JP6928434B2 - 軸流ファン装置 - Google Patents

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Description

この発明は、軸流ファン装置に関し、特に、インペラの外周部の全体を囲む風洞部が設けられていない軸流ファン装置に関する。
ファン装置は、送風機として、家電機器、OA機器、産業機器の冷却、換気、空調や、車両用の空調、送風の用途に広く用いられている。例えば、ファン装置は、電子機器のMPU(Micro Processing Unit)等の発熱部品に取り付けられて、ヒートシンクの冷却機能を向上させるのに用いられる。
下記特許文献1には、冷却ファンであって、省スペース化及び軽量化を図るため、インペラを包囲しているケーシング部が除去された構造を有するものが記載されている。
なお、下記特許文献2には、ファンにヒートシンクが取り付けられて構成されているヒートシンク付きファンモータの構造が記載されている。
また、下記特許文献3には、車両に搭載される灯具において、発光素子の発熱を放熱するために、ヒートシンクと送風装置であるファンを備えた放熱ユニットを用いた構造が記載されている。ファンは、ヒートシンクに設けられた収容部に収容されている。
特開2001−304188号公報 特開2002−159155号公報 特開2014−056792号公報
ところで、特許文献1に示されるような冷却ファンにおいては、インペラの中央部に、複数のスポーク部が形成された円形のモータ取付部が設けられている。このようなスポーク部の幅寸法が大きいと、冷却ファンを駆動させたときの通風抵抗への影響が大きくなり、冷却ファンの風量特性が悪くなる。冷却ファンの特性を高くするためには、スポーク部の幅寸法を小さく設定する必要がある。そのため、スポーク部の強度は低くなりがちであり、例えば冷却ファンを機器等に取り付ける作業時などに、スポーク部が破損する可能性が高くなる。
このような問題点に関する解決策は、引用文献2,3には開示されていない。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、インペラ及びモータを支持する構造の強度が高く、かつ、風量特性が良好な軸流ファン装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、軸流ファン装置は、モータベース部と、モータベース部に装着されて、回転軸方向の一方側に配置されるモータと、略円筒状のハブと、ハブの外周面に取り付けられた複数の羽根を有し、モータにより回転するように配置されたインペラと、回転軸方向から見てインペラの周囲を囲むように形成された環状の内周壁を有するフレームと、モータベース部とフレームとを接続する複数のスポーク部とを備え、スポーク部の側が空気の吸い込み口で、インペラの側が空気の吐き出し口であり、回転軸方向に垂直な方向から見て、羽根の回転軸方向の他方側の端部は、ハブよりも回転軸方向の他方側に突出して内周壁の内部に入り込んでおり、かつ、羽根の回転軸方向の長さの半分以上の部分は露出しており、モータはロータヨークを含み、ロータヨークの回転軸方向の一方側の面には樹脂がなく、ロータヨークは回転軸方向の一方側に露出し、内周壁の回転軸方向の一方側の端部に対する、羽根の回転軸方向の他方側の端部の回転軸方向の変位量Xを、フレームの回転軸方向の寸法Lで除した値X/Lは、0.35以上0.55以下であり、羽根の回転軸方向の他方側の端部は、スポーク部に接触する位置よりも回転軸方向の一方側にある。
これらの発明に従うと、インペラ及びモータを支持する構造の強度が高く、かつ、風量特性が良好な軸流ファン装置を提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるファン装置を示す斜視図である。 ファン装置を上面側から見た図である。 図2のA−A線断面図である。 ファン装置を下面側から見た図である。 ファン装置の側面図である。 フレームと羽根との位置関係について示すグラフである。 ファン装置のP−Q特性を測定した結果を示すグラフである。 ファン装置のP−Q特性を測定した結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態におけるファン装置について説明する。
ファン装置は、例えば、回転軸を中心に回転するインペラと、インペラと回転軸に並ぶように配置されているモータとを有する軸流ファンである。ファン装置は、インペラの側周部を全周にわたって囲むような風洞部は有していないものであり、モータを支持するモータベース部が周囲のフレームに複数のスポーク部を介して接合された板状の支持構造を有している。ファン装置は、支持構造が他の装置の筐体等に取り付けられて、その装置において送風等の用途に用いられるものである。
以下の説明において、回転軸周りの方向を周方向ということがあり、回転軸に近づいたり離れたりする方向を径方向ということがある。また、回転軸方向を上下方向ということがある。なお、ここで上下とはファン装置それ自体にのみ着目した表現であり、他の装置に取り付けられた状態のファン装置の姿勢についていうものではない。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるファン装置1を示す斜視図である。図2は、ファン装置1を上面側から見た図である。図3は、図2のA−A線断面図である。図4は、ファン装置1を下面側から見た図である。図5は、ファン装置1の側面図である。
説明の効率化のため、図2においては、支持部材2のスポーク部10の図示は省略されている。図4においては、インペラ3の図示は省略されている。
図1に示されるように、ファン装置1は、軸流ファンである。ファン装置1は、モータ100と、支持部材2と、インペラ3とを有している。
インペラ3は、ハブ4と、複数の羽根5とを有している。ハブ4は、略円筒状である。ハブ4は、モータ100に接続されている。複数の羽根5のそれぞれは、ハブ4の外周面に取り付けられている。ハブ4と羽根5とは、樹脂の射出成型にて一体成形される。なお、これに限られず、各部の全部や一部が、他の部位とは別々に成形されているものであってもよい。また、樹脂製でなく、他の素材を用いて構成されていてもよい。羽根5の枚数は、例えば9枚であるが、これに限られるものではない。
ファン装置1は、例えば、モータ100によりインペラ3を回転させて、空気等の気体を下から上へ流すことができるように構成されている。なお、気体を上から下に流すように構成されていてもよい。
図2に示されるように、羽根5は、周方向に略等しい間隔(40度)で並んでいる。複数の羽根5は、互いに同じ形状である。
支持部材2は、フレーム9と、モータベース部6と、2箇所の取付部7,8と、スポーク部10(10aから10d)とを有している。
フレーム9と、モータベース部6と、取付部7,8と、スポーク部10とは、樹脂の射出成型にて一体成形されて構成された、一体成形品である。なお、これに限られず、各部の全部や一部が、他の部位とは別々に成形されているものであってもよい。また、樹脂製でなく、他の素材を用いて構成されていてもよい。
支持部材2は、全体として、板状に形成されている。本実施の形態において、支持部材2の各部の上下方向の寸法(厚み)は、フレーム9の厚みと同じか、それより薄くなるように構成されている。支持部材2は、板状の樹脂板から削り出されることにより形成されていてもよい。
図4に示されるように、モータベース部6は、4本のスポーク部10を有している。各スポーク部10は、一方端がモータベース部6と接合し、他方端がフレーム9に接合するように、径方向が長手方向となるようにして配置されている。スポーク部10は、フレーム9とモータベース部6とを接続することにより、フレーム9に対して、モータベース6を支持している。
図2に示されるように、フレーム9は、上面視では、インペラ3の側周部を全周にわたって囲む(囲繞する)ように、円環状に形成されている。すなわち、フレーム9は、回転軸方向から見てインペラ3の周囲を囲む、環状の内周壁9aを有している。フレーム9は、ほとんどの部分がインペラ3の下方に位置しているため、実際には、図5に示されるように、インペラ3の側周部の上下方向中央部辺りは、フレーム9により囲まれていることはなく、側方(回転軸に対して垂直な方向)から見て露出している(径方向に露出している)。
図4に示されるように、環状のフレーム9の外側において、相対向する位置のそれぞれに、取付部7,8が形成されている。取付部7,8は、フレーム9から部分的に径方向に突出する、耳状の部位である。各取付部7,8のそれぞれには、貫通孔7a,8aが形成されている。取付部7,8は、ファン装置1を機器の筺体や、ヒートシンクに取り付けるためのものである。すなわち、貫通孔7a,8aにボルトやねじを差し込んで通し、締結することにより、取付部7,8を機器の筐体等に固定できる。
なお、4本のスポーク部10のうち、1つのスポーク部10dには、スポーク部10dに沿うようにリード線25が配線されている。リード線25は、モータ100に電力を供給するためのものである。
図4に示されるように、環状のフレーム9とスポーク部10とは、回転軸方向から見て(下方から見て)、各取付部7,8に形成された貫通孔7a,8aの中心を通る線Bを対称軸として、略線対称となる形状を有している。なお、リード線25が配線されるスポーク部10dのみ、他のスポーク部10a,10b,10cとは形状が異なっている。
