JP2001248598A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2001248598A
JP2001248598A JP2000057025A JP2000057025A JP2001248598A JP 2001248598 A JP2001248598 A JP 2001248598A JP 2000057025 A JP2000057025 A JP 2000057025A JP 2000057025 A JP2000057025 A JP 2000057025A JP 2001248598 A JP2001248598 A JP 2001248598A
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blower
air
box body
outlet
box
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JP2000057025A
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English (en)
Inventor
Takeshi Doi
全 土井
Yoshitaka Yajima
義孝 矢島
Yoshimi Iwamura
義巳 岩村
Hikari Shimizu
光 清水
Arata Shinozuka
新 篠塚
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで設置性のよい結露防止用の送風
装置を得る。 【解決手段】 外部に開口する吸込口3および吹出口4
を有する箱体21と、箱体21内に固定され、吸込口3
から箱体21内に空気を吸込んで吹出口4から箱体21
外へと該空気を吹き出す送風機22とを備え、吹出口4
から吹出される空気流を固体面2に沿って流動させるこ
とにより固体面2上での結露を防止するよう構成した送
風装置1において、吹出口4を箱体21の側面に少なく
とも2つ設けるとともに、吹出口4から吹き出される各
空気流が、箱体21の中心から互いに遠ざかる方向に吹
き出されるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冬場等におい
て、室内に面した壁や窓表面に発生する結露を防止する
送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図36は、例えば実開平1−12218
5号公報に開示された従来の結露防止用送風装置の構成
を表わす外観図であり、図において、101は送風装
置、102は窓、103は送風装置101の吸込口、1
04は送風装置101の吹出口である。図示するよう
に、送風装置101は窓102の室内側の前面に設置さ
れ、送風装置101の前面に形成された吸込口103か
ら室内空気を吸込み、ライン状に設けられた吹出口10
4から窓102に沿って送風し、窓面を加温することに
より結露の発生を防止する。
【0003】また、図37には、図36中のF−Fに沿
った送風装置101の断面図を示す。図において、10
5は吸込口103から空気を吸込み吹出口104に送風
するファン、106は窓102が設置された壁である。
送風装置101に内蔵されたファン105が回転するこ
とにより吸込口103から室内空気を吸込み、吹出口1
04から窓102に向けてライン状に送風される。これ
により、窓102は加温され、表面温度が露点温度以上
に昇温して、結露の発生が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
36および図37に示した従来の結露防止用送風装置に
おいては、上記したように、送風装置の吹出口104を
ライン状に形成しているため、窓全体に空気を送風する
場合には吹出口104が長くなり、装置が大型化して設
置性が悪いといった問題点があった。
【0005】また、設置工事が必要であるため、家屋の
建築後においては、この種の送風装置は利用し難く、さ
らに、送風装置の移動が困難であるため、例えば、部屋
の模様替え等によって結露する壁面等が変化した場合に
対応することができないといった問題点もあった。
【0006】この発明は、従来装置の上記のような問題
点を解消するためになされたもので、この発明の第1の
目的は、コンパクトで設置性のよい結露防止用の送風装
置を提供することにある。
【0007】また、この発明の第2の目的は、設置場所
を容易に移動可能な結露防止用の送風装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る送風装置
は、上記の目的を達成するために、外部に開口する吸込
口および吹出口を有する箱体と、前記箱体内に固定さ
れ、前記吸込口から前記箱体内に空気を吸込んで前記吹
出口から前記箱体外へと該空気を吹き出す送風機とを備
え、前記吹出口から吹出される空気流を固体面に沿って
流動させることにより前記固体面上での結露を防止する
よう構成した送風装置において、前記吹出口を前記箱体
の側面に少なくとも2つ設けるとともに、前記吹出口か
ら吹き出される各空気流が、前記箱体の中心から互いに
遠ざかる方向に吹き出されるよう構成したものである。
【0009】また、この発明に係る送風装置は、外部に
開口する吸込口および吹出口を有する箱体と、前記箱体
内に固定され、前記吸込口から前記箱体内に空気を吸込
んで前記吹出口から前記箱体外へと該空気を吹き出す送
風機とを備え、前記吹出口から吹出される空気流を固体
面に沿って流動させることにより前記固体面上での結露
を防止するよう構成した送風装置において、前記吹出口
を前記箱体の側面に設けるとともに、前記吹出口から吹
き出される空気流が、前記箱体の中心から外径方向に、
前記箱体の周囲180度以上にわたって互いに拡散する
方向に吹き出されるよう構成したものである。
【0010】また、この発明に係る送風装置は、外部に
開口する吸込口および吹出口を有する箱体と、前記箱体
内に固定され、前記吸込口から前記箱体内に空気を吸込
んで前記吹出口から前記箱体外へと該空気を吹き出す送
風機とを備え、前記吹出口から吹出される空気流を固体
面に沿って流動させることにより前記固体面上での結露
を防止するよう構成した送風装置において、前記吹出口
を前記箱体の側面に周方向に回転可能に設けたものであ
る。
【0011】また、この発明に係る送風装置は、前記吹
出口を、前記箱体の側面全周に設けたものである。
【0012】また、この発明に係る送風装置は、前記吹
出口の開口角度の合計を90度〜270度の範囲に設定
したものである。
【0013】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体の前面に前記吸込口を形成するとともに、前記箱体の
内部には、前記箱体の側面に沿って形成され、前記吸込
口と前記吹出口を連通する風洞と、前記風洞内に同軸状
に配置され、前記箱体の背面を形成するガイドプレート
とにより遠心ディフューザー風路を形成するベルマウス
と、前記ベルマウス内に同軸状に回転可能に配置された
羽根車と、前記ガイドプレートに固定され、回転軸端に
前記羽根車を装着したモータとを備え、前記羽根車と前
記モータとによって構成された前記送風機を駆動するこ
とによって、前記箱体の前面の前記吸込口から吸込まれ
た空気が前記ガイドプレートによって方向を変換され、
前記箱体の側面の前記吹出口から吹出されるよう構成し
たものである。
【0014】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体の前面に前記吸込口を形成するとともに、前記箱体の
内部には、前記箱体の側面に沿って形成され、前記吸込
口と前記吹出口を連通する風洞と、前記風洞内に同軸状
に配置され、前記箱体の背面を形成するガイドプレート
とにより遠心ディフューザー風路を形成するベルマウス
と、前記ベルマウス内に同軸状に回転可能に配置された
羽根車と、前記箱体の前面に固定され、回転軸端に前記
羽根車を装着したモータとを備え、前記羽根車と前記モ
