JPH11233316A - 可変抵抗器 - Google Patents
可変抵抗器Info
- Publication number
- JPH11233316A JPH11233316A JP3280498A JP3280498A JPH11233316A JP H11233316 A JPH11233316 A JP H11233316A JP 3280498 A JP3280498 A JP 3280498A JP 3280498 A JP3280498 A JP 3280498A JP H11233316 A JPH11233316 A JP H11233316A
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Abstract
状部35と第2板状部36が、単に二つ折りにされて重
ね合わされたものであるため、ドライバー溝36aにド
ライバーを挿入して、回転部材34を回転させた時、第
2板状部36の強度が弱く、第2板状部36が曲がった
り、破損するという問題がある。 【解決手段】 本発明の可変抵抗器において、回転部材
4は、連結部7を折り曲げて第1と第2板状部5、6を
対向状態にし、第1板状部5と第2板状部6とを係合部
5eと折り曲げ部6bとによって係合させるようにした
ため、回転部材4を回転した時、折り曲げ部6bと係合
部5eとが係合した状態で回転するため、第2板状部6
の強度が増し、曲がりが少なく、安定した回転で、スム
ースな調整が出来る可変抵抗器を提供できる。
Description
用される半固定型の抵抗器に適用して好適な可変抵抗器
に関する。
づいて説明すると、孔31aを有するセラミック等の絶
縁基板31の一面上には、円弧状に抵抗体32が設けら
れ、その両端部には、銀ペースト等からなる端子部33
が形成されている。また、1枚の金属板からなる回転部
材34は、打ち抜き、折り曲げされて第1板状部35と
第2板状部36とを有し、第1板状部35は、中心部に
孔35aを有し、絞り加工で形成された凸部35bと、
外周部に設けられた摺動子35cとを有し、また、第2
板状部36は、中心部にマイナス状のドライバー溝36
aを有している。そして、第1と第2板状部35、36
は、ストッパー部37を兼ねる連結部38で繋がれ、こ
の連結部38を二つに折り曲げて、第1と第2板状部3
5、36が対向して重ね合わされた状態となっている。
部に絞り加工により形成された軸39aと、折り曲げに
よって形成されたストッパー部39bとを有し、この取
付板39は、絶縁基板31の他面側に配置されて、軸3
9aが絶縁基板31の孔31aに挿通され、ストッパー
部39bが絶縁基板31の側部から上方に突出した状態
で配置されている。そして、第1板状部35の孔35a
に軸39aを挿通し、軸39aの先端をかしめて、軸3
9aに回転部材34を回転可能に取り付けている。そし
て、回転部材34が取り付けられた時、摺動子35cは
抵抗体32上に接触し、ドライバー(図示せず)をドラ
イバー溝36aに挿入して、回転部材34を回転する
と、摺動子35cは抵抗体32上を摺動して抵抗値を可
変すると共に、ストッパー部38がストッパー部39b
にぶつかって、回転部材34の回転が停止するようにな
っている。また、回転部材34の回転範囲は、約250
度程度で、この回転の範囲で抵抗値の可変が行われるも
のである。
回転部材34の第1板状部35と第2板状部36が、単
に二つ折りにされて重ね合わされたものであるため、ド
ライバー溝36aにドライバーを挿入して、回転部材3
4を回転させた時、第2板状部36の強度が弱く、第2
板状部36が曲がったり、破損するという問題がある。
特に、回転部材34の回転がストップした時、第2板状
部36に大きな力がかかり、曲がり、破損を生じるもの
である。また、第2板状部36の回転時、その力は連結
部38を介して第1板状部35に伝えられるが、第1板
状部35は軸39aの先端によりカシメて固定されてい
るので、連結部38にねじれ力が加わり、この連結部3
8の変歪によって第1板状部35への回転伝達が遅れ、
スムースな調整が出来ないと言う問題がある。また、連
結部38をストッパーとして使用しているので、製品の
小型化が図りずらいという問題がある。
の第1の解決手段として、摺動子を設けた第1板状部と
ドライバー用溝を設けた第2板状部を有する1枚の金属
板からなる回転部材を備え、前記第1と第2板状部の何
れか一方には係合部を、また、他方には折り曲げ部を設
け、前記回転部材は前記第1と第2板状部を連結する連
結部を折り曲げて、第1板状部と第2板状部とを対向状
態にすると共に、前記係合部と前記折り曲げ部とを係合
させた構成とした。また、第2の解決手段として、前記
第1、或いは第2板状部の中心部と前記連結部を通る線
の両側に、互いに係合する前記係合部と前記折り曲げ部
を設けた構成とした。また、第3の解決手段として、前
記折り曲げ部を、前記第1、或いは第2板状部の中心部
を通る線と略平行な折り曲げで形成し、該折り曲げ部の
側端面を前記係合部に係合させた構成とした。また、第
4の解決手段として、前記係合部が凹部、或いは孔で形
成され、該凹部内、或いは前記孔内に前記折り曲げ部を
位置させた構成とした。また、第5の解決手段として、
前記回転部材の第1板状部の中央部には、該回転部材の
回転を停止するストッパー部を設けた構成とした。
3に基づいて説明すると、図1〜図7は本発明の可変抵
抗器の一実施例に係り、図1は本発明の可変抵抗器の平
面図、図2は本発明の可変抵抗器の断面図、図3は本発
明の可変抵抗器に係る絶縁基板の平面図、図4は本発明
の可変抵抗器に係る回転部材の展開図、図5は図4にお
