JP3157100U - ファン - Google Patents

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輝 楚
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宜亮 鞏
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Abstract

【課題】気流量および気流速度を増加させ、騒音を低減し、熱放散効率を上げることのできるファンを提供する。【解決手段】ハブと複数の回転翼を備えるインペラと、インペラを収容し、第一の側壁311と吸気口とを有する第一のフレーム31と、第二の側壁321と排気口とを有する第二のフレーム32とを備えるハウジング3とを含む。吸気口の周囲上の内面Bは、滑らかな曲面である。第一のフレーム31または第二のフレーム32は、それぞれの第一、第二の側壁311、321に配置された少なくとも1つの側孔401を有する。【選択図】図6A

Description

本考案は、ファン、特に気流速度および気流量を増加させ、騒音を低減し、熱放散効率を上げることのできるファンに関するものである。
製造技術における進歩の結果として、現在多くの電子製品の回路基板は、ますます高密度に電子部品(例えば、中央演算処理装置(CPU)、メモリ、集積回路など)を実装するように製作されている。電子部品は動作中に熱が発生するので、より高密度な電子部品は、電子製品全体の温度を上昇させる。それは、異常高温により、電子製品の異常動作、あるいはその電子部品の損傷さえ引き起こす虞がある。
先行技術では、ファンを回転することで作り出される気流が、電子部品を冷却するために強制対流させることができるように、ファンは電子製品に配置される。
図1は、ファンホイール11および外郭部材12を含む従来のファン1を示す。ファンホイール11は、ハブ110と複数の回転翼111を備える。各回転翼111は、翼幅W1を有し、ハブ110の側壁から延びる。
従来のファン1は、より狭い翼幅W1を有する。気流を作り出す際に効率性を維持するために、多数の回転翼を提供しなければならない。例えば、図1に描かれた従来のファン1は、7枚の回転翼を有する。結果として、回転翼111間のピッチは必然的に縮小される。さらに、増強された流量と改善された熱放散効率を得るために、ファンホイール11の回転速度を増やさなければならない。しかしファン1が高回転速度で動作するときに、回転翼111間のピッチが小さすぎるため、互いの回転翼によって作り出された空気流動場への乱れを引き起し、耳障りな騒音さえ引き起こす。
上述のように、従来のファン1は、騒音の悪化という代償を払ってファンホイール11の回転速度を増加させている。他方、ファンホイール11の回転速度を増加させない場合には、気流流量は小さすぎ、それでは高密度な電子部品に所望の熱放散効率を果たすのに不十分である。
さらに電子製品の性能が十分に高度になっている以上、熱放散装置あるいはそのシステムは、その不可欠な部品の1つになる。電子製品によって生じた熱が適切に放散できない場合には、電子製品の性能は低下し、さらに電子製品は損傷する虞がある。熱放散装置は、マイクロ電子部品(例えば、集積回路(IC))にはもっと重要である。これは集積回路(IC)面が、集積化の進行とパッケージ技術の進化のために、絶えず縮小してきたからであり、それによって単位面積当たりにおいてより大きな蓄積した熱エネルギーをもたらす。
熱放散効率を高めるために、回転翼の数を増やすことは必要である。しかし実際には、回転翼の数を制限なく増やすことは不可能である。というのは、インペラが高回転速度時に極めて高い圧力負荷を負うことと、スペースが限られているからである。それは、回転翼の破損を引き起こし、騒音を発生し、気流の乱流を引き起こす虞がある。さらに高速度回転では、モーターとベアリングの構造は、極めて大きな負荷がかかり、それはそのメカニズムの寿命を短くする虞がある。それに加えて、ファンフレームの側壁は、完全に閉じており、従来のファンの吸気口の周囲は、傾斜設計を有する。すなわち、吸気口の周囲が外側から内側へ下方に向かって傾斜している。これにより、インペラが安定動作回転速度にあるとき、熱放散効率を下げ、雑音波を極めて増加させている。
