JPH11234935A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH11234935A
JPH11234935A JP3094298A JP3094298A JPH11234935A JP H11234935 A JPH11234935 A JP H11234935A JP 3094298 A JP3094298 A JP 3094298A JP 3094298 A JP3094298 A JP 3094298A JP H11234935 A JPH11234935 A JP H11234935A
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JP
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bearing
insulator
stator
electric motor
stator core
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JP3094298A
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Yoshiaki Furusawa
可昭 古澤
Norio Shoda
則雄 荘田
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターハウジングを不要として、材料費を
低減させるとともに組立工数を削減し、メンテナンスを
容易にすることのできる電動機を提供することを目的と
する。 【解決手段】 固定子鉄心3の歯部1の内周側近傍の歯
部1上に、軸方向に突出する巻線受け5を設けたインシ
ュレーター6を形成し、巻線7を設けた固定子9内に配
設される回転子10を、回動自在に支持するベアリング
11を保持するベアリングハウス14の外周部が嵌合す
る係合部15を、巻線受け5の内周に設けることによ
り、モーターハウジングを不要とし、組立工数を削減
し、メンテナンスを容易にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機器の送風等
に使用される小形の電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動機の一例として、図
5に示されるものが知られていた。以下、その構成につ
いて図を参照しながら説明する。
【0003】図に示すように、固定子101に巻装した
巻線102を覆う形状で2分割された鋼鉄製のモーター
ハウジング103A、103Bの中央部に、回転子10
4に設けたベアリング105が挿入保持される軸受部1
06を形成し、一方のモーターハウジング103Aに固
定子101を圧入固定し、固定子101の内周面に回転
子104を挿入し、モーターハウジング103Aの軸受
部106にベアリング105を嵌合し、他方のモーター
ハウジング103Bをモーターハウジング103Aに合
わせるように軸受部106にベアリング105を嵌合
し、モーターハウジング103Aと103Bをねじ10
7とナット108により固定し電動機を構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような電動
機の構成では、鋼鉄製のモーターハウジング103A、
103Bが必要で、固定子101をモーターハウジング
103Aに圧入したのち、他方のモーターハウジング1
03Bをモーターハウジング103Aにねじ107とナ
ット108により固定するので、組立工数が多くかかる
という課題があった。
【0005】また、組立後はモーターハウジング103
A、103Bにより内部の状態が見えず、メンテナンス
するときにはねじ107とナット108による固定を解
除して分解する必要があり、手間がかかるという課題が
あった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、モー
ターハウジングを不要として、材料費を低減させるとと
もに、組立工数を削減し、メンテナンスを容易にするこ
とのできる電動機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電動機において
は、中心に向かって延びる複数の歯部の間にスロットを
有し積層された固定子鉄心と、この固定子鉄心の前記歯
部の内周側近傍の歯部上に軸方向に突出する巻線受けを
形成したインシュレーターと、このインシュレーターを
介して前記歯部に巻装される巻線とにより形成された固
定子内に配設される回転子を回転自在に支持する一対の
ベアリングと、このベアリングを保持するベアリングハ
ウスとを備え、前記ベアリングハウスの外周部が嵌合す
る係合部を前記巻線受けの内周に設けたものである。
