JPH11235592A - 除菌水生成器 - Google Patents
除菌水生成器Info
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- JPH11235592A JPH11235592A JP10040703A JP4070398A JPH11235592A JP H11235592 A JPH11235592 A JP H11235592A JP 10040703 A JP10040703 A JP 10040703A JP 4070398 A JP4070398 A JP 4070398A JP H11235592 A JPH11235592 A JP H11235592A
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Abstract
に使用することができ、かつ、生成した除菌水濃度が均
一な除菌水生成器を提供すること。 【解決手段】塩化物を溶解した水溶液を貯留するタンク
3と、水溶液を電解するためにタンク3内に配設した電
極4と、水溶液を対流させるための対流生起手段とを具
備する構成とした。また、対流生起手段は、電極4を囲
繞した下面開口の筒状カバー体15の周壁に形成した開口
部とした。
Description
し、詳しくは、コンパクトで移動可能な除菌水生成器に
関するものである。
した貯水タンク内に食塩水を収容し、電極に直流電流を
流すことによって次亜塩素酸を生成し、除菌水を生成す
るものが知られている。得られた除菌水は手洗いやその
他の用途に用いられる。
の反応による。
ウム)のpHにおける平衡で次亜塩素酸HClOが生成
されるものである。なお、上記反応式中、水酸化ナトリ
ウム(NaOH)は、陽極反応による4H+ と、陰極反
応によるOH-との中和により、過剰のOH- がナトリ
ウムイオンNa+ と反応して生成されるものである。
水生成器は、簡単に持ち運べるようなコンパクトな構成
のものがなく、特に、除菌水を生成するための電装部
と、生成した除菌水を貯留するタンクとが一体化され
て、除菌水を生成して即時に使用可能とした構成のもの
はなかった。
生成時に電極から発生する気泡は上昇する一方なので除
菌水上層部分の濃度が他に比べて高くなる傾向にあり、
除菌水濃度の均一化を図ることが難しいという問題があ
った。
る除菌水生成器を提供することを目的としている。
に、請求項1記載の本発明では、塩化物を溶解した水溶
液を貯留するタンクと、水溶液を電解するためにタンク
内に配設した電極と、水溶液を対流させるための対流生
起手段とを具備することとした。したがって、生成され
た除菌水は対流して結果的に攪拌されることになり、濃
度の均一化を図ることができる。
流生起手段は、電極を囲繞した下面開口の筒状カバー体
の周壁に形成した開口部であることとした。したがっ
て、除菌水生成時に電極から発生する気泡がカバー体の
内方から開口部を介して外方へ流出する一方、カバー体
下面からは順次水溶液が流入することになって対流が生
じることになる。このように、特別な装置を要すること
なく簡単な構成で水溶液に対流を生じさせることがで
き、除菌水の濃度の均一化を図ることができる。
を溶解した水溶液を貯留するタンクの上部に機能部本体
を着脱自在に取付け、同機能部本体に、水溶液を電解す
るための電極をタンク内に伸延するように連設し、同電
極を下面開口の筒状カバー体で囲繞するとともに、同筒
状カバー体の周壁に、水溶液に対流を生起させるための
開口部を設けた。したがって、コンパクトで持ち運びが
できる取扱い良好な除菌生成器とすることができ、しか
も、開口部によって、生成された除菌水は前述したよう
に対流して攪拌されることになり、濃度の均一化を図る
ことができる。
を溶解した水溶液を貯留するタンクの上部に機能部本体
を着脱自在に取付け、同機能部本体に、水溶液を電解す
るための電極と、水溶液を汲み上げるポンプ装置と、水
溶液水位を検出する水位検出手段とをタンク内に伸延す
るように連設し、これらを下面開口の筒状カバー体で囲
繞するとともに、同筒状カバー体の周壁に、水溶液に対
流を生起させるための開口部を設けた。したがって、コ
ンパクトで持ち運びができる取扱い良好な除菌生成器と
することができるとともに、即座に除菌水の使用が可能
となり、しかも、筒状カバー体に設けた開口部によっ
