JPH11235799A - ポリオレフィン系複合フィルム - Google Patents
ポリオレフィン系複合フィルムInfo
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- JPH11235799A JPH11235799A JP5413598A JP5413598A JPH11235799A JP H11235799 A JPH11235799 A JP H11235799A JP 5413598 A JP5413598 A JP 5413598A JP 5413598 A JP5413598 A JP 5413598A JP H11235799 A JPH11235799 A JP H11235799A
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Abstract
且つ低温ヒートシール性、自己粘着性をも兼ね備えた複
合フィルムを提供する。 【解決手段】 結晶性ポリプロピレン50〜100重量
%と温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の最大
ピークの温度が15〜85℃であり、該ピークの高さを
Hとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅をWと
したときのH/Wの値が2以上であるエチレン・α−オ
レフィン共重合体50〜0重量%とからなる樹脂材料か
らなる層と、DSCによる融解ピークが110〜165
℃の範囲内にあるプロピレン系重合体0〜95重量%と
前記したエチレン・α−オレフィン共重合体100〜5
重量%とからなる樹脂材料からなる層(表面層)とを積
層し、ポリオレフィン系複合フィルムとする。
Description
複合フィルムに関するものである。詳しくは、本発明
は、剛性があり、且つ耐衝撃性、低温ヒートシール性、
自己粘着性に優れたポリオレフィン系複合フィルムに関
するものである。
強度、透明性、光沢等において優れており、食品包装を
始め、多種類の分野に使用されているが、反面、低温ヒ
ートシール性が悪く、低温での衝撃性が低い等の欠点が
あり、低温でのヒートシール性が要求される包装用途に
十分満足することができない。また、自己粘着性も少な
く、自己粘着性を要求される分野においても使用される
ことがない。
リプロピレンにゴムを添加したり、プロピレン重合時に
少量のエチレンを添加してプロピレンとエチレンをラン
ダムに共重合させる等の方法が提案されてきた。しか
し、これらは欠点の改善にはなるものの剛性が低下する
などその特長を損なう結果となった。
性、低温での衝撃性等が優れており、ポリプロピレン同
様、多種類の分野に使用されてものの、剛性が劣り、剛
性の要求される包装分野には満足されていない。そこで
ポリプロピレンフィルムと複合化することにより、剛性
を付与する等の検討が行われた。しかしながら、包装用
途の高度化に伴い、フィルムそれ自体の性能をさらに高
め、かつ包装時の作業効率をさらに一層高めることが強
く求められる現状においては、それらの要望を満足する
複合フィルムは未だ見い出されていない。特に、自動高
速包装機を使用した場合において、フィルムの剛性及び
低温でのヒートシール性を高めることが、ユーザーから
も最も多く要望されている。
する自己粘着力でフィルム同士を接着させることによる
包装形態が最近注目されている。そうした包装分野で
は、加熱を要することなくフィルム同士を接着させられ
る自己粘着性をフィルムに付与するため、従来は粘着剤
等を配合していたが、非常に高価となるため、粘着剤等
を用いずにフィルムに自己粘着性を付与する方法の開発
が望まれている。また、これらの包装分野では、自己粘
着性はもちろんのこと、剛性、耐衝撃性が要求品質とし
て挙げられ、それらを兼ね備えた自己粘着性フィルムの
開発が強く望まれている。
性、耐熱性、及び耐衝撃性に加え、低温ヒートシール、
自己粘着性を兼ね備えた複合フィルムを提供することを
課題とする。
題を解決したポリオレフィン系フィルムの鋭意研究を行
った結果、特定のポリオレフィン系樹脂材料から形成さ
れる複合フィルムにより、剛性、耐衝撃性等に加え、低
温ヒートシール、自己粘着性を兼ね備えたフィルムが得
られること見出して本発明に至った。
0〜100重量%と成分(B)50〜0重量%とからな
る樹脂材料で形成される層[I]を有し、前記層[I]
の少なくとも片面に、以下の成分(C)0〜95重量%
と成分(D)100〜5重量%とからなる樹脂材料で形
成される表面層[II]が積層されていることを特徴と
する、ポリオレフィン系複合フィルムを提供する。
を90モル%以上の量で含有し、MFRが0.1〜50
g/10分である結晶性ポリプロピレン。
主成分とし、下記物性(B1)及び(B2)を備えたエチレ
ンと炭素数3〜18のα−オレフィンとの共重合体。 (B1):MFRが0.1〜50g/10分であること。 (B2):温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の
