JP2017132134A - 積層体、その製造方法及び液体包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体の高速充填に適したヒートシール性、ホットタック性、優れた液体の高速充填性、かつ優れた剛性、衝撃強度を有する多層包装フィルムの原料として最適なポリエチレン系中間層樹脂の提供。【解決手段】ヘテロ原子、金属から選ばれる元素を含む樹脂層および/または金属層を含む基材層(A)と、エチレン系重合体及びプロピレン系重合体を含む組成物からなり、前記エチレン系重合体の密度が860〜970kg/m3であり、190℃、2.16kg荷重で測定される前記エチレン系重合体のメルトフローレイトが0.5〜100g/10分であり、プロピレン系重合体の融点が145℃以上であり、エチレン系重合体が70〜95質量部、プロピレン系重合体が5〜30質量部である(ただし、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の合計が100質量部)中間層(B)とが、少なくとも一部で接触している積層体。【選択図】なし
Description
本発明は、多層包装フィルムに適用される積層体及びその製造法、該積層体を用いた液体包装袋に関する。
従来、液体や粘体、不溶物を含む液体や粘体の包装には、基材上に中間層を介してシーラント層を積層した積層体からなる多層包装フィルムが用いられており、シーラント層を内側とした袋状物の入り口から液体等を充填し、ヒートシールで閉じる液体包装袋が知られている。
包装袋はフィルムを3方乃至は4方をヒートシールして作成されることが多く、液体等を高速充填する場合に、ヒートシール部から液体が漏れ出すことがある。そのため、この高速充填性を高めた包装袋用の積層体が提案されている。
特許文献1〜3には、自動充填機での液体や粘体用の包装袋として用いたときに、低剪断速度時の粘度が高く、高剪断速度時の粘度が低い特定の材料、すなわち実際の充填時に近い温度で測定した高剪断速度と低剪断速度との比が特定の範囲にある樹脂組成物を使用する方法が開示されている。特に、基材とシーラント層との間の中間層に、エチレンとC6α−オレフィンの共重合体と高圧法低密度ポリエチレンとの組成物が使用されている。
特許文献4には、基材フィルム上に、少なくとも一層のシーラント層を有する包装材料において、該シーラント層はエチレン−αオレフィン共重合体と結晶核剤からなる中間層とエチレン−αオレフィン共重合体からなる最内層とからなる包装材料が開示され、その中間層の融点は90〜120℃、結晶化温度は80〜110℃であり、その融点と結晶化温度の差は25℃以下が好ましいとされている。
さらに、特許文献5では、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合体と、高圧法低密度ポリエチレン(HPLD)とからなるポリエチレン樹脂組成物であって、特定の密度、MFR、o−ジクロロベンゼンに対する特定の溶出特性を有する組成物を用いることが開示されている。
しかしながら、依然として液体の高速充填に適したヒートシール性、ホットタック性、優れた液体の高速充填性、かつ優れた剛性、耐圧強度を有する多層フィルムの提供には至っていないのが実情である。
本発明は、液体の高速充填に適したヒートシール性、ホットタック性、優れた液体の高速充填性、かつ優れた剛性、耐圧強度を有する多層包装フィルムの原料として最適なポリエチレン系樹脂の提供、またはその多層包装フィルムの提供を目的とする。
上記多層包装フィルムの中間層として使用しているエチレン系重合体へプロピレン系重合体を配合することで上記課題を達成する。
すなわち、本発明は、
〔1〕 下記の基材層(A)と中間層(B)とが少なくとも一部で接触していることを特徴とする積層体に関する。
(1)ヘテロ原子、金属から選ばれる元素を含む樹脂層および/または金属層を含む基材層(A)
(2)下記の規定を満たす、エチレン系重合体及びプロピレン系重合体を含む組成物からなる中間層(B)
(2−1)前記エチレン系重合体の密度が860〜970kg/m3、
(2−2)190℃、2.16kg荷重で測定される前記エチレン系重合体のメルトフローレイトが0.5〜100g/10分の範囲を満たす、
(2−3)前記プロピレン系重合体の融点が145℃以上である、
(2−4)前記エチレン系重合体を70質量部超95質量部以下、前記プロピレン系重合体を5質量部以上30質量部未満含む(ただし、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の合計が100質量部とする。)。
〔1〕 下記の基材層(A)と中間層(B)とが少なくとも一部で接触していることを特徴とする積層体に関する。
(1)ヘテロ原子、金属から選ばれる元素を含む樹脂層および/または金属層を含む基材層(A)