て、生成された除菌水は前述したように対流して結果的
に攪拌されることになり、濃度の均一化を図ることがで
きる。さらに、水位検出手段を設けたことにより、例え
ば、タンク内が満水時であることを検出した場合にのみ
通電可能に制御することができ、水量が不足しているに
もかかわらず通電して次亜塩素酸濃度を許容範囲以上に
高めてしまうおそれを防止できる。また、機能部本体か
ら伸延する各構成要素を筒状カバー体で保護することが
できるので、思わぬ外力からの損傷を防止することがで
きる。
を、筒状カバー体の周壁上部に設けたスリット群で形成
し、同スリット群により、電極への通電時に発生し上昇
する気泡の流れを規制してタンク内の水溶液を対流させ
るようにした。したがって、除菌水生成時に電極から発
生する気泡がカバー体の内方からスリット群を介して外
方へ流出する一方、カバー体下面からは順次水溶液が流
入することになって対流が生じ、結果的にタンク内部が
攪拌されて濃度が均一となる。
を、筒状カバー体の周壁上部に設けた上部スリット群
と、周壁下部に設けた下部スリット群とに分離形成し、
上部スリット群により、電極への通電時に発生し上昇す
る気泡の流れを規制するとともに、下部スリット群から
水溶液を筒状カバー体内へ流入させて、タンク内の水溶
液を対流させるようにした。したがって、水溶液のカバ
ー体下方から内部への流入量が増加して、対流をより円
滑に生じさせることができ、攪拌効果をより高めること
ができる。
スリット群の縦方向の開口領域を、下部スリット群の開
口領域よりも少なくとも2倍以上長くした。したがっ
て、気泡の流出量と水溶液の流入量とのバランスが良好
となり、対流が円滑に生じて最も効果的な攪拌作用とな
すことができる。
液を貯留するタンクと、水溶液を電解するためにタンク
内に配設した電極と、水溶液を対流させるための対流生
起手段とを具備するものである。
亜塩素酸を発生させて除菌水を生成する場合、電解時に
電極から発生する気泡は上昇する一方なので、生成され
た除菌水上層部分の濃度が他に比べて高くなってしま
う。そこで、本発明では対流手段を設け、電解時に水溶
液を対流させて攪拌し、タンク内での除菌水濃度を均一
化するようにしている。
の筒状カバー体の周壁に形成した開口部とすることがで
きる。したがって、特別な装置を要することなく、簡単
な構成で水溶液に対流を生じさせることができる。
を溶解した水溶液を貯留するタンクの上部に機能部本体
を着脱自在に取付け、同機能部本体に、水溶液を電解す
るための電極をタンク内に伸延するように連設し、同電
極を下面開口の筒状カバー体で囲繞するとともに、同筒
状カバー体の周壁に、水溶液に対流を生起させるための
開口部を設けることができる。
は、互いに容易に分離可能な機能部本体とタンクとを、
一体的に組合せて使用するように構成されており、使用
に際しては、機能部本体からタンク内に伸延させた電極
に通電してタンク内に次亜塩素酸を発生させて除菌水を
生成し、この除菌水を機能部本体に連設してタンク内に
伸延させたポンプ装置で汲み上げ吐出することにより即
時に使用できるように構成することができる。しかも、
かかる除菌水は対流して攪拌され、除菌水の濃度がタン
ク内のどの箇所でも均一化される。
上部に設けたスリット群で形成するとよい。同スリット
群により、電極への通電時に発生し上昇する気泡の流れ
を規制してタンク内の水溶液を対流させることができ
る。すなわち、除菌水生成時に電極から発生する気泡が
カバー体の内方からスリット群を介して外方へ流出する
一方、カバー体下面からは順次水溶液が流入することに
なって対流が生じ、結果的にタンク内部が攪拌されて濃
度が均一となるものである。かかる簡単な構成により、
電極への通電時に発生し上昇する気泡の流れを利用した
水溶液の対流を生起させることができ、タンク内に生成
される除菌水の濃度を全体的に均一化することができ
る。
る取扱いが良好で、濃度にばらつきのない除菌水生成器
としたことにより、手洗いや野菜等の洗浄、俎等の洗浄
に適するpH的に中性に近い濃度の除菌水を簡単に生成
できることになり、家庭内等でおいて簡便に使用するこ
とができる。
態では、カバー体によって電極を保護することができる
ので、予期せぬ外力から電極を守ることができ、しか
も、タンクだけを見ると内部は単なる空洞となっている
ので、タンク内の清掃も容易に行える。