最大ピークの温度が15〜85℃であり、該ピークの高
さをHとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅を
WとしたときのH/Wの値が2以上であること。
プロピレン単独重合体又はプロピレンから誘導される構
成単位を主成分としたプロピレンと炭素数2もしくは4
〜20のα−オレフィンとの共重合体。 (C1):MFRが0.1〜50g/10分であること。 (C2):示差走査熱量測定法(DSC)によって得られ
る主たる融解ピークが110〜165℃の範囲内にある
こと。
主成分とし、下記物性(D1)及び(D2)を備えたエチレ
ンと炭素数3〜18のα−オレフィンとの共重合体。 (D1)MFRが0.1〜50g/10分であり、 (D2)温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の最
大ピークの温度が15〜85℃であり、該ピークの高さ
をHとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅をW
としたときのH/Wの値が2以上であること。
合フィルムからなることを特徴とするヒートシール包装
フィルムを提供する。また、本発明は、前記ポリオレフ
ィン系複合フィルムからなることを特徴とする自己粘着
包装フィルムを提供する。また、本発明は、前記ポリオ
レフィン系複合フィルムからなることを特徴とする表面
保護フィルムを提供する。
び耐衝撃性に優れ、しかも低温ヒートシール性が良好な
ことから、その低温ヒートシール性を活かした包装材ま
たは包装袋等に用いられる。また、本発明の複合フィル
ムは剛性、耐衝撃性などに加え、自己粘着性に優れてい
ることから、熱を加えずにフィルム同士を簡易的に接着
させて包装に利用する分野において好適に用いることが
できる。
て説明する。本発明の複合フィルムは、少なくとも層
[I]と、該層[I]の少なくとも片面に積層された層
[II]とを有する。そして、層[I]は成分(A)単
独又は成分(A)及び成分(B)からなる樹脂材料から
形成され、中間層は成分(D)単独又は成分(C)及び
成分(D)からなる樹脂材料から形成される。ここで、
成分(B)と成分(D)は同様の範疇から選択される成
分である。
0モル%以上の量で含有し、MFR(メルトフローレー
ト)が0.1〜50g/10分、好ましくは0.5〜3
0g/10分である結晶性ポリプロピレンである。な
お、この場合のMFRはJIS−K6758に準拠して
測定した値である。MFRが上記範囲より大きいとフィ
ルム強度が低下し、フィルムの製膜が不安定となる。ま
た、該MFRが上記範囲より小さいと、樹脂圧力が高く
なり、押出性が低下して成形性に劣ることとなる。
気共鳴スペクトル法によって決定されるコモノマー含量
が10モル%未満、つまりプロピレンから誘導される構
成単位を90モル%以上の量で含有するものが用いられ
る。プロピレンから誘導される構成単位が90モル%よ
り少ないと耐熱性が低下するので好ましくない。なお、
ここで使用できるコモノマーとしては、エチレン、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、
1−ヘプテン、4−メチル−ペンテン−1、4−メチル
−ヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1等を挙
げることができる。コモノマーとして用いられるα−オ
レフィンは1種類に限られず、ターポリマーのように2
種類以上用いた多元系共重合体も好ましいものとして含
まれる。具体的には、プロピレン−エチレン2元共重合
体、プロピレン−ブテン2元共重合体、プロピレン−エ
チレン−ブテン3元共重合体等を挙げることができる。
述した物性を満たすものであれば特に限定されず、如何
なるポリプロピレンを用いることもできる。また、その
製造方法も特に制限はなく、上記物性を満たすようにあ
らゆる公知の方法で製造することができる。
ピレン単独重合体又はプロピレンから誘導される構成単
位を主成分としたプロピレンと炭素数2もしくは4〜2
0のα−オレフィンとの共重合体である。
分、好ましくは0.5〜30g/10分である。なお、
この場合のMFRはJIS−K6758に準拠して測定
した値である。該MFRが上記範囲より大きいとフィル
ム強度が低下し、フィルムの成膜が不安定となる。ま
た、該MFRが上記範囲より小さいと、樹脂圧力が高く
なり、押出性が低下する。
よって得られる主たる融解ピークが110〜165℃、
好ましくは135〜165℃の範囲内にあるものであ
る。該融解ピーク温度が上記範囲より大きいと、フィル
ムの耐衝撃性が低下し、また該融解ピーク温度が上記範
囲より小さいと、フィルムの耐熱性が低下するので好ま
しくない。
の場合、コモノマーである該α−オレフィンとしては、
炭素数2もしくは4〜20のもの、具体的には、エチレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン、1−ヘプテン、4−メチル−ペンテン−1、4
−メチル−ヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−
1等を挙げることができる。コモノマーとして用いられ
るα−オレフィンは1種類に限られず、ターポリマーの
ように2種類以上用いた多元系共重合体も好ましいもの
として含まれる。具体的には、プロピレン−エチレン2
元共重合体、プロピレン−ブテン2元共重合体、プロピ
レン−エチレン−ブテン3元共重合体等を挙げることが
できる。主成分であるプロピレンは、共重合体中75モ
ル%以上含有され、コモノマーは25モル%未満である
のが好ましい。
ロピレン・α−オレフィン共重合体は、上述した物性を
満たすものであれば特に限定されず、如何なるポリプロ
ピレンを用いることもできる。また、その製造方法も特
に制限はなく、上記物性を満たすようにあらゆる公知の
方法で製造することができる。
(B2又はD2)を備えたエチレンと炭素数3〜18のα−
オレフィンとの共重合体である。
10分、好ましくは0.5〜30g/10分である。な
お、この場合のMFRはJIS−K7210に準拠して
測定した値である。該MFRが上記範囲より大きいとフ
ィルム強度が低下し、フィルムの成膜が不安定となる。
また、該MFRが上記範囲より小さいと、樹脂圧力が高
くなり、押出性が低下する。
得られる溶出曲線の最大ピークの温度が15〜85℃、
好ましくは25〜82℃であり、かつ該ピークの高さを
Hとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅をWと
したときのH/Wの値が2以上、好ましくは2.5以上
である。
mperature Rising Elution Fraction)とは、一度高温
でポリマーを完全に溶解させた後に冷却し、不活性担体
表面に薄いポリマー層を生成させ、次いで温度を連続又
は段階的に昇温して、溶出した成分(ポリマー)を回収
し、その濃度を連続的に検出して、その溶出成分の量と
溶出温度とを求める方法である。その溶出分率と溶出温
度によって描かれるグラフが溶出曲線であり、これによ
りポリマーの組成分布(分子量及び結晶性の分布)を測
定することができる。温度上昇溶離分別(TREF)の
測定方法及び装置等の詳細については、Journal of App
lied Polymer Science、第26巻、第4217〜423
1頁(1981年)に記載されている。
ポリマーの分子量及び結晶性の分布によって異なる。例
えばピークが一つの曲線、ピークが2つの曲線、及びピ
ークが3つの曲線があり、さらにピークが2つの曲線に
は溶出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピーク
の方が溶出分率が大きい(ピークの高さが高い)場合
と、溶出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピー
クの方が溶出分率が小さい(ピークの高さが低い)場合
とがある。これを具体的に図に示して説明すると、図1
にはピークが1つの場合の溶出曲線を表し、図2にはピ
ークが2つの場合の溶出曲線を表し、図3にはピークが
3つの場合の溶出曲線を表し、さらに図2の(a)には
溶出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピークの
方がピーク高さが高い場合を表し、図2の(b)には溶
出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピークの方
がピーク高さが低い場合を表す。
は、ピークが1つの場合の溶出曲線においてはそのピー
クを、ピークが2つ以上存在する溶出曲線においては、
その溶出分率が最大となるピーク(図2及び図3中、符
号pで示したピーク)を表す。また、本発明におけるH
/Wとは、図1〜3に示したように、最大ピークの高さ
をHとし、その3分の1の高さにおける幅をWとして計
算することにより求められる。図1に示したように、ピ
ークが1つの場合は該ピークの高さと幅とから求められ
るが、ピークが2つ以上存在する溶出曲線においては、
最大ピークと他のピークとの間の谷が該最大ピークの高
さの3分の1以上となるような場合があり、形状によっ
ては最大ピークの高さの3分の1の高さにおける幅が該
最大ピークと該他のピークとから形成される曲線の幅と
なる場合がある。そのときはその該最大ピークと他のピ
ークとから形成される曲線全体の幅をWとする(図2
(a)及び図3参照)。ピークが2以上の場合であって
も、最大ピークとの間の谷が該最大ピークの高さの3分
の1未満となるような他のピークが存在する場合は、そ
のような他のピークは幅Wの計算には関与しない(図2
(b)及び図3参照)。
Fによる溶出曲線の最大ピークの温度及びH/Wが上記
範囲内であれば、組成分布が狭く結晶性が均一なポリオ
レフィン樹脂が得られ、フィルムとした場合に透明性、
耐衝撃性、耐熱性のバランスが向上する。一方、TRE
Fによる溶出曲線の最大ピークの温度上記範囲より大き
いと、樹脂に高結晶成分が多く存在し、フィルムの透明
性及び衝撃強度が低下するので好ましくない。一方、該
ピーク温度が上記範囲より小さいと、フィルムの耐熱性
が悪化するので好ましくない。また、H/Wの値が上記
範囲より小さいと、樹脂の結晶性分布が広がりすぎ、フ
ィルムの透明性及び耐衝撃性が低下するので好ましくな
い。
(D)は、エチレンから誘導される構成単位を主成分と
するエチレン・α−オレフィン共重合体である。コモノ
マーであるα−オレフィンとしては、炭素数3〜18の
1−オレフィンであり、具体的には、プロピレン、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、
1−ヘプテン、4−メチル−ペンテン−1、4−メチル
−ヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1等を挙
げることができる。コモノマーとして用いられるα−オ
レフィンは1種類に限られず、ターポリマーのように2
種類以上用いた多元系共重合体も好ましいものとして含
まれる。具体的には、エチレン・1−ヘキセン共重合
体、エチレン・1−ブテン共重合体、エチレン・4−メ
チルペンテン−1共重合体、エチレン・1−オクテン共
重合体等が挙げられる
しくは80モル%以上であり、コモノマーは20モル%
未満である。成分(B)又は成分(D)のエチレン・α
−オレフィン共重合体の製造方法は特に制限されず、上
述した物性(B1又はD1)及び(B2又はD2)を満たすよう
に公知の方法で製造することができる。例えば、分子量
及び結晶性の分布を制御する公知の方法として、重合温
度やコモノマー量を調節する方法を適宜採用することに
より、所望の物性のポリマーを得ることができる。
制約はなく、例えば触媒としては、チーグラー型触媒
(すなわち、担持又は非担持ハロゲン含有チタン化合物
と有機アルミニウム化合物の組合せに基づくもの)、フ
ィリップス型触媒(すなわち、担持酸化クロム(C
r6+)に基づくもの)、カミンスキー型触媒(すなわ
ち、担持又は非担持メタロセン化合物と有機アルミニウ
ム化合物、特にアルモキサンの組合せに基づくもの)等
が挙げられる。
でのスラリー法、気相流動床法(例えば、特開昭59−
23011号公報に記載の方法)や溶液法、あるいは圧
力が200kg/cm2以上、重合温度が100℃以上
での高圧バルク重合法等が挙げられる。
は、比較的狭い組成分布が望ましいので、特にカミンス
キー型触媒を用いることが好ましい。
0重量%、好ましくは75〜100重量%、及び成分
(B)50〜0重量%、好ましくは25〜0重量%から
なる。すなわち、成分(B)は層[I]を形成する樹脂
材料に含まれない場合もある、任意の成分である。一
方、成分(A)が50重量%より少なく、成分(B)が
50重量%より多く配合されていると、耐衝撃性が低下
するので好ましくない。
重量%、好ましくは0〜75重量%、及び成分(D)1
00〜5重量%、好ましくは100〜25重量%からな
る。すなわち、成分(C)は層[II]を形成する樹脂
材料に含まれない場合もある、任意の成分である。一
方、成分(D)が5重量%より少なく、成分(C)が9
5重量%より多く配合されていると、低温でのヒートシ
ール性が得られないので好ましくない。
た成分(A)〜(D)の他に、一般に樹脂の成形材料や
組成物に用いられる補助添加成分、例えば、酸化防止剤
(中でも、フェノール系、及びリン系酸化防止剤が好ま
しい)、アンチブロッキング剤、スリップ剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、中和剤、防曇剤、着色剤、帯電防止
剤、抗菌剤、接着剤等を配合することができる。また、
本発明の特性を損なわない範囲で、エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体等のゴム成分を配合することもでき
る。
そのままフィルム成形機のホッパーに投入する形として
もよく、また、押出機、ブラベンダーブラストグラフ、
バンバリーミキサー、ニーダーブレンダー等を用いて溶
融・混練し、通常用いられる方法でペレット状として、
フィルム製造に供することもできる。成分(A)及び成
分(D)については、これらを単独で用いる場合は、そ
のままフィルム成形機のホッパーに投入し、フィルムを
製造することとしてもよい。
層[I]及び層[II]を少なくとも有し、その最外
層、すなわちフィルムの両外面(表面)を形成する層の
少なくとも1層が層[II]であるものであれば特に制
限はない。すなわち、層[II]は層[I]の少なくと
も片面に積層されておればよく、層[I]のいずれか片
面のみに積層されていても、層[I]の両面に積層され
ていてもよい。また、積層する層[I]及び層[II]
の積層数は特に制限されない。例えば、層[II]/層
[I]、層[II]/層[I]/層[II]、層[I
I]/層[I]/層[II]/層[I]/層[II]の
ような組合せで層を構成することもできる。
[I]の層[II]が積層されていない面などに、本発
明の効果を損なわない範囲において各種の機能を備えた
