JPH0979898A - 感震器 - Google Patents

感震器

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JPH0979898A
JPH0979898A JP23496295A JP23496295A JPH0979898A JP H0979898 A JPH0979898 A JP H0979898A JP 23496295 A JP23496295 A JP 23496295A JP 23496295 A JP23496295 A JP 23496295A JP H0979898 A JPH0979898 A JP H0979898A
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JP
Japan
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sphere
vibration
case
displacement
seismoscope
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Application number
JP23496295A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Ezuka
満 江塚
Makoto Okubo
誠 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が単純で、部品点数が少なく、コストの安
い感震器を得る。 【解決手段】外ケース11に固定された支持ピン18に揺動
自在に吊持された感震部の直上で支点Aより上に感震部
と一体に結合されたウェイト20を備える。また、振動検
知に導体球15を用い、その外形から離れた位置に、外部
接続端子21a,21b に接続した導電性のバネ16,17 を配置
する。ウェイト20は感震部の振動のダンパーとして働
き、導体球15と導電性バネ16,17 の接触によって球体の
変位に対応したON/OFF信号を直接出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスメータに内
蔵されるプリント基板や、その他のガス器具などに取り
付けられ、地震などの振動が所定の基準を越えたことを
感知してスイッチ信号を出力し、災害の発生を防止する
振動検出センサである感震器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、感震器には、傾いて取り付けら
れた状態での特性変化を抑制するために、自動水平保持
機能を持たせたものが多い。この様な自動水平保持機能
を持たせた感震器として、特開平6−160165号公
報に記載されたものがある。特開平6−160165号
公報に示された感震器の断面構造を図4に示す。
【0003】この感震器では、取付容器である外ケース
1に支持された吊り下げ軸体3の下部の半球状支持部で
感震ケース4を揺動自在に吊持して、水平姿勢を保たせ
るようにしている。更に、この半球状支持部と感震ケー
スの軸受部との間に、流体2を封入し、場合によっては
その外周部をシール部材で包み込む構造としている。こ
の流体2の封入は、外ケース1と感震ケース4との間に
相対的な回動力が働いた場合に、流体2による流体抵抗
でダンピング機能を持たせ、感震ケース4の過剰な揺れ
を抑制するためのものである。
【0004】この場合の振動に対応したON/OFF信
号の出力接点構造は、振動による球体5の水平運動を可
動子8の上下運動に変換し、可動接点7を上下させ、固
定接点6とON/OFFさせる構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術においては、外ケース1と感震ケース4との間に相対
的な回動力が働いた場合に、軸受部に封入した流体2に
よってダンピング機能を持たせているが、密閉可動構造
にするため、高度な技術と精密な加工装置を必要とし、
コストも高くなる。
【0006】更に、振動に対応したON/OFF信号の
出力接点構造においても、球体の水平運動を上下運動に
変換する可動子8のようなアクチュエータや可動接点7
などを必要とし、部品点数も多く、コストも高くなる。
したがって、この発明が解決しようとする課題は、簡単
な構造で部品点数も少なく、低コストである、感震部の
ダンピング機構及び振動に対応したON/OFF信号の
出力接点構造を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、この発明では、外ケース内の感震ケース上で、
