JP2002070794A - 軸流式送風機の羽根車 - Google Patents
軸流式送風機の羽根車Info
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D25/00—Pumping installations or systems
- F04D25/02—Units comprising pumps and their driving means
- F04D25/06—Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
- F04D25/0606—Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
- F04D25/0613—Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump the electric motor being of the inside-out type, i.e. the rotor is arranged radially outside a central stator
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/32—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
- F04D29/325—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps for axial flow fans
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/08—Blades for rotors, stators, fans, turbines or the like, e.g. screw propellers
- B29L2031/087—Propellers
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂成形品でありながら、軸方向から見
たときに、隣接する羽根同士（送風面同士）が重ねられ
た羽根車構造を容易かつ安価に実現する。 【解決手段】 シャフト４及びモータヨーク６ａと一体
化され、シャフトを中心にモータヨークと共にステータ
の外側を回転して送風を行うアウタロータ型モータ駆動
による軸流式送風機の羽根車において、羽根車５を分割
成形することで、個々の分割羽根車５Ｆ，５Ｒを軸方向
合わせ型の金型による簡易なモールド成形を可能とし、
また、各分割羽根車５Ｆ，５Ｒを直列配列することで羽
根車全体を構成することとして、分割羽根車配列工程に
おける前後側の分割羽根車５Ｆ，５Ｒの軸周り方向の取
付角度位置の設定で、軸方向から見たときに、隣接する
送風面５ｃ，５ｃ同士が重ねられた羽根車を得ることと
する。
たときに、隣接する羽根同士（送風面同士）が重ねられ
た羽根車構造を容易かつ安価に実現する。 【解決手段】 シャフト４及びモータヨーク６ａと一体
化され、シャフトを中心にモータヨークと共にステータ
の外側を回転して送風を行うアウタロータ型モータ駆動
による軸流式送風機の羽根車において、羽根車５を分割
成形することで、個々の分割羽根車５Ｆ，５Ｒを軸方向
合わせ型の金型による簡易なモールド成形を可能とし、
また、各分割羽根車５Ｆ，５Ｒを直列配列することで羽
根車全体を構成することとして、分割羽根車配列工程に
おける前後側の分割羽根車５Ｆ，５Ｒの軸周り方向の取
付角度位置の設定で、軸方向から見たときに、隣接する
送風面５ｃ，５ｃ同士が重ねられた羽根車を得ることと
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種ＯＡ機器等に
用いられる軸流式送風機の羽根車の改良に関するもので
ある。
用いられる軸流式送風機の羽根車の改良に関するもので
ある。
【０００２】例えばコンピュータやコピー機のようなＯ
Ａ機器は、その筐体内に多数の電子部品を収容してお
り、そこからの発生熱が多く、熱による電子部品の破壊
の虞がある。そこで、機器筐体に設けた通気孔に軸流式
送風機を取り付け、内部の熱を筐体外に放出するように