リード線25は、後述するモータ100の回路基板20の端子部に電気的に接続されている。リード線25には、チューブ26が被せられて保護されている。リード線25は、環状のフレーム9と一体成形にて形成されたフック27に掛けられて、ファン装置1の外部に引き出されている。
モータ100は、アウターロータ型のブラシレスDCモータである。図3に示されるように、モータ100は、モータベース部6に装着されている。モータ100は、ロータ12と、ステータ部102とを有している。
ステータ部102は、ベアリングホルダ16と、軸受21,22と、ステータ11とを有している。ステータ11は、ステータコア17と、インシュレータ18(上側インシュレータ18a、下側インシュレータ18b)と、コイル19とを有している。
ベアリングホルダ16は、モータベース部6の中央に上方に突出するように形成された突出部6bの開口にはめられた状態で、モータベース部6に固定されている。ステータ11は、ベアリングホルダ16の外周面に取り付けられている。
ステータ11は、ベアリングホルダ16の外周にはめられた状態で装着されたステータコア17と、ステータコア17に上方から装着された上側インシュレータ18aと、ステータコア17に下方から装着された下側インシュレータ18bと、コイル19とを有している。
ステータコア17は、環状のヨーク部から径外方に延在する複数の突極を有したコアを所定枚数、軸方向に積層して構成されている。ステータコア17に上側インシュレータ18aと下側インシュレータ18bからなるインシュレータ18が装着されている。コイル19は、ステータコア17の突極のそれぞれに、インシュレータ18を介して巻かれた状態で、取り付けられている。
なお、下側インシュレータ18bの下側で、ベアリングホルダ16の外周部には、電子部品が実装された回路基板20が装着されている。回路基板20は、リード線25に接続されている。
ロータ12は、ロータヨーク13と、マグネット14と、シャフト15とを有している。
ロータヨーク13は、例えば鉄等の軟磁性材からなる、下方に開口するカップ状の部材である。マグネット14は、リング状である。マグネット14は、ロータヨーク13の内周面に固着されている。シャフト15は、例えば鉄製である。シャフト15は、ロータヨーク13の上面に、下方に突出するように取り付けられている。シャフト15は、ロータヨーク13の中央に形成された突出部13bにシャフト15の上方の端部が圧入された状態で、ロータヨーク13に結合されている。ロータヨーク13の突出部13bは、絞り加工により形成されている。
インペラ3のハブ4は、ロータヨーク13の外周面に固定されている。例えば、接着剤を用いて接着されている。なお、ロータヨーク13をインサート成形して、ロータヨーク13を含むインペラ3を製造するようにしてもよい。
なお、ロータヨーク13の上面(天面)には樹脂がないので、金属製のロータヨーク13が上方に露出する。これにより、ファン装置1の上下方向(軸方向)の高さは、ハブ4の樹脂分だけ小さくし、ファン装置1を薄型化できる。また、ロータヨーク13が露出していることによって、モータ100の内部の熱がロータヨーク13から外部に放熱されやすくなり、安定した動作が期待できるようになる。
図3に示されるように、本実施の形態において、各羽根5の一部(下方の端部部分)は、フレーム9の内側に収容されて(フレーム9の内周壁9aの内側に収容されて)、側面視でフレーム9によって隠されるように構成されている。換言すると、フレーム9の上下方向の寸法Lは、羽根5の下方の端部がフレーム9の中に収容される程度の大きさに設定されている。
上述の通り、ファン装置1は、インペラ3の上下方向の長さ全体にわたって、周囲を周方向に囲むような風洞部は備えていないものである。換言すると、ファン装置1において、インペラ3は、その下方の端部の一部の部分のみが側面視でフレーム9に隠れているだけで、インペラ3の上下方向の長さの半分以上の部分は、側面視で、径方向に露出している。すなわち、スポーク部10の上下方向の寸法を大きくすることができるので、下方から見たスポーク部10の幅寸法を小さくしても、高い剛性及び強度が確保される。スポーク部10の幅寸法が同じ条件下であれば、より高い剛性及び強度を有する。したがって、インペラ3とモータ100とを支持する支持部材2を、より高強度で壊れにくいものにすることができる。スポーク部10は、インペラ3外径よりも大径のフレーム9に接続されているので、例えば上述の特許文献1に記載されているようなスポーク部のみを有するものと比較して、スポーク部10の剛性や強度を向上させることができる。
[ファン装置1の風量特性(P−Q特性)について]
