JP2000032827A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2000032827A
JP2000032827A JP10200132A JP20013298A JP2000032827A JP 2000032827 A JP2000032827 A JP 2000032827A JP 10200132 A JP10200132 A JP 10200132A JP 20013298 A JP20013298 A JP 20013298A JP 2000032827 A JP2000032827 A JP 2000032827A
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JP
Japan
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sensor
grain culm
culm
harvested grain
harvested
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JP10200132A
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Takayuki Ono
隆行 大野
Shigeo Fujita
茂雄 藤田
Takeshi O
健 王
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送装置の部位に詰まりを発生した場合に
は、迅速に詰まりを検出して作業者に報知し得るコンバ
インを構成する。 【解決手段】 株元センサ23と稈長センサ24との間
を刈取穀稈が搬送される時間を設定し、作業開始時にお
いて、株元センサ23で刈取穀稈を検出した後に、設定
時間内に稈長センサ24で刈取穀稈を検出しない場合に
は、ランプ27、ブザー28を作動させると共に、エン
ジンを強制的に停止させる制御装置25を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植立穀稈の株元を
刈取装置で切断し、切断された刈取穀稈を挟持式の搬送
装置で後方に搬送し、この搬送穀稈の穂先部を脱穀装置
に送り込むよう構成されたコンバインに関し、詳しく
は、刈取穀稈の詰まりを判別する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成されたコンバインとし
て特開平6‐315313号公報に示されるものが存在
し、この従来例では株元センサで刈取穀稈の存在を検出
する状態で脱穀装置の負荷が小さい場合には、刈取穀稈
を搬送する搬送経路中で詰まりが発生したと判断してエ
ンジンを停止させるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバインは走行を行
い乍ら刈取った刈取穀稈を搬送装置を介して脱穀装置に
搬送し、脱穀処理を行う構成となっていることから、搬
送装置の部位で刈取穀稈に詰まりを発生した場合には、
走行に伴って詰まりが発生した部分に対して刈取穀稈が
継続的に送り込まれ過負荷によるエンジン停止に繋がる
ばかりでなく、詰まった刈取穀稈を取り除くにも手間が
掛かるものとなる。そこで、従来例のように穀稈の詰ま
りを検出すると即時にエンジンを停止することで詰まり
が発生した部位に多量の穀稈が滞留する不都合を解消す
るものも存在する。
【0004】しかし、従来例のように刈取穀稈の搬送を
検出する状態においてエンジンの負荷の低下を検出した
時点で、詰まりが発生したことを判別するものでは、詰
まりが発生して穀稈が搬送されなくなった後に、脱穀装
置から刈取穀稈が送り出される、あるいは、脱穀装置内
の処理物の量が減少することによって負荷が低下するま
での時間だけは刈取穀稈が詰まり発生部位に送り込まれ
続けるものとなり、改善の余地がある。
【0005】本発明の目的は、搬送装置の部位に詰まり
を発生した場合には、できるだけ迅速に詰まりの発生を
検出して作業者に報知し得るコンバインを合理的に構成
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記載したように、植立穀稈の株元を刈
取装置で切断し、切断された刈取穀稈を挟持式の搬送装
置で後方に搬送し、この搬送穀稈の穂先部を脱穀装置に
送り込むよう構成されたコンバインにおいて、前記搬送
装置の搬送上手側位置に刈取穀稈の存否を判別する第1
センサを備え、この搬送装置の搬送下手側位置に刈取穀
稈の存否を判別する第2センサを備え、刈取開始時に第
1センサで刈取穀稈の存在を検出した後に、設定時間内
に第2センサで刈取穀稈の存在を検出しない場合、又
は、作業時に第1センサで刈取穀稈の存在を検出する状
態で第2センサで刈取穀稈が存在しない状態を検出し、
この検出状態が所定時間以上継続した場合には報知装置
を報知作動させる制御装置を備えている点にあり、その
作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記搬送装置の刈取穀稈の搬送速度が車体
の走行速度と正比例して変化するよう構成されると共
に、前記設定時間が搬送装置の搬送速度と正比例して変
更されるよう構成されている点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。
【0008】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1において、前記報知装置が、報知作動時にエンジンを
停止させるエンジン停止機構で構成されている点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0009】本発明の第4の特徴(請求項4)は請求項
1において、前記搬送装置が、刈取穀稈の株元を挟持す
る挟持搬送機構と、刈取穀稈の穂先に接当して搬送力を
作用させる穂先係止搬送機構と、刈取穀稈の穂先に接触
するセンサからの信号に基づいて該挟持搬送機構による
刈取穀稈の挟持位置を変更して挟持位置から穂先位置ま
での距離を予め設定された値に維持する扱深さ調節機構
とを備えて構成されると共に、この扱深さ調節機構用の
センサが前記第2センサに兼用されている点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
【0010】〔作用〕上記第1の特徴によると、例え
ば、設定時間を搬送装置で第1センサの位置から第2セ
ンサの位置まで穀稈を搬送するに必要とする時間より少
し長い時間に設定することにより、刈取作業開始時には
最初に送り込まれた刈取穀稈の存在を第1センサで検出
した後、この刈取穀稈の存在を設定時間内に第2センサ
で検出できない場合には、第1センサが配置された部位
と第2センサが配置された部位との間の搬送装置に詰ま
りを発生したと判断できるものとなり、これと同様に作
業途中に第1センサで刈取穀稈の存在を検出した状態
で、第2センサで刈取穀稈の存在を検出できない状態を
生ずると、第1センサが配置された部位と第2センサが
配置された部位との間の搬送装置に詰まりを発生したと
判断できるものとなり、これにより報知手段を報知作動
させることで作業者に対して詰まりの発生を認識させ得
るものとなる。
【0011】上記第2の特徴によると、車体の走行速度
を変更した場合でも設定時間が適正な値に設定されるの
で、低速走行時にも対応できるよう設定時間を長い値に
設定するものと比較して、走行速度に関わらず、詰まり
が発生した場合には即時に詰まりの発生を判別できるも
のとなる。
【0012】上記第3の特徴によると、詰まりが発生し
た場合には、エンジンを停止させることで作業者に対し
て詰まりの発生を確実に認識させると同時に、エンジン
が停止することで詰まりが発生した部位に対して刈取穀
稈を送り込む不都合が解消されるものとなる。
【0013】上記第4の特徴によると、従来からコンバ
インに備えられている扱深さ制御用のセンサを用いるこ
とになるので詰まり検出に用いるセンサの数を低減でき
部品数の低減ばかりでなく、コストダウンにも繋がるも
のとなる。
【0014】〔発明の効果〕従って、作業開始時であっ
ても作業途中であっても、搬送装置の部位に詰まりを発
生した場合には、詰まりの発生を迅速に検出して作業者
に報知し得るコンバインが合理的に構成されたのである
(請求項1)。又、車体の走行速度を変更した場合で
も、詰まりの発生を走行速度に対応した最短の時間で報
知できるものとなり(請求項2)、エンジンの停止によ
って詰まりの発生を作業者に対して確実に認識させると
共に、刈取穀稈の詰まりを取り除く作業も容易に行える
ものとなり(請求項3)、従来から備えられているセン
サの兼用化によって少ない部品点数で低廉でありながら
穀稈の詰まりを報知できるコンバインが構成されたので
ある(請求項4)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1,図2に示すように、左右の
クローラ走行装置1で走行する車体2に脱穀装置3とグ
レンタンク4とを左右並列に備えると共に、この車体2
の前部位置に運転部Aを備え、車体2の前端位置に運転
部Aと左右に並列して刈取前処理部Bを昇降自在に備え
てコンバインを構成する。前記刈取前処理部Bは車体前
部の横向き姿勢の軸芯P周りで揺動自在に連結された伝
動フレーム5に支持され、この伝動フレーム5を昇降駆
動する油圧シリンダ6を備えることで刈取前処理部Bが
昇降自在に構成されている。又、図3に示すように前記
運転部Aには作業者が着座する運転座席7が備えられる
と共に、この運転座席7の前部位置には車体2の操向制
御と刈取前処理部Bの昇降制御とを行う操向レバー8
と、メータパネルMとを配置し、運転座席7の側部位置
には車体2の走行速度を設定する主変速レバー9が配置
されている。
【0016】前記刈取前処理部Bは圃場の穀稈を引き起
こす引起し装置11と、この引起し装置11からの穀稈
の株元を係止して後方に送る補助搬送装置12と、穀稈
の株元を掻き込む複数の掻込み回転体13と、穀稈の株
元を切断するバリカン型の刈取装置14と、刈取られた
刈取穀稈Kを後方に送る縦搬送装置15と、この縦搬送
装置15からの刈取穀稈Kが送られる供給搬装置16と
を備えて構成され、この供給搬装置16は脱穀装置3の
フィードチェーン17に対して刈取穀稈Kを供給する位
置に配置されている。又、この縦搬送装置15は刈取穀
稈Kの株元を挟持搬送する前部位置の第1挟持搬送機構
18と、この第1挟持搬送機構18の後方位置の第2挟
持搬送機構19と、これらの上方位置において刈取穀稈
Kの穂先側を係止搬送する係止搬送機構20とを備えて
構成され、更に、第2挟持搬送機構19は前記伝動フレ
ーム5の中間位置の縦向き姿勢の軸芯Q周りで揺動自在
に支持され、この第2挟持搬送機構19の揺動姿勢を調
節する電動モータ21を備えて扱深さ調節系を構成して
いる。
【0017】図2に示すように縦搬送装置15の前方位
置に刈取穀稈Kとの接触で揺動操作される接当部材23
Aを有し刈取穀稈Kの存在時にはON操作される一対の
株元センサ23,23(第1センサS1の一例)が配置
されている。この株元センサ23は後記するように扱深
さ制御する際に、刈取作業状態にあるか否かを判断する
際に使用される。又、縦搬送装置15の後端部の上部位
置に刈取穀稈Kとの接触で揺動操作される接当部材24
Aを有し刈取穀稈Kの存在時にはON操作される一対の
稈長センサ24,24(第2センサS2の一例)を備え
ており、この一対の稈長センサ24,24の接当部材2
4A,24Aの中間位置に刈取穀稈Kの穂先側の端部が
位置するよう前記電動モータ21を制御して前記第2挟
持搬送機構19の揺動姿勢を設定することで扱深さを調
節する扱深さ調節機構が構成されている。
【0018】図1に示すように、前記脱穀装置3の扱室
には前後向き姿勢の軸芯周りで回転する扱胴3Aが備え
られ、この下方位置に扱室からの処理物を選別する選別
部(図示せず)を備えている。又、前記運転座席7の下
方にエンジンEが配置され、このエンジンEから刈取前
処理部Bと、脱穀装置3とに動力を伝える伝動系が形成
されている。
【0019】このコンバインでは前記株元センサ23,
23と前記稈長センサ24,24とを用いて刈取穀稈K
の詰まりを判別して作業者に報知するよう構成されてい
る。つまり、図4に示すようにマイクロプロセッサを備
えた制御装置25に対して前記一対の株元センサ23,
23と、前記稈長センサ24,24と、車体2の走行速
度を計測する速度センサ26とからの信号が入力する系
が形成されると共に、この制御装置25から前記電動モ
ータ21を制御する出力系と、メータパネルMに備えた
警報用のランプ27とブザー28とを制御する出力系
と、前記エンジンEを強制的に停止させるエンジン停止
機構29に対する出力系とが形成され、以下に制御動作
を説明する。
【0020】図5のフローチャートに示す詰まり処理ル
ーチン(a)は、圃場で刈取作業を開始する際に機能す
るものである。つまり、速度センサ26の計測値に基づ
いてタイマ値を設定し、一対の株元センサ23,23の
うち一方でもOFFからONに切換わった時点でタイマ
(ソフトウエアで構成されている)を作動させる。この
タイマの値は株元センサ23の位置から稈長センサ24
の位置まで刈取穀稈Kが搬送されるに要する時間(通常
の走行速度で1.6秒程度)であり、この縦搬送装置1
5の搬送速度は走行速度と同期して変化するので前述の
ように車体2の走行速度を計測することでタイマ値を設
定するものとなっている。又、このタイマ値は、通常の
走行速度で前述した1.6秒より僅かに長い時間に設定
されている。次に、タイムアップまでに(タイマでセッ
トされた時間が経過するまでに)一対の稈長センサ2
4,24のうちの何れか一方でもOFFからONに切換
わると、詰まりが発生していないと判断でき、これとは
逆に、タイムアップまでに何れの稈長センサ24,24
もOFFからONに切換わらなかった場合には詰まりが
発生していると判断できるのでランプ27を点灯させ、
ブザー28を作動させ、エンジン停止機構29によって
エンジンEを停止させる報知作動を行うものとなってい
る(#101〜#106ステップ)。尚、この制御では
ランプ27、ブザー28、エンジン停止機構29夫々が
報知装置Tに相当する。
【0021】図6のフローチャートに示す詰まり処理ル
ーチン(b)は、作業途中に機能するものである。つま
り、時間経過に伴った株元センサ23,23のON・O
FFの状態を制御装置25のメモリ(図示せず)に記憶
しておき、次に、株元センサ23,23と稈長センサ2
4,24との状態を判別し、一対の株元センサ23,2
3の一方でもONにある状態で夫々の稈長センサ24,
24がともにOFFに切換わったことを検出すると、こ
の検出タイミングを基準にして設定時間以前の株元セン
サ23の状態をメモリから読出し、一対の株元センサ2
3,23が設定時間以前には夫々ともOFF状態であっ
たかどうか判別する。この設定時間は株元センサ23の
位置から稈長センサ24の位置まで刈取穀稈Kが搬送さ
れるに要する時間(1.6秒程度)に設定され、この判
別によって設定時間以前に一対の株元センサ23,23
が夫々ともOFF状態であったことが判別された場合に
は、欠株のように穀稈が存在しない圃場を通過したと判
断して警報を行わず、これとは逆に、一対の稈長センサ
24,24が夫々ともOFFに切換わったことを検出
し、この検出タイミングを基準にして設定時間以前の夫
々の株元センサ23,23の状態をメモリから読出し、
夫々の株元センサ23,23が設定時間以前には一方で
もON状態であったことが判別された場合には、この稈
長センサ24,24が夫々ともOFFにある状態が所定
時間継続した時点で詰まりが発生していると判断してラ
ンプ27を点灯させ、ブザー28を作動させ、エンジン
停止機構29によってエンジンEを停止させる報知作動
を行うものとなっている(#201〜#206ステッ
プ)。尚、この制御でもランプ27、ブザー28、エン
ジン停止機構29夫々が報知装置Tに相当する。
【0022】このように、本発明では刈取穀稈Kを搬送
する部位の搬送上手位置と搬送下手位置とに刈取穀稈K
の存否を判別するセンサを配置するだけで、刈取穀稈K
の詰まりが発生した場合には、詰まり発生から短時間の
うちに詰まりの発生を感知して作業者にランプ27の点
灯と、ブザー28の作動とエンジンEの強制な停止と
で、詰まりの発生を確実に作業者に報知すると共に、エ
ンジンEの停止によって詰まりの部位に刈取穀稈を供給
することを即座に阻止して、詰まりの拡大を未然の防止
するものとなっている。このように詰まり発生から短時
間のうちに報知とエンジンEの停止とを行うことで詰ま
り解消のための作業を楽に行えるものとなっている。特
に、2つの位置に配置されたセンサとしてコンバインに
本来備えられた2種のスイッチを兼用できるので、専用
のセンサを備える必要がなく、部品点数の増大を抑制す
ると同時にコストを抑制し得るものとなっている。
【0023】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、エンジン停止機構に代えて主変速レバ
ーを中立位置に戻し操作する電動モータ等のアクチュエ
ータを備えることで、前述のように刈取穀稈の詰まりを
発生した場合には主変速レバーを戻し操作して車体の走
行を停止させるよう実施することも可能である。尚、こ
のように車体の走行を停止させる際に前述と同様にラン
プの点灯とブザーの作動を行う形態の報知を行う以外
に、液晶ディスプレイに文字を表示することや、電気的
に合成した人の言葉で詰まりの発生を報知するように報
知装置を構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン前部の側面図
【図2】穀稈の搬送系の概略を示す平面図
【図3】運転部の平面図
【図4】制御系のブロック回路図
【図5】詰まり処理ルーチン(a)のフローチャート
【図6】詰まり処理ルーチン(b)のフローチャート
【符号の説明】 2 車体 3 脱穀装置 14 刈取装置 15 搬送装置 20 穂先係止搬送機構 24 センサ 25 制御装置 29 エンジン停止機構 K 刈取穀稈 S1 第1センサ S2 第2センサ T 報知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 王 健 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B074 AA01 AB01 AC02 DB04 EA06 EB01 EB06 EB07 EB18 EC01 ED01 ED03 EE04 EE05 2B076 AA03 CA12 EA04 EB01 EC09 EC11 ED09 ED12 ED22 ED23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立穀稈の株元を刈取装置で切断し、切
    断された刈取穀稈を挟持式の搬送装置で後方に搬送し、
    この搬送穀稈の穂先部を脱穀装置に送り込むよう構成さ
    れたコンバインであって、 前記搬送装置の搬送上手側位置に刈取穀稈の存否を判別
    する第1センサを備え、この搬送装置の搬送下手側位置
    に刈取穀稈の存否を判別する第2センサを備え、刈取開
    始時に第1センサで刈取穀稈の存在を検出した後に、設
    定時間内に第2センサで刈取穀稈の存在を検出しない場
    合、又は、作業時に第1センサで刈取穀稈の存在を検出
    する状態で第2センサで刈取穀稈が存在しない状態を検
    出し、この検出状態が所定時間以上継続した場合には報
    知装置を報知作動させる制御装置を備えているコンバイ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記搬送装置の刈取穀稈の搬送速度が車
    体の走行速度と正比例して変化するよう構成されると共
    に、前記設定時間が搬送装置の搬送速度と正比例して変
    更されるよう構成されている請求項1記載のコンバイ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記報知装置が、報知作動時にエンジン
    を停止させるエンジン停止機構で構成されている請求項
    1記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 前記搬送装置が、刈取穀稈の株元を挟持
    する挟持搬送機構と、刈取穀稈の穂先に接当して搬送力
    を作用させる穂先係止搬送機構と、刈取穀稈の穂先に接
    触するセンサからの信号に基づいて該挟持搬送機構によ
    る刈取穀稈の挟持位置を変更して挟持位置から穂先位置
    までの距離を予め設定された値に維持する扱深さ調節機
    構とを備えて構成されると共に、この扱深さ調節機構用
    のセンサが前記第2センサに兼用されている請求項1記
    載のコンバイン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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