JPH1123356A - 感震器 - Google Patents

感震器

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Publication number
JPH1123356A
JPH1123356A JP17938997A JP17938997A JPH1123356A JP H1123356 A JPH1123356 A JP H1123356A JP 17938997 A JP17938997 A JP 17938997A JP 17938997 A JP17938997 A JP 17938997A JP H1123356 A JPH1123356 A JP H1123356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seismic
case
resistor
outer case
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP17938997A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Fujikake
章雄 藤掛
Mitsuru Ezuka
満 江塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP17938997A priority Critical patent/JPH1123356A/ja
Publication of JPH1123356A publication Critical patent/JPH1123356A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で製造を容易にし、リニアなダン
ピング特性を持つようにする。 【解決手段】 外ケース8の底部に突起81を設け、こ
こに複数本の腕部113と抵抗板部を持つ抵抗体11を
係合させるとともに、腕部113は感震ケース1と係合
させ、さらに、外ケース8の底部には流体13を注入
し、抵抗体11の抵抗板部がこれに浸漬されるように構
成することで、構造,製造を容易にしリニアなダンピン
グ特性が得られるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスメータに内
蔵されるプリント基板や、その他のガス器具などに取り
付けられ、地震などの振動が所定の基準を越えたことを
感知してスイッチ信号を出力し、災害の発生を防止する
振動検出センサとしての感震器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、かかる感震器には、傾いて取り
付けられた状態での特性変化を抑制するために、自動水
平保持機能を持たせたものが多い。このような自動水平
保持機能を持たせた感震器として、特開平6−1601
65号公報に示されるものがある。その感震器の断面図
を図4に示す。この感震器では、取付容器である外ケー
ス8に支持された吊り下げ軸体20の下部の半球状支持
部で感震ケース1を揺動自在に支持して、水平姿勢を保
持するようにしている。さらに、この半球状支持部と感
震ケース1の軸受部との間に、流体21を封入し、場合
によってはその外周部をシール部材で包み込む構造とし
ている。
【0003】この流体21の封入は、外ケース8と感震
ケース1との間に相対的な回動力が働いた場合に、流体
21による流体抵抗でダンピング機能を持たせ、感震ケ
ース1の過剰な揺れを抑制するためである。この場合の
振動に対応したオン/オフ信号の出力接点構造は、振動
による球体2の水平運動をアクチュエータ(可動子)3
の上下運動に変換し、可動接点4を上下させ、固定接点
4Aをオン/オフさせる構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図4に
示すものは、外ケースと感震ケースとの間に相対的な回
動力が働いた場合に、軸受部に封入した流体によってダ
ンピング機能を持たせているが、密閉可動構造にするた
めには高度な技術と精密な加工装置を必要とし、コスト
高になる。さらには、少スペース内に流体を密閉するた
め、形状の僅かな誤差によっても流体抵抗が大きく変化
するため、リニアなダンピング特性を得ることが難しい
という問題がある。したがって、この発明の課題は、構
造が簡単で、製造が容易で、リニアなダンピング特性を
持たせることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
べく、請求項1の発明では、傾斜面を有する座および球
体からなる振動系と、この球体の水平方向の運動を接点
のオン,オフ信号に変換するアクチュエータとを感震ケ
ース内に収容して外ケースにより支持し、外部から加わ
る振動または衝撃を検出する感震器において、前記外ケ
ースの底部に突起を設け、この突起に複数本の腕部と抵
抗板部とを持つ抵抗体を係合させるとともに、前記腕部
は前記感震ケースと係合させ、かつ、外ケース底部には
流体を注入し、これに前記抵抗板部が侵漬されるように
している。
【0006】上記請求項1の発明では、前記感震ケース
と抵抗体から延びた腕部との係合点が、前記外ケースと
感震ケース間の支点と、外ケースと前記抵抗体間の支点
との間のほぼ中間点に位置するように構成することがで
き(請求項2の発明)、前記抵抗体の複数の腕部を、互
いに120度ずつ離して形成することができる(請求項
3の発明)。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態を示
す断面図、図2は抵抗体の具体例を示す上面図である。
すなわち、感震ケース1内には、転動自在の球体2が組
み込まれている。この球体2の図1の左右方向の転動に
より、アクチュエータ3が上下方向に操作されて可動接