(2)下記の規定を満たす、エチレン系重合体及びプロピレン系重合体を含む組成物からなる中間層(B)
(2−1)前記エチレン系重合体の密度が860〜970kg/m3、
(2−2)190℃、2.16kg荷重で測定される前記エチレン系重合体のメルトフローレイトが0.5〜100g/10分の範囲を満たす、
(2−3)前記プロピレン系重合体の融点が145℃以上である、
(2−4)前記エチレン系重合体を70質量部超95質量部以下、前記プロピレン系重合体を5質量部以上30質量部未満含む(ただし、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の合計が100質量部とする。)。
又、本発明は、
〔2〕 上記積層体に、さらに、下記要件(3)を満たすエチレン系重合体組成物を含むシーラント層(C)が少なくとも一部で接触していることを特徴とする積層体に関する。
(3)下記の規定を満たすエチレン・α−オレフィン共重合体および/または高圧ラジカル法ポリエチレンからなるエチレン系重合体組成物であり、
(3−1)密度が860〜945kg/m3である。
〔2〕 上記積層体に、さらに、下記要件(3)を満たすエチレン系重合体組成物を含むシーラント層(C)が少なくとも一部で接触していることを特徴とする積層体に関する。
(3)下記の規定を満たすエチレン・α−オレフィン共重合体および/または高圧ラジカル法ポリエチレンからなるエチレン系重合体組成物であり、
(3−1)密度が860〜945kg/m3である。
〔3〕 前記基材層(A)が、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、またはそれらの延伸物、金属箔、無機酸化物蒸着フィルム、紙、あるいは不織布から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする。
〔4〕 前記基材層(A)が、その少なくとも一部に、ポリウレタン、イソシアネート化合物、ポリエステルまたはポリオールとイソシアネート化合物との混合物および反応生成物から選ばれる1種以上の接着剤を基材に積層して含有していることを特徴とする。
〔4〕 前記基材層(A)が、その少なくとも一部に、ポリウレタン、イソシアネート化合物、ポリエステルまたはポリオールとイソシアネート化合物との混合物および反応生成物から選ばれる1種以上の接着剤を基材に積層して含有していることを特徴とする。
さらに、本発明は、
〔5〕 上記の積層体の製造方法であって、前記基材層(A)に、前記中間層(B)を、酸化雰囲気下において、溶融状態で接触させることを特徴とする積層体の製造方法に関する。
〔6〕 前記酸化雰囲気がオゾンを含む雰囲気であることが好ましい。
〔5〕 上記の積層体の製造方法であって、前記基材層(A)に、前記中間層(B)を、酸化雰囲気下において、溶融状態で接触させることを特徴とする積層体の製造方法に関する。
〔6〕 前記酸化雰囲気がオゾンを含む雰囲気であることが好ましい。
加えて、本発明は、
〔7〕 上記の積層体を含む包装材料に関し、
〔8〕液体包装袋である包装材料に関する。
〔7〕 上記の積層体を含む包装材料に関し、
〔8〕液体包装袋である包装材料に関する。
多層包装フィルムの充填性能は従来品同等としながら、フィルムの剛性を向上させることで、従来品より剛性の高い包材を作成することができる。剛性の高い包材は包材自体に自立性があるため、開封して内容物を注ぐ際に注ぎやすいという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明において、積層体とは基材層(A)と中間層(B)を最小の必須構成単位として含み、さらにシーラント層(C)を中間層(B)上に積層することで、多層包装フィルムを構成できるものである。以下、実施形態例として多層包装フィルムからなる包装材料について説明するが、本発明の積層体は多層包装フィルムのみに限定されるものではない。
本発明において、積層体とは基材層(A)と中間層(B)を最小の必須構成単位として含み、さらにシーラント層(C)を中間層(B)上に積層することで、多層包装フィルムを構成できるものである。以下、実施形態例として多層包装フィルムからなる包装材料について説明するが、本発明の積層体は多層包装フィルムのみに限定されるものではない。
1.包装材料
本実施形態の包装材料は、少なくとも基材層(A)、中間層(B)の積層体あるいはさらにシーラント層(C)を積層した多層包装フィルムである。中間層(B)は基材層(A)とシーラント層(C)の間に全て形成されていてもよく、袋状とする場合にヒートシールする部分近傍の一部に形成されていてもよい。
本実施形態の包装材料は、少なくとも基材層(A)、中間層(B)の積層体あるいはさらにシーラント層(C)を積層した多層包装フィルムである。中間層(B)は基材層(A)とシーラント層(C)の間に全て形成されていてもよく、袋状とする場合にヒートシールする部分近傍の一部に形成されていてもよい。