用途によって適正値が定められているが、濃度の調整は
電極への通電時間を調整することにより行えばよい。
ず、前記したポンプ装置と、水溶液水位を検出する水位
検出手段とをタンク内に伸延させた構成とし、これらを
前述した筒状カバー体で囲繞することができる。
ンク内の除菌水濃度を均一化することが可能となるとと
もに、ポンプ装置に設けた揚水路を介して機能部本体か
ら除菌水の即時取り出しが可能となる。
り、例えば、タンク内が満水時であることを検出した場
合にのみ通電可能に制御することができるので、水量が
不足しているにもかかわらず通電して次亜塩素酸濃度を
許容範囲以上に高めてしまうことを防止することができ
る。
上部に設けた上部スリット群と、周壁下部に設けた下部
スリット群とに分離形成することができる。
への流入量を増加させて対流を円滑に生じさせて、攪拌
効果を高めるものである。
域を、下部スリット群の開口領域よりも少なくとも2倍
以上長くすることが好ましい。
のバランスを良好に維持すための長さ関係の規定であっ
て、対流が円滑に生じて最も効果的な攪拌作用となるこ
とが実験的に確かめられている。
を具体的に説明する。
解斜視図、図2は同縦断面視による説明図、図3は一部
切欠した背面図である。
に電装品収納空間10を設け、上部に把手11を形成すると
ともに、除菌水吐出口12を形成した機能部本体1と、同
機能部本体1の下面に係止具2を介して着脱自在に取付
けたタンク3とから構成している。なお、係止具2は、
タンク3の側壁に設けたフック20を、機能部本体1側に
設けた係止片21に係合する簡単な構成としており、機能
部本体1とタンク3との着脱を容易に行えるようにして
いる。
ではシャワー式ノズル13をフレキシブル管14を介して回
動自在に連通連結し、いかなる向きへもシャワー吐水が
行えるようにしている。
下面からタンク3内に伸延する電極4と、ポンプ装置5
と、水位検出手段6を具備している。
ンプ装置5のモータ50と、同モータ50やその他の通電制
御を行う制御基板C等の電装部品を配設している。
及び電池の両方を選択的に使用することができるが、本
実施例では、電源コード8を取付けて交流の商用電源か
ら図示しないACアダプタを介して電力の供給を受ける
ようにしている。なお、81は前記電源コード8の挿通用
切欠穴81a を形成した電池蓋であり、同電池蓋81を取り
外して電源コード8を抜き取り、別途用意した電池(図
示せず)を装着すれば電池を電源とすることができる。
なり、直流電流が供給されると、タンク3内に貯留した
塩化ナトリウム等の塩化物を溶解した水溶液が電解さ
れ、先の従来技術で述べた反応により、陽極側に次亜塩
素酸が生成される。
じてタイマ装置(図示せず)により電極4への通電時間
を例えば10分間、30分間に設定可能とし、濃度の低いソ
フト用スイッチS1と濃度の高いハード用スイッチS2を備
えている。各スイッチS1,S2を選択操作することによ
り、所望する次亜塩素酸濃度の除菌水を生成可能とし、
家庭内等で使用しやすくしている。Sは操作部であり、
前記各スイッチS1,S2 の他に、運転入切スイッチS3、除
菌水吐出スイッチS4、吐出停止スイッチS5等を備えてい
る。また、S6はLED からなる運転状態を示すランプであ
る。
電時間を設定すれば、30ppm の濃度となり、野菜洗い等
に適した除菌水となり、また、ハード用スイッチS2で30
分間の通電時間を設定すれば、90ppm の濃度となり、手
洗いや俎等の洗浄に適するものとなる。なお、次亜塩素
酸濃度は、200ppmまでであれば人体に悪影響を及ぼさな
いことが知られている。
能部本体1からタンク3内に伸延状態に配設されてお
り、図2に示すように、機能部本体1の電装品収納空間
10に配設したモータ50と、タンク3の底面近傍に設けた
偏平なポンプ室52内に配設したインペラ53とを長尺の連
結軸54で連結している。56は前記連結軸54を挿通し、端
部に防水処理を施した保護筒である。さらに、前記ポン
プ室52と機能部本体1に設けた除菌水吐出口12とを、前
記連結軸54に並設してタンク3内に伸延する揚水路55に
より連通連結している。
除菌水吐出スイッチS4の操作によってモータ50を駆動
し、生成した除菌水を、ポンプ室52→揚水路55→除菌水
吐出口12と送給して、前記シャワー式ノズル13から吐水
可能としている。このように、吐水をシャワー式とした