点4が押され、その結果、図示されない固定接点と接触
する。この可動接点4と固定接点は、リード線5により
端子板6にそれぞれ電気的に接続され、したがって、球
体2の転動に伴って端子板6間は、電気的なオン/オフ
を繰り返すことになる。
【0008】感震ケース1の上部には取付板7が設けて
あり、一方、外ケース8には支持板9が設けてある。そ
れぞれが支点10にて係合されており、これにより、感
震ケース1は外ケース8に対して支点10で回動自在に
支持されている。外ケース8の下部には突起81が設け
てあり、ここに図2に示す抵抗体11に設けた支点11
1が係合する。また、抵抗体11の支点111の周囲は
リング状の抵抗板部112とされている。さらに、抵抗
板部112の周囲からは、複数本の腕部113が延びて
おり、その先端は感震ケース1と係合される。
【0009】上記腕部113の感震ケース1との係合点
は、取付板7と支持板9の係合支点10と、外ケース8
と抵抗体11との係合支点12とのほぼ中央部、すなわ
ち、図1に示す寸法aとbをほぼ等しくしている。外ケ
ース8の底部には、オイルまたはシリコンゲル等からな
る流体13が注入され、抵抗板部112が流体13に浸
漬され、抵抗体11の過剰な動作を抑制するダンパ効果
を持っている。
【0010】いま、図3のように外ケース8をθ度傾け
ると流体13は位置を変えるが、抵抗板部112は浸漬
されているので、ダンパ効果は変わらない。また、抵抗
体の腕部113の感震ケース1との係合点における位置
関係の移動(図の上下方向)が少ないほど、摺動による
摩擦力の影響が小さくなるが、図1に示す寸法aとbが
等しいとき、一番小さくなる。さらに、腕部113は、
図2にも示すように、支点111に対して120度ずつ
ずらして3本設けることで、外ケース8の揺動方向とは
無関係に、制動効果を発揮させるようにしている。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、外ケースの底部に支
点を設けて、ここに抵抗体を配置し、また、抵抗体の中
央の抵抗板部をゲル中に浸漬し、さらに、抵抗体より上
方に延びた腕部を感震ケースに係合させるようにしたの
で、上記抵抗板部とゲル間の粘性により、外ケースに対
して感震ケースに相対的な回動力が加わったときでも、
過剰な揺れを防止することができる。このような構成で
は、先ず抵抗体を置き、次いでゲルを注入したのち感震
ケースを挿入する、つまり、外ケースに対してそれぞれ
の部品を積み重ねるように組み立てれば良いので、構造
が簡単で、製造も容易であるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】抵抗体の具体例を示す上面図である。
【図3】図1の動作を説明するための説明図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…感震ケース、2…球体、3…アクチュエータ、4…
可動接点、5…リード線、6…端子板、7…取付板、8
…外ケース、9…支持板、10,12,111…支点、
11…抵抗体、13…流体、81…突起、112…抵抗
板部、113…腕部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜面を有する座および球体からなる振
    動系と、この球体の水平方向の運動を接点のオン,オフ
    信号に変換するアクチュエータとを感震ケース内に収容
    して外ケースにより支持し、外部から加わる振動または
    衝撃を検出する感震器において、 前記外ケースの底部に突起を設け、この突起に複数本の
    腕部と抵抗板部とを持つ抵抗体を係合させるとともに、
    前記腕部は前記感震ケースと係合させ、かつ、外ケース
    底部には流体を注入し、これに前記抵抗板部が侵漬され
    るようにしたことを特徴とする感震器。
  2. 【請求項2】 前記感震ケースと抵抗体から延びた腕部
    との係合点が、前記外ケースと感震ケース間の支点と、
    外ケースと前記抵抗体間の支点との間のほぼ中間点に位
    置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の感
    震器。
  3. 【請求項3】 前記抵抗体の複数の腕部を、互いに12
    0度ずつ離して形成することを特徴とする請求項1に記
    載の感震器。
JP17938997A 1997-07-04 1997-07-04 感震器 Pending JPH1123356A (ja)

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JP17938997A JPH1123356A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 感震器

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JP17938997A JPH1123356A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 感震器

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JPH1123356A true JPH1123356A (ja) 1999-01-29

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JP17938997A Pending JPH1123356A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 感震器

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