樹脂層が積層されていてもよい。例えば、層[I]と層
[II]の間には、変性ポリオレフィン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ナイロン、エバール等を積層し、そ
の接着性、機械的強度、ガスバリヤー性などの機能を向
上させることができる。また、層[I]の層[II]が
積層されていない面には、ナイロン、ポリエチレンテレ
フタレート、延伸ポリプロピレンフィルム等を積層さ
せ、印刷性、機械的強度、ガスバリヤー性などの機能を
付与させることもできる。
合フィルムの少なくとも片面の表面層を構成するもので
ある。すなわち、層[II]を表面層とすることによ
り、本発明の複合フィルムの低温ヒートシール性及び自
己粘着性が向上し、ヒートシール分野及び自己粘着包装
分野に適したフィルムを得ることができる。ただし、該
表面層に直接印刷を施したり、コロナ処理、オゾン処
理、プラズマ処理、火炎処理等の表面処理を施すことは
かまわない。
み及び比率は、特に限定されるものではなく、任意に選
択することができる。通常は各層を0.5〜1000μ
m程度に形成される。また、層[I]の厚みがフィルム
全厚の20〜99%、好ましくは30〜95%となるよ
うに構成するのがよい。
法は、通常の樹脂組成物からなるフィルムの製造方法と
同様の方法で行えばよい。例えば、必要な各成分をあら
かじめドライブレンドしてからそのままフィルム成形機
のホッパーに投入してフィルムを製造してもよく、ま
た、上述した方法で溶融混練した後ペレット状とし、こ
れを用いてフィルムを製造することもできる。成分
(A)及び/又は成分(D)をそれぞれ単独で用いる場
合は、そのまま各成分をフィルム成形機のホッパーに投
入し、フィルムを製造することができる。
ョン成形、空冷2段冷却インフレーション成形、Tダイ
フィルム成形、水冷インフレーション成形等が挙げられ
る。複合フィルムを形成する方法としては、押出ラミネ
ーション法、熱ラミネーション法、ドライラミネーショ
ン法、ウェットラミネーション法等により各層を貼り合
わせる方法や、共押出ラミネーション法等を挙げること
ができる。
び剛性に優れ、且つ低温ヒートシール性や自己粘着性を
も兼ね備える。よって、以下の種々の用途に適用するこ
とができる。
あることから、この低温ヒートシール性を活かした包装
材あるいは包装袋等に用いられる。また、該フィルムを
シーラントとして用いた複合フィルムは、例えば漬け
物、乳製品、レトルト食品、冷凍食品、菓子類などの食
品や、衣類などの各種包装材、医療用薬剤や輸液容器、
各種液体輸送用包材、その他のボトル、容器などに用い
られる。
を加えずにフィルム同士を簡易的に接着させることがで
きる。よって、このような性質を有するフィルムを用い
た包装分野に適用することができ、例えばキャンディー
等の菓子の包装、花等の贈り物の飾り包装、保存時のほ
こり等を避けるためのフィルム、荷くずれ防止用フィル
ム、例えばパレットストレッチフィルム等に用いられ
る。
布等の二次加工工程を行い、化粧合板、金属板、塗装鋼
板、合成樹脂板などの基材の表面保護フィルムとして用
いることができる。かかる表面保護フィルムは、金属板
や塗装鋼板等の表面を保護するために、あるいはこれら
の金属板等を絞り加工する際に表面に傷が発生すること
を防止するために用いられる。具体的には、家具や台所
製品のキャビネットなどの化粧板の表面に使用される化
粧材用フィルムが挙げられる。また、床材や壁装材など
の建装材の表面材層を形成する建装材用フィルムを挙げ
ることもできる。
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではない。なお、以下の実施例及び比較例における物
性の測定及びフィルム物性評価は以下に示す方法によっ
て実施した。
8のポリプロピレン試験方法のメルトフローレート(条
件;230℃、荷重;2.16kg)に従って測定し
た。成分(B)及び成分(D)のMFRはJIS−K7
210のポリエチレン試験方法のメルトフローレート
(条件;190℃、荷重;2.16kg)に従って測定
した。
る融解ピーク温度の測定 セイコー社製DSCを用い、サンプル量5.0mgを採
り、200年0で5分間保持した後、40℃まで10℃
/分の降温スピードで結晶化させ、さらに10℃/分の
昇温スピードで融解させたときの融解ピーク温度及び融
解終了温度で評価した。
って得られる溶出曲線の測定 本発明におけるTREFによる溶出曲線の測定は、以下
のようにして行った。測定装置としてクロス分別装置
(三菱化学株式会社製、CFC・T150A)を使用
し、附属の操作マニュアルの測定法に従って行った。こ
のクロス分別装置は、試料を、溶解温度の差を利用して
分別する温度上昇溶離分別(TREF)機構と、分別さ
れた区分を更に分子サイズで分別するサイズ排除クロマ
トグラフ(Size Chromatography:SEC)とをオンラ
インで接続した装置である。
−オレフィン共重合体)を溶媒(o−ジクロロベンゼ
ン)を用いて濃度が4mg/mlとなるように、140