ータとによって構成された前記送風機を駆動することに
よって、前記箱体の前面の前記吸込口から吸込まれた空
気が前記ガイドプレートによって方向を変換され、前記
箱体の側面の前記吹出口から吹出されるよう構成したも
のである。
【0015】また、この発明に係る送風装置は、前記ガ
イドプレートに、前記風洞から吹出される空気流の一部
を前記箱体外に吹出す背面吹出口を設けたものである。
【0016】また、この発明に係る送風装置は、前記モ
ータの回転軸と前記吹出口から吹出される空気流とのな
す角度(θ1)を80度以下としたものである。
【0017】また、この発明に係る送風装置は、前記モ
ータの回転軸と前記ガイドプレートの端部とのなす角度
(θ2)を80度以下としたものである。
【0018】また、この発明に係る送風装置は、前記固
体面の垂線と前記吹出口から吹出される空気流とのなす
角度(θ3)を80度以下としたものである。
【0019】また、この発明に係る送風装置は、前記固
体面の垂線と前記ガイドプレートの端部とのなす角度
(θ4)を80度以下としたものである。
【0020】また、この発明に係る送風装置は、前記吹
出口に、吹出される空気流の方向を変更可能なガイドを
備えたものである。
【0021】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体の側面に、前記箱体外から前記箱体内へと空気を吸込
む側面吸込口を備えたものである。
【0022】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体に、前記吹出口との間隔を設けるための脚部を設けた
ものである。
【0023】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体の背面に、20mm以上の段差を形成したものであ
る。
【0024】また、この発明に係る送風装置は、前記吸
込口の前方に位置し、前記吸込口との間隔を所定距離だ
けあけることのできる支持部を備えたものである。
【0025】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体を前記固体面に対して一定位置に保持する保持手段と
して、前記箱体を上方から吊り下げる吊り下げ手段を備
えたものである。
【0026】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体を前記固体面に対して一定位置に保持する保持手段と
して、前記固体面に吸着する吸盤を備えたものである。
【0027】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体を前記固体面に対して一定位置に保持する保持手段と
して、前記固体面に固定される固体面用取付具と、前記
固体面用取付具と別体に構成され、一方を前記固体面用
取付具に連結されるとともに他方を前記箱体に固定され
る箱体用取付具を用いたものである。
【0028】また、この発明に係る送風装置は、前記箱
体にカーテンを固定するカーテン固定部を設けたもので
ある。
【0029】また、この発明に係る送風装置は、周囲の
空気の露点温度を検出する露点センサーと、前記固体面
近傍の温度を検出する温度センサーと、前記露点センサ
ーおよび前記温度センサーの出力に基づいて前記送風機
の動作を自動制御するコントローラとを備えたものであ
る。
【0030】また、この発明に係る送風装置は、前記コ
ントローラを遠隔操作によって制御するよう構成したも
のである。
【0031】また、この発明に係る送風装置は、前記吸
込口から吸込まれた空気を加熱するヒータを備えたもの
である。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1の送風装置の設置状態における構成図を図1
に示す。図において、1は結露防止用の送風装置、2は
窓(固体面)である。また、3は送風装置1の吸込口、
4は吹出口である。図1に示すように、送風装置1は、
例えば掃き出し窓のほぼ中央の前面床上に設置され、送
風装置1の前面に開口した吸込口3から室内空気を吸込
んで、送風装置1を構成する直方体形状の箱体21の3
つの側面(図中、上方向および左右方向)に開口した吹
出口4から窓面2に沿って3方向に送風する。冬場にお
いては、窓2の表面は外気により低温度になっており、
そこに室内の湿気が接触することにより冷やされて結露
する。従って、この実施の形態1の送風装置によって室
内の暖かい空気を窓2の表面に送風することにより、窓
面が温められて温度が上昇し、結露しない温度となるこ
とで結露を防止することができる。
【0033】図2には、図1の断面D−Dからみた送風
装置1の断面構造図を示す。図において、21は直方体
形状の箱体、22は箱体21内に収納された送風機であ
り、箱体21の背面を構成するガイドプレート5を窓面
2に概ね平行に近接した状態で、送風装置1を窓2の前
面の室内側床10上に設置し、送風機22を回転させる
ことにより箱体21の前面に開口した吸込口3から箱体
21内に室内空気が吸込まれ、上記した箱体21の3つ
の側面に形成した吹出口4から窓面2に沿って該空気が
吹出されるよう構成されている。また、この箱体21内
には、箱体21の側面と同軸上に配置され、ガイドプレ
ート5にその一端を間隔をおいて対向配置された直管状
の風洞6、風洞6内のガイドプレート5側の端部に同軸
状に配置されたベルマウス、ガイドプレート5に固定さ
れたモータ8、モータ8の回転軸に装着され、風胴6内
において回転するプロペラ式の羽根車9が収納され、モ
ータ8と羽根車9により前記した送風機22が構成され
ている。なお、風洞6内に配置されたベルマウス7の開
口面積はガイドプレート5の平面積より小さく、ガイド
プレート5とともに遠心ディフューザー風路23を形成
している。
【0034】図3には、ガイドプレート5の形状を示
す。図示するように、ガイドプレート5上には、遠心デ
ィフューザー風路23から箱体21の背面の窓面2に直
接空気を吹出すための背面吹出口11が4個所設けられ
ている。
【0035】以下、この実施の形態1の動作について説
明する。図2において、モータ8に通電すると、羽根車
9の回転によって箱体21の前面に形成された吸込口3
から室内空気が軸方向に吸込まれ、風洞6、ベルマウス
7を介して遠心ディフューザー風路23に導かれる。遠
心ディフューザー風路23では、ガイドプレート5によ
って気流の方向が半径方向に変換され、図1に示したよ
うに、箱体21の側面に形成された3つの吹出口4から
それぞれ異なる3つの方向に空気流が吹出されるととも
に、背面吹出口11から背面の窓面2に向けて送風され
る。なお、ここで、図示していないがモータ8への通電
は電気コードにより商用電源を用いても良いし、電池を
搭載して通電しても良い。
【0036】以上、この実施の形態1によれば、送風装
置1の箱体21の側面に3つの吹出口4を形成し、各吹
出口4から吹出される空気流が、窓面2に沿って、箱体
21の中心からそれぞれ異なる方向に、互いに遠ざかる
ように吹出されるよう構成したため、吹出口をライン状
に設けることなく窓面2のほぼ全体に送風することがで
き、コンパクトで設置性のよい送風装置が得られる効果
がある。また、送風装置を容易に移動することが可能と
なる効果もある。
【0037】また、箱体21の背面を形成するガイドプ
レート5に背面吹出口11を設けたため、送風装置1の
後ろ側に位置する窓面や壁面にも送風することができ、
この部分での結露を防止できる効果もある。
【0038】また、箱体21の3つの吹出口4の内、左
右両側の対向する2面の吹出口からは互いに逆方向に空
気流を吹出すよう構成したため、空気流の噴出によって
送風装置1に作用する左右方向の反作用力が相殺し、送
風装置1の固定が容易となる効果がある。
【0039】また、モータ8を箱体21の背面を形成す
るガイドプレート5上に固定したため、吸込口3の流路
を大きく確保することができ、送風量が増加する効果が
ある。
【0040】なお、上記実施の形態1では、箱体21の