ことにより、少ない水量で効果的な洗浄が行える。
フロート式としており、満水状態を検出する上側フロー
トスイッチ61と、空状態を検出する下側フロートスイッ
チ62とを、フロート軸63に浮沈自在に取付けて構成し、
満水状態を検出しなければ電極4への通電が禁止される
ようにしている。
上側フロートスイッチ61と、下側フロートスイッチ62が
OFFとなり、かつその後、注水されて上側フロートス
イッチ61がONとなった場合に、再度電極4へ通電可能
となるように制御している。
めには所定水量と所定通電時間が必要であり、また、生
成後は、これを全て使用するか、他へ移してタンク3内
を空にし、再度満水状態にしなければ次の除菌水を生成
することができないようにしている。したがって、所定
濃度の除菌水を確実に得ることができるとともに、生成
した除菌水の次亜塩素酸濃度を、中途で再度電解してそ
の濃度を高めてしまうことを防止することができる。
容積を有し、平面視で機能部本体1から突出する膨出部
30を形成し、同膨出部30の上部に注水口31を形成すると
ともに、これを蓋部32で開閉可能とし、さらに、注水口
31の下方側壁にドレン33を設けている。このように、注
水口31を膨出部30に設けたことにより、機能部本体1を
装着した状態であってもタンク3内への注水が容易に行
える。なお、図1中、34は覗き窓である。
容し、同添加物をタンク3内の水溶液中に溶出させる添
加物収容筒9を着脱自在に配設している。
切欠部にメッシュ体90を張設した筒状体であり、所謂茶
濾しの機能を有するもので、これに次亜塩素酸生成に必
要な添加物を必要量収容して注水すれば、かかる添加物
をタンク3内に溶出させて水中に均一に確実に溶解させ
ることができる。
液中に塩化物が存在する必要があるので、食塩(塩化ナ
トリウム)を添加物収容筒9に収容して注水すれば、除
菌水を生成するに十分な濃度の希薄食塩水を得ることが
でき、除菌水の生成を確実に行うことができる。なお、
食塩は、水1リットルに対して1gが適量とされてい
る。
明の要旨となるのは、水溶液を対流させるための対流生
起手段を設けたことにあり、本実施例では、対流生起手
段を、電極4を囲繞した下面開口の筒状カバー体15の周
壁に形成した開口部としている。
伸延させた前記電極4、ポンプ装置5、水位検出手段6
とを下面開口の筒状カバー体15で囲繞し、同筒状カバー
体15の周壁に開口部を形成したもので、かかる開口部
は、周壁上部に設けた上部スリット群7aと、周壁下部に
設けた下部スリット群7bとに分離形成し、電極4への通
電時に発生し上昇する気泡の流れを規制してタンク3内
の水溶液を対流させるようにしている。
図4のI−I線における端面図を示している。
能部本体1への取付用ネジ部15a を上端部に形成した筒
状体であり、合成樹脂により成形され、下面には多数の
小孔(図示せず)を設けるとともに、ポンプ室52(図2
参照)と連通する連通孔(図示せず)を設けている。図
5中、15b は前記取付用ネジ部15a を形成するために筒
状カバー体15の高さ方向全体にわたって形成した溝部で
ある。
バー体15の周壁上部に多数のスリット70からなる上部ス
リット群7aを設けるとともに、周壁下部に多数のスリッ
ト71からなる下部スリット群7bを設け、両スリット群7
a,7b 間には完全な壁体からなる中間胴部7cを形成して
いる。
7aの下端は電極4の上端近傍に位置させており、電極4
の長さに対応するように中間胴部7cを形成している。
発生し上昇する気泡aの流れを規制し、矢印f1,f2 (図
3)で示すように、タンク3内の水溶液を対流させるこ
とができる。
する気泡aが筒状カバー体15の内方から上部スリット群
7aを介して外方へ流出する一方、筒状カバー体15の下面
及び下部スリット群7bからは順次水溶液が内部へ流入す
ることになって対流が生じ、結果的にタンク3内の水溶
液が攪拌され、除菌水濃度を均一化できる。なお、本実
施例では、上部スリット群7aを長尺部7a' と短尺部7a''
とに分けているが、これは一体のスリットとしてもよ
い。
に、上部スリット群7aの長尺部7a' と短尺部7a''とを合
わせた縦方向の開口領域L1を、下部スリット群7bの開口
領域L2よりも少なくとも2倍以上長くしている。これ
は、実験的に決定したもので、かかる長さ関係とするこ
とによって、上部スリット群7aからの気泡aの流出量
と、下部スリット群7bからの水溶液の流入量とのバラン
スが良好となり、対流が円滑に生じて最も効果的に攪拌
作用を生起させることができた。
スリット群7aのみを形成しても攪拌作用が生じ、除菌水
濃度のばらつきをなくすことが可能である。
に電極4から発生する気泡aの上昇力を利用して水溶液
中に効果的な対流作用を生じさせるようにすればよく、
本実施例では、筒状カバー体15の周壁中央部分を完全な
壁面となす一方、周壁上部に上部スリット群7aを形成す
ることで前記気泡aの流路を規制して対流作用を効果的
に生起させている。
に、筒状カバー体15の略全長にかけてスリット群を形成
し、その中央部分を別体の筒状体で覆うことで気泡aを
筒状カバー体15の上部部分のみから流出するような構成
としてもよい。
要のない簡単な構成でありながら、効果的に水溶液の対
流を生起させて攪拌し、除菌水濃度をタンク3内全体、
特にタンク3上部と下部との均一化を図り、使用初めで
も終盤でも略同一濃度の除菌水使用ができる。
成器Aはコンパクトで持ち運びができる取扱い良好なも
のであり、生成した除菌水は即座に使用することができ
る。
離したときに、筒状カバー体15によって電極4、ポンプ
装置5、水位検出手段6が思わぬ外力により損傷するこ
とを防止している。
台所等に設置して実際に除菌水を生成し、使用する場合
について説明する。
加物収容筒9に所定量、本実施例では7.5 グラムの食塩
を収容し、注水口31より水道水、望ましくは純水を注入
し、電源コード8をコンセントに接続するか、電池を装
着し、運転入切りスイッチS3をONするとともに、ハー
ド用スイッチS2をONする。
酸が生成され、30分の間に約90ppmの次亜塩素酸濃度を
有する除菌水が生成される。
ル13をシンクに臨ませて、除菌水吐出スイッチS4をON
し、吐水される除菌水で手や俎の洗浄を行う。適当な殺
菌・除菌能力を有する除菌水による洗浄によって、手や
俎をいつも清潔に保つことができ、きわめて衛生効果が
高い。
き続き除菌水を用いる場合は、タンク3内の除菌水が全
て使い切られていればよいが、そうではなく、一部残っ
ている場合は、これを他の容器等に移してタンク3内を
空にし、再度、所定量の食塩を添加物収容筒9に収容す
るとともに、タンク3が満水となるまで注水し、野菜洗
いに適する30ppm の次亜塩素酸濃度を生成するソフト用
スイッチS1をONし、改めて除菌水の生成を行うように
する。
に、一度所定濃度の除菌水を生成すると、この濃度をい
たずらに高めたりすることがないように、水位検出手段
6を配設しており、同手段6の上・下側フロートスイッ
チ61,62 がOFFとなり(生成された除菌水が使用され
てタンク3内が空となる)、かつその後、上側フロート
スイッチ61がONとならなければ(再び注水されて満水
状態となる)、再度電極4へ通電することができないか
らである。
除菌水生成器Aは、コンパクトな構成で持ち運びが可能
であり、所望する次亜塩素酸濃度の除菌水を、バッチ式
に簡便に生成することができ、家庭内等での使用にきわ
めて有用である。
特にタンク3上部と下部とで均一化することができ、使
用初めでも終盤でも略同一濃度の除菌水使用ができるの
で安心して用いることができる。
を、図6を参照しながら説明する。
構成要素については同一符号で示している。
起手段の構成にあり、他の構成は先の構成と同様なので
ここでの説明は省略する。
体1内に駆動モータ75を設け、同モータ75に駆動軸76を
タンク3内中途部まで伸延するように連設し、同駆動軸
76の先端にスクリュー77を連結した構成としており、ス
クリュー77の回転により強制的に水溶液を対流させるよ
うにしている。
通電と同期させており、前述したソフト用スイッチS1や
ハード用スイッチS2の操作に連動してスクリュー77を回
転するようにしている。
ク3内が攪拌されることになり、除菌水の濃度がタンク
3内において全体的に均一となる。
5のモータ50とも連動させることができ、除菌水の生成
時のみならず、除菌水を吐出する場合にもタンク3内で
強制対流させるようにすることもできる。
ば、超音波発生装置を設けてタンク3内の水溶液に強制
対流を生起させるようにすることも考えられる。
で実施され、以下の効果を奏する。
解した水溶液を貯留するタンクと、水溶液を電解するた
めにタンク内に配設した電極と、水溶液を対流させるた
めの対流生起手段とを具備することとしたので、生成さ
れた除菌水は対流して結果的に攪拌されることになり、
除菌水濃度の均一化を図ることができる。
起手段は、電極を囲繞した下面開口の筒状カバー体の周
壁に形成した開口部であることとしたので、除菌水生成
時に電極から発生する気泡がカバー体の内方から開口部
を介して外方へ流出する一方、カバー体下面からは順次
水溶液が流入することになって、特別な装置を要するこ
となく簡単な構成で水溶液に対流を生じさせることがで
き、除菌水の濃度の均一化を図ることができる。しか
も、電極を筒状カバー体により外部から保護することが
できる。
解した水溶液を貯留するタンクの上部に機能部本体を着
脱自在に取付け、同機能部本体に、水溶液を電解するた
めの電極をタンク内に伸延するように連設し、同電極を
下面開口の筒状カバー体で囲繞するとともに、同筒状カ
バー体の周壁に、水溶液に対流を生起させるための開口
部を設けたので、コンパクトで持ち運びができる取扱い
良好な除菌生成器とすることができるとともに、筒状カ
バー体に設けた開口部によって、上記と同様に生成さ
れた除菌水が対流して攪拌され、特に、上層部と下層部
とにおける除菌水濃度を均一化でき、除菌水の使用初め
から最後まで、目的に応じた均一濃度での使用が可能と
なる。
解した水溶液を貯留するタンクの上部に機能部本体を着
脱自在に取付け、同機能部本体に、水溶液を電解するた
めの電極と、水溶液を汲み上げるポンプ装置と、水溶液
水位を検出する水位検出手段とをタンク内に伸延するよ
うに連設し、これらを下面開口の筒状カバー体で囲繞す
るとともに、同筒状カバー体の周壁に、水溶液に対流を
生起させるための開口部を設けたので、上記、と同
様な効果を得ることができるとともに、即座に除菌水の
使用が可能となり、しかも、水位検出手段を設けたこと
により、例えばタンク内が満水時であることを検出した
場合にのみ通電可能に制御することができ、水量が不足
しているにもかかわらず通電して次亜塩素酸濃度を許容
範囲以上に高めてしまうおそれを防止できる。
を、筒状カバー体の周壁上部に設けたスリット群で形成
し、同スリット群により、電極への通電時に発生し上昇
する気泡の流れを規制してタンク内の水溶液を対流させ
るようにしたので、簡単な構成にもかかわらず、除菌水
生成時に電極から発生する気泡がカバー体の内方からス
リット群を介して外方へ流出する一方、カバー体下面か
らは順次水溶液が流入することになって対流を生じさせ
ことができ、かか対流によってタンク内の水溶液を攪拌
して濃度の均一化を容易になすことができる。また、機
能部本体をタンクから取り外した場合、筒状カバー体の
設けた開口部はスリット群となっているので、電極、ポ
ンプ装置、水位検出手段を思わぬ外力から保護すること
ができる。
筒状カバー体の周壁上部に設けた上部スリット群と、周
壁下部に設けた下部スリット群とに分離形成し、上部ス
リット群により、電極への通電時に発生し上昇する気泡
の流れを規制するとともに、下部スリット群から水溶液
を筒状カバー体内へ流入させて、タンク内の水溶液を対
流させるようにしたので、水溶液のカバー体下方から内
部への流入量を増加させて対流を円滑に生じさせて、攪
拌効果をより高めることができる。
ト群の縦方向の開口領域を、下部スリット群の開口領域
よりも少なくとも2倍以上長くしたので、気泡の流出量
と水溶液の流入量とのバランスが良好となり、対流が円
滑に生じて最も効果的な攪拌作用を生起させ、速やかに
除菌水濃度の均一化を図ることができる。
る。
る。
る。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】塩化物を溶解した水溶液を貯留するタンク
(3) と、 水溶液を電解するためにタンク(3) 内に配設した電極
(4) と、 水溶液を対流させるための対流生起手段と、を具備する
ことを特徴とする除菌水生成器。 - 【請求項2】対流生起手段は、電極(4) を囲繞した下面
開口の筒状カバー体(15)の周壁に形成した開口部である
ことを特徴とする請求項1記載の除菌水生成器。 - 【請求項3】塩化物を溶解した水溶液を貯留するタンク
(3) の上部に機能部本体(1) を着脱自在に取付け、同機
能部本体(1) に、水溶液を電解するための電極(4) をタ