ける断面図、図6は本発明の可変抵抗器に係る回転部材
の平面図、図7は図6における断面図、図8〜図13は
本発明の可変抵抗器の他の実施例に係り、図8は本発明
の可変抵抗器の平面図、図9は本発明の可変抵抗器の断
面図、図10は本発明の可変抵抗器に係る回転部材の展
開図、図11は図10における断面図、図12は本発明
の可変抵抗器に係る回転部材の平面図、図13は図12
における断面図である。
を図1〜図7に基づいて説明すると、セラミック等の絶
縁基板1は、その中心部に設けられた孔1aと、窪み部
1bと、窪み部1b内に設けられたストッパー部1cと
を有している。また、絶縁基板1の一面上には、円弧状
に抵抗体2が設けられ、その両端部には、銀ペースト等
で形成された端子部3が形成されている。また、1枚の
金属板からなる回転部材4は、特に図4〜図7に示すよ
うに、打ち抜き、折り曲げされて第1板状部5と第2板
状部6とを有し、第1板状部5は、中心部に孔5aを有
し、絞り加工で形成された凸部5bと、凸部5bに設け
られたストッパー部5cと、外周部に設けられた摺動子
5dと、一対の係合部5eとを有している。また、第2
板状部6は、中心部に設けられた十字状のドライバー溝
6aと、一対の折り曲げ部6bと、外周部に約110度
の範囲にわたって絞り加工により形成された円弧状の折
り曲げ壁6cとを有している。
4、図7に示すように、連結部7で繋がれると共に、一
対の前記係合部5eと一対の前記折り曲げ部6bのそれ
ぞれは、第1と第2板状部5、6の中心部を通る線S1
の両側に位置して形成されている。そして、このような
回転部材4は、図6、図7に示すように、この連結部7
を二つに折り曲げて、第1と第2板状部5、6が対向し
て重ね合わされた状態となっている。この時、第2板状
部6に設けられた一対の折り曲げ部6bの側面は、第1
板状部5の係合部5eに係合した状態となると共に、第
2板状部6の折り曲げ壁6cは、摺動子5dの外周部を
覆うようになっている。そして、このような回転部材4
は、凸部5bを絶縁基板1の窪み部1b内に位置させ
て、絶縁基板1に取り付けられるようになっており、取
り付けられた際は、回転部材4のストッパー部5cが絶
縁基板1のストッパー部1cと係脱可能になると共に、
折り曲げ壁6cが抵抗体2の外周部を、約110度の範
囲で覆うようになる。
に絞り加工により形成された軸8aと、位置決め用の折
り曲げ片8bとを有し、この取付板8は、絶縁基板1の
他面側に配置されて、軸8aが絶縁基板1の孔1aに挿
通され、折り曲げ片8bが絶縁基板1の側部に位置した
状態で配置されている。そして、第1板状部5の孔5a
に軸8aを挿通し、軸8aの先端をかしめて、軸8aに
回転部材4を回転可能に取り付けている。そして、回転
部材4が取り付けられた時、摺動子5dは抵抗体2上に
接触し、ドライバー(図示せず)をドライバー溝6aに
挿入して、回転部材4を回転すると、摺動子5dは抵抗
体2上を摺動して抵抗値を可変すると共に、ストッパー
部5cがストッパー部1cにぶつかって、回転部材4の
回転が停止するようになっている。そして、この第2板
状部6の回転は、連結部7を介すると共に、折り曲げ部
6bが係合部5eに係合し、この係合状態をも介して第
1板状部5を回転するようになっている。また、回転部
材4の回転範囲は、約250度程度で、この回転の範囲
で抵抗値の可変が行われるものである。
の他の実施例を示し、この可変抵抗器の回転部材4は、
第1板状部5に設けた一対の係合部5eは、一部を切り
欠きした凹部で形成し、また、第2板状部6に設けた折
り曲げ部6bは、第1と第2板状部5、6の中心部を通
る線S1と略平行な線S2で折り曲げて形成され、二つ
折りに折り曲げて、第1と第2板状部5、6を対向して
重ね合わせたとき、折り曲げ部6bを凹部の係合部5e
内に位置させたものである。この実施例においては、中
心と連結部を結ぶ線とほぼ直交した一に係合部を設けて
いるので、大きな回転モーメントが加わっても、確実に
両者を結合できる。その他の構成は、前述した実施例と
同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付し
て、その説明は省略する。そして、この実施例における
回転部材4を回転した時、第2板状部6の折り曲げ部6
bの側端面6dが第1板状部5の係合部5eに係合し
て、第1板状部5を押圧するようになるため、折り曲げ
部6bの強度が強く、折り曲げ部6bの曲がりが少なく
なる。
合部5eを、また、第2板状部6に折り曲げ部6bを設
けたもので例示したが、第1板状部に折り曲げ部を設
け、また、第2板状部に係合部を設けても良い。また、
係合部5eは、切り欠きによる凹部の他に、孔を設ける
ものでも良い。また、上記何れの実施例においても、第
1板状部5の中央部にストッパー部5cを設け、製品の
小型化が可能であると共に、このように構成しても、係
合部と折り曲げ部によって、連結部にストレスが加わり
にくい。
4は、連結部7を折り曲げて第1と第2板状部5、6を
対向状態にし、第1板状部5と第2板状部6とを係合部
5eと折り曲げ部6bとによって係合させるようにした
ため、回転部材4を回転した時、折り曲げ部6bと係合
部5eとが係合した状態で回転するため、第2板状部6
の強度が増し、曲がりが少なく、また、連結部7へのス
トレスが加わりにくいので、安定した回転で、スムース
な調整が出来る可変抵抗器を提供できる。また、第1と
第2板状部5、6の中心部を通る線S1の両側に、互い
に係合する係合部5eと折り曲げ部6bとを設けたた
め、時計方向と反時計方向の両回転時において、それぞ
れ係合状態が働き、第2板状部6の強度が増す上に、曲
