JPH11234367A - 携帯通信機器 - Google Patents

携帯通信機器

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JPH11234367A
JPH11234367A JP10031330A JP3133098A JPH11234367A JP H11234367 A JPH11234367 A JP H11234367A JP 10031330 A JP10031330 A JP 10031330A JP 3133098 A JP3133098 A JP 3133098A JP H11234367 A JPH11234367 A JP H11234367A
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Masato Kitazoe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全キー応答機能を有する場合であってもユーザ
の意思に反して不用意に着信に応答し、あるいは通話に
移行してしまわない。 【解決手段】キー入力部20に設けられた全キー中の特定
キーの操作を検出し、着信時に上記特定キーの操作を検
出した場合には上記全キー応答機能による通話への移行
を表示部21でメッセージ通知する制御部17を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばページング
受信機や携帯電話、PHSなどの携帯通信機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にアナログ/デジタル携帯電話やP
HS(Personal Handyphone Sy
stem)等の携帯通信機器で、着信の際には「通話」
キー以外のいずれのキーを操作しても直ちに応答可能と
して、着信から迅速に通話に移行できるようにした全キ
ー応答機能(所謂エニーキーアンサー機能)を有するも
のが多く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記全キ
ー応答機能にあっては、例えば送信先の呼出番号をデー
タ入力している際などの比較的複雑な連続したキー操作
を行なっている最中に着信があった場合、着信があった
ことに気付かないままに応答してしまい、ユーザの意思
に反して通話状態に移行してしまうということがあり得
る。
【0004】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、全キー応答機能を
有する場合であってもユーザの意思に反して不用意に着
信に応答し、あるいは通話に移行してしまうことのない
携帯通信機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
キー入力部に設けられた全キーのいずれを操作しても着
信に応答可能な全キー応答機能を備えた携帯通信機器に
おいて、特定機能の使用中か否かを検出する検出手段
と、着信時に上記検出手段により上記特定機能の使用中
であることを検出した場合には、上記全キー応答機能に
よる通話への移行を報知する報知手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0006】このような構成とすれば、連続したキー操
作を必要とするような特定の作業環境下で着信があり、
キー操作によって応答して通話に移行するような際に
は、必ずその旨を例えば音声と表示によりメッセージ報
知するようにしたため、不用意に通話に移行してしまう
のを確実に防止できる。
【0007】請求項2記載の発明は、キー入力部に設け
られた全キーのいずれを操作しても着信に応答可能な全
キー応答機能を備えた携帯通信機器において、特定機能
の使用中であるか否かを検出する検出手段と、着信時に
上記検出手段により上記特定機能の使用中であることを
検出した場合には、上記全キー応答機能を一時的にキャ
ンセルする機能制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0008】このような構成とすれば、連続したキー操
作を必要とするような特定の作業環境下で着信があるよ
うな際には、一時的に全キー応答機能をキャンセルする
ようにしたため、不用意に着信に応答してしまうのを確
実に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を全キー応答機能を有
するPHS端末機に適用した場合の実施の一形態につい
て図面を参照して説明する。図1はPHS端末機10の
回路構成を示すもので、11はアンテナである。このア
ンテナ11には送受信部12を接続している。この送受
信部12は周波数変換部とモデムで構成されるもので、
周波数変換部の受信側では、アンテナ21から入力され
た信号が送信/受信を振り分けるアンテナスイッチを介
して入力され、PLLシンセサイザから出力される所定
周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9G
Hz帯から1MHz付近のIF信号に周波数変換する。
【0010】一方、送信側では、モデムから入力された
π/4シフトQPSKの変調波をPLLシンセサイザか
ら出力される所定周波数の局部発振信号と混合すること
により1.9GHz帯に周波数変換し、上記アンテナス
イッチを介してアンテナ11より輻射するようにしてい
る。
【0011】また、モデムの受信側では、周波数変換部
からのIF信号が復調されIQデータに分離され、デー
タ列になって通信制御部13に転送するようにしてい
る。一方、送信側では、通信制御部13から転送されて
きたデータからIQデータを生成し、π/4シフトQP
SKに変調して周波数変換部に出力する。
【0012】そして、この送受信部12に、通信制御部
13、音声処理部14を順に接続し、この音声処理部1
4に受話側のスピーカ15及び送話側のマイクロフォン
16を接続している。
【0013】ここで、通信制御部13はフレーム同期及
びスロットのデータフォーマット処理を行なうもので、
受信側では、送受信部12のモデムから送られてくる受