℃で溶解し、これを測定装置内のサンプルループ内に注
入した。以下の測定は、設定条件に従って自動的に行わ
れた。
は、溶解温度の差を利用して分別するTREFカラム
(不活性担体であるガラスビーズが充填された内径4m
m、長さ150mmの装置附属のステンレス製カラム)
に0.4ml注入された。該サンプルは、1℃/分の速
度で140℃から0℃の温度まで冷却され、上記不活性
担体にコーティングされた。このとき、高結晶成分(結
晶しやすいもの)から低結晶成分(結晶しにくいもの)
の順で不活性担体表面にポリマー層が形成される。TR
EFカラムを0℃で更に30分間保持した後、0℃の温
度で溶解している成分2mlを、1ml/分の流速でT
REFカラムからSECカラム(昭和電工株式会社製、
AD80M・S、3本)へ注入した。SECで分子サイ
ズでの分別が行われている間に、TREFカラムでは次
の溶出温度(5℃)に昇温され、その温度に約30分間
保持された。SECでの各溶出区分の測定は39分間隔
で行われた。溶出温度としては以下の温度が用いられ、
段階的に昇温された。
0,25,30,35,40,45,49,52,5
5,58,61,64,67,70,73,76,7
9,82,85,88,91,94,97,100,1
02,120,140℃。
された溶液について、装置附属の赤外分光光度計でポリ
マーの濃度に比例する吸光度を測定し(波長3.42μ
m、メチレンの伸縮振動で検出)、各溶出温度区分のク
ロマトグラムを得た。内蔵のデータ処理ソフトを用い、
上記測定で得られた各溶出温度区分のクロマトグラムの
ベースラインを引き、演算処理した。各クロマトグラム
の面積が積分され、積分溶出曲線が計算された。また、
この積分溶出曲線を温度で微分して、微分溶出曲線が計
算された。計算結果の作図はプリンターに出力した。出
力された微分溶出曲線の作図は、横軸に溶出温度を10
0℃当たり89.3mm、縦軸に微分量(溶出分率:全
積分溶出量を1.0に規格し、1℃の変化量を微分量と
した)0.1当たり76.5mmで行った。
いピーク(最大ピーク)における温度を最大ピーク温度
とし、また、この最大ピークのピーク高さをHとし、そ
の3分の1の高さにおける幅をWとして、H/Wの値を
算出した。
設定においてヒートシール圧力;2kg/cm2、ヒー
トシール時間;0.5秒の条件下でシールした試料から
15mm幅のサンプルを取り、ショッパー型試験機を用
いて引張速度;500mm/分にて引き離し、その荷重
を読みとった。荷重500g(0.5kg)になるシー
ル温度を0.5kg荷重ヒートシール温度として、ヒー
トシール性を評価した。この温度が低いほどヒートシー
ル性が優れていることを意味する。
をインストロン型オートグラフにてタテ方向の引張弾性
率を測定した。この値が大きいほど、剛性があり、優れ
ていることを意味する。
℃の雰囲気下にて24時間以上放置し、状態調整を行っ
た後、同雰囲気下で測定した。この値が大きいほど、耐
衝撃性が優れていることを意味する。
にて、幅100mm、長さ200mmの大きさに2枚切
り出し、一方のフィルムの内面(裏面)と他方の外面
(表面)とが接着するように該2枚のフィルムを合わ
せ、15kg荷重を5分間かけた。そして、平滑板の先
端に200g荷重をつけ、その荷重により平滑板が高速
で移動するようにしておいたスリップテスター(新東科
学(株)製、HEIDON−14型)を用い、180゜
剥離粘着強度を測定した。図4にこのスリップテスター
を用いた180゜剥離粘着強度測定法の概略図を示す。
ったフィルム(図4中、1。以下同様。)を置き、下側
のフィルムを固定し、上側のフィルムをクリップ5で挟
み、クリップ5と荷重計3をモノフィラメント4で結ん
だ。なお、クリップは上側のフィルム上に紙6を敷い
て、その紙上に載せておいた。次に、平滑板2を荷重7
により高速で移動させ、2枚のフィルムが180゜剥離
するときの最大強度を180゜剥離粘着強度とした。
成分(C)および成分(D)もしくは成分(D)単体に
ついて、2層Tダイ成形機を用いて以下の条件で共押出
成形を行い、2層フィルムを得た。
温度;240℃ 層[II]:スクリュー径;20mmφ、L/D;2
5、温度;240℃ ダイリップ:0.8mm ダイス温度:240℃ 冷却ロール温度:30℃ エアーギャップ:60mm 引取速度:19m/分 フィルム厚み:30μ 層構成(厚み比):層[I]/層[II]=9/1
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;0モ
ル%の結晶性ポリプロピレンを単体で用い、層[II]
には、成分(D)として日本ポリケム(株)製「カーネ
ル64FTK」(コモノマー;1−ヘキセン、MFR;
3.5g/10分、TREF溶出曲線の最大ピーク温
度;62℃、H/W;3.9)を単体で用い、上記の条
件で2層Tダイ成形を行い、2層フィルムを評価した。
評価の結果は表1に示す通りである。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;4.
0モル%の結晶性ポリプロピレンを単体で用い、層[I
I]には、成分(D)として日本ポリケム(株)製「カ
ーネル64FTK」(MFR;3.5g/10分、TR
EF溶出曲線の最大ピーク温度;62℃、H/W;3.
9)を単体で用い、上記の条件で2層Tダイ成形を行
い、2層フィルムを評価した。評価の結果は表1に示す
通りである。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;0モ
ル%の結晶性ポリプロピレンを、成分(B)として日本
ポリケム(株)製「カーネル64FTK」(MFR;
3.5g/10分、TREF溶出曲線の最大ピーク温
度;62℃、H/W;3.9)を用いて成分(A):成
分(B)=75:25重量%の割合で配合したものを用
い、層[II]には、成分(D)として日本ポリケム
(株)製「カーネル64FTK」(MFR;3.5g/
10分、TREF溶出曲線の最大ピーク温度;62℃、
H/W;3.9)を単体で用い、上記の条件で2層Tダ
イ成形を行い、2層フィルムを評価した。評価の結果は
表1に示す通りである。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;0モ
ル%の結晶性ポリプロピレンを、成分(B)として日本
ポリケム(株)製「カーネル64FTK」(MFR;
3.5g/10分、TREF溶出曲線の最大ピーク温
度;62℃、H/W;3.9)を用いて成分(A):成
分(B)=75:25重量%の割合で配合したものを用
い、層[II]には、成分(C)としてMFR;5.0
g/10分、融解ピーク温度;148℃のプロピレン系
共重合体を、成分(D)として日本ポリケム(株)製
「カーネル64FTK」(MFR;3.5g/10分、
TREF溶出曲線の最大ピーク温度;62℃、H/W;
3.9)を用いて成分(C):成分(D)=25:75
重量%の割合で配合したものを用い、上記の条件で2層
Tダイ成形を行い、2層フィルムを評価した。評価の結
果は表1に示す通りである。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;0モ
ル%の結晶性ポリプロピレンを単体で用い、層[II]
には、成分(C)としてMFR;5.0g/10分、融
解ピーク温度;140℃のプロピレン系共重合体を単体
で用い、上記の条件で2層Tダイ成形を行い、2層フィ
ルムを評価した。評価の結果は表2に示す通りである。
剛性は優れるが、衝撃強度が低下し、ヒートシール性及
び自己粘着性がかなり劣るので好ましくない。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;1
2.0モル%の結晶性ポリプロピレンを単体で用い、層
[II]には、成分(C)としてMFR;5.0g/1
0分、融解ピーク温度;148℃のプロピレン系共重合
体を、成分(D)として日本ポリケム(株)製「カーネ
ル64FTK」(MFR;3.5g/10分、TREF
溶出曲線の最大ピーク温度;62℃、H/W;3.9)
を用いて成分(C):成分(D)=25:75重量%の
割合で配合したものを用い、上記の条件で2層Tダイ成
形を行い、2層フィルムを評価した。評価の結果は表2
に示す通りである。低温ヒートシール性および衝撃強度
は優れるが、剛性がないので好ましくない。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;1
2.0モル%の結晶性ポリプロピレンを単体で用い、層
[II]には、成分(C)としてMFR;5.0g/1
0分、融解ピーク温度;148℃のプロピレン系共重合
体を、成分(D)として日本ポリケム(株)製「カーネ
ル64FTK」(MFR;3.5g/10分、TREF
溶出曲線の最大ピーク温度;62℃、H/W;3.9)
を用いて成分(C):成分(D)=60:40重量%の
割合で配合したものを用い、上記の条件で2層Tダイ成
形を行い、2層フィルムを評価した。評価の結果は表2
に示す通りである。剛性は優れるが、衝撃強度がやや低
下し、また、低温ヒートシール性及び自己粘着性が劣る
ので好ましくない。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;0モ
ル%の結晶性ポリプロピレンを単体で用い、層[II]
には、成分(D)として日本ポリケム(株)製「ノバテ
ックLL・UF422」(MFR;0.8g/10分、
TREF溶出曲線の最大ピーク温度;89℃、H/W;
0.85)を単体で用い、上記の条件で2層Tダイ成形
を行い、2層フィルムを評価した。評価の結果は表2に
示す通りである。剛性は優れるが、低温ヒートシール性
及び自己粘着性が悪化し、また、衝撃強度が低下するの
で好ましくない。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;0モ
ル%の結晶性ポリプロピレンを単体で用い、層[II]
には、成分(D)として日本ポリケム(株)製「ノバテ
ックHD・HJ560」(MFR;7g/10分、TR
EF溶出曲線の最大ピーク温度;98℃、H/W;8.