側面に形成された吹出口4からそれぞれ、平行に空気流
を吹出すよう構成した例を示したが、各吹出口から半径
方向に吹出すよう構成すれば、空気流がより拡散し、窓
面2のより広い範囲で結露を防止できる効果がある。
【0041】また、この実施の形態1においては、吹出
口4を直方体形状の箱体21の3面(上方向および左右
方向)に設け、送風装置1を床面10上に載置した例を
示したが、後述する図20に示すように、送風装置1を
窓2の上下方向の中間位置に配置する場合には、左右方
向の対向する2面に吹出口4を設け、各吹出口から半径
方向に、互いに逆方向に空気を吹出すよう構成(図20
において、左右方向にのみ吹出すよう構成)しても、窓
面2のほぼ全体に送風することが可能である。また、図
4に示すように、円筒形状の箱体21の側面に180度
以上にわたって吹出口を形成し、この吹出口から半径方
向に拡散するよう空気流を吹出してもよく、この他、多
角形の筒形形状など、箱体21の形状として種々の形状
が可能である。
【0042】また、上記実施の形態1では、送風装置1
を窓面2の近傍に設置した例を示したが、平板状の固体
面であれば壁等の他の面でも同様の効果を奏することは
いうまでもない。
【0043】実施の形態2.図5には、この発明の実施
の形態2による送風装置の断面構造図を示す。図示する
ように、モータ8を箱体21の吸込口3側に設け、羽根
車9をベルマウス7からガイドプレート5に近い側に設
けることにより、この実施の形態2によれば、上記実施
の形態1の効果に加え、送風装置1の厚みを薄くするこ
とができる効果がある。なお、図中、図2と同一または
相当部分は同一符号を付し、説明を省略する。
【0044】実施の形態3.図6には、この発明の実施
の形態3による送風装置の断面構造図を示す。この実施
の形態3では、図示するように、送風装置1の下面にも
吹出口4が設けられており、吹出口4と床面10との間
に間隔を設けるため、箱体21の対応する位置に脚部1
3が設けられている。なお、図中、図2と同一または相
当部分は同一符号を付し、説明を省略する。
【0045】結露により生じた水は窓2や壁の下の床1
0に溜まりやすく、床面10が長時間濡れた状態にある
ことでカビやダニの発生を招く。そこで、この実施の形
態3に示したように、床10の方向に吹出口4を設ける
とともに、床面10と吹出口4の間に間隔を持つように
脚部13を備えれば、床面10にも送風することがで
き、床面10の湿気を効果的に除去することができる。
ここで、脚部13によって設定される間隔(図中、Aで
示す)は、特に距離が限定されるものではないが、床面
10に気流が均一に当たる距離とすることが望ましく、
例えば、20mm以上が好ましい。
【0046】実施の形態4.図7には、この発明による
実施の形態4の断面構造図を示す。ここで、14はガイ
ドプレート5に沿って吹出口4から流れ出している吹出
し気流、15はガイドプレート5の端部、16はモータ
8の回転軸である。図示するように、この実施の形態4
では、ガイドプレート5は平板状ではなく、中央部が箱
体21の内側に窪んだ円錐台状の形状をしており、風洞
6を通過した空気流が中央部から辺部にかけて傾斜する
このガイドプレート5に沿って案内されることにより、
窓面2に対して垂直方向の速度成分を持ちつつ窓面2に
吹出されるよう構成されている。なお、窓面2に概ね垂
直に設置されるモータの回転軸16の方向と吹出し気流
14とのなす角度(θ1で示す角度)は80度以下とな
るよう設定されている。また、図中、図2と同一または
相当部分は同一符号を付し、説明を省略する。
【0047】また、図8には、この実施の形態4の送風
装置を図7中の断面E−Eから見た場合の断面構造図を
示す。ここで、17は窓面に垂直な直線、18はガイド
プレート5に沿って吹出口4から流れ出している吹出し
気流、19はガイドプレート5の端部である。上記図7
と同様、風洞6を通過した空気流が中央部から辺部にか
けて傾斜するこのガイドプレート5に沿って案内される
ことにより、送風装置1から左右方向に吹出される空気
流が窓面2に対して垂直方向の速度成分を持ちつつ窓面
2に吹出されるよう構成されている。なお、窓面2に垂
直な直線17の方向と吹出し気流14とのなす角度(θ
3で示す角度)は80度以下となるよう設定されてい
る。また、図中、図2と同一または相当部分は同一符号
を付し、説明を省略する。
【0048】以上、この実施の形態4によれば、ガイド
プレート5を窓面2に対して傾斜させ、空気流が窓面2
に対して垂直方向の速度成分を持ちつつ窓面2に吹出さ
れるよう構成したため、窓面2に平行に吹出す場合に比
べて、結露防止の効果がより向上する効果がある。
【0049】なお、上記図7においては、モータの回転
軸16の方向と吹出し気流14とのなす角度(θ1で示
す角度)を80度以下とした場合について説明したが、
窓面2に概ね垂直に設置されるモータの回転軸16の方
向とガイドプレート5の端部15とのなす角度(図7
中、θ2で示す角度)が80度以下となるようにするこ
とでも、同様に、結露防止の効果を向上させることがで
きる。
【0050】また、上記図8においては、窓面2に垂直
な直線17の方向と吹出し気流14とのなす角度(θ3
で示す角度)を80度以下とした場合について説明した
が、窓面2に垂直な直線17の方向とガイドプレート5
の端部19とのなす角度(図8中、θ4で示す角度)を
80度以下とすることでも、同様に、結露防止の効果を
向上させることができる。
【0051】実施の形態5.図9には、この発明の実施
の形態5による送風装置の断面構造図を示す。ここで、
20は吹出口4から流れ出している吹出し気流18の方
向を変更するガイドであり、このガイド20の方向を操
作することにより吹出し気流18を窓面2の方向へ向か
せることが可能である。なお、図中、図2と同一または
相当部分は同一符号を付し、説明を省略する。
【0052】以上、この実施の形態5によれば、吹出口
4に吹出し気流18の方向を変更するガイド20を設け
たため、吹出し気流18の吹出し方向を窓2の方向へ向
けることができ、結露防止の効果を向上させることがで
きる効果がある。また、このガイド20の角度を調整す
ることにより、窓面2に広さ等に対応して適切な吹出し
方向を選択できる効果がある。
【0053】なお、上記実施の形態5では、ガイド20
の方向を変更可能に構成した例を示したが、吹出し気流
18の方向の変更が必要でない場合は、ガイド20を箱
体21に対して固定してもよく、この場合も、吹出し気
流18の方向がガイド20によってガイドされ、ガイド
プレート5に垂直な方向の速度成分を持つようになるた
め、同様の効果を奏することができる。
【0054】実施の形態6.図10には、この発明の実
施の形態6による送風装置の断面構造図を示す。図にお
いて、31は円盤状のガイドプレート、32は円盤状の
ガイドプレート31を回転するための回転モータ、33
はガイドプレート31とともに周方向に回転する円筒
部、34は円筒部33の一部に設けられた吹出口、35
は吹出口34から周方向へ吹出す気流である。なお、図
中、その他の構成要素は図2と同様であるため説明を省
略する。
【0055】図11には、上記図10の送風装置の円盤
状のガイドプレート31を窓2側からみた形状を示す。
円盤状のガイドプレート31の外周端部に円筒部33が
固定されており、図示するように、円筒部33の上方に
は一部を切り欠いて形成した吹出口34が設けられてい
る。なお、吹出口34の開口角度(図中、θ5で示す角
度)は、120度に設定されている。
【0056】以下、この実施の形態6の動作について説
明する。図10において、モータ8に通電すると、羽根
車9の回転によって送風装置1の前面に形成された吸込
口3から室内空気が軸方向に吸込まれ、風洞6、ベルマ
ウス7を介して遠心ディフューザー風路23に導かれ
る。遠心ディフューザー風路23では、ガイドプレート
31によって気流の方向が半径方向に変換され、円筒部
33に形成された吹出口34から空気流が吹出される。
一方、回転モータ32に通電すると、回転モータ32の