信データから所定タイミングで1スロット分のデータを
取出し、このデータの中からユニークワード(同期信
号)を抽出してフレーム同期をとり、且つ制御データ部
と音声データ部または通信データ部のスクランブルなど
を解除した後、制御データ及び通信データ部は後述する
制御部17に送り、音声データは音声処理部14に転送
する。
【0014】一方、送信側では、音声処理部14から送
られてくる音声データまたは制御部17から送られてく
る通信データ部に制御データなどを付加し、スクランブ
ルなどをかけた後にユニークワードなどを付加して1ス
ロット分の送信データを作成し、所定タイミングでフレ
ーム内の所定スロットに挿入して送受信部12のモデム
に送出する。
【0015】音声処理部14は、スピーチコーディック
及びPCMコーディックにより構成され、このうちスピ
ーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸長処理
を行なうもので、受信側では、通信制御部23から送ら
れてきたADPCM音声信号(4ビット×8KHz=3
2Kbps)をPCM音声信号(8ビット×8KHz=
64Kbps)に復号化することにより伸長してPCM
コーディックに出力する。一方、送信側では、PCMコ
ーディックから送られてきたPCM音声信号をADPC
M音声信号に符号化することにより圧縮して通信制御部
13に出力する。
【0016】また、PCMコーディックは、アナログ/
デジタル変換処理を行なうもので、受信側では、スピー
チコーディックから送られてくるPCM音声信号をD/
A変換してアナログ音声信号をスピーカ15に出力す
る。一方、送信側では、マイクロフォン16から入力さ
れたアナログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号
をスピーチコーディックに出力する。
【0017】そして、これら送受信部12、通信制御部
13、及び音声処理部14には、制御部17を接続し、
この制御部17にROM18、RAM19、キー入力部
20、及び表示部21を接続している。
【0018】ここで制御部17は、所定のプロトコルに
基づいて装置全体を制御するもので、ROM18は通話
時及びデータ通信時を含む制御部17での制御動作プロ
グラムを固定記憶し、またRAM19は制御部17での
制御により取扱われる通信データを含むデータを一時記
憶する送信バッファ、受信バッファ、送信スロットバッ
ファ、受信スロットバッファ、各種カウンタ等を有する
ものである。このRAM19内に記憶しているデータ
は、電源スイッチの投入状態に関係なく常時電源バック
アップされるものとする。
【0019】キー入力部20は各機能を設定するキー操
作信号を制御部17に入力するためのもので、電源スイ
ッチ、ダイヤルキー、通話キー、「切」キー、機能選択
キー等を有する。
【0020】表示部21は例えばドットマトリクスタイ
プの液晶表示パネルとその駆動回路で構成され、各種制
御のための入力データ及び結果、データ伝送状態などを
表示するものである。
【0021】次いで上記実施の形態の動作について説明
する。図2は通常の着信の待機状態から着信があって、
これに応答し、通話状態に移行するまでの間の主として
制御部17による処理内容を例示するものである。同図
では、その当初に着信のあるのを待機し(ステップA
1)、着信があったと判断した時点で、次に予め特定さ
れている、例えば送信先名と電話番号とからなる電話帳
データの入力モードなどの連続したキー操作を行なう環
境下(例えば、電話帳データ入力モード等の特定モード
使用中)にあるか否かを判断する(ステップA2)。
【0022】ここで特定のキー操作環境下にはないと判
断した場合には、そのまま全キー応答機能を活用したキ
ー入力部20のいずれかのキーが操作されるのを待機し
(ステップA3)、いずれかのキーが操作された時点で
応答操作がなされたものとして速やかに回線を接続して
通話状態に移行する(ステップA4)。
【0023】また、上記ステップA2で着信時に特定の
キー操作環境下にあると判断した場合には、まず全キー
応答機能を活用したキー入力部20のいずれかのキーが
操作されるのを待機し(ステップA5)、いずれかのキ
ーが操作された時点で応答操作がなされたものとして、
通話状態に移行することをユーザに通知する(ステップ
A6)。
【0024】図3はこのとき表示部21で表示されるメ
ッセージを例示するものである。同図では、電界強度表
示31、充電池残容量表示32、「電話長データ入力」
の文字によるモード表示33と併せて、「着信ニ応答シ
タノデ通話ニ移行シマス」の文字によるメッセージ表示
34がなされている状態を示す。
【0025】このような通話への移行のメッセージ通知
を行なうと同時に、速やかに回線を接続して通話状態に
移行する(ステップA4)。なお、上記図3は通話状態
へ移行することを表示部21で文字によるメッセージと
して表示出力する場合について例示したものであるが、
ユーザの任意設定により上記表示出力に代えて、あるい
は併せて、マイクロフォン16から音声メッセージによ
る通知を行なうようにしてもよい。
【0026】しかるに、上記図2で説明したような動作
を行なうことにより、連続したキー操作を必要とするよ
うな特定の作業環境下で着信があり、キー操作によって
応答して通話に移行するような際には、必ずその旨をユ
ーザに対して表示及び/または音声でメッセージで通知
するようにした。そのため、ユーザが着信に気付かずに
不用意に通話に移行してしまうのを確実に防止すること
ができる。
【0027】また、上記図2の動作では、着信時に特定
のキー操作環境下にあると判断した場合でも、全キー応
答機能による通話状態への移行を行なうものとしたが、
そのような環境下では全キー応答機能を一時的に解除
し、キー入力部20の「通話」キーを操作することによ
ってのみ応答することができるようにしてもよい。
【0028】以下このような動作を本実施の形態の他の
動作例として説明する。図4は通常の着信の待機状態か
ら着信があってこれに応答し、通話状態に移行するまで
の間の主として制御部17による処理内容を例示するも
のである。同図では、その当初に着信のあるのを待機し
(ステップB1)、着信があったと判断した時点で、次
