンバーに区分され、該第2水平チャンバー22の
最上層のチャンバーに供給された無菌エアーは、下段の
第3水平チャンバー23からのダクト吸引によって上層
のチャンバーから下層のチャンバーに向かって吸引され
るため、該第2水平チャンバー22の最上層のチャンバ
ー内では無菌エアーの乱流が生じても、通気性プレート
22aによって乱流は消去され、通気性の小孔22bを
通って層流状態で下段の第3水平チャンバー23方向に
向かって、比較的規則性のある状態で流動するものであ
る。
【0025】そのため、第2水平チャンバー22の仕切
板33にある孔設部33aから第2水平チャンバー22
内に、第3水平チャンバー23内からの非滅菌エアーが
その乱流によって逆流する現象が回避され、孔設部33
aを介して第3水平チャンバー23内から第2水平チャ
ンバー22内に逆流エアーa1 が流れ込むことを防止で
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明のアセプティックシステム無菌チ
ャンバーは、第2水平チャンバー22を上下に分割する
通気性プレートにより供給される無菌エアーの乱流の発
生を回避でき、第2水平チャンバー22と第3水平チャ
ンバー23との間の容器1本体が出入りする孔設部33
aを介して、充填包装動作中のタイミングにおいて容器
1によって塞がっていない状態の時などに、第3水平チ
ャンバー23の非滅菌ゾーンから絶対無菌ゾーンである
べき上記第2水平チャンバー内に非滅菌エアーが逆流す
る現象を防止できる効果があり、容器内に所定の内容物
を無菌状態で充填包装するためのアセプティックシステ
ム充填包装機において使用する無菌チャンバーとして効
果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のアセプティックシステム無
菌チャンバーの部分側断面図、(b)は、本発明のアセ
プティックシステム無菌チャンバーの部分正面断面図。
【図2】一般的なアセプティックシステム充填包装機の
側断面図。
【図3】(a)は、一般的なアセプティックシステム充
填包装機に使用される従来のアセプティックシステム無
菌チャンバーの部分側断面図、(b)は、そのアセプテ
ィックシステム無菌チャンバーの部分正面断面図。
【符号の説明】
A…容器供給部 B…無菌チャンバー C…容器排出部 1…カートン容器 2…搬送チェーン 3…容器上部蓋
板 4…押上げロッド 10…殺菌剤噴霧ノズル 11…乾燥ノズル 12…充
填ノズル 13…折り込みガイド 14…シールバー 15…押下
げロッド 16…無菌エアー供給パイプ 17…ベローズ 21…第1水平チャンバー 22…第2水平チャンバー 22a…通気性プレート 22b…通気性の小孔 23
…第3水平チャンバー 31…上部カバー 32…仕切板 33…仕切板 34
…下部カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に順に配置された殺菌剤噴霧ノズ
    ル、乾燥ノズル、充填ノズル、折り込みガイド、シール
    バーなどが内部に配置され、少なくとも上段に無菌エア
    ーが供給される第1水平チャンバー21、その中段に前
    記第1水平チャンバー21よりも陽圧状態で無菌エアー
    が供給される第2水平チャンバー22、下段にそれぞれ
    前記無菌エアーを吸引して排気するための第3水平チャ
    ンバー23を備え、容器内に内容物を無菌状態で充填包
    装するためのアセプティックシステム無菌チャンバーに
    おいて、第2水平チャンバー22内に、該チャンバー2
    2を上下に分割する通気性プレート22aを設けたこと
    を特徴とするアセプティックシステム無菌チャンバー。
JP9552896A 1996-04-17 1996-04-17 アセプティックシステム無菌チャンバー Pending JPH09286415A (ja)

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JP9552896A JPH09286415A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 アセプティックシステム無菌チャンバー

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