している。
Ａ機器は、その筐体内に多数の電子部品を収容してお
り、そこからの発生熱が多く、熱による電子部品の破壊
の虞がある。そこで、機器筐体に設けた通気孔に軸流式
送風機を取り付け、内部の熱を筐体外に放出するように
している。
【０００３】従来のこの種の送風機、ここではアウタロ
ータ型モータ駆動による軸流式送風機につき、図９を参
照して説明する。図示するように、ケーシング１中央の
筒状部１ａ内にはベアリング２，３を介してシャフト４
が回転自在に挿通，支持されている。このシャフト４
は、カップ部（有底円筒状部）５ａとその外周の複数枚
の羽根５ｂとからなる羽根車５の中心部（カップ部５ａ
中心部）に取り付けられている。
ータ型モータ駆動による軸流式送風機につき、図９を参
照して説明する。図示するように、ケーシング１中央の
筒状部１ａ内にはベアリング２，３を介してシャフト４
が回転自在に挿通，支持されている。このシャフト４
は、カップ部（有底円筒状部）５ａとその外周の複数枚
の羽根５ｂとからなる羽根車５の中心部（カップ部５ａ
中心部）に取り付けられている。
【０００４】カップ部５ａの内周にはモータヨーク６ａ
がモールドされており、モータヨーク６ａの内周にはリ
ング状の永久磁石６ｂが固定されている。この永久磁石
６ｂは、モータヨーク６ａと共にロータ（アウタロー
タ）６の主構成をなす。
がモールドされており、モータヨーク６ａの内周にはリ
ング状の永久磁石６ｂが固定されている。この永久磁石
６ｂは、モータヨーク６ａと共にロータ（アウタロー
タ）６の主構成をなす。
【０００５】また、上記筒状部１ａの外側には、永久磁
石６ｂに対向するステータ鉄心７ａ及び巻線７ｂを備え
てなるステータ７が固定されている。ステータ７の下部
には、ステータ巻線７ｂに所定の電流を供給してステー
タ７及びロータ６をブラシレス直流モータのステータ及
びロータとして作動させるための電子回路を搭載したＰ
Ｃボード８が取り付けられている。ステータ巻線７ｂと
ＰＣボード８上の電子回路とは、ピン９により接続され
ている。また、ＰＣボード８にはリード線１０が接続さ
れている。
石６ｂに対向するステータ鉄心７ａ及び巻線７ｂを備え
てなるステータ７が固定されている。ステータ７の下部
には、ステータ巻線７ｂに所定の電流を供給してステー
タ７及びロータ６をブラシレス直流モータのステータ及
びロータとして作動させるための電子回路を搭載したＰ
Ｃボード８が取り付けられている。ステータ巻線７ｂと
ＰＣボード８上の電子回路とは、ピン９により接続され
ている。また、ＰＣボード８にはリード線１０が接続さ
れている。
【０００６】このように構成された送風機において、リ
ード線１０に所定直流電圧の電源を印加すると、ＰＣボ
ード８上の電子回路により制御された電流がステータ巻
線７ｂに流れる。これによりステータ鉄心７ａから磁束
流が発生し、永久磁石６ｂからの磁束流との相互磁気作
用によってシャフト４を中心にロータ６が回転し、ロー
タ６のモータヨーク６ａと一体の羽根車５が回転して送
風が行われる。
ード線１０に所定直流電圧の電源を印加すると、ＰＣボ
ード８上の電子回路により制御された電流がステータ巻
線７ｂに流れる。これによりステータ鉄心７ａから磁束
流が発生し、永久磁石６ｂからの磁束流との相互磁気作
用によってシャフト４を中心にロータ６が回転し、ロー
タ６のモータヨーク６ａと一体の羽根車５が回転して送
風が行われる。
【０００７】ここで、羽根車５は合成樹脂によるモール
ド成形で作製される場合が多く、図１０及び図１１はそ
のような羽根車５を備えた軸流式送風機のロータ部分を
取り出して示す裏面図及び一部切断左側面図である。各
図において、図９と同一又は相当部分には同一符号を付
してその説明を省略する。
ド成形で作製される場合が多く、図１０及び図１１はそ
のような羽根車５を備えた軸流式送風機のロータ部分を
取り出して示す裏面図及び一部切断左側面図である。各
図において、図９と同一又は相当部分には同一符号を付
してその説明を省略する。
【０００８】図示するような軸流式送風機の羽根車５を
合成樹脂によりモールド成形する場合、金型は軸方向の
合わせ型となる。このため、図１０に示すように、羽根
車５を軸方向から見たとき、カップ部５ａの外周に等角