回転によって円盤状のガイドプレート31とその外周端
部に固定された円筒部33が回転し、これに伴って、円
筒部33上の吹出口34から吹出される空気流の方向が
円周方向に順次移行することにより、窓面2の全方向に
送風される。
【0057】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、吹出口34を周方向に回転可能に構成したため、吹
出口をライン状に設けることなく窓面2のほぼ全面に送
風することができ、コンパクトで設置性のよい送風装置
が得られる効果がある。また、送風装置を容易に移動す
ることが可能となる効果もある。
【0058】また、吸込口3から取り入れた室内空気を
全周に送風するのではなく、円筒部33の一部を切り欠
いて形成した吹出口34に送風するよう構成したため、
吹出し時の空気流の速度を増加することができ、空気流
の到達距離が長くなって、より広い面積での結露防止を
行うことができる効果がある。
【0059】なお、上記実施の形態6では、吹出口34
の開口角度(θ5で示す角度)を120度としたが、こ
の角度は吹出し風速を上昇させるためには270度以下
が望ましく、また余り狭くすると吹出し風量が大きく減
少することから90度以上が望ましい。また、回転モー
タ32の回転は一定であってもよいし、方向によって回
転速度を可変にし、必要な部分へ集中的に送風するよう
にしてもよい。
【0060】さらに、図11では吹出口34がひとつの
場合を示したが、吹出口34は複数であっても構わな
い。例えば、図12には吹出口34がふたつの場合にお
ける円盤状のガイドプレート31の形状を示す。この例
では、ふたつの吹出口34はほぼ対向した位置に配置さ
れ、吹出口34の開口角度(図中、θ6およびθ7で示す
角度)はひとつの場合と同様に複数の開口角度の合計
(θ6+θ7)が90度以上かつ270度以下に設定され
ている。
【0061】実施の形態7.図13には、この発明の実
施の形態7による送風装置の断面構造図を示す。図にお
いて、41は段差を持つガイドプレート、42は引き違
い窓の室内に近い窓面、43は引き違い窓の室内から遠
い窓面、44は引き違い窓の室内に近い窓枠、45は引
き違い窓の室内から遠い窓枠である。図示するように、
引き違い窓の場合、2枚の窓面が互い違いに配置される
ため、送風装置1を窓面の前に設置する場合に、室内か
ら遠い窓面43が室内から近い窓面42に比べて距離が
離れてしまい結露の防止効果が弱くなる。そこで、この
実施の形態7においては、箱体21のほぼ中央にあるモ
ータ8の部分を突出させてガイドプレート41に段差
(B)を設けることにより、送風装置1をなるべく窓面
に近く設置できるよう構成している。なお、図中に示す
その他の部分は既に説明されたものと同じであるため説
明を省略する。
【0062】以上、この実施の形態7によれば、ガイド
プレート41に段差を設けたため、段差の部分を窓枠4
4に沿わせて置くことにより、送風装置1を窓面2によ
り近づけることができ、結露防止効果を高めることがで
きる。また、ガイドプレート41にも背面吹出口48を
設けたため、送風装置1の後ろ側の窓面にも送風できる
効果がある。なお、ガイドプレート41に設けた段差の
大きさ(図中、Bで示す)は、窓枠44の厚み程度が必
要であり、20mm以上が望ましい。
【0063】実施の形態8.図14には、この発明によ
る実施の形態8の断面構造図を示す。図において、46
は段差を持つガイドプレート、47はガイドプレート4
6の厚みの薄い部分に設けられた背面吹出口、48はガ
イドプレート46の厚みの厚い部分に設けられた背面吹
出口である。上記したように、引き違い窓の場合、2枚
の窓面のうち室内から室外に向かって右側の窓面42は
室内に近い位置にあり、左側の窓面43は室内から遠い
位置にある。そこで、この実施の形態8では、ガイドプ
レート46のほぼ中央に段差を設け、前面から見て右側
の箱体21の厚みを薄くするとともに、左側の厚みを厚
くし、さらに左側の吹出口4を箱体21の側面の窓面に
近い位置に形成している。また、ガイドプレート46の
左右に背面吹出口47と48を設け、送風装置1の後ろ
側にも送風することで窓面2により近い位置からの送風
を可能としている。
【0064】以上、この実施の形態8によれば、上記実
施の形態7と同様の効果が得られるとともに、吹出口4
の位置を両方の窓面に近づけるよう構成したため、より
結露防止効果を高めることができる。なお、ガイドプレ
ート46に設けた段差の大きさ(図中、Cで示す)は、
窓枠44の厚み程度が必要であり、20mm以上が望ま
しい。
【0065】実施の形態9.図15には、この発明によ
る実施の形態9の断面構造図を示す。通常、送風装置1
を窓面2の前に設置する場合、カーテンを閉め、送風装
置1をカーテンと窓面2との間に設置して使用される。
その結果、カーテンが送風装置1の前面に開口した吸込
口3にかぶさり、吸込み風量を低減して充分な防止効果
を得られなくなる。この実施の形態9は、このような問
題を解決するものであり、図において、51は箱体21
の側面の前方側に形成された側面吸込口であり、送風機
22によって、前面の吸込口3とこの側面吸込口51の
両方から箱体21内に室内空気が吸込まれるよう構成さ
れている。なお、図中に示すその他の部分は既に説明さ
れたものと同じであるため説明を省略する。
【0066】以上、この実施の形態9によれば、箱体2
1の前面の吸込口3に加え、箱体21の側面にも側面吸
込口51を設け、側面吸込口51からも室内空気を取り
入れられるよう構成したため、送風装置1の前面がカー
テン等で塞がれた場合でも充分な送風量を得ることがで
き、結露防止を効果的に行なえる効果がある。
【0067】実施の形態10.図16には、この発明に
よる実施の形態10の送風装置の外観図を示す。図にお
いて、52は支持部(保持手段)、53は支持部52を
回転可能に軸支する軸部、54は支持部52をほぼ水平
位置で固定する固定部である。なお、図中に示すその他
の部分は既に説明されたものと同じであるため説明を省
略する。
【0068】上記したように、送風装置1を窓面2の前
に設置する場合、カーテンを閉め、送風装置1をカーテ
ンと窓面2との間に設置して使用されるため、カーテン
が前面の吸込口3にかぶさって、吸込み風量が減少し充
分な結露防止効果を得られなくなるといった問題点があ
った。そこで、この実施の形態10では、図16に示す
ように、支持部52を吸込口3の前面に設置し、前面の
吸込口3とカーテンとの間隔を所定距離だけあけること
ができるようにしている。なお、吸込口3と支持部52
との距離は設置状況によって適正値が異なるが、通常、
20mm以上あることが望ましい。
【0069】以上、この実施の形態10によれば、箱体
21に前面の吸込口3とカーテンとの間隔を所定距離だ
けあけるための支持部52を設けたため、送風装置1の
前面がカーテン等で直接塞がれることがなくなり、吸込
口3から常に必要な送風量を得ることができるため、充
分な結露防止効果を得ることができる効果がある。
【0070】なお、この実施の形態10に示した支持部
52は軸部53を中心として回転可能に構成されている
ため、カーテンとの間隔を保持する場合には、図16に
示すようにこの支持部52を箱体21上に形成された固
定部54に置くことにより、この支持部52を水平位置
に固定することができる。
【0071】実施の形態11.一方、上記実施の形態1
0による送風装置は、図17に示すように支持部52を
上方へ回転することにより、取っ手として用いることや
ワイヤや紐などで吊ることも可能である。例えば、図1
8には、この発明による実施の形態11として、上記実
施の形態10の送風装置を上方から吊り下げた場合の設
置状態を表わす外観図を示す。ここで、55はカーテン
レール、56はカーテンレール55に取り付けた吊り
具、57は吊り具56と送風装置1の支持部52をつな
ぐワイヤ、58は吸込み気流、59は吹出し気流であ
り、この実施の形態11では、送風装置1は、吊り具5
6、ワイヤ57、支持部52からなる吊り下げ手段によ