本考案の1つの目的は、気流量および気流速度を増加させ、騒音を低減し、熱放散効率を上げることのできるファンを提供することである。
本考案の他の目的は、インペラが安定動作回転速度にあるとき、雑音波を抑え、ファンの性能を保持することのできるファンを提供することである。
上述の目的を達成するために、本考案は、ハブと複数の回転翼を備えるインペラと、前記インペラを収容するためのハウジングを含むファンにおいて、前記各回転翼は、先端部と後尾部を有し、前記回転翼の1つは、前記先端部から前記後尾部へ向かって屈曲され、前記先端部から前記後尾部へ徐々に拡大されることを特徴とするファンを提供する。
好ましくは、前記ハブの軸方向に沿って前記ハブの下端部を超えて延びている前記各回転翼の部分は、前記ハブの軸方向に対する前記回転翼全体の長さのゼロから3分の1の間の寸法を有する。前記ハブの軸方向に沿って前記ハブの上端部を超えて延びている前記各回転翼の部分は、前記ハブの軸方向に対する前記回転翼全体の長さの3分の1から3分の2の間の寸法を有する。前記ハブの軸方向に沿って前記ハブの上端部を超えて延びている前記各回転翼の部分は、前記ハブの上端部より下方の前記回転翼の部分よりも大きい。
前記ハブは、ハブ中央部と、前記ハブ中央部の周囲に配置されたハブ側壁と、その連結部を有し、前記連結部はR(円弧)加工されて、前記ハブ中央部と前記ハブ側壁とを連結し、前記ハブは、前記インペラの強度を補強するために前記ハブの内表面に配置された複数の補強リブを有することを特徴とする。
好ましくは、前記回転翼の前記先端部は曲線状であり、前記各回転翼は、前記回転翼の周囲の気流の乱れを低減するためにR加工されたその周囲の少なくとも一部を有する。
好ましくは、前記回転翼の前記先端部は、前記ファンの軸方向に沿って、前記ハウジングの上面を超えて上方に延び、あるいは前記回転翼の前記後尾部は、前記ファンの軸方向に沿って、前記ハウジングの下面を超えて下方に延びる。
好ましくは、前記ハウジングは、上面、気流誘導部、中心孔および収納空間を有し、前記ハウジングの前記気流誘導部は、前記上面から前記中心孔へ下方に延びてR加工されることを特徴とする。
さらに、前記ハウジングは、気流を導くために前記収納空間と風圧により連通する複数の気流誘導溝をさらに含む。
前記ハウジングは、第一のフレーム、第二のフレームおよびモーターベースを含み、前記第一のフレームは、第一の側壁と、前記第一のフレームの中心に配置される吸気口を有し、前記第二のフレームは、第二の側壁と、前記第二のフレームの中心に配置される排気口を有することを特徴とする。前記第一のフレームは、前記第一のフレームのそれぞれの角に配置された中空部をさらに含む。前記第一のフレームまたは前記第二のフレームは、それぞれの前記第一、第二の側壁に配置された少なくとも1つの側孔を含む。
好ましくは、前記第一のフレームは、少なくとも1つの第一の結合部材と、少なくとも1つの第一のねじ孔をさらに含み、前記第二のフレームは、少なくとも1つの第二の結合部材と、少なくとも1つの第二のねじ孔をさらに含み、前記第一のフレームと前記第二のフレームが一緒に組み立てられる時、前記第二の結合部材は、前記第一の結合部材の孔と係合されるためのフックを有することを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本考案は、ハブと複数の回転翼を有するインペラと、前記インペラを収容し、第一の側壁と吸気口とを有する第一のフレームと、第二の側壁と排気口とを有する第二のフレームとを含んでいるハウジングとを含むファンであって、前記吸気口の周囲上の内面は、滑らかな曲面であることを特徴とするファンもまた開示する。
好ましくは、前記第一のフレームは、前記第一の側壁の下端中央に配置された第一の凹部を含み、前記第二のフレームは、前記第二の側壁の上端中央に配置された第二の凹部を含み、側孔は前記第一の凹部と前記第二の凹部とを連結することで形成される。
前記ハウジングは、前記排気口に配置され、複数のリブを通じて前記第二のフレームに結合され、内側に複数の補強筋を有するモーターベースをさらに含む。