度で配置される各羽根５ｂのうち、隣接する羽根５ｂ，
５ｂが重ならないように設定されることが成形条件の１
つとなる。
合成樹脂によりモールド成形する場合、金型は軸方向の
合わせ型となる。このため、図１０に示すように、羽根
車５を軸方向から見たとき、カップ部５ａの外周に等角
度で配置される各羽根５ｂのうち、隣接する羽根５ｂ，
５ｂが重ならないように設定されることが成形条件の１
つとなる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】このような軸流式送風
機において、例えばその静圧を上げたい等の理由から、
羽根車５を軸方向から見たときに、隣接する羽根５ｂ，
５ｂが重ねられた羽根車５を得たい場合がある。しかし
ながら従来技術では、上述成形条件から、そのような羽
根車５を合成樹脂成形により容易かつ安価に作製するこ
とができず、従来、この点についての改善が要望されて
いた。
機において、例えばその静圧を上げたい等の理由から、
羽根車５を軸方向から見たときに、隣接する羽根５ｂ，
５ｂが重ねられた羽根車５を得たい場合がある。しかし
ながら従来技術では、上述成形条件から、そのような羽
根車５を合成樹脂成形により容易かつ安価に作製するこ
とができず、従来、この点についての改善が要望されて
いた。
【００１０】本発明は、上記のような要望に鑑みなされ
たもので、合成樹脂成形品でありながら、軸方向から見
たときに、隣接する羽根同士が重ねられた構造を容易か
つ安価に実現できる軸流式送風機の羽根車を提供するこ
とを目的とする。
たもので、合成樹脂成形品でありながら、軸方向から見
たときに、隣接する羽根同士が重ねられた構造を容易か
つ安価に実現できる軸流式送風機の羽根車を提供するこ
とを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、回転自在に支持されるシ
ャフト及びモータヨークと一体化され、シャフトを中心
にモータヨークと共にステータの外側を回転して送風を
行うアウタロータ型モータ駆動による軸流式送風機の羽
根車において、合成樹脂により別個独立に成形された分
割羽根車を前記シャフトの軸方向に複数段直列配列する
ことを特徴とする。
に、請求項１に記載の発明は、回転自在に支持されるシ
ャフト及びモータヨークと一体化され、シャフトを中心
にモータヨークと共にステータの外側を回転して送風を
行うアウタロータ型モータ駆動による軸流式送風機の羽
根車において、合成樹脂により別個独立に成形された分
割羽根車を前記シャフトの軸方向に複数段直列配列する
ことを特徴とする。
【００１２】請求項１に記載の発明では、羽根車は分割
成形され、分割羽根車が複数段直列配列されることで羽
根車全体を構成する。したがって、個々の分割羽根車
は、軸方向から見たとき、隣接する羽根同士が重ならな
いように設定することで成形条件を満たしながらの成形
が可能となる。
成形され、分割羽根車が複数段直列配列されることで羽
根車全体を構成する。したがって、個々の分割羽根車
は、軸方向から見たとき、隣接する羽根同士が重ならな
いように設定することで成形条件を満たしながらの成形
が可能となる。
【００１３】一方、全ての分割羽根車をシャフトの軸方
向に複数段直列配列したときには、全体として、隣接す
る羽根同士が重ねられた羽根車を構成させ得、１つの羽
根車として作用させ得る。更に、隣接する羽根同士が重
ねられることなく各々独立した羽根を前後段に有する羽
根車をも構成させ得、複数の羽根車が軸方向に配列され
た羽根車としても作用させ得る。
向に複数段直列配列したときには、全体として、隣接す
る羽根同士が重ねられた羽根車を構成させ得、１つの羽
根車として作用させ得る。更に、隣接する羽根同士が重
ねられることなく各々独立した羽根を前後段に有する羽
根車をも構成させ得、複数の羽根車が軸方向に配列され
た羽根車としても作用させ得る。
【００１４】請求項２に記載の発明では、請求項１に記
載の発明において、シャフトの軸方向の前後側に隣接す
る複数の分割羽根車のうち、前側の分割羽根車の各送風
面の後側端部と後側の分割羽根車の各送風面の前側端部
とを突き合わせる。この構成によると、前後側の分割羽
根車の各送風面でそれらを合わせた寸法の１つの送風面