外ケースに固定されている支持部材と、この支持部材に
支点を介して揺動自在に吊持されている感震部と、この
感震部の直上で、支点より上部に、感震部と一体に結合
されているウェイトとを備えている。
【0008】支点を挟んで感震部とウェイトが配置され
ているので、外ケースと感震ケースとの間に相対的な回
動力が働く場合には、外ケースとウェイトとの間には、
それとは逆方向の相対的な回動力が働くので、結果とし
て両者の差の回動力となり、ダンピング機能をもつので
ある。また、球体が導電性を有し、球体の変位に対応し
たON/OFF信号を出力する接点構造が、球体と、こ
の球体の外形から離れた位置に配置され、外部接続端子
に接続されている導電性のバネとから構成され、この球
体をバネに、球体の変位に対応して直接接触させる。
【0009】振動を変位に変換する球体に、導電性を有
する球体を採用することで、球体を接点構造の可動接点
としており、この球体の外形から離れた位置にある導電
性バネを一方の接点としている。この導電性バネは接点
としての機能の他に、導電性を有する球体との接触時間
を延長させ、ON信号を確実に出力するという機能をも
持っている。この機能は、バネの部分が剛体に代われ
ば、球体が瞬時に跳ね返され、接触時間が非常に短くな
り、チャタリングなどの不都合を生ずることを防止する
ために必要なものなのである。
【0010】導電性のバネとしては、いろんな種類のバ
ネが使用できるが、中でもコイルスプリングが最も有効
である。導体球がどちらの方向に変位しても同じように
接触状態を確保するためには、円輪状のバネが必要であ
り、コイルスプリングは、その目的を最も簡単な構造で
実現するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明による感震器の
実施例の構造を示す断面図である。取付容器である外ケ
ース11に固定されている支持ピン18の半円形に曲げられ
た支点Aの位置に、感震ケース14とウェイト20とを一体
に結合している結合・支持板19に開けられた支持孔24
(図2参照)が支持されている。このウェイト20は、こ
の実施例では、感震ケース14の質量の約4/5程度の重
さのものを用いた。支持ピン18と結合・支持板19の組合
せ状態を示す支持部近傍の拡大図を図2に示す。支持孔
24が支持ピン18で支持されている部分は面取りあるいは
R加工を施し、両者の動きをスムーズにしている。
【0012】図3に、この発明による感震器を傾けて取
り付けた場合の、水平保持状態を示す。支持ピン18の半
円形に曲げられた支点Aによって、感震部の水平は図の
ように保たれるのである。なお、実施例では支点部を半
円形としたが、水平保持機能を持たせるためには、U時
形や半楕円形なども同様に有効である。感震ケース14の
内部には、振動により転動する金属製の導体球15が収蔵
され、導体球15の外形より離れた上部及び下部に、上部
コイルスプリング16及び下部コイルスプリング17が取り
付けられている。上部コイルスプリング16は振動のない
状態においても導体球15と接触していてもよい。一方、
下部コイルスプリング17は静止状態では導体球15から離
れた位置になることが必要であり、その大きさや配置が
決められる。
【0013】上下のコイルスプリング16及び17には、そ
れぞれに外部接続端子21a 及び21bからのリード線22a
及び22b が接続されている。導体球15は上下のコイルス
プリング16及び17と接触することで導通状態になること
が必要十分な条件であるから、表面だけ導電性をもつも
の、例えば絶縁物の球の表面に金属層を蒸着するなどの
導電性処理を施したものでも、その機能を果たせること
は言うまでもない。
【0014】この実施例では、上下にコイルスプリング
16及び17を配置する例を上げたが、放射状に配置した板
バネなど、他の構造のバネや、バネと同じ機能を持つ、
別の導電性材料を使うこともできる。内カバー13は、感
震ケース14内に導体球15を収蔵した後、上部コイルスプ
リング16を導体球15に対して所定の位置にセットするた
めの部材であり、感震ケース14の一部を構成するもので
ある。更に、ウェイト20と感震ケース14を一体に結合し
ている結合・支持板19も内カバー13に取り付けられてい
る。
【0015】外カバー12は、感震器の内部を保護するた
めの蓋であり、同時に、その中央部に設けた突起部23に
よって、感震器が転倒しても支持部が外れないにように
作られている。
【0016】
【発明の効果】この発明では、外ケース内の感震ケース
上で、外ケースに固定されている支持部材と、この支持
部材に支点を介して揺動自在に吊持されている感震部