上述のように、本考案の前記ハウジングは、空気入力と、排気口を通じて空気出力を増やすことができるように、前記第一、第二の側壁に配置された前記側孔と、前記第一のフレームに配置された前記中空部を有する。それによってファンの熱放散効率を高めることができる。
要約すれば、本考案は、気流量および気流速度を増加させ、騒音を低減し、熱放散効率を上げることのできるファンを提供する。本考案は、吸入量、排出量および熱放散効率を増加させることができるように、吸気量を増加させるための中空部および側孔を備えたファンもまた提供する。さらに、インペラの負圧側の気流不足を補うことができ、その結果、負圧側の渦および乱流を形成することは難しくなり、それによってインペラの安定動作回転速度を改善する。さらに、内面は滑らかな曲面なので、気流をハウジング内へ滑らかに導くことができる。さらにインペラが安定動作回転速度にあるとき、ファンの雑音波を抑え、ファンの性能を保持することができる。
従来のファンの概略図である。 本考案の一実施形態のファンの平面図である。 本考案の図2Aに示したファンの側面図である。 本考案の図2Aに示したファンのインペラの斜視図である。 本考案の図2Aに示したファンのインペラの側面図である。 本考案の図2Aに示したファンのハウジングの斜視図である。 従来のファンと図2Aと図2Bで示した本考案のファンに対する静圧と風量との関係を示すグラフである。 本考案のファンの他種類のハウジングの斜視図である。 本考案の図6Aで示したハウジングの第一のフレームの斜視図である。 本考案の図6Aで示したハウジングの第ニのフレームの斜視図である。 従来のファンと図6Aで示したハウジングを備えたファンに対する静圧と風量との関係を示すグラフである。
本考案は、実例としてのみ与えられ、したがって本考案の制限的でない、以下の詳細な説明および添付図面からさらに十分に理解される。
本考案は、添付図面を参照して進行する以下の詳細な説明から明らかにしていく。また図中では、同じ構成要素には同じ参照符号を表示して説明していく。
図2Aおよび図2Bは、本考案のファン2のそれぞれ平面図および側面図を図示したものである。ファン2は、インペラ21とハウジング22を備える。ハウジング22は、インペラ21を収容し、気流を誘導するように構成される。
インペラ21は、ハブ210と複数の回転翼211を備える。ハブ210は、軸方向Aと半径方向Rを規定する。各回転翼211は、先端部211aと後尾部211bを有する。ハブ210と回転翼211は、製造を容易にするために一体成形として形成される。図2Bで示されるように、軸方向Aに沿ってハウジング22を超えて延びているそれぞれの回転翼211の部分が、ファン2の流量を増加させることができることにより、高回転速度を防ぎ、その結果として生じる騒音を低減する。インペラ21とハウジング22の構造は、以下に本明細書で詳述されるであろう。
図3Aおよび図3Bは、それぞれインペラ21の斜視図および側面図を図示したものである。ハブ210は、ハブ中央部210aと、ハブ中央部210aの周囲に環状に配置されたハブ側壁210bと、その連結部210cを有する。ハブ側壁210bは、上端210dと、上端210dとは反対側にある下端210eと、上端210dと下端210eとの間の外表面210fを有する。注目すべきことは、連結部210cはR加工されて、ハブ中央部210aとハブ側壁210bの上端210dとを連結することである。連結部210cのR加工設計を通じて連結部210cの付近の気流は、より滑らかにされ、ファン2の吸気領域を増加させる。ファン2が安定に作動することができるように、複数の補強リブ(図示せず)は、インペラ21の強度を補強するようにハブ210の内表面にさらに配置される。
図3Aおよび図3Bに示されるように、本考案の各回転翼211の半径方向の寸法W2は、各回転翼211によって作り出された流量を増加させるために大きくされる。したがって回転翼211の数を減少させることができる。本実施形態では回転翼211の数は、3枚である。したがってファン2の作動中に、個々の回転翼211によって互いに駆動された気流の乱れは、低減された騒音発生と共に最小限に抑えられ、熱放散効率を高められる。
さらに詳細に、各回転翼211は、ハブの側壁210bの上端210dより上方に回転翼の先端部211a、およびハブの側壁210bの外表面210fから少なくとも半径方向Rに沿って延びている回転翼の後尾部211bを形成するように、ハブの側壁210bの外表面210fから半径方向Rおよび軸方向Aに沿って外側へ延びる。各回転翼211は、先端部211aから後尾部211bへ向かって屈曲される。図3Aおよび図3Bに示されるように、本考案の各回転翼211は、ファン2の流量および空気圧を増加させるために先端部211aから後尾部211bへ徐々に拡大される。半径方向Rにおける回転翼211とハウジング22との間の気流の乱れと、それに付随して起こる騒音を緩和するために、回転翼211の先端部211aおよび後尾部211bは曲線状である。さらに各回転翼211は、回転翼211の周囲の気流の乱れを低減するためにR加工されたその周囲の少なくとも一部を有し、それによってさらに騒音発生を軽減する。R加工設計は、回転翼211およびハブ210の射出成形および取り出しをより容易にし、インペラ21を製造するための金型生産もまた、尖った角部がなくなるために、より容易に作製される。したがって、全体の製造コストを下げ、製造歩留まりを高める。
図3Bを参照して、各回転翼211は、半径方向の寸法W2および軸方向の寸法H1を有する。軸方向Aに沿ってハブの側壁210bの上端210dを超えて延びている各回転翼211の部分は、回転翼211の軸方向の長さH1のほぼ3分の1から3分の2までを占める寸法H2を有し、気流を作り出すための回転翼211の面積を極めて広げている。好ましくは、ハブの側壁210bの上端210dを超えて延びている各回転翼211の部分の寸法H2は、回転翼211の軸方向の長さH1のほぼ半分を占める。例えば、各回転翼211の軸方向の長さH1が、およそ3.6cmの場合、ハブの側壁210bの上端210dを超えて延びている各回転翼211の部分の寸法H2は、およそ1.97cmである。さらに、軸方向Aに沿ってハブの側壁210bの上端210dを超えて延びている各回転翼211の部分は、ハブの側壁210bの上端210dより下方の回転翼の部分の面積よりも大きい面積を有する。そのため、ファン2の吸気領域を増加させ、ハブの側壁210bの上端210dより上方の各回転翼211の部分は、ハブ210からの障害を受けずに半径方向Rに沿って空気を吸い込むか、または排出することができる。このようにして、気流の円滑性を著しく改善し、吸気領域/排出領域を広げる。
各回転翼211は、気流を作り出すための回転翼211の面積を広げるために、軸方向Aに沿ってハブの側壁210bの下端210eを超えて延びることもできる。ハブの側壁210bの下端210eを超えて延びている部分は、回転翼211の軸方向の寸法H1のおよそゼロから3分の1までを占めることができる。本実施形態において、軸方向Aに沿ってハブの側壁210bの下端210eを超えて延びている各回転翼211の部分は、回転翼211の軸方向の寸法H1のほぼゼロ%を占める。
図2Bを再度参照して、ファン2の先端部211aと後尾部211bは、さらに軸方向Aに沿ってハウジング22の側壁224aを超えて上方に延び、および側壁224bを超えて下方に延びている。このことは、ハウジング22を超えて上方に、あるいは下方に延びている各回転翼211の部分が、半径方向Rに沿って空気を吸い込むか、または排出することができるように、ハウジング22が、気流を作り出すことで回転する回転翼211の邪魔をしないようにするのに役立つ。したがって、気流の円滑性を極めて改善し、吸気領域/排出領域を広げる。しかしながら当業者は、実際の要求に応じて、側壁224aを超えて上方にのみ延び、あるいは側壁224aを超えて下方にのみ延びる各回転翼211を設計できる。本明細書では何も限定されない。
図4は、本考案のハウジング22の詳細な構造を示している。本実施形態において、ハウジング22は、第一のフレームおよび第二のフレームから形成される。ここでハウジング22は、上面220、気流誘導部221、中心孔222および収納空間223を有する。ハウジング22の収納空間223は、インペラ21を収容するように構成される。中心孔222は、収納空間223を雰囲気で、風圧によって連結し、インペラ21を露出する。好ましくは、防水機能を備えたファン2を提供するために、インペラ21の下部とハウジング22との間の隙間(図示せず)を厳しくすべきである。ハウジング22の気流誘導部221は、上面220から中心孔222へ下方に延びてR加工される。それはハウジング22から吸い込まれるか、または排出された気流の円滑性を改善し、それによって騒音を低減し、作動中にファン2の流量を増加させることができる。
