JPH11235121A - 排藁処理機の安全装置 - Google Patents

排藁処理機の安全装置

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Publication number
JPH11235121A
JPH11235121A JP5626998A JP5626998A JPH11235121A JP H11235121 A JPH11235121 A JP H11235121A JP 5626998 A JP5626998 A JP 5626998A JP 5626998 A JP5626998 A JP 5626998A JP H11235121 A JPH11235121 A JP H11235121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
switching
switch
engine
straw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5626998A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Mizobuchi
紀夫 溝渕
Masaaki Oda
正明 織田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
Priority to JP5626998A priority Critical patent/JPH11235121A/ja
Publication of JPH11235121A publication Critical patent/JPH11235121A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 切替板体が倒伏状態の正常な供給姿勢を保持
しないとき自動的にエンジンを停止して結束機がわに移
行する排藁が切替板体により阻害され詰まり現象を惹起
させることのないものにする。 【解決手段】 カッタ−(C)上に設けた切替板体
(1)により排藁をカッタ−(C)に供給して切断する
か後方の結束機によって結束するかの選択を可能にした
もので、切替板体(1)の切替作動機構中にエンジン停
止用スイッチ(S)を取着し、切替板体(1)を切替作
動機構を介して結束機がわに供給する姿勢に変更操作時
または結束処理中に切替板体(1)が正常な供給姿勢を
保持しないとき、切替作動機構中に固設する作動部材
(3)の作動面(3a)によりスイッチ(S)をONし
てエンジンを停止させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排藁搬出装置によ
り搬出される排藁を、前後に配設したカッタ−と結束機
によってカッタ−処理するか結束処理するもので、その
排藁のカッタ−処理と結束処理の選択をカッタ−上に設
けた切替板体により行わせるところの排藁処理機の安全
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような切替板体の姿勢変更
によって排藁をカッタ−処理するか結束処理するかの選
択を行わせるようにした排藁処理機においては、排藁を
搬出してくる排藁搬出装置の終端部に詰まりを感知する
検出センサ−を設け、この検出センサ−による排藁の詰
まり検知によってエンジンを停止させるなどの安全対策
が講じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排藁を
結束処理すべくカッタ−上に設けた切替板体を倒伏状態
に操作したときに、引っ掛かったりして残存する排藁が
邪魔するときや、切替板体を倒伏状態にして結束処理中
に不測に刺し込む排藁によって切替板体が浮き上がり結
束処理を選択しているはずの正常な供給姿勢を保持しな
い実態が発生し、この浮き上がる切替板体により排藁搬
出装置の終端部から結束機がわへの排藁の移行が阻害さ
れ詰まり現象を惹起させている。また、切替板体の浮き
上がりに起因して更に排藁の詰まり現象が増大すること
になり、結束機がわに送る送り込み部材に切替板体が干
渉して破損させる事態にもなるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、カッタ−と結束機を前後に配設
し、カッタ−上に設けた切替板体により排藁搬出装置に
より搬出される排藁をカッタ−に供給して切断するか後
方の結束機によって結束するかの選択を可能にした排藁
処理機において、切替板体の切替作動機構中にエンジン