<基材層(A)>
本実施形態において、基材層(A)を構成する基材とは包装材料の一外面となる比較的大きな剛性、強度を有する材料である。具体的には、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂またはそれらの延伸物、無機酸化物蒸着フィルム、金属蒸着フィルムセラミック蒸着フィルム又は金属箔、紙、不織布さらにこれらの積層体から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
本実施形態において、基材層(A)を構成する基材とは包装材料の一外面となる比較的大きな剛性、強度を有する材料である。具体的には、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂またはそれらの延伸物、無機酸化物蒸着フィルム、金属蒸着フィルムセラミック蒸着フィルム又は金属箔、紙、不織布さらにこれらの積層体から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
金属箔は、材質や厚さなどによって特に限定されず、厚さ5〜50μmのアルミニウム箔、錫箔、鉛箔、亜鉛メッキした薄層鋼板、電気分解法によりイオン化金属を薄膜にしたもの、アイアンフォイル等が用いられる。
また、金属蒸着フィルムについても、材質や厚さなどによって特に限定されず、蒸着金属としてはアルミニウムや亜鉛等が挙げられ、厚みは、通常0.01〜0.2μmのものが好ましく用いられる。蒸着の方法も特に限定されず、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等周知の方法が用いられる。さらに、セラミック蒸着フィルムにおいて、蒸着されるセラミックとしては、例えば、一般式SiOx(0.5≦x≦2)で表されるケイ素酸化物のほか、ガラス、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化錫等の金属酸化物、蛍石、フッ化セレン等の金属フッ化物が挙げられる。金属酸化物には、微量の金属や、他の金属酸化物、金属水酸化物が含まれていてもよい。蒸着は、フィルムの少なくとも片面に、上記の種々の蒸着方法を適用することによっても行うことができる。蒸着フィルムの厚さは、通常、10〜50μm程度である。また、被蒸着フィルムとしては、特に制限はなく、延伸ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム等の透明フィルムが挙げられる。
また、基材層(A)の中間層(B)との接触面には、ポリウレタン、イソシアネート化合物、ポリエステルまたはポリオールとイソシアネート化合物との混合物および反応生成物から選ばれる1種以上の接着剤を基材に積層して、基材層(A)と中間層(B)との接着性を向上させることが好ましい。
このように、本実施形態の基材層(A)には、酸素や窒素などのヘテロ原子、金属から選ばれる元素を含む樹脂層および/または金属層が含まれる。
<中間層(B)>
中間層(B)は、下記の規定を満たす、エチレン系重合体及びプロピレン系重合体を含む組成物からなる。
(2−1)前記エチレン系重合体の密度が860〜970kg/m3、
(2−2)190℃、2.16kg荷重で測定される前記エチレン系重合体のメルトフローレイトが0.5〜100g/10分の範囲を満たす、
(2−3)前記プロピレン系重合体の融点が145℃以上である、
(2−4)前記エチレン系重合体を70質量部超95質量部以下、前記プロピレン系重合体を5質量部以上30質量部未満含む(ただし、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の合計が100質量部とする。)。
中間層(B)は、下記の規定を満たす、エチレン系重合体及びプロピレン系重合体を含む組成物からなる。
(2−1)前記エチレン系重合体の密度が860〜970kg/m3、
(2−2)190℃、2.16kg荷重で測定される前記エチレン系重合体のメルトフローレイトが0.5〜100g/10分の範囲を満たす、
(2−3)前記プロピレン系重合体の融点が145℃以上である、
(2−4)前記エチレン系重合体を70質量部超95質量部以下、前記プロピレン系重合体を5質量部以上30質量部未満含む(ただし、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の合計が100質量部とする。)。
エチレン系重合体としては、エチレンと、プロピレンを除くα−オレフィンとの共重合体であることが好ましく、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとの共重合体であることがより好ましい。特に、エチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体が好ましい。