と、この感震部の直上で、支点より上部に、感震部と一
体に結合されているウェイトとを備えているので、支点
Aを挟んで感震部(図1では感震ケース14) とウェイト
20が一体結合配置された構造となっており、外ケース11
と感震ケース14との間に相対的な回動力が働く場合に
は、外ケース11とウェイト20との間にはそれとは逆方向
の相対的な回動力が働くので、結果として両者の差の回
動力となり、ダンピング機能をもつことになる。このダ
ンピング機能によって、感震ケース14の過剰な揺れが防
止される。しかも、ウェイトを取り付けるといった単純
な構造で、ダンピング機能が得られるので、従来技術の
ような、複雑なシール構造や高精度の加工を必要としな
い。
【0017】また、球体が導電性を有し、球体の変位に
対応したON/OFF信号を出力する接点構造が、球体
と、この球体の外形から離れた位置に配置され、外部接
続端子に接続されている導電性のバネ(図1では、上下
のコイルスプリング16及び17)とから構成され、この球
体をバネに、球体の変位に対応して直接接触させるの
で、別にアクチュエータや接点機能を持つ部材を必要と
しない構成となっている。このため、部品点数が少なく
て済み、コストも安くなる。
【0018】更に、球体が接触する部材をバネとするこ
とは、球体との接触時間を延長させ、ON信号を確実に
出力するという機能をも持つことになる。この機能は、
バネの部分が剛体に代われば、導体球が瞬時に跳ね返さ
れ、接触時間が非常に短くなり、チャタリングなどの不
都合を生ずることを防止するために有効であり、重要な
機能なのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による感震器の実施例の構造を示す断
面図
【図2】この発明による感震器の実施例の支持部近傍の
拡大図
【図3】この発明による感震器を傾斜取り付けした場合
の水平保持状態を示す概念図
【図4】従来技術による感震器の構造を示す断面図
【符号の説明】
1,11 外ケース 2 流体 3 吊り下げ軸体 4, 14 感震ケース 5 球体 15 導体球 6 固定接点 7 可動接点 8 可動子 12 外カバー 13 内カバー 16 上部コイルスプリング 17 下部コイルスプリング 18 支持ピン 19 結合・支持板 20 ウェイト 21a, 21b 外部接続端子 22a, 22b リード線 23 突起部 24 支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外ケースと、この外ケース内に揺動可能に
    収容される感震ケースと、この感震ケース内の傾斜面を
    有する円錐状底部に配置される球体と、外部から加えら
    れる振動による球体の変位に対応したON/OFF信号
    を出力する接点機構を備えた感震器において、 前記外ケース内の前記感震ケース上で、外ケースに固定
    されている支持部材と、 この支持部材に支点を介して揺動自在に吊持されている
    感震部と、 この感震部の直上で、支点より上部に、感震部と一体に
    結合されているウェイトと、 を備えていることを特徴とする感震器。
  2. 【請求項2】外ケースと、この外ケース内に揺動可能に
    収容される感震ケースと、この感震ケース内の傾斜面を
    有する円錐状底部に配置される球体と、外部から加えら
    れる振動による球体の変位に対応したON/OFF信号
    を出力する接点機構を備えた感震器において、 前記球体が導電性を有し、球体の変位に対応したON/
    OFF信号を出力する接点構造が、前記球体と、この球
    体の外形から離れた位置に配置され、外部接続端子に接
    続されている導電性のバネとから構成され、この球体を
    前記バネに、球体の変位に対応して直接接触させるこ
    と、 を特徴とする感震器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の感震器において、 前記球体が導電性を有し、球体の変位に対応したON/
    OFF信号を出力する接点構造が、前記球体と、この球
    体の外形から離れた位置に配置され、外部接続端子に接
    続されている導電性のバネとから構成され、この球体を
    前記バネに、球体の変位に対応して直接接触させるこ
    と、 を特徴とする感震器。
  4. 【請求項4】請求項2及び請求項3のいずれかの項に記
    載の感震器において、 導電性のバネがコイルスプリングであることを特徴とす
    る感震器。
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