【0008】この本発明によれば、モーターハウジング
を不要として材料費を低減させるとともに組立工数を削
減し、メンテナンスを容易にすることのできる電動機を
提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、中心に向かって延びる複数の歯部の間にスロットを
有し積層された固定子鉄心と、この固定子鉄心の前記歯
部の内周側近傍の歯部上に軸方向に突出する巻線受けを
形成したインシュレーターと、このインシュレーターを
介して前記歯部に巻装される巻線とにより形成された固
定子内に配設される回転子を回転自在に支持する一対の
ベアリングと、このベアリングを保持するベアリングハ
ウスとを備え、前記ベアリングハウスの外周部が嵌合す
る係合部を前記巻線受けの内周に設けた電動機の構成と
したものであり、回転子を回転自在に支持するベアリン
グを保持するベアリングハウスの外周をインシュレータ
ーに設けた巻線受けの内周に設けた係合部に嵌合し固定
されるので、ベアリングハウスを取り付けた状態でも巻
線部分が露出され、メンテナンス性が良くなると共に、
鋼鉄製のモーターハウジングが不要となり材料費の低減
および組立性が向上するという作用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図4を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1および図2に示すように、中心に
向かって延びる複数の歯部1の間にスロット2を有し積
層される固定子鉄心3に、固定子鉄心3の外周側に設け
られる突出部4および歯部1の内周側近傍の歯部1上に
軸方向に突出する巻線受け5を設けたインシュレーター
6を一体成形し、インシュレーター6の突出部4に歯部
1に巻装される巻線7の端末と接続された端子ピン8を
設け、固定子9を形成する。
【0011】そして、固定子9内に配設される回転子1
0を回動自在に支持する一対のベアリング11を回転子
軸12に設け、ベアリング11の保持部13を設けた椀
状のベアリングハウス14を形成し、ベアリングハウス
14の外周が嵌合する係合部15をインシュレーター6
の巻線受け5の内周側に設け構成する。
【0012】上記構成において、固定子9に回転子10
を組み込むときには、一方のベアリングハウス14をイ
ンシュレーター6に設けた係合部15に嵌合固定し、回
転子10に設けた一方のベアリング11をベアリングハ
ウス14の保持部13に嵌挿保持させたのち、スラスト
ワッシャー16を挿入した他方のベアリングハウス14
を固定子9の他方側の係合部15に嵌合固定して、ベア
リングハウス14により回転子10を固定子9内で回動
自在に支持して電動機を形成する。
【0013】このように本発明の実施の形態1の電動機
によれば、回転子10を回動自在に支持するベアリング
11を保持するベアリングハウス14を、インシュレー
ター6に設けた係合部15に嵌合固定するので、巻線7
は覆われることなく露出状態となり、放熱効果も高く、
メンテナンス時内部が見えることによりメンテナンス性
が良くなると共に、鋼鉄製のモーターハウジングの必要
がなくなり材料費が低減され、かつ、ねじやナット等を
用いることがなくなり組立工数を削減することができ
る。
【0014】また、係合部15を設けたインシュレータ
ー6を固定子鉄心3と一体成形しているので、組立てが
容易となる。
【0015】(実施の形態2)実施の形態2では、図1
に示すように、インシュレーター6の係合部15を、固
定子鉄心3の内周面3aを基準にした同心円周上に形成
し構成している。
【0016】上記構成において、係合部15Aに嵌合さ
れるベアリングハウス14の保持部13に嵌挿保持され
るベアリング11により支持される回転子10と、固定
子9とのエアーギャップが均一化される。
【0017】このように本発明の実施の形態2の電動機
によれば、インシュレーター6に形成される係合部15
Aを固定子鉄心3の内周面3aを基準とした同心円周上
に形成したので、固定子9と回転子10間のエアーギャ
ップの寸法精度が向上し、電動機の特性が向上する。
【0018】(実施の形態3)実施の形態3では、図1
に示すベアリングハウス14を樹脂で形成し構成してい
る。
【0019】上記構成において、樹脂で形成したベアリ
ングハウス14を用いて電動機を形成することにより、
ベアリングハウス14の保持部13に保持されたベアリ
ング11から発生する騒音が、ベアリングハウス14に
より緩和されることとなる。
【0020】このように本発明の実施の形態3の電動機
によれば、回転子10を回動自在に支持するベアリング
11を保持するベアリングハウス14を樹脂で形成した
ので、ベアリング11により発生した騒音等は、ベアリ
ングハウス14により緩和され、軸受音を減衰させるこ
とができる。