プロピレン系重合体としては、プロピレンホモポリマーまたは、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体が挙げられ、プロピレンとエチレンの共重合体であることが好ましい。
条件(2−1)のエチレン系共重合体の密度は、下記のメルトフローレイト測定時に得られるストランドを沸騰水で30分熱処理し、1時間かけて室温まで徐冷したのち、密度勾配管で測定する。
条件(2−2)におけるメルトフローレイト(MFR)は、ASTM D 1238に準拠して190℃、2.16kg荷重で測定される。このMFRは、エチレン系重合体のMFRであり、0.1〜100(g/10分)、好ましくは1〜60(g/10分)、更に好ましくは3〜60(g/10分)の範囲にある。MFRが上記範囲にあることで、中間層形成時の押出加工性が向上する。
条件(2−3)におけるプロピレン系重合体の融点は145℃以上であり、160℃以上であることが好ましい。高融点のプロピレン系重合体を配合することで、エチレン系重合体単独の場合と比較して、高速充填性を損なうことなく、多層包装フィルムの剛性を高めることができる。
条件(2−4)におけるエチレン系重合体とプロピレン系重合体の配合比率はエチレン系重合体を70質量部超95質量部以下、プロピレン系重合体を5質量部以上30質量部未満含む(ただし、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の合計が100質量部とする。)。プロピレン系重合体が30質量部以上では、押し出し成形安定性が悪くなり、中間層の成膜が困難となる。
エチレン系重合体とプロピレン系重合体の組成物においては、重合体の質量比が50/50に近づくにつれて溶融時の分散粒径が大きくなることが推察される。そのため、界面で不安定流動が発生したり、組成物中に溶融粘度の高い領域と低い領域が、また、溶融張力の高い領域と低い領域が混在するようになる傾向にあると推察される。そのような組成物についてフィルムの製膜を行うと、溶融状態の膜にかかる張力に場所ムラが生じるため、厚みや幅が均一な溶融膜を製造することが困難である。
<シーラント層(C)>
シーラント層(C)は、従来公知のシーラント層を用いることができるが、下記要件(3)を満たすエチレン系重合体組成物を使用することが好ましい。 (3)下記の規定を満たすエチレン・α−オレフィン共重合体および/または高圧ラジカル法ポリエチレンからなるエチレン系重合体組成物であって、
(3−1)密度が860〜945kg/m3のエチレン系重合体組成物。
なお、より低温でのヒートシール性を考慮すると、シーラント層(C)を構成するエチレン系重合体組成物は、中間層(B)よりも低い融点を有することが好ましい。
シーラント層(C)は、従来公知のシーラント層を用いることができるが、下記要件(3)を満たすエチレン系重合体組成物を使用することが好ましい。 (3)下記の規定を満たすエチレン・α−オレフィン共重合体および/または高圧ラジカル法ポリエチレンからなるエチレン系重合体組成物であって、
(3−1)密度が860〜945kg/m3のエチレン系重合体組成物。
なお、より低温でのヒートシール性を考慮すると、シーラント層(C)を構成するエチレン系重合体組成物は、中間層(B)よりも低い融点を有することが好ましい。
エチレン・α−オレフィン共重合体としては、メタロセン系やチタン系、クロム系およびフェノキシイミン系等のオレフィン重合用触媒を用いて調製されたエチレンと炭素原子数3〜20のα−オレフィンとを共重合して得られる低密度エチレン・α−オレフィン共重合体である。この低密度エチレン・α−オレフィン共重合体は、直鎖状あるいは分岐状低密度ポリエチレンであってもよい。特にメタロセン系オレフィン重合用触媒を用いて調整すると分子量分布の狭い重合体が得られるために低分子量かつ低密度の成分の生成が少なく、本発明に関する用途には有効である。
メタロセン系触媒は、通常、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を少なくとも1個有する周期律表第IVB族の遷移金属化合物からなるメタロセン触媒成分(a1)、有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分(b)、微粒子状担体(c)、および必要に応じて有機アルミニウム化合物触媒成分(d)、イオン化イオン性化合物触媒成分(e)から形成される。
このようなエチレン・α−オレフィン共重合体は、たとえば特開平6−9724号公報、特開平6−136195号公報、特開平6−136196号公報、特開平6−207057号公報等に記載されているメタロセン触媒成分を含む、いわゆるメタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数3〜20のα−オレフィンとを共重合させることによって製造することができる。