上述のような環状のフレーム9と、インペラ3の羽根5との位置関係について調べた。具体的には、羽根5の下方の端部と、環状のフレーム9の上方の端部(すなわち内周壁9aの上方の端部)とが接する位置をゼロとしたとき、羽根5の下方の端部が環状のフレーム9の上方の端部よりも下方(環状のフレーム9の中に入り込む位置)にある場合をプラス、羽根5の下方の端部が環状のフレーム9の上方の端部よりも上方(環状のフレーム9から突出した位置)にある場合をマイナスとして、その変位量X(ミリメートル)を、フレーム寸法L(ミリメートル)に対する比率X/Lで表している。スポーク部10の寸法は、Y(ミリメートル)で表している。図3において、変位量X、フレーム寸法L、スポーク部10の厚み寸法Yが示されている。
インペラ3を正回転させる場合において、羽根5の下方の端部の位置におけるファン装置1の最大静圧(Pa)と、最大風量(立方メートル毎分)とを測定した。また、それぞれの位置における風量特性(P−Q特性)を測定した。
図6は、フレーム9と羽根5との位置関係について示すグラフである。
図6は、フレーム9と羽根5との位置関係について示すグラフである。
図6においては、それぞれの位置(X/Lが−0.31,−0.07,0.35,0.45,0.55の各位置)における特性の測定結果が示されている。横軸は、羽根5の下方の端部の位置(X/L)を表している。なお、インペラ3の正回転は、スポーク部10側が吸い込み口となり、インペラ3側が吐き出し口となる方向の回転である。
図6から、羽根5の下方の端部が環状のフレーム9の上方の端部から下方(中に入り込む位置)に入り込むに従って、最大風量(凡例:■)が増加し、X/Lが約0.35を境に大きく増加する傾向を示す。また、同様に最大静圧(凡例:○)も増加するが、X/Lが約0.35から0.55の範囲でピークを示し、X/Lが約0.45の位置で最大値を示す。このため、羽根5の下端が環状のフレーム9の上方の端部から下方(中に入り込む位置)に入り込む位置は、約0.35から約0.55の範囲が好適な位置になり、位置の上限は、スポーク部10に接触する位置となる。したがって、上限は、(L−Y)未満である。
図7及び図8は、ファン装置1のP−Q特性を測定した結果を示すグラフである。
図7及び図8においては、図6で示した5通りのX/Lの位置のそれぞれにおけるファン装置のP−Q特性を測定した結果が示されている。図7においては、X/Lが、約−0.31の場合、約−0.07の場合、及び約0.35の場合におけるP−Q特性が示されている。図8においては、X/Lが、約0.35の場合、約0.45の場合、約0.55の場合におけるP−Q特性が示されている。
図7及び図8からも明らかなように、羽根5の下方の端部が環状のフレーム9の上方の端部から下方(中に入り込む位置)に入るほど、P−Q特性が改善され、X/Lが約0.45である場合と約0.55である場合とでは、特に、中域で静圧特性が低下する傾向が改善されている。
[その他]
支持部材の形状は、上述のものに限られない。例えば、取付部は2つに限られず、より多く設けられていてもよいし、1つのみが設けられていてもよい。
モータは、インナーロータ型のものであってもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ファン装置
2 支持部材
3 インペラ
4 ハブ
5 羽根
6 モータベース部
9 フレーム
9b 内周壁
10,10a,10b,10c,10d スポーク部
15 シャフト
100 モータ

Claims (1)

  1. モータベース部と、
    前記モータベース部に装着されて、回転軸方向の一方側に配置されるモータと、
    略円筒状のハブと、前記ハブの外周面に取り付けられた複数の羽根を有し、前記モータにより回転するように配置されたインペラと、
    回転軸方向から見て前記インペラの周囲を囲むように形成された環状の内周壁を有するフレームと、
    前記モータベース部と前記フレームとを接続する複数のスポーク部とを備え、
    前記スポーク部の側が空気の吸い込み口で、前記インペラの側が空気の吐き出し口であり、
    回転軸方向に垂直な方向から見て、前記羽根の回転軸方向の他方側の端部は、前記ハブよりも回転軸方向の他方側に突出して前記内周壁の内部に入り込んでおり、かつ、前記羽根の回転軸方向の長さの半分以上の部分は露出しており、
    前記モータはロータヨークを含み、前記ロータヨークの回転軸方向の一方側の面には樹脂がなく、前記ロータヨークは回転軸方向の一方側に露出し、
    前記内周壁の回転軸方向の一方側の端部に対する、前記羽根の回転軸方向の他方側の端部の回転軸方向の変位量Xを、前記フレームの回転軸方向の寸法Lで除した値X/Lは、0.35以上0.55以下であり、
    前記羽根の回転軸方向の他方側の端部は、前記スポーク部に接触する位置よりも回転軸方向の一方側にある、軸流ファン装置。
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