ンク(3) 内に伸延するように連設し、同電極(4) を下面
開口の筒状カバー体(15)で囲繞するとともに、同筒状カ
バー体(15)の周壁に、水溶液に対流を生起させるための
開口部を設けたことを特徴とする除菌水生成器。 - 【請求項4】塩化物を溶解した水溶液を貯留するタンク
(3) の上部に機能部本体(1) を着脱自在に取付け、同機
能部本体(1) に、水溶液を電解するための電極(4) と、
水溶液を汲み上げるポンプ装置(5) と、水溶液水位を検
出する水位検出手段(6) とをタンク(3) 内に伸延するよ
うに連設し、これらを下面開口の筒状カバー体(15)で囲
繞するとともに、同筒状カバー体(15)の周壁に、水溶液
に対流を生起させるための開口部を設けたことを特徴と
する除菌水生成器。 - 【請求項5】開口部を、筒状カバー体(15)の周壁上部に
設けたスリット群(7a)で形成し、同スリット群(7a)によ
り、電極(4) への通電時に発生し上昇する気泡の流れを
規制してタンク(3) 内の水溶液を対流させるようにした
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の除菌
水生成器。 - 【請求項6】開口部を、筒状カバー体(15)の周壁上部に
設けた上部スリット群(7a)と、周壁下部に設けた下部ス
リット群(7b)とに分離形成し、上部スリット群(7a)によ
り、電極(4) への通電時に発生し上昇する気泡の流れを
規制するとともに、下部スリット群(7b)から水溶液を筒
状カバー体(15)内へ流入させて、タンク(3) 内の水溶液
を対流させるようにしたことを特徴とする請求項2〜4
のいずれかに記載の除菌水生成器。 - 【請求項7】上部スリット群(7a)の縦方向の開口領域(L
1)を、下部スリット群(7b)の開口領域(L2)よりも少なく
とも2倍以上長くしたことを特徴とする請求項6記載の
除菌水生成器。
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---|---|---|---|
JP04070398A JP3802221B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 除菌水生成器 |
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JP04070398A JP3802221B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 除菌水生成器 |
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JP04070398A Expired - Fee Related JP3802221B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 除菌水生成器 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003035443A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 加湿機 |
JP2003056871A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 加湿機 |
JP2005052768A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-03 | Jfe Engineering Kk | 排水の放流設備 |
JP2017013064A (ja) * | 2015-03-16 | 2017-01-19 | 株式会社東芝 | 電解水生成装置、電極ユニット、および電解水生成方法 |
-
1998
- 1998-02-23 JP JP04070398A patent/JP3802221B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4683789B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-05-18 | 三洋電機株式会社 | 加湿機 |
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