高圧ラジカル法ポリエチレンは、エチレンをラジカル重合触媒の存在下、高圧の下で製造したポリエチレンであって、必要に応じ他のビニルモノマーを少量共重合してあってもよい。
重合に用いる反応器としては、オートクレーブ型反応器でもチューブラー型反応器でも良い。オートクレーブ型反応器で重合される場合、一般にチューブラー型反応器による重合品よりも溶融張力が高くなるために、押出ラミネ−ションには好適である。一方チューブラー型反応器でも、重合条件によって押出ラミネーションに適する高い溶融張力を得ることも出来る。
エチレン・α−オレフィン共重合体と高圧ラジカル法ポリエチレンは、それぞれ単独でまたは2種以上を用いてもよく、エチレン・α−オレフィン共重合体の1種以上と高圧ラジカル法ポリエチレンの1種以上とを組み合わせても良い。
中間層(B)及びラミネート層(C)を構成する樹脂組成物には、必要に応じて、従来公知のアンチブロッキング剤、防曇剤、静電防止剤、酸化防止剤、耐候安定剤、熱安定剤、滑剤などの添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
このような樹脂組成物は、上記添加剤とともに、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、V型ブレンダーおよび押出機等の混合装置を用いて、常温〜250℃で混合することにより得られる。この際窒素シ−ルや真空シ−ルを実施することで、ポリエチレンの劣化に由来するゲルの発生を防ぐことができる。
<積層体の製造>
本発明では、前記基材層(A)に、前記中間層(B)を、溶融状態で接触させることで積層体を形成することで、基材層(A)と中間層(B)との接着性に優れた積層体を得ることができる。溶融状態で前記中間層(B)を接触させるには、基材に中間層を溶融押出成形することにより行うことができる。また、多層包装フィルムとする場合、前記中間層およびシーラント層に使用される樹脂組成物を別々に、あるいは同時に溶融押出して成形して製造することができる。
本発明では、前記基材層(A)に、前記中間層(B)を、溶融状態で接触させることで積層体を形成することで、基材層(A)と中間層(B)との接着性に優れた積層体を得ることができる。溶融状態で前記中間層(B)を接触させるには、基材に中間層を溶融押出成形することにより行うことができる。また、多層包装フィルムとする場合、前記中間層およびシーラント層に使用される樹脂組成物を別々に、あるいは同時に溶融押出して成形して製造することができる。
中間層およびシーラント層の成形温度は、150〜320℃であることが好ましく、この範用であれば、基材と中間層、および中間層とシーラント層との接着性が良くなる。
また、基材層(A)に中間層(B)を溶融押出成形する際には、基材層(A)の中間層(B)が押出成形される面にアンカーコート処理を行い、かつ上記成形温度範囲において酸化雰囲気(例えば、酸素、特にオゾンを含有させた気体(空気等))で処理(以下オゾン処理という)を行うことが接着性の点から好ましい。アンカーコート処理は、ポリウレタン、イソシアネート化合物、ウレタンポリマー、またはそれらの混合物および反応生成物、ポリエステルまたはポリオールとイソシアネート化合物との混合物および反応生成物、またはそれら溶液等の公知のアンカーコート剤、接着剤等を基材表面に塗布することによりなされる。
本発明の積層体において、基材層(A)、中間層(B)の各層がそれぞれ1層の2層構成が基本構成であり、さらにシーラント層(C)を加えた各層がそれぞれ1層の合計3層構成が多層包装フィルムとしての基本構成となる。ここで、基材層(A)、中間層(B)及びシーラント層(C)の各層は単層でもよいが、場合によっては前記各層を複数の層で構成することができる。例えば、ポリエステルフィルムとセラミック蒸着ポリエステルフィルムをドライラミネートした2層フィルムを基材層(A)として使用することができる。2層フィルムから成る基材層(A)に、中間層1層及びシーラント層1層を積層する場合は合計4層の積層体となる。又、例えば、ポリエステルフィルムとアルミ箔をドライラミネートし、更にアルミ箔面にポリエステルフィルムをドライラミネートした合計3層フィルムを基材層(A)として使用する場合は5層構成となる。中間層(B)及びシーラント層(C)は、通常単層(1層のみ)で使用される。本発明では、基材層(A)と中間層(B)が少なくとも一部で接触していれば、他の部分で基材層(A)と中間層(B)との間に他の層が存在していてもよい。また、シーラント層(C)は基材層(A)と中間層(B)の積層体に少なくとも一部で接触していればよく、特にヒートシールされる部分で基材層(A)/中間層(B)/シーラント層(C)の積層構造であればよい。他の部分で中間層(B)とシーラント層の間に他の層が存在していてもよく、中間層(B)を介することなく基材層(A)とシーラント層(C)とが接触する部分があってもよい。他の層としては、中間層(B)及びシーラント層(C)以外の他のオレフィン系重合体や、空気層などが挙げられる。