に予め特定されている、例えば送信先名と電話番号とか
らなる電話帳データの入力モードなどの連続したキー操
作を行なう環境下(例えば、電話帳データ入力モード等
の特定モード使用中)にあるか否かを判断する(ステッ
プB2)。
【0029】ここで特定のキー操作環境下にはないと判
断した場合には、そのまま全キー応答機能を活用したキ
ー入力部20のいずれかのキーが操作されるのを待機し
(ステップB3)、いずれかのキーが操作された時点で
応答操作がなされたものとして速やかに回線を接続して
通話状態に移行する(ステップB4)。
【0030】また、上記ステップB2で着信時に特定の
キー操作環境下にあると判断した場合には、全キー応答
機能を一時的にキャンセルし、例えばキー入力部20の
「通話」キーの操作のみによって通話に移行できるもの
とする(ステップB5)。
【0031】図5はこのとき併せて表示部21で表示さ
れるメッセージを例示するものである。同図では、電界
強度表示31、充電池残容量表示32、「電話長データ
入力」の文字によるモード表示33と併せて、「着信ニ
応答スルタメニ「通話」キーヲ操作シテクダサイ」の文
字によるガイドメッセージ表示35がなされている状態
を示す。
【0032】このような通話への移行に必要なキー操作
のガイドメッセージ通知を行なった後、実際にキー入力
部20の「通話」キーが操作されるのを待機し(ステッ
プB6)、「通話」キーが操作された時点で応答操作が
なされたものとして、速やかに回線を接続して通話状態
に移行する(ステップA4)。
【0033】なお、図示はしないが、上記通話の終了後
には、これを判断して自動的に全キー応答機能を実行す
る状態に復帰することは勿論である。また、上記図5は
通話状態への移行に必要な「通話」キーの操作による応
答を表示部21で文字によるガイドメッセージとして表
示出力する場合について例示したものであるが、ユーザ
の任意設定により上記表示出力に代えて、あるいは併せ
て、マイクロフォン16から音声ガイドメッセージによ
る通知を行なうようにしてもよい。
【0034】しかるに、上記図4で説明したような動作
を行なうことにより、連続したキー操作を必要とするよ
うな特定の作業環境下で着信があるような際には、一時
的に全キー応答機能をキャンセルするようにした。その
ため、ユーザが不用意に着信に応答してしまうのを確実
に防止できる。
【0035】なお、上記実施の形態では、図示しなかっ
たが、特定の作業環境下で着信し、通話に移行した後、
自動的に通話前の特定作業環境下に戻るようにしてもよ
い。また、上記実施の形態は本発明をPHS端末機に適
用した場合について示したものであるが、本発明はこれ
に限るものではなく、ページング受信機アナログ/デジ
タル携帯電話、小電力トランシーバ等、着信の報知に対
してキー操作を行なうような携帯通信機器であればいず
れにも適用することが可能である。その他、本発明はそ
の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施すること
が可能であるものとする。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、連続した
キー操作を必要とするような特定の作業環境下で着信が
あり、キー操作によって応答して通話に移行するような
際には、必ずその旨を例えば音声と表示によりメッセー
ジ報知するようにしたため、不用意に通話に移行してし
まうのを確実に防止できる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、連続したキ
ー操作を必要とするような特定の作業環境下で着信があ
るような際には、一時的に全キー応答機能をキャンセル
するようにしたため、不用意に着信に応答してしまうの
を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る回路構成を示すブ
ロック図。
【図2】同実施の形態に係る動作の処理内容を示すフロ
ーチャート。
【図3】同実施の形態に係るメッセージ表示画面を例示
する図。
【図4】同実施の形態に係る他の動作の処理内容を示す
フローチャート。
【図5】同実施の形態に係る他の動作のメッセージ表示
画面を例示する図。
【符号の説明】
10…PHS端末機 11…アンテナ 12…送受信部 13…通信制御部 14…音声処理部 15…スピーカ 16…マイクロフォン 17…制御部 18…ROM 19…RAM 10…キー入力部 21…表示部 31…電界強度表示 32…充電池残容量表示 33…モード表示 34…メッセージ表示 35…ガイドメッセージ表示

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー入力部に設けられた全キーのいずれ
    を操作しても着信に応答可能な全キー応答機能を備えた
    携帯通信機器において、 特定機能の使用中か否かを検出する検出手段と、 着信時に上記検出手段により上記特定機能の使用中であ
    ることを検出した場合には、上記全キー応答機能による
    通話への移行を報知する報知手段とを具備したことを特
    徴とする携帯通信機器。
  2. 【請求項2】 キー入力部に設けられた全キーのいずれ
    を操作しても着信に応答可能な全キー応答機能を備えた
    携帯通信機器において、 特定機能の使用中であるか否かを検出する検出手段と、 着信時に上記検出手段により上記特定機能の使用中であ
    ることを検出した場合には、上記全キー応答機能を一時
    的にキャンセルする機能制御手段とを具備したことを特
    徴とする携帯通信機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010258647A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Ntt Docomo Inc 通信端末及び着信制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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