が形成され、上述した隣接する羽根同士が重ねられた羽
根車として作用する。
載の発明において、シャフトの軸方向の前後側に隣接す
る複数の分割羽根車のうち、前側の分割羽根車の各送風
面の後側端部と後側の分割羽根車の各送風面の前側端部
とを突き合わせる。この構成によると、前後側の分割羽
根車の各送風面でそれらを合わせた寸法の１つの送風面
が形成され、上述した隣接する羽根同士が重ねられた羽
根車として作用する。
【００１５】請求項３に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、シャフトの軸方向の前後側に隣接する
複数の分割羽根車のうち、前側の分割羽根車の各送風面
の後側端部と後側の分割羽根車の各送風面の前側端部と
を軸周り方向にずらして位置させる。この構成による
と、上述した隣接する羽根同士が重ねられることなく各
々独立した羽根（送風面）を前後側に有する羽根車とし
て作用する。
の発明において、シャフトの軸方向の前後側に隣接する
複数の分割羽根車のうち、前側の分割羽根車の各送風面
の後側端部と後側の分割羽根車の各送風面の前側端部と
を軸周り方向にずらして位置させる。この構成による
と、上述した隣接する羽根同士が重ねられることなく各
々独立した羽根（送風面）を前後側に有する羽根車とし
て作用する。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。なお、図１〜図８において、同一符
号は同一部分を示す。また、図１〜図８において、図９
〜図１１と同一符号は同一又は相当部分を示す。図１
は、本発明による羽根車の一実施形態を備えた軸流式送
風機のロータ部分を取り出して示す裏面図、図２は図１
の右側面図である。図示するように、本発明の羽根車５
は、シャフト４の軸方向（図２中、左右方向）に複数
段、ここでは２段の分割羽根車５Ｆ，５Ｒを直列配列し
てなる。
に基づき説明する。なお、図１〜図８において、同一符
号は同一部分を示す。また、図１〜図８において、図９
〜図１１と同一符号は同一又は相当部分を示す。図１
は、本発明による羽根車の一実施形態を備えた軸流式送
風機のロータ部分を取り出して示す裏面図、図２は図１
の右側面図である。図示するように、本発明の羽根車５
は、シャフト４の軸方向（図２中、左右方向）に複数
段、ここでは２段の分割羽根車５Ｆ，５Ｒを直列配列し
てなる。
【００１７】このうち前側の分割羽根車５Ｆは、図３及
び図４に示すように、有底円筒状のカップ部５Ｆａ及び
そのカップ部５Ｆａの円筒部５Ｆｔの外周に等角度で配
置された複数枚、ここでは９枚の羽根５Ｆｂを備えてな
る。また、後側の分割羽根車５Ｒは、図５及び図６に示
すように、円筒部５Ｒａ及びその円筒部５Ｒａの外周に
等角度で配置された複数枚、ここでは９枚の羽根５Ｒｂ
を備えてなる。
び図４に示すように、有底円筒状のカップ部５Ｆａ及び
そのカップ部５Ｆａの円筒部５Ｆｔの外周に等角度で配
置された複数枚、ここでは９枚の羽根５Ｆｂを備えてな
る。また、後側の分割羽根車５Ｒは、図５及び図６に示
すように、円筒部５Ｒａ及びその円筒部５Ｒａの外周に
等角度で配置された複数枚、ここでは９枚の羽根５Ｒｂ
を備えてなる。
【００１８】上記分割羽根車５Ｆのカップ部５Ｆａの円
筒部５Ｆｔと分割羽根車５Ｒの円筒部５Ｒａとは、各々
ほぼ同一の内外径寸法に設定されている。したがって、
後述するように分割羽根車５Ｆ，５Ｒが本発明の羽根車
５として組み立てられたときに、カップ部５Ｆａの円筒
部５Ｆｔ及び円筒部５Ｒａが段差なく連続し、双方で１
つの円筒部を呈するようになる（図７参照）。
筒部５Ｆｔと分割羽根車５Ｒの円筒部５Ｒａとは、各々
ほぼ同一の内外径寸法に設定されている。したがって、
後述するように分割羽根車５Ｆ，５Ｒが本発明の羽根車
５として組み立てられたときに、カップ部５Ｆａの円筒
部５Ｆｔ及び円筒部５Ｒａが段差なく連続し、双方で１
つの円筒部を呈するようになる（図７参照）。
【００１９】また分割羽根車５Ｆ，５Ｒは、合成樹脂に
より別個独立にモールド成形されてなる。ここで、分割
羽根車５Ｆの各羽根５Ｆｂ…のうち、隣接する羽根５Ｆ
ｂ，５Ｆｂ相互は、羽根車５Ｆの軸方向から見たときに
重ならないように設定されている（図３参照）。分割羽