オゾン処理は、エアギャップ内で、ノズルまたはスリット状の吹出口からオゾン含有させた気体(空気等)を、中間層の基材接着面またはこれと積層される基材面に向けるか、両者の圧着部に向けて吹き付けることによって行われる。なお、100m/分以上の速度で押出ラミネートする場合は、上記両者の圧着部に向けて吹き付けることが好ましい。オゾンを含有させた気体中のオゾンの濃度は、1g/m3以上が好ましく、さらに好ましくは3g/m3以上である。また、吹き付ける量は、中間層の幅に対して0.03リットル/分/cm以上が好ましく、さらに好ましくは0.1リットル/分/cm以上である。
ラミネート速度は、生産性の点から一般的には100〜150m/分である。また、公知の押出ラミネーターのエアーギヤップは、通常100〜150mmが一般的である。本発明における積層体は、成形後ただちにエージング処理をすることが接着性の点から好ましい。エージングは、積層体の成形後12時間以内に、温度23〜45℃、好ましくは35〜45℃で、湿度0〜50%の雰囲気下に、12〜24時間静置することで行われる。
このようにして得られる積層体は、基材層(A)の肉厚が10〜50μm、中間層(B)の肉厚が10〜50μm、シーラント層(C)の肉厚が5〜100μmであることが一般的である。
<液体包装袋>
本発明の包装材料は、液体又は粘体を充填する液体包装袋として特に有用であり、上記の基材層(A)/中間層(B)/シーラント層(C)の順に積層された積層体(多層包装フィルム)の1片もしくは2片を常法のヒートシール機で、二方シール、三方シールまたは四方シールして袋状としたものである。袋の形状としては、一般的には矩形であるが、任意の形状とすることができる。
本発明の包装材料は、液体又は粘体を充填する液体包装袋として特に有用であり、上記の基材層(A)/中間層(B)/シーラント層(C)の順に積層された積層体(多層包装フィルム)の1片もしくは2片を常法のヒートシール機で、二方シール、三方シールまたは四方シールして袋状としたものである。袋の形状としては、一般的には矩形であるが、任意の形状とすることができる。
ヒートシールは、シーラント層(C)の溶融温度以上の温度で行い、液体包装袋に充填する液体の量に応じてヒートシール幅を適宜設定すれば良い。また、液体を袋から取り出しやすくするために、注ぎ口となる部分を残してヒートシールすることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(中間層用樹脂組成物)
表1に示す組成の樹脂組成物を用意した。
表1に示す組成の樹脂組成物を用意した。
NO1〜4のエチレン−αオレフィン共重合体:株式会社プライムポリマー製、商品名「エボリュー SP1071C」
NO5のエチレン−αオレフィン共重合体:株式会社プライムポリマー製、商品名「モアテック 1018D」
NO1,2のプロピレン−エチレン共重合体:株式会社プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロ S119」、密度=910 kg/m3
NO3のプロピレン−エチレン共重合体:株式会社プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロ F327」、密度=910 kg/m3
NO6のポリプロピレン:株式会社プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロ F109V」、密度=910 kg/m3
NO5のエチレン−αオレフィン共重合体:株式会社プライムポリマー製、商品名「モアテック 1018D」
NO1,2のプロピレン−エチレン共重合体:株式会社プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロ S119」、密度=910 kg/m3
NO3のプロピレン−エチレン共重合体:株式会社プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロ F327」、密度=910 kg/m3
NO6のポリプロピレン:株式会社プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロ F109V」、密度=910 kg/m3
実施例1,比較例1〜5
<液体包装袋の成膜方法>