【0021】(実施の形態4)図3に示すように、一方
のベアリングハウス14Aをインシュレーター6の係合
部15Aに接着固定した構成としている。
【0022】上記構成において、電動機を組立てるとき
に、一方のベアリングハウス14Aが係合部15Aに接
着固定されているので、固定子9内に回転子10を挿入
し、他方のベアリングハウス14を他方の係合部15に
嵌合することが容易にできる。
【0023】このように本発明の実施の形態4の電動機
によれば、一方のベアリングハウス14Aを係合部15
Aに接着固定したので、組立時にベアリングハウス14
Bが外れないため組立性が向上する。
【0024】なお、実施の形態1〜4の電動機を天井埋
込形換気扇に組み込んだ場合の一例について、図4を参
照しながら説明する。
【0025】図に示すように、下方を開口し、側面に吐
出口17を有した箱状の本体18の内部に、吸込口19
を形成したケーシング20内に設けられるファン21を
駆動するように、図2に示す電動機22を、支持脚23
を介して本体18に取り付けて天井埋込形換気扇を構成
している。
【0026】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば中心に向かって延びる複数の歯部の間にスロ
ットを有し積層された固定子鉄心と、この固定子鉄心の
前記歯部の内周側近傍の歯部上に軸方向に突出する巻線
受けを形成したインシュレーターと、このインシュレー
ターを介して前記歯部に巻装される巻線とにより形成さ
れた固定子内に配設される回転子を回動自在に支持する
一対のベアリングと、このベアリングを保持するベアリ
ングハウスとを備え、前記ベアリングハウスの外周部が
嵌合する係合部を前記巻線受けの内周に設けたので、モ
ーターハウジングが不要となり、材料費が低減するとと
もに、組立工数も低減することができ、また、メンテナ
ンスも容易となる電動機を提供できる。
【0027】また、係合部を設けたインシュレーターを
固定子鉄心に一体成形したので、組立工数を低減するこ
とができる。
【0028】また、インシュレーターの係合部を固定子
鉄心の内周面を基準に形成したので固定子と回転子間の
エアギャップの寸法精度が向上する。
【0029】また、ベアリングハウスを樹脂で成形した
ので、軸受音を減衰させることができる。
【0030】また、一方のベアリングハウスをインシュ
レーターの係合部に接着固定したので、組立性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜3の電動機の構成を示
す分解斜視図
【図2】同電動機の組立状態を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態4の電動機の構成を示す分
解斜視図
【図4】本発明の電動機を天井埋込形換気扇に組み込ん
だ状態を示す断面図
【図5】従来の電動機の構成を示す一部破断した側面図
【符号の説明】
1 歯部 2 スロット 3 固定子鉄心 3a 内周面 5 巻線受け 6 インシュレーター 7 巻線 9 固定子 10 回転子 11 ベアリング 14 ベアリングハウス 14A ベアリングハウス 15 係合部 15A 係合部 22 電動機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に向かって延びる複数の歯部の間に
    スロットを有し積層された固定子鉄心と、この固定子鉄
    心の前記歯部の内周側近傍の歯部上に軸方向に突出する
    巻線受けを形成したインシュレーターと、このインシュ
    レーターを介して前記歯部に巻装される巻線とにより形
    成された固定子内に配設される回転子を回転自在に支持
    する一対のベアリングと、このベアリングを保持するベ
    アリングハウスとを備え、前記ベアリングハウスの外周
    部が嵌合する係合部を前記巻線受けの内周に設けた電動
    機。
  2. 【請求項2】 係合部を設けたインシュレーターを固定
    子鉄心に一体成形した請求項1記載の電動機。
  3. 【請求項3】 インシュレーターの係合部を固定子鉄心
    の内周面を基準に形成した請求項1記載の電動機。
  4. 【請求項4】 ベアリングハウスを樹脂で成形した請求
    項1記載の電動機。
  5. 【請求項5】 一方のベアリングハウスをインシュレー
    ターの係合部に接着固定した請求項1記載の電動機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110661394A (zh) * 2018-06-28 2020-01-07 南京德朔实业有限公司 一种无刷电机及采用该无刷电机的手持式电动工具
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