図4を参照して、ハウジング22は、さらに複数の気流誘導溝225a、225bを有する。気流誘導溝225a、225bは、気流を導くために収納空間223と風圧により連通する。このことは、回転翼211が回転している時、半径方向Rに沿ったハウジング22における気流の損失を抑止し、それによって空気圧を増強し、ファン内の流動場をより円滑にすることができる。2つの気流誘導溝225a、225bだけが視角によって制限されるように図4で描かれているが、本考案では、気流誘導溝225a、225bの数の制限を持たないことは注目すべきである。
図5は、同じサイズの従来のファンと本考案のファン2とを比較した特性図を示す。横軸は、立方メートル/分(m3/分)の単位における風量を表し、縦軸は、ミリメートルアクア(mm−Aq)の単位における静圧を表す。本実施形態において、インペラ21の半径は4.6cmを有し、ハブ210の半径は1.86cmを有し、各回転翼211の軸方向の寸法H1は3.6cmを、半径方向の寸法W2は2.74cmを有し、ハブ210の上端210dを超えて延びている各回転翼211の部分の寸法は1.97cmを有する。さらにハウジング22の幅は、およそ11.3cmを有し、中心孔222の寸法は10cmを有し、気流誘導部221の外径は11.2cmを有し、2つのフレーム224a、224bの全体の高さは2.8cmを測定し、各回転翼211は軸方向Aに沿って2つのフレーム224a、224bを超えて全長0.67cmだけ延びている。図5において、本考案のファン2の特性曲線は点線で表示され、従来のファンの特性曲線は実線で表示される。本考案のファン2は、風量0.6(m3/分)から1.2(m3/分)の範囲内で、同じ静圧で従来のファンよりも極めて高い風量を送出する、ということが図5から見ることができる。さらに本考案のファン2は、同じ風量で従来のファンよりも極めて高い静圧を送出する。したがって、先行技術と比較して、本考案のファン2によって作り出された風量と空気圧の両方ともプラスに改善される。
図6Aを参照して、本考案のもう一方の実施形態のハウジング3は、ほぼ正方形であり、第一のフレーム31、第二のフレーム32およびモーターベース30を含む。図3Aに示される同じインペラは、ファンを構成するようにハウジング3にもまた収容できる。
図6Bを参照して、第一のフレーム31は4つの第一の側壁311を有し、吸気口312は第一のフレーム31の上面の中心に配置される。吸気口312の周囲上に配置された内面Bは、滑らかな曲面である。4つの中空部313は、それぞれ第一のフレーム31の上面の4角に配置される。
図6Cを参照すると、第二のフレーム32は4つの第二の側壁321を有し、排気口322は第二のフレーム32の下面の中心に配置される。第一のフレーム31および第二のフレーム32は、第一のフレーム31の4つの第一の側壁311および第二のフレーム32の4つの第二の側壁321が、ハウジング3の4つの側壁40を構成するように、互いに連結される。さらに4つの側孔401は、それぞれハウジング3の4つの側壁40に配置される。本実施形態において、側孔401は、それぞれ第二のフレーム32の第二の側壁321に配置されるが、例えばこれに限定されるものではない。その代わりに、側孔401は、それぞれ第一のフレーム31の第一の側壁311に配置されることができる。それ以外では、側孔401は、それぞれ第二のフレーム32の第二の側壁321の上端中央に配置された4つの下方凹部と、第一のフレーム31の第一の側壁311の下端中央に配置された4つの上方凹部とを連結することで形成することもまたできる。