根車５Ｒの各羽根５Ｒｂ…についても、隣接する羽根５
Ｒｂ，５Ｒｂ相互が、羽根車５Ｒの軸方向から見たとき
に重ならないように設定されている（図５参照）。した
がって、各分割羽根車５Ｆ，５Ｒは、軸方向合わせ型の
金型による、容易かつ安価なモールド成形が可能であ
る。
より別個独立にモールド成形されてなる。ここで、分割
羽根車５Ｆの各羽根５Ｆｂ…のうち、隣接する羽根５Ｆ
ｂ，５Ｆｂ相互は、羽根車５Ｆの軸方向から見たときに
重ならないように設定されている（図３参照）。分割羽
根車５Ｒの各羽根５Ｒｂ…についても、隣接する羽根５
Ｒｂ，５Ｒｂ相互が、羽根車５Ｒの軸方向から見たとき
に重ならないように設定されている（図５参照）。した
がって、各分割羽根車５Ｆ，５Ｒは、軸方向合わせ型の
金型による、容易かつ安価なモールド成形が可能であ
る。
【００２０】更に、分割羽根車５Ｆ，５Ｒは、図２に示
すように、後側の分割羽根車５Ｒの各送風面５Ｒｃの前
側端部５Ｒｄを前側の分割羽根車５Ｆの各送風面５Ｆｃ
の後側端部５Ｆｄに突き合わせ、各送風面５Ｆｃ，５Ｒ
ｃ対で１つの送風面５ｃを形成させたときには、隣接す
る送風面５ｃ，５ｃ相互が、分割羽根車５Ｆ，５Ｒ軸方
向から見たときに一部重なるように設定されている。
すように、後側の分割羽根車５Ｒの各送風面５Ｒｃの前
側端部５Ｒｄを前側の分割羽根車５Ｆの各送風面５Ｆｃ
の後側端部５Ｆｄに突き合わせ、各送風面５Ｆｃ，５Ｒ
ｃ対で１つの送風面５ｃを形成させたときには、隣接す
る送風面５ｃ，５ｃ相互が、分割羽根車５Ｆ，５Ｒ軸方
向から見たときに一部重なるように設定されている。
【００２１】分割羽根車５Ｆ，５Ｒは、例えば次の手順
で組み立てられて本発明の羽根車５を構成する。まず、
図４に示すように、カップ部５Ｆａの底部内面の中央部
にシャフト４がインサート固定された前側の分割羽根車
５Ｆが、ほぼ円筒状のモータヨーク６ａの前端部に固定
される。ここでは、モータヨーク６ａの前端部をカップ
部５Ｆａの内周部に圧入することで、前側の分割羽根車
５Ｆがモータヨーク６ａに固定される。
で組み立てられて本発明の羽根車５を構成する。まず、
図４に示すように、カップ部５Ｆａの底部内面の中央部
にシャフト４がインサート固定された前側の分割羽根車
５Ｆが、ほぼ円筒状のモータヨーク６ａの前端部に固定
される。ここでは、モータヨーク６ａの前端部をカップ
部５Ｆａの内周部に圧入することで、前側の分割羽根車
５Ｆがモータヨーク６ａに固定される。
【００２２】次に、図７に示すように、後側の分割羽根
車５Ｒが、その円筒部５Ｒａをモータヨーク６ａの後方
側外周に圧入することで同モータヨーク６ａに固定され
る。この際、後側の分割羽根車５Ｒ（円筒部５Ｒａ）の
前端は前側の分割羽根車５Ｆ（カップ部５Ｆａ）の後端
に当接され、カップ部５Ｆａの円筒部５Ｆｔ及び円筒部
５Ｒａが段差なく連続して１つの円筒部を呈するように
組み付けられる。
車５Ｒが、その円筒部５Ｒａをモータヨーク６ａの後方
側外周に圧入することで同モータヨーク６ａに固定され
る。この際、後側の分割羽根車５Ｒ（円筒部５Ｒａ）の
前端は前側の分割羽根車５Ｆ（カップ部５Ｆａ）の後端
に当接され、カップ部５Ｆａの円筒部５Ｆｔ及び円筒部
５Ｒａが段差なく連続して１つの円筒部を呈するように
組み付けられる。
【００２３】またこの際、図２に示すように、後側の分
割羽根車５Ｒの各送風面５Ｒｃの前側端部５Ｒｄが前側
の分割羽根車５Ｆの各送風面５Ｆｃの後側端部５Ｆｄに
突き合わされるよう、前後側の分割羽根車５Ｆ，５Ｒの
各軸周り方向の取付角度位置が調整される。この構成に
よれば、前後側の分割羽根車５Ｆ，５Ｒの各送風面５Ｆ
ｃ，５Ｒｃ対で１つの送風面５ｃが形成されることにな
る。
割羽根車５Ｒの各送風面５Ｒｃの前側端部５Ｒｄが前側
の分割羽根車５Ｆの各送風面５Ｆｃの後側端部５Ｆｄに
突き合わされるよう、前後側の分割羽根車５Ｆ，５Ｒの
各軸周り方向の取付角度位置が調整される。この構成に
よれば、前後側の分割羽根車５Ｆ，５Ｒの各送風面５Ｆ
ｃ，５Ｒｃ対で１つの送風面５ｃが形成されることにな
る。
【００２４】また、隣接する上記送風面５ｃ，５ｃ相互
（突き合わされた送風面５Ｆｃ，５Ｒｃ対相互）は、分
割羽根車５Ｆ，５Ｒ軸方向から見たときに一部重なって