停止用スイッチを取着し、前記切替板体を切替作動機構
を介して結束機がわに供給する姿勢に変更操作時または
結束処理中に切替板体が正常な供給姿勢を保持しないと
き、切替作動機構中に固設する作動部材の作動面により
前記スイッチをONしてエンジンを停止させるようにし
たので、結束処理において切替板体が倒伏状態の正常な
供給姿勢を保持しないときは自動的にエンジンが停止し
て処理を中断し、排藁搬出装置の終端部から結束機がわ
に移行する排藁が切替板体により阻害され詰まり現象を
惹起させることがなくなる。
【0005】そして、この詰まり現象が増大したときは
切替板体は更に起き上がり結束機がわに強制的に送る送
り込み部材などに干渉してこれを破損するのであるが、
その破損も未然に防止できる。
【0006】また、作動部材には前記既設の作動面と段
違いの作動面を追加形成し、その追加した作動面とスイ
ッチの間隔を、既設の作動面とスイッチの間隔より大に
して、前記切替板体を切替作動機構を介してカッタ−に
供給する姿勢に変更操作したカッタ−処理において、切
替板体の前記カッタ−に供給する姿勢から後方がわに大
きく姿勢変更することにより追加した作動面によってス
イッチをONしエンジンを停止させるようにしたことに
より、カッタ−に排藁の詰まりが発生すると、その詰ま
る排藁により切替板体は起立状態の供給姿勢から後方が
わに大きく姿勢変更してエンジンが停止し処理を中断す
るので、カッタ−の破損が免れ、また、点検などのため
切替板体を後方がわに姿勢変更してもエンジンが停止し
て安全である。
【0007】その上、エンジン停止用スイッチと間隔を
異にした2つの作動面により結束処理とカッタ−処理の
場合の排藁処理に当たって、それら作動面が適切にスイ
ッチをONしてエンジンを停止させるから、構成が簡素
なもので的確なエンジンの停止が可能になるのである。
【0008】更に、切替板体が、結束処理において正常
な供給姿勢を保持しないときと、カッタ−処理する姿勢
から後方がわに大きく姿勢変更することによるエンジン
の停止を、単一のスイッチにより兼用させたことによ
り、構成が一段と簡素になって安価に提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下、本発明装置に関して実施例図を参照し
て具体的に説明する。先ず、図1〜図3に示す第1実施
例のものにおいて、(2)は脱穀部にて脱穀済の排藁を
後方に向けて搬出する排藁搬出装置であり、脱穀部の後
方にはカッタ−(C)と結束機(図示省略)が前後に配
設されて排藁搬出装置(2)からの排藁をカッタ−
(C)で処理したり結束機で処理したりするのであっ
て、そのカッタ−処理と結束処理の選択は軸(4)を支
点にして回動し排藁落下口(5)を開閉する切替板体
(1)の姿勢変更により行わせている。
【0010】(6)は前記軸(4)の端部から上向き突
設のア−ムであり、(7)はこのア−ム(6)の上端部
に樞着連結して下方に延びるロッドで、下部がわに長孔
(8)を穿設し、下端には板状の作動部材(3)が固設
されている。
【0011】また、(9)は逆への字状の揺動板で、こ
の揺動板(9)はカッタ−(C)の側部に突設する軸
(10)を支点にして揺動自在となり、その一端部には
ピン軸(11)を有し他端部は操縦部などの適所に設け
た切替レバ−(12)にワイヤ−(13)を介して連結
されている。なお、(14)は揺動板(9)に連繋した
戻しバネである。
【0012】そして、前記ピン軸(11)をロッド
(7)の長孔(8)に係合させるとともに、ロッド
(7)の上部がわに鍔部(15)を溶着し下部がわには
鍔部(16)を摺動自在に嵌合して、これらの鍔部(1
5)と(16)の間にスプリング(17)を介装するこ
とにより下部がわの鍔部(16)を上方からピン軸(1
1)に接当させてピン軸(11)を長孔(8)の下端に
位置させている。
【0013】したがって、切替板体(1)を倒伏状態と
起立状態とに姿勢変更して排藁を結束処理するかカッタ
−処理するかの選択は、前記揺動板(9)とロッド
(7)等からなる切替作動機構によって行われるのであ
って、切替レバ−(12)を図2に実線で示す位置に操
作すると、揺動板(9)はワイヤ−(13)を介し軸
(10)を支点にして揺動し、この揺動によりピン軸
(11)が鍔部(16)を押し上げロッド(7)は上動
しア−ム(6)を介して切替板体(1)は図1に実線で
示すように倒伏状態となって排藁落下口(5)を閉じる
ようになる。
【0014】また、図2に仮想線で示すように切替レバ
−(12)を操作すると、揺動板(9)は戻しバネ(1
