JPH03277151A

JPH03277151A - ファン

Info

Publication number: JPH03277151A
Application number: JP2079161A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Okada; 岡田　忠
Original assignee: Nidec Corp
Current assignee: Nidec Corp
Priority date: 1990-03-27
Filing date: 1990-03-27
Publication date: 1991-12-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はファンに関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題］一般に、
複写機、ワードプロセッサ等の事務機器等においては、
電子部品等を冷却するためにファンが使用されるが、こ
れらの事務機器は小型化が進んでおり、これに応してフ
ァンの小型化を図る必要がある。

しかして、従来のファンは、第４回に示すように、椀形
基部ａとその外周面から突設される複数の羽ｍｂ・・・
とからなるインペラＣと、該インペラＣの椀形基部ａの
内周面に付設されるロータマグネメトｄと、該ロータマ
グネットｄ内に内嵌状とされるステータｅと、羽ｌｂ・
・・の外周側を包囲する胴部ｆを有するハウジングｇと
、を備えたものであり、いわゆるアウターロータタイプ
である。

従って、回路基板りは区側の如くファン中心部に設けな
ければならず、回路スペースは極めて小さいものであっ
た。また、インペラＣは、椀形基部ａを備えたものであ
り、その側壁分、大径となる欠点があった。

そこで、本発明では、小型化が図れると共に、回路スペ
ースを十分に大きくとることができ、しかも、部品点数
が少なくてすむファンを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上述の目的を達成するために、本発明に係るフアンは、
インペラとこれを包囲するハウジングを備えたファンに
於て；上記インペラを着磁可能なプラスチック一体成形
品とすると共に、該インペラの外周縁部を着磁してロー
タマグネット部を形成し、かつ、ステータを、該インペ
ラのロータマグネット部に対応させて上記ハウジングに
設けたものである。

〔作　用〕

インペラの外周縁部がロータマグネット部とされるので
、該インペラにロータマグネットを保持するための保持
壁部を形成する必要がなくなり、その分外径を小さくす
ることができる。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。

第１図は本発明に係るファンを示し、このファンは、内
部に軸部材１が立設されたハウジング２と、該軸部材１
に回転自在として外嵌されて該ハウジング２内に内存さ
れるインペラ３と、ハウジング２の矩形状本体部２ａに
取付けられるステータ４と、を備えている。

しかして、インペラ３は、着磁可能なプラスチック一体
成形品からなり、その外周縁部が着磁されロータマグネ
ット部５が形成されている。即ち、インペラ３は、軸部
材１に軸受６．６を介して外嵌される小円筒部７と、該
小円筒部７の外周面から突設される７枚の羽根部８・・
・と、これら羽根部訃・・の外端縁を連結する大円筒部
９と、からなり、大円筒部９の外周面に、周方向に沿っ
て交互にＮ極・Ｓ極とが４極着磁され、ロータマグネッ
ト部５が形成される。

また、ハウジング２は、円筒状胴部１０と、大貫孔１１
．１１を有する壁部１２．１２と、該壁部１２．１２の
大貫孔ＩＬ　１１に設けられるＸ字状の連結枠部１３１
３と、からなり、貫孔１１と連結枠部１３とでもって風
通過口部１４・・・が形成されている。

そして、ステータ４はハウジング２の胴部１０に接着剤
又は圧入の如き手段により取付けられて、インペラ３の
ロータマグネット部５に対応してその外周に配置される
。ステータ４は胴部１０に固定される環状のステータコ
ア１８を有し、ステータコア１８には周方向に間隔を置
いて１２個のティース部１９が設けられ、内方に突出す
る各ティース部１９にはアマチュアコイル２０が所定の
通り巻かれている。

また、この場合、回路基板（図示省略）は、壁部１２の
コーナ一部１２ａ・・・に付設されることになり、回路
スペースとしては、第４図に示す従来のものに比べて大
きくとることができる。なお、実施例では、コーナ一部
１２ａ内面に凹所１６を形成し、該凹所１６に回路基板
を嵌合させる。また、壁部１２の各コーナ一部１２ａ・
・・には取付孔１５・・・が貫設されている。

しかして、上述の実施例では、インペラ３は外周部に各
羽根部８・・・を連結する大円筒部９を備えているので
、強度的に優れたものとなり、しかも、羽根部８・・・
の数は限定されず、さらには、トルクアップにも貢献す
る。

なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、イ
ンペラ３としては、大円筒部９を有さないものであって
もよく、この場合、各羽根部８・・・の外端縁部を着磁
すればよいが、着磁面積が小であるので各羽根部８・・
・の外端縁部の肉厚を大とするか、あるいは、円弧状フ
ランジ部を起立するのが好ましい。また、実施例では、
軸部材１がハウジング２に固定されたものであるが、軸
部材１をハウジング２に対して回転自在なものとすると
共に、該軸部材１とインペラ３とを一体状とし、共に回
転するものであってもよい。この場合、インペラを成型
する際には、軸部材１をインサート成型することができ
る利点がある。

〔発明の効果］本発明は上述の如く構成されているので、次に記載する
効果を奏する。

■　インペラ３の外周縁部をロータマグネット部５とす
ることにより、ロータマグネット部５の径が十分に大き
く設定でき、高トルク化、高効率化が可能となる。

■　インペラ３自身にロータマグネット部５が形成され
るので、別部材としてロータマグネットをインペラ３に
取付ける必要がなくなり、その分、部品点数が減少する
と共に製造しやすくなり、しかも、ロータマグ７ントを
保持するための取付壁等を必要とせず、その分、小型化
を図ることができる。

■　回路スペースをハウジング２の外周部に取ることに
よって、小型化した場合においても回路スペースを十分
大きく取ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部断面図、第２図は
断面平面図、第３図は平面図である。第４図は従来例の
要部断面図である。２・・・ハウジング、３・・・インペラ、４・・・ステ
ータ、５・・・ロータマグ７ント部。

Claims

【特許請求の範囲】１、インペラ３とこれを包囲するハウジング２を備えた
ファンに於て、上記インペラ３を着磁可能なプラスチック一体成形品と
すると共に、該インペラ３の外周縁部を着磁してロータ
マグネット部５を形成し、かつ、ステータ４を、該イン
ペラ３のロータマグネット部５に対応させて上記ハウジ
ング２に設けたことを特徴とするファン。