65mmφの押出機とダイ幅500mmのTダイを有する住友重機械工業社製ラミネーターを用いて、基材である厚さ15μmのナイロンフィルム上にウレタン系アンカーコート剤を塗布し、更にその上にエアギャップ130mm、ダイ下樹脂温度295℃、引取速度80m/分の条件下で、表1に示す樹脂または樹脂組成物(ブレンド品)を膜厚25μmになるよう調整を行い押出ラミネート加工して中間層を形成した。その際、ナイロンフィルムとの接着強度を向上させるためナイロンフィルム側の中間層樹脂表面にはオゾン処理を施し、溶融膜の表面酸化を促した。さらにその中間層の上に、シーラント層として直鎖状低密度ポリエチレン(密度:904kg/m3、MFR:12g/10min)をエアギャップ130mm、ダイ下樹脂温度295℃、引取速度80m/分の条件下で、膜厚25μmになるように押出ラミネート加工した。
<液体包装袋の成膜方法>
65mmφの押出機とダイ幅500mmのTダイを有する住友重機械工業社製ラミネーターを用いて、基材である厚さ15μmのナイロンフィルム上にウレタン系アンカーコート剤を塗布し、更にその上にエアギャップ130mm、ダイ下樹脂温度295℃、引取速度80m/分の条件下で、表1に示す樹脂または樹脂組成物(ブレンド品)を膜厚25μmになるよう調整を行い押出ラミネート加工して中間層を形成した。その際、ナイロンフィルムとの接着強度を向上させるためナイロンフィルム側の中間層樹脂表面にはオゾン処理を施し、溶融膜の表面酸化を促した。さらにその中間層の上に、シーラント層として直鎖状低密度ポリエチレン(密度:904kg/m3、MFR:12g/10min)をエアギャップ130mm、ダイ下樹脂温度295℃、引取速度80m/分の条件下で、膜厚25μmになるように押出ラミネート加工した。
<成膜安定性評価の方法>
成膜安定性の評価については、中間層樹脂を65mmφの押出機とダイ幅500mmのTダイを有する住友重機械工業社製ラミネーターを用いて、基材である50g/m2のクラフト紙上に、エアギャップ130mm、ダイ下樹脂温度295℃の条件にて押出ラミネートした。押出量は引取速度80m/分の時の膜厚が20μmになるよう設定した。その際に溶融膜が切れたり、溶融膜が左右に揺れたりといった現象が起きなければ成膜安定性問題なし(○と表示する)と評価する。結果を表2に示した。
成膜安定性の評価については、中間層樹脂を65mmφの押出機とダイ幅500mmのTダイを有する住友重機械工業社製ラミネーターを用いて、基材である50g/m2のクラフト紙上に、エアギャップ130mm、ダイ下樹脂温度295℃の条件にて押出ラミネートした。押出量は引取速度80m/分の時の膜厚が20μmになるよう設定した。その際に溶融膜が切れたり、溶融膜が左右に揺れたりといった現象が起きなければ成膜安定性問題なし(○と表示する)と評価する。結果を表2に示した。
<フィルム剛性の評価方法>
得られたフィルムの剛性を、フィルムから切り出した試験片を用いて引張弾性率を測定することで評価した。引張弾性率は、JIS K7161、7162に準拠して測定した。
得られたフィルムの剛性を、フィルムから切り出した試験片を用いて引張弾性率を測定することで評価した。引張弾性率は、JIS K7161、7162に準拠して測定した。
<(接着)剥離強度>
剥離強度は、JIS K6854−3のT形剥離試験に準拠して、フィルムから切り出した15mm幅の試験片を用いて、その基材層と中間層を引張強度試験機の上下にセットし、その引張強度を測定することで測定した。
剥離強度は、JIS K6854−3のT形剥離試験に準拠して、フィルムから切り出した15mm幅の試験片を用いて、その基材層と中間層を引張強度試験機の上下にセットし、その引張強度を測定することで測定した。
<液体包装袋の充填方法及び充填性評価>
粘性体自動充填包装機(大成ラミック株式会社製 NT−DANGAN TYPE−III)を用いて、次の条件で液体を充填し、液体充填小袋を得た。
粘性体自動充填包装機(大成ラミック株式会社製 NT−DANGAN TYPE−III)を用いて、次の条件で液体を充填し、液体充填小袋を得た。
[充填条件]
シール温度:(縦)190℃、(横)135〜160℃の範囲で5℃刻み
包装形態: 三方シール
袋寸法:幅75mm×縦85mm ピッチ
充填物:23℃の水
充填量: 約24g
充填速度:20m/分、25m/分
得られた液体充填小袋の横シール部の外観観察および耐圧試験を行い、以下の基準で評価した。
シール温度:(縦)190℃、(横)135〜160℃の範囲で5℃刻み
包装形態: 三方シール
袋寸法:幅75mm×縦85mm ピッチ
充填物:23℃の水
充填量: 約24g
充填速度:20m/分、25m/分
得られた液体充填小袋の横シール部の外観観察および耐圧試験を行い、以下の基準で評価した。
[耐圧テスト条件]
耐圧テスター(小松製作所製)にて充填後の袋に100kgの荷重を1分間掛け、耐圧試験を行い、破袋、又は水洩れの発生しない最低温度で評価した。最低耐圧温度は低い方が望ましい。