4)のバネ力によって前記とは逆方向に揺動しピン軸
(11)はロッド(7)を押し下げて下動させア−ム
(6)を介して切替板体(1)は倒伏状態から起立状態
に姿勢が変更し排藁落下口(5)は開口しカッタ−処理
する姿勢になる。
【0015】なお、カッタ−(C)は差速回転軸(1
8)(18)に間隔をあけて円形刃(19)(20)を
取着し、その円形刃(19)(20)を対設することに
よって排藁を切断処理するのである。
【0016】そして、前記切替作動機構を構成している
揺動板(9)の前記ピン軸(11)を有するがわの下部
に取付部(21)を形設し、これにエンジン停止用のス
イッチ(S)を取着するとともに、同じく切替作動機構
中の前記ロッド(7)の下端に板体の作動部材(3)を
溶着固設して、切替板体(1)が図1に実線で示すよう
に、排藁落下口(5)を閉じる倒伏状態では作動部材
(3)の作動面(3a)はスイッチ(S)と間隔を保ち
OFFの状態となってエンジンは起動するようになって
いる。
【0017】また、排藁によって切替板体(1)が仮想
線(イ)のように浮き上がると、ア−ム(6)を介しロ
ッド(7)はスプリング(17)を圧縮しながら長孔
(8)はピン軸(11)と接動して矢印(ロ)のように
若干下動し、作動部材(3)の作動面(3a)はスイッ
チ(S)に接触してONしエンジンを停止させるように
してある。
【0018】次に、図4と図5に示す第2実施例につい
て記載すると、この第2実施例に示すところの作動部材
(3)は、クランク状に折曲形設して前記第1実施例の
ものに示してある既設の作動面(3a)に段違いにした
上段の作動面(3b)を追加形成したもので、この追加
した上段の作動面(3b)とスイッチ(S)との間隔
(L2)を下段の作動面(3a)とスイッチ(S)との
間隔(L1)より大にして、切替レバ−(12)を図2
の仮想線で示す位置に操作し切替板体(1)が図4の倒
伏状態から図5に実線で示すように起立状態に姿勢変更
させて排藁落下口(5)を開口しカッタ−処理すると
き、切替板体(1)が仮想線(ハ)のように後方に大き
く姿勢変更することにより、上段の作動面(3b)がス
イッチ(S)に接触してこれをONしエンジンを停止さ
せるようにしている。
【0019】なお、この図4と図5におけるその他の構
成は前述の第1実施例に記載したものと同じであるか
ら、同一の符号を付して説明を割愛することにする。
【0020】したがって、図5のように切替板体(1)
を起立状態にして排藁をカッタ−処理するとき、カッタ
−(C)に詰まる排藁、または、点検などのため、切替
板体(1)が仮想線(ハ)のように姿勢変更すると、ロ
ッド(7)はア−ム(6)を介してスプリング(17)
を圧縮し長孔(8)はピン軸(11)と接動して矢印
(ニ)のように大きく下動し、作動部材(3)は仮想線
(ホ)の位置に移動して上段の作動面(3b)はスイッ
チ(S)に接触しこれをONしてエンジンを停止させる
のである。
【0021】また、この第2実施例のものも、図4のよ
うに切替板体(1)が結束処理する姿勢のとき、図1の
仮想線(イ)で示すように浮き上がるときは、下段の作
動面(3a)がスイッチ(S)に接触してエンジンを停
止させるもので、切替作動機構中の前記揺動板(9)に
取着する単一のスイッチ(S)により結束処理とカッタ
−処理のいずれの場合においてもエンジンの停止を可能
にするのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、次に記載するような効果を奏する。
【0023】即ち、カッタ−と結束機を前後に配設し、
カッタ−上に設けた切替板体により排藁搬出装置により
搬出される排藁をカッタ−に供給して切断するか後方の
結束機によって結束するかの選択を可能にした排藁処理
機において、切替板体の切替作動機構中にエンジン停止
用スイッチを取着し、前記切替板体を切替作動機構を介
して結束機がわに供給する姿勢に変更操作時または結束
処理中に切替板体が正常な供給姿勢を保持しないとき、
切替作動機構中に固設する作動部材の作動面により前記
スイッチをONしてエンジンを停止させるようにしたか
ら、結束処理において切替板体が倒伏状態の正常な供給
姿勢を保持しないときは自動的にエンジンが停止して処
理を中断し、排藁搬出装置の終端部から結束機がわに移
行する排藁が切替板体により阻害され詰まり現象を惹起
させることがない。また、この詰まり現象が増大したと
きは切替板体は更に起き上がり結束機がわに強制的に送
る送り込み部材などに干渉してこれを破損するのである
が、その破損も未然に防止できるのである。