おり、上記各送風面５Ｆｃ，５Ｒｃ対で１つの送風面５
ｃが形成されることと相俟って、軸流式送風機としての
静圧が上げられることになる。
（突き合わされた送風面５Ｆｃ，５Ｒｃ対相互）は、分
割羽根車５Ｆ，５Ｒ軸方向から見たときに一部重なって
おり、上記各送風面５Ｆｃ，５Ｒｃ対で１つの送風面５
ｃが形成されることと相俟って、軸流式送風機としての
静圧が上げられることになる。
【００２５】なお、上記モータヨーク６ａの内周には、
このモータヨーク６ａとでロータ（アウタロータ）６の
主構成をなすリング状の永久磁石６ｂが固定されている
（図１、図３、図４及び図７参照）。
このモータヨーク６ａとでロータ（アウタロータ）６の
主構成をなすリング状の永久磁石６ｂが固定されている
（図１、図３、図４及び図７参照）。
【００２６】上述実施形態では、後側の分割羽根車５Ｒ
の各送風面５Ｒｃの前側端部５Ｒｄと前側の分割羽根車
５Ｆの各送風面５Ｆｃの後側端部５Ｆｄとを図２に示す
ように突き合わせたが、それら端部５Ｒｄ，５Ｆｄを突
き合わせず、図８に示すように、軸周り方向にずらして
位置させてもよい。このような構成によれば、前後側に
隣接する各送風面５Ｒｃ，５Ｆｃは各々独立して機能す
ることになり、風量の増大や風の吹出し方向の設定が可
能となる。また、いずれの実施形態においても、前側の
分割羽根車５Ｆに短いシャフト４をインサート固定すれ
ば、薄型軸流式送風機の羽根車としての転用が可能であ
る。
の各送風面５Ｒｃの前側端部５Ｒｄと前側の分割羽根車
５Ｆの各送風面５Ｆｃの後側端部５Ｆｄとを図２に示す
ように突き合わせたが、それら端部５Ｒｄ，５Ｆｄを突
き合わせず、図８に示すように、軸周り方向にずらして
位置させてもよい。このような構成によれば、前後側に
隣接する各送風面５Ｒｃ，５Ｆｃは各々独立して機能す
ることになり、風量の増大や風の吹出し方向の設定が可
能となる。また、いずれの実施形態においても、前側の
分割羽根車５Ｆに短いシャフト４をインサート固定すれ
ば、薄型軸流式送風機の羽根車としての転用が可能であ
る。
【００２７】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、羽根車を
分割成形し、各分割羽根車を直列配列することで羽根車
全体を構成するようにした。したがって、成形された複
数の分割羽根車の直列配列工程（組立て工程）におい
て、前後段の分割羽根車の送風面相互の軸周り方向の角
度位置の設定により、送風面について種々の変形構成が
可能であるという大なる効果が得られる。
分割成形し、各分割羽根車を直列配列することで羽根車
全体を構成するようにした。したがって、成形された複
数の分割羽根車の直列配列工程（組立て工程）におい
て、前後段の分割羽根車の送風面相互の軸周り方向の角
度位置の設定により、送風面について種々の変形構成が
可能であるという大なる効果が得られる。
【００２８】具体的には、合成樹脂成形品でありなが
ら、軸方向から見たときに、隣接する羽根同士（送風面
同士）が重ねられた羽根車構造を容易かつ安価に実現で
きる。また、隣接する羽根同士が重ねられることなく、
各々独立した羽根（送風面）を前後段に有する羽根車も
容易に構成でき、風量の増大や風の吹出し方向の設定が
容易に可能である等の効果が得られる。
ら、軸方向から見たときに、隣接する羽根同士（送風面
同士）が重ねられた羽根車構造を容易かつ安価に実現で
きる。また、隣接する羽根同士が重ねられることなく、
各々独立した羽根（送風面）を前後段に有する羽根車も
容易に構成でき、風量の増大や風の吹出し方向の設定が
容易に可能である等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による羽根車の一実施形態を備えた軸流
式送風機のロータ部分を取り出して示す裏面図である。
式送風機のロータ部分を取り出して示す裏面図である。
【図２】図１の右側面図である。
【図３】図１に示す羽根車において後側の分割羽根車の
取付け前の状態を示す裏面図である。
取付け前の状態を示す裏面図である。
【図４】図３の要部切断右側面図である。
【図５】図１中の後側の分割羽根車を取り出して示す図
である。
である。
【図６】図５を矢印VI方向から見た図である。