7)を単体で用い、上記の条件で2層Tダイ成形を行
い、2層フィルムを評価した。評価の結果は表2に示す
通りである。剛性は優れるが、低温ヒートシール性およ
び衝撃強度が劣るので好ましくない。
してMFR;5.0g/10分、コモノマー含量;0モ
ル%の結晶性ポリプロピレンを、成分(B)として日本
ポリケム(株)製「カーネル64FTK」(MFR;
3.5g/10分、TREF溶出曲線の最大ピーク温
度;62℃、H/W;3.9)を用いて成分(A):成
分(B)=40:60重量%の割合で配合したものを用
い、層[II]には、成分(D)として日本ポリケム
(株)製「カーネル64FTK」(MFR;3.5g/
10分、TREF溶出曲線の最大ピーク温度;62℃、
H/W;3.9)を単体で用い、上記の条件で2層Tダ
イ成形を行い、2層フィルムを評価した。評価の結果は
表2に示す通りである。低温ヒートシール性および衝撃
強度は優れるが、剛性が劣るので好ましくない。
撃性、透明性及び剛性に優れ、且つ低温ヒートシール
性、自己粘着性をも兼ね備えており、ヒートシール包装
フィルム、自己粘着包装フィルム、表面保護フィルム等
として有用である。
(a)は溶出温度の低いピークより溶出温度の高いピー
クの方がピーク高さが高い場合を表し、図2(b)は溶
出温度の低いピークより溶出温度の高いピークの方がピ
ーク高さが低い場合を表す。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 以下の成分(A)50〜100重量%と
成分(B)50〜0重量%とからなる樹脂材料で形成さ
れる層[I]を有し、 前記層[I]の少なくとも片面に、以下の成分(C)0
〜95重量%と成分(D)100〜5重量%とからなる
樹脂材料で形成される表面層[II]が積層されている
ことを特徴とする、ポリオレフィン系複合フィルム。 (A)プロピレンから誘導される構成単位を90モル%
以上の量で含有し、MFRが0.1〜50g/10分で
ある結晶性ポリプロピレン。 (B)エチレンから誘導される構成単位を主成分とし、
下記物性(B1)及び(B2)を備えたエチレンと炭素数3
〜18のα−オレフィンとの共重合体。 (B1):MFRが0.1〜50g/10分であること。 (B2):温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の
最大ピークの温度が15〜85℃であり、該ピークの高
さをHとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅を
WとしたときのH/Wの値が2以上であること。 (C)下記物性(C1)及び(C2)を備えたプロピレン単
独重合体又はプロピレンから誘導される構成単位を主成
分としたプロピレンと炭素数2もしくは4〜20のα−
オレフィンとの共重合体。 (C1):MFRが0.1〜50g/10分であること。 (C2):示差走査熱量測定法(DSC)によって得られ
る主たる融解ピークが110〜165℃の範囲内にある
こと。 (D)エチレンから誘導される構成単位を主成分とし、
下記物性(D1)及び(D2)を備えたエチレンと炭素数3
〜18のα−オレフィンとの共重合体。 (D1)MFRが0.1〜50g/10分であり、 (D2)温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の最
大ピークの温度が15〜85℃であり、該ピークの高さ
をHとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅をW
としたときのH/Wの値が2以上であること。 - 【請求項2】 請求項1記載のポリオレフィン系複合フ
ィルムからなることを特徴とするヒートシール包装フィ
ルム。 - 【請求項3】 請求項1記載のポリオレフィン系複合フ
ィルムからなることを特徴とする自己粘着包装フィル
ム。 - 【請求項4】 請求項1記載のポリオレフィン系複合フ
ィルムからなることを特徴とする表面保護フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05413598A JP4077549B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | ポリオレフィン系複合フィルム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05413598A JP4077549B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | ポリオレフィン系複合フィルム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11235799A true JPH11235799A (ja) | 1999-08-31 |
JP4077549B2 JP4077549B2 (ja) | 2008-04-16 |
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ID=12962148
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---|---|---|---|
JP05413598A Expired - Fee Related JP4077549B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | ポリオレフィン系複合フィルム |
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JP (1) | JP4077549B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002113824A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Japan Polychem Corp | 表面保護用積層フィルム |
JP2002205362A (ja) * | 1999-11-10 | 2002-07-23 | Japan Polychem Corp | 積層体及び医療用袋 |
JP2003266616A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-09-24 | Japan Polychem Corp | 共押出積層体及びそれを利用した共押出ラミネート成形体 |
JP2006150892A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Japan Polypropylene Corp | 加熱殺菌処理包装用積層体 |
JP2007130872A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Dainippon Ink & Chem Inc | 表面保護フィルム |
JP2008230706A (ja) * | 2008-04-10 | 2008-10-02 | Meiwa Pax Co Ltd | 重包装袋 |
JP2009107143A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2017177726A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社プライムポリマー | 多層フィルム及びその製造法 |
JP2018094909A (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-21 | 日本ポリプロ株式会社 | 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP05413598A patent/JP4077549B2/ja not_active Expired - Fee Related
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