○:耐圧100kg、1分間問題なし 5/5をクリア
△:1〜4/5クリア
×:5/5で漏れあり
耐圧テスター(小松製作所製)にて充填後の袋に100kgの荷重を1分間掛け、耐圧試験を行い、破袋、又は水洩れの発生しない最低温度で評価した。最低耐圧温度は低い方が望ましい。
○:耐圧100kg、1分間問題なし 5/5をクリア
△:1〜4/5クリア
×:5/5で漏れあり
表2から明らかな通り、本発明に係る中間層を備えた積層体を用いたフィルムは、比較例3,4に示すように従来のエチレン系重合体のみの中間層に比較して、成膜安定性、剥離強度を維持しながら、フィルム剛性に優れ、高速充填性、耐圧特性に優れた包装材料となることが確認された。比較例1では、押出ラミネーション自体が不適となり、成膜できず、比較例5では剥離強度が0N/15mmと不適であったため、耐圧テストが不可であった。比較例2では、比較例3,4とフィルム剛性、剥離強度が変わらないため、耐圧テストを省略した。
Claims (8)
- 下記の基材層(A)と中間層(B)とが少なくとも一部で接触していることを特徴とする積層体。
(1)ヘテロ原子、金属から選ばれる元素を含む樹脂層および/または金属層を含む基材層(A)
(2)下記の規定を満たす、エチレン系重合体及びプロピレン系重合体を含む組成物からなる中間層(B)
(2−1)前記エチレン系重合体の密度が860〜970kg/m3、
(2−2)190℃、2.16kg荷重で測定される前記エチレン系重合体のメルトフローレイトが0.5〜100g/10分の範囲を満たす、
(2−3)前記プロピレン系重合体の融点が145℃以上である、
(2−4)前記エチレン系重合体を70質量部超95質量部以下、前記プロピレン系重合体を5質量部以上30質量部未満含む(ただし、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の合計が100質量部とする。)。 - 請求項1に記載の積層体に、さらに、下記要件(3)を満たすエチレン系重合体組成物を含むシーラント層(C)が少なくとも一部で接触していることを特徴とする積層体。
(3)下記の規定を満たすエチレン・α−オレフィン共重合体および/または高圧ラジカル法ポリエチレンからなるエチレン系重合体組成物であり、
(3−1)密度が860〜945kg/m3である。 - 前記基材層(A)が、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、またはそれらの延伸物、金属箔、無機酸化物蒸着フィルム、紙、あるいは不織布から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層体。
- 前記基材層(A)が、その少なくとも一部に、ポリウレタン、イソシアネート化合物、ポリエステルまたはポリオールとイソシアネート化合物との混合物および反応生成物から選ばれる1種以上の接着剤を基材に積層して含有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層体。
- 請求項1に記載の積層体の製造方法であって、
前記基材層(A)に、前記中間層(B)を、酸化雰囲気下において、溶融状態で接触させることを特徴とする積層体の製造方法。 - 前記酸化雰囲気がオゾンを含む雰囲気である、請求項5に記載の積層体の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層体を含む包装材料。
- 液体包装袋である請求項7に記載の包装材料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016014029A JP2017132134A (ja) | 2016-01-28 | 2016-01-28 | 積層体、その製造方法及び液体包装袋 |
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JP (1) | JP2017132134A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019104248A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 日本ポリエチレン株式会社 | 積層用ポリエチレン樹脂組成物及び積層体 |
CN111629898A (zh) * | 2018-03-20 | 2020-09-04 | 普瑞曼聚合物株式会社 | 叠层体和液体包装袋 |
-
2016
- 2016-01-28 JP JP2016014029A patent/JP2017132134A/ja active Pending
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