【図７】図３及び図４に示すロータ部分に、図５及び図
６に示す後側の分割羽根車を取り付けた状態（完成状
態）を示す要部切断左側面図である。
６に示す後側の分割羽根車を取り付けた状態（完成状
態）を示す要部切断左側面図である。
【図８】本発明による羽根車の他の実施形態を備えた軸
流式送風機のロータ部分を取り出して示す左側面図であ
る。
流式送風機のロータ部分を取り出して示す左側面図であ
る。
【図９】従来の送風機の一部省略断面図である。
【図１０】合成樹脂によりモールド成形された羽根車を
備えた軸流式送風機のロータ部分を取り出して示す裏面
図である。
備えた軸流式送風機のロータ部分を取り出して示す裏面
図である。
【図１１】図１０の一部切断右側面図である。
５ 本発明の羽根車 ５Ｆ 前側の分割羽根車 ５Ｆｃ 前側の分割羽根車の送風面 ５Ｆｄ 送風面の後側端部 ５Ｒ 後側の分割羽根車 ５Ｒｃ 後側の分割羽根車の送風面 ５Ｒｄ 送風面の前側端部 ６ａ モータヨーク ６ ロータ（アウタロータ） ６ｂ 永久磁石
Claims (3)
- 【請求項１】 回転自在に支持されるシャフト及びモー
タヨークと一体化され、シャフトを中心にモータヨーク
と共にステータの外側を回転して送風を行うアウタロー
タ型モータ駆動による軸流式送風機の羽根車において、 合成樹脂により別個独立に成形された分割羽根車を前記
シャフトの軸方向に複数段直列配列してなる軸流式送風
機の羽根車。 - 【請求項２】 シャフトの軸方向の前後側に隣接する複
数の分割羽根車のうち、前側の分割羽根車の各送風面の
後側端部と後側の分割羽根車の各送風面の前側端部とを
突き合わせたことを特徴とする請求項１に記載の軸流式
送風機の羽根車。 - 【請求項３】 シャフトの軸方向の前後側に隣接する複
数の分割羽根車のうち、前側の分割羽根車の各送風面の
後側端部と後側の分割羽根車の各送風面の前側端部とを
軸周り方向にずらして位置させたことを特徴とする請求
項１に記載の軸流式送風機の羽根車。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000265665A JP2002070794A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 軸流式送風機の羽根車 |
| US09/918,471 US6511300B2 (en) | 2000-09-01 | 2001-08-01 | Impeller for axial flow type blower |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000265665A JP2002070794A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 軸流式送風機の羽根車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002070794A true JP2002070794A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18752898
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000265665A Pending JP2002070794A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 軸流式送風機の羽根車 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6511300B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002070794A (ja) |
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- 2001-08-01 US US09/918,471 patent/US6511300B2/en not_active Expired - Fee Related
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