【0024】また、作動部材には前記既設の作動面と段
違いの作動面を追加形成し、その追加した作動面とスイ
ッチの間隔を、既設の作動面とスイッチの間隔より大に
して、前記切替板体を切替作動機構を介してカッタ−に
供給する姿勢に変更操作したカッタ−処理において、切
替板体の前記カッタ−に供給する姿勢から後方がわに大
きく姿勢変更することにより追加した作動面によってス
イッチをONしエンジンを停止させるようにしたことに
より、カッタ−に排藁の詰まりが発生すると、その詰ま
る排藁により切替板体は起立状態の供給姿勢から後方が
わに大きく姿勢変更してエンジンを停止し処理を中断す
るので、カッタ−の破損が免れ、また、点検などのため
切替板体を後方がわに姿勢変更してもエンジンが停止し
て安全である。その上、エンジン停止用スイッチと間隔
を異にした2つの作動面により結束処理とカッタ−処理
の場合の排藁処理に当たって、それら作動面が適切にス
イッチをONしてエンジンを停止させるから、構成が簡
素なもので的確なエンジンの停止が可能になるのであ
る。
【0025】更に、切替板体が、結束処理において正常
な供給姿勢を保持しないときと、カッタ−処理する姿勢
から後方がわに大きく姿勢変更することによるエンジン
の停止を、単一のスイッチにより兼用させたことによ
り、構成が一段と簡素になって安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるカッタ−の側面図である。
【図2】切替レバ−部の側面図である。
【図3】カッタ−部の後方視図である。
【図4】第2実施例におけるカッタ−の側面図である。
【図5】同例のものの作動説明図である。
【符号の説明】
C カッタ− S スイッチ 1 切替板体 2 排藁搬出装置 3 作動部材 3a 作動面 3b 作動面 L1 間隔 L2 間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタ−(C)と結束機を前後に配設
    し、カッタ−(C)上に設けた切替板体(1)により排
    藁搬出装置(2)により搬出される排藁をカッタ−
    (C)に供給して切断するか後方の結束機によって結束
    するかの選択を可能にした排藁処理機において、切替板
    体(1)の切替作動機構中にエンジン停止用スイッチ
    (S)を取着し、前記切替板体(1)を切替作動機構を
    介して結束機がわに供給する姿勢に変更操作時または結
    束処理中に切替板体(1)が正常な供給姿勢を保持しな
    いとき、切替作動機構中に固設する作動部材(3)の作
    動面(3a)により前記スイッチ(S)をONしてエン
    ジンを停止させる構成にしたことを特徴とする排藁処理
    機の安全装置。
  2. 【請求項2】 作動部材(3)には前記既設の作動面
    (3a)と段違いの作動面(3b)を追加形成し、その
    追加した作動面(3b)とスイッチ(S)の間隔(L
    2)を、既設の作動面(3a)とスイッチ(S)の間隔
    (L1)より大にして、前記切替板体(1)を切替作動
    機構を介してカッタ−(C)に供給する姿勢に変更操作
    したカッタ−処理において、切替板体(1)の前記カッ
    タ−(C)に供給する姿勢から後方がわに大きく姿勢変
    更することにより追加した作動面(3b)によってスイ
    ッチ(S)をONしエンジンを停止させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1.記載の排藁処理機の安全装
    置。
  3. 【請求項3】 切替板体(1)が、結束処理において正
    常な供給姿勢を保持しないときと、カッタ−処理する姿
    勢から後方がわに大きく姿勢変更することによるエンジ
    ンの停止を、単一のスイッチ(S)により兼用させたこ
    とを特徴とする請求項2.記載の排藁処理機の安全装
    置。
JP5626998A 1998-02-20 1998-02-20 排藁処理機の安全装置 Pending JPH11235121A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114097440A (zh) * 2021-11-05 2022-03-01 常德振邦米业有限公司 一种对农作物秸秆进行处理的粉碎装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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