モーターベース30は、排気口322に配置され、複数のリブ301を通じて第二のフレーム32に結合され、モーターベース30の内側に複数の補強筋を有する。実際には、モーターベース30は、モーターおよびインペラを支持するのに使用できる。モーターがインペラを駆動して回転するとき、気流は、吸気口312だけではなく第一のフレーム31の中空部313、および第二のフレーム32の第二の側壁321に配置された側孔401からもまたハウジング3に流れ込む。したがってファンの風量を増加させ、熱放散効率を高めることができる。さらに、負圧側の渦および乱流を形成することは難しくなるように、インペラの負圧側の気流不足を補うことができる。それによってインペラの安定動作回転速度を改善することができる。さらに、内面Bは滑らかな曲面なので、気流は吸気口312を通じてハウジング3へ滑らかに導かれることができる。さらにインペラが安定動作回転速度にあるとき、ファンの雑音波を抑え、ファンの性能を保持することができる。
さらに第一のフレーム31は、4つの第一の結合部材314と、4つの第一のねじ孔315をさらに有し、それぞれの第一の結合部材314は、1つの孔314aを有する。第一の結合部材314のうちの2つの結合部材は、第一のフレーム31の第一の側壁311の一側に配置され、残りの2つの第一の結合部材314は、第一のフレーム31の対向の第一の側壁311に配置される。これは例えば本実施形態に限定されるものではない。例えば、4つの第一の結合部材314は、第一のフレーム31のそれぞれ4つの第一の側壁311に配置されることができる。
同様に第二のフレーム32は、4つの第二の結合部材323と、4つの第二のねじ孔324をさらに有し、それぞれの第二の結合部材323は、上方に拡張されたフック323aを有する。第二の結合部材323は、第二の結合部材323のフック323aが、第一の結合部材314の孔314aと係合されるように、第一の結合部材314に対応する第二のフレーム32の第二の側壁321に配置される。それによって第一のフレーム31と第二のフレーム32を強固に連結することができる。第一のねじ孔315は、それぞれ第一のフレーム31の中空部313に配置され、第二のねじ孔324は、排気口322の周囲と第二のフレーム32の4角との間にそれぞれ配置される。第一のねじ孔315および第二のねじ孔324は、互いに対応して配置される。その結果4本のねじ(図示せず)は、それぞれ対応する第一のねじ孔315および第二のねじ孔324を貫通することができ、それによって第一のフレーム31と第二のフレーム32を一層密接に連結することができる。
図7は、静圧と風量とを比較した(PQ曲線)実験結果を示し、従来のファンフレームを備えたファンと図6Aで示したハウジングを備えたファンにおける、静圧と風量との関係を表す。点線は従来のファンフレームを備えたファンのPQ曲線を表し、実線は図6Aで示したハウジングを備えたファンのPQ曲線を表す。点線および実線グラフの中央部分に関して、点線は実線よりも低い。このことは、従来のファンフレームを備えたファンが、本考案のファンフレームを備えたファンよりも、安定動作回転速度では低い静圧と風量を有する、ことを意味する。言い換えれば、本考案のファンの静圧と風量は、安定動作回転速度において先行技術よりも遥かに優れている。
本考案は具体的な実施例に関して説明してきたが、本説明は限定的意味で解釈されることを言っているのではない。公開された実施例および他の実施例の様々な変更は、当業者には明らかであろう。したがって添付の実用新案登録請求の範囲は、本考案の真の範囲内にあるすべての変更をカバーするであろうと考えられる。
1、2 ファン
11 ファンホイール
12 外郭部材
21 インペラ
110、210 ハブ
210b ハブ側壁
210d 上端
210e 下端
111、211 回転翼
211a 先端部
211b 後尾部
22 ハウジング
221 気流誘導部
222 中心孔
223 収納空間
3 ハウジング
30 モーターベース
301 リブ
31 第一のフレーム
311 第一の側壁
312 吸気口
313 中空部
314 第一の結合部材
315 第一のねじ孔
32 第二のフレーム
321 第二の側壁
322 排気口
323 第二の結合部材
324 第二のねじ孔
40 (第一および第二の)側壁
401 側孔
B 内面

Claims (15)

  1. ハブと複数の回転翼を備えるインペラと、
    前記インペラを収容するためのハウジングとを備えるファンにおいて、
    前記各回転翼は、先端部と後尾部を有し、
    前記回転翼の1つは、前記先端部から前記後尾部へ向かって屈曲され、前記先端部から前記後尾部へ徐々に拡大されることを特徴とするファン。
  2. ハブと複数の回転翼を備えるインペラと、
    前記インペラを収容し、側壁と吸気口とを有する第一のフレームと、側壁と排気口とを有する第二のフレームとを備えるハウジングとを備えるファンにおいて、
    前記吸気口の周囲上の内面は、滑らかな曲面であることを特徴とするファン。
  3. 前記ハブの軸方向に沿って前記ハブの下端部を超えて延びている前記各回転翼の部分は、前記ハブの軸方向に対する前記回転翼全体の長さのゼロから3分の1の間の寸法を有し、
    前記ハブの軸方向に沿って前記ハブの上端部を超えて延びている前記各回転翼の部分は、前記ハブの軸方向に対する前記回転翼全体の長さの3分の1から3分の2の間の寸法を有することを特徴とする請求項1または2に記載のファン。
  4. 前記ハブの軸方向に沿って前記ハブの上端部を超えて延びている前記各回転翼の部分は、前記ハブの上端部より下方の前記回転翼の部分よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のファン。
  5. 前記ハブは、中央部と、前記中央部の周囲に配置された側壁と、その連結部とを有し、
    前記連結部はR加工されて、前記中央部と前記側壁とを連結することを特徴とする請求項1または2に記載のファン。
  6. 前記ハブは、前記インペラの強度を補強するために前記ハブの内表面に配置された複数の補強リブを有することを特徴とする請求項1または2に記載のファン。
  7. 前記回転翼の前記先端部は曲線状であり、前記各回転翼は、前記回転翼の周囲の気流の乱れを低減するためにR加工されたその周囲の少なくとも一部を有することを特徴とする請求項1に記載のファン。
  8. 前記回転翼の前記先端部は、前記ファンの軸方向に沿って、前記ハウジングの上面を超えて上方に延び、あるいは前記回転翼の前記後尾部は、前記ファンの軸方向に沿って、前記ハウジングの下面を超えて下方に延びることを特徴とする請求項1に記載のファン。
  9. 前記ハウジングは、上面、気流誘導部、中心孔および収納空間を有し、
    前記ハウジングの前記気流誘導部は、前記上面から前記中心孔へ下方に延びてR加工されることを特徴とする請求項1に記載のファン。
  10. 前記ハウジングは、気流を導くために前記収納空間と風圧により連通する複数の気流誘導溝をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のファン。
  11. 前記ハウジングは、第一のフレーム、第二のフレームおよびモーターベースを備え、
    前記第一のフレームは、側壁と、前記第一のフレームの中心に配置される吸気口を有し、前記第二のフレームは、側壁と、前記第二のフレームの中心に配置される排気口を有することを特徴とする請求項1に記載のファン。
  12. 前記第一のフレームは、そのそれぞれの角に配置された中空部をさらに備えることを特徴とする請求項2または11に記載のファン。
  13. 前記第一のフレームまたは前記第二のフレームは、それぞれの前記側壁に配置された少なくとも1つの側孔を備えることを特徴とする請求項2または11に記載のファン。
  14. 前記第一のフレームは、少なくとも1つの第一の結合部材と、少なくとも1つの第一のねじ孔をさらに備え、前記第二のフレームは、少なくとも1つの第二の結合部材と、少なくとも1つの第二のねじ孔をさらに備え、
    前記第一のフレームと前記第二のフレームが一緒に組み立てられる時、前記第二の結合部材は、前記第一の結合部材の孔と係合されるためのフックを有し、ねじは、前記第一のフレームと前記第二のフレームとを密接に連結するために、前記第一のねじ孔と前記第二のねじ孔を貫通することを特徴とする請求項2または11に記載のファン。
  15. 前記第一のフレームは、その側壁の下端中央に配置された第一の凹部を備え、前記第二のフレームは、その側壁の上端中央に配置された第二の凹部を備え、側孔は前記第一の凹部と前記第二の凹部とを連結することで形成されることを特徴とする請求項2または11に記載のファン。
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