ってカーテンレール55から吊り下げられ、窓面2に対
して一定位置に保持されている。また、送風装置1の箱
体21の3つの側面(下方向および左右方向)に形成さ
れた吹出口からは、吹出し気流59が窓面2の全面に行
き渡るよう、各吹出口から半径方向に吹出されている。
なお、上記図17に示した実施の形態10の送風装置1
の支持部52を回転させ、支持部52を図17中におい
て下方に設定すれば、この実施の形態11のように構成
できることは明らかである。
【0072】以上のように、送風装置1は、窓面2の前
面の床上に設置されるだけでなく、この実施の形態11
のようにカーテンレール55から吊り下げて使用しても
よく、この場合、窓2の上部に送風装置1を設置するこ
とで、比較的温度の高い室内上部の空気を吸込み気流5
8として吸込み、より温度の高い吹出し気流59を窓面
2に沿って流すことができるため、より結露防止効果が
向上する効果がある。また、空気流が、3つの吹出口か
ら半径方向に吹出されているため、空気流が拡散し、窓
面2のより広い範囲において結露を防止できる効果があ
る。
【0073】実施の形態12.図19には、この発明に
よる実施の形態12の送風装置1の構成図を示す。図に
おいて、60は吸盤、61は箱体21に固定された取付
け部であり、保持手段として吸盤60を用いることによ
り、図20に示すように、送風装置1を窓面2に対して
一定位置に保持している。
【0074】このように、この実施の形態12によれ
ば、送風装置1に取付け部61を備え、取付け部61の
先端に吸盤60を備えることで、表面が滑らかなガラス
窓2に送風装置1を手軽に設置することができるととも
に、送風装置1の設置場所を自由に設定、移動できると
いったメリットもある。また、この実施の形態12で
は、吹出口4が直方体形状の箱体21の側面の全周(4
面)にわたって設けられており、この送風装置1を窓面
2のほぼ中央に設置することで、窓面2の全体により均
一に送風することが可能である。
【0075】実施の形態13.図21には、この発明の
実施の形態13による送風装置1の取り付け方法を表わ
す構成図を示す。図において、62は凸型取付け金具、
63は凸型取付け金具62に連結したL字型の突出部で
あり、64は送風装置1のガイドプレート5のほぼ中央
に設けられ、突出部63に係合するコの字型の受け部で
ある。また、図22には凸型取付け金具62の外観図を
示す。図において、65は凸型取付け金具62を窓枠4
4に固定する固定ネジであり、図に示すように、窓枠4
4に凸型取付け金具62を差し込み、固定ネジ64を調
整して凸型取付け金具62を固定し、その後、凸型取付
け金具62の突出部63に送風装置1の受け部64を引
っ掛けることにより送風装置1が設置ができる。
【0076】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、保持手段として、L字型の突出部63を備えた凸型
取付け金具62と、送風装置1に固定されたコの字型の
受け部64を用い、受け部64と別体に構成した凸型取
付け金具62を固定してから、受け部64を係合させて
送風装置1を窓面2に固定するよう構成したため、送風
装置1の設置が容易になる効果がある。
【0077】なお、上記の説明からも明らかなように、
金具62の形状は凸型でなく、図23に示すように凹型
に構成してもよい。ここで、66は凹型取付け金具、6
7は差し込み部、68は固定ネジである。また、この凹
型取付け金具66によって送風装置1を取付けた場合の
構成を図24に示す。図中、69は送風装置1のガイド
プレート5のほぼ中央に設けられたL字型の固定部であ
り、このように窓枠44に凹型取付け金具66を固定ネ
ジ68で取付け、送風装置1の固定部69を凹型取付け
金具66の差し込み部67に差し込むことにより設置が
できる。
【0078】実施の形態14.図25には、この発明に
よる実施の形態14の送風装置1の断面図を示す。ここ
で、71はカーテン、72は送風装置1の左右両端のベ
ルマウス7の外周に形成されたカーテン71を固定する
カーテン固定部であり、図に示すように、カーテン固定
部72にカーテン71を差し込むことにより、カーテン
71が送風装置1の左右に固定されるよう構成されてい
る。
【0079】図26および図27には、それぞれ、カー
テン固定部72がない場合およびカーテン固定部72を
設けた場合のカーテン71を閉めた状態での設置状態を
表わす外観図を示す。図に示すように、カーテン固定部
72がない場合、カーテン71が吸込口3の前面にかか
る可能性があるとともに、カーテン71と送風装置1と
の間に隙間ができ、窓枠73が見えて美観を損ねたり、
外から見えることになる。一方、カーテン固定部72を
設けた場合には、図27に示すように、カーテン71を
送風装置1のカーテン固定部72に差し込んで、固定す
ることにより、カーテン71と送風装置1と間に隙間が
できにくく、美観を損ねることがない。また、送風装置
1の前面に設けられた吸込口3を塞ぐことが防止できる
ため、吸込口3から室内の温かい空気を吸込むことがで
き、結露防止効果が向上する効果がある。
【0080】実施の形態15.図28には、この発明に
よる実施の形態15の送風装置1の設置状態を表わす外
観図を示す。図28に示すこの実施の形態15のよう
に、箱体21の上部を山形にしてカーテンを沿わせやす
くし、カーテン固定部72を形成することにより、一層
カーテン71と送風装置1と間の隙間を小さくすること
ができ、美観を向上させることができる。
【0081】実施の形態16.図29には、この発明に
よる実施の形態16の送風装置1の断面図を示す。図に
おいて、81は室内空気の状態から結露が発生する温度
を示す露点を検知する露点センサー、82は窓面2の近
くに設置された温度センサー、83はこれらのセンサー
からの信号をもとに送風装置1の運転を制御するコント
ローラである。
【0082】結露は室内空気が窓面などで露点以下に冷
やされることにより発生する。そこで、この実施の形態
16においては、露点センサー81で室内空気の状態と
して温度と相対湿度を検知することにより露点を求め、
この露点温度と温度センサー82によって計測された窓
面2近傍の温度を比較することで、結露の発生を検知
し、この結果に基づいてコントローラ83が送風装置1
を制御するよう構成されている。
【0083】図30には、この実施の形態16の送風装
置1の運転制御方法の一例を示す。図30において、横
軸は窓面温度と露点との差であり、縦軸は運転モードで
ある。図示するように、窓面温度が低下して温度差が0
K以下になると、運転が開始されて送風が行なわれ、窓
面温度が加温される。この結果、窓面温度が上昇すると
温度差はプラスになり、例えば温度差が1Kになると送
風装置1は停止する。
【0084】以上、この実施の形態16によれば、露点
を検知する露点センサー81と、窓面2近傍の温度を測
定する温度センサー82と、これらのセンサーからの信
号に基づいて結露の発生を予測し、送風装置1の運転を
自動制御するコントローラを備えたため、送風装置1の
操作性が向上するとともに、不要時に送風動作を停止す
ることができ、送風装置のランニングコストが低減され
る効果がある。
【0085】実施の形態17.図31には、この発明に
よる実施の形態17の送風装置1の断面図を示す。上記
実施の形態16では送風装置1の箱体21内にコントロ
ーラ83を設けた場合について説明したが、この実施の
形態17においては、図示するように、外部からの信号
によりコントローラ83を制御し、送風装置1の運転制
御を行なうよう構成している。ここで、84は電話線や
LANケーブル、あるいは電源コード等からなる信号
線、85はコネクタ部であり、信号線84によって伝送
された制御信号はコネクタ85を介してコントローラ8
3(図示せず)に入力され、例えば、送風装置1の起
動、停止が遠隔制御される。
【0086】以上のように、この実施の形態17によれ
ば、コントローラ83を介して外部からの信号により送
風装置1の運転を制御するよう構成したため、送風装置
1近くの窓面2に限らず、室内の状態から運転と停止を
判断して、例えばパソコンなどからの信号により送風装
置1をコントロールすることが可能であり、また、遠隔
地から電話信号を送ることでコントロールすることも可
能である。
【0087】実施の形態18.また、遠隔制御の他の例
として、図32に示す実施の形態18のように、リモコ
ン86から送風装置1の信号受信部87に無線で信号を
送り、この信号受信部87で受信された信号に基づいて
てコントローラ83を制御するよう構成してもよく、一
層の操作性の向上やランニングコストの低減といった上
記と同様の効果が得られる。
【0088】実施の形態19.図33には、この発明に
よる実施の形態19の送風装置1の断面図を示す。図に
おいて、91は吸込口3の内側に取付けられた網状ヒー
タであり、このヒータ91を発熱させ、吸込口3から吸
込まれる室内空気を加温してから吹出口4および背面吹
出口11より吹出すことにより、より温度の高い空気を
窓面2に流すことができ、結露防止効果がさらに向上す
る効果がある。なお、上記以外の構成については、既に
説明したものと同様であり、説明を省略する。
【0089】実施の形態20.なお、ヒータ91の設置
位置は、図34に示すように、吹出口4の内側でもよ
く、この実施の形態20では、モータ8が加温された空
気にさらされることがないため、モータ8の冷却設計が
容易になる効果がある。
【0090】実施の形態21.また、ヒータのその他の
設置位置として、図35に示すように、ガイドプレート
5の内面に面状のヒータ92を設けてもよい。
【0091】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果が得られる。
【0092】外部に開口する吸込口および吹出口を有す
る箱体と、前記箱体内に固定され、前記吸込口から前記
箱体内に空気を吸込んで前記吹出口から前記箱体外へと
該空気を吹き出す送風機とを備え、前記吹出口から吹出
される空気流を固体面に沿って流動させることにより前
記固体面上での結露を防止するよう構成した送風装置に
おいて、前記吹出口を前記箱体の側面に少なくとも2つ
設けるとともに、前記吹出口から吹き出される各空気流
が、前記箱体の中心から互いに遠ざかる方向に吹き出さ
れるよう構成したため、コンパクトな送風装置で前記固
体面上に送風することができ、設置性が向上する効果が
ある。
【0093】また、外部に開口する吸込口および吹出口
を有する箱体と、前記箱体内に固定され、前記吸込口か
ら前記箱体内に空気を吸込んで前記吹出口から前記箱体
外へと該空気を吹き出す送風機とを備え、前記吹出口か
ら吹出される空気流を固体面に沿って流動させることに
より前記固体面上での結露を防止するよう構成した送風
装置において、前記吹出口を前記箱体の側面に設けると
ともに、前記吹出口から吹き出される空気流が、前記箱
体の中心から外径方向に、前記箱体の周囲180度以上
にわたって互いに拡散する方向に吹き出されるよう構成
したため、コンパクトな送風装置で前記固体面上に送風
することができ、設置性が向上する効果がある。
【0094】また、外部に開口する吸込口および吹出口
を有する箱体と、前記箱体内に固定され、前記吸込口か
ら前記箱体内に空気を吸込んで前記吹出口から前記箱体
外へと該空気を吹き出す送風機とを備え、前記吹出口か
ら吹出される空気流を固体面に沿って流動させることに
より前記固体面上での結露を防止するよう構成した送風
装置において、前記吹出口を前記箱体の側面に周方向に
回転可能に設けたため、コンパクトな送風装置で前記固
体面上に送風することができ、設置性が向上する効果が
ある。
【0095】また、前記吹出口を、前記箱体の側面全周
に設けたため、前記固体面上のより広い範囲に送風でき
る効果がある。
【0096】また、前記吹出口の開口角度の合計を90
度〜270度の範囲に設定したため、前記吹出口から吹
出される空気流の到達距離を長くすることができ、より
広い面積での結露防止を行うことができる効果がある。
【0097】また、前記箱体の前面に前記吸込口を形成
するとともに、前記箱体の内部には、前記箱体の側面に
沿って形成され、前記吸込口と前記吹出口を連通する風
洞と、前記風洞内に同軸状に配置され、前記箱体の背面
を形成するガイドプレートとにより遠心ディフューザー
風路を形成するベルマウスと、前記ベルマウス内に同軸
状に回転可能に配置された羽根車と、前記ガイドプレー
トに固定され、回転軸端に前記羽根車を装着したモータ
とを備え、前記羽根車と前記モータとによって構成され
た前記送風機を駆動することによって、前記箱体の前面
の前記吸込口から吸込まれた空気が前記ガイドプレート
によって方向を変換され、前記箱体の側面の前記吹出口
から吹出されるよう構成したため、前記吸込口の面積を
広く確保することができ、空気の送風量が増加する効果
がある。
【0098】また、前記箱体の前面に前記吸込口を形成
するとともに、前記箱体の内部には、前記箱体の側面に
沿って形成され、前記吸込口と前記吹出口を連通する風
洞と、前記風洞内に同軸状に配置され、前記箱体の背面
を形成するガイドプレートとにより遠心ディフューザー
風路を形成するベルマウスと、前記ベルマウス内に同軸
状に回転可能に配置された羽根車と、前記箱体の前面に
固定され、回転軸端に前記羽根車を装着したモータとを
備え、前記羽根車と前記モータとによって構成された前
記送風機を駆動することによって、前記箱体の前面の前
記吸込口から吸込まれた空気が前記ガイドプレートによ
って方向を変換され、前記箱体の側面の前記吹出口から
吹出されるよう構成したため、送風装置の軸方向の厚み
を薄くできる効果がある。
【0099】また、前記ガイドプレートに、前記風洞か
ら吹出される空気流の一部を前記箱体外に吹出す背面吹
出口を設けたため、送風装置の背面にある固体面にも送
風可能となる効果がある。
【0100】また、前記モータの回転軸と前記吹出口か
ら吹出される空気流とのなす角度(θ1)を80度以下
としたため、前記固体面に向けて空気流を流すことがで
き、結露防止効果が向上する効果がある。
【0101】また、前記モータの回転軸と前記ガイドプ
レートの端部とのなす角度(θ2)を80度以下とした
ため、前記固体面に向けて空気流を流すことができ、結
露防止効果が向上する効果がある。
【0102】また、前記固体面の垂線と前記吹出口から
吹出される空気流とのなす角度(θ 3)を80度以下と
したため、前記固体面に向けて空気流を流すことがで
き、結露防止効果が向上する効果がある。
【0103】また、前記固体面の垂線と前記ガイドプレ
ートの端部とのなす角度(θ4)を80度以下としたた
め、前記固体面に向けて空気流を流すことができ、結露
防止効果が向上する効果がある。
【0104】また、前記吹出口に、吹出される空気流の
方向を変更可能なガイドを備えたため、前記固体面に向
けて空気流を流すことができ、結露防止効果が向上する
効果がある。
【0105】また、前記箱体の側面に、前記箱体外から
前記箱体内へと空気を吸込む側面吸込口を備えたため、
前記吸込口がカーテン等で塞がれた場合でも、充分な送
風量を得ることができ、効果的に結露が防止される効果
がある。
【0106】また、前記箱体に、前記吹出口との間隔を
設けるための脚部を設けたため、送風装置を床面に設置
した場合にも、結露水が溜まりやすい床面方向へ空気流
を流すことができ、カビ等の発生を防止できる効果があ
る。
【0107】また、前記箱体の背面に、20mm以上の
段差を形成したため、引き違い窓等に設置した場合に
も、送風装置を前記固体面に近づけることができ、結露
防止効果を高めることができる効果がある。
【0108】また、前記吸込口の前方に位置し、前記吸
込口との間隔を所定距離だけあけることのできる支持部
を備えたため、前記吸込口の前方にカーテン等が配置さ
れた場合にも、カーテンによって前記吸込口が塞がれる
ことがなく、必要な風量を確保することが可能で、充分
な結露防止効果が得られる効果がある。
【0109】また、前記箱体を前記固体面に対して一定
位置に保持する保持手段として、前記箱体を上方から吊
り下げる吊り下げ手段を備えたため、室内上部の比較的
温度の高い空気を吹出すことができ、より一層結露が防
止できる効果がある。
【0110】また、前記箱体を前記固体面に対して一定
位置に保持する保持手段として、前記固体面に吸着する
吸盤を備えたため、前記固体面に手軽に設置することが
できる効果がある。
【0111】また、前記箱体を前記固体面に対して一定
位置に保持する保持手段として、前記固体面に固定され
る固体面用取付具と、前記固体面用取付具と別体に構成
され、一方を前記固体面用取付具に連結されるとともに
他方を前記箱体に固定される箱体用取付具を用いたた
め、送風装置の設置が容易になる効果がある。
【0112】また、前記箱体にカーテンを固定するカー
テン固定部を設けたため、前記カーテンと送風装置と間
に隙間ができにくく、美観が向上する効果がある。
【0113】また、周囲の空気の露点温度を検出する露
点センサーと、前記固体面近傍の温度を検出する温度セ
ンサーと、前記露点センサーおよび前記温度センサーの
出力に基づいて前記送風機の動作を自動制御するコント
ローラとを備えたため、送風装置の操作性が向上すると
ともに、不要な送風動作を停止することができ、ランニ
ングコストが低減される効果がある。
【0114】また、前記コントローラを遠隔操作によっ
て制御するよう構成したため、より操作性が向上する効
果がある。
【0115】また、この発明に係る送風装置は、前記吸
込口から吸込まれた空気を加熱するヒータを備えたた
め、前記吹出口から吹出される空気流の温度が上昇し、
より結露防止効果が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による送風装置を示
す構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1による送風装置の断
面構造図。
【図3】 この発明の実施の形態1のガイドプレートの
形状を示す構造図。
【図4】 この発明の実施の形態1の他の構成例を示す
構成図。
【図5】 この発明の実施の形態2による送風装置の断
面構造図。
【図6】 この発明の実施の形態3による送風装置の断
面構造図。
【図7】 この発明の実施の形態4による送風装置の断
面構造図。
【図8】 この発明の実施の形態4による送風装置の他
の断面を表わす断面構造図。
【図9】 この発明の実施の形態5による送風装置の断
面構造図。
【図10】 この発明の実施の形態6による送風装置の
断面構造図。
【図11】 この発明の実施の形態6による送風装置の
円盤状ガイドプレートの形状を示す構成図。
【図12】 この発明の実施の形態6による送風装置の
円盤状ガイドプレートの他の構成例を示す構成図。
【図13】 この発明の実施の形態7による送風装置の
断面構造図。
【図14】 この発明の実施の形態8による送風装置の
断面構造図。
【図15】 この発明の実施の形態9による送風装置の
断面構造図。
【図16】 この発明の実施の形態10による送風装置
の外観図。
【図17】 この発明の実施の形態10による送風装置
において支持部を上に回転した場合の外観図。
【図18】 この発明の実施の形態11による送風装置
の設置状態を表わす外観図。
【図19】 この発明の実施の形態12による送風装置
の構成図。
【図20】 この発明の実施の形態12による送風装置
の設置状態を表わす外観図。
【図21】 この発明の実施の形態13による送風装置
の取付け方法を表わす構成図。
【図22】 この発明の実施の形態13による送風装置
の凸型取付け金具の構成を表わす外観図。
【図23】 この発明の実施の形態13による送風装置
の他の取付け金具の構成を表わす外観図。
【図24】 この発明の実施の形態13による送風装置
の他の取付け方法を表わす構成図。
【図25】 この発明の実施の形態14による送風装置
の断面図。
【図26】 この発明の実施の形態14においてカーテ
ン固定部を設けない場合の設置状態を表わす外観図。
【図27】 この発明の実施の形態14においてカーテ
ン固定部を設けた場合の設置状態を表わす外観図。
【図28】 この発明の実施の形態15による送風装置
の設置状態を表わす外観図。
【図29】 この発明の実施の形態16による送風装置
の断面構造図。
【図30】 この発明の実施の形態16による送風装置
の制御方式を表わす説明図。
【図31】 この発明の実施の形態17による送風装置
の断面構造図。
【図32】 この発明の実施の形態18による送風装置
の断面構造図。
【図33】 この発明の実施の形態19による送風装置
の断面構造図。
【図34】 この発明の実施の形態20による送風装置
の断面構造図。
【図35】 この発明の実施の形態21による送風装置
の断面構造図。
【図36】 従来の送風装置の構成を表わす外観図。
【図37】 従来の送風装置の断面構造図。
【符合の説明】
1 送風装置 2 窓面(固体面) 3 吸込口 4 吹出口 5 ガイドプレート 6 風洞 7 ベルマウス 8 モータ 9 羽根車 11 背面吹出口 13 脚部 15 ガイドプレート端部 16 回転軸 17 窓面(固体面)に垂直な直線 19 ガイドプレート端部 20 ガイド 21 箱体 22 送風機 23 遠心ディフューザー風路 34 吹出口 41、46 段差を持つガイドプレート 47、48 背面吹出口 51 側面吸込口 52 支持部(保持手段) 56 吊り具(吊り下げ手段) 57 ワイヤ(吊り下げ手段) 60 吸盤(保持手段) 62 凸型取付け金具(固体面用取付具) 63 突出部(固体面用取付具) 64 受け部(箱体用取付具) 65 固定ネジ(固体面用取付具) 66 凹型取付け金具(固体面用取付具) 67 差し込み部(固体面用取付具) 68 固定ネジ(固体面用取付具) 69 固定部(箱体用取付具) 72 カーテン固定部 81 露点センサー 82 温度センサー 83 コントローラ 91 網状ヒータ(ヒータ) 93 面状ヒータ(ヒータ) B、C 段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24H 3/04 302 F24H 3/04 302 (72)発明者 岩村 義巳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 清水 光 岐阜県中津川市駒場町1番3号 株式会社 メルコエアテック内 (72)発明者 篠塚 新 岐阜県中津川市駒場町1番3号 株式会社 メルコエアテック内 Fターム(参考) 2E036 RA03 RB03 RC02 SA01 SA04 3H021 AA01 BA06 CA09 DA13 3H034 AA02 BB02 BB06 BB08 BB20 CC03 DD02 DD06 DD12 DD28 EE02 EE15 3L028 BA01 BA02 BB04 BD01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に開口する吸込口および吹出口を有
    する箱体と、前記箱体内に固定され、前記吸込口から前
    記箱体内に空気を吸込んで前記吹出口から前記箱体外へ
    と該空気を吹き出す送風機とを備え、前記吹出口から吹
    出される空気流を固体面に沿って流動させることにより
    前記固体面上での結露を防止するよう構成した送風装置
    において、前記吹出口を前記箱体の側面に少なくとも2
    つ設けるとともに、前記吹出口から吹き出される各空気
    流が、前記箱体の中心から互いに遠ざかる方向に吹き出
    されるよう構成したことを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】 外部に開口する吸込口および吹出口を有
    する箱体と、前記箱体内に固定され、前記吸込口から前
    記箱体内に空気を吸込んで前記吹出口から前記箱体外へ
    と該空気を吹き出す送風機とを備え、前記吹出口から吹
    出される空気流を固体面に沿って流動させることにより
    前記固体面上での結露を防止するよう構成した送風装置
    において、前記吹出口を前記箱体の側面に設けるととも
    に、前記吹出口から吹き出される空気流が、前記箱体の
    中心から外径方向に、前記箱体の周囲180度以上にわ
    たって互いに拡散する方向に吹き出されるよう構成した
    ことを特徴とする送風装置。
  3. 【請求項3】 外部に開口する吸込口および吹出口を有
    する箱体と、前記箱体内に固定され、前記吸込口から前
    記箱体内に空気を吸込んで前記吹出口から前記箱体外へ
    と該空気を吹き出す送風機とを備え、前記吹出口から吹
    出される空気流を固体面に沿って流動させることにより
    前記固体面上での結露を防止するよう構成した送風装置
    において、前記吹出口を前記箱体の側面に周方向に回転
    可能に設けたことを特徴とする送風装置。
  4. 【請求項4】 前記吹出口を、前記箱体の側面全周に設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    送風装置。
  5. 【請求項5】 前記吹出口の開口角度の合計を90度〜
    270度の範囲に設定したことを特徴とする請求項3に
    記載の送風装置。
  6. 【請求項6】 前記箱体の前面に前記吸込口を形成する
    とともに、前記箱体の内部には、前記箱体の側面に沿っ
    て形成され、前記吸込口と前記吹出口を連通する風洞
    と、前記風洞内に同軸状に配置され、前記箱体の背面を
    形成するガイドプレートとにより遠心ディフューザー風
    路を形成するベルマウスと、前記ベルマウス内に同軸状
    に回転可能に配置された羽根車と、前記ガイドプレート
    に固定され、回転軸端に前記羽根車を装着したモータと
    を備え、前記羽根車と前記モータとによって構成された
    前記送風機を駆動することによって、前記箱体の前面の
    前記吸込口から吸込まれた空気が前記ガイドプレートに
    よって方向を変換され、前記箱体の側面の前記吹出口か
    ら吹出されるよう構成したことを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の送風装置。
  7. 【請求項7】 前記箱体の前面に前記吸込口を形成する
    とともに、前記箱体の内部には、前記箱体の側面に沿っ
    て形成され、前記吸込口と前記吹出口を連通する風洞
    と、前記風洞内に同軸状に配置され、前記箱体の背面を
    形成するガイドプレートとにより遠心ディフューザー風
    路を形成するベルマウスと、前記ベルマウス内に同軸状
    に回転可能に配置された羽根車と、前記箱体の前面に固
    定され、回転軸端に前記羽根車を装着したモータとを備
    え、前記羽根車と前記モータとによって構成された前記
    送風機を駆動することによって、前記箱体の前面の前記
    吸込口から吸込まれた空気が前記ガイドプレートによっ
    て方向を変換され、前記箱体の側面の前記吹出口から吹
    出されるよう構成したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載の送風装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイドプレートに、前記風洞から吹
    出される空気流の一部を前記箱体外に吹出す背面吹出口
    を設けたことを特徴とする請求項5または請求項6に記
    載の送風装置。
  9. 【請求項9】 前記モータの回転軸と前記吹出口から吹
    出される空気流とのなす角度(θ1)が80度以下であ
    ることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか
    に記載の送風装置。
  10. 【請求項10】 前記モータの回転軸と前記ガイドプレ
    ートの端部とのなす角度(θ2)が80度以下であるこ
    とを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の送風装置。
  11. 【請求項11】 前記固体面の垂線と前記吹出口から吹
    出される空気流とのなす角度(θ3)が80度以下であ
    ることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか
    に記載の送風装置。
  12. 【請求項12】 前記固体面の垂線と前記ガイドプレー
    トの端部とのなす角度(θ4)が80度以下であること
    を特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載
    の送風装置。
  13. 【請求項13】 前記吹出口に、吹出される空気流の方
    向を変更可能なガイドを備えたことを特徴とする請求項
    5ないし請求項11のいずれかに記載の送風装置。
  14. 【請求項14】 前記箱体の側面に、前記箱体外から前
    記箱体内へと空気を吸込む側面吸込口を備えたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の
    送風装置。
  15. 【請求項15】 前記箱体に、前記吹出口との間隔を設
    けるための脚部を設けたことを特徴とする請求項1ない
    し請求項12のいずれかに記載の送風装置。
  16. 【請求項16】 前記箱体の背面に、20mm以上の段
    差を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項1
    2のいずれかに記載の送風装置。
  17. 【請求項17】 前記吸込口の前方に位置し、前記吸込
    口との間隔を所定距離だけあけることのできる支持部を
    備えたことを特徴とする請求項5ないし請求項12のい
    ずれかに記載の送風装置。
  18. 【請求項18】 前記箱体を前記固体面に対して一定位
    置に保持する保持手段として、前記箱体を上方から吊り
    下げる吊り下げ手段を備えたことを特徴とする請求項1
    ないし請求項16のいずれかに記載の送風装置。
  19. 【請求項19】 前記箱体を前記固体面に対して一定位
    置に保持する保持手段として、前記固体面に吸着する吸
    盤を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項16
    のいずれかに記載の送風装置。
  20. 【請求項20】 前記箱体を前記固体面に対して一定位
    置に保持する保持手段として、前記固体面に固定される
    固体面用取付具と、前記固体面用取付具と別体に構成さ
    れ、一方を前記固体面用取付具に連結されるとともに他
    方を前記箱体に固定される箱体用取付具を用いたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれかに記載
    の送風装置。
  21. 【請求項21】 前記箱体にカーテンを固定するカーテ
    ン固定部を設けたことを特徴とする請求項19に記載の
    送風装置。
  22. 【請求項22】 周囲の空気の露点温度を検出する露点
    センサーと、前記固体面近傍の温度を検出する温度セン
    サーと、前記露点センサーおよび前記温度センサーの出
    力に基づいて前記送風機の動作を自動制御するコントロ
    ーラとを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載の送風装置。
  23. 【請求項23】 前記コントローラを遠隔操作によって
    制御するよう構成したことを特徴とする請求項21に記
    載の送風装置。
  24. 【請求項24】 前記吸込口から吸込まれた空気を加熱
    するヒータを備えたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の送風装置。
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