がりが少なく、安定した回転で、スムースな調整が出来
る可変抵抗器を提供できる。
S1と略平行な線S2で折り曲げ形成したため、回転
時、折り曲げ部6bの側端面6dが係合部5eに係合し
て、折り曲げ部6bの強度が増大し、第2板状部6の曲
がり、破損の極めて少ない可変抵抗器を提供できる。ま
た、係合部5eを、凹部、或いは孔で形成するため、そ
の構成が簡単で、しかも、折り曲げ部6bの両側面に位
置した係合部5eを容易に形成でき、小型で、安価な可
変抵抗器を提供できる。また、回転部材4の第1板状部
5の中心部にストッパー部5cを設けて、小型化が可能
であると共に、ストップ時において、回転部材4に大き
な力がかかっても、連結部7の破損、第2板状部6の曲
がり、破損の少ない可変抵抗器を提供できる。
の平面図。
の展開図。
の平面図。
図。
図。
部材の展開図。
部材の平面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 摺動子を設けた第1板状部とドライバー
用溝を設けた第2板状部を有する1枚の金属板からなる
回転部材を備え、前記第1と第2板状部の何れか一方に
は係合部を、また、他方には折り曲げ部を設け、前記回
転部材は前記第1と第2板状部を連結する連結部を折り
曲げて、第1板状部と第2板状部とを対向状態にすると
共に、前記係合部と前記折り曲げ部とを係合させたこと
を特徴とする可変抵抗器。 - 【請求項2】 前記第1、或いは第2板状部の中心部と
前記連結部を通る線の両側に、互いに係合する前記係合
部と前記折り曲げ部を設けたことを特徴とする請求項1
記載の可変抵抗器。 - 【請求項3】 前記折り曲げ部を、前記第1、或いは第
2板状部の中心部を通る線と略平行な折り曲げで形成
し、該折り曲げ部の側端面を前記係合部に係合させたこ
とを特徴とする請求項1、又は2記載の可変抵抗器。 - 【請求項4】 前記係合部が凹部、或いは孔で形成さ
れ、該凹部内、或いは前記孔内に前記折り曲げ部を位置
させたことを特徴とする請求項3記載の可変抵抗器。 - 【請求項5】 前記回転部材の第1板状部の中央部に
は、該回転部材の回転を停止するストッパー部を設けた
ことを特徴とする請求項1、又は2、又は3、又は4記
載の可変抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3280498A JPH11233316A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3280498A JPH11233316A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 可変抵抗器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11233316A true JPH11233316A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12369037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3280498A Pending JPH11233316A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11233316A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077714A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-14 | Hokuriku Electric Ind Co Ltd | 表面実装型可変抵抗器及びスライダ |
US7015788B2 (en) | 2004-03-10 | 2006-03-21 | Rohm Co., Ltd. | Variable electronic component |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP3280498A patent/JPH11233316A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077714A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-14 | Hokuriku Electric Ind Co Ltd | 表面実装型可変抵抗器及びスライダ |
US7015788B2 (en) | 2004-03-10 | 2006-03-21 | Rohm Co., Ltd. | Variable electronic component |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040914 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041112 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050322 